JPH10280548A - ユニット式建物の床吹き抜け構造 - Google Patents

ユニット式建物の床吹き抜け構造

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JPH10280548A
JPH10280548A JP8507897A JP8507897A JPH10280548A JP H10280548 A JPH10280548 A JP H10280548A JP 8507897 A JP8507897 A JP 8507897A JP 8507897 A JP8507897 A JP 8507897A JP H10280548 A JPH10280548 A JP H10280548A
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JP
Japan
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floor
unit
building
opening
building unit
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JP8507897A
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Hibiki Imoto
響 井本
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、大きな床吹き抜けを設ける
ことができる建物ユニットの床吹き抜け構造を提供する
ことに。 【解決手段】 一階の建物ユニット20Aにおいて、床
部41に設けられた開口部42の下側を、基礎30側に
立設されかつ開口部42の周縁に沿ってPCパネル4
7、および布基礎30の立上部31を配置し、この下部
側にPCパネル49を配置し、それらの部材31,4
7,49で囲まれた空間と建物ユニット20Aの内部空
間とを連通させて吹き抜け50を形成した。従って、開
口部42の下側空間を従来の一体成形された箱状部材を
用いずに囲むことができ、床吹き抜け50をより大きな
ものにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物の
床吹き抜け構造に係り、居住空間用の建物ユニットの床
側に設けられる床吹き抜け構造に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場生産された複数の建物ユニ
ットを建築現場で上下方向および水平方向に組み合わせ
ることで建てられるユニット式建物では、下側に配置さ
れる下階建物ユニットの天井とその上側に配置される上
階建物ユニットの床とを各々省くことにより、上下階建
物ユニットに連通した大きな天井吹き抜けを設ける場合
がある。
【0003】一方、キッチン等を形成するのに用いられ
る建物ユニットにおいては、床の一部に開口部を設け、
この開口部に上面開口の箱状部材を落とし込んで配置
し、この箱状部材の内部空間と建物ユニットの内部空間
とを連通させて床吹き抜けを設け、この床吹き抜けを利
用して床下収納を行う場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床吹き
抜け用の箱状部材は、一体成形された樹脂製の場合が多
く、製造上および取り扱い上、その大きさには制限があ
った。このため、従来のような箱状部材を用いていたの
では、より大きな床吹き抜けを設けることができないと
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、大きな床吹き抜けを設け
ることができるユニット式建物の床吹き抜け構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のユニット式建物
の床吹き抜け構造は、実施形態で使用した符号を用いて
説明すると、工場生産された箱形状の建物ユニット20
Aを建築現場で基礎30上に配置することで建てられる
ユニット式建物10の床吹き抜け構造であって、基礎上
の建物ユニットの床部41に設けられた開口部42と、
基礎側に設けられて開口部の下側周縁に沿って配置され
た壁部31,47と、この壁部で囲まれた空間の下部側
に形成された底床部49とで構成することを特徴とする
ものである。ここで、開口部とは、床部の一部に設けら
れた開口の他、本来床部である箇所全体に設けられた開
口を含むものをいう。また、壁部や底床部は、互いに一
体とされた一部材で形成されても、各々別体とされた部
材から形成されてもよい。
【0007】このような本発明では、基礎側に壁部およ
び底床部を設けておくことにより、一体成形された箱状
部材を用いる必要がなくなるため、より大きな床吹き抜
けが設けられるようになる。
【0008】また、壁部を、基礎の立上部としてもよ
く、このような場合には、壁部が基礎で兼用されるか
ら、部材点数の低減が図られる。なお、この際、壁部の
全てを基礎の立上部で形成しなくてもよく、壁部の一部
部分のみが基礎の立上部で形成される場合も本発明に含
まれる。
【0009】一方、本発明のユニット式建物の床吹き抜
け構造は、各々工場生産された箱形状の建物ユニット2
0Aとこの建物ユニットよりも小さい上下寸法を有する
階低建物ユニット70Aとを、建築現場でこの階低建物
