JPH10280780A - 蝶番およびそれを用いた半導体製造装置 - Google Patents
蝶番およびそれを用いた半導体製造装置Info
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- JPH10280780A JPH10280780A JP8246997A JP8246997A JPH10280780A JP H10280780 A JPH10280780 A JP H10280780A JP 8246997 A JP8246997 A JP 8246997A JP 8246997 A JP8246997 A JP 8246997A JP H10280780 A JPH10280780 A JP H10280780A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蝶番から発生した金属異物による汚染を防止
する。 【解決手段】 カップ11に固定されるとともにピン挿
通部13の形成された第1のプレート12aと、チャン
バ10に固定されるとともにピン挿通部13の形成され
た第2のプレート12bと、これら第1のプレート12
aと第2のプレート12bのピン挿通部13を介して相
互に揺動自在に結合するピン14と、樹脂材よりなり、
ピン挿通部13においてピン14を包囲するように装着
されるとともにピン14に面した内周に環状溝17が形
成された筒状のピン受け部材16とで蝶番1を構成す
る。
する。 【解決手段】 カップ11に固定されるとともにピン挿
通部13の形成された第1のプレート12aと、チャン
バ10に固定されるとともにピン挿通部13の形成され
た第2のプレート12bと、これら第1のプレート12
aと第2のプレート12bのピン挿通部13を介して相
互に揺動自在に結合するピン14と、樹脂材よりなり、
ピン挿通部13においてピン14を包囲するように装着
されるとともにピン14に面した内周に環状溝17が形
成された筒状のピン受け部材16とで蝶番1を構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蝶番およびそれが用
いられた半導体製造装置および工程内ドアに関し、特
に、磨耗による蝶番からの金属異物の発生防止に適用し
て有効な技術に関する。
いられた半導体製造装置および工程内ドアに関し、特
に、磨耗による蝶番からの金属異物の発生防止に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばクリーンルームのドアやチャン
バの蓋の開閉などには蝶番が用いられる。この蝶番から
は、開閉に伴う揺動運動のために摩擦されて金属異物が
発生する。そして、発生した金属異物は蝶番の隙間から
外部に飛散し、処理中にある半導体ウェハの表面に付着
して汚染の原因となる。
バの蓋の開閉などには蝶番が用いられる。この蝶番から
は、開閉に伴う揺動運動のために摩擦されて金属異物が
発生する。そして、発生した金属異物は蝶番の隙間から
外部に飛散し、処理中にある半導体ウェハの表面に付着
して汚染の原因となる。
【0003】なお、このような異物汚染を詳しく記載し
ている例としては、たとえば、株式会社工業調査会発
行、「超LSI製造・試験装置ガイドブック<1993
年版>」(1992年11月20日発行)、P196〜P203がある。
ている例としては、たとえば、株式会社工業調査会発
行、「超LSI製造・試験装置ガイドブック<1993
年版>」(1992年11月20日発行)、P196〜P203がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不良全体に占める付着
異物によるパターン欠陥の比率は、半導体回路の集積度
が上がるにつれて著しく増加してきている。このため、
製造プロセスの超クリーン化、つまり全工程にわたりウ
ェハ表面をいかに正常に保つかの重要性が一段と高まっ
ている。
異物によるパターン欠陥の比率は、半導体回路の集積度
が上がるにつれて著しく増加してきている。このため、
製造プロセスの超クリーン化、つまり全工程にわたりウ
ェハ表面をいかに正常に保つかの重要性が一段と高まっ
ている。
【0005】したがって、前述したような蝶番は、半導
体製造装置のドアの開閉などに必須のものであるがゆえ
に、超クリーン化の要請に沿った対策が望まれる。
体製造装置のドアの開閉などに必須のものであるがゆえ
に、超クリーン化の要請に沿った対策が望まれる。
【0006】そこで、本発明の目的は、蝶番から発生し
た金属異物による汚染を防止する技術を提供することに
ある。
た金属異物による汚染を防止する技術を提供することに
ある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明による蝶番は、開閉体を
揺動自在に基体に取り付けるものであり、開閉体に固定
されるとともにピン挿通部の形成された第1のプレート
と、基体に固定されるとともにピン挿通部の形成された
