JPH10281899A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH10281899A
JPH10281899A JP8922497A JP8922497A JPH10281899A JP H10281899 A JPH10281899 A JP H10281899A JP 8922497 A JP8922497 A JP 8922497A JP 8922497 A JP8922497 A JP 8922497A JP H10281899 A JPH10281899 A JP H10281899A
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JP
Japan
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region
magnetostrictive
sleeve
torque
torque sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8922497A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Tanaka
勝章 田中
Taiji Oodate
泰治 大立
Yoichiro Kashiwagi
陽一郎 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度の向上と小型化を両立させたトルクセン
サを提供する。 【解決手段】 磁歪スリーブ7が中間スリーブ6に固定
され、その中間スリーブ6がトルク測定対象のシャフト
1に固定される。磁歪スリーブ7は、磁歪材料であり、
その表面部に溝を設けることにより複数の感応セグメン
ト11が形成されている。各感応セグメント11は、そ
の中央部で折曲がった形状であり、それぞれ互いに同じ
形状のA領域およびB領域からなる。磁歪スリーブ7全
体では、複数の感応セグメント11が連続して並んだ構
成であり、複数の感応セグメント11の各A領域、各B
領域がそれぞれ平行に並んでいる。各感応セグメント1
1のA領域およびB領域の長手方向は、それぞれシャフ
ト1の軸方向に対して±45度の方向を向いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁歪式のトルクセ
ンサに係わる。
【0002】
【従来の技術】産業上の様々な分野でトルクを測定する
用途がある。たとえば、自動車分野では、電動式パワー
ステアリングシステムにおいてドライバの操舵に起因し
て発生するトルクを検出する用途や、走行時のタイヤの
回転方向のトルクを検出する用途などにおいて実用化が
進んでいる。以下では、シャフト等に加えられるトルク
を検出する例を採り上げて説明する。
【0003】トルクを検出する手法としては、磁歪材料
を用いた磁歪式トルクセンサが知られている。磁歪材料
は、形状が歪ませられるとそれに伴ってその磁気的特性
が変化する性質を持っており、トルクを測定しようとす
る対象物(ここでは、シャフト)に固定される。そし
て、シャフトにトルクが加わると、そのシャフトに固定
されている磁歪材料の形状が変化するので、そのことに
より磁歪材料の磁気特性が変化する。したがって、磁歪
材料の磁気特性を検出することにより、シャフトに加え
られたトルクを非接触で検出できる。
【0004】測定対象に対して固定的に設けられる磁歪
材料は、様々な形状が提案あるいは実用化されている。
たとえば、特開平1−97823号公報には、図6(a)
に示すように、測定スリーブ101の表面部に測定区域
102、103を形成した構成が開示されている。測定
区域102、103は、測定軸の軸方向に対して±45
度の角度をなす平行スリットがそれぞれ設けられた領域
である。また、実開昭61−178434号公報には、
図6(b) および(c) に示すように、測定対象の軸に巻き
付けたときにその軸に対して所定の角度をなすように平
行スリットを設けた磁歪膜を形成し、その磁歪膜を軸に
巻き付けて固着する構成が開示されている。このよう
に、複数の細長い形状の磁歪材料が平行に並べられた測
定区域を1組設け、それら1組の測定区域に属する細長
い形状の磁歪材料の方向が測定軸に対して互いに角度が