ユニットを下側に、前記建物ユニットを上側にして組み
合わせることで建てられるユニット式建物60の床吹き
抜け構造であって、上側の建物ユニットの床部41に設
けられた開口部42と、下側の階低建物ユニットに設け
られて開口部の下側周縁に沿って配置された壁部51,
75〜77と、この壁部で囲まれた空間の下部側に形成
された底床部79とで構成することを特徴とするもので
ある。
【0010】このような本発明においては、通常の大き
さの建物ユニットの下側に階低建物ユニットが配置され
ている場合であっても、その階低建物ユニットに壁部お
よび底床部を設けておくことにより、前述同様、より大
きな床吹き抜けが設けられるようになる。
【0011】この際、開口部を建物ユニットの床部の一
部の部分に設け、床部の他の部分の下方を、階低建物ユ
ニットに設けられた収納スペース82や、階低建物ユニ
ットとこの階低建物ユニットの下側に配置された別の建
物ユニット20Bとを連通させた天井吹き抜け90にし
てもよく、このような場合には、階低建物ユニットのデ
ッドスペースが少なくなるため、階低建物ユニットの利
用効率が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、本発明の第1実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る床吹き
抜け構造が適用されたユニット式建物10を模式的に示
す全体斜視図である。図1において、ユニット式建物1
0は、工場生産された複数の建物ユニット20を建築現
場に設けられた布基礎30上で水平方向および上下方向
に組み合わせることにより建てられている。各建物ユニ
ット20のうち、建物ユニット20Aは、平面コ字形状
とされ、その奥まった部分を利用して、図4に示すよう
に、観賞するのに好適な草花11等を植えることができ
るようになっている。
【0013】建物ユニット20(建物ユニット20Aを
除く)は、図2に示すように、四隅に立設された四本の
柱21と、各柱21の上端間および下端間に架け渡され
た各四本の上梁22および下梁23とからなる金属製の
骨組みを備え、直方体状とされている。
【0014】建物ユニット20Aは、図3に示すよう
に、四隅の柱21の他、コ字形状の奥まった空間に臨む
別の四本の柱24を備え、各柱21,24の上端間およ
び柱24同士の上端間には上梁25が架け渡され、下端
間には下梁26が架け渡されている。また、建物ユニッ
ト20Aを構成する下梁23のうち長辺側の下梁23A
は、図4にも示すように、大小の2つのチャンネル材2
3B,23Cが溶接等されて組み合わされたものであ
り、閉断面を有している。
【0015】図4は、建物ユニット20Aの縦断面図、
図5は、建物ユニット20Aが載置される部分の布基礎
30を示す平面図である。図4、図5に示すように、建
物ユニット20Aの内部において、隣接する建物ユニッ
ト20にわたって形成された床部41には、平面矩形状
の大きな開口部42が設けられている。
【0016】床部41は、建物ユニット20の下梁23
上に敷設された床下地材43と、その下梁23とこれに
対向した建物ユニット20Aの下梁23Aとに架け渡さ
れたジョイント部材44と、これら床下地材43、ジョ
イント部材44上に敷設された床仕上げ材45とで構成
され、開口部42の上側の三周縁には断面L字形状のコ
ーナー部材46が取り付けられている。
【0017】開口部42の下側は、その開口部42の三
周縁に沿ってコ字形状に配置された四枚のプレキャスト
コンクリートパネル(PCパネル)47と、開口部42
の残るい一周縁部分に沿って設けられた立上部31で囲
まれている。各PCパネル47は、コンクリートの現場
打設によって設けられたべた部48に立設されたもので
あり、立上部31は、布基礎30の一部を形成している
ものである。そして、これらPCパネル47、立上部3
1で本発明の壁部が形成されている。
【0018】なお、PCパネル47のうち、長辺側の二
つのPCパネル47Aは、閉断面とされた下梁23Aの
直下に配置されているが、建物ユニット20Aの荷重を
受けるものではなく、あくまで開口部42を囲うもので
ある。すなわち、建物ユニット20Aの荷重は、図5に
示すように、布基礎30によってのみ受けられるように
なっている。
【0019】べた部48上には、縦断面L字形状とされ
た二枚の別のPCパネル49がPCパネル47、立上部
31に囲まれるように配置されており、これらのPCパ
ネル49で本発明の底床部が形成されている。
【0020】つまり、PCパネル47,49、立上部3
1で囲まれた空間と、建物ユニット20Aの内部空間と
が開口部42を介して連通しており、これにより、大き
な床吹き抜け50(図4)が形成されている。
【0021】図4において、PCパネル49の上面(低
い方の上面)から床部41の上面までの高さ寸法は、人
が開口部42の周縁に着座した際に足が届く大きさに設
定されている。また、PCパネル47,49には、複数
の木板50Aが取り付けられ、着座した際、人の足が直
接PCパネル47,49に触れるのを防ぎ、冷たさを感
じないように配慮されている。
【0022】PCパネル49上の室外側には、ルーバー
51を備えた収納部52が設けられ、この収納部52内
には暖房手段である温風ヒーター53が収納されてい
る。この収納部52の上部には、窓54に面した甲板5
