JP2004087758A - 電子回路部品装着システム,対回路基板作業システムおよびオペレータ作業情報取得方法 - Google Patents

電子回路部品装着システム,対回路基板作業システムおよびオペレータ作業情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のオペレータによるオペレータ作業の各々を管理する。
【解決手段】電子回路部品装着システムの複数台の部品装着機の制御装置の各々と、ホストコンピュータの制御装置とを接続する。複数のオペレータは、各々無線の通信端末を携帯する。通信端末がオペレータIDを読み取り、ホストコンピュータに送信する。部品供給装置のフィーダの部品が少なくなれば、オペレータによる部品補給を要する。ホストコンピュータは、部品切れの情報をオペレータに送信し、補給作業可能なオペレータは、通信端末にIDカードを読み取らせる。複数のオペレータのいずれかが部品供給者に決定し、部品補給を行う。ホストコンピュータのRAMに、生産履歴情報として、基板IDをキーとして、補給された部品の部品IDと、補給した部品供給者の供給者IDとを記憶するとともに、部品の種類が異なる等の電子回路の不良や、ジャミング発生等の作動不良を含むエラー情報を、部品IDやフィーダ識別IDと共に記憶する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路部品(以下、特に必要がない限り、部品と略称する)を回路基板に装着して電子回路を組み立てる電子回路部品装着システムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子回路部品装着システムは少なくとも1台の電子回路部品装着機を含むように構成され、電子回路部品装着機は、部品供給装置により供給される部品を部品装着装置が受け取り、回路基板保持装置に保持されている回路基板に装着するものとされる。この電子回路部品装着システムによる電子回路の生産履歴情報を、回路基板を個々に識別可能な基板識別情報や、電子回路部品装着システムの構成要素を個々に識別可能な装置識別情報等、識別情報をキーとしてデータベースに記憶させ、電子回路部品装着システムを管理することが行われている。
【0003】
上記電子回路部品装着システムの中には、部品供給装置が、それぞれ一種類の部品を供給する複数のフィーダを含むものがある。この種の電子回路部品装着システムにおいては、各電子回路の組立開始時に、フィーダ支持台へのフィーダの搭載が行われ、それらフィーダの部品が不足した場合には部品補給が行われる。フィーダの搭載や部品補給は通常オペレータにより行われるものであり、上記作業を行う者を部品供給者と称することとする。部品供給者による部品供給後における電子回路部品装着システムの作業状態や、製造された電子回路の品質等の作業結果は、部品供給者の供給作業の良否の影響を受けることが多い。例えば、フィーダがフィーダ支持台の誤った搭載位置に搭載されたり、補給されるべき部品とは異なる部品がフィーダに補給されたりしてしまったりする等の誤供給が発生すれば、誤った部品が回路基板に装着されることにより不良基板が発生したり、システムの作動を停止させて正しい部品を供給する等の作業が必要となって作業能率が低下したりする等、品質上,作業能率上等の問題が発生する。
【0004】
前記部品供給に限らず、オペレータにより行われるオペレータ作業は段取替えやノズル交換等種々のものがあり、それらオペレータ作業後における電子回路部品装着システムの作業状態や、システムの作業の結果は、前述の場合と同様、オペレータによるオペレータ作業の良否の影響を受けることが多い。
オペレータ作業後における電子回路部品装着システムの作業状態や、製造された電子回路の品質等の作業結果から複数のオペレータの作業状況や技量をそれぞれ把握することは、不良回路基板の発生を低減したり、作業能率低下を防止する上で重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
本発明は、以上の事情を背景とし、複数のオペレータによるオペレータ作業の各々を管理することにより、不良回路基板の発生を低減することと、作業能率低下を防止することとの少なくとも一方を達成することを課題としてなされたものであり、本発明によって、下記各態様の電子回路部品装着システム,対回路基板作業システムおよびオペレータ作業情報取得方法が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【0006】
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(12)項が請求項3に、(15)項が請求項4にそれぞれ相当する。
【0007】
(1)部品供給装置により供給される電子回路部品を部品装着装置が受け取り、回路基板保持装置に保持されている回路基板に装着する電子回路部品装着システムにおいて、
前記部品供給装置に電子回路部品を供給する部品供給者を個々に識別可能な供給者識別情報を取得する供給者識別情報取得部と、
前記電子回路部品の供給後における当該電子回路部品装着システムの作業状態と、その作業の結果との少なくとも一方の情報を含む作業情報を取得する作業情報取得部と、
それら供給者識別情報取得部と作業情報取得部とによりそれぞれ取得された前記供給者識別情報と前記作業情報とを互いに対応付けて記憶する情報記憶部と
を設けたことを特徴とする電子回路部品装着システム。
部品供給装置が、それぞれ一種類の部品を供給する複数のフィーダを含むものである場合に、部品供給者による供給後に、供給されるべきフィーダとは異なるフィーダに電子回路部品を補給したり、フィーダがフィーダ支持台の誤った搭載位置に搭載する等のエラーが発生したり、供給の遅れによって電子回路部品装着システムの作動を停止させれば、それらが作業情報として、供給者識別情報と互いに対応付けて記憶される。それらの情報を利用してエラー発生の要因を特定できれば、同様のエラーが今後も発生することを極力回避するために対応でき、不良回路基板の発生を低減したり、作業能率の低下を防止することができる。
【0008】
