JPH10285638A - 移動無線通信端末装置及び移動無線通信端末装置の 位置登録方法 - Google Patents

移動無線通信端末装置及び移動無線通信端末装置の 位置登録方法

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JPH10285638A
JPH10285638A JP9096589A JP9658997A JPH10285638A JP H10285638 A JPH10285638 A JP H10285638A JP 9096589 A JP9096589 A JP 9096589A JP 9658997 A JP9658997 A JP 9658997A JP H10285638 A JPH10285638 A JP H10285638A
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base station
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call
calling
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JP9096589A
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Yoshimi Miyazaki
義実 宮崎
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入から発呼操作を行うことができるよ
うにまるまでの時間を短縮でき、且つ、位置登録処理の
開始を早くして速やかに待受動作に移行可能な携帯端末
装置及び携帯端末装置の位置登録方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 PHS端末機1は、電源投入がなされ、
基地局に対する公衆制御チャネルが確立された際に、位
置登録処理を開始し、位置登録処理中に発呼操作があっ
た場合にはその旨及び相手方の電話番号等の情報をRA
M20に保持し、、そして、位置登録処理後に、RAM
20に保持された情報に基づいて発呼処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動無線通信端末
装置及び移動無線通信端末装置の位置登録方法に関し、
詳細には、位置登録処理と発呼操作が重なった場合の移
動無線通信端末装置及び移動無線通信端末装置の位置登
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車・携帯電話等の移動無線通
信システムが急速に普及している。これらシステムでは
端末が移動するため、基地局は各端末がどこに位置する
かを常に把握する必要があり、そのため位置登録という
手段が用いられている。PHS等の移動無線通信端末装
置(以下、「移動機」とも称する)を携帯して野外で使
用し着呼信号を受けるためには、予めその移動機の所在
するエリアの公衆回線網に接続された基地局に対して位
置登録を行う必要がある。通常、この位置登録の動作
は、移動機を携帯している使用者が手動操作を行うので
はなく、移動機が基地局から送信される制御チャネルを
スキャンして基地局の識別信号中に含まれている一斉呼
び出しエリア番号を取り出し、この一斉呼び出しエリア
番号と回路内に記憶している位置登録処理済みの一斉呼
び出しエリア番号とを比較し、不一致の場合に、エリア
移動したものとして自動的に位置登録処理を起動させる
ようになっている。従って、この自動的な位置登録処理
が行われることにより、移動機の使用者は現在の位置を
気にすることなく、着呼信号が受けられることとなる。
【0003】図4は、従来の移動機(以下、「従来例
1」と称する)の動作を示すフローチャートである。図
4において、移動機の電源が投入されると、移動機は周
辺電界強等を調べて所定の公衆制御チャネルと同期し、
公衆制御チャネルを確立する(ステップS20)。次
に、基地局に対して「位置登録要求」メッセージを送出
する(ステップS21)と共に応答待ちタイマを起動す
る(ステップS22)。その後、基地局からの応答メッ
セージを受信し(ステップS23)、又は応答待ちタイ
マのタイムアウトとなった場合には(ステップS2
4)、位置登録処理を終了して、タイマを停止させる
(ステップS25)。以上、電源投入時の処理を説明し
たが。エリア移動等その他の要因で位置登録処理をする
場合の動作も同様である。
【0004】図5は、従来例1の動作を説明するための
タイムチャートである。図5に示すように、移動機で
は、電源投入がなされると(T1)、チャネル確立と同
時に「位置登録要求」メッセージを送出する(T2)。
基地局は、「位置登録要求」メッセージによって移動機
の存在位置を知ることができ、基地局が「位置登録要
求」メッセージに応答して位置登録が終了(T3)して
