JPH10284900A - 吸着不良原因推定システム - Google Patents

吸着不良原因推定システム

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JPH10284900A
JPH10284900A JP9123597A JP9123597A JPH10284900A JP H10284900 A JPH10284900 A JP H10284900A JP 9123597 A JP9123597 A JP 9123597A JP 9123597 A JP9123597 A JP 9123597A JP H10284900 A JPH10284900 A JP H10284900A
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JP
Japan
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suction
mounting
cause
failure cause
unit
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Application number
JP9123597A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Fujiwara
宏章 藤原
Koichi Kanematsu
宏一 兼松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良発生要因を容易に知ることができ、生産
効率を向上するとともに生産ミスが低減できる吸着不良
原因推定システムを提供する。 【解決手段】 吸/装着エラー集計部1による吸着/装
着エラー集計結果と、設備実装条件の変更の発生を記録
する設備条件変更記録部2による設備条件変更結果とに
基づいて、不良原因推定部3により吸着不良原因を自動
的に推定し、その推定結果を結果表示部4により表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に電子部品
を実装する電子部品実装設備で、吸着/装着の際の不良
原因を推定する吸着不良原因推定システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品実装設備においては、不
良原因の推定は、作業者が主にこれを行っていた。すな
わち、部品カセットや吸着ノズル別の吸着/装着エラー
は、電子部品実装設備において自動集計されている一
方、部品カセットや吸着ノズルの交換時点は別個に集計
されており、不良発生時に、作業者は、交換発生時点と
吸着/装着エラーの推移を突き合わせて、不良要因を自
分で推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな電子部品実装設備における従来の不良原因の推定方
法では、設備条件として部品カセットや吸着ノズルな
ど、どれが悪くても結果として同じ不良発生と判定され
てしまい、さらにその発生要因を推定して切り分けるた
めには、不良発生時期と様々な設備条件の変更発生時点
とのそれぞれの発生状況を突き合わせるという非常に手
間で繁雑な作業が必要であるという問題点を有してい
た。
【0004】さらに、不良発生要因の推定方法は作業者
個人によるため、作業者の能力によって、不良発生要因
の推定までの時間や、その推定結果の正確度に差が発生
してしまうという問題点をも有していた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、不良発生要因の推定作業を自動化して、吸着/装
着エラー集計結果と設備条件変更結果との両結果に対す
る人的な突き合わせ作業をすることなく、かつ作業者個
人の能力レベルに関係なく、不良発生要因を容易に知る
ことができ、速やかな対策を打って生産効率を向上する
とともに生産ミスを低減することができる吸着不良原因
推定システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の吸着不良原因推定システムは、吸着/装着
エラー集計結果と設備実装条件の変更の発生を記録する
設備条件変更結果とに基づいて、吸着不良原因を自動的
に推定し、その推定結果を表示することを特徴とする。
【0007】以上により、不良発生要因の推定作業を自
動化して、吸着/装着エラー集計結果と設備条件変更結
果との両結果に対する人的な突き合わせ作業をすること
なく、かつ作業者個人の能力レベルに関係なく、不良発
生要因を容易に知ることができ、速やかな対策を打って
生産効率を向上するとともに生産ミスを低減することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の吸着不
良原因推定システムは、プリント基板上に電子部品を実
装する電子部品実装設備において、吸着/装着の際の不
良原因を推定する吸着不良原因推定システムであって、