(2)前記回路基板を個々に識別可能な基板識別情報を取得する基板識別情報取得部を含み、かつ、前記情報記憶部が、その基板識別情報取得部により取得された前記基板識別情報をキーとして前記供給者識別情報と前記作業情報とを対応付けて記憶するものである(1)項に記載の電子回路部品装着システム。
基板識別情報をキーとして補給者識別情報と作業情報とを対応付けて記憶することとすれば、それら供給者識別情報と作業情報との管理が容易となる。
(3)前記部品供給者により供給された電子回路部品の情報である部品情報を取得する部品情報取得部を含み、かつ、前記情報記憶部が、その部品情報取得部により取得された前記部品情報を前記供給者識別情報および前記作業情報と共に記憶するものである (1)項または(2)項に記載の電子回路部品装着システム。
1枚の回路基板への部品装着の際に、複数の部品供給者が交代で部品供給を行うこともあり、本項のように、情報記憶部に部品情報も記憶されるものとすれば、供給された部品情報の各々に対応付けて供給者識別情報および作業情報が記憶させることができ、情報記憶部において記憶される情報がより精密なものとなる。
(4)前記部品情報が、前記供給された電子回路部品のロット情報を含む (3)項に記載の電子回路部品装着システム。
(5)前記部品供給装置が、それぞれ一種類の電子回路部品を供給する複数のフィーダを含むものであり、当該電子回路部品装着システムが、それら複数のフィーダを個々に識別可能なフィーダ識別情報を取得するフィーダ識別情報取得部を含む (1)項ないし (4)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
例えば、フィーダ支持台の誤った搭載位置に搭載されたフィーダや、補給されるべき部品とは異なる部品がフィーダに補給されたフィーダを識別することができる。
(6)前記情報記憶部が、前記フィーダ識別情報取得部により取得された前記フィーダ識別情報を前記供給者識別情報および前記作業情報と共に記憶するものである (5)項に記載の電子回路部品装着システム。
情報記憶部において、フィーダ識別情報,供給者識別情報および作業情報を互いに対応付けて記憶させることができる。
(7)前記作業情報が、前記電子回路部品装着システムの作業状態の情報として、作動不良の種類と発生回数との少なくとも一方を含む (1)項ないし (6)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
作業情報を、作動不良の種類と発生回数との少なくとも一方を含むものとすれば、情報量が少なくて済む。
(8)前記作業情報が、前記電子回路部品装着システムの作業結果として、前記電子回路の不良の種類と発生回数との少なくとも一方を含む (1)項ないし (7)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
上記作業情報,部品情報,フィーダ識別情報等を生産履歴情報と総称することもできる。
【0009】
(9)前記供給者識別情報取得部が、電子回路部品の供給が行われる毎に前記供給者識別情報を取得する部分を含む (1)項ないし (8)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
1台の電子回路部品装着機について、複数の供給者によって交代で電子回路部品の供給が行われる場合があり、その場合に、電子回路部品の供給の各々について供給者識別情報を取得することとすれば、いずれの供給者による供給であるかを確実に把握することができる。供給者IDやパスワード等の供給者識別情報は、供給者がキーボード操作することによって入力可能としてもよいし、あるいは、後の項で説明するように、供給者識別情報が記録されたIDカード等の記録媒体を読み取らせるものとしてもよい。
(10)前記供給者識別情報取得部が、前記電子回路部品装着システムのオペレータが交替する毎にそのオペレータの識別情報を取得してそのオペレータを前記部品供給者とし、オペレータの識別情報が変わらない限り、部品供給者も変わらないものとみなす部分を含む (1)項ないし (9)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
本項が (9)項に従属する態様においては、 (9)項に記載の部分と本項に記載の部分との両方を含み、両部分のいずれかが選択可能とされたものである。
(11)前記供給者識別情報取得部が、前記部品供給者の識別情報が記録された識別情報記録媒体を読み取る読取装置を含む (1)項ないし(10)項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
【0010】
(12)回路基板に対して予め定められた作業を行う対回路基板作業システムにおいて、
当該対回路基板作業システムにオペレータ作業を行うオペレータを個々に識別可能なオペレータ識別情報を取得するオペレータ識別情報取得部と、
前記オペレータ作業後における当該対回路基板作業システムの作業状態と、その作業の結果との少なくとも一方の情報を含む作業情報を取得する作業情報取得部と、
それらオペレータ識別情報取得部と作業情報取得部とによりそれぞれ取得された前記オペレータ識別情報と前記作業情報とを互いに対応付けて記憶する情報記憶部と
を設けたことを特徴とする対回路基板作業システム。
対回路基板作業システムは、回路基板に電子回路部品を装着する電子回路部品装着機や、回路基板に電子回路部品を仮止めするための高粘性流体を塗布する高粘性流体塗布機等を含むものである。部品供給者による供給は、本発明に係る対回路基板作業システムの一種である電子回路部品装着システムにおけるオペレータによるオペレータ作業の一態様である。したがって、前記(2)項ないし(11)項に記載の各特徴は、「電子回路部品装着システム」を「対回路基板作業システム」と読み代えるとともに、「供給者」を「オペレータ」、「供給」を「オペレータ作業」とそれぞれ読み代えれば本項にも適用可能である。
(13)前記オペレータ識別情報取得部が、当該対回路基板作業システムに対して複数のオペレータがオペレータ作業を行う場合に、それらオペレータ作業の各々について前記オペレータ識別情報を取得するものである(12)項に記載の対回路基板作業システム。