始めて移動機と基地局との通信が可能となる。即ち、位
置登録が終了した後(T3)、斜線aで示す期間のみ発
着呼が可能となり、位置登録処理が終了するまでは発呼
操作は受け付けられない。従って、電源を投入して、使
用者が直ちに発呼操作をおこなうことができないという
問題がある。上記問題を解決する方法として、例えば、
特開平8−172661で開示された携帯端末装置及び
携帯端末装置の位置登録方法がある(以下、「従来例
2」と称する)。従来例2は、位置登録処理と発呼処理
が競合した際に発呼処理を優先して実行するものであ
る。
【0005】図6は、従来例2の動作を説明するための
フローチャートである。図6において、移動機は、電源
投入が為されると、基地局に対する公衆制御チャネルを
確立する(ステップS30)と共に、監視用タイマを起
動し(ステップS31)、この監視用タイマ起動中に発
呼操作があったか否かを判定する(ステップS32)。
発呼操作がないまま監視用タイマが満了した際は(ステ
ップS33)、監視用タイマを停止して(ステップS3
4)、位置登録処理を行う(ステップS35)。また、
監視用タイマが満了する前に発呼操作があったと判定し
た際には(ステップS32)、監視用タイマを停止し
(ステップS36)、発呼処理を開始して(ステップS
37)、通話に移る(ステップS38)。そして、通話
終了後に位置登録処理を行う(ステップS35)。図7
は、従来例2の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。図7においては、公衆制御チャネル確立と監視タ
イマの起動を同時に行い(T2)、監視タイマがタイム
アウトするまでの時間(b)は基地局からの応答時間と
同じであり、監視用タイマ起動中に発呼操作があった場
合には、監視タイマがタイムアウトすると同時に位置登
録処理に優先して発呼処理を行うことができる(T
4)。即ち、引用例2では、使用者は、従来例1に比し
て、図5に示すdの時間だけ早く発呼操作できるのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
2においては、公衆制御チャネルを確立してから監視用
のタイマがタイムアウトするbの時間だけ、従来例1に
比して位置登録処理の開始が遅くなる。即ち、斜線a’
で示す期間のみ発着呼が可能であり、位置登録処理が終
了するまでは基地局からの呼出(着呼)は行われない。
即ち、従来例2では、図5に示す斜線dの時間だけ従来
例1に比べて早く発呼操作できるものの、図7に示す斜
線cの期間が経過した後でなければ着呼できないという
問題があった。本発明は、上述した問題を解決するため
になされたものであり、電源投入から発呼操作を行うこ
とができるようにまるまでの時間を短縮でき、且つ、位
置登録処理の開始を早くして速やかに待受動作に移行可
能な携帯端末装置及び携帯端末装置の位置登録方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る移動無線通信端末装置
は、公衆通信網に接続された基地局と、当該基地局に対
して位置登録を行い当該基地局からの呼出が可能となる
移動無線通信端末装置において、前記基地局に対する公
衆制御チャネルが確立された際に、位置登録処理を起動
する位置登録手段と、位置登録処理中に、使用者による
発呼操作がなされたか否かを判定する発呼操作判定手段
と、前記発呼操作判定手段により、前記位置登録処理中
に、使用者による発呼操作がなされたと判断された場合
には、前記位置登録処理が終了した際に、前記発呼操作
に応じた発呼処理を実行する発呼手段と、を備えた構成
とした。上記構成によれば、基地局に対する公衆制御チ
ャネルが確立された際に、位置登録処理を開始し、位置
登録処理中に発呼操作があった場合には、位置登録処理
後に発呼処理を行う構成であるので、位置登録処理中も
使用者の発呼操作を受け付けることができ、公衆制御チ
ャネル確立から発呼処理が可能となるまでの時間を短縮
することが可能となる。また、位置登録と発呼の競合を
処理するためのタイマを設けていないので、位置登録処
理の開始が遅くなるという問題も解決でき、素早く待受
動作に移行可能である。
【0008】上記課題を解決するために、請求項2載の
発明に係る移動無線通信端末装置は、公衆通信網に接続
された基地局と、当該基地局に対して位置登録を行い当
該基地局からの呼出が可能となる移動無線通信端末装置
において、電源投入に従って、前記基地局に対して公衆
制御チャネルを確立するチャネル確立手段と、前記チャ
ネル確立手段により、前記基地局に対して公衆制御チャ
ネルが確立された際に、位置登録処理を起動する位置登
録手段と、前記位置登録手段による位置登録処理の起動
から所定時間内、若しくは位置登録処理の起動に対して
前記基地局から応答があるまでの期間内に、使用者によ
る発呼操作がなされたか否かを判定する発呼操作判定手
段と、前記発呼操作判定手段により、使用者による発呼
操作がなされたと判定された場合に、発呼操作がなされ