異なるように構成したトルクセンサが知られている。
【0005】なお、上記2つの公知技術のように、各測
定区域に属する細長い形状の磁歪材料の方向が測定軸に
対して互いに異なるようにして1組の測定区域を設けた
理由は、測定精度および測定感度を高めるとともに、印
加されたトルクの方向を判別するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】磁歪材料を用いたトル
クセンサは、上述のような細長い形状の磁歪材料を平行
に並べた構成が一般的であるが、この場合、原理的に
は、この細長い形状の磁歪材料を長くするほど感度がよ
くなる。一方、ユーザとしては、トルクセンサを出来る
だけ小型化してほしいという要望を持っている場合が少
なくない。このように、トルクセンサの感度の向上と小
型化を両立させることは難しかった。
【0007】本発明の課題は、感度の向上と小型化を両
立させたトルクセンサを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクセンサ
は、測定対象の軸にトルクが加わったときに第1の出力
を生成する第1の領域および第2の出力を生成する第2
の領域を有する感応部を含み、上記第1および第2の出
力に基づいて上記測定対象の軸に加わったトルクを検出
する構成を前提とする。上記感応部を磁歪材料で構成す
る。そして、その磁歪材料の表面部に上記第1の領域に
属する複数の互いに平行な領域および上記第2の領域に
属する複数の互いに平行な領域を形成する際、それら第
1および第2の領域に属する互いに対応する各領域を連
続させる。
【0009】上記構成によれば、上記第1の領域と第2
の領域とが連続しており、その間に無駄な領域がないの
で、トルクセンサとしての感度を得るために上記第1の
領域と第2の領域の軸方向における長さを確保しなが
ら、感応部全体としては小型化が計れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態の磁歪式トル
クセンサの構成を示す図である。磁歪式トルクセンサ
は、測定対象(シャフト1)に取り付けられる検出部
と、検出部に励磁用の電流を供給すると共に検出部によ
って検出された検出値に基づいて測定対象に加えられた
トルクを求める励磁・演算部とからなる。検出部は、セ
ンサヘッド2、集磁ヨーク3、支持材4、ベアリング5
などから構成されている。さらに、センサヘッド2は、
中間スリーブ6と磁歪スリーブ7とから構成されてい
る。
【0011】シャフト1は、ここでは、たとえば、自動
車のステアリング操舵をタイヤの方向制御用ギアボック
スに伝達するためのシャフトである。このシャフト1の
材質は、たとえば、構造用鋼である。
【0012】中間スリーブ6は、その内径がシャフト1
の外径よりも僅かに大きい(同一または略同一)円筒形
状をしており、シャフト1に直接固定される。また、中
間スリーブ6は、シャフト1と同じ材質または略同一材
質で形成する。なお、中間スリーブ6はビーム溶接等に
よってシャフト1に溶接するので、その溶接を良好にす
るために、シャフト1および中間スリーブ6の材質は、
共に炭素含有量が0.5パーセント以下の構造用鋼を用
いる。
【0013】磁歪スリーブ7は、その形状が歪ませられ
ると、その形状変化に伴って磁気特性(特に、透磁率)
が変化する磁歪材料で形成されている。磁歪材料として
は、3d遷移金属系、アモルファス合金系、フェライト
系、4f化合物系などが知られているが、ここでは、一
例として、機械的な強度が強い3d遷移金属系を用いる
ことにする。また、磁歪スリーブ7として使用する磁歪
材料の熱膨張率がシャフト1および中間スリーブ6の熱
膨張率と同じになるように磁歪材料の組成を決める。
【0014】磁歪スリーブ7は、その内径が中間スリー
ブ6の外径よりも僅かに大きい(同一または略同一)ま
たは圧入することを前提にわずかに小さい形状であり、
その表面部には、後述詳しく説明するが、複数の感応セ
グメントが形成されている。磁歪スリーブ7は、ビーム
溶接等により中間スリーブ6に固定される。中間スリー
ブ6に磁歪スリーブ7を固定したものがセンサヘッド2
である。なお、センサヘッド2は、検出部の一部であ
り、この検出部をシャフト1に取りつける際には、中間
スリーブ6の両端をシャフト1にビーム溶接等で固定す
