JPH10286007A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JPH10286007A
JPH10286007A JP9693897A JP9693897A JPH10286007A JP H10286007 A JPH10286007 A JP H10286007A JP 9693897 A JP9693897 A JP 9693897A JP 9693897 A JP9693897 A JP 9693897A JP H10286007 A JPH10286007 A JP H10286007A
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lever
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seedling planting
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石田  伊佐男
Takeyuki Ouchi
建之 大内
Mitsutaka Izumi
満孝 和泉
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圃場の畦際での機体の旋回完了後、圃場の枕
地を取るべく旋回後の次行程の苗植付の開始位置まで植
付クラッチを切り状態で且つ苗植付部を下降させた状態
で走行するようなときなどに、機体の走行速度が旋回時
の減速状態から自動的に増速されないと、作業能率の低
下を招いたり、オペレ−タが旋回時の減速状態を解除す
る解除操作を行う必要が生じたりすることを防ぐ。 【解決手段】 旋回完了時のフィンガアップレバ−によ
る苗植付部の下降操作の少なくとも所定時間後に走行速
度が減速状態から増速されるように変速制御部77aに
より無段変速装置の電動モ−タ71が制御されるように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗移植機の機体
の旋回時及び旋回の前後における機体の走行速度の制御
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−46618号公報に示される
ように、圃場の畦際での機体の旋回時にオペレ−タの操
作性を向上するべく、苗植付部の駆動の入切を行う植付
クラッチの切状態となる苗植付部が上昇された状態にお
いて走行速度が自動的に減速され、前記植付クラッチが
入となると走行速度が元の設定速度まで自動的に増速さ
れるように制御する制御手段が設けられた苗移植機があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の苗移植
機においては、植付クラッチが入となると走行速度が元
の設定速度まで増速されるものであるから、圃場の畦際
での機体の旋回完了後、圃場の枕地を取るべく旋回後の
次行程の苗植付の開始位置まで植付クラッチを切り状態
で且つ苗植付部を下降させた状態で走行することや、圃
場内で最後に苗を植え付けて圃場の出入口から機体を脱
出するための圃場の枕地部分等を植付クラッチを切り状
態で且つ苗植付部を下降させた状態で走行することがあ
る。このとき、圃場の畦際での機体の旋回後、植付クラ
ッチを入にしないので機体の走行速度が旋回時の減速状
態から増速されないこととなり、作業能率の低下を招い
たり、オペレ−タが格別に旋回時の減速状態を解除する
解除操作を行う必要が生じたりすることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、走行車
体2に昇降可能に装着された苗植付部3の下降作業状態
で該苗植付部3を駆動して苗を植え付けるように設けら
れ、機体の旋回時に前記走行車体2の走行速度が旋回前
の走行速度に対して減速されるように制御される苗移植
機1において、前記苗植付部3を下降させる下降操作の
少なくとも所定時間後には前記走行車体2の走行速度が
機体の旋回時の減速状態から増速されるように制御する
制御手段が設けられていることを特徴とする苗移植機と
した。
【0005】
【作用】本発明の苗移植機は、走行車体の走行に伴って
苗植付部を下降させた状態で苗植付部を駆動することに
より圃場に苗を植え付けていく。そして、圃場の畦際に