た旨及び相手先電話番号等の情報を保持する情報保持手
段と、前記発呼操作判定手段により、使用者による発呼
操作がなされたと判定された場合には、前記位置登録処
理の起動から所定時間経過後、若しくは位置登録処理の
起動に対して前記基地局から応答があった後、前記情報
保持手段に保持された情報に基づいて発呼処理を実行す
る発呼手段と、を備えた構成とした。上記構成によれ
ば、電源が投入され基地局に対する公衆制御チャネルが
確立された際に、位置登録処理を開始し、位置登録処理
の開始から所定時間内、若しくは位置登録処理の起動に
対して前記基地局から応答があるまでの期間内に、発呼
操作があった場合には、位置登録処理の開始から所定時
間経過後、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基
地局から応答があった後、発呼処理を行う構成であるの
で、位置登録処理中も使用者の発呼操作を受け付けるこ
とができ、電源投入から発呼処理が可能となるまでの時
間を短縮することが可能となる。また、位置登録と発呼
の競合を処理するためのタイマを設けていないので、位
置登録処理の開始が遅くなるという問題も解決でき、素
早く待受動作に移行可能である。
【0009】上記課題を解決するために、請求項3載の
発明に係る移動無線通信端末装置の位置登録方法は、公
衆回線網に接続された基地局と、当該基地局に対して位
置登録を行い当該基地局からの呼出が可能となる移動無
線通信端末装置の位置登録方法において、前記基地局に
対する公衆制御チャネルが確立された際に、位置登録処
理を起動するステップと、位置登録処理中に、使用者に
よる発呼操作がなされたか否かを判定するステップと、
前記位置登録処理中に、使用者による発呼操作がなされ
たと判断された場合には、前記位置登録処理が終了した
際に、前記発呼操作に応じた発呼処理を実行するステッ
プと、を備えた構成とした。上記構成によれば、上記構
成によれば、基地局に対する公衆制御チャネルが確立さ
れた際に、位置登録処理を開始し、位置登録処理中に発
呼操作があった場合には、位置登録処理後に発呼処理を
行う構成であるので、位置登録処理中も使用者の発呼操
作を受け付けることができ、公衆制御チャネル確立から
発呼処理が可能となるまでの時間を短縮することが可能
となる。また、位置登録と発呼の競合を処理するための
タイマを設けていないので、位置登録処理の開始が遅く
なるという問題も解決でき、素早く待受動作に移行可能
である。
【0010】上記課題を解決するために、請求項4載の
発明に係る移動無線通信端末装置の位置登録方法は、公
衆回線網に接続された基地局と、当該基地局に対して位
置登録を行い当該基地局からの呼出が可能となる移動無
線通信端末装置の位置登録方法において、電源投入に従
って、前記基地局に対して公衆制御チャネルを確立する
ステップと、前記基地局に対して公衆制御チャネルが確
立された際に、位置登録処理を起動するステップと、前
記位置登録処理の起動から所定時間内、若しくは位置登
録処理の起動に対して前記基地局から応答があるまでの
期間内に、使用者による発呼操作がなされたか否かを判
定するステップと、前記位置登録処理の起動から所定時
間内、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基地局
から応答があるまでの期間内に、使用者による発呼操作
がなされたと判定された場合に、発呼操作がなされた旨
及び相手先電話番号等の情報を保持するステップと、前
記位置登録処理の起動から所定時間内、若しくは位置登
録処理の起動に対して前記基地局から応答があるまでの
期間内に、使用者による発呼操作がなされたと判定され
た場合には、前記位置登録処理の起動から所定時間経過
後、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基地局か
ら応答があった後、前記情報保持手段に保持された情報
に応じて発呼処理を実行するステップと、を含む構成と
した。上記構成によれば、電源が投入され基地局に対す
る公衆制御チャネルが確立された際に、位置登録処理を
開始し、位置登録処理の開始から所定時間内、若しくは
位置登録処理の起動に対して前記基地局から応答がある
までの期間内に、発呼操作があった場合には、位置登録
処理の開始から所定時間経過後、若しくは位置登録処理
の起動に対して前記基地局から応答があった後、発呼処
理を行う構成であるので、位置登録処理中も使用者の発
呼操作を受け付けることができ、電源投入から発呼処理
が可能となるまでの時間を短縮することが可能となる。
また、位置登録と発呼の競合を処理するためのタイマを
設けていないので、位置登録処理の開始が遅くなるとい
う問題も解決でき、素早く待受動作に移行可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に移動無線通信端末装置及び移動無線通信端末装置の位