る。
【0015】集磁ヨーク3は、励磁・演算部から供給さ
れる励磁電流を流す一次コイル、および磁束の変化に起
因して発生する起電力により生成される電流を流す二次
コイルを収容する。そして、集磁ヨーク3の内側にセン
サヘッド2を収容したときに上記一次コイルおよび二次
コイルが磁歪スリーブ7の表面部の感応セグメントに重
なる位置に来るような構成となっている。支持材4は、
集磁ヨーク3を支持する部材である。集磁ヨーク3およ
び支持材4は、ベアリング5を介してセンサヘッド2に
結合される。すなわち、センサヘッド2は、集磁ヨーク
3および支持材4に対して回転可能な構造となってい
る。
【0016】励磁・演算部は、励磁電流を生成して一次
コイルに流すとともに、二次コイルを介して流れる電流
に基づいてシャフト1に加えられたトルクを算出する。
次に、図2を参照しながら磁歪スリーブ7について説明
する。磁歪スリーブ7は、図2(a) に示すように、その
表面部に溝を設けることにより複数の表面領域を有する
構成となっている。各表面領域は、それぞれ形状が歪め
られたときに磁気特性が変化するので、「感応セグメン
ト」と呼ぶことにする。
【0017】各感応セグメント11は、図2(a) または
(b) に示すように、その中央部で折曲がった形状であ
り、以下では、その一方を「A領域」、他方を「B領
域」と呼ぶことにする。各感応セグメント11のA領域
およびB領域は、互いに同じ形状であり(左右対称であ
り)、それぞれ細長い板状である。また、各感応セグメ
ント11は、磁歪スリーブ7の表面部に溝を設けること
により形成されたものであり、磁歪スリーブ7全体とし
ては、複数の感応セグメント11が連続して並んだ構成
となっている。すなわち、磁歪スリーブ7全体として見
ると、複数の感応セグメント11の各A領域、各B領域
がそれぞれ平行に並んだ状態となっている。そして、各
感応セグメント11のA領域およびB領域の長手方向
は、それぞれシャフト1の軸方向に対して±45度(あ
るいは、およそ±45度)の方向を向いている。
【0018】図2(a) 〜(d) を参照しながら磁歪スリー
ブ7の表面部に感応セグメント11を形成する上での好
適例を下記に示す。 1.2×ts ≦t≦10×ts ・・・(1)式 0.1×w≦ts ≦0.5×w ・・・(2)式 5×w≦L≦20×w ・・・(3)式 ここで、「L」は、シャフト1の軸方向における磁歪ス
リーブ7の長さであり各感応セグメント11の長手方向
の長さの代用値である。そして、「t」は、磁歪スリー
ブ7の厚さ、「ts 」は、磁歪スリーブ7に設ける溝の
深さ(感応セグメント11の厚さ)、「w」は、感応セ
グメント11の幅である。なお、各感応セグメント11
の厚さts は、たとえば、0.3〜2.0mm程度とす
る。また、各感応セグメント11の幅wは、たとえば、
1〜4mm程度とする。
【0019】上記(1) 式は、磁歪スリーブ7自体の厚さ
とその表面部に形成する各感応セグメント11の厚さと
の比率を規定している。左側の不等式は、磁歪スリーブ
7の厚さに対する溝の深さを制限するものである。ま
た、右側の不等式は、磁歪スリーブ7自体の厚さが厚く
なりすぎないように制限するものである。
【0020】上記(2) 式は、各感応セグメント11の厚
さとその幅との関係を規定するものであり、この条件お
よび上記(3) 式の条件により、各感応セグメント11の
感度を確保しながら、各感応セグメント11の厚さをそ
の長手方向の長さに対して十分に小さくすることにより
形状異方性を強くしている。
【0021】上記(3) 式は、各感応セグメント11の幅
とその長手方向の長さとの関係を規定するものである。
左側の不等式は、各感応セグメント11の幅をその長手
方向の長さに対して十分に小さくして形状異方性を強く
するための制限である。右側の不等式は、トルクセンサ
自体が大きくならないように磁歪スリーブ7の長さを制
限している。
【0022】上記のように、各感応セグメント11の厚
さts 、および幅wに対してその長手方向の長さを十分
に大きくすることにより形状異方性を強くすると、見か
け上の透磁率が大きくなり、このことによってもセンサ
感度がよくなる。
【0023】次に、図3を参照しながら上記構成のトル
クセンサの構成および動作を説明する。図3(a) は、シ
