JPH08121460A - 軸部材 - Google Patents

軸部材

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Publication number
JPH08121460A
JPH08121460A JP27721694A JP27721694A JPH08121460A JP H08121460 A JPH08121460 A JP H08121460A JP 27721694 A JP27721694 A JP 27721694A JP 27721694 A JP27721694 A JP 27721694A JP H08121460 A JPH08121460 A JP H08121460A
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JP
Japan
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rotating body
shaft
pair
protrusion
guide
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Application number
JP27721694A
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English (en)
Inventor
Kyosuke Iimura
恭右 飯村
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TOKYO KOSAKUSHO KK
Original Assignee
TOKYO KOSAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種収納家具などの天板、底板等に対して、
扉板などの回転・回動部材を回転・回動可能に軸支させ
ると共に、この軸支位置を必要に応じて適宜容易に調整
可能とする。 【構成】 軸穴12を偏心位置に備える回転体10と、
回転体10を、回転体10の径とほぼ等しい間隔を開け
て設けられた一対のガイド壁21a、21a間に回転可
能に収める本体20とを備える。本体20の前記一対の
ガイド壁21a、21a間には、前記軸穴12の軸線上
に位置するように回転体10設けられた突起11を摺動
自在に収め入れる。ガイド壁21aに略直交する方向に
向けて長溝状のガイド溝21dが設けられている。一対
のガイド壁21a、21aは、回転体10がガイド溝2
1dの長さ方向ほぼ中程に前記突起11を位置させる際
に、該回転体10に対して両側よりその壁面をそれぞれ
接しさせる長さに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種収納家具などの
天板、底板などの基板に内蔵されて、該収納家具などに
回転自在に備えられる扉板などを軸支する軸部材に関
し、より詳細には、該軸支位置を必要に応じて調整可能
な構造を備えた軸部材に関する。
【0002】
【従来の技術】各種収納家具、例えば図10に示される
テレビキャビネットなどにおいては、該キャビネットの
開口部が該キャビネットの天板および底板に対して軸支
されたガラス製一対の扉板P’、P’により開閉可能と
されている。
【0003】そして、この扉板P’、P’などの前記軸
支は、通例、該扉板P’、P’に設けられた軸Jを収め
入れる軸穴を前記天板、底板に直接設けたり、あるい
は、該軸穴を備える筒状の軸受具を該天板などに内蔵さ
せて、この軸穴に軸Jを収め入れてなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、該一対の扉板
P’、P’の前記軸支位置が不適切であると、該扉板
P’、P’を閉じた際に該扉板P’、P’間に隙間を生
じさせたり、また、前記キャビネットの開口部上縁略中
央に設けられたキャッチャーCに吸着プレートMを適切
に吸着させることができなくなる。
【0005】しかし、従来は、こうした扉板P’などの
前記軸支位置の事後的な調整手段が充分に講じられてき
ておらず、特に、キャビネットの完成が購入者に委ねら
れる組み立て式のキャビネットなどにあっては、組み立
て前に生じる天板、底板などの寸法の狂いなどにより、
該天板などに設けられた軸穴に扉板P’などに設けられ
た軸を差し入れただけでは、該扉板P’などを適切に組
み付けることができない事態が往々にして生じ易く、ま
た、前記購入者にあってはこうした事態を是正し難いこ
とから、前記軸支位置の調整を容易になしうる調整手段
の提供が強く望まれていた。
【0006】また、この種のキャビネットなどにおける
扉板P’などは、通例、天板および底板と、側板との接
合部近傍にある天板、底板に設けられている軸穴に軸J
を差し入れて軸支されていることから、この接合部近傍
のような狭いコーナー部においても容易に前記軸支位置
の調整がなしうるような前記調整手段が望まれていた。
