JPH10283197A - プロセッサ及び割り込み調停方法 - Google Patents

プロセッサ及び割り込み調停方法

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JPH10283197A
JPH10283197A JP8824697A JP8824697A JPH10283197A JP H10283197 A JPH10283197 A JP H10283197A JP 8824697 A JP8824697 A JP 8824697A JP 8824697 A JP8824697 A JP 8824697A JP H10283197 A JPH10283197 A JP H10283197A
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interrupt
data
interrupt processing
processor
processing
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JP8824697A
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Tsutomu Fukatsu
勉 普勝
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で高速に処理可能なプロセッサを
提供する。 【解決手段】 プロセッサは、優先順位を有するn(n
は2以上の整数)種類の割り込み処理を実行可能なプロ
セッサであって、各桁が前記n種類の割り込み処理の優
先順位に対応したnビットの入力割り込みデータを入力
する入力手段と、前記入力割り込みデータを用いて実行
するべき割り込み処理を決定する決定手段とを備えて構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサ及び割
り込み調停方法に関し、特には、割り込み処理の調停動
作に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロセッサの高速処理技術の
一つとして、プロセッサの動作を制御するプログラムの
構成単位であるインストラクション(命令)に対する処
理を、複数の処理資源の中から単一あるいは複数の資源
を使用する複数のステージに分割し、時間的に隣接する
命令系列を異なるステージで処理資源の使用に関して競
合が起こらないようにオーバーラップさせ、高いスルー
プットで処理するパイプライン処理技術が知られてい
る。
【0003】また、プロセッサ自身の処理・プロセッサ
とその周辺装置との協調処理を時間的に、また、使用す
る資源の観点から効率的に実行する手段として、割り込
み処理が知られている。
【0004】割り込みとは、分岐命令と同じく、命令実
行の通常の流れを変えるものであり、そもそも算術演算
エラーの検出や各種プロセッサ周辺イベントに対してリ
アルタイムに応答するために考えられたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなパ
イプライン処理を行うプロセッサにあっては動作クロッ
クの周波数が高いため、割り込みを行う条件の検出、割
り込みに伴う調停動作、割り込み処理の発行はプロセッ
サ動作のタイミング上クリティカルパスとなり、プロセ
ッサの高速処理の妨げとなってしまう。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すること
を目的とする。
【0007】また、本願の他の目的は、簡易な構造で高
速に処理可能なプロセッサを提供する処にある。
【0008】また、本願の更に他の目的は、容易に割り
込みの調停処理を実行可能とする処にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、目的
を達成するため、本発明は、優先順位を有するn(nは
2以上の整数)種類の割り込み処理を実行可能なプロセ
ッサであって、各桁が前記n種類の割り込み処理の優先
順位に対応したnビットの入力割り込みデータを入力す
る入力手段と、前記入力割り込みデータを用いて実行す
るべき割り込み処理を決定する決定手段とを備えて構成
されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】本形態では、本発明を、ビデオ信号・音声
信号をデジタル信号として記録再生するデジタルVTR
に対して適用した場合について説明する。
【0012】図1は本発明の実施形態としてのデジタル
VTRの構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、1は図1の各部を制御する
ためのコントローラ、2は後述の如くビデオ信号及び音
声信号の処理を行う信号処理回路、3は磁気テープに対
