JPH10282839A - 電子写真感光体用フランジ - Google Patents
電子写真感光体用フランジInfo
- Publication number
- JPH10282839A JPH10282839A JP9092643A JP9264397A JPH10282839A JP H10282839 A JPH10282839 A JP H10282839A JP 9092643 A JP9092643 A JP 9092643A JP 9264397 A JP9264397 A JP 9264397A JP H10282839 A JPH10282839 A JP H10282839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- flange
- electrode plate
- electrophotographic photosensitive
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電子写真感光体用フランジが複写
機内装填後に、十分な耐トルク性を発揮し、またフラン
ジのドラムからの離脱、もしくは位置ずれを発生するこ
とを長期にわたって抑制し、感光体とフランジとの精度
の高い同軸度を長期にわたって維持するとともに、接着
剤を用いずとも電子写真感光体用ドラムにフランジを固
着嵌合しうる電子写真感光体用フランジを提供するもの
である。 【構成】 本発明は、ドラム形状のドラム外周面上に電
子写真感光層を備える電子写真感光体ドラムのドラム両
端の開放部内面に嵌合される第１の円筒状部位と、該円
筒状部位の非嵌合方向に前記ドラム端部に嵌合しない第
２の円筒状部位が直結し、ドラム内面に嵌合する前記第
１の円筒状部位のドラム長手方向に、ドラム内面と接触
嵌合する電極板を複数枚具備することを特徴とする電子
写真感光体用フランジである。
機内装填後に、十分な耐トルク性を発揮し、またフラン
ジのドラムからの離脱、もしくは位置ずれを発生するこ
とを長期にわたって抑制し、感光体とフランジとの精度
の高い同軸度を長期にわたって維持するとともに、接着
剤を用いずとも電子写真感光体用ドラムにフランジを固
着嵌合しうる電子写真感光体用フランジを提供するもの
である。 【構成】 本発明は、ドラム形状のドラム外周面上に電
子写真感光層を備える電子写真感光体ドラムのドラム両
端の開放部内面に嵌合される第１の円筒状部位と、該円
筒状部位の非嵌合方向に前記ドラム端部に嵌合しない第
２の円筒状部位が直結し、ドラム内面に嵌合する前記第
１の円筒状部位のドラム長手方向に、ドラム内面と接触
嵌合する電極板を複数枚具備することを特徴とする電子
写真感光体用フランジである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、近年、主として事務用
の複写機もしくはプリンター機器の重要部品である感光
性部材として使用される電子写真感光体用のフランジに
関するものである。
の複写機もしくはプリンター機器の重要部品である感光
性部材として使用される電子写真感光体用のフランジに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電子写真感光体は、アルミ基材
からなるドラムの表面にセレン等の無機感光体あるい
は、有機顔料を感光成分とする有機感光体を積層したも
のがしようされている。このドラム状感光体を電子写真
複写機に搭載する場合、ドラムの両端にドラムの回転駆
動を行うためのフランジ等を装着している。このフラン
ジ等は、一般にプラスチックあるいは金属からなる部品
であり、このようなフランジの場合、感光体ドラムの端
部に嵌合し複写機に使用中、感光体ドラムの端部から、
フランジが外れることがある。これは機内の温度に大き
な変化があった場合、感光体ドラムとフランジの熱収縮
率の差により、フランジの嵌合状態が弱まりフランジが
脱落、もしくは正規の位置からずれるという、複写工程
を忠実に実施できない事態に至らしめることになる。一
方、フランジのドラム内面への装着には、その装着の確
実性を高めるために、接着剤を使用することがあるが、
接着剤中の溶剤がドラム表面の感光層接着性等に影響を
およぼすことがあり、極力、接着剤の使用は避けること
が好ましいものとなっている。
からなるドラムの表面にセレン等の無機感光体あるい
は、有機顔料を感光成分とする有機感光体を積層したも
のがしようされている。このドラム状感光体を電子写真
複写機に搭載する場合、ドラムの両端にドラムの回転駆
動を行うためのフランジ等を装着している。このフラン
ジ等は、一般にプラスチックあるいは金属からなる部品
であり、このようなフランジの場合、感光体ドラムの端
部に嵌合し複写機に使用中、感光体ドラムの端部から、
フランジが外れることがある。これは機内の温度に大き
な変化があった場合、感光体ドラムとフランジの熱収縮
率の差により、フランジの嵌合状態が弱まりフランジが