機体が達したとき、前記苗植付部の駆動を切にすると共
に苗植付部を上昇させて機体の旋回が行われ、機体の旋
回の終了時又はその前後に苗植付部を下降させ且つ苗植
付部の駆動を入にして次行程の苗の植付作業が行われ
る。この機体の旋回時に、制御手段により前記走行車体
の走行速度が旋回前の走行速度に対して減速されるよう
に制御される。そして、機体の旋回の終了時又はその前
後に苗植付部を下降させるべく下降操作が為された少な
くとも所定時間後に、制御手段により前記走行車体の走
行速度が旋回時の減速状態から増速されるように制御さ
れる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明の苗移植機は、苗植付部
の下降操作の少なくとも所定時間後に旋回時の機体の走
行速度の自動減速状態から自動的に増速されるように構
成したので、旋回後、苗植付部が非駆動状態であっても
機体の走行速度が自動的に増速されることとなり、作業
能率の低下や旋回時の減速状態を解除する解除操作によ
る操作性の悪化を招いたりすることを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づき説明する。図1は、苗移植機の一例である乗用型
田植機1を示したものである。この乗用型田植機1は、
主として走行車体2と6条植えの苗植付部3とで構成さ
れる。走行車体2の前後左右略中央に駆動源であるエン
ジン4が備えられ、このエンジン4からの動力によりエ
ンジン出力ベルト5を介して2連プ−リ6と一体回転す
る中継軸7を駆動する。この中継軸7には油圧ポンプ8
が設けられており、この油圧ポンプ8はエンジン4の駆
動に伴って駆動されるようになっている。また、前記2
連プ−リ6の他側となる駆動プ−リ9から伝動ベルト1
0を介して主ミッションケ−ス11の入力軸11aと一
体回転する従動プ−リ12を駆動することにより、主ミ
ッションケ−ス内に動力が伝達される構成となってい
る。尚、前記駆動プ−リ9及び前記従動プ−リ12は割
りプ−リで構成されて、該駆動プ−リ9、該従動プ−リ
12及び前記伝動ベルト10はこれらのプ−リ9,12
の割り幅を変更して主ミッションケ−ス内への伝動の伝
達比を無段変速するベルト式の無段変速装置13となっ
ている。そして、主ミッションケ−ス内の動力により、
該主ミッションケ−ス11の左右両端部に突出した前輪
駆動軸14,14の駆動で左右の前輪15,15が駆動
回転されると共に、主ミッションケ−ス11から左右そ
れぞれの後輪伝動軸16,16を介して左右の後輪伝動
ケ−ス17,17内に伝動され該後輪伝動ケ−ス17,
17に設けられた後輪駆動軸18,18の駆動で左右の
後輪19,19が駆動されるようになっている。従っ
て、走行車体2は、前記前輪15,15及び後輪19,
19が駆動されて走行する構成となっている。また、前
記主ミッションケ−ス11からの動力が、前記エンジン
4の右側方を通過するように設けられた植付伝動軸20
により苗植付部3へ動力が伝達されるようになってい
る。尚、前記植付伝動軸20の中途部には植付クラッチ
ケ−ス21が設けられ、この植付クラッチケ−ス内に
は、苗植付部3の駆動の入切を行う植付クラッチ(図示
せず)が設けられている。
【0008】また、この走行車体2の後部には、昇降リ
ンク機構22が枢支されている。この昇降リンク機構2
2は、1本の上リンク22aと平面視左右方向において
前記上リンク22aを挟むように配設された2本の下リ
ンク22b,22bとで構成される。苗植付部3は、前
記昇降リンク機構22の後端部に設けられた縦リンク2
2cを介して走行車体2の後側に装着された構成となっ
ている。前記苗植付部3は、油圧ポンプ8からの油圧に
より油圧切替バルブ23を介して作動する油圧昇降シリ
ンダ24の伸縮により、前記昇降リンク機構22が上下
に回動することによって昇降するように設けられてい
る。尚、前記油圧切替バルブ24は、操縦席25の右側
に設けられた主制御ボックス26内の主制御部26aか
らの出力信号により切替作動するようになっている。
【0009】走行車体2には、前記操縦席25の前側に
ステアリングハンドル27が設けられている。該ステア
リングハンドル27の右側には、前記無段変速装置13
の変速操作が行える副変速レバ−28が設けられてい