【0007】そこでこの発明は、各種収納家具などの天
板、底板等に対して、該収納家具などの扉板などの回転
・回動部材を回転・回動可能に軸支させると共に、この
軸支位置を必要に応じて適宜容易に調整可能な軸部材の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明では軸部材A、Bを、水平断面を略円形状
とすると共に、軸穴又は軸突起を偏心位置に備える回転
体10と、この回転体10を、該回転体10の径とほぼ
等しい間隔を開けて設けられた一対のガイド壁21a、
21a・21’a、21’a間に回転可能に収める本体
20とを備えると共に、前記本体20の前記一対のガイ
ド壁21a、21a・21a’、21a’間には、前記
軸穴又は軸突起の軸線上に位置するように前記回転体1
0設けられた突起11を摺動自在に収め入れると共に、
該ガイド壁21a、21’aに略直交する方向に向けて
長溝状のガイド溝21d、21’dが設けられており、
前記一対のガイド壁21a、21a・21’a、21’
aは、前記回転体10が前記ガイド溝21d、21’d
の長さ方向ほぼ中程に前記突起11を位置させる際に、
該回転体10に対して両側よりその壁面をそれぞれ接し
させる長さに形成されている構造のものとした。
【0009】
【作用】この発明に係る軸部材A、Bは、水平断面を略
円形状とすると共に、軸穴又は軸突起を偏心位置に備え
る回転体10と、この回転体10を、該回転体10の径
とほぼ等しい間隔を開けて設けられた一対のガイド壁2
1a、21a・21’a、21’a間に回転可能に収め
る本体20とを備えると共に、前記本体20の前記一対
のガイド壁21a、21a・21’a、21’a間に
は、前記軸穴又は軸突起の軸線上に位置するように設け
られた突起11を摺動自在に収め入れると共に、該ガイ
ド壁21a、21’aに略直交する方向に向けて長溝状
のガイド溝21d、21’dが設けられており、前記一
対のガイド壁21a、21a・21’a、21’aは、
前記回転体10が前記ガイド溝21d、21’dの長さ
方向ほぼ中程に前記突起11を位置させる際に、該回転
体10に対して両側よりその壁面をそれぞれ接しさせる
長さに形成されているので、回転体10をその両側で前
記一対のガイド壁21a、21a・21’a、21’a
にそれぞれ接しさせながら回転させることにより、前記
ガイド溝21d、21’dに沿って前記突起11を摺動
させることができ、これにより該ガイド溝21d、2
1’dの延設方向に向けて前記軸穴又は軸突起を移動さ
せることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る軸部材の典型的な実施
例を、図1ないし図9に基いて説明する。
【0011】なお、図1および図2は、第1の実施例に
係る軸部材Aの全体構成を理解し易いように、該軸部材
Aの各構成部品を分解して示しており、ここに図1では
各構成部品を上側から、また、図2では各構成部品を下
側から見た状態で示している。
【0012】また、図3は、第1の実施例に係る軸部材
Aの使用状態を示しており、同図ではキャビネットなど
の底板Pに開設した取付穴H内に軸部材Aを収め入れ、
組み付けた状態で、この実施例では、扉板P’の下端部
に設けた軸Jを軸部材Aの軸穴12内に挿し入れ、該扉
板P’を回動可能に取り付けた状態を示している。
【0013】また、図4ないし図6は、実施例に係る軸
部材Aの本体20に対する回転体10の回転動作の各態
様を、該軸部材Aの上側から見た状態で示している。
【0014】また、図7ないし図9は、第2の実施例に
係る軸部材Bの本体20に対する回転体10の回転動作
の各態様を、該軸部材Bの上側から見た状態で示してい
る。
【0015】先ず、第1の実施例に係る軸部材Aについ
て、図1ないし図6に基いて説明する。
【0016】図1および図2に示めされるように、第1
実施例に係る軸部材Aは、有底筒状の本体20と、この
本体20の収納穴21内に回転可能に収められる略円柱
状の回転体10とを主体に構成されている。
【0017】前記略円柱状をなす回転体10は、その下
端面10’に、略円柱状の突起11を立設させており、
この突起11は該回転体10の軸心10aに対して偏心
した位置に設けられている。
【0018】また、該回転体10の上端面10”には、
前記略円柱状をなす突起11の軸心と略同心をなす軸穴
12が形成されている。
【0019】一方、この回転体10が回転可能に収めら
れる前記本体20の収納穴21は、該回転体10の径L
とほぼ等しい間隔L’を開けて設けられると共に、略直
線状の壁面を有する一対のガイド壁21a、21aと、
この一対のガイド壁21a、21a間に亘って設けられ
ると共に、弧状の壁面を有する一対の湾曲壁部21
c’、21c”とを備えている。
【0020】また、該収納穴21の穴底21bには、前
記一対のガイド壁21a、21a間に亘るように、本体
20の底20’に連通される長溝状のガイド溝21dが
透設されている。
【0021】そして、前記回転体10は、図3に示され