(14)前記回路基板作業システムが、部品供給装置により供給される電子回路部品を部品装着装置が受け取り、回路基板保持装置に保持されている回路基板に装着する電子回路部品装着機を含む(12)項または(13)項に記載の対回路基板作業システム。
【0011】
(15)回路基板に対して予め定められた作業を行う対回路基板作業システムに対して複数のオペレータがオペレータ作業を行う場合に、それらオペレータ作業の各々についてそれらオペレータ作業に関連する情報であるオペレータ作業関連情報とオペレータを個々に識別可能なオペレータ識別情報とを取得するオペレータ作業情報取得方法。
オペレータ作業関連情報は、例えば、オペレータ作業の内容についての情報、オペレータ作業後における対回路基板作業システムの作業状態についての情報、その作業の結果についての情報のうちの少なくとも1つを含むものとすることができる。オペレータ作業関連情報とオペレータ識別情報とを合わせて取得すれば、複数のオペレータ個々の作業状況を個別に取得することができる。例えば、オペレータ作業の内容についての情報をオペレータ識別情報と合わせて取得すれば、オペレータ個々の作業頻度を知ることができ、オペレータ作業後における電子回路部品装着システムの作業状態についての情報や、その作業の結果についての情報をオペレータ識別情報と合わせて取得すれば、オペレータ個々の作業の的確性を知ることができる。なお、回路基板に電子回路部品を装着する電子回路部品装着システムは、本対回路基板作業システムの一態様であり、オペレータ作業には電子回路部品の供給も含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態である電子回路部品装着システムおよびそのシステムにおけるオペレータ作業情報取得方法について図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態における電子回路部品装着システム(以下、「部品装着システム」と略称する。)は、図1に概念的に示すように、回路基板の搬送方向と並ぶ状態で配設された複数台の電子回路部品装着機(以下、「部品装着機」と略称する。)1を備えている。また、最下流側に位置する部品装着機1より下流側には、回路基板の電子回路部品(以下、「部品」と略称する。)の装着結果を検査する検査機2が設けられている。あるいは、複数台の部品装着機1の下流側にそれぞれ検査機2を設け、各部品装着機1における装着作業の終了後に下流側の検査機2に搬送して各々の装着結果を各装着作業の直後に検査するようにすることも可能である。検査機2については後に説明するが、この検査機2も部品装着システムの構成要素であると考えることができる。ただし、検査機2を設けることは不可欠ではない。なお、本部品装着システムにおいては、部品装着機1および検査機2(厳密には、それぞれの制御装置)が共通のホストコンピュータに接続されている。
【0013】
図2に、前記部品装着機1の一例を概略的に示す。部品装着機1は、本体たるベッド8上に設けられた部品装着装置10,部品供給装置12および回路基板保持装置14を備えている。
部品装着装置10は、複数組(例えば16組)の保持ヘッド20およびヘッド移動装置たるヘッド旋回装置を備えている。ヘッド旋回装置は、ベッド8に支柱を介して支持されたフレームに一軸線、本実施形態においては、垂直な軸線のまわりに回転可能に保持された回転軸(図示省略),回転軸に固定された回転体たる間欠回転盤26,間欠回転盤を間欠回転させる間欠回転装置を備えている。間欠回転装置は、例えば、駆動源として間欠回転用モータ30(図3参照)を備えるものとすることができる。間欠回転盤26の回転にしたがって、複数の保持ヘッド20の各々が、それらの旋回軌跡上に設定された部品受取ステーション,部品姿勢変更ステーション,部品保持位置検出ステーション,部品回転ステーション,部品装着ステーション等、複数のステーションに順次停止させられる。各保持ヘッド20は、それぞれ複数の保持具(例えば、吸着ノズル)を保持する複数の保持具ホルダを備えるものであり、保持ヘッド20が一旋回軸線まわりを旋回させられ、複数の保持具が、部品受取ステーションにおいて部品供給装置12から部品を受け取り、部品装着ステーションにおいて回路基板保持装置14に保持されている回路基板36に装着する。また、上記部品保持位置検出ステーションには、部品カメラを含む部品撮像装置38が設けられている。
【0014】
回路基板36には、図示は省略するが、回路基板36に関する情報である基板識別情報として、基板識別コードが少なくとも1個所に設けられている。基板識別コードは、バーコードまたは二次元コードとされることが望ましい。基板識別コードには、例えば、回路基板36の種類を表し、あるいは個々の回路基板36を識別可能な基板ID等が含まれている。部品装着機1の基板搬送方向上流側には、上記基板識別コードを認識する認識装置(図示省略)が設けられている。認識装置は、例えば、バーコードを読み取るバーコードリーダ,二次元コードを読み取るIDデコーダ,あるいは二次元コードを撮像するカメラを備える撮像装置を含むものとすることができる。この認識装置も部品装着機1の構成要素であると考えることもできる。
【0015】
部品供給装置12は、少なくとも1台、本実施形態においては2台の部品供給テーブル40,42を含んでいる。これら部品供給テーブル40,42はそれぞれ、フィーダ支持台44と、そのフィーダ支持台44上に搭載された複数のフィーダ46とを有する。部品供給装置12は、複数のフィーダ46がそれらの部品供給部が並ぶ方向に平行な方向に移動し得るように、フィーダ支持台44を移動させる支持台移動装置50も含む。支持台移動装置50は、例えば、駆動源として支持台駆動用モータ52(図3参照)を含むものとすることができる。本実施形態では、フィーダ46は、詳細な図示は省略するが、それぞれ一種類の部品を供給するものであり、部品を部品保持テープに保持させてテープ化部品とした状態で供給するものとされている。
【0016】