置登録方法を適用したPHS端末機を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るPHS端末機の構成を示す
ブロック図である。図1に示すPHS端末機1は、アン
テナ11、送受信部12、通信制御部13、音声処理部
14、スピーカ15、マイクロホン16、表示部17、
制御部18、タイマ19、RAM20、ROM21、及
びキー入力部22等から構成されている。上記アンテナ
11は、電波の送受信を行うためのものであり、受信し
た1.9MHz帯の高周波信号を送受信部12に出力す
る。上記送受信部12は、アンテナスイッチ、周波数変
換部、及びモデム等から構成されるもので、上記アンテ
ナ11で受信された高周波信号は、送信/受信を振り分
けるべく、切り換え制御されるアンテナスイッチを介し
て周波数変換部に入力される。この周波数変換部の受信
側回路では、内部のPLLシンセサイザから出力される
所定周波数の局部発振信号と上記アンテナスイッチを介
して入力された高周波信号とを混合することにより1M
Hz付近の中間周波数信号に周波数変換し、モデムへ送
出する。モデムでは、中間周波信号を復調して直交する
IQ信号に分離し、デジタルのデータ列からなる受信デ
ータとして次段の通信制御部13へ転送する。
【0012】通信制御部13は、フレーム時及びスロッ
トのデータフォーマット処理を行うもので、受信データ
から所定タイミングで1スロット分のデータを取り出
し、このデータの中からユニークワード(同期信号)を
抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部及び音
声データ部のスクランブル等を解除した後、制御データ
は後述する制御部18へ、音声データは、次段の音声処
理部14へそれぞれ転送する。音声処理部14は、スピ
ーチコーディック部及びPCMコーディック部で構成さ
れる。スピーチコーディック部はデジタルデータの圧縮
/伸張処理を行うもので、通信制御部13から送られて
きたADPCM(Adaptive Differen
tial Pulse Coded Modulati
on)化された音声信号(量子化ビット数4ビット×サ
ンプリング周波数8KHz=64Kbps)に復号化す
ることによりデータ伸張してPCMデコーディックへ送
出する。PCMコーディック部は、アナログ/デジタル
変換処理を行うものであり、その受信側回路では、スピ
ーチコーディック部から送られてきたPCM音声符号を
D/A変換してアナログ音声信号を得、このアナログ音
声信号で受話器を構成するスピーカ15を拡声駆動す
る。
【0013】一方、送信側を説明すると、PCMコーデ
ィック部の送信側回路では、上記スピーカ15と対とな
って送話器を構成するマイクロホン16により入力され
るアナログの音声信号をA/D変換してPCM音声信号
とし、上記スピーチコーディック部に出力する。スピー
チコーディック部の送信側回路では、PCMコーディッ
ク部から送られてきたPCM音声信号をADPCM音声
に符号化することによりデータ圧縮して上記通信制御部
13へ送出している。また、通信制御部13の送信側回
路では、音声処理部14から転送されてくる音声データ
に制御データ等を付加して作成し、スクランブル等をか
けた後にユニークワード等を付加して1スロット分の送
信データを作成して所定タイミングでフレーム内の所定
スロットに挿入して上記送受信部12のモデムに送出す
る。送信側回路で通信制御部13から転送されてきたデ
ータ列からIQデータを作成して4/πシフトQPSK
を施し、上記周波数変換部へ送出する。
【0014】モデムから入力されたπ/4シフトQPS
K(Quadrature Phase Shift
Keying:4相位相偏移変調)が施された変調信号
をPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部
発振信号と混合することにより1.9GHzの高周波信
号に周波数変換し、アンテナスイッチを介して上記アン
テナ11から輻射させる。そして、上記送受信部12、
通信制御部13、及び音声処理部14には、表示部1
7、制御部18、RAM20及びROM21が接続され
ている。表示部17は、例えば液晶表示パネル及びその
駆動回路からなり、ダイヤル操作した送信先の電話番号
や現在時刻、その時の点灯状態、受信した情報等を文
字、数字或いはシンボル等で表示する。制御部18に
は、タイマ19と、キー入力部22が接続されており、
該キー入力部22に備えられたダイヤルキー22a或い
は電源をオンする「ON」キー22bの操作によるキー
入力に対応して所定のプロトコルに従って装置全体の制
御動作を司るもので、特に、上記送受信部12、通信制
御部13及び音声処理部14と各種制御信号の送受を行
う。キー入力部22のキー入力を受け付けた制御部18
は、ROM21に記憶されたプログラムを実行し、動作
制御に必要な制御データを適宜RAM20に保持させて