脱落、もしくは正規の位置からずれるという、複写工程
を忠実に実施できない事態に至らしめることになる。一
方、フランジのドラム内面への装着には、その装着の確
実性を高めるために、接着剤を使用することがあるが、
接着剤中の溶剤がドラム表面の感光層接着性等に影響を
およぼすことがあり、極力、接着剤の使用は避けること
が好ましいものとなっている。
【０００３】フランジとドラムとの嵌合を強固なものと
する手段のひとつとして、特開平６−１１０３６１号公
報には、樹脂製のフランジに板縁部に放射状に突出する
複数の突起を有する円状の金属板が取り付けられ、該円
板がフランジの感光体基体内面との嵌合部に位値し、か
つ、その複数の突起の先端により形成される架空の円の
中心とフランジの中心軸とが一致するように配置させた
フランジが提案されている。具体的には、図１に示され
ているように、感光体ドラムに圧入装着されるフランジ
１が、感光体の駆動のためのギヤ２およびドラム内径部
に圧入される挿入部３、さらに感光体ドラムと導通する
部材として、複数の突起を有する電極板４からなり、該
フランジは図２に示されるように、接着剤６を挿入部３
の上面の一部に付着させ感光体ドラム７の内面に挿入さ
れる。このようなフランジによれば、金属板の板縁部に
ある複数の突起が感光体ドラム内面に食い込むように嵌
合され、単に樹脂製のフランジのみの嵌合によるものよ
り確実なフランジの固着が可能となり、フランジの嵌合
状態が弱まりフランジが脱落、もしくは正規の位置から
ずれ、複写工程を忠実に実施できない事態に至らしせし
めることが長期にわたってないというものである。しか
しながら、上述の従来技術においては、そのフランジの
固定が、感光体ドラム内面の同一円周上での複数箇所固
定となるため、円周方向にかかる駆動力に対して耐トル
クが弱く、また低湿時に樹脂製フランジが収縮し、フラ
ンジがぐらつき、この状態で外力が加わると、感光体ド
ラムとの同軸度が悪くなるため、補助固定手段として、
接着剤の使用が不可欠であった。
する手段のひとつとして、特開平６−１１０３６１号公
報には、樹脂製のフランジに板縁部に放射状に突出する
複数の突起を有する円状の金属板が取り付けられ、該円
板がフランジの感光体基体内面との嵌合部に位値し、か
つ、その複数の突起の先端により形成される架空の円の
中心とフランジの中心軸とが一致するように配置させた
フランジが提案されている。具体的には、図１に示され
ているように、感光体ドラムに圧入装着されるフランジ
１が、感光体の駆動のためのギヤ２およびドラム内径部
に圧入される挿入部３、さらに感光体ドラムと導通する
部材として、複数の突起を有する電極板４からなり、該
フランジは図２に示されるように、接着剤６を挿入部３
の上面の一部に付着させ感光体ドラム７の内面に挿入さ
れる。このようなフランジによれば、金属板の板縁部に
ある複数の突起が感光体ドラム内面に食い込むように嵌
合され、単に樹脂製のフランジのみの嵌合によるものよ
り確実なフランジの固着が可能となり、フランジの嵌合
状態が弱まりフランジが脱落、もしくは正規の位置から
ずれ、複写工程を忠実に実施できない事態に至らしせし
めることが長期にわたってないというものである。しか
しながら、上述の従来技術においては、そのフランジの
固定が、感光体ドラム内面の同一円周上での複数箇所固
定となるため、円周方向にかかる駆動力に対して耐トル
クが弱く、また低湿時に樹脂製フランジが収縮し、フラ
ンジがぐらつき、この状態で外力が加わると、感光体ド
ラムとの同軸度が悪くなるため、補助固定手段として、
接着剤の使用が不可欠であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子写真感
光体用ドラムフランジが複写機内装填後に、十分な耐ト
ルク性を発揮し、またフランジのドラムからの離脱、も
しくは位置ずれを発生することを長期にわたって抑制
し、感光体とフランジとの精度の高い同軸度を長期にわ
たって維持するとともに、接着剤を用いずとも電子写真
感光体用ドラムにフランジを固着嵌合しうる電子写真感
光体用フランジを提供するものである。
光体用ドラムフランジが複写機内装填後に、十分な耐ト
ルク性を発揮し、またフランジのドラムからの離脱、も
しくは位置ずれを発生することを長期にわたって抑制
し、感光体とフランジとの精度の高い同軸度を長期にわ
たって維持するとともに、接着剤を用いずとも電子写真
感光体用ドラムにフランジを固着嵌合しうる電子写真感
光体用フランジを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドラム形状の
ドラム外周面上に電子写真感光層を備える電子写真感光
体ドラムのドラム両端の開放部内面に嵌合される第１の
円筒状部位と、該円筒状部位の非嵌合方向に前記ドラム
端部に嵌合しない第２の円筒状部位が直結し、ドラム内
面に嵌合する前記第１の円筒状部位のドラム長手方向
に、ドラム内面と接触嵌合する電極板を複数枚具備する
ことを特徴とする電子写真感光体用フランジであり、さ