回路基板保持装置14は、回路基板36をクランプするクランプ装置および回路基板36を下方から支持する複数の支持部材を含む支持装置等を備えている。なお、図示は省略するが、回路基板36を回路基板保持装置14に搬入,搬出する基板搬送装置も設けられている。回路基板保持装置14は、回路基板36を水平に保持し、基板保持装置移動装置たるXY移動装置60により、回路基板36がその表面に平行な平面内の任意の位置へ移動させられる。XY移動装置60は、例えば、X軸方向に移動させられるX軸スライド62と、X軸スライド62上に設けられ、Y軸方向に移動させられるY軸スライド64とを備えるものとすることができる。X軸スライド62およびY軸スライド64は、それぞれ駆動源たるX軸スライド駆動用モータ70およびY軸スライド駆動用モータ72を備えている。回路基板36の表面ないし上面には、部品が装着される複数の被装着位置が予め設定されており、回路基板36は回路基板保持装置14の移動により、表面に平行な平面であって、水平面内において移動させられ、被装着位置が順次、保持ヘッド20の部品装着位置に対応する位置に位置決めされる。
【0017】
以上のように構成された部品装着機1は、図3に示す制御装置100を備えている。制御装置100は、PU(CPU等のプロセシングユニット)102,ROM104,RAM106およびそれらを接続するバス108を備えるコンピュータ(制御コンピュータと称する)110を主体として構成されている。バス108はさらに、入出力インタフェース112に接続されている。入出力インタフェース112には、駆動回路114を介して上記駆動モータ30,52,70,72等が接続されている。各駆動モータは、電動モータの一種である電動回転モータであって、回転角度の精度よい制御が可能なもの(本実施形態においてはサーボモータ)により構成されている。各駆動モータの回転角度はエンコーダによって監視されている。
【0018】
入出力インタフェース112には、さらに、制御回路116を介して、部品撮像装置38と、回路基板36に設けられた複数(例えば2個)の基準マーク117(図2参照)を撮像する基準マークカメラを含むマーク撮像装置118が接続されている。また、制御回路116を介して操作盤120が接続されている。操作盤120は、表示装置たるディスプレイ122と、入力装置たるキーボード124と、オペレータに異常が生じたことを報知する報知装置126とを備えている。
【0019】
制御装置100にはさらに、ホストコンピュータ140が接続されている。ホストコンピュータ140も、PU(CPU等のプロセシングユニット)142,ROM144,RAM146およびそれらを接続するバス148を備え、入出力インタフェース150を介して制御コンピュータ110に接続されている。ホストコンピュータ140のROM144には、部品装着機1の装着作業を制御する装着制御プログラム等が記憶されている。制御装置100は、それらプログラム等から今回の作業に必要な情報を呼び出して作業を実行するようにされている。
【0020】
ホストコンピュータ140は、本部品装着機1を含む複数の部品装着機1および検査機2を統括するコンピュータであり、各部品装着機1に関する情報、例えば、部品の回路基板36への装着に関するデータであって、回路基板36の種類に応じてフィーダ支持台44に搭載されるフィーダ46の種類,数,搭載順(フィーダ46のフィーダ支持台44への搭載位置)、フィーダ46に保持されるリールの種類等を規定するデータ、複数のフィーダ46がそれぞれ有している部品の数であって、供給終了時に残っている部品の残数、部品が装着されるべき回路基板36の種類および枚数、装着されるべき部品の種類、部品が装着される被装着位置等に関するデータを有する。ホストコンピュータ140と部品装着機1の制御コンピュータ110との間においては、情報等の交換,指令の供給等が行われ、必要なデータが制御コンピュータ110に供給される。
【0021】
部品装着機1の作動について説明する。部品装着機1における装着作業の開始に先立って準備作業が行われる。複数のフィーダ46がフィーダ支持台44の複数の搭載位置(例えば、各フィーダ46を位置決めする位置決めスロットの番号で表される)に搭載される前に、各フィーダ46にそれぞれ所定のテープ化部品が搭載される。この時、各搭載位置が指定されるとともに、その指定された搭載位置に搭載予定のフィーダ46の識別コードを表すバーコード、およびそのフィーダ46に搭載予定のリールの識別コードを表すバーコードが、認識装置たるバーコードリーダによりそれぞれ読み取られる。なお、リールに設けられたバーコードには、リール(つまりは部品)に関する情報である部品情報(リール情報)、例えば、部品ID(本実施形態では製造ロット番号),リールが保持する部品の型番(種類),寸法,テープ化部品に保持された部品の個数,テープ化部品の平面寸法,厚さ,部品の保持ピッチ等が記録されている。また、フィーダ46に設けられたバーコードには、フィーダ46に関する情報であるフィーダ情報、例えば、フィーダの種類,個々のフィーダを識別可能なフィーダID等が記録されている。上記読取りの結果、リールのバーコードが予定通りのもの、すなわち予定の搭載位置に搭載されるべき部品の識別コードと一致するものであるか否かが判定され、予定外のものである場合には、その旨が報知装置126あるいは無線通信端末200(図1参照)によってオペレータに報知される。読み取られた各バーコードに記録されたフィーダ情報および部品情報は、制御コンピュータ110のRAM106にフィーダ46の搭載位置と対応付けて記憶させられるとともに、ホストコンピュータ140に送信され、ホストコンピュータ140のRAM146にも記憶される。リールがフィーダ46に保持された後、各フィーダがフィーダ支持台44の予定の各搭載位置に搭載される。その際、バーコードリーダにより各フィーダ46のバーコードが読み取られ、各搭載位置に搭載が予定されているフィーダ46の識別コードを表すものと一致するか否かの判定が行われ、不一致の場合には、その旨が報知装置126あるいは後述する無線通信端末200によってオペレータに報知される。
【0022】
