JP3134811B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3134811B2 JP09156773A JP15677397A JP3134811B2 JP 3134811 B2 JP3134811 B2 JP 3134811B2 JP 09156773 A JP09156773 A JP 09156773A JP 15677397 A JP15677397 A JP 15677397A JP 3134811 B2 JP3134811 B2 JP 3134811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置に係
り、特にアクセスバッファを有するデータ処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高速な演算器を持つデータ処理装置は、
従来より内蔵メモリ等の中速の資源や、主記憶装置など
の低速の資源をアクセスする場合に、演算処理を停止さ
せないでアクセス要求をバッファに貯めていき、バッフ
ァ内の要求を演算処理と独立に順次処理することによ
り、処理の高速化を行っている。
【0003】図5はアクセス要求バッファを持つ従来の
データ処理装置の一例のブロック図を示す。同図におい
て、通常の演算命令はレジスタファイル501からデー
タを読み出し、演算器502で演算し、再びレジスタフ
ァイル501に結果を格納することで実行を終了する。
【0004】演算器外資源506をアクセスする命令
は、レジスタファイル501から読み出されたデータを
もとに演算器502でアドレスを生成し、アクセス種別
の情報と共にアクセスアドレスバッファ503に転送す
る。更に、書き込みの場合には同時にレジスタファイル
501から書き込みデータをアクセスデータバッファ5
04に転送し、読み込みの場合にはアクセスデータバッ
ファ504にデータが読み込まれるのを待った後、デー
タをレジスタファイル501に書き戻して実行を終了す
る。
【0005】アクセスコントローラ505は、前記演算
器502動作とは独立にアクセスアドレスバッファ50
3の内容を順次取り出し、アクセス種別情報が書き込み
の場合には、取り出したアドレスに対応する演算器外資
源506へアクセスデータバッファ504の内容を書き
込み、読み込みの場合には取り出したアドレスに対応す
る演算器外資源506からデータを取り込み、アクセス
データバッファ504に格納する。
【0006】次に図6、図7及び図8を参照しながら、
アクセスアドレスバッファの効果を説明する。この例
は、演算器502がN×4の連続するアドレスに同じ値
を書き込む場合のものであり、図6はアクセスアドレス
バッファが無い場合を、図7はアクセスアドレスバッフ
ァ1段の場合を、図8はアクセスアドレスバッファ3段
の場合を示すタイミングチャートである。
【0007】すなわち、図6(A)に示すクロックに同
期して演算器502は図6(B)に模式的に示すよう
に、WR1〜WR4で示す連続する4つの書き込みアド
レスを生成する。アクセスコントローラ505は上記の
アドレスに基づいて演算器外資源506に対して図6
(C)に模式的に示すようにアクセスする。従って、図
6では書き込みが完了するのを待った後にアドレスの更
新(ADD)やカウンタデクリメント(DEC)、カウ
ンタが0で無ければWR1の書き込みアドレスの生成及
び転送処理に戻る処理(BCC)が実行されるため、演
算器外資源506へのアクセスに隙間がある。
【0008】一方、図7では図7(A)に示すクロック
に同期して演算器502は図7(B)にWR1、WR2
で示すように連続する2つの書き込みアドレスを生成し
て1段のアクセスアドレスバッファ503に転送し、続
いて停止処理、書き込みアドレスWR3の生成及び転送
処理、停止処理、書き込みアドレスWR4の生成及び転
送処理、アドレスの更新(ADD)やカウンタデクリメ
ント(DEC)、カウンタが0で無ければWR1の書き
込みアドレスの生成及び転送処理に戻る処理(BCC)
が実行される。
【0009】これにより、1段のアクセスアドレスバッ
ファ503には図7(C)に模式的に示すように書き込
みアドレスが転送されて格納され、アクセスコントロー
ラ505はこのアドレスに基づいて演算器外資源506
に対して図7(D)に模式的に示すようにアクセスす
る。従って、図7の処理方法ではアクセス完了前に前記
処理が開始されるため、アクセスに隙間が減り処理速度
の向上に効果があることがわかる。
【0010】更に、図8では図8(A)に示すクロック
に同期して演算器502は図8(B)にWR1〜WR4
で示すように連続する4つの書き込みアドレスを生成し
てアクセスアドレスバッファ503に転送し、続いてア
ドレスの更新(ADD)やカウンタデクリメント(DE