前記実装の際の吸着ないしは装着エラーの発生を記録す
る吸/装着エラー集計部と、前記実装の際に発生する設
備条件の変更状況を記録する設備条件変更記録部と、一
定条件を満たすと、前記吸/装着エラー集計部と設備条
件変更記録部の結果をもとに、不良原因を自動的に推定
する不良原因推定部と、前記不良原因推定部による推定
結果を表示する結果表示部とを備えた構成とする。
【0009】この構成によると、電子部品実装設備上で
その吸着不良原因を自動的に作業者に知らせる。請求項
2に記載の吸着不良原因推定システムは、請求項1に記
載の不良原因推定部を、吸/装着エラー集計部の結果を
もとに現在の吸着/装着率を監視して、その吸着/装着
率が予め設定された基準値を下回った時に不良原因の推
定を行うよう構成する。
【0010】この構成によると、吸/装着エラー集計部
の結果をもとに現在の吸着/装着率を監視して、不良原
因推定部により、吸着/装着率が予め設定された基準値
を下回った時に不良原因の推定を行うことにより、作業
者に対して、不良発生時に、その不良発生と合わせて不
良要因を知らせる。
【0011】請求項3に記載の吸着不良原因推定システ
ムは、請求項1に記載の不良原因推定部を、一定時間毎
に不良原因の推定を行うよう構成する。この構成による
と、不良原因推定部により、一定時間毎に不良原因の推
定を行うことにより、事前に不良発生の傾向予測を行っ
て、その状況を作業者に知らせる。
【0012】請求項4に記載の吸着不良原因推定システ
ムは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の設備条
件変更記録部を、その設備条件として部品カセット,吸
着ノズル,部品リールの交換を記録するよう構成する。
【0013】この構成によると、設備条件として具体的
に部品カセット,吸着ノズル,部品リールの交換を設備
条件変更記録部で記録することにより、これらの設備条
件交換記録を用いて不良原因を推定し、その推定結果を
作業者に知らせる。
【0014】以上の構成によると、吸着/装着エラー集
計結果と設備実装条件の変更の発生を記録する設備条件
変更結果とに基づいて、吸着不良原因を自動的に推定
し、その推定結果を表示する。
【0015】以下、本発明の実施の形態を示す吸着不良
原因推定システムについて、図面を参照しながら具体的
に説明する。図2は本実施の形態の吸着不良原因推定シ
ステムで対象としている電子部品実装設備の具体的な構
成例の一つを示したものである。
【0016】この電子部品実装設備は、図2に示すよう
に、使用する電子部品が梱包されたリール7が、カセッ
ト8にセットされている。カセット8は、Z軸9上に順
に並べられ、このZ軸9で左右に移動することができ
る。部品を吸着/装着するノズル10は、回転ヘッド1
1に取り付けられ、設備後部でZ軸9上の固定位置よ
り、カセット8にある部品を吸着する。その後前方に回
転して、設備前部でXYテーブル6上の固定位置に部品
を装着する。部品を実装する対象となるプリント基板5
は、XYテーブル6上に移送されてくる。従って、部品
の吸着/装着位置は固定なので、使用する部品の選択
は、Z軸9が移動することによって行い、また、プリン
ト基板5上の位置指定は、XYテーブル6を移動させる
ことにより行なう。
【0017】なお、ノズル10と同様に作用するものと
してツールがあるが、このツールは、ノズル10が真空
吸着によって部品を保持する代わりに、部品を直接掴む
ことによって保持するしくみで、ノズル10と同じ役割
を果たすので、以降は主にノズル10に代表させて説明
する。
【0018】図1は本実施の形態の吸着不良原因推定シ
ステムの構成例を示したものである。図1において、電
子部品実装の際に発生した吸着エラーや装着エラーが吸
/装着エラー集計部1によって集計される。このとき、
エラーは、どの吸着ノズル使用時で、かつ、どのZ軸番
号使用時であったかが、同時に登録される。
【0019】一方、カセットやノズルおよび部品リール
の交換時刻が設備条件変更記録部2に登録される。そし
て、一定条件を満たすと、不良原因推定部3で、吸着/
装着不良の原因が推定され、結果表示部4で設備上のデ
ィスプレイに表示される。これら集計は、対象となるプ
リント基板品種毎に行われる。
【0020】この構成をもとに、実際の動作フローを示
したものが図3である。図3において、ステップ♯3
で、一定条件を満たすまでは、エラー発生時および設備
条件変更時に登録が行われるだけである。一定条件と
は、具体的には、吸着/装着率がある設定値を下回るが
どうかを設定することにより、不良が多発して吸着率や
装着率が下がってくると、直ちに不良要因を自動的に推
定するようにすることができる。
【0021】以下、その具体例を示しながら不良原因推
定部3の動作を説明する。図5は不良原因推定部3によ
る推定動作のフローチャートを示したものである。図5
において、原因推定がスタートすると、まず、不良が特
定のZ番号側か特定のノズル番号側かのどちらに集中し
ているかによって、Z番号すなわちカセット側の不良