るように、前記突起11をこのガイド溝21dに収め入
れた状態で、前記本体20の収納穴21内に収め入れら
れる。
【0022】ここで、第一実施例に係る軸部材Aにおい
ては、図5に示されるように、この回転体10が前記ガ
イド溝21dの長さ方向略中程に前記突起11を位置さ
せる際に、この回転体10の両側より前記直線状の壁面
を有する一対のガイド壁21a、21aがそれぞれ接す
る長さに、該ガイド壁21a、21aを形成している。
【0023】また、前記直線状の壁面を有する一対のガ
イド壁21a、21a間に形成されている一対の湾曲壁
部21c’,21c”は、この実施例では、いずれも前
記回転体10の円弧と略等しい弧状の壁面を有するよう
に湾曲されている。また、一方の湾曲壁部21c’と前
記ガイド溝21dの長さ方向に亘る一方の溝縁との間に
おける最大の間隔M−1が、前記回転体10の偏心位置
に設けられている突起11と、この突起11の前記偏心
設置位置側と反対の側にある該回転体10の縁との間の
寸法m−1と略同一の寸法となるように構成されてい
る。これに対して、他方の湾曲溝部21c’と前記ガイ
ド溝21dの長さ方向に亘る溝縁との間の最大の寸法M
−2は、前記回転体10の偏心位置にある突起11と、
この突起11偏心設置位置側と反対の側にある該回転体
10の縁との間の寸法m−1より小さい寸法とされてい
る。
【0024】従って、図4に示されるように、回転体1
0が、前記突起11偏心設置位置側にある側面を前記ガ
イド壁21a、21aの一方に、また該突起11の偏心
設置位置側と反対の側にある側面を前記ガイド壁21
a、21aの他方にそれぞれ接しさせると共に、ガイド
溝21dの一方の溝端(図4における左側)に前記突起
11を位置させている位置では、回転体10は反時計方
向には回転させることができず、時計方向にのみ回転さ
せることができる。また、該回転体10はこの時計方向
への回転に伴って、前記一対のガイド壁21a、21a
に対して、両側でそれぞれ接して、前記突起11を他方
の溝端(図4における右側)に向けて移動させる。
【0025】そして、図5に示されるように、前記のよ
うに時計方向に回転される回転体10は、前記湾曲壁部
21c”の壁面に、前記突起11の偏心設置位置側と反
対の側にある側面を沿わせながら、さらに該時計方向に
回転されることにより、図6に示されるように、前記突
起11の偏心設置位置側にある側面を前記ガイド壁21
a、21aの一方に、また、該突起11の偏心設置位置
側と反対の側にある側面を前記ガイド壁21a、21a
の他方にそれぞれ接しさせながら、ガイド溝21dの他
方の溝端(図6における右側)まで前記突起11を移動
されるが、該回転体10は、この突起11が該他方の溝
端に至った後はそれ以上時計方向に回転させることはで
きない。したがって、このように突起11を他方の溝端
に至らせる位置まで回転された回転体10はこの位置か
らは反時計方向へのみ回転させることができ、また、該
回転体10は、この反時計方向への回転に伴って、前記
一対のガイド壁21a、21aに対して両側でそれぞれ
接して、前記突起11を一方の溝端(図6における左
側)に向けて移動させる。
【0026】すなわち、第1の実施例に係る軸部材Aで
は、回転体10を本体20の収納穴21内で略180度
回転させることのできる構成とされている。
【0027】なお、図7ないし図9に示される第2の実
施例に係る軸部材Bにおいては、本体20に、前記第1
の実施例に係る軸部材Aの収納穴21に対して、その形
状を若干異ならせる収納穴21’を備えさせている。
【0028】すなわち、第2の実施例に係る軸部材Bに
おいては、略直線状の壁面を有する一対のガイド壁2
1’a、21’aの間隔を前記回転体10の直径と略同
寸法とすると共に該ガイド壁21’a、21’a間に形
成されている一対の湾曲壁部21’c’、21’c”を
いずれも前記回転体10の円弧と略等しい弧状の壁面を
有するように湾曲させている。そして、前記ガイド溝2
1’dの長さ方向に亘る一方の溝縁と一方の湾曲壁部2
1’c’間の最大の間隔M−1および他方の溝縁と他方
の湾曲壁部21’c’間の最大の間隔M−2が、いずれ
も、前記回転体10の偏心位置にある突起11と、この
突起11の偏心設置位置側と反対の側にある該回転体1
0の縁との間の寸法m−1と略同一の寸法とされてい
る。
【0029】従って、図7に示されるように、回転体1
0が前記突起11の偏心設置位置側にある側面を前記ガ
イド壁21’a、21’aの一方に、また、該突起11
の偏心設置位置側と反対の側にある側面を前記ガイド壁
21’a、21’aの他方にそれぞれ接しさせると共
に、ガイド溝21’dの一方の溝端(図7における左
側)に前記突起を位置させている位置では、回転体10
は時計方向、反時計方向のいずれの方向にも回転させる
ことができる。また、該回転体10は、この回転に伴っ
て、前記一対のガイド壁21’a、21’aに対して両
側でそれぞれ接して、前記突起11を他方の溝端(図7
における右側)に向けて移動させる。