C)、カウンタが0で無ければ書き込みアドレス生成に
戻る処理(BCC)が実行される。これにより、アクセ
スアドレスバッファ503の1段目、2段目及び3段目
には図8(C)、(D)及び(E)に示すように書き込
みアドレスが格納される。
【0011】また、アクセスコントローラ505はこの
アクセスアドレスバッファ503のアドレスに基づいて
演算器外資源506に対して図8(F)に模式的に示す
ようにアクセスする。従って、図8の処理方法では、ア
クセスの隙間は無くなっており、一層の処理速度の向上
がされていることがわかる。
【0012】また、図6では演算器502がアクセスの
完了を待つ時間が4クロックであるのに対し、アクセス
アドレスバッファ1段の場合の図7では2クロック、ア
クセスアドレスバッファ3段の場合の図8では無くなっ
ていることからもアクセスアドレスバッファ503の効
果が分かる。
【0013】ここで割り込みが発生した場合の動作を図
9を参照しながら説明する。図9(A)〜(D)はアク
セスアドレスバッファ503が1段の場合、同図(E)
〜(J)はアクセスアドレスバッファ503が3段の場
合の割り込み後の書き込み処理が最も長く待たされる可
能性があるタイミングを示している。
【0014】図9(A)はクロック、同図(B)は演算
器(実行ユニット)502の動作、同図(C)は1段の
アクセスアドレスバッファ503の動作、同図(D)は
演算器外資源506のアクセス状態をそれぞれ模式的に
示す。また、図9(G)、(H)及び(I)はアクセス
アドレスバッファ503が3段の場合の1段目、2段目
及び3段目の動作を模式的に示し、かつ、同図(E)、
(F)、(J)はこのときのクロック、演算器502の
動作、演算器外資源506のアクセス状態をそれぞれ模
式的に示す。また、図9中、WRは書き込みアドレスの
生成又は記憶を、分岐は割り込み受付処理を示す。
【0015】図9からわかるように、アクセスアドレス
バッファ503が3段の場合は、1段の場合に比べて2
回分のアクセス時間だけ余計に割り込み処理での最初の
書き込みが遅れており、低速の資源をアクセスする場合
には割り込みに対する処理の遅延が大きくなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のアクセスアドレ
スバッファ503を有するデータ処理装置では、演算器
502が停滞することなく中低速の資源506へのアク
セスを行うためには、前述のようにアクセスアドレスバ
ッファ503の段数を増加させる必要が有るが、新規の
アクセス要求が無い場合にアクセスアドレスバッファ5
03が空になるまでの最大時間は、アクセスに必要な時
間にアクセスアドレスバッファの段数を乗じた値になる
ため、演算器外資源506に演算器502との速度に大
きく差があるものが含まれる場合には、割り込み処理な
どでアクセスアドレスバッファ503の処理が完了する
のを待たなければならない場合に、待ち時間が大きくな
るという問題がある。
【0017】このことは、例えば要求処理能力が小さく
低速な資源をアクセスする通常処理と、サーボ制御など
の高速応答性を要求され、比較的高速な資源をアクセス
する処理とを、割り込みを使用して単一のデータ処理装
置で行う場合に大きな問題となる。
【0018】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
割り込み処理の高速化が可能なデータ処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0019】また、本発明の他の目的は、低速な資源の
アクセスを行うルーチン実行時に、割り込み処理により
高速な資源に対するアクセスを、高速に切り替え可能な
データ処理装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、演算部の動作速度に対して動作速度の低
い中速又は低速の資源へのアクセスを、アクセスアドレ
スバッファ及びアクセスデータバッファを介して行うデ
ータ処理装置において、演算部からアクセスアドレスバ
ッファに転送されるアドレスに基づいて、アクセス対象
の資源の動作速度を判定する判定手段と、判定手段によ
り動作速度が低速と判定したときは、動作速度が中速と
判定したときに比べてアクセスのバッファリング数を小
さく制限する制限手段とを有する構成としたものであ
る。
【0021】また、本発明は、演算部からアクセスアド
レスバッファに転送されるアドレスに基づいて、アクセ
ス対象の資源の動作速度を判定する判定手段と、判定手
段により低速の資源へのアクセスと判定されたときには
次に低速の資源へのアクセスがあったときに、演算部へ
停止信号を出力する演算制御手段と、アクセスアドレス
バッファに格納されたアドレスに基づき、中速又は低速