第2のプレートと、これら第1のプレートと第2のプレ
ートのピン挿通部を介して相互に揺動自在に結合するピ
ンと、樹脂材よりなり、ピン挿通部においてピンを包囲
するように装着されるとともにピンに面した内周に環状
溝が形成された筒状のピン受け部材とを有することを特
徴とするものである。この蝶番において、環状溝は所定
の間隔を開けて複数形成してもよい。
揺動自在に基体に取り付けるものであり、開閉体に固定
されるとともにピン挿通部の形成された第1のプレート
と、基体に固定されるとともにピン挿通部の形成された
第2のプレートと、これら第1のプレートと第2のプレ
ートのピン挿通部を介して相互に揺動自在に結合するピ
ンと、樹脂材よりなり、ピン挿通部においてピンを包囲
するように装着されるとともにピンに面した内周に環状
溝が形成された筒状のピン受け部材とを有することを特
徴とするものである。この蝶番において、環状溝は所定
の間隔を開けて複数形成してもよい。
【0010】また、本発明による半導体製造装置は、前
記した蝶番がチャンバの蓋の取り付けやクリーンルーム
のドアの取り付けに用いられていることを特徴とするも
のである。
記した蝶番がチャンバの蓋の取り付けやクリーンルーム
のドアの取り付けに用いられていることを特徴とするも
のである。
【0011】上記した手段によれば、ピンが樹脂製のピ
ン受け部材を介してプレートのピン挿通部に通されてお
り、ピン側面との間で金属異物は発生しない。ただしピ
ンの先端はピン挿通部の金属部分と接触し、金属異物は
発生する可能性があるが、このピン受け部材の内周には
環状溝が形成されているので、発生した金属異物はピン
受け部材に遮られたり環状溝に捕捉される。これによ
り、蝶番からの金属異物による汚染を未然に防止するこ
とができる。
ン受け部材を介してプレートのピン挿通部に通されてお
り、ピン側面との間で金属異物は発生しない。ただしピ
ンの先端はピン挿通部の金属部分と接触し、金属異物は
発生する可能性があるが、このピン受け部材の内周には
環状溝が形成されているので、発生した金属異物はピン
受け部材に遮られたり環状溝に捕捉される。これによ
り、蝶番からの金属異物による汚染を未然に防止するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0013】図1は本実施の形態の蝶番が用いられた半
導体製造装置を示す概略図、図2は図1の一部を拡大し
て示す断面図、図3は図1の半導体製造装置に用いられ
た蝶番を示す断面図である。
導体製造装置を示す概略図、図2は図1の一部を拡大し
て示す断面図、図3は図1の半導体製造装置に用いられ
た蝶番を示す断面図である。
【0014】本実施の形態に示す蝶番1(図2、図3)
は、たとえば、半導体ウェハの表面に所定の回路パター
ンを形成する露光プロセスに用いられるレジスト塗布装
置2に用いられている。
は、たとえば、半導体ウェハの表面に所定の回路パター
ンを形成する露光プロセスに用いられるレジスト塗布装
置2に用いられている。
【0015】図1に示すように、このレジスト塗布装置
2は、半導体ウェハを導入するためのローダ部3から、
レジストの塗布された半導体ウェハを取り出すためのア
ンローダ部4までの間に設置されたHMDS吹付部5、
プリベーク炉6、レジスト塗布部7およびポストベーク
炉8から構成されている。HMDS吹付部5は、密閉空
間内の半導体ウェハの表面にHMDS(ヘキサメチルジ
シラザン)を蒸着させるもので、半導体ウェハの表面の
疎水性が向上されてレジストと半導体ウェハとの密着性
が増強される。プリベーク炉6は、レジスト塗布前に所
定の温度まで半導体ウェハを加熱しておくもので、レジ
スト中の残留溶剤の蒸発が促進され、レジストと半導体
ウェハとの密着性が一層向上される。レジスト塗布部7
は、たとえば図2に示すチャック9に保持されて中心軸
廻りに回転されている半導体ウェハWの中央にレジスト
を滴下するもので、ウェハ上に均一なレジスト膜が形成
される。そして、ポストベーク炉8は、現像後の半導体
ウェハに加熱処理を行うもので、接着性、耐熱性、耐ド
ライエッチング性の向上が図られる。
2は、半導体ウェハを導入するためのローダ部3から、
レジストの塗布された半導体ウェハを取り出すためのア
ンローダ部4までの間に設置されたHMDS吹付部5、
プリベーク炉6、レジスト塗布部7およびポストベーク
炉8から構成されている。HMDS吹付部5は、密閉空
間内の半導体ウェハの表面にHMDS(ヘキサメチルジ
シラザン)を蒸着させるもので、半導体ウェハの表面の
疎水性が向上されてレジストと半導体ウェハとの密着性
が増強される。プリベーク炉6は、レジスト塗布前に所
定の温度まで半導体ウェハを加熱しておくもので、レジ
スト中の残留溶剤の蒸発が促進され、レジストと半導体
ウェハとの密着性が一層向上される。レジスト塗布部7
は、たとえば図2に示すチャック9に保持されて中心軸
廻りに回転されている半導体ウェハWの中央にレジスト