らには、ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少
なくとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記
電極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き加工
によって成形されるとともに、その打ち抜き方向もしく
は爪角度が爪の場所によって異なることを特徴とする電
子写真感光体用フランジである。さらには、ドラム内面
と接触嵌合する複数枚の電極板の少なくとも一枚の電極
板がドラム内面に接触する爪を前記電極板外周に有する
とともに、前記爪が電極板に対して交差する方向にねじ
れ、さらに爪とドラム内面との接触が線接触であること
を特徴とする電子写真感光体用フランジであり、また、
ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少なくとも
二枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記電極板外
周に有するとともに、前記電極板ごとの爪がドラム軸方
向から見て重複しない位置に配置していることを特徴と
する電子写真感光体用フランジである。また別の態様と
して、ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少な
くとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記電
極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き加工に
よって成形されるとともに、爪のプレス抜き後のカエリ
の高さを０．０２〜０．１ｍｍとしたことを特徴とする
電子写真感光体用フランジである。
ドラム外周面上に電子写真感光層を備える電子写真感光
体ドラムのドラム両端の開放部内面に嵌合される第１の
円筒状部位と、該円筒状部位の非嵌合方向に前記ドラム
端部に嵌合しない第２の円筒状部位が直結し、ドラム内
面に嵌合する前記第１の円筒状部位のドラム長手方向
に、ドラム内面と接触嵌合する電極板を複数枚具備する
ことを特徴とする電子写真感光体用フランジであり、さ
らには、ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少
なくとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記
電極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き加工
によって成形されるとともに、その打ち抜き方向もしく
は爪角度が爪の場所によって異なることを特徴とする電
子写真感光体用フランジである。さらには、ドラム内面
と接触嵌合する複数枚の電極板の少なくとも一枚の電極
板がドラム内面に接触する爪を前記電極板外周に有する
とともに、前記爪が電極板に対して交差する方向にねじ
れ、さらに爪とドラム内面との接触が線接触であること
を特徴とする電子写真感光体用フランジであり、また、
ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少なくとも
二枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記電極板外
周に有するとともに、前記電極板ごとの爪がドラム軸方
向から見て重複しない位置に配置していることを特徴と
する電子写真感光体用フランジである。また別の態様と
して、ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板の少な
くとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を前記電
極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き加工に
よって成形されるとともに、爪のプレス抜き後のカエリ
の高さを０．０２〜０．１ｍｍとしたことを特徴とする
電子写真感光体用フランジである。
【０００６】本発明の詳細を、以下、図にそって説明す
る。図１は従来の電子写真感光体用フランジの基本的な
構成を示すもので、感光体ドラムに対しての嵌合部材と
なるフランジ本体１には、ドラム回転の駆動のためのギ
ア２が固定され、さらにフランジ本体１の感光体ドラム
端部に嵌合される円筒状部位の先端には、複数の爪を有
する円板状の金属製電極板４が固定部材５によって固定
されている。円板状の電極板４の円周部にある爪によっ
て形成される外周の大きさは、感光体ドラムの内周にほ
ぼ同じもので、フランジ本体１に組み込む際、圧入によ
って装填状態となるものである。次いで、フランジ本体
１は図２にあるように、感光体ドラム７の端部に圧入さ
れるが、フランジ本体１の円筒状部位の一部面上に、ド
ラム内面との固着のための接着剤６が塗布されている。