ャフト1に上記構成のトルクセンサを取り付けたときの
磁歪スリーブ7とコイルとの位置関係を模式的に示した
図である。コイル21aおよびコイル21bは、それぞ
れ一次コイルおよび二次コイルを含み、それぞれA領域
およびB領域に対してそれらを取り囲むように設けられ
ている。なお、磁歪材料は、図3(b) に示すように、そ
の長手方向の端部領域は、反磁界の影響によりその出力
をトルクセンサとしては使用できない。従って、コイル
21aおよびコイル21bは、磁歪スリーブ7の両端部
の周囲にまでは伸ばさない。ただし、本実施形態の構成
では、A領域とB領域との境界付近では、反磁界の影響
が発生しないので、コイル21aおよびコイル21bを
それぞれA領域とB領域との境界付近にまで伸ばすこと
ができる。
【0024】上記構成において、コイル21aおよびコ
イル21bには一定の励磁電流が流れており、磁場を発
生させている。ここで、シャフト1にトルクが加わって
いないときのA領域およびB領域の透磁率をそれぞれμ
A およびμB とする。
【0025】シャフト1にトルクが加えられると、シャ
フト1がねじれることにより中間スリーブ6が歪み、さ
らにその中間スリーブ6の歪みによって磁歪スリーブ7
の形状に変化が生じてその磁気特性が変化する。すなわ
ち、シャフト1に加わるトルクの大きさに従って磁歪ス
リーブ7の磁気特性が変化する。ここで、A領域および
B領域に属する各感応セグメント11の長手方向は、シ
ャフト1の軸方向に対して±45度の方向を向いている
ので、それらの透磁率は互いに逆符号に変化する。すな
わち、A領域およびB領域の透磁率は、それぞれμA +
ΔμおよびμB−Δμとなる。したがって、磁歪スリー
ブ7の出力としては、A領域における変化量とB領域に
おける変化量の差分である2Δμが得られる。
【0026】このように、磁歪スリーブ7の磁気特性が
変化すると、一次コイルに流れる励磁電流により生じて
いる磁束が変化するので、二次コイルからは、2Δμに
対応するインダクタンスの変化が検出される。したがっ
て、励磁・演算部は、この二次コイルに流れる電流を検
出することによってシャフト1に加えられたトルクを算
出できる。
【0027】次に、図4を参照しながら本実施形態の構
成と従来技術として採り上げた構成とを比較する。上述
したように、磁歪材料は、反磁界の影響によりその端部
領域の出力をトルクセンサとしては使用できない。従っ
て、図4(a) に示すように、本実施形態の構成であって
も、磁歪スリーブ7の両端部はトルクセンサとしては利
用できない領域であるが、A領域とB領域との境界付近
では、磁歪材料としては端部ではなく反磁界の影響が発
生しないので、その出力をトルクセンサとして使用可能
な領域がA領域とB領域との境界付近にまで広がる。
【0028】一方、特開平1−97823号公報に開示
された構成では、図4(b) に示すように、A領域および
B領域(測定区域102、103)が互いに独立してい
るので、それら各領域の両端部はそれぞれ反磁界の影響
によりその出力をトルクセンサとしては使用できない。
従って、トルクセンサとしての感度を得るために、本実
施形態の構成と同じだけ「その出力をトルクセンサとし
て使用可能な領域」を確保しようとすると、必然的に軸
方向の長さが長くなってしまう。
【0029】また、実開昭61−178434号公報に
開示されている構成では、図4(c)に示すように、上記
2つの領域を分離する領域を設けているので、この場合
も本実施形態と同じ感度を得ようとすると、軸方向の長
さが長くなってしまう。
【0030】このように、本実施形態の構成によれば、
従来の構成と比べて磁歪材料を設ける領域の軸方向の長
さを短くしてもトルクセンサとして同じ感度が得られ
る。換言すれば、従来の構成と同じ大きさのトルクセン
サを構成するのであれば、その出力をトルクセンサとし
て使用可能な磁歪材料の領域が長くなるので、トルクセ
ンサとしての感度は向上する。また、トルクセンサとし
て使用可能な磁歪材料の領域が長くなると、スラスト方
向(軸方向)の位置ずれに対して強くなる。
【0031】なお、従来の構成においてA領域とB領域
とを分離していた理由は、それら2つの領域の間での磁
気的な干渉を防ぐことであったと推定されるが、本実施
形態の構成のトルクセンサを試作して評価した結果、A
領域とB領域とが連続していても、磁気的な干渉による