5からなるカウンターが設けられており、人が着座した
状態でも利用できるようになっている。
【0023】なお、これらのヒーター53の代わりに暖
炉を設けたり、カウンターの代わりにテーブルを配置し
てもよい。ただし、ヒーターや暖炉等の暖房手段、およ
び甲板を有するカウンターやテーブルは、本発明に必須
のものではなく、適宜省略可能である。
【0024】このような本実施の形態においては、以下
のようにして、床吹き抜け50を有するユニット式建物
10を建てる。先ず、工場で各建物ユニット20を生産
するとともに、建築現場において、布基礎30を打設
し、各PCパネル47,49を所定の位置に配置してお
く。
【0025】次いで、各建物ユニット20を建築現場に
運び、クレーン等で布基礎30上に配置する。この際、
建物ユニット20Aの開口部42を各PCパネル47,
49の配置位置に合わせることにより、建物ユニット2
0A内には、PCパネル47,49、および布基礎30
で囲まれた空間に連通した床吹き抜け50が形成され
る。
【0026】このような本実施の形態によれば以下のよ
うな効果がある。すなわち、建物ユニット20Aにおい
て、開口部42の下方側の空間が、布基礎30側に設け
られたPCパネル47、布基礎30の立上部31、およ
びPCパネル49で囲まれているため、従来のような一
体成形された箱状部材を用いる必要がない。このため、
箱状部材の製造上の制限や取り扱い上の制限にとらわれ
ずに開口部42を大きくでき、床吹き抜け50をより大
きいものにできる。
【0027】また、開口部42が布基礎30の一部であ
る立上部31で囲まれていることで、PCパネル47の
数を少なくでき、部品点数の低減を図ることができる。
【0028】さらに、PCパネル49の上面から床部4
1までの高さ寸法は、人が開口部42の周縁に着座した
際に足が届く大きさに設定されているため、着座しても
違和感が無く、また開口部42から物等を落とした場合
でも、容易に拾い上げることができる。
【0029】また、開口部42の上方には、人が着座し
た際にカウンターとして利用可能な甲板55が設けられ
ているため、この甲板で食事や読書を楽しむことができ
る。そして、この甲板55が窓54に面しているため、
食事等をしながら室外の景観を楽しむこともできる。
【0030】さらに、甲板55の下方には、温風ヒータ
ー53が設置されているため、着座した人の足を暖める
ことができ、快適である。そして、各PCパネル47,
49には木板50Aが設けられているため、PCパネル
47,49の冷たさを直に感じることもない。
【0031】また、ユニット式建物20Aの下梁23A
は、人の着座する位置に対応して設けられているが、二
つのチャンネル材23B,23Cにより閉断面とされて
補強されているため、大勢の人が着座する等して大きな
荷重が加わっても撓む心配がない。
【0032】〔第2実施形態〕図6には、本発明の第2
実施形態に係る床吹き抜け構造が適用されたユニット式
建物60が示されている。なお、本実施形態において、
前述の実施形態と同じ部材および同様に用いられる部材
には、同一符号を付してそれらの説明を省略または簡略
化する。
【0033】図6において、上下の建物ユニット20,
20間には、これらの建物ユニット20よりも上下寸法
が小さい階低建物ユニット70が配置されている。この
階低建物ユニット70も、図7に示すように、四隅に立
設された四本の柱71と、各柱71の上端間および下端
間に架け渡された各四本の上梁72および下梁73とか
らなる金属製の骨組みを備え、直方体状とされている。
また、図6に示す階低建物ユニット70のうち、床吹き
抜け(後述)が設けられる階低建物ユニット70Aにお
いては、長辺側の下梁73間に一対の中間下梁74が架
け渡されている。
【0034】図8に示すように、階低建物ユニット70
Aの上側に配置された建物ユニット20Aにおいて、床
部41には開口部42が設けられ、この建物ユニット2
0の骨組みには開口部42の周縁に対応した中間下梁5
6が設けられている。
【0035】開口部42の下側は、その開口部42の周
縁に沿って配置された引き戸75、ルーバー51、ジョ
イントパネル76、面材77で囲まれており、これらの
各部材51,75〜77で本発明の壁部が形成されてい
る。また、階低建物ユニット70Aにおいて、開口部4
2の位置に対応して配置された前記中間下梁74上に
は、高さ調整部材78およびこの上部の床下地材43を
介して底床用仕上げ材79が敷設されており、この底床
用仕上げ材79で本発明の底床部が形成されている。
【0036】つまり、本実施形態では、引き戸75、ル
ーバー51、ジョイントパネル76、面材77、および
底床用仕上げ材79で囲まれた空間と、上側の建物ユニ
ット20Aの内部空間とが開口部42を介して連通して
おり、これにより、大きな床吹き抜け80が形成されて
いる。
【0037】底床用仕上げ材79の上面から床部41ま
での高さ寸法は、やはり、人が着座した際に足が届くよ
うに設定されている。ルーバー51の裏側には図示しな
い温風ヒーター等が設置されている。床吹き抜け80内
には甲板55を有するテーブル81が配置されている。
【0038】図8において、上側の建物ユニット20A
の図中左側(開口部42の左側)の床下は、階低建物ユ
ニット70Aの内部空間によって形成された収納スペー
ス82となっており、前述の引き戸75を開けることに