してビデオ信号・音声信号を記録再生する記録再生回
路、4はビデオ信号・音声信号の処理を行うために用い
られ、これらの信号を記憶するメモリ、5はコントロー
ラ1の制御用の情報を記憶するプログラムメモリ、6は
音声信号等の比較的低速のデータを入出力するためのイ
ンターフェイス、7は信号処理回路3及びメモリ4の間
で比較的高速にデータを授受するためのインターフェイ
ス、8は外部制御系とデータを授受するための外部イン
ターフェイス、9はメモリ5、インターフェイス6及び
外部インターフェイス8をコントローラ1の記憶空間と
してマッピングするためのメモリマネジメントユニット
(MMU)である。
【0014】このような構成において、まず、記録時の
動作について説明する。
【0015】コントローラ1は、まず、入力ビデオ信号
を信号処理回路2、インターフェイス7を介してメモリ
4に書き込み、このメモリ4に記憶されたビデオ信号に
対して信号処理回路2により、周知のDCT・可変長符
号化等の技術を用いて情報量の圧縮及び符号化処理を施
す。更に、符号化されたビデオ信号に対して誤り訂正符
号化処理を施し、記録再生回路3に出力する。
【0016】また、インターフェイス6はMMU9を介
してコントローラの記憶空間の一部にマッピングされて
いるため、入力音声信号はコントローラのストア命令に
よりコントローラに取り込まれる。
【0017】コントローラは取り込んだ音声信号に対し
て所定の処理を施し、MMU9を介してインターフェイ
ス7よりアクセス可能なインターフェイス6に記憶す
る。その後、音声信号はインターフェイス6からインタ
ーフェイス7に転送され、メモリ4に記憶される。この
際、メモリ4の書き込みアドレスを制御することにより
シャフリングを行う。
【0018】メモリ4から読み出された音声信号は、信
号処理回路2により情報量を圧縮し、更に誤り訂正処理
を施して記録再生回路3に出力する。
【0019】記録再生回路3は、信号処理回路2から出
力されたビデオ信号及び音声信号に対して磁気記録に適
したデジタル変調処理を施し、磁気ヘッドによりテープ
上に記録する。
【0020】次に、再生動作について説明する。
【0021】記録再生回路3により再生されたビデオ信
号及び音声信号は、記録時に対応した復調処理が施さ
れ、信号処理回路2を介してメモリ4に書き込まれる。
【0022】信号処理回路2は、メモリ4に記憶された
ビデオ信号に対して誤り訂正処理及び復号化・情報量の
圧縮処理を施し、元の形態に変換して出力する。また、
メモリ4に記憶された音声信号に対して誤り訂正処理及
び情報量の伸長処理を施してメモリ4に書き込む。
【0023】メモリ4に記憶された音声信号はインター
フェイス7を介してインターフェイス6に供給される。
コントローラ1はMMU9を介してインターフェイス6
上の該当する記憶空間へロード命令を出力し、供給され
た音声信号を取り込む。このとき、ロードするアドレス
を制御することでデシャフリングを行う。
【0024】コントローラ1は取り込んだ音声信号に対
して補間処理等の所定の処理を施し、インターフェイス
6上の記憶空間に記憶し、出力する。
【0025】コントローラ1には音声信号のサンプリン
グやビデオ信号の同期タイミング、ユーザの操作等に応
じた割り込み信号及び、リセット信号が供給されてい
る。
【0026】次に、図1におけるコントローラ1につい
て、図2を用いて説明する。
【0027】図2はコントローラ1中に含まれるプロセ
ッサの要部構成を示す図である。
【0028】図2において、11はレジスタファイルで
あり、2つのデータ出力QA,QB、読み出しアドレス
入力RA,RB、書き込み制御入力WE、書き込みアド
レス入力WA、データ入力DIを有する。
【0029】12、13はそれぞれ異なる演算を行う演
算回路であり、それぞれ2つのデータ入力SA,SB、
及びこれらから得られるデータを用いて行われた演算結
果の出力DO及び演算の制御入力CNTを有する。
【0030】14はメモリインターフェイスであり、2
つのデータ入力SA,SB、アドレス出力DA、メモリ
入出力MIO、制御入力CNTを有し、制御入力CNT
に従い入力データSA,SBから得られたデータから生
成したアドレスをアドレス出力DAから出力する。ま
た、メモリ入出力MIOを介したレジスタファイル11
とメモリシステム16との間でのデータ転送や、ポート
EXT_IOを利用したコントローラ外部とのデータ転
送を行う。
【0031】15はレジスタファイル読み出しアドレス
RA,RB、レジスタファイル書き込み制御出力WE、
レジスタファイル書き込みアドレス出力WA、演算器制
御出力CNTA,CNTB、メモリインターフェイス制
御出力CMI、データ入力DI、メモリ入力IIN、メ
モリアドレス出力PCO、データ出力DO、割り込み処
理復帰命令検出出力RTP_O、割り込み処理分岐指示
出力VECを有し、メモリアドレス出力PCOから出力
されるアドレスのメモリシステム内のインストラクショ