る。また、前記ステアリングハンドル27の左側には主
変速レバ−29が設けられ、この主変速レバ−29の操
作により主ミッションケ−ス11内のギヤの噛み合いを
切り替えて機体の車速を「路上走行速」、「植付作業
速」及び「後進速」に切り替えられるようになってい
る。ステアリングハンドル27の下方には前記エンジン
4の回転数を調節できるスロットルレバ−30が設けら
れ、該レバ−30を前後方向に操作してエンジン4の回
転数を調節できるようになっている。
【0010】操縦席25の右側には植付ポジションレバ
−31が設けられており、この植付ポジションレバ−3
1により植付クラッチケ−ス21内の植付クラッチの操
作による苗植付部3の駆動の入切や昇降リンク機構22
の昇降位置を操作するようになっている。前記植付ポジ
ションレバ−31には該レバ−位置を検出する植付ポジ
ションレバ−センサ31aが設けられており、この植付
ポジションレバ−センサ31aからの信号が入力される
主制御部26aの出力信号により油圧切替バルブ24や
植付クラッチを操作する植付クラッチモ−タ32が作動
するようになっている。
【0011】また、ステアリングハンドル27の近傍に
はフィンガアップレバ−33が設けられ、このフィンガ
アップレバ−33の操作により前記植付ポジションレバ
−31の操作位置に拘らず強制的に苗植付部3の駆動の
入切や昇降リンク機構22の昇降操作が行なえるように
なっている。前記フィンガアップレバ−33は、自動的
に中立位置に復帰するような構成となっている。そし
て、苗植付部3が上昇状態で前記フィンガアップレバ−
33を下方向に操作すると苗植付部3が下降され、再度
下方向に操作すると苗植付部3の駆動が入になる。その
後、フィンガアップレバ−33を下方向に操作すると苗
植付部3の駆動が切になり、その状態で上方向に操作す
ると苗植付部3が上昇される。尚、苗植付部3が下降及
び苗植付部3の駆動が入の状態でフィンガアップレバ−
33を上方向に操作しても、苗植付部3の駆動の切と共
に苗植付部3の上昇が行われる。これにより、頻繁に行
う圃場内の畦際の機体の旋回時における苗植付部3の駆
動の入切や苗植付部3の昇降操作が、ステアリングハン
ドル27近傍の前記フィンガアップレバ−33により容
易に行えるようになっている。前記フィンガアップレバ
−33には該レバ−33の操作を検出するフィンガアッ
プレバ−センサ33aが設けられ、このフィンガアップ
レバ−センサ33aの信号が入力される主制御部26a
の出力信号により油圧切替バルブ24や植付クラッチを
操作する植付クラッチモ−タ32が作動するようになっ
ている。
【0012】操縦席25の左側には下降ロックレバ−3
4が設けられ、この下降ロックレバ−34の操作により
前記植付ポジションレバ−31の操作位置及び前記フィ
ンガアップレバ−33の操作に拘らず昇降リンク機構2
2の下降を規制するようになっている。前記ステアリン
グハンドル27の下方の左側には主クラッチペダル35
が設けられ、この主クラッチペダル35の踏み込み操作
により主ミッションケ−ス11内の主クラッチ(図示せ
ず)を操作して走行車輪15,15,19,19及び苗
植付部3への動力を断つようになっている。また、ステ
アリングハンドル27の下方の右側には、左右の後輪1
9,19をそれぞれ制動するためのブレ−キペダル3
6,36が設けられている。
【0013】苗植付部3は、主として苗載置台41と植
付伝動部42と6条分の苗植付装置43…とからなり、
前記植付クラッチケ−ス21からの動力が植付伝動軸2
0を介して前記植付伝動部42の植付伝動ケ−ス42a
内に入力され作動する構成となっている。また、苗植付
部3の下部には中央部にセンタ−フロ−ト44及び両側
部にサイドフロ−ト45,45が設けられており、これ
らのフロ−ト44,45,45が圃場面を滑走するよう
になっている。前記フロ−ト44,45,45は、それ
ぞれ左右方向の枢支軸46…回りに回動自在に取り付け
られ、圃場面の凹凸により該フロ−ト44,45,45
の上下方向の傾斜角度が変更されるようになっている。
また、前記センタ−フロ−ト44の前部上方にはフロ−
ト迎い角センサ44aが設けられており、このフロ−ト
迎い角センサ44aにより前記センタ−フロ−ト44の
上下方向の傾斜角度が検出されるようになっている。そ