【0030】そして、この回転体10を時計回りに回転
させていった場合、図8に示されるように、回転体10
は、前記湾曲壁部21’c’の壁面に(反時計回りに回
転させていった場合は前記湾曲壁21’c”の壁面
に)、前記突起11の偏心設置位置側と反対の側にある
側面を沿わせながら、さらに回転されることにより、図
9に示されるように、前記突起11の偏心設置位置側に
ある側面を前記ガイド壁21’a、21’aの一方に、
また、該突起11の偏心設置位置側と反対の側にある側
面を前記ガイド壁21’a、21’aの他方にそれぞれ
接しさせると共に、前記突起11をガイド溝21’dの
他方の溝端(図9における右側)側に移動させる。ま
た、該回転体10は前記突起11をガイド溝21’dの
他方の溝端に位置させる位置まで回転された後、さら
に、時計方向または反時計方向がいずれも向きにも回転
させることができる。
【0031】すなわち、第2の実施例に係る軸部材Bで
は、回転体10を本体20の収納穴21内で360度回
転させることのできる構成とされている。
【0032】以上に説明した第1、第2の実施例に係る
軸部材A及びBでは、前記回転体10の回転に伴って、
前記ガイド溝21d、21’d内に収め入れられた突起
11をガイド溝21d、21’dに沿って移動させるこ
とができ、ここで、前記のように回転体10の上端面1
0”には、突起11と同軸の軸穴12が開設されている
ことから、この軸穴12もまた前記ガイド溝21d、2
1’dの延設方向に沿って移動させることができる。
【0033】なお、以上に説明した実施例では、回転体
10の上側には、該回転体10の上端面10”開設され
ている前記軸穴12に連通される穴を備えた円盤状の操
作摘み13が一体に設けらている。この操作摘み13は
両側縁に該操作摘み13のグリップ感を高めるための凹
部13c、13cを備えると共に、下面には、該操作摘
み13の弧に沿って、第1の実施例に係る軸部材Aでは
略180度分、また第2の実施例に係る軸部材Bでは3
60度分該操作摘み13の中心に向けられた複数の溝に
よって区分された複数の突部によって形成されるギア1
3aを備えている。
【0034】一方、前記本体20の収納穴21、21’
の穴縁には、該穴縁を巡るように外向きの鍔20aが設
けられており、この鍔20aの上面には前記ギア13a
と噛み合う爪20a’が突設されている。
【0035】従って、前記のように本体20の収納穴2
1、21’内で回転される回転体10は、適宣の回転中
止位置で、前記ギア13aと前記爪20a’との噛み合
いにより、仮止めさせることができ、これにより特に前
記ガイド溝21d、21’dに沿った軸穴12の移動を
微妙に調整することができる構成とされている。
【0036】また、この実施例では、図3に示されるよ
うに(第2の実施例に係る軸部材Bについては図示は省
略する。)、前記本体20の底20’側より前記ガイド
溝21d、21’d内に挿し入れられている前記回転体
10の突起11の先端部に形成されたねじ穴11aにね
じ30を螺装させると共に、このねじ30と本体20の
底20’との間に圧縮コイルばね31およびワッシャー
32を介装させることにより、該ばね31の弾性により
回転体10を本体20の収納穴21、21’内で回転可
能な状態に保ちながら、該収納穴21、21’内から抜
け出さないようにガタ付きなく組み付けている。
【0037】以上に説明した軸部材A、Bは、図3に示
されるように、例えば各種収納家具などの天板や底板の
などの基板Pに対して回動自在に扉板P’を組み付けら
れるように、基板Pに設けられた取付穴H内に本体20
を底20’側から該取付穴H内より前記回転体10の操
作摘み13が外方に突き出されるように嵌め込み、回転
体10に設けられた軸穴12内に前記扉板P’の下端部
などに設けられた軸Jを挿し入れて用いられる。
【0038】そして、扉板P’の前記軸穴12による軸
支位置を調整したい場合には、前記回転体10の操作摘
み13を把持などして該回転体10を本体20の収納穴
21、21’内で回転させ、前記軸穴12の位置を適宣
移動させることにより、容易に行うことができる。
【0039】例えば、図10に示されるようなキャビネ
ットにおいて、該キャビネットの天板、底板に前記軸部
材A、Bを内蔵させて、該キャビネットの開口を塞ぐ一
対の扉板P’の軸Jをそれぞれ前記軸部材A、Bにより
軸支しておくことにより、該軸支位置を該キャビネット
の左右方向あるいは前後方向に向けて調整することがで
き、この調整により、前記一対の扉板P’、P’間に閉
じ合わせ時に隙間が生じないように、あるいは、前記キ
ャビネットの開口部上縁略中央部に設けられたキャッチ
ャーCに適切にプレートMなどを吸着させるようにする
ことができる。
【0040】なお、以上に説明した軸部材A、Bでは、
前記本体20の外周面に前記基板Pの取付穴Hに嵌め込
まれた該本体20の抜け止めを防止するなどの目的で、
複数の抜け止め突条20b、20bが形成してある。
【0041】また、以上に説明した軸部材A、Bでは、