ンをメモリ入力IINから取り込み、そのインストラク
ションに従いレジスタファイル11、演算器12、13
及びメモリインターフェイス14を制御するためのシー
ケンサである。
【0032】16はデータやインストラクションを記憶
しておくためのメモリシステムで、データのアドレス入
力DA、データ入出力DIO、インストラクションアド
レス入力IA、インストラクション出力ISOを有す
る。このメモリシステム16はROM,RAM,磁気デ
ィスク、外部I/O等で構成されており、キャッシュ、
仮想記憶等の手法で階層化されて構成されることもあ
る。
【0033】17は初期化入力RST、割り込み処理復
帰命令検出入力RTP、割り込み処理分岐指示出力VE
C_O、割り込み処理要求REQを有する調停回路であ
る。
【0034】次に、このような構成のプロセッサの動作
概要を説明する。
【0035】本形態のプロセッサはパイプライン処理を
行うように構成されており、プロセッサの動作を規定す
るプログラムの構成単位であるプロセッサ命令は、複数
のステップに分割されて時間的に隣接する命令系列が異
なるステップでオーバーラップして処理される。
【0036】プロセッサは以下のステップを有する。
【0037】(1)命令取り込みステップ シーケンサ15のアドレス出力PCOから出力アドレス
が出力されてメモリシステム16のアドレス入力IAに
供給される。そして、そのアドレスの内容がメモリシス
テム16のインストラクション出力ISOからシーケン
サ15のインストラクション入力IINへ供給され、実
行命令がシーケンサ15へ取り込まれる。
【0038】(2)命令デコードステップ シーケンサ15は取り込んだ命令をデコードし、読み出
しアドレスRA,RBをレジスタファイル11に供給し
て命令の実行に必要なオペランドをレジスタファイル1
1から出力させる。
【0039】(3)実行ステップ 必要なオペランドがレジスタファイル11の出力QA,
QBから出力されたら、シーケンサ15は演算器12、
13、メモリインターフェイス14のなかから命令の実
行に必要なユニットを決定し、命令の実行を制御する。
【0040】例えば、演算器12による演算の命令であ
れば、レジスタファイルからデータQA,QBを読み出
して演算器12に出力すると共に、制御信号CNTAを
出力して演算器12に演算を行わせる。
【0041】また、メモリシステム16からのデータの
ロード命令の場合には、メモリインターフェイス14を
制御して出力DAから所望のデータのアドレスを出力し
てメモリシステム16からデータをロードさせる。
【0042】(4)ライトバックステップ 演算器12、13、メモリインターフェイス14で命令
の実行が終了すると、得られた処理結果をレジスタファ
イル11に書き込む。
【0043】また、本形態のプロセッサは、前記資源の
占有状態、データ依存関係の状態に応じて命令を並列に
実行することが可能で、処理結果に違いが生じない限り
実行可能な命令は実行する。
【0044】次に、本形態の特徴的な構成としての調停
回路17について説明する。
【0045】本形態のプロセッサでは、複数種類の割り
込みを受け付ける様に構成されている。これら複数種類
の割り込みには優先順位が付加されており、例えば、同
時に複数の割り込み要求があった場合には高位の割り込
み処理が優先的に処理される。また、低優先順位の割り
込み処理実行中により高位の割り込み処理要求があった
場合にはその高位の割り込み処理が優先的に行われ、こ
の高位の割り込み処理が終了するまで低位の割り込み処
理は中断される。
【0046】また、ある割り込み処理を実行中、当該処
理と同順位または低位の割り込み処理要求があった場合
には、その低位の割り込み処理要求を記憶し、現在実行
中の割り込み処理が終了した後、実行される。
【0047】また、本形態においては、優先度により分
類された割り込み毎にあらかじめプログラム上の分岐先
アドレスを決定しておき、割り込み処理要求があったと
き前記アドレスからプログラム中の割り込み復帰命令ま
でのプログラムを実行することにより行う。
【0048】以下、図3を用いて調停回路17について
説明する。
【0049】図3は調停回路17の構成を示す図であ
る。図において、101は図2に示した割り込み処理要
求信号REQ(Request)が入力される端子である。
【0050】本形態では、8種類の割り込み処理を設定
し、REQとして8ビットの信号を入力する。つまり、
8種類の割り込み処理を8ビットのそれぞれの桁に対応
させ各桁が各割り込み処理を示すようにしている。そし
て、上位の桁から優先順位の高いものを設定することに
より、優先順位の比較は8ビットのデータの比較を行う
ことで可能になる。
【0051】例えば、「00100000」という8ビ
ットのデータは、3番目の優先順位を有する割り込み処
理を示し、「01000100」という8ビットのデー
タは、2番目と6番目の優先順位を有する割り込み処理