影響は殆ど問題とならない程度であった。
【0032】さらに、本実施形態の構成によれば、各感
応セグメント11がA領域からB領域に渡って連続して
いるので、特にその表面部において熱伝導が良好であ
り、各感応セグメント11ごとにA領域とB領域との間
での温度差が生じにくい。このため、各感応セグメント
11ごとにA領域とB領域との間で温度差による透磁率
の差が生じず、均一な状態でトルクを測定できるので、
その測定精度の向上に寄与する。
【0033】また、磁歪スリーブ7の表面部に溝を形成
する工程において、A領域とB領域とを別々に加工する
と、塑性加工による肉の盛上がりやバリが発生するた
め、その後に仕上げ加工が必要になる。ところが、本実
施形態のようにA領域からB領域に渡って溝が連続して
いると、A領域とB領域との境界部分から溝掘りを開始
し、両外側に削りかすを押し出すように加工を進めれ
ば、塑性加工による肉の盛上がりやバリ等が残らず、仕
上げ加工が不要となる。
【0034】なお、上記実施形態としては、磁歪スリー
ブ7の表面領域を複数の表面領域に分割した構成を示し
たが、本発明は、この構成に限定されるものではない。
すなわち、たとえば、図5に示すように、トルクセンサ
として使用しない領域については磁歪スリーブ7の表面
領域を必ずしも溝によって分割する必要はない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、測定対象の軸にあるト
ルクが加わったときに第1の出力を生成する第1の領域
と第2の出力を生成する第2の領域とを有する磁歪スリ
ーブを含むトルクセンサにおいて、それら2つの領域を
連続させたので、軸方向の長さを短くすることができ、
トルクセンサ自体の小型化が計れる。換言すれば、従来
と同じ大きさとすれば高い感度が得られるトルクセンサ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の磁歪式トルクセンサの構成を示す
図である。
【図2】磁歪スリーブの構成を説明する図である。
【図3】トルクセンサの構成および動作を説明する図で
ある。
【図4】本実施形態の構成と従来の構成とを比較する図
である。
【図5】本発明の他の構成の磁歪スリーブを示す図であ
る。
【図6】従来のトルクセンサの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 センサヘッド 3 集磁ヨーク 6 中間スリーブ 7 磁歪スリーブ 11 感応セグメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の軸にトルクが加わったときに
    第1の出力を生成する第1の領域および第2の出力を生
    成する第2の領域を有する感応部を含み、上記第1およ
    び第2の出力に基づいて上記測定対象の軸に加わったト
    ルクを検出するトルクセンサであって、 上記感応部は、磁歪材料で構成されており、その磁歪材
    料の表面部に上記第1の領域に属する複数の互いに平行
    な領域および上記第2の領域に属する複数の互いに平行
    な領域を形成し、それら第1および第2の領域に属する
    互いに対応する各領域を連続形成したトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 測定対象の軸にトルクが加わったときに
    第1の出力を生成する第1の領域および第2の出力を生
    成する第2の領域を有する感応部を含み、上記第1およ
    び第2の出力に基づいて上記測定対象の軸に加わったト
    ルクを検出するトルクセンサであって、 上記感応部は、磁歪材料で構成されており、その磁歪材
    料の表面部に溝を設けることによりその磁歪材料の表面
    部に複数のセグメントを形成し、上記各セグメントの一
    部領域を上記第1の領域に属させるとともに他の領域の
    少なくとも一部を上記第2の領域に属させるように構成
    したトルクセンサ。
JP8922497A 1997-04-08 1997-04-08 トルクセンサ Pending JPH10281899A (ja)

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