JP2002173998A - 天井構造および居室構造 - Google Patents

天井構造および居室構造

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JP2002173998A
JP2002173998A JP2000373204A JP2000373204A JP2002173998A JP 2002173998 A JP2002173998 A JP 2002173998A JP 2000373204 A JP2000373204 A JP 2000373204A JP 2000373204 A JP2000373204 A JP 2000373204A JP 2002173998 A JP2002173998 A JP 2002173998A
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ceiling
exposed
living room
skeleton
beams
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JP2000373204A
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English (en)
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Kazunori Kawagishi
和紀 川岸
Nobuyuki Yokota
信之 横田
Mahomi Tanaka
まほみ 田中
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吹き抜け空間を構成することなく、居室内に解
放感を得ることができるとともに、居室内に梁を積極的
に露出させることによって木造りの味わいをアピールす
ることができる天井構造を提供する。 【解決手段】天井1面に凹設部10が設けられ、この凹
設部10に、躯体梁2の下半部が露出されてなる天井構
造である。リビング3内の解放感を得たいエリアの直上
の天井1面に、凹設部10が設けられ、この凹設部10
に、躯体梁2が部分的に露出されてなる居室構造。ま
た、躯体梁2の表面に化粧材4が被覆されてなる上記天
井構造または居室構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居室内に露出する
ようになされた梁を有する天井構造と、この天井構造に
よって構成される居室構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造の住宅建物においては、躯
体を構成する梁や柱は、その構造上、所定スパンで設け
られている。
【0003】従来より、このような木造の住宅建物を建
てる場合の構造材となる梁や柱は、居室内に露出させ
ず、壁、天井、床などの内側に納まるように構成されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の木
造の住宅建物においては、梁や柱などを壁、天井、床な
どの内側に納まるように構成しているため、木造りの良
さを充分に感じることができないといった不都合を生じ
ていた。
【0005】そのため、天井部分を吹き抜けにして、こ
の吹き抜け部分に梁を露出させるといったことが提案さ
れているが、この場合、施工が大がかりとなって費用が
嵩むとともに、吹き抜け空間を構成しなければならない
といったことに限定されてしまうこととなり、落ち着い
た雰囲気が得られず、施工場所が限定されてしまうこと
となる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、吹き抜け空間を構成することなく、居室内に
解放感を得ることができるとともに、居室内に梁を積極
的に露出させることによって木造りの味わいをアピール
することができる天井構造と、この天井構造による居室
構造とを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の天井構造は、天井面に凹設部が設けられ、こ
の凹設部に、梁が部分的に露出されてなるものである。
【0008】上記課題を解決するための本発明の居室構
造は、居室内の解放感を得たいエリアの直上の天井面
に、凹設部が設けられ、この凹設部に、梁が部分的に露
出されてなるものである。
【0009】また、上記天井構造または居室構造におい
て、露出された梁の表面に化粧材が被覆されてなるもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は天井構造によるリビング3の全体構
成の概略を示し、図2は同天井構造における天井部分の
納まりを示している。
【0012】すなわち、この天井構造は、天井1に凹設
部10が設けられ、この凹設部10に躯体梁2が露出す
るようになされている。
【0013】天井1は、天井フレーム11に石膏ボード