従来の電子写真感光体用フランジは、上述のごとき構成
及び装着手段により、ドラム端部に圧入固着されるもの
であるが、経時における感光体ドラムとの良好な同軸度
の維持あるいは、ドラム回転のため耐トルク性の点で不
十分であった。
る。図１は従来の電子写真感光体用フランジの基本的な
構成を示すもので、感光体ドラムに対しての嵌合部材と
なるフランジ本体１には、ドラム回転の駆動のためのギ
ア２が固定され、さらにフランジ本体１の感光体ドラム
端部に嵌合される円筒状部位の先端には、複数の爪を有
する円板状の金属製電極板４が固定部材５によって固定
されている。円板状の電極板４の円周部にある爪によっ
て形成される外周の大きさは、感光体ドラムの内周にほ
ぼ同じもので、フランジ本体１に組み込む際、圧入によ
って装填状態となるものである。次いで、フランジ本体
１は図２にあるように、感光体ドラム７の端部に圧入さ
れるが、フランジ本体１の円筒状部位の一部面上に、ド
ラム内面との固着のための接着剤６が塗布されている。
従来の電子写真感光体用フランジは、上述のごとき構成
及び装着手段により、ドラム端部に圧入固着されるもの
であるが、経時における感光体ドラムとの良好な同軸度
の維持あるいは、ドラム回転のため耐トルク性の点で不
十分であった。
【０００７】本発明の電子写真感光体用フランジは、ひ
とつに、図３に示される構造をもつもので、フランジ本
体８の感光体ドラム端部に嵌合される円筒状部位の先端
に、複数の爪を有する円板状の第１の金属製電極板９を
延長円筒状部位１０を介して配置する。さらに、延長円
筒状部位９のギア側には複数の爪を有する円板状の第２
の金属製電極板１１を、前記の金属製電極板９ととも
に、固定部材１２によってフランジ本体８に固定したも
のである。この本発明の電子写真感光体用フランジを感
光体ドラムの両端部に圧入装着したものを複写機に装填
し複写を行ったところ、高い耐トルク性を示すととも
に、接着剤を使用しないフランジの固着であっても、長
期にわたって感光体ドラムとの良好な同軸性を維持でき
るものであった。本発明の電子写真感光体用フランジに
組み込まれる複数の爪を有する円板状のの金属製電極板
としては、前述のタイプ以外のものも使用でき、例え
ば、図４に挙げたように、金属製電極板の爪の形成を単
一的なものとせず、爪１３と爪１４の尖鋭部の方向が異
なっていたり、爪形成時のプレス加工におけるプレス抜
きカエリ方向を爪部１５及び爪部１６のように場所によ
って別方向とする。金属製電極板の爪の形成加工は、爪
の尖鋭部の方向が異なるものだけでも、またプレス抜き
カエリ方向が異なるものだけでもよい。金属製電極板の
爪をプレス加工によって作成する場合、図７に示されて
いるように、爪２０のカエリの高さ２１を０．０２〜
０．１ｍｍの範囲に調整することで、電子写真感光体ド
ラムの内面に、フランジをより強固に固着ができる。こ
のような加工処理によって、一枚の金属製電極板であっ
ても、ドラム内径の隣接する円周上で爪の固定がなさ
れ、より強固な固着及び感光体ドラムとの良好な同軸性
の維持が可能となる。図５に示された金属製電極板の爪
は、爪部を途中で折り曲げた形状を有すもので、ドラム
内面の円周方向に対して爪１７が線接触となるため、本
発明の効果をより発揮するものとなる。
とつに、図３に示される構造をもつもので、フランジ本
体８の感光体ドラム端部に嵌合される円筒状部位の先端
に、複数の爪を有する円板状の第１の金属製電極板９を
延長円筒状部位１０を介して配置する。さらに、延長円
筒状部位９のギア側には複数の爪を有する円板状の第２
の金属製電極板１１を、前記の金属製電極板９ととも
に、固定部材１２によってフランジ本体８に固定したも
のである。この本発明の電子写真感光体用フランジを感
光体ドラムの両端部に圧入装着したものを複写機に装填
し複写を行ったところ、高い耐トルク性を示すととも
に、接着剤を使用しないフランジの固着であっても、長
期にわたって感光体ドラムとの良好な同軸性を維持でき
るものであった。本発明の電子写真感光体用フランジに
組み込まれる複数の爪を有する円板状のの金属製電極板
としては、前述のタイプ以外のものも使用でき、例え
ば、図４に挙げたように、金属製電極板の爪の形成を単
一的なものとせず、爪１３と爪１４の尖鋭部の方向が異
なっていたり、爪形成時のプレス加工におけるプレス抜
きカエリ方向を爪部１５及び爪部１６のように場所によ
って別方向とする。金属製電極板の爪の形成加工は、爪
の尖鋭部の方向が異なるものだけでも、またプレス抜き
カエリ方向が異なるものだけでもよい。金属製電極板の
爪をプレス加工によって作成する場合、図７に示されて
いるように、爪２０のカエリの高さ２１を０．０２〜
０．１ｍｍの範囲に調整することで、電子写真感光体ド
ラムの内面に、フランジをより強固に固着ができる。こ
のような加工処理によって、一枚の金属製電極板であっ
ても、ドラム内径の隣接する円周上で爪の固定がなさ
れ、より強固な固着及び感光体ドラムとの良好な同軸性