して、前記フロ−ト迎い角センサ44aからの信号が主
制御部26aに入力されると共に、苗植付部3を下降さ
せた状態で前記フロ−ト迎い角センサ44aの検出値が
所定値となるように前記主制御部26aからの出力信号
により油圧切替バルブ24を作動させ苗植付部3を昇降
制御して、苗植付部3が圃場面から所定の高さに維持さ
れるようにしている。
【0014】苗植付部3は、前記苗植付装置43…の作
動に伴って植付伝動部42からの動力により苗載置台4
1を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置43…に
より一株づつ掻き取る構成となっている。尚、前記苗載
置台41は、左右移動終端においてマット状の苗を各条
の苗送りベルト47…により該苗載置台41に沿って苗
植付装置側に順次移送する公知の構成である。
【0015】次に、無段変速装置13の構成について説
明する。無断変速装置13の割りプ−リとなっている従
動プーリ12の右側の構成部材12aはミッションケー
スの入力軸11aに固定、左側の構成部材12bはミッ
ションケース入力軸11aに対して軸方向に摺動自在と
なっていて、その左側の構成部材12bは軸受51を介
して相互回転自在な従動側変速操作カム52によって位
置規制されている。前記従動側変速操作カム52の外面
側には円周方向に傾斜状となった突条52a,52aが
形成されており、その突条52a,52aが固定カム5
3に設けたロ−ラ54,54に当接している。そして、
変速操作カム52のアーム52bに、変速比調節手段で
ある変速操作ロッド55が連結されている。この変速操
作ロッド55により従動側変速操作カム52を回動させ
てローラ54,54への突条52a,52aの接点を変
え、変速操作カム52とそれに位置規制されている従動
プ−リ12の可動構成部材12bが伝動ベルト10の張
力に応じて軸方向へ移動することにより、従動プーリ1
2の有効径が変化する。
【0016】また、割りプ−リとなっている駆動プーリ
9の左側の構成部材9aは中継軸7に固定、右側の構成
部材9bは中継軸7に対して軸方向に摺動自在となって
いて、その右側の構成部材9bは軸受56を介して相互
回転自在な駆動側変速操作カム57によって位置規制さ
れている。駆動側変速操作カム57の外面側には円周方
向に傾斜状となった突条57aが形成されており、その
突条57aにミッションケース11の外面部に設けたロ
ーラ58が当接している。そして、従動側変速操作カム
52のア−ム52bとは他側のアーム52cと駆動側変
速操作カム57のアーム57bとが連結部材59で連結
されている。これにより、従動側割りプーリ12の有効
径が大きくなるときには駆動側割りプーリ9の有効径が
小さくなり、従動側割りプ−リ12の有効径が小さくな
るときには駆動側割りプーリ9の有効径が大きくなるよ
うになっている。
【0017】一方、副変速レバ−28は、該レバー28
の基部に固着の筒状体60にてレバー軸61の右(紙面
では左)端部に回転自在に嵌合している。レバー軸61
は、機体の左右方向に向けて設けられ、機体のフレーム
に固定したレバー軸支持筒62に回動自在に支承されて
いる。筒状体60には電動操作アーム63が一体に設け
られている。この電動操作アーム63の回動位置は、レ
バー軸支持筒62と一体の右プレート64に取り付けら
れている副変速レバー位置検出用ポテンショメータPM
1により検出される。右プレート64には右向きに突出
する電動操作用ストッパピン65が設けられ、そのスト
ッパピン65の先端部が、電動操作アーム63に形成さ
れているレバー軸61の軸心を中心とする円弧状のレバ
ーストローク規制用ピン穴63aに係合している。
【0018】また、電動操作用ストッパピン65には摩
擦力調節ナット66によってブレーキライニング67が
取り付けられるようになっており、前記摩擦力調節ナッ
ト66の締め具合を調節することにより、電動操作アー
ム63と右プレート64との間に適度な摩擦力を持たせ
られるようになっている。尚、前記電動操作用ストッパ
ピン65は、前記電動操作ア−ム63の左方向への移動
を規制するようにレバ−支持筒62側が前記レバ−スト
ロ−ク規制用ピン穴63aの幅より径が大きく設けられ
て、段付きのピンとなっている。従って、このピンの段