12を貼設して構成されている。この天井1は、吊り金
具13によって、躯体梁2の下に、天井フレーム11を
吊り下げるようにして固定される。この天井1の天井フ
レーム11の上には、断熱材として、約55mmの厚み
でロックウール14が敷きつめられる。
【0014】凹設部10は、天井1裏の躯体梁2の下半
部が露出する程度に凹設され、通常の天井1から約20
〜25cmの範囲で天井高が高くなるようになされてい
る。この凹設部10の大きさとしては、特に限定される
ものではなく、この天井1が設けられる居室の全体が凹
設されてもよいし、一部分だけが凹設されたものであっ
てもよい。本実施の形態において、凹設部10は、リビ
ング3の応接セットの直上の天井1の部分に設けられて
いる。
【0015】この凹設部10の天井面10aは、上記天
井1と同様に、天井フレーム11に石膏ボード12を貼
設して構成されている。この凹設部10の天井面10a
は、躯体梁2にスタッド15を固定し、このスタッド1
5に天井フレーム11を嵌め込むことによって躯体梁2
の間に固定される。この天井面10aの天井フレーム1
1の上には、断熱材として、約55mmの厚みでロック
ウール14が敷きつめられる。
【0016】この凹設部10の側面10bは、躯体梁2
に隣接している部分については、図2に示すように、躯
体梁2に直接石膏ボード12を貼設して仕上げられる。
また、図3に示すように、躯体梁2から離れている部分
については、凹設部10の天井面10aと天井1とのそ
れぞれの天井フレーム11との間にフレーム11を設
け、その表面に石膏ボード12を貼設して仕上げられ
る。躯体梁2と直交することとなる側面10bについて
も、この図3に示すようにして仕上げられる。
【0017】躯体梁2は、住宅建物全体の躯体を構成す
る木製の構造材であって、独立柱1によって、所定のス
パンで支持されるようになされている。この躯体梁2と
しては、無垢材であってもよいし、板材を貼り合わせて
構成した集成材であってもよい。この躯体梁2は、その
用途によって、幅120mm×高さ210mm、幅12
0mm×高さ270mm、幅120mm×高さ330m
m、幅120mm×高さ390mmといった複数種類の
躯体梁2が用いられている。本発明は、これらの何れの
躯体梁2について実施してもよい。したがって、実施す
る躯体梁2に応じて、躯体梁2の下半部は、凹設部10
から露出される露出具合が異なることとなる。この凹設
部10から露出される躯体梁2の本数としては、特に限
定されるものではなく、凹設部10の大きさなどに応じ
て必然的に決定される。躯体梁2のうち、凹設部10か
ら露出されることとなる下半部は、表面にニスなどが塗
布されて仕上げられる。
【0018】この天井構造によると、この天井構造が設
けられたリビング3は、凹設部10に躯体梁2が露出す
ることとなるので、このむきだしになった躯体梁2によ
って、木造りの雰囲気をアピールして味わいのある居住
空間を構成することができる。
【0019】また、躯体梁2以外は、凹設部10によっ
て天井1が凹設された状態となるので、この凹設部10
が凹設された分だけ天井高が高くなることとなり、解放
感のある空間を構成することができる。しかも、この構
造では、天井1を吹き抜けにするようなことはせず、単
に凹設部10によって天井1を凹設しているだけなの
で、コストを低く抑えることができる。また、吹き抜け
などを構成することが不向きな寝室や廊下などにおいて
も、この天井構造を採用することができる。
【0020】なお、本実施の形態では、躯体梁2は、そ
の下半部が凹設部10から露出するようになされている
が、図4に示すように、この露出することとなる躯体梁
2の下半部に化粧材4を設けて仕上げてもよい。
【0021】この化粧材4は、躯体梁2の各面に貼設さ
れる面材41と、躯体梁2の各コーナーに貼設されるコ
ーナー材42とからなる。このうち、面材41は、長手
方向に沿った一側縁部または両側縁部に鍔部41aが形
成されている。この化粧材4は、躯体梁2の露出するこ
ととなる各コーナーに、先にコーナー材42を貼設した
後、露出することとなる躯体梁2の各面に面材41を貼
設する。そして、面材41の鍔部41aによって、コー
ナー材42の長手方向に沿った両側縁部を被覆するよう
にして仕上げられる。
【0022】このようにして化粧材4を設けて仕上げた
躯体梁2の露出部分は、リビング3の床面31を構成す
るフローリング材と躯体梁2との色調が全く異なってい
るような場合であっても、この化粧材4によって容易に
色調を合わせることができることとなる。
【0023】また、床面31を構成するフローリング材
に比べて、躯体梁2が集成材で構成されており、その木
質が見劣りするような場合であっても、この化粧材4に
よって、躯体梁2自体を無垢材のように見せてバランス
を取ることができる。
【0024】さらに、躯体梁2の表面に設けられる化粧
材4によって、実際に使用されている躯体梁2よりも梁
自体を太く見せることができ、重厚さを強調することが
できる。