の資源をアクセスすると共に、低速資源のアクセス時に
は各アドレスのアクセス完了毎にアクセス終了信号を演
算制御手段に出力して、停止信号の送出を終了させるア
クセス制御手段とを有する構成としたものである。
【0022】本発明では、演算部の動作速度に対して動
作速度の低い中速な資源へのアクセスは従来と同様にし
て行え、一方、低速な資源へのアクセスは演算部を間欠
的に動作させ、かつ、バッファの一部を用い、低速な資
源へのアクセスのバッファリング数を中速な資源へのバ
ッファリング数より小さく制限する。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるデータ処理
装置の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形
態では、通常の演算命令はレジスタファイル101から
データを読み出し、演算器102で演算し、再びレジス
タファイル101に演算結果を格納することで実行を終
了する。
【0024】演算器外資源107をアクセスする命令
は、レジスタファイル101から読み出されたデータを
もとに演算器102でアドレスを生成し、アクセス種別
の情報と共にアクセスアドレスバッファ103に転送す
る。書き込みの場合は、同時にレジスタファイル101
から書き込みデータをアクセスデータバッファ104に
転送し、読み込みの場合にはアクセスデータバッファ1
04にデータが読み込まれるのを待った後データをレジ
スタファイル101に書き戻して実行を終了する。
【0025】この時、バッファコントローラ105は演
算器102から出力されるアドレスを監視し、そのアド
レスが低速な資源に該当するアドレスであった場合には
内部の低速資源アクセス情報106をセットし、次に低
速資源へのアクセスがあった場合に演算器102に停止
信号107を出力する。
【0026】アクセスコントローラ108は、前記演算
器102の動作とは独立にアクセスアドレスバッファ1
03の内容を順次に取り出し、アクセス種別情報が書き
込みの場合には、取り出したアドレスに対応する演算器
外資源109へアクセスデータバッファ104のデータ
を書き込み、アクセス種別情報が読み込みの場合には、
取り出したアドレスに対応する演算器外資源109から
データを取り込みアクセスデータバッファ104に格納
する。
【0027】また、アクセスコントローラ108は、ア
クセスが低速な資源に対するものであったときは、バッ
ファコントローラ105に低速資源アクセス終了信号1
10を出力し、これによりバッファコントローラ105
内の低速資源アクセス情報106をリセットさせる。
【0028】次に、図2、図3及び図4を参照しなが
ら、図1に示した本発明の一実施の形態の動作について
説明する。この例は、演算器102がN×4の連続する
アドレスに同じ値を書き込む場合のものであり、図2は
演算器102の動作速度よりも低速であるが比較的高速
な資源に対するアクセスを行った場合を、図3は低速な
資源に対するアクセスを行った場合を、図4は低速な資
源に対するアクセスを行っている最中に割り込みにより
比較的高速な資源に対するアクセスが発生した場合を示
すタイミングチャートである。
【0029】比較的高速な資源(中速資源)に対するア
クセスを行った場合、図2(A)に示すクロックに同期
して演算器102は図2(B)に模式的に示すように、
WR1〜WR4で示すように連続的に4つの書き込みア
ドレスを生成してアクセス種別の情報と共にアクセスア
ドレスバッファ103に転送し、続いてアドレスの更新
(ADD)やカウンタデクリメント(DEC)、カウン
タが0で無ければ最初の書き込みアドレス生成処理に戻
る処理(BCC)が実行される。
【0030】この時、バッファコントローラ105は演
算器102から出力されるアドレスを監視しており、こ
のアドレスは比較的高速な資源に対するアドレスである
ので、図2(C)に示すように、低速資源アクセス情報
106はリセット状態のままであり、バッファコントロ
ーラ105が演算器102へ出力する停止信号107は
非アクティブである。
【0031】また、このときは演算器102から転送さ
れてきた書き込みアドレスがアクセスアドレスバッファ
103の1段目、2段目及び3段目に図2(D)、
(E)及び(F)に模式的に示すように格納される。こ
れにより、演算器外資源109に対しては、アクセスコ
ントローラ108は、アクセスアドレスバッファ103
の内容を図2(G)に模式的に示すように順次に取り出
し、取り出したアドレスに対応する中速の演算器外資源
109へアクセスデータバッファ104のデータを書き
込む。従って、この実施の形態では、中速資源アクセス
時は、図8に示した従来の処理方法と同様で、アクセス
は隙間無く行われる。
【0032】次に、低速な資源に対するアクセスを行っ