装着作業が開始されれば、回路基板36が搬送方向上流側から部品装着機1に搬入され、回路基板保持装置14に保持される。その回路基板36に設けられた基準マーク117がマーク撮像装置118により撮像されることにより、回路基板36の水平方向および回転方向の位置ずれが検出される。その位置ずれに基づいて回路基板36の部品が装着されるべき各被装着位置の水平方向位置誤差および回転方向位置誤差が取得される。一方、保持ヘッド20は、部品受取ステーションにおいてフィーダ46から部品を受け取り、やがて部品保持位置検出ステーションに達する。このステーションにおいて、部品撮像装置38により部品が撮像され、部品の水平方向位置誤差および回転方向位置誤差が取得される。そして、部品回転ステーションにおいて、前記回路基板36の被装着位置の回転方向位置誤差と上記部品の回転方向位置誤差とを補正するために保持ヘッド20が回転させられ、その後部品装着ステーションに到達する。この部品装着ステーションにおいて保持ヘッド20が下降させられ、部品が回路基板36に装着される。その際、回路部品保持装置14は、XY移動装置60により、前記回路基板36の被装着位置の水平方向位置誤差と上記部品の水平方向位置誤差とを補正し得る位置へ移動させられているため、部品は正確に被装着位置に、正確な回転位置で装着される。
【0023】
上述のようにして部品装着機1において部品装着作業の完了した回路基板36は、搬送方向下流側に送られ、下流側の部品装着機1において同様に装着作業が行われる。そして、最下流側に位置する部品装着機1において部品が装着された回路基板36は、検査機2に搬入される。検査機2は、図4に示すように、本体であるベース168上に設けられ、回路基板36をX軸方向(基板搬送方向)に搬送する基板搬送装置170,回路基板36を保持する基板保持装置172,回路基板36の表面を撮像して検査する検査装置180等を備えている。検査装置180は、回路基板36に装着された複数の部品を撮像する検査用撮像装置182と、その撮像装置182を水平方向に移動可能に保持するXY移動装置184とを備えている。本検査機2は、コンピュータを主体とする制御装置により制御されるが、この制御装置は前述の制御装置100とほぼ同じ構成を有するものであるので図示および説明を省略する。本検査機2においても、制御装置により、回路基板36の検査結果および検査機2自体に関連する情報が、ホストコンピュータ140との間で送受信可能とされている。検査用撮像装置182により、回路基板36の表面が撮像され、回路基板36の予め定められている各被装着位置に部品が装着されているか否か、装着されている場合には、部品の像の形状に基づいて種類や装着位置等が正しいか否かが検査される。この検査結果は、ホストコンピュータ140に逐次伝達される。この検査結果には、部品の水平方向位置誤差および回転方向位置誤差が含まれ、不良品が発生した場合には、不良個所に関する情報が添付される。部品装着機1の部品保持位置検出ステーションにおける検出によっても、保持ヘッド20に保持された保持具における部品の有無や保持位置誤差(水平方向位置誤差および回転方向位置誤差)が検出されるが、保持具に部品が保持されていることが検出されたにもかかわらず、回路基板36に装着部品がない場合がある。その場合には、装着されるべき部品が部品保持位置検出ステーションから部品装着ステーションまでの間に脱落したか、あるいは、一旦回路基板36に接触させられたにもかかわらずそのまま保持具により持ち去られたと推定することができる。
【0024】
本部品装着システムはさらに、オペレータID読取装置付通信端末を備えている。通信端末は、有線でも無線でもよい。有線の場合、ホストコンピュータ140に接続されてもよいし、各部品装着機1の制御コンピュータ110に接続されてもよい。以下、通信端末が無線通信端末である場合について説明する。本形態における無線通信端末200(図1参照)は、部品装着システムにおいて作業を行うオペレータがそれぞれ携帯し得るものである。無線通信端末200は、図示は省略するが、表示装置であるディスプレイ、入力装置たる各種キーまたはボタン、電源スイッチ等を備えるとともに、複数のオペレータを個々に識別可能なオペレータ識別情報を構成するオペレータIDの記録されたIDカードを読み取る読取装置を備えている。無線通信端末200にIDカードが挿入されれば、IDカードに記録されたオペレータIDが読み取られ、そのオペレータIDが必要に応じてホストコンピュータ140に送信されるようになっている。本実施形態では、自身のIDカードが挿入されたままの状態で無線通信端末200をオペレータが携帯して作業を行う。
【0025】
前記部品装着機1の作動開始前あるいはその途中で、オペレータによる作業(「オペレータ作業」と称する。)が必要となる場合がある。オペレータ作業には、例えば、前述したように、フィーダ46へのリール(部品)の搭載や、フィーダ支持台44へのフィーダ46の搭載や、それらフィーダ46の部品が不足した場合の部品補給等の部品供給作業がある。あるいは、フィーダ46に発生したジャミングの解消や、回路基板36の大きさに合わせて基板搬送装置の搬送幅を変更したり、回路基板保持装置14の前記支持部材の配置を変更したり、部品の大きさに合わせて保持ヘッド20の保持具を交換したり、曲がった保持具を交換したり、詰まりの発生した保持具の清掃を行う等がオペレータ作業に含まれる場合もある。
【0026】
オペレータ作業の一例として、部品装着機1による部品装着作業の途中で行われる部品補給(部品供給の一種)を説明する。部品の供給が進んでフィーダ46のリールに巻き付けられたテープ化部品が終わりに近づけば、報知装置126によって報知されるとともに、各オペレータが携帯している無線通信端末200にその旨が報知される。この部品切れが近い旨の情報とともに、部品切れが近いフィーダ46が搭載されている部品装着機1の作業機IDと、そのフィーダ46の搭載位置(あるいはそのフィーダ46のフィーダID)およびそのフィーダ46に補給されるべき部品の部品IDとがディスプレイに表示される。ディスプレイ表示とともに、ブザーの鳴動,ランプの点灯,点滅等の少なくとも1つによって報知が行われるようにしてもよい。複数のオペレータのうち、オペレータ作業(部品補給作業)を行うことができる(例えば、部品切れが近い部品装着機1の近くに居り、かつ、その時点で作業中ではない等の)オペレータは、無線通信端末200の作業可能入力キー,ONボタン等の作業可能入力操作部を操作するなどにより、作業が可能であることをホストコンピュータ140に知らせる。