これらを逐次アクセスすることで上記制御動作を行い、
また表示データを表示部17に表示させると共に、必要
に応じてタイマ19を起動させて所定の時間の経過を計
測させる。
【0015】次に、動作を説明する。図2は、制御部1
8の制御動作を説明するためのフローチャートである。
図2おいて、キー入力部22の「ON」キーが操作され
て、電源が投入されると、公衆回線網に接続された基地
局から送信される公衆制御チャネルの周辺電界強度等を
調べて、周辺電界強度が大となる制御チャネルに同期
し、制御チャネル確立する(ステップS1)。このと
き、基地局の識別信号中に含まれている一斉呼出エリア
番号とRAM20の電源バックアップされた領域に記憶
されている位置登録済みの一斉呼び出しエリア番号、即
ち、前回電源をオフした時点で所在していたエリアの一
斉呼出しエリア番号とを比較し、両者が不一致であって
前回の使用時からエリアを移動していることを確認した
上で、位置登録処理を起動して、公衆制御チャネルを確
立した基地局に対して、「位置登録要求」メッセージを
送出する(ステップS2)と共に、位置登録処理の終了
を監視するために、タイマ19を起動する(ステップS
3)。尚、上記位置登録処理は、「位置登録要求」メッ
セージを送出することによって開始し、「位置登録要
求」メッセージに対する応答を基地局から受信した際
(ステップS6)、又は、タイマ19が所定時間計時し
てタイムアウトした際(ステップS7)に終了するもの
とする。
【0016】次いで、位置登録処理中に、使用者により
キー入力部22の「0」〜「9」キーからなるダイヤル
キー22aのキー入力による発呼操作がなされたか否か
を判定する(ステップS4)。この判定の結果、発呼操
作がなされない場合には、ステップS6に移行する一
方、発呼操作がされた場合はその旨及び相手方の電話番
号等の情報をRAM20に保持する(ステップS5)。
ステップS6では、「位置登録要求」メッセージに対す
る基地局からの応答メッセージを受信したか否かを判断
する。この判断の結果、応答メッセージを受信した場合
には、位置登録処理を終了したと判断してステップS8
に移行する一方、応答メッセージを受信していない場合
には、ステップS7に移行する。ステップS7では、タ
イマ19が所定の計時値を計測してタイムアウトになっ
たか否かを判断する。この判断の結果、タイムアウトに
なった場合にはステップS8に移行する一方、タイムア
ウトになっていない場合には、ステップS4に戻り、応
答メッセージを受信するまで、若しくは、タイムアウト
となるまで同一の処理を繰り返す。さて、ステップS8
では、タイマ19を停止して、位置登録処理中に、発呼
操作がなされたか否かを判断する(ステップS9)。こ
の判断の結果、発呼操作がなされていない場合には、待
ち受け状態に移行する。一方、発呼操作がなされた場合
には、RAM20に保持された電話番号等の情報に基づ
いて発呼処理を実行し(ステップS10)、回線接続さ
れた相手との通話が実行され(ステップS11)、通話
が終了すると待ち受け状態に移行する。
【0017】図3は、PHS端末機1の動作を説明する
ためのタイムチャートである。PHS端末機1では、電
源投入後(T1)、公衆制御チャネル確立と同時に「位
置登録要求」メッセージを送出する(T2)。基地局
は、PHS端末機1から「位置登録要求」メッセージを
送出する移動機の存在位置を知ることができ、それに応
答して始めて移動機と基地局との通信が可能となる(T
3)。従って、斜線aで示す期間内に発着呼が可能とな
る。他方、PHS端末機1では、位置登録処理が終了す
るまでの間は発呼操作を受け付け、発呼操作があった旨
及び電話番号を保持している。実際の「発呼」メッセー
ジが基地局に送出されるのは位置登録処理が終了してか
らであるが、使用者は従来例1と比べ斜線dの時間だけ
早く発呼操作ができる。また、PHS端末機1では、従
来例2と異なり、位置登録処理と発呼操作の競合を処理
するためのタイマの計時時間(図7のb期間)を設けて
いないため、このb期間だけ早く、着呼に応答できるよ
うになり、着呼の受け付けを開始する待ち時間が短くて
済む。以上説明したように、本実施の形態においては、
PHS端末機1は、電源投入がなされ、基地局に対する
公衆制御チャネルが確立された際に、位置登録処理を開
始し、位置登録処理中に発呼操作があった場合には、位
置登録処理後に発呼処理を行う構成であるので、位置登
録処理中も使用者の発呼操作を受け付けることができ、
電源投入から発呼処理が可能となるまでの時間を短縮す
ることが可能となる。また、位置登録と発呼の競合を処
理するためのタイマを設けていないので、位置登録処理
の開始が遅くなるという問題も解決でき、素早く待受動
作に移行可能である。尚、上記した実施の形態では、移
動無線通信端末装置としてPHS端末装置を適用した場
合について例示したが、基地局に対して位置登録処理を
行う移動無線通信端末装置であれば、いずれについても