を滴下するもので、ウェハ上に均一なレジスト膜が形成
される。そして、ポストベーク炉8は、現像後の半導体
ウェハに加熱処理を行うもので、接着性、耐熱性、耐ド
ライエッチング性の向上が図られる。
【0016】ここで、図2に示すように、レジスト塗布
部7のチャンバ(基体)10には、チャンバ10内を外
部から密閉するためのカバーであるカップ(開閉体)1
1が設けられている。このカップ11は、チャンバ10
に対して揺動自在となるように蝶番1によって取り付け
られている。なお、本実施の形態においては、さらにプ
リベーク炉6のカップにもこの蝶番が用いられている
が、必要に応じて他の種々の箇所に用いることができ
る。
部7のチャンバ(基体)10には、チャンバ10内を外
部から密閉するためのカバーであるカップ(開閉体)1
1が設けられている。このカップ11は、チャンバ10
に対して揺動自在となるように蝶番1によって取り付け
られている。なお、本実施の形態においては、さらにプ
リベーク炉6のカップにもこの蝶番が用いられている
が、必要に応じて他の種々の箇所に用いることができ
る。
【0017】蝶番1の断面図を図3に示す。図示するよ
うに、この蝶番1は、カップ11に固定されている第1
のプレート12aと、チャンバ10に固定されている第
2のプレート12bとを有している。
うに、この蝶番1は、カップ11に固定されている第1
のプレート12aと、チャンバ10に固定されている第
2のプレート12bとを有している。
【0018】それぞれのプレート12a,12bの端部
には、該プレート12a,12bの一部を丸めて内部に
空間を設けたピン挿通部13が形成されている。そし
て、第1および第2のプレート12a,12bのピン挿
通部13には、これらを貫通して両者を相互に揺動自在
に結合するピン14が挿入されている。なお、ピン14
の落下を防止するために、各ピン挿通部13の一方端は
たとえば金属製のキャップ15により閉塞されている。
には、該プレート12a,12bの一部を丸めて内部に
空間を設けたピン挿通部13が形成されている。そし
て、第1および第2のプレート12a,12bのピン挿
通部13には、これらを貫通して両者を相互に揺動自在
に結合するピン14が挿入されている。なお、ピン14
の落下を防止するために、各ピン挿通部13の一方端は
たとえば金属製のキャップ15により閉塞されている。
【0019】挿通されたピン14と各プレート12a,
12bとの隙間には、樹脂材よりなる筒状のピン受け部
材16がピン14を包囲するようにして装着されてい
る。そして、ピン受け部材16の内周には所定の間隔を
開けて3箇所に環状溝17が形成されている。但し、こ
の環状溝17は1箇所でもよく、また3箇所以外の複数
箇所であってもよい。
12bとの隙間には、樹脂材よりなる筒状のピン受け部
材16がピン14を包囲するようにして装着されてい
る。そして、ピン受け部材16の内周には所定の間隔を
開けて3箇所に環状溝17が形成されている。但し、こ
の環状溝17は1箇所でもよく、また3箇所以外の複数
箇所であってもよい。
【0020】このような蝶番1によれば、カップ11の
揺動による金属異物の汚染は次のようにして防止され
る。
揺動による金属異物の汚染は次のようにして防止され
る。
【0021】カップ11を開閉するために蝶番1を動か
すと、金属製のピン14と樹脂材のピン受け部材16、
樹脂材のピン受け部材16と金属製のプレート12a,
12bが擦れ合う。ここで、金属であるピン14やプレ
ート12a,12bと樹脂材であるピン受け部材16と
が接触しても、金属の硬度の方が高いために金属異物は
発生しない。
すと、金属製のピン14と樹脂材のピン受け部材16、
樹脂材のピン受け部材16と金属製のプレート12a,
12bが擦れ合う。ここで、金属であるピン14やプレ
ート12a,12bと樹脂材であるピン受け部材16と
が接触しても、金属の硬度の方が高いために金属異物は
発生しない。
【0022】また、耐荷重の面からキャップ15は金属
製となっているために、金属製のピン14とこのキャッ
プ15との擦れによる金属異物が発生する。しかしなが
ら、これが蝶番1の外部に出ようとしてもピン受け部材
16に遮られたりこのピン受け部材16の内周に形成さ
れた環状溝17に捕捉されるので、外部への飛散が防止
される。なお、カップ11による蝶番1への重量負荷や
カップ11の開閉頻度によって金属異物の発生量が異な
ってくるので、この発生量に応じて環状溝17の容積を
変えれば、金属異物の飛散をより確実に防止することが
できる。なお、18はボールベアリングである。
製となっているために、金属製のピン14とこのキャッ
プ15との擦れによる金属異物が発生する。しかしなが
ら、これが蝶番1の外部に出ようとしてもピン受け部材
16に遮られたりこのピン受け部材16の内周に形成さ
れた環状溝17に捕捉されるので、外部への飛散が防止
される。なお、カップ11による蝶番1への重量負荷や
カップ11の開閉頻度によって金属異物の発生量が異な