を示している。
【0052】以下に説明する各要素から出力される8ビ
ットのデータも同様の構成である。
【0053】また、前述の通り、本形態では同時に複数
の割り込みを受け付け可能としている。従って、REQ
としては2つ以上の割り込み処理を示す8ビットのデー
タが入力されることがある。
【0054】本形態のVTRでは、記録時において、入
力ビデオ信号中の垂直同期信号が検出された場合や、回
転ヘッドのPGパルスが発生された時点、あるいは入力
音声信号をサンプリングするためのサンプリングパルス
が発生された時点等でREQ8ビットデータの状態が変
化する。
【0055】102は入力された8ビットのREQにお
いて、最上位の割り込み処理のみを選択してREQ_H
(Request_High)として出力する割り当て回路である。ま
た、103はREQにおいて、最上位の割り込み処理以
外の残りの割り込み処理を選択してREQ_R(Request
_Rest)として出力する解除回路である。
【0056】例えば、先程のようにREQとして「01
000100」が入力された場合、REQ_Hとしては
「01000000」が出力され、REQ_Rとしては
「00000100」が出力される。
【0057】次に、104は図に示した各入力データを
後述の制御部119からの制御信号Aに従って選択し、
レジスタ105に記憶するセレクタである。レジスタ1
05は現在プロセッサにおいて発行されている割り込み
処理以外の待ち割り込み処理を示すデータAST(Asser
t)を記憶し、これをセレクタ104、割り当て回路10
6及び解除回路107に供給する。割り当て回路106
及び解除回路107の動作は前述の割り当て回路102
及び解除回路103と同様であり、割り当て回路106
からは待ち割り込み処理中の最上位のものを示すデータ
AST_Hが出力され、解除回路108からは待ち割り
込み処理中最上位のものを除いた残りを示すデータAS
T_Rが出力される。
【0058】また、108は図に示した各入力データを
制御部119からの制御信号Cに従って選択し、レジス
タ109に記憶するセレクタである。レジスタ109は
現在プロセッサにおいて発行されている割り込み処理を
示すデータCUR(Current)を記憶し、これをセレクタ
108、114及び解除回路110に供給する。解除回
路110の動作は前述の解除回路103、107と同様
であり、解除回路110からは発行中の割り込み処理中
最上位のものを除いた残りを示すデータCUR_Rが出
力される。
【0059】また、111は図に示した各入力データを
制御部119からの制御信号Vに従って選択し、レジス
タ112に記憶するセレクタである。レジスタ112は
シーケンサ15に対して割り込み処理の開始における分
岐アドレスを出力させるためのデータVEC_Oを端子
113に供給する。
【0060】114は、AST_HとCUR_Rとを比
較する比較回路、115はAST_HとCURとを比較
する比較回路、116はREQ_HとCURとを比較す
る比較回路である。
【0061】117はリセット信号RSTを入力し、制
御回路119に出力する端子、118はシーケンサ15
から供給された割り込み処理終了パルスRTPを入力
し、制御回路119に供給する端子である。
【0062】制御回路119は端子117、118から
の各信号の状態に応じて各比較回路114〜116の結
果を監視し、比較結果に従って各セレクタ104、10
8及び111を制御するための制御信号A,C,Vを出
力する。
【0063】以下、制御部119の動作について説明す
る。制御部119は以下の3つの状態において各比較回
路の比較結果を監視し、各制御信号を出力する。
【0064】(1)リセット信号RSTが入力された場
合 リセット信号RSTは装置の電源ONに伴って発生さ
れ、この場合、制御部119は、各セレクタにデータ
「00000000」を選択させ、待ち割り込み処理、
発行割り込み、割り込み分岐がない状態にする。
【0065】(2)リセット信号が入力されず、割り込
み処理終了信号RTPが入力された場合 (2)−1 RTPはCURで示される発行割り込み処理中、最上位
の割り込み処理が終了した状態を示している。そこで、
制御部119はまず比較回路114の比較結果を監視す
る。ここで、比較回路114はAST_H、即ち待ち割
り込み処理中最上位のものとCUR_R、即ち発行割り
込み処理中、終了した割り込み処理を除いて最も優先順
位の高いものとを比較し、AST_Hの方が大きい場合
には“1”を出力し、逆の場合には“0”を出力する。
【0066】この結果、AST_Hの方が大きい場合に
は現在発行中の割り込み処理よりも優先順位の高い待ち
割り込み処理があるということを表している。
【0067】そこで、レジスタ109にCUR_RとA
ST_Hとの論理和CUR_RorAST_Hを供給する
べくセレクタ108の制御信号Cを出力する。