適用可能である。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る移動無線通信
端末装置によれば、基地局に対する公衆制御チャネルが
確立された際に、位置登録処理を開始し、位置登録処理
中に発呼操作があった場合には、位置登録処理後に発呼
処理を行う構成であるので、位置登録処理中も使用者の
発呼操作を受け付けることができ、公衆制御チャネル確
立から発呼処理が可能となるまでの時間を短縮すること
が可能となる。また、位置登録と発呼の競合を処理する
ためのタイマを設けていないので、位置登録処理の開始
が遅くなるという問題も解決でき、素早く待受動作に移
行可能である。請求項2載の発明に係る移動無線通信端
末装置によれば、電源が投入され基地局に対する公衆制
御チャネルが確立された際に、位置登録処理を開始し、
位置登録処理の開始から所定時間内、若しくは位置登録
処理の起動に対して前記基地局から応答があるまでの期
間内に、発呼操作があった場合には、位置登録処理の開
始から所定時間経過後、若しくは位置登録処理の起動に
対して前記基地局から応答があった後、発呼処理を行う
構成であるので、位置登録処理中も使用者の発呼操作を
受け付けることができ、電源投入から発呼処理が可能と
なるまでの時間を短縮することが可能となる。また、位
置登録と発呼の競合を処理するためのタイマを設けてい
ないので、位置登録処理の開始が遅くなるという問題も
解決でき、素早く待受動作に移行可能である。
【0019】請求項3載の発明に係る移動無線通信端末
装置の位置登録方法によれば、基地局に対する公衆制御
チャネルが確立された際に、位置登録処理を開始し、位
置登録処理中に発呼操作があった場合には、位置登録処
理後に発呼処理を行う構成であるので、位置登録処理中
も使用者の発呼操作を受け付けることができ、公衆制御
チャネル確立から発呼処理が可能となるまでの時間を短
縮することが可能となる。また、位置登録と発呼の競合
を処理するためのタイマを設けていないので、位置登録
処理の開始が遅くなるという問題も解決でき、素早く待
受動作に移行可能である。請求項4載の発明に係る移動
無線通信端末装置の位置登録方法によれば、電源が投入
され基地局に対する公衆制御チャネルが確立された際
に、位置登録処理を開始し、位置登録処理の開始から所
定時間内、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基
地局から応答があるまでの期間内に、発呼操作があった
場合には、位置登録処理の開始から所定時間経過後、若
しくは位置登録処理の起動に対して前記基地局から応答
があった後、発呼処理を行う構成であるので、位置登録
処理中も使用者の発呼操作を受け付けることができ、電
源投入から発呼処理が可能となるまでの時間を短縮する
ことが可能となる。また、位置登録と発呼の競合を処理
するためのタイマを設けていないので、位置登録処理の
開始が遅くなるという問題も解決でき、素早く待受動作
に移行可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るPHS端末機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】制御部の制御動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】PHS端末機の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図4】従来例1の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来例1の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図6】従来例2の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来例2の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1 PHS端末機、11 アンテナ、12 送受信
部、13 通信制御部、14 音声処理回路、15
スピーカ、16 マイクロホン、17表示部、1
8 制御部、19 タイマ、20 RAM、21
ROM、22 キー入力部、22a ダイヤルキ
ー、22b 「ON」キー、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線網に接続された基地局と、当該
    基地局に対して位置登録を行い当該基地局からの呼出が
    可能となる移動無線通信端末装置において、 前記基地局に対する公衆制御チャネルが確立された際
    に、位置登録処理を起動する位置登録手段と、 位置登録処理中に、使用者による発呼操作がなされたか
    否かを判定する発呼操作判定手段と、 前記発呼操作判定手段により、前記位置登録処理中に、
    使用者による発呼操作がなされたと判断された場合に
