JPH10280088A - 建築構造用鋼材及びその製造方法 - Google Patents
建築構造用鋼材及びその製造方法Info
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- JPH10280088A JPH10280088A JP14524197A JP14524197A JPH10280088A JP H10280088 A JPH10280088 A JP H10280088A JP 14524197 A JP14524197 A JP 14524197A JP 14524197 A JP14524197 A JP 14524197A JP H10280088 A JPH10280088 A JP H10280088A
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Abstract
引張強度490MPa級では降伏強度295〜445MPa、且つ、降
伏比≦0.8、破断伸び≧20%、シャルピー衝撃値≧27J/c
m2 の耐震性に優れた建築構造用鋼材及びその製造方法
の提供。 【解決手段】C:0.10〜0.40%、Mn:0.3〜1.6%、Si≦
0.80%、V≦0.2%、Nb≦0.10%、Al≦0.10%、Ni≦0.3
%、Cr≦0.3%、Mo≦0.3%、Cu≦0.3%、Ti≦0.1%、B
≦0.0050%、残部 Feと不純物で、組織が最大粒径≦40
μmで平均粒径≦25μmのフェライトを面積率で35〜75
%有するフェライト・パーライト組織の建築構造用鋼
材。その製造方法は、950〜1250℃に加熱して750〜11
00℃の圧延仕上げ温度で圧延した後、0.1〜10℃/sの
冷却速度で少なくとも500℃まで冷却する。粗圧延後に
中間圧延及び/又は仕上げ圧延のパス間で水冷して鋼材
表面を500〜700℃の温度域に急冷することを繰り返しな
がら圧延すれば効果が大きい。
Description
びその製造方法に関し、なかでも耐震性に優れた建築構
造用鋼材及びその製造方法に関する。より詳しくは、引
張特性として、引張強度が400〜510MPaの所謂
「400MPa級」においては降伏強度が215〜35
5MPa、引張強度が490〜610MPaの所謂「4
90MPa級」においては降伏強度が295〜445M
Paであり、且つ、降伏比が0.8以下、破断伸びが2
0%以上で、衝撃特性として、2mmVノッチシャルピ
ー衝撃値が27J/cm2 以上である耐震性に優れた建
築構造用鋼材及びその製造方法に関する。
バックルや基礎ボルトとして、従来は、JIS G 3101に規
定された一般構造用圧延鋼材(以下「SS鋼」という)
のSS400やSS490、更にはJIS G 3106に規定さ
れた溶接構造用圧延鋼材(以下「SM鋼」という)のS
M400やSM490が多用されてきた。
い、耐震性の面から鋼材に対する基準を見直すことが検
討されている。こうした耐震基準見直しの動きは、先の
兵庫県南部地震を初めとした巨大地震の発生を契機に特
に活発になっており、「SS鋼」や「SM鋼」よりも高
強度で高靭性を有する鋼材に対する要求が大きくなって
いる。このため、例えばJISにおいては、使用部位や
必要性能に応じて使い分けが可能な建築構造用圧延棒鋼
として、「SN鋼」を制定することが検討されている。
る技術は、例えば、特公平7−26152号公報や特公
昭63−64494号公報に提案されている。
は「降伏伸びの大きい高強度鉄筋用鋼の製造方法」が開
示されている。この公報に記載の方法で製造すれば、確
かに鋼材に高い降伏強度と大きな降伏伸びを付与するこ
とが可能ではある。しかし、鋼材の靭性について配慮さ
れた製造方法にはなっていない。そのため、前記の公報
に提案された方法で製造された高強度鉄筋用鋼は、建物
に衝撃的に大きな応力がかかる巨大地震が発生した際の
備えとしては必ずしも充分なものとは言えない。
「降伏棚比の大きい高強度鉄筋用鋼の製造法」が提案さ
れている。この公報に記載の技術では高強度鉄筋用鋼の
靭性に対して配慮はなされているものの、所謂「降伏棚
比」を規定して靭性を確保しようとするものである。そ
のため、建物に衝撃的に複雑で大きな応力がかかる巨大
地震に対しては、前記公報に提案された方法で製造され
た高強度鉄筋用鋼も必ずしも充分な備えになるとは言い