回転体10に軸穴12を形成させた構成としているが、
該回転体10の軸穴12の設けられている位置に適宣の
軸突起を設けて、この軸突起を前記扉板P’などに設け
られた軸穴に挿し入れて、該扉板P’などの軸支位置を
調整可能に該扉板P’を軸支させる構成としても良い。
【0042】
【発明の効果】この発明に係る軸部材A、Bは、回転体
10をその両側で前記一対のガイド壁21a、21a・
21’a、21’aにそれぞれ接しさせながら回転させ
ることにより、前記ガイド溝21d、21’dに沿って
前記突起11を摺動させることができ、これにより該ガ
イド溝21d、21’dの延設方向に向けて前記軸穴又
は軸突起を移動できるので、各種収納家具などの天板、
底板などに内蔵させると共に、該収納家具の扉板P’な
どに設けた軸Jなどを前記軸穴に挿し入れて軸支した状
態で、この軸支位置を前記回転体10を回転させること
で容易に直線的に移動調整させることができる。
【0043】また、回転体10の回転によってのみ、前
記軸支位置は移動させることから、この軸支位置の移動
調整に何らの調整スペースを必要とせず、例えば、天板
および底板と、側板との接合部近傍のように、狭く、ま
た手などが届きにくい筒所にこの軸部材A、Bを内蔵し
た場合にも、該回転体10に触れて該回転体10を回転
操作するだけで、支障なく前記軸支位置の移動調整を行
うことができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸部材Aの分解斜視図である。
【図2】軸部材Aの分解斜視図である。
【図3】軸部材Aの使用状態を示す側断面図である。
【図4】軸部材Aの平面図である。
【図5】軸部材Aの平面図である。
【図6】軸部材Aの平面図である。
【図7】軸部材Bの平面図である。
【図8】軸部材Bの平面図である。
【図9】軸部材Bの平面図である。
【図10】キャビネットの斜視図である。
【符号の説明】
10 回転体 11 突起 12 軸穴 20 本体 21 収納穴 21’ 収納穴 21a ガイド壁 21’a ガイド壁 21d ガイド溝 21’d ガイド溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平断面を略円形状とすると共に、軸穴
    又は軸突起を偏心位置に備える回転体と、この回転体
    を、該回転体の径とほぼ等しい間隔を開けて設けられた
    一対のガイド壁間に回転可能に収める本体とを備えると
    共に、 前記本体の前記一対のガイド壁間には、前記軸穴又は軸
    突起の軸線上に位置するように前記回転体に設けられた
    突起を摺動自在に収め入れると共に、該ガイド壁に略直
    交する方向に向けて長溝状のガイド溝が設けられてお
    り、 前記一対のガイド壁は、前記回転体が前記ガイド溝の長
    さ方向ほぼ中程に前記突起を位置させる際に、該回転体
    に対して両側よりその壁面をそれぞれ接しさせる長さに
    形成されていることを特徴とする軸部材。
JP27721694A 1994-10-18 1994-10-18 軸部材 Pending JPH08121460A (ja)

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JP27721694A JPH08121460A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 軸部材

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JP27721694A JPH08121460A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 軸部材

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JP27721694A Pending JPH08121460A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 軸部材

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JP (1) JPH08121460A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121442A (ja) * 2010-02-04 2010-06-03 Matsuda Tategu Seisakusho:Kk 扉の建付け金具
JP2012057380A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ykk Ap株式会社 建具
WO2019075897A1 (zh) * 2017-10-16 2019-04-25 歌尔科技有限公司 一种半自动转轴组件

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