    は、前記位置登録処理が終了した際に、前記発呼操作に
    応じた発呼処理を実行する発呼手段と、を備えたことを
    特徴とする移動無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 公衆回線網に接続された基地局と、当該
    基地局に対して位置登録を行い当該基地局からの呼出が
    可能となる移動無線通信端末装置において、 電源投入に従って、前記基地局に対して公衆制御チャネ
    ルを確立するチャネル確立手段と、 前記チャネル確立手段により、前記基地局に対して公衆
    制御チャネルが確立された際に、位置登録処理を起動す
    る位置登録手段と、 前記位置登録手段による位置登録処理の起動から所定時
    間内、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基地局
    から応答があるまでの期間内に、使用者による発呼操作
    がなされたか否かを判定する発呼操作判定手段と、 前記発呼操作判定手段により、使用者による発呼操作が
    なされたと判定された場合に、発呼操作がなされた旨及
    び相手先電話番号等の情報を保持する情報保持手段と、 前記発呼操作判定手段により、使用者による発呼操作が
    なされたと判定された場合には、前記位置登録処理の起
    動から所定時間経過後、若しくは位置登録処理の起動に
    対して前記基地局から応答があった後、前記情報保持手
    段に保持された情報に基づいて発呼処理を実行する発呼
    手段と、を備えたことを特徴とする移動無線通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 公衆通信網に接続された基地局と、当該
    基地局に対して位置登録を行い当該基地局からの呼出が
    可能となる移動無線通信端末装置の位置登録方法におい
    て、 前記基地局に対する公衆制御チャネルが確立された際
    に、位置登録処理を起動するステップと、 位置登録処理中に、使用者による発呼操作がなされたか
    否かを判定するステップと、 前記位置登録処理中に、使用者による発呼操作がなされ
    たと判断された場合には、前記位置登録処理が終了した
    際に、前記発呼操作に応じた発呼処理を実行するステッ
    プと、を含むことを特徴とする移動無線通信端末装置の
    位置登録方法。
  4. 【請求項4】 公衆通信網に接続された基地局と、当該
    基地局に対して位置登録を行い当該基地局からの呼出が
    可能となる移動無線通信端末装置の位置登録方法におい
    て、 電源投入に従って、前記基地局に対して公衆制御チャネ
    ルを確立するステップと、 前記基地局に対して公衆制御チャネルが確立された際
    に、位置登録処理を起動するステップと、 前記位置登録処理の起動から所定時間内、若しくは位置
    登録処理の起動に対して前記基地局から応答があるまで
    の期間内に、使用者による発呼操作がなされたか否かを
    判定するステップと、 前記位置登録処理の起動から所定時間内、若しくは位置
    登録処理の起動に対して前記基地局から応答があるまで
    の期間内に、使用者による発呼操作がなされたと判定さ
    れた場合に、発呼操作がなされた旨及び相手先電話番号
    等の情報を保持するステップと、 前記位置登録処理の起動から所定時間内、若しくは位置
    登録処理の起動に対して前記基地局から応答があるまで
    の期間内に、使用者による発呼操作がなされたと判定さ
    れた場合には、前記位置登録処理の起動から所定時間経
    過後、若しくは位置登録処理の起動に対して前記基地局
    から応答があった後、前記情報保持手段に保持された情
    報に基づいて発呼処理を実行するステップと、を含むこ
    とを特徴とする移動無線通信端末装置の位置登録方法。
JP9096589A 1997-03-31 1997-03-31 移動無線通信端末装置及び移動無線通信端末装置の 位置登録方法 Pending JPH10285638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023036053A (ja) * 2021-08-31 2023-03-13 アップル インコーポレイテッド Irat再選択手順中のnr/lte/3g/2gコール性能改善のためのue固有方法

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JP2023036053A (ja) * 2021-08-31 2023-03-13 アップル インコーポレイテッド Irat再選択手順中のnr/lte/3g/2gコール性能改善のためのue固有方法

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