部分と前記摩擦力調節ナット66とにより電動操作ア−
ム63すなわち副変速レバ−28の左右方向の位置が決
定された構成となっている。また、副変速レバー28の
操作荷重は前記ブレ−キライニング67によるもののみ
であるため、副変速レバ−28の操作荷重をオペレ−タ
の操作しやすい荷重に設定することができるレバー軸6
1の左端部にはボス68が前記レバ−軸61と一体回転
するように設けられており、そのボス68に一体成形さ
れている回動プレート69の先端部に前記変速操作ロッ
ド55の一端部が連結されている。この回動プレート6
9の回動位置は、レバー軸支持筒62と一体の左プレー
ト70に取り付けた回動プレート位置検出用ポテンショ
メータPM2により検出される。また、左プレート70
には、電動アクチュータとしての電動モータ71が取り
付けられている。このモータ71の出力軸に取り付けた
ピニオン72と左プレート70に設けたギア取付軸73
に取り付けられているカウンタギア74とが噛み合い、
更に該カウンタギア74と一体回転する小ギア75と前
記ボス68に一体成形されている扇形ギア76とが噛み
合っている。
【0019】従って、副変速レバー位置検出用ポテンシ
ョメータPM1により副変速レバー28のレバ−位置を
検出し、前記ポテンショメータPM1の検出値に回動プ
レート位置検出用ポテンショメータPM2の検出値が対
応するよう機体前部に設けられた無段変速装置用制御ボ
ックス77内の変速制御部77aにより電動モ−タ71
を駆動制御して無段変速装置13が変速操作されるよう
になっている。
【0020】そして、フィンガアップレバ−33により
苗植付部3の駆動を入から切に操作すると、主制御部2
6aにより植付クラッチモ−タ32を作動させて苗植付
部3の駆動が停止される。このとき、前記主制御部26
aからの苗植付部3の駆動の切操作の信号が変速制御部
77aに入力され、副変速レバ−28が所定より増速側
にあるとき該変速制御部77aにより無段変速装置13
の電動モ−タ71を駆動制御して機体の走行速度を所定
の低速度に減速させるようになっている。また、苗植付
部3が下降の状態でフィンガアップレバ−33を上方向
に操作すると、前記主制御部26aにより油圧切替バル
ブ24を切替作動させて苗植付部3を上昇させる。そし
て、走行速度すなわち無段変速装置13の減速状態でフ
ィンガアップレバ−33を下方向に操作すると、主制御
部26aにより油圧切替バルブを作動させて苗植付部3
を下降させる。このとき、主制御部26aから前記フィ
ンガアップレバ−33の下方向の操作による苗植付部3
の下降操作の信号が変速制御部77aに入力され、該変
速制御部77aにより前記フィンガアップレバ−33の
下方向の操作から所定時間後(3〜4秒後)に無段変速
装置13の減速状態を解除して副変速レバ−28のレバ
−位置に対応するように無段変速装置13の電動モ−タ
71が作動するようになっている。尚、苗植付部3を下
降させるフィンガアップレバ−33の下方向の操作から
所定時間(3〜4秒)達しなくとも、苗植付部3の駆動
を入にすべく再度フィンガアップレバ−33を下方向に
操作すると、無段変速装置13の減速状態を解除して副
変速レバ−28のレバ−位置に対応するように無段変速
装置13の電動モ−タ71が作動するようになってい
る。これにより、苗植付部3の下降操作から所定時間経
過しなくても、畦際での機体の旋回が完了して苗の植付
作業を行う状態にあるときは旋回時における走行速度の
減速状態を解除して、作業能率の低下を招くのを防止し
ている。
【0021】以上により、圃場の畦際での旋回時に、フ
ィンガアップレバ−33により苗植付部3の上昇の操作
を行うと同時に無段変速装置13が所定の速度にまで減
速される。また、苗植付部3の駆動の入操作をしなくて
も、旋回時の減速状態で苗植付部3を下降させるべくフ
ィンガアップレバ−33を操作してから所定時間後に無
段減速装置13の減速状態から副変速レバ−28のレバ
−位置に対応するように無段変速装置13の変速位置が
元の増速側に復帰する。
【0022】よって、この乗用型田植機1は、苗植付部
3の下降操作の少なくとも所定時間後に旋回時の機体の
走行速度の自動減速状態から自動的に増速されるように
構成したので、旋回後、苗植付部3が非駆動状態であっ
ても機体の走行速度が自動的に増速されることとなり、