た場合の動作について説明するに、図3(A)に示すク
ロックに同期して演算器102は図3(B)に模式的に
示すように、WR1〜WR4で示すように間欠的に4つ
の連続する書き込みアドレスを生成してアクセス種別の
情報と共にアクセスアドレスバッファ103に転送し、
続いてアドレスの更新(ADD)やカウンタデクリメン
ト(DEC)、カウンタが0で無ければ最初の書き込み
アドレス生成処理に戻る処理(BCC)が実行される。
【0033】この時、バッファコントローラ105は演
算器102から出力されるアドレスを監視しており、こ
のときのアドレスは低速な資源に対するアドレスである
ので、内部の低速資源アクセス情報106を図3(C)
にハイレベルで示すようにセット状態とし、次に低速資
源へのアクセスがあった場合に演算器102に停止信号
107を出力する。
【0034】従って、演算器102からは図3(D)に
示すように、書き込みアドレスWR1がアクセスアドレ
スバッファ103の1段目に転送されてきて格納された
後演算器102の演算動作が停止される。アクセスコン
トローラ108は、アクセスアドレスバッファ103の
内容を図3(G)に模式的に示すように取り出し、取り
出した書き込みアドレスWR1に対応する低速の演算器
外資源109へアクセスデータバッファ104のデータ
を書き込む。
【0035】アクセスコントローラ108は、アクセス
が低速な資源に対するものであったときは、上記のデー
タ書き込み終了毎にバッファコントローラ105に低速
資源アクセス終了信号110を出力し、これによりバッ
ファコントローラ105内の低速資源アクセス情報10
6を図3(C)にローレベルで示すようにリセットさ
せ、停止信号107も非アクティブとすることで演算器
102による次の書き込みアドレスの生成のための演算
を開始させる。
【0036】以下、上記と同様の動作が繰り返され、3
段のアクセスアドレスバッファ103には、その1段目
のみに書き込みアドレスが格納されて読み出され、2段
目と3段目のバッファには図3(D)、(E)に示すよ
うに何も格納されない。このように、この実施の形態で
は低速な資源アクセス時には、2度目以降の演算器外資
源109へのデータ書き込みは直前のアクセス時にバッ
ファコントローラ105によって低速資源アクセス情報
106がセットされているため、停止信号107が演算
器102に出力されて演算器102の演算動作は強制的
に停止されているが、アクセス自体に時間がかかるた
め、4回目の書き込み以降に続く演算器102の処理は
アクセス中に完了し、演算器外資源109へのアクセス
は隙間無く行われている。
【0037】次に、低速な資源に対するアクセスを行っ
ている最中に割り込みにより比較的高速な資源に対する
アクセスが発生した場合について、図1及び図4と共に
説明する。図4(A)〜(G)は割り込み後の書き込み
が最も長く待たされる場合、同図(H)〜(N)は割り
込み後の書き込みが最短でできる場合のタイミングチャ
ートを示す。
【0038】図4(A)、(H)はクロック、同図
(B)、(I)は演算器(実行ユニット)102の動
作、同図(C)、(J)はバッファコントローラ105
内の低速資源アクセス情報106の状態、同図(D)、
(K)はアクセスアドレスバッファ103が3段の場合
の1段目の動作、同図(E)、(L)はアクセスアドレ
スバッファ103の2段目の動作、同図(F)、(M)
はアクセスアドレスバッファ103の3段目の動作、同
図(G)、(N)は演算器外資源106のアクセス状態
をそれぞれ模式的に示す。
【0039】図4(A)〜(G)は図3(A)〜(G)
と共に説明した低速資源アクセス時のタイミングチャー
トであり、図1の実施の形態のデータ処理装置は、この
低速資源アクセス時に図4にa又はbで示すタイミング
で割り込みが発生すると、低速な資源への要求の最大バ
ッファリング数がバッファコントローラ105によって
1つに制限されるため、1つの低速資源へのアクセスを
待つのみで割り込みによる比較的高速な資源に対するア
クセスが実行されていることが図4からわかる。
【0040】割り込みタイミングaは演算器102によ
り書き込みアドレス生成終了直前のタイミングで割り込
みが発生しているので、その1つの書き込みアドレスに
基づく低速な資源へのデータ書き込み後まで比較的高速
な資源へのデータ書き込みが待たされる。一方、割り込
みタイミングbは演算器102により次の書き込みアド
レス生成開始直前のタイミングで割り込みが発生してい
るので、最短時間で比較的高速な資源へのデータ書き込
みが開始できる。
【0041】このように、この実施の形態では、比較的
高速な資源アクセスは従来のアクセスアドレスバッファ
を有するデータ処理装置と同等の処理速度を有し、しか
も低速な資源アクセス中に比較的高速な資源アクセスに