の維持が可能となる。図５に示された金属製電極板の爪
は、爪部を途中で折り曲げた形状を有すもので、ドラム
内面の円周方向に対して爪１７が線接触となるため、本
発明の効果をより発揮するものとなる。
【０００８】本発明において、その目的を達成するた
め、図６に示されているような金属製電極板の設置方法
が挙げられる。該図は図３に示される電子写真感光体用
フランジを金属製電極板側から見たもので、ただし、２
枚の金属製電極板１８、１９のそれぞれの爪設定位置が
交互にずれているもので、図中、斜線部の爪は奧の金属
製電極板の爪を示すもので、このような金属製電極板の
設置方法によって、感光体ドラムの内面で爪の食い込み
位置が、ドラム軸方向の同一線上に存在しないことにな
り、それぞれの金属製電極板の爪が独立して、ドラム内
面に強固に食い込み、より確実かつ長期にわたってフラ
ンジをドラムに装填できる。
め、図６に示されているような金属製電極板の設置方法
が挙げられる。該図は図３に示される電子写真感光体用
フランジを金属製電極板側から見たもので、ただし、２
枚の金属製電極板１８、１９のそれぞれの爪設定位置が
交互にずれているもので、図中、斜線部の爪は奧の金属
製電極板の爪を示すもので、このような金属製電極板の
設置方法によって、感光体ドラムの内面で爪の食い込み
位置が、ドラム軸方向の同一線上に存在しないことにな
り、それぞれの金属製電極板の爪が独立して、ドラム内
面に強固に食い込み、より確実かつ長期にわたってフラ
ンジをドラムに装填できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体用フランジによ
れば、フランジの複写機内装填後に、十分な耐トルク性
を発揮し、またフランジのドラムからの離脱、もしくは
位置ずれを発生することを長期にわたって抑制し、感光
体とフランジとの精度の高い同軸度を長期にわたって維
持するとともに、接着剤を用いずとも電子写真感光体用
ドラムにフランジを固着嵌合しうる。また、接着剤を用
いない固着方法を採ることができるため、感光体用フラ
ンジのリサイクル工程が簡略化され、この点において
も、有利な電子写真感光体用フランジとして活用でき
る。
れば、フランジの複写機内装填後に、十分な耐トルク性
を発揮し、またフランジのドラムからの離脱、もしくは
位置ずれを発生することを長期にわたって抑制し、感光
体とフランジとの精度の高い同軸度を長期にわたって維
持するとともに、接着剤を用いずとも電子写真感光体用
ドラムにフランジを固着嵌合しうる。また、接着剤を用
いない固着方法を採ることができるため、感光体用フラ
ンジのリサイクル工程が簡略化され、この点において
も、有利な電子写真感光体用フランジとして活用でき
る。
【００１０】
【図１】電子写真感光体ドラムに圧入勘合される従来の
電子写真感光体用ドラムフランジの斜視図である。
電子写真感光体用ドラムフランジの斜視図である。
【図２】従来の電子写真感光体用ドラムフランジを電子
写真感光体ドラムに嵌合する状態の断面図である。
写真感光体ドラムに嵌合する状態の断面図である。
【図３】２枚の金属製電極板を有する本発明の電子写真
感光体用ドラムフランジの斜視図である。
感光体用ドラムフランジの斜視図である。
【図４】本発明の電子写真感光体用ドラムフランジに使
用される金属製電極板の一例を示す斜視図である。
用される金属製電極板の一例を示す斜視図である。
【図５】本発明の電子写真感光体用ドラムフランジに使
用される金属製電極板の一例を示す斜視図である。
用される金属製電極板の一例を示す斜視図である。
【図６】２枚の金属製電極板を有する本発明の電子写真
感光体用ドラムフランジの金属製電極板側から見た正面
図である。
感光体用ドラムフランジの金属製電極板側から見た正面
図である。
【図７】プレス加工された金属製電極板の一部の斜視図
である。
である。
【００１１】
１ フランジ ２ ギヤ ３ フランジ挿入部 ４ 円板状電極板 ５ 固定部材 ６ 接着剤 ７ 感光体ドラム ８ フランジ本体 ９ 金属性電極板 １０ 延長円筒状部位 １１ 金属性電極板 １２ 固定部材 １３ 爪 １４ 爪 １５ 爪部 １６ 爪部 １７ 爪 １８ 金属性電極板 １９ 金属性電極板 ２０ 爪 ２１ カエリの高さ
Claims (5)
- 【請求項１】ドラム形状のドラム外周面上に電子写真感
光層を備える電子写真感光体ドラムのドラム両端の開放
部内面に嵌合される第１の円筒状部位と、該円筒状部位
の非嵌合方向に前記ドラム端部に嵌合しない第２の円筒
状部位が直結し、ドラム内面に嵌合する前記第１の円筒
状部位のドラム長手方向に、ドラム内面と接触嵌合する
電極板を複数枚具備することを特徴とする電子写真感光
体用フランジ。 - 【請求項２】ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板
の少なくとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を