作業能率の低下や操作性の悪化を招いたりすることを防
止できる。
【0023】また、図9に示すように、この乗用型田植
機1は、上述の畦際での旋回時における走行速度すなわ
ち無段変速装置13の減速状態において、副変速レバ−
28を前記減速状態に対応するレバ−位置まで低速側に
操作すると、フィンガアップレバ−33による苗植付部
3の下降操作や苗植付部3の駆動の切操作が為されなく
ても、前記無段変速装置13の減速状態が解除され前記
副変速レバ−28のレバ−位置に対応するように無段変
速装置13の変速が制御されるようになっている。すな
わち、前記減速状態において、無段変速装置13の回動
プレート位置検出用ポテンショメータPM2の検出値に
対応する副変速レバー位置検出用ポテンショメータPM
1の検出から減速側の前記副変速レバー位置検出用ポテ
ンショメータPM1の検出値が変速制御部77aに入力
されると、前記減速状態が解除されるようになってい
る。これにより、畦際での旋回途中であっても、作業能
率を向上させるべくオペレ−タが速く旋回したいとき
や、圃場の耕盤が深いときに機体を速く旋回させて走行
車輪15,15,19,19が圃場のぬかるみにはまら
ないようにしたいときや、オペレ−タが旋回時の無段変
速装置13の減速状態よりも遅い速度で旋回したいと
き、副変速レバ−28の操作により旋回時の減速状態を
解除して任意の速度に設定することができる。
【0024】尚、この発明の実施の形態は苗植付部3の
下降操作から所定時間経過しなくてもフィンガアップレ
バ−33による苗植付部3の駆動の入操作や副変速レバ
−28の操作で旋回時における走行速度の減速状態を解
除する構成について説明したが、苗植付部3の下降操作
から所定時間経過しなくても旋回時のステアリングハン
ドル27の戻し操作や左右一方のブレ−キペダル36の
踏み込みの解除操作により走行速度の減速状態を解除し
て、苗植付部3の下降操作の少なくとも所定時間後に走
行速度が増速されるように構成してもよい。
【0025】尚、この発明の実施の形態は旋回時のフィ
ンガアップレバ−33の操作により機体の走行速度の減
速するようにした構成について示したが、本発明はフィ
ンガアップレバ−33の操作による構成に限定されるも
のではない。尚、この発明の実施の形態は無断変速装置
13により旋回時の機体の走行速度を変速制御する構成
について示したが、本発明は無断変速装置13による構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図
【図2】乗用型田植機の平面図
【図3】走行車体の平面断面図
【図4】ベルト式の無段変速装置を示す平面断面図
【図5】副変速レバ−の操作連繋機構を示す正面断面図
【図6】副変速レバ−とその周辺の構成を示す側面断面
図(図5のS1−S1断面図)
【図7】電動モ−タとその周辺の構成を示す側面図(図
5のS2−S2視図)
【図8】ブロック図
【図9】他の制御を示すフロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…乗用型田植機(苗移植機)、2…走行車体、3…苗
植付部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体2に昇降可能に装着された苗植
    付部3の下降作業状態で該苗植付部3を駆動して苗を植
    え付けるように設けられ、機体の旋回時に前記走行車体
    2の走行速度が旋回前の走行速度に対して減速されるよ
    うに制御される苗移植機1において、前記苗植付部3を
    下降させる下降操作の少なくとも所定時間後には前記走
    行車体2の走行速度が機体の旋回時の減速状態から増速
    されるように制御する制御手段が設けられていることを
    特徴とする苗移植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20230213094A1 (en) * 2020-04-01 2023-07-06 Atsumitec Co., Ltd. Operation device for vehicle transmission and vehicle

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