ホストコンピュータ140では、送信されてくるオペレータID(供給者ID)のいずれか、例えば、一番最初に受信したものを受け付け、そのオペレータを部品補給作業を行う部品補給者に決定する。その時点までの受付頻度が最も小さいオペレータIDのオペレータを部品補給者に決定してもよい。部品補給者に決定したオペレータのオペレータIDが、その作業の内容についての情報(例えば、部品切れが近い部品装着機1の作業機ID,フィーダ46の搭載位置および部品ID)と共にホストコンピュータ140のバッファメモリに一旦記憶される。また、ホストコンピュータ140から部品補給者に対し、部品補給者に決定されたことを知らせる情報が供給される。例えば、部品補給者のオペレータIDが作業の内容と共に無線通信端末200のディスプレイに表示されるのである。一方、その他の、今回部品補給者に決定されなかったオペレータの無線通信端末200に、今回の作業の担当者には決定されなかったことを知らせる情報が供給される。例えば、無線通信端末200の報知画面が消去されるのである。それにより、他のオペレータは自分が今回の作業を担当する者に決定されなかったことを知る。
【0027】
あるいは、ホストコンピュータ140から全ての無線通信端末200に部品供給の供給者IDおよび作業の内容の情報が送信され、各無線通信端末200において、送られてきた供給者IDと各無線通信端末200に挿入されているIDカードのIDとが比較され、一致しない場合には自動的に表示画面が消去され、一致する場合には表示画面が消去されないようにしてもよい。あるいはまた、部品補給者のオペレータIDが各無線通信端末200のディスプレイに表示され、各オペレータは表示されたIDが自身のIDと異なれば、今回の部品補給を担当しないことが判るため、オペレータが自分で表示画面を消去する操作を行うようにすることも可能である。
【0028】
上記のようにして決定された部品補給者は、部品切れが近い部品装着機1のところに行き、テープ化部品を補給する。テープ化部品が終わりに近づいた先のリール(「先行テープ化部品」と称する。)を外すとともに、次にテープ化部品を供給する別のリール(「後続テープ化部品」と称する。)をフィーダ46に保持させるとともに、後続テープ化部品の始端部をリールから引き出し、その後続テープ化部品の始端部を先行テープ化部品の終端部と、接続部材たる金属製の接続片と接続部材たる接続テープとの少なくとも一方により接続する。接続作業が終了すれば、部品供給者は作業完了入力キー,OFFボタン等の作業完了入力操作部を操作するなどにより、ホストコンピュータ140に供給作業が完了したことを知らせる。ホストコンピュータ140は、その作業完了の情報を、無線通信端末200に挿入されているIDカードのオペレータIDの情報と共に受信し、その受信内容とバッファメモリに記憶されているオペレータIDおよび作業の内容と比較して、部品補給者に決定されたオペレータによる部品補給作業が完了したことを確認し、供給者IDと補給された部品の部品IDと共にRAM146に生産履歴情報の一つとして記憶する。また、本実施形態においては、部品補給者の補給作業に要した時間(あるいは補給開始時間と終了時間)も生産履歴情報の一つとして記憶される。生産履歴情報がRAM146に記憶されるのに伴って、バッファメモリに記憶されているオペレータIDおよび作業の内容と、部品補給者の無線通信端末200の表示画面とが自動的に消去される。
【0029】
そして、前述のように各部品装着機1において回路基板36に順次部品装着が行われた後、検査機2における回路基板36の検査結果も生産履歴情報の一種である作業情報の一つとしてホストコンピュータ140に供給される。
【0030】
ホストコンピュータ140のRAM146には、オペレータ識別情報,部品情報,フィーダ識別情報,作業情報等の生産履歴情報が蓄積されるようになっている。これら生産履歴情報は、基板識別情報をキーとして記憶される。その一例を図5に示す。回路基板36の基板識別情報としての基板IDをキーとして、その回路基板36に装着された部品情報としての部品IDと、その部品を供給した供給者IDたるオペレータIDとが共に記憶されている。上記部品IDおよびオペレータIDと共に、その部品を供給したフィーダ46のフィーダID、保持した保持具の保持具ID、その保持具を保持して水平方向移動させた保持ヘッド20のヘッドIDも記憶される。これらの記憶は不可欠ではないが、少なくとも1つが記憶されることが望ましい。
【0031】
また、図5に示す生産履歴情報には、基板IDをキーとして、作業情報の一種であるエラー情報も記憶されている。エラー情報として、エラーの発生した部品IDやフィーダIDと共に、そのエラーの発生原因(種類)を記憶させることが、生産履歴情報をより有効なものとする上で望ましい。エラー原因を含むエラー情報の作成プログラムは、ホストコンピュータ140に格納されている。図6にそのエラー情報作成プログラムの一例をフローチャートで示し、以下に説明する。このエラー情報作成プログラムのステップ10(以下、「S10」と称する。他のステップについても同じ)において、本部品装着システムの複数台の部品装着機1のうちのいずれかにエラーが発生し、その作動を停止させる必要があるか否かが判定される。部品装着機1の作動を停止させる必要がなければ判定はNOとなり、S12において、エラー発生の原因が判明しているか否かが判定される。エラー原因が明らかなものとしては、例えば、部品装着機1において部品保持位置検出ステーションにおける撮像の結果、保持具に部品が保持されていないことが検出された場合がある。1つの保持具についてのみ部品が保持されていないことが検出されれば、その保持具の保持力(吸着力)の低下等に起因して部品の受取りに失敗したと推定されるため、部品装着機1の作動を停止させる必要はなく、そのまま作動を継続して他の保持具に部品を保持させればよい。したがって、エラー情報として、エラーの発生した部品装着機1,部品等の作業機ID,部品ID,フィーダID,保持具ID等が記憶されるとともに、その原因が「吸着ミス」と記憶される。作業機ID,部品ID,フィーダID,保持具IDのいずれかが記憶されないようにすることも可能であり、逆に、ヘッドID等他の情報も合わせて記憶されるようにしてもよい。