【0068】また、待ち割り込み処理中AST_Hが実
行されるべくCURに代入されたため、現在の待ち割り
込み処理としては、AST_Rと割り込み要求信号RE
Qとの論理和をとったものとなる。そこで、AST_R
とREQとの論理和AST_RorREQをレジスタ10
5に供給するべくセレクタ104の制御信号Aを出力す
る。
【0069】また、実行していた割り込み処理に変わっ
て、新たにAST_Hで示されていた割り込み処理を開
始するので、プログラム上、この割り込み処理の開始ア
ドレスに分岐しなくてはならない。そこで、レジスタ1
12にAST_Hを供給するべくセレクタ111の制御
信号Vを出力する。この結果、端子113からは新たな
割り込み処理のための分岐命令として、AST_Hが出
力される。
【0070】(2)−2 比較回路114の比較結果により、AST_Hの値がC
URと同じ、または小さい場合には、発行中の割り込み
処理よりも優先順位の高い待ち割り込み処理は存在しな
いことを示している。
【0071】そこで、発行割り込み処理中、終了した割
り込み処理を除いて最も優先順位の高いものを実行する
ためにCUR_Rを選択するべく制御信号Cを出力す
る。
【0072】また、待ち割り込み処理ASTについては
変化がないため、レジスタ105にはASTとREQと
の論理和ASTorREQが供給されるべく制御信号Aを
出力する。
【0073】また、レジスタ112の値は変更しない。
つまり、この状態は、CURに示された低位の割り込み
処理の実行中に更に割り込まれたより高位の割り込み処
理が終了した状態であり、高位の割り込み処理に割り込
まれた低位の割り込み処理についてはプログラムが途中
で中断した状態となっている。
【0074】従って、高位の割り込み処理の終了後、C
URで示された低位の割り込み処理よりも高位の待ち割
り込み処理がない場合には、中断された低位の割り込み
処理が再開される。低位の割り込み処理を中断すると
き、実行していたプログラムにおけるレジスタファイル
11の内容は他のレジスタに待避されており、再開時に
はこの待避していたレジスタの内容に基づいて中断して
いた割り込み処理を実行することができる。
【0075】従って、新たな割り込み分岐命令としての
VEC_Oを変更する必要はない。
【0076】(3)RST、RTPのどちらも入力され
ていない場合 (3)−1 この場合には、制御回路119は、比較回路114では
なく、比較回路115及び116の比較結果に従って制
御信号を出力する。
【0077】まず、制御部119は比較回路115の比
較結果を監視する。ここで、比較回路115は、AST
_Hの値、即ち、待ち割り込み処理中最も優先順位の高
いものとCURの値、即ち現在発行中の割り込み処理と
の比較を行い、AST_Hの方が大きい場合には“1”
を出力し、逆の場合には“0”を出力する。
【0078】この結果、AST_Hの方が大きい場合に
は、現在実行中の割り込み処理よりも優先順位の高い待
ち割り込み処理があることを示している。
【0079】そこで、レジスタ109にCURとAST
_Hとの論理和CURorAST_Hを供給するべくセレ
クタ108の制御信号Cを出力する。
【0080】また、待ち割り込み処理中AST_Hが実
行されるべくCURに代入されたため、現在の待ち割り
込み処理としては、AST_Rと割り込み要求信号RE
Qとの論理和をとったものとなる。そこで、AST_R
とREQとの論理和AST_RorREQをレジスタ10
5に供給するべくセレクタ104の制御信号Aを出力す
る。
【0081】また、実行していた割り込み処理に変わっ
て、新たにAST_Hで示されていた割り込み処理を開
始するので、プログラム上、この割り込み処理の開始ア
ドレスに分岐しなくてはならない。そこで、レジスタ1
12にAST_Hを供給するべくセレクタ111の制御
信号Vを出力する。この結果、端子113からは新たな
割り込み処理のための分岐命令として、AST_Hが出
力される。
【0082】(3)−2 また、比較回路115の比較結果により、AST_Hの
値がCURと同じ、または小さい場合には、現在実行中
の割り込み処理よりも優先順位の高い待ち割り込み処理
は存在しないことを示している。
【0083】この場合には更に、比較回路116の比較
結果を監視する。比較回路116はREQ_Hの値、即
ち、割り込み要求入力中最も優先順位の高いものと、C
UR,即ち現在実行中の割り込み処理とを比較し、RE
Q_Hの方が大きい場合には“1”を出力し、逆の場合
には“0”を出力する。
【0084】この結果、REQ_Hの方が大きい場合に
は、現在実行中の割り込み処理よりも優先順位の高い割
り込み処理要求があることを示している。
【0085】そこで、レジスタ109にCURとREQ
_Hとの論理和CURorREQ_Hを供給するべくセレ
クタ108の制御信号Cを出力する。
【0086】また、待ち割り込み処理を示すASTを記
憶するレジスタ105には、入力REQ信号中、最も優