よって物の出し入れができるようになっている。
【0039】一方、上側の建物ユニット20Aの図中右
側(開口部42の右側)の床下では、階低建物ユニット
70Aの上梁72の高さ位置に下階側の天井面材83が
設けられている。つまり、この天井面材83の下方部分
が、階低建物ユニット70Aの内部空間と下側の建物ユ
ニット20Bの内部空間とが連通した天井吹き抜け90
になっており、この部分において、階低建物ユニット7
0Aの床下地材は存在しない。
【0040】このような本実施形態では、上階の建物ユ
ニット20Aにおいて、開口部42の下方側の空間が、
引き戸75、ルーバー51、ジョイントパネル76、面
材77、および底床用仕上げ材79で囲まれているた
め、階低建物ユニット70Aを用いたユニット式建物6
0においても、従来のような一体成形された箱状部材を
用いる必要がなく、第1実施形態と同様に、床吹き抜け
80をより大きいものにできる。
【0041】また、本実施形態では、以下の特有な効果
がある。すなわち、上側の建物ユニット20Aの一部の
床下には、階低建物ユニット70Aの内部空間を利用し
た収納スペース82が設けられているため、階低建物ユ
ニット70Aのデッドスペースを少なくでき、階低建物
ユニット70Aを有効利用できる。
【0042】さらに、上側の建物ユニット20Aの別の
床下には、階低建物ユニット70Aと下側の建物ユニッ
ト20Bとの内部空間同士が連通した天井吹き抜け90
が設けられているため、この点においても、階低建物ユ
ニット70Aを有効利用できる。
【0043】また、上側の建物ユニット20Aにおいて
は、開口部42に対応した位置に、中間下梁56が設け
られているため、開口部42の周縁に大勢の人が着座し
ても、その荷重を確実に支持することができる。同様
に、階低建物ユニット70Aにおいても、開口部42の
位置に対応して中間下梁74が設けられているため、底
床用仕上げ材79上に加わる荷重を確実に支持すること
ができる。
【0044】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
る。例えば、前記第1実施形態では、壁部がPCパネル
47,49、および布基礎30の立上部31で形成され
ていたが、本発明では、壁部全体を複数のPCパネルや
PCブロック等で形成してもよく、あるいは、一体物の
大きなPCパネルで壁部全体を形成してもよい。また、
反対に、壁部全体を布基礎30等の立上部31で形成し
た場合でも本発明に含まれる。
【0045】さらに、前記第1実施形態では、床吹き抜
け50が平面コ字形状の建物ユニット20Aに適用され
ていたが、これに限らず、本発明の床吹き抜け構造を直
方体状の通常の建物ユニット20に適用してもよい。
【0046】前記第2実施形態では、建物ユニット20
Aにおいて、床吹き抜け80以外の床下が階低建物ユニ
ット70Aを利用した収納スペース82および天井吹き
抜け90になっていたが、天井吹き抜け90を設けずに
全て収納スペースとしてもよい。
【0047】また、本発明においては、収納スペース8
2や天井吹き抜け90がない場合、すなわち、階低建物
ユニット70Aにおいて、床吹き抜け80以外の空間を
デッドスペースとしてもよい。しかしながら、収納スペ
ース82や天井吹き抜け90を設けることで階低建物ユ
ニット70Aの利用効率を向上させることができるので
好ましい。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
基礎上に配置された建物ユニットを利用して床吹き抜け
を形成する場合には、基礎側に壁部および底床部が設け
られているため、従来の一体成形された箱状部材を用い
る必要がなく、床吹き抜けをより大きなものにできると
いう効果がある。
【0049】また、通常の大きさの建物ユニットの下側
に階低建物ユニットが配置された場合であっても、その
階低建物ユニットに壁部および底床部が設けられるた
め、同様に、より大きな床吹き抜けを設けることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る床吹き抜け構造が
適用されたユニット式建物を模式的に示す全体斜視図で
ある。
【図2】前記ユニット式建物を構成する通常の建物ユニ
ットの骨組みを示す斜視図である。
【図3】前記ユニット式建物を構成する平面コ字形状の
建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図4】前記実施形態の要部を示す縦断面図である。
【図5】前記実施形態の別の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る床吹き抜け構造が
適用されたユニット式建物を模式的に示す全体斜視図で
ある。
【図7】前記第2実施形態のユニット式建物を構成する
階低建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図8】前記第2実施形態の要部を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10,60 ユニット式建物 20A,20B 建物ユニット 30 基礎である布基礎 31,47,51,75〜77 壁部である立上部、P
Cパネル、ルーバー、 引き戸、ジョイントパネル、および面材 41 床部 42 開口部 49,79 底床部であるPCパネル、および底床用仕