前記電極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き
加工によって成形されるとともに、その打ち抜き方向も
しくは爪角度が爪の場所によって異なることを特徴とす
る請求項１の電子写真感光体用フランジ。 - 【請求項３】ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板
の少なくとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を
前記電極板外周に有するとともに、前記爪が電極板に対
して交差する方向にねじれ、さらに爪とドラム内面との
接触が線接触であることを特徴とする請求項１の電子写
真感光体用フランジ。 - 【請求項４】ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板
の少なくとも二枚の電極板がドラム内面に接触する爪を
前記電極板外周に有するとともに、前記電極板ごとの爪
がドラム軸方向から見て重複しない位置に配置している
ことを特徴とする請求項１の電子写真感光体用フラン
ジ。 - 【請求項５】ドラム内面と接触嵌合する複数枚の電極板
の少なくとも一枚の電極板がドラム内面に接触する爪を
前記電極板外周に有するとともに、前記爪がプレス抜き
加工によって成形されるとともに、爪のプレス抜き後の
カエリの高さを０．０２〜０．１ｍｍとしたことを特徴
とする請求項１の電子写真感光体用フランジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092643A JPH10282839A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 電子写真感光体用フランジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092643A JPH10282839A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 電子写真感光体用フランジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10282839A true JPH10282839A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14060143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9092643A Pending JPH10282839A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 電子写真感光体用フランジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10282839A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0940729A2 (en) * | 1998-03-03 | 1999-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Mounting member, drum flange, photosensitive drum and process cartridge |
| JP2008191563A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Kyocera Mita Corp | ドラムユニット |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9092643A patent/JPH10282839A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0940729A2 (en) * | 1998-03-03 | 1999-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Mounting member, drum flange, photosensitive drum and process cartridge |
| EP0940729A3 (en) * | 1998-03-03 | 1999-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Mounting member, drum flange, photosensitive drum and process cartridge |
| JP2008191563A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Kyocera Mita Corp | ドラムユニット |
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