ってくるので、この発生量に応じて環状溝17の容積を
変えれば、金属異物の飛散をより確実に防止することが
できる。なお、18はボールベアリングである。
【0023】このように、本実施の形態の蝶番1によれ
ば、金属製のピン14が樹脂製のピン受け部材16を介
してプレート12a,12bのピン挿通部13に通され
ており、このピン受け部材16の内周には環状溝17が
形成されているので、蝶番1からの金属異物による汚染
を未然に防止することができる。
ば、金属製のピン14が樹脂製のピン受け部材16を介
してプレート12a,12bのピン挿通部13に通され
ており、このピン受け部材16の内周には環状溝17が
形成されているので、蝶番1からの金属異物による汚染
を未然に防止することができる。
【0024】したがって、このような蝶番1を前述のよ
うなレジスト塗布装置2に用いれば、チャンバ10内の
金属汚染がなくなるので、半導体ウェハW上に形成され
た集積回路のパターン欠陥に起因する半導体製品の歩留
まりの低下を防止することができる。
うなレジスト塗布装置2に用いれば、チャンバ10内の
金属汚染がなくなるので、半導体ウェハW上に形成され
た集積回路のパターン欠陥に起因する半導体製品の歩留
まりの低下を防止することができる。
【0025】なお、本発明者は、このような蝶番1を用
いて10kgの荷重で10万回開閉テストを行った。塵埃
測定器により測定した結果は、塵埃数(粒径0.17μm以
上)は最大1個/cfであった。
いて10kgの荷重で10万回開閉テストを行った。塵埃
測定器により測定した結果は、塵埃数(粒径0.17μm以
上)は最大1個/cfであった。
【0026】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもな
い。
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもな
い。
【0027】たとえば、本実施の形態においては、蝶番
1はレジスト塗布装置2のカップ11の取り付けに用い
られているが、これ以外にもたとえばクリーンルームの
ドアの取り付けなど他の種々の箇所に用いることができ
る。
1はレジスト塗布装置2のカップ11の取り付けに用い
られているが、これ以外にもたとえばクリーンルームの
ドアの取り付けなど他の種々の箇所に用いることができ
る。
【0028】さらに、以上の説明では、主として本発明
者によってなされた発明をその属する技術分野である半
導体製造装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、このような蝶番1を用いる
ことのできる他の種々の装置に適用することが可能であ
る。
者によってなされた発明をその属する技術分野である半
導体製造装置に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、このような蝶番1を用いる
ことのできる他の種々の装置に適用することが可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0030】(1).本発明の蝶番によれば、ピンが樹脂製
のピン受け部材を介してプレートのピン挿通部に通され
ており、このピン受け部材の内周には環状溝が形成され
ているので、発生した金属異物はピン受け部材に遮られ
たり環状溝に捕捉される。これにより、蝶番からの金属
異物による汚染を未然に防止することができる。
のピン受け部材を介してプレートのピン挿通部に通され
ており、このピン受け部材の内周には環状溝が形成され
ているので、発生した金属異物はピン受け部材に遮られ
たり環状溝に捕捉される。これにより、蝶番からの金属
異物による汚染を未然に防止することができる。
【0031】(2).前述の(1) により、本発明の蝶番をレ
ジスト塗布装置などの半導体製造装置に用いれば、金属
汚染による集積回路のパターン欠陥に起因した半導体製
品の歩留まりの低下を防止することができる。
ジスト塗布装置などの半導体製造装置に用いれば、金属
汚染による集積回路のパターン欠陥に起因した半導体製
品の歩留まりの低下を防止することができる。
【図1】本発明の一実施の形態である蝶番が用いられた
半導体製造装置を示す概略図である。
半導体製造装置を示す概略図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1の半導体製造装置に用いられた蝶番を示す
断面図である。
断面図である。