先順位の高いREQ_Hを除いた残りのものを示すRE
Q_Rと現在の待ち割り込み処理を示すASTとの論理
和ASTorREQ_Rとを供給するべく制御信号Aを出
力する。更に、新たにREQ_Hで示される割り込み処
理の分岐を命令するため、レジスタ112にREQ_H
を供給するべく制御信号Vを出力する。
【0087】また、比較回路116の比較結果により、
CURの値とREQ_Hの値が同じ、もしくはREQ_
Hの方が小さい場合、現在実行中の割り込み処理よりも
優先順位の高い割り込み処理要求がないことを示してい
る。
【0088】そこで、入力された割り込み処理要求RE
Qは待ち割り込みとなり、ASTとREQとの論理和A
STorREQをレジスタ105に供給するべく制御信号
Aを出力する。
【0089】また、このとき、現在実行中の割り込み処
理は変更がないので、セレクタ108によりCURを選
択するべく制御信号Cを出力する。また、レジスタ11
2の値は変更しない。
【0090】本形態においては、調停回路17の外部よ
り割り込み要求信号が別途供給されない。つまり、調停
回路17は自身で割り込みがあったか否かを判断しなく
てはならない。
【0091】そこで、(3)において、リセット時、及
び割り込み処理の終了時以外のときには常に(実際に
は、調停回路の動作クロック毎に)比較回路115、1
16の出力を監視することにより、現在実行している割
り込み処理よりも優先順位の高い待ち割り込み、あるい
は割り込み処理要求があるか否かを検出し、優先順位の
高い割り込み処理要求に対してすぐさま実行に移れるよ
うにしている。
【0092】以上説明したように、本形態では、複数種
類の割り込み処理をその優先順位に対応した8ビットの
データで表し、これらの8ビットのデータの比較により
割り込み処理の調停動作を制御している。
【0093】従って、非常に簡単に割り込み処理の優先
順位を決定することができる。
【0094】また、割り込み処理要求に対し、迅速に対
応することができる。
【0095】前述の実施形態では、割り込み処理として
8種類の処理を例にあげて説明したが、これ以外にもn
(nは2以上の整数)種類の割り込み処理を処理可能に
設定してもよい。この場合には、各割り込み処理の種類
に対応したnビットのデータを設定する必要がある。
【0096】また、本形態では、本発明をデジタルVT
Rにおけるプロセッサに対して適用したが、これ以外に
も、割り込み機能を有するプロセッサを備える装置に対
して本発明を適用可能であり、同様の効果を有する。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
優先順位を有するn種類の割り込み処理を実行する際、
各桁がn種類の割り込み処理に対応したnビットのデー
タとして割り込み処理要求を入力し、このnビットのデ
ータを用いて実行するべき割り込み処理を決定している
ので、nビットデータの比較動作という簡単な処理によ
り優先順位の高い割り込み処理を検出することができ、
優先度の高い割り込み処理に対して迅速に対応すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのデジタルVTRの構成
を示す図である。
【図2】図1におけるコントローラ中に含まれるプロセ
ッサの構成を示す図である。
【図3】図2における調停回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 17 調停回路 119 制御部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 優先順位を有するn(nは2以上の整
    数)種類の割り込み処理を実行可能なプロセッサであっ
    て、 各桁が前記n種類の割り込み処理の優先順位に対応した
    nビットの入力割り込みデータを入力する入力手段と、 前記入力割り込みデータを用いて実行するべき割り込み
    処理を決定する決定手段とを備えるプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、前記入力割り込みデー
    タを用いて、各桁が前記n種類の割り込み処理に対応
    し、実行中及び実行途中の割り込み処理を示すnビット
    の発行割り込みデータを発生する第1の発生手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、前記入力割り込みデー
    タと前記発行割り込みデータとに従って前記実行するべ
    き割り込み処理を決定することを特徴とする請求項2に
    記載のプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記入力割り込みデー
    タと前記発行割り込みデータとを比較する比較手段を有
    し、前記比較手段の比較結果に従って前記実行するべき