か、ノズル側の不良かを切り分ける(ステップ#5
1)。これは、他のZ番号は全て同じような変化をして
いるのに対し、一つまたはいくつかのZ番号のみ吸着率
が有意に下がっているかどうかから判断できる。ノズル
の場合も同様である。
【0022】続いてZ番号側で集中している場合は、不
良発生の開始点がカセット交換時かリール交換時に合致
しているかどうかを見る(ステップ#52)。各、吸着
率推移グラフにカセットやノズル(ツール)の交換時点
のタイミングを重ねあわせる。図4(a) の場合は、ノズ
ル番号毎で区分しても、あるノズル番号に特定して吸着
率が有意に下がっている現象は見られない。一方、Z番
号毎で区分すると、Z=1のときのみ吸着率が下がって
いる。さらに、カセット交換時点以降、吸着率が下がっ
てくる傾向にある。このことから、不良原因は、Z=1
で現在使用されているカセットであると判断することが
できる(ステップ#53)。
【0023】ただ、これまでと比較するために、吸着率
はそれまでの累計で算出することが多いので、極端な不
良発生でないと、交換後直ちに有意になるとは限らな
い。この場合は、さらにカセット別、リール別などの集
計を行ってみる。図4(b) の場合は、カセット番号別に
吸着率を集計した場合で、明らかに、カセット番号C2
で吸着率が低いのがわかる。
【0024】特定のカセットでもノズル(ツール)でも
ないときは、たとえば部品寸法エラーなど別の要因が考
えられる。上記は、Z番号側の場合であるが、ノズル側
の場合も同様である。図6(a) では、Z番号別では特定
して現象が見られないが、ノズル番号別で区分すると、
N=1のときのみ吸着率が下がっている。これに対し、
N=1のノズルを未使用ノズルとして、ジャンプさせ
る。すると、設備全体の吸着率図6(b) で設備の吸着率
があがってきているので、原因のノズルN=1であると
推定することができる(ステップ#54)。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸着/装
着エラー集計結果と設備実装条件の変更の発生を記録す
る設備条件変更結果とに基づいて、吸着不良原因を自動
的に推定し、その推定結果を表示することができる。
【0026】そのため、不良発生要因の推定作業を自動
化して、吸着/装着エラー集計結果と設備条件変更結果
との両結果に対する人的な突き合わせ作業をすることな
く、かつ作業者個人の能力レベルに関係なく、不良発生
要因を容易に知ることができ、速やかな対策を打って生
産効率を向上するとともに生産ミスを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の吸着不良原因推定システ
ムの構成図
【図2】同実施の形態において対象とする電子部品実装
設備の具体的な構成図
【図3】同実施の形態における動作を示すフローチャー
【図4】同実施の形態における不良原因推定の具体例を
示した図
【図5】同実施の形態における不良原因推定部の動作を
示すフローチャート
【図6】同実施の形態における不良原因推定の別の具体
例を示した図
【符号の説明】
1 吸/装着エラー集計部 2 設備条件変更記録部 3 不良原因推定部 4 結果表示部 7 リール 8 カセット 10 ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に電子部品を実装する電
    子部品実装設備において、吸着/装着の際の不良原因を
    推定する吸着不良原因推定システムであって、前記実装
    の際の吸着ないしは装着エラーの発生を記録する吸/装
    着エラー集計部と、前記実装の際に発生する設備条件の
    変更状況を記録する設備条件変更記録部と、一定条件を
    満たすと、前記吸/装着エラー集計部と設備条件変更記
    録部の結果をもとに、不良原因を自動的に推定する不良
    原因推定部と、前記不良原因推定部による推定結果を表
    示する結果表示部とを備えた吸着不良原因推定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 不良原因推定部を、吸/装着エラー集計
    部の結果をもとに現在の吸着/装着率を監視して、その
    吸着/装着率が予め設定された基準値を下回った時に不
    良原因の推定を行うよう構成した請求項1に記載の吸着
    不良原因推定システム。
  3. 【請求項3】 不良原因推定部を、一定時間毎に不良原
    因の推定を行うよう構成した請求項1に記載の吸着不良
    原因推定システム。
  4. 【請求項4】 設備条件変更記録部を、その設備条件と
    して部品カセット,吸着ノズル,部品リールの交換を記
    録するよう構成した請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の吸着不良原因推定システム。
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