【0025】また、本実施の形態では、住宅建物の躯体
を構成する躯体梁2の下半部を天井に設けた凹設部10
から露出するようになされているが、この凹設部10か
ら露出される躯体梁2は、躯体を構成する構造材でない
梁部材(図示省略)であってもよい。この場合、梁部材
(図示省略)は、天井1の大きさや、この天井1におけ
る躯体梁2の通過位置などを気にすることなく、自由な
位置に設けることができ、木造りの雰囲気をアピールす
ることができる雰囲気のある居住空間を自由に構成する
ことができる。
【0026】この梁部材(図示省略)は、人の手の届か
ない天井1に設けられた凹設部10内に固定するもので
あるため、手で触って質感を確かめられるようなことに
はならない。したがって、この梁部材(図示省略)は、
躯体梁2のような重量物である必要はなく、この躯体梁
2の表面に貼設される化粧材4だけで構成したような、
中空のものであってもよい。この場合、梁部材(図示省
略)自体の重量を軽くできるので、気軽に固定すること
ができる。この梁部材(図示省略)の凹設部10内への
固定は、梁部材(図示省略)を躯体梁2に固定するもの
であってもよいし、天井面10aの天井フレーム11に
固定するものであってもよい。また、このような梁部材
(図示省略)による場合、この天井構造は、木造である
必要はなく、鉄骨構造、鉄筋コンクリーと構造であって
もよい。
【0027】さらに、本実施の形態において、天井構造
は、リビング3の天井1の部分に凹設部10を設けて構
成されているが、この天井構造が実施可能な天井1とし
ては、特に限定されるものではなく、例えば、ダイニン
グ、玄関ホール、寝室、廊下、などの天井1が挙げられ
る。特に、この天井構造の場合、吹き抜け空間を構成す
ることなく、躯体梁2を見せるように仕上げることがで
きるので、吹き抜け空間には不向きな寝室などであって
も、木造りの雰囲気を出して味わいがあり、かつ落ち着
いた居住空間を構成することができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、天
井面に設けた凹設部に梁を部分的に露出させているの
で、この露出した梁によって、木造りの雰囲気を出して
味わいのある居住空間を構成することができる。また、
梁が露出されることとなる凹設部は、通常の天井部分よ
りも凹設された分だけ天井高が高くなるので、解放感の
ある居住空間を構成することができる。
【0029】また、このように露出することとなる梁に
化粧材を被覆して仕上げることにより、梁が集成材によ
って構成されているような場合であっても、無垢材のよ
うに見せることができるとともに、この天井が設けられ
た居室のフローリング材とも色調を合わせることがで
き、味わいのある木造りの雰囲気に仕上げることができ
る。
【0030】また、被覆した化粧材によって、実際の梁
よりも一回り太くなるので、重厚さを強調することがで
きることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井構造によるリビングの全体構
成の概略を示す部分斜視図である。
【図2】本発明に係る天井構造の凹設部における躯体梁
部分の納まりを示す断面図である。
【図3】本発明に係る天井構造の凹設部における側面部
分の納まりを示す部分断面図である。
【図4】本発明に係る天井構造における躯体梁部分の他
の納まりを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 天井 10 凹設部 2 躯体梁 3 リビング 4 化粧材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面に凹設部が設けられ、この凹設部
    に、梁が部分的に露出されてなることを特徴とする天井
    構造。
  2. 【請求項2】 露出された梁の表面に化粧材が被覆され
    てなる請求項1記載の天井構造。
  3. 【請求項3】 居室内の解放感を得たいエリアの直上の
    天井面に、凹設部が設けられ、この凹設部に、梁が部分
    的に露出されてなることを特徴とする居室構造。
  4. 【請求項4】 露出された梁の表面に化粧材が被覆され
    てなる請求項1記載の居室構造。
JP2000373204A 2000-12-07 2000-12-07 天井構造および居室構造 Pending JP2002173998A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148160A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 トヨタホーム株式会社 建物の天井構造
JP2018188852A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 積水ハウス株式会社 梁化粧構造及び折上天井構造

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