【0032】
エラー原因が不明である場合には、S12の判定がNOとなり、S14において、エラー情報に原因が「不明」であることが記憶される。部品装着機1を停止させる必要のないエラーであれば、原因が不明であっても、必ずしもその原因を調査する必要はない。オペレータに原因を調査させるためには、部品装着機1の稼働を停止させなければならず、稼働率が低下するため望ましくないからである。
【0033】
一方、部品装着機1の作動を停止させる必要があって、S10の判定がYESの場合には、S20において部品装着機1の作動が停止させられる。そして、S21において、エラーの発生原因が判明しているか否かが判定され、判定がYESであれば、S22においてその原因がエラー情報として記憶される。例えば、部品保持位置検出によって、保持具に予定されたものとは異なる種類の部品が保持されていることが検出された場合がこれに相当する。部品補給者によりフィーダに予定外の種類のテープ化部品が誤って接続されたため、異なる種類の部品が供給されたと推定される。エラー情報に、「部品が違う」旨の情報が、正しい部品の部品IDやフィーダ識別IDと共に記憶される。
【0034】
部品装着機1の作動が停止させられた場合であって、エラー原因が判明せずS21の判定がNOである場合、S23において、オペレータにエラー原因を調査するように指示される。そして、原因が判明するまでS24が繰り返し実行される。原因が判明すれば、オペレータがその原因を入力することにより、S25においてその原因がエラー情報として記憶される。例えば、同じフィーダから供給されるべき部品が保持具に保持されていないことが設定回数(2回)以上検出された場合に、部品装着機1の作動停止が指令され、オペレータに原因調査の指示がされる。例えば、フィーダ46にジャミングが発生して、テープ化部品が送られない状態となっている場合にこの状況となり得る。この場合には、S25で、エラー情報として、エラーの発生した部品IDやフィーダ識別IDが記憶されるとともに、その原因が「ジャミングの発生」であると記憶される。ジャミングの発生は、部品補給者によるテープ化部品の接続作業の不適切に起因することが多い。
【0035】
上記「部品が違う」旨のエラー情報は、部品装着システムの作業状態の情報の一種である。「吸着ミス」,「ジャミングの発生」等のエラー情報も、部品装着システムの作業状態の情報の一種であり、作動不良の例である。それに対して、前記検査機2における検査結果に基づくエラー情報は、図示しないプログラムの実行により取得されるのであるが、作業結果の情報の一種であり、回路基板36に部品が装着されていないことや、部品が装着されてはいるが種類が違っていることや、その装着位置や装着姿勢が正しくないこと(水平方向位置誤差や回転方向位置誤差の量の情報が含まれてもよい)等を含む。
【0036】
以上、部品装着機1による部品装着作業の途中で行われる部品補給作業についてのオペレータIDの取得を詳細に説明したが、部品装着機1における装着作業の開始に先立って行われる前述の準備作業についても、オペレータIDが取得される。オペレータが、複数のフィーダ46をフィーダ支持台44の複数の搭載位置に搭載するフィーダ搭載作業や、各フィーダ46にそれぞれ所定のテープ化部品を搭載するテープ化部品搭載作業等を行う際には、無線通信端末200にIDカードを挿入することが義務付けられており、例えば、テープ化部品が各フィーダ46に搭載されたり、各フィーダ46が支持台44に搭載されたりする毎に、あるいは一連の搭載作業が終了した旨の情報を入力する操作が行われる毎に、IDカードに記録されたオペレータIDが無線通信端末200によって読み取られ、制御コンピュータ110のRAM106およびホストコンピュータ140のRAM146に、搭載作業と対応付けて記憶されるのである。他のオペレータ作業についても同様である。
【0037】
本実施形態によれば、オペレータの作業(部品供給)毎にオペレータID(供給者ID)が取得され、それらが生産履歴情報の一部として記憶されるため、各オペレータの作業状況,技量等を容易に把握することができる。また、1つの作業に要した時間や、全作業時間中における各オペレータの作業時間も合わせて記憶されれば、各オペレータの技量,作業状況等をより詳細に把握することができる。さらに、生産履歴情報がエラー情報を含むため、オペレータ当たりのエラーの発生率がわかり、それらエラーの原因が全てオペレータによるものではなくても、エラー発生率が異常に高いオペレータに関しては、何らかの原因がオペレータにある可能性が高いと推定することができる。さらに、エラー情報に、エラーの発生した部品IDやフィーダ識別IDと共に、エラー発生原因を記憶させることにより、エラー情報をより有効なものとすることができる。エラー情報を含む生産履歴情報を見れば、エラーがオペレータ作業(部品補給等)の不適切により発生したものであるか、装置側の事情によるものなのかを把握することができる。このように各オペレータの技量や作業状況等を把握し、それらを管理できれば、不良回路基板の発生を低減させたり、作業能率を向上させたりする上で有益な情報が得られる。生産履歴情報を管理者等が見てオペレータの技量および作業状況を評価してもよいし、ホストコンピュータ140等の装置側で自動で評価されるようにしてもよい。
【0038】
IDカードは識別情報記録媒体の一態様であり、無線通信端末200のオペレータID読取装置が読取装置を構成している。無線通信端末200は、オペレータ識別情報の一種である供給者識別情報としてのオペレータIDを取得するオペレータ識別情報取得部の一態様である供給者識別情報取得部を備えている。オペレータ作業の内容(例えば部品供給)についての情報,エラー情報(作業情報)等がオペレータ作業関連情報を構成している。部品装着機1の制御装置100と検査機2の制御装置との作業情報を取得する部分が、作業情報取得部を構成している。前記認識装置が、基板識別情報たる基板IDを取得する基板識別情報取得部を構成している。本実施形態ではまた、前記フィーダ識別コードおよびリールコードをそれぞれ読み取るバーコードリーダが、部品情報たる部品IDを取得する部品情報取得部であり、かつ、フィーダ識別情報取得部を構成している。また、RAM146の、上記生産履歴情報(作業情報,部品情報,フィーダ識別情報等)および基板識別情報を記憶する部分が情報記憶部を構成している。