上げ材 53 暖房手段である温風ヒーター 54 窓 55 甲板 70A 階低建物ユニット 82 収納スペース 90 天井吹き抜け

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場生産された建物ユニットを建築現場
    で基礎上に配置することで建てられるユニット式建物の
    床吹き抜け構造であって、前記基礎上の建物ユニットの
    床部に設けられた開口部と、前記基礎側に設けられて前
    記開口部の下側周縁に沿って配置された壁部と、この壁
    部で囲まれた空間の下部側に形成された底床部とで構成
    されていることを特徴とするユニット式建物の床吹き抜
    け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物の床吹
    き抜け構造において、前記壁部は、前記基礎の立上部で
    あることを特徴とするユニット式建物の床吹き抜け構
    造。
  3. 【請求項3】 各々工場生産された建物ユニットとこの
    建物ユニットよりも小さい上下寸法を有する階低建物ユ
    ニットとを、建築現場でこの階低建物ユニットを下側
    に、前記建物ユニットを上側にして組み合わせることで
    建てられるユニット式建物の床吹き抜け構造であって、
    前記上側の建物ユニットの床部に設けられた開口部と、
    前記下側の階低建物ユニットに設けられて前記開口部の
    下側周縁に沿って配置された壁部と、この壁部で囲まれ
    た空間の下部側に形成された底床部とで構成されている
    ことを特徴とするユニット式建物の床吹き抜け構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のユニット式建物の床吹
    き抜け構造において、前記開口部は、前記建物ユニット
    の床部の一部の部分に設けられ、前記床部の他の部分の
    下方は、前記階低建物ユニットに設けられた収納スペー
    スであることを特徴とするユニット式建物の床吹き抜け
    構造。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のユニット式建物の床吹
    き抜け構造において、前記開口部は、前記建物ユニット
    の床部の一部の部分に設けられ、前記床部の他の部分の
    下方は、前記階低建物ユニットとこの階低建物ユニット
    の下側に配置された別の建物ユニットとを連通させた天
    井吹き抜けになっていることを特徴とするユニット式建
    物の床吹き抜け構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のユニッ
    ト式建物の床吹き抜け構造において、前記底床部から前
    記床部までの高さ寸法は、前記開口部周辺に着座した人
    の足が届くように設定されていることを特徴とするユニ
    ット式建物の床吹き抜け構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のユニッ
    ト式建物の床吹き抜け構造において、前記開口部の上方
    には、人が前記開口部周辺に着座した際に利用可能な甲
    板が設けられていることを特徴とするユニット式建物の
    床吹き抜け構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のユニット式建物の床吹
    き抜け構造において、前記甲板は、前記建物ユニットの
    窓に面して設けられていることを特徴とするユニット式
    建物の床吹き抜け構造。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載のユニッ
    ト式建物の床吹き抜け構造において、前記開口部周辺に
    着座した人の足を暖める暖房手段が設けられていること
    を特徴とするユニット式建物の床吹き抜け構造。
JP8507897A 1997-04-03 1997-04-03 ユニット式建物の床吹き抜け構造 Withdrawn JPH10280548A (ja)

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JP8507897A Withdrawn JPH10280548A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 ユニット式建物の床吹き抜け構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010096360A (ko) * 2000-04-18 2001-11-07 이수행 조립식의 환경친화적 및 마을공동체적인 아파트 등 빌딩형건축물의 설계 시공방법

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KR20010096360A (ko) * 2000-04-18 2001-11-07 이수행 조립식의 환경친화적 및 마을공동체적인 아파트 등 빌딩형건축물의 설계 시공방법

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