難い。
が従来の許容応力度設計型から、終局耐力型へと移行し
てきた。つまり、構造物は剛体であるべしという従来の
思想から、構造物が塑性変形することは許容するが人命
救助の観点から構造物が倒壊することは防止するという
思想に変化してきている。この終局耐力型設計思想は、
具体的には、震度7を超えるような巨大地震が発生して
も、構造物のある一部(例えば一部分の梁)を損壊させ
て地震エネルギーを吸収し、これによって建築構造物の
倒壊を防ぐというものである。
内建築構造物は所謂「強柱弱梁」で設計されている。つ
まり、巨大地震が発生した場合には梁を壊して地震のエ
ネルギーを吸収させ、これによって構造物の倒壊を招く
柱の損壊が生じないようにしている。しかし、壊す目的
で設計された梁に使用される鋼材の強度が設計強度規格
の上限に位置すると、壊すべく設計された部位で破壊せ
ず、壊れてはいけない部位(例えば柱)で壊れることも
想定される。この結果、使用鋼材の強度範囲を狭く規制
する動きにある。一方、構造物の強度は使用鋼材の降伏
強度で設計される。したがって、建築構造物に使用され
る鋼材は、降伏強度の上下限を狭く規定したものが求め
られるようになっている。
その目的とするところは、引張特性として、引張強度が
所謂「400MPa級」においては降伏強度が215〜
355MPa、引張強度が所謂「490MPa級」にお
いては降伏強度が295〜445MPaであり、且つ、
降伏比が0.8以下、破断伸びが20%以上で、衝撃特
性として、2mmVノッチシャルピー衝撃値が27J/
cm2 以上である耐震性に優れた建築構造用鋼材及びそ
の製造方法を提供することにある。特に、本発明は、先
の兵庫県南部地震のような巨大地震が発生しても充分耐
え得るような、耐震性に優れた建築構造用鋼材及びその
製造方法を提供することを最大の目的とするものであ
る。
(1)に示す建築構造用鋼材及び(2)、(3)に示す
建築構造用鋼材の製造方法にある。
%、Mn:0.3〜1.6%、Si:0〜0.80%、
V:0〜0.2%、Nb:0〜0.10%、Al:0〜
0.10%、Ni:0〜0.3%、Cr:0〜0.3
%、Mo:0〜0.3%、Cu:0〜0.3%、Ti:
0〜0.1%、B:0〜0.0050%を含有し、残部
はFe及び不可避不純物の化学組成からなり、組織が、
最大粒径40μm以下で平均粒径が25μm以下のフェ
ライトを面積率で35〜75%有するフェライト・パー
ライト組織であることを特徴とする建築構造用鋼材。
%、Mn:0.3〜1.6%、Si:0〜0.80%、
V:0〜0.2%、Nb:0〜0.10%、Al:0〜
0.10%、Ni:0〜0.3%、Cr:0〜0.3
%、Mo:0〜0.3%、Cu:0〜0.3%、Ti:
0〜0.1%、B:0〜0.0050%を含有し、残部
はFe及び不可避不純物の化学組成を有する鋼を、95
0〜1250℃の温度域に加熱して圧延仕上げ温度を7
50〜1100℃の範囲に制御して圧延した後、0.1
〜10℃/sの冷却速度で少なくとも500℃まで冷却
することを特徴とする建築構造用鋼材の製造方法。
上圧延の各工程からなる建築構造用鋼材の製造方法であ
って、重量%で、C:0.10〜0.40%、Mn:
0.3〜1.6%、Si:0〜0.80%、V:0〜
0.2%、Nb:0〜0.10%、Al:0〜0.10
%、Ni:0〜0.3%、Cr:0〜0.3%、Mo:
0〜0.3%、Cu:0〜0.3%、Ti:0〜0.1
%、B:0〜0.0050%を含有し、残部はFe及び
不可避不純物の化学組成を有する鋼を、950〜125
0℃の温度域に加熱して粗圧延を行い、次いで中間圧延
及び/又は仕上げ圧延のパス間で水冷して鋼材の表面を
500〜700℃の温度域に急冷することを繰り返しな
がら圧延し、更に、圧延仕上げ温度を750〜1100
℃の範囲に制御して圧延を終了し、その後0.1〜10
℃/sの冷却速度で少なくとも500℃まで冷却するこ
とを特徴とする建築構造用鋼材の製造方法。
3101及びJIS G 3106規格鋼材の常温における引張試験を
行い、性能上の問題点を検討した。その結果、上記のJ
IS規格鋼材は耐震用鋼材にとって重要な機械的特性、
なかでも降伏比の規定がないために0.9に近い降伏比
を有するような場合もあり、耐震用鋼材として使用する
にはあまり好ましくないことが判明した。つまり、降伏