【0039】
携帯式の無線通信端末を、各オペレータに特定の1台とし、各通信端末がオペレータの識別情報を出力する機能を備えるものとすることも可能である。
【0040】
本実施形態における読取装置は、IDカードに記録された磁気情報を読み取るものであるが、これに代えて、バーコードの形式で記憶された情報を読み取るバーコードリーダを備えるようにしてもよいし、その他の形式で記録された情報を読み取る読取装置を備えるようにしてもよい。さらに、ID読取装置を設けることは不可欠ではなく、オペレータIDをキーボード124等の入力装置により入力可能な形式とすることも可能である。
【0041】
オペレータIDを読み取り可能な読取装置を、部品装着機1の制御コンピュータ110に接続してもよい。例えば、ディスプレイ122,キーボード124,報知装置126と、上記読取装置とが操作盤120を構成するようにするのである。オペレータが、IDカードを上記読取装置に読み取らせたり、あるいは、キーボード124からIDを入力する等により、そのオペレータが部品装着機1におけるオペレータ作業を担当することになり、各オペレータ作業の内容がオペレータIDと共にホストコンピュータ140に記憶される。オペレータが交替する場合には、前任のオペレータがIDカードを抜き取る等してIDを解除し、かつ、次のオペレータが上述と同様にしてIDを読み取らせることにより、次のオペレータが部品装着機1の担当となる。本形態の場合、オペレータのIDが変わらない限り、部品装着機1でオペレータ作業を行うオペレータも変わらないものと見なされる。
【0042】
本発明の電子回路部品装着システムの電子回路部品装着機は、上記形態に限らず、保持ヘッドがXY移動装置に保持され、XY座標面上の任意の位置へ移動させられて電子回路部品を装着するXY移動型電子回路部品装着機とすることも可能である。
【0043】
なお、図示は省略するが、最上流側に位置する部品装着機1より上流側には、回路基板に部品を仮止めするための仮止め剤を塗布する仮止め剤塗布システムが上流側装置として設けられ、検査機2より下流側には、半田を溶融させて部品を回路基板に電気的に接続させるシステムであるリフローシステムが下流側装置として設けられる。上記仮止め剤塗布システムに、本発明を適用することも可能である。仮止め剤塗布システムおよびリフローシステムと部品装着システムとにより電子回路製造システムが構成され、この電子回路製造システムは対回路基板作業システムの一態様である。
【0044】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子回路部品装着システムのうち本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【図2】上記電子回路部品装着システムの電子回路部品装着機を概略的に示す平面図である。
【図3】上記電子回路部品装着機を制御する制御装置のうち本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【図4】前記電子回路部品装着システムの検査機を概略的に示す平面図である。
【図5】上記電子回路部品装着システムのホストコンピュータに記憶されている生産履歴情報を表す図である。
【図6】上記ホストコンピュータに記憶されているエラー情報作成プログラムを表すフローチャートである。
【符号の説明】
1:電子回路部品装着機  10:部品装着装置  12:部品供給装置  14:回路基板保持装置  36:回路基板  46:フィーダ  100:制御装置  140:ホストコンピュータ  146:RAM  200:無線通信端末

Claims (4)

  1. 部品供給装置により供給される電子回路部品を部品装着装置が受け取り、回路基板保持装置に保持されている回路基板に装着する電子回路部品装着システムにおいて、
    前記部品供給装置に電子回路部品を供給する部品供給者を個々に識別可能な供給者識別情報を取得する供給者識別情報取得部と、
    前記電子回路部品の供給後における当該電子回路部品装着システムの作業状態と、その作業の結果との少なくとも一方の情報を含む作業情報を取得する作業情報取得部と、
    それら供給者識別情報取得部と作業情報取得部とによりそれぞれ取得された前記供給者識別情報と前記作業情報とを互いに対応付けて記憶する情報記憶部と
    を設けたことを特徴とする電子回路部品装着システム。
  2. 前記回路基板を個々に識別可能な基板識別情報を取得する基板識別情報取得部を含み、かつ、前記情報記憶部が、その基板識別情報取得部により取得された前記基板識別情報をキーとして前記供給者識別情報と前記作業情報とを対応付けて記憶するものである請求項1に記載の電子回路部品装着システム。
  3. 回路基板に対して予め定められた作業を行う対回路基板作業システムにおいて、
    当該対回路基板作業システムにオペレータ作業を行うオペレータを個々に識別可能なオペレータ識別情報を取得するオペレータ識別情報取得部と、
    前記オペレータ作業後における当該対回路基板作業システムの作業状態と、その作業の結果との少なくとも一方の情報を含む作業情報を取得する作業情報取得部と、
    それらオペレータ識別情報取得部と作業情報取得部とによりそれぞれ取得された前記オペレータ識別情報と前記作業情報とを互いに対応付けて記憶する情報記憶部と
    を設けたことを特徴とする対回路基板作業システム。
  4. 回路基板に対して予め定められた作業を行う対回路基板作業システムに対して複数のオペレータがオペレータ作業を行う場合に、それらオペレータ作業の各々についてそれらオペレータ作業に関連する情報であるオペレータ作業関連情報とオペレータを個々に識別可能なオペレータ識別情報とを取得するオペレータ作業情報取得方法。
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