切り替える割り込み発生時は、最大1つの低速資源への
アクセスを待つのみで、従来に比べて短時間で切り替え
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低速な資源へのアクセスは演算部を間欠的に動作させ、
かつ、バッファの一部を用い、低速な資源へのアクセス
のバッファリング数を中速な資源へのバッファリング数
より小さく制限するようにしたため、演算部の動作速度
に対して動作速度が低いが要求処理能力の比較的高い比
較的高速な資源へのアクセスを行うルーチンの性能を落
とすことなく、要求性能が低く低速な資源へのアクセス
を行うルーチンの実行時における、比較的高速な資源へ
アクセスするルーチンへの切り替え等に使用される割り
込み処理を、従来に比べて短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の中速資源アクセス時のタイミングチャー
トである。
【図3】図1の低速資源アクセス時のタイミングチャー
トである。
【図4】図1の割り込み発生時のタイミングチャートで
ある。
【図5】従来の一例のブロック図である。
【図6】従来のアクセスアドレスバッファを有していな
いデータ処理装置のタイミングチャートである。
【図7】図5のアクセスアドレスバッファが1段のとき
のタイミングチャートである。
【図8】図5のアクセスアドレスバッファが3段のとき
のタイミングチャートである。
【図9】図5のアクセスアドレスバッファが1段のとき
と3段のときの割り込み発生時のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
101 レジスタファイル 102 演算器 103 アクセスアドレスバッファ 104 アクセスデータバッファ 105 バッファコントローラ 106 低速資源アクセス情報 107 停止信号 108 アクセスコントローラ 109 演算器外資源 110 低速資源アクセス終了信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 5/06 G06F 9/30 - 9/42 G06F 12/00 - 12/08 G06F 13/16 - 13/18 G06F 13/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算部の動作速度に対して動作速度の低
    い中速又は低速の資源へのアクセスを、アクセスアドレ
    スバッファ及びアクセスデータバッファを介して行うデ
    ータ処理装置において、 前記演算部から前記アクセスアドレスバッファに転送さ
    れるアドレスに基づいて、アクセス対象の資源の動作速
    度を判定する判定手段と、 前記判定手段により動作速度が低速と判定したときは、
    動作速度が中速と判定したときに比べてアクセスのバッ
    ファリング数を小さく制限する制限手段とを有すること
    を特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 演算部の動作速度に対して動作速度の低
    い中速又は低速の資源へのアクセスを、アクセスアドレ
    スバッファ及びアクセスデータバッファを介して行うデ
    ータ処理装置において、 前記演算部から前記アクセスアドレスバッファに転送さ
    れるアドレスに基づいて、アクセス対象の資源の動作速
    度を判定する判定手段と、 前記判定手段により低速の資源へのアクセスと判定され
    たときには次に該低速の資源へのアクセスがあったとき
    に、前記演算部へ停止信号を出力する演算制御手段と、 前記アクセスアドレスバッファに格納されたアドレスに
    基づき、前記中速又は低速の資源をアクセスすると共
    に、低速資源のアクセス時には各アドレスのアクセス完
    了毎にアクセス終了信号を前記演算制御手段に出力し
    て、前記停止信号の送出を終了させるアクセス制御手段
    とを有することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセスアドレスバッファは、複数
    段のバッファからなり、前記アクセス制御手段は、前記
    中速の資源へのアクセス時は前記複数段のバッファのう
    ち2以上のバッファからアドレスを順次読み出して該中
    速の資源にアクセスし、前記低速の資源へのアクセス時
    は前記複数段のバッファのうち初段のバッファのみから
    アドレスを読み出して該低速の資源にアクセスすること
    を特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
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