1 蝶番 2 レジスト塗布装置 3 ローダ部 4 アンローダ部 5 HMDS吹付部 6 プリベーク炉 7 レジスト塗布部 8 ポストベーク炉 9 チャック 10 チャンバ(基体) 11 カップ(開閉体) 12a 第1のプレート 12b 第2のプレート 13 ピン挿通部 14 ピン 15 キャップ 16 ピン受け部材 17 環状溝 W 半導体ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 進一 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日立 北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 滝山田 剛 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日立 北海セミコンダクタ株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉体を揺動自在に基体に取り付ける蝶
番であって、 前記開閉体に固定されるとともにピン挿通部の形成され
た第1のプレートと、 前記基体に固定されるとともにピン挿通部の形成された
第2のプレートと、前記第1のプレートと前記第2のプ
レートのピン挿通部を介してこれらを相互に揺動自在に
結合するピンと、 樹脂材よりなり、前記ピン挿通部において前記ピンを包
囲するように装着されるとともに前記ピンに面した内周
に環状溝が形成された筒状のピン受け部材とを有するこ
とを特徴とする蝶番。 - 【請求項2】 請求項1記載の蝶番において、前記環状
溝は所定の間隔を開けて複数形成されていることを特徴
とする蝶番。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の蝶番がチャンバ
および開閉体に取り付けられていることを特徴とする半
導体製造装置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の蝶番がクリーン
ルームのドアの開閉用に用いられていることを特徴とす
る半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246997A JPH10280780A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 蝶番およびそれを用いた半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246997A JPH10280780A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 蝶番およびそれを用いた半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10280780A true JPH10280780A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13775378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8246997A Pending JPH10280780A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 蝶番およびそれを用いた半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10280780A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062677A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-26 | Kinmatsu:Kk | 蝶番 |
JP2009155798A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Kitamura Tekkosho:Kk | 粉塵発生を防止する蝶番 |
JP2010126878A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Nakanishi Sangyo Kk | クリーンルーム用丁番およびそれを用いた扉装置 |
WO2020242059A1 (en) * | 2019-05-29 | 2020-12-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device including hinge structure |
KR20200137896A (ko) * | 2019-05-29 | 2020-12-09 | 삼성전자주식회사 | 힌지 구조를 포함한 전자 장치 |
WO2021118077A1 (ko) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 삼성전자 주식회사 | 이물 대응 구조를 포함하는 전자 장치 |
-
1997
- 1997-04-01 JP JP8246997A patent/JPH10280780A/ja active Pending
Cited By (10)
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