    割り込み処理を決定することを特徴とする請求項3に記
    載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記第1の発生手段は前記発行割り込み
    データを記憶する第1の記憶手段を有し、前記比較手段
    は前記入力割り込みデータと前記第1の記憶手段に記憶
    されている発行割り込みデータとを比較することを特徴
    とする請求項4に記載のプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記入力割り込みデー
    タと前記発行割り込みデータとを用いて、各桁が前記n
    種類の割り込み処理に対応し、未実行の割り込み処理を
    示すnビットの待ち割り込みデータを発生する第2の発
    生手段を有することを特徴とする請求項2に記載のプロ
    セッサ。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記発行割り込みデー
    タと前記待ち割り込みデータとを比較する比較手段を有
    し、前記比較手段の比較結果に従って前記実行するべき
    割り込み処理を決定することを特徴とする請求項6に記
    載のプロセッサ。
  8. 【請求項8】 前記第2の発生手段は前記待ち割り込み
    データを記憶する第2の記憶手段を有し、前記比較手段
    は前記発行割り込みデータと前記第2の記憶手段に記憶
    されている待ち割り込みデータとを比較することを特徴
    とする請求項7に記載のプロセッサ。
  9. 【請求項9】 レジスタと、演算回路と、プログラムカ
    ウンタの値に従ってメモリに記憶されたプログラムを読
    み出し、当該プログラムに従い前記レジスタ及び演算回
    路を制御するシーケンサとを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のプロセッサ。
  10. 【請求項10】 優先順位を有するn(nは2以上の整
    数)種類の割り込み処理を実行可能なプロセッサであっ
    て、 各桁が前記n種類の割り込み処理に対応し、未処理の割
    り込み処理のうち最上位の割り込み処理を示すnビット
    の上位待ち割り込みデータと、各桁が前記n種類の割り
    込み処理に対応し、中断中の割り込み処理を示すnビッ
    トの中断割り込みデータとを比較する第1の比較手段
    と、 前記上位待ち割り込みデータと、各桁が前記n種類の割
    り込み処理に対応し、実行中の割り込み処理を示すnビ
    ットの実行割り込みデータとを比較する第2の比較手段
    と、 各桁が前記n種類の割り込み処理に対応し、要求された
    割り込み処理のうち最上位の割り込み処理を示すnビッ
    トの上位入力割り込みデータと、前記実行割り込みデー
    タとを比較する第3の比較手段と、 前記第1の比較手段、第2の比較手段及び第3の比較手
    段の出力に従って実行するべき割り込み処理を決定する
    決定手段とを備えるプロセッサ。
  11. 【請求項11】 前記決定手段は、実行中の割り込み処
    理の終了を示す終了パルスに応じて前記第1の比較回路
    の比較結果を検出し、前記実行するべき割り込み処理を
    決定することを特徴とする請求項10に記載のプロセッ
    サ。
  12. 【請求項12】 前記上位待ち割り込みデータを記憶す
    る第1の記憶手段と、前記中断割り込みデータを記憶す
    る第2の記憶手段と、前記実行割り込みデータを記憶す
    る第3の記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    0に記載のプロセッサ。
  13. 【請求項13】 前記決定手段は更に、前記第1の比較
    手段、第2の比較手段及び第3の比較手段の出力に従っ
    て、前記第1の記憶手段に記憶させる前記上位待ち割り
    込みデータと、前記第2の記憶手段に記憶させる前記中
    断割り込みデータと、前記第3の記憶手段に記憶させる
    前記実行割り込みデータとを決定する事を特徴とする請
    求項12に記載のプロセッサ。
  14. 【請求項14】 優先順位を有するn種類の割り込み処
    理を実行可能なプロセッサに対して適用可能な方法であ
    って、 実行中の割り込み処理及び要求された割り込み処理をそ
    れぞれ、各桁が前記n種類の割り込み処理に対応したn
    ビットのデータとして扱い、前記実行中の割り込み処理
    を示すデータと前記要求された割り込み処理を示すデー
    タとを比較することにより実行するべき割り込み処理を
    決定することを特徴とする割り込み調停方法。
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