比が低ければ塑性変形した後の仕事量が大きくなるので
構造物の破壊を防ぐのに都合が良いが、現行のJIS G 31
01及びJIS G 3106規格鋼材の場合には降伏比が高い場合
があって、この場合には塑性変形後すぐに破壊してしま
うことが想定される。したがって、構造物の安全性を高
めるためには靭性に優れ、且つ、破断伸びが高くて、降
伏比が低い鋼材を使用することが重要であるとの結論に
達した。
的特性の関係、更には靭性、破断伸びを高めることがで
き、しかも降伏比を低くする組織に関して検討を重ねた
結果、下記〜の知見を得た。
合、鋼材には降伏点を超えても建築構造物を倒壊させな
いための大きな塑性変形能が要求され、降伏比を0.8
以下とすることが重要である。
均粒径が25μm以下のフェライトを面積率で35〜7
5%有するフェライト・パーライト組織とすれば衝撃
値、引張伸びを高めることができるとともに、降伏比を
0.8以下にすることができる。
を規定した上で、圧延仕上げ温度を750〜950℃の
範囲に制御し、その後0.1〜10℃/sの冷却速度で
少なくとも500℃まで冷却すれば良い。
中間圧延及び仕上げ圧延の3工程からなる場合には、粗
圧延後に中間圧延及び/又は仕上げ圧延のパス間で水冷
して鋼材の表面を500〜700℃の温度域に急冷し、
更に、圧延仕上げ温度を750〜950℃の範囲に制御
し、その後0.1〜10℃/sの冷却速度で少なくとも
500℃まで冷却すれば、細粒化の効果が大きい。
ても、建築構造物が倒壊しないためには、少なくとも鋼
材が、(イ)降伏強度 215MPa以上、引張強度4
00MPa以上、降伏比0.8以下、破断伸び20%以
上の引張特性と、(ロ)2mmVノッチシャルピー衝撃
値27J/cm2 以上の衝撃特性、の双方を有している
ことが必要である。
るため、大地震に対する構造物の安全性に対して重要と
なるのは、使用鋼材の強度の絶対値よりはむしろ強度の
ばらつき範囲である。
00MPa級」と「490MPa級」の2種の鋼材が使
用されることが多い。しかし、建築構造物の設計は使用
鋼材の降伏強度で設定されるため、耐震設計の面から引
張強度が「400MPa級」の場合には降伏強度を21
5〜355MPaの範囲にし、引張強度が「490MP
a級」の場合には降伏強度を295〜445MPaの範
囲にすることが有効である。
たものである。
する。なお、成分含有量の「%」は「重量%」を意味す
る。
し、その含有量が0.10%未満では添加効果に乏し
く、特に、建築構造用鋼材としての所望の強度が得られ
ない。一方、0.40%を超えると本発明の製造方法に
よっても製品鋼材の靭性が目標値に達しない。したがっ
て、Cの含有量を0.10〜0.40%とした。なお、
建築構造用鋼材に対して良好な溶接性が要求される場合
でも、C含有量の上限を0.40%にしておけば問題は
ない。
素であり、脱酸作用も有する。しかし、その含有量が
0.3%未満では添加効果に乏しく、なかでも充分な焼
入れ性が得られない。一方、1.6%を超えて含有させ
ると偏析を起こし、却って熱間延性が低下する。したが
って、Mnの含有量を0.3〜1.6%とした。
と強度を向上させる作用がある。この効果を確実に得る
には、Siは0.05%以上の含有量とすることが好ま
しい。しかし、その含有量が0.80%を超えると靭性
の劣化を招く。したがってSiの含有量を0〜0.80
%とした。
して鋼の強度を向上させる。この効果を確実に得るに
は、Vは0.005%以上の含有量とすることが好まし
い。しかし、その含有量が0.2%を超えると前記効果
が飽和するばかりか、却って脆化現象を引き起こし靭性
の低下を招く。したがって、Vの含有量を0〜0.2%
とした。
物を形成して結晶粒を微細化し、靭性を向上させる効果
を有する。この効果を確実に得るには、Nbは0.00
5%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、その
含有量が0.10%を超えると前記効果が飽和するばか
りか、却って脆化現象を引き起こし靭性の低下を招く。
したがって、Nbの含有量を0〜0.10%とした。
粒微細化の効果を有する。この効果を確実に得るには、
Alは0.005%以上の含有量とすることが望まし
い。しかし、その含有量が0.10%を超えるとその効
果が飽和しコストが嵩むばかりである。したがって、A
lの含有量を0〜0.10%とした。
作用がある。この効果を確実に得るには、Niは0.0
2%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、多量
に含有させるとコストが嵩むばかりか、焼入れ性が高く
なって所望の組織と機械的性質が得られなくなる。特
に、Ni含有量が0.3%を超えると焼入れ性が高くな
りすぎて所望の組織と機械的性質が得られなくなる。し
たがって、Niの含有量を0〜0.3%とした。
作用がある。この効果を確実に得るには、Crは0.0
2%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、多量
に含有させるとコストが嵩むばかりか、焼入れ性が高く
なって所望の組織と機械的性質が得られなくなる。特
に、Cr含有量が0.3%を超えると焼入れ性が高くな
りすぎて所望の組織と機械的性質が得られなくなる。し
たがって、Crの含有量を0〜0.3%とした。
作用がある。この効果を確実に得るには、Moは0.0
1%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、多量
に含有させるとコストが嵩むばかりか、焼入れ性が高く
なって所望の組織と機械的性質が得られなくなる。特
に、Mo含有量が0.3%を超えると焼入れ性が高くな
りすぎて所望の組織と機械的性質が得られなくなる。し
たがって、Moの含有量を0〜0.3%とした。
せる作用がある。この効果を確実に得るには、Cuは
0.02%以上の含有量とすることが好ましい。しか
し、多量に含有させるとコストが嵩むばかりか、熱間延
性を低下させるので表面疵の発生を招く。特に、Cuの
含有量が0.3%を超えると表面疵の発生が著しくな
る。したがって、Cuの含有量を0〜0.3%とした。
せる作用がある。この効果を確実に得るには、Tiは
0.005%以上の含有量とすることが好ましい。しか
し、多量に含有させるとコストが嵩むばかりか、靭性の
劣化を招く。特に、Tiの含有量が0.1%を超えると
靭性の劣化が著しくなって、所望のシャルピー衝撃値が
得られなくなる。したがって、Tiの含有量を0〜0.
1%とした。
る作用がある。この効果を確実に得るには、Bは0.0
003%以上の含有量とすることが好ましい。しかし、
多量に含有させるとコストが嵩むばかりか、その効果も
飽和し、更に靭性の劣化を招く。特に、Bの含有量が
0.0050%を超えると靭性の劣化が著しくなって、
所望のシャルピー衝撃値が得られなくなる。したがっ
て、Bの含有量を0〜0.0050%とした。
記のように規制して、後述する方法で製造することによ
って、組織が、最大粒径40μm以下で平均粒径が25
μm以下のフェライトを面積率で35〜75%有するフ
ェライト・パーライト組織となる。このため、本発明の
建築構造用鋼材は引張強度が所謂「400MPa級」に
おいては降伏強度が215〜355MPa、引張強度が
所謂「490MPa級」においては降伏強度が295〜
445MPaで、且つ、降伏比が0.8以下、破断伸び
が20%以上の引張特性であって、しかも2mmVノッ
チシャルピー衝撃値が27J/cm2 以上の衝撃特性を
有するものとなる。
求される場合でも、下記の(a)式で表されるCeqを
0.60%以下としておけば問題はない。
た成分範囲内で、Ceqの値を制限すれば、製品鋼材の強
度、なかでも降伏強度を狭い幅に管理することができ
る。そして、この場合には使用部位や必要性能に応じた
使い分けが可能となる。したがって、使用部位や必要性
能に応じて、建築構造用鋼材の使い分けを行いたい場合
には、製品鋼材の寸法に応じて、既に述べた成分範囲内
で、上記(a)式で表されるCeqの値を下記のように制
限しても良い。
下の場合: (イ−1)Ceq:0.18〜0.40% この場合には、建築構造用鋼材の引張特性としての、4
00MPa以上の引張強度、235〜355MPaの降
伏強度、0.8以下の降伏比、20%以上の破断伸び
と、衝撃特性としての27J/cm2 以上の2mmVノ
ッチシャルピー衝撃値が安定して得られる。特に、Ceq
の値が0.18〜0.39%の場合に、上記の引張特性
と衝撃特性が極めて安定して得られる。
90MPa以上の引張強度、325〜445MPaの降
伏強度、0.8以下の降伏比、20%以上の破断伸び
と、衝撃特性としての27J/cm2 以上の2mmVノ
ッチシャルピー衝撃値が安定して得られる。特に、Ceq
の値が0.37〜0.60%の場合に、上記の引張特性
と衝撃特性が極めて安定して得られる。
材の寸法である直径の下限値は特に制限されるものでは
ないが、建築構造用としての用途を勘案すれば、12m
m程度を製品鋼材の直径の下限値とすれば良い。
超える場合: (ロ−1)Ceq:0.20〜0.45% この場合には、建築構造用鋼材の引張特性としての、4
00MPa以上の引張強度、215〜335MPaの降
伏強度、0.8以下の降伏比、20%以上の破断伸び
と、衝撃特性としての27J/cm2 以上の2mmVノ
ッチシャルピー衝撃値が安定して得られる。特に、Ceq
の値が0.20〜0.44%の場合に、上記の引張特性
と衝撃特性が極めて安定して得られる。
90MPa以上の引張強度、295〜415MPaの降
伏強度、0.8以下の降伏比、20%以上の破断伸び
と、衝撃特性としての27J/cm2 以上の2mmVノ
ッチシャルピー衝撃値が安定して得られる。特に、Ceq
の値が0.41〜0.60%の場合に、上記の引張特性
と衝撃特性が極めて安定して得られる。
材の寸法である直径の上限値は特に制限されるものでは
ないが、前記の機械的性質を充分安定して得るために、
160mm程度を製品鋼材の直径の上限値とすれば良
い。
載の所定の化学組成を有し、その組織が最大粒径40μ
m以下で平均粒径が25μm以下のフェライトを面積率
で35〜75%有するフェライト・パーライト組織であ
る場合に、鋼材は215MPa以上の降伏強度、400
MPa以上の引張強度、0.8以下の降伏比、20%以
上の破断伸び及び2mmVノッチ27J/cm2 以上の
シャルピー衝撃値を安定して有するものとなる。
するためには、先ず鋼材の組織をフェライト・パーライ
ト組織にする必要がある。この場合、フェライトの最大
粒径が40μmを超えるか平均粒径が25μmを超える
と、破断伸びが減少して20%以上の破断伸びが安定し
て得られなくなり、又所望の高強度が得難くなる。した
がって、フェライトは最大粒径が40μm以下で、且つ
平均粒径が25μm以下とした。前記サイズのフェライ
トの面積率が35%を下回る場合には、降伏比の上昇と
破断伸びの減少により、0.8以下の降伏比と20%以
上の破断伸びが安定して得られなくなり、一方、面積率
が75%を超えると、強度の低下を招き所望の高強度が
得られない。このため、前記サイズのフェライトの面積
率を35〜75%とした。
は圧延抵抗が高くなって圧延機に過度の負荷がかかると
ともに、Nb、Vなど所謂「マイクロアロイ」を添加す
る場合に、これらの元素のオーステナイト中への固溶が
不十分となって「マイクロアロイ」の添加効果が得られ
ない。一方、加熱温度が1250℃を超えると圧延素材
の表面酸化が著しくなって、圧延時に表面割れが発生す
る。したがって、加熱温度を950〜1250℃とし
た。
効果があるが、750℃を下回ると2相域での加工とな
り、フェライトの加工硬化により所望の低降伏比が得ら
れなくなる場合があり、一方、1100℃を超えると結
晶粒が粗大化して所望の微細な組織が得られなくなるの
で、圧延仕上げ温度を750〜1100℃とした。な
お、この圧延仕上げ温度は、被圧延鋼材自身の復熱及び
圧延時の加工発熱によって確保できる。
少なくとも500℃まで冷却する必要がある。10℃/
sを超える冷却速度で冷却した場合には、表層部の組織
が所謂「低温変態組織」となって所定の組織が得られな
いので、製品鋼材に所望の機械的特性を付与できない。
一方、0.1℃/s未満の冷却速度では、中心部の組織
が粗大なフェライト・パ−ライト組織となるため所望の
機械的特性(靭性並びに引張特性)が得られない。した
がって、圧延後の冷却速度は0.1〜10℃/sとし
た。
たとえ上記の0.1〜10℃/sの冷却速度で冷却して
も所定の組織とならず、そのため所望の機械的特性が得
られない。したがって、0.1〜10℃/sの冷却速度
で冷却する温度を少なくとも500℃とした。この冷却
を行った後の冷却は放冷すれば良い。
おける冷却速度のことである。
のパス間水冷 熱間連続圧延工程が、粗圧延、中間圧延及び仕上げ圧延
工程の3工程からなる場合には、このうち中間圧延及び
/又は仕上げ圧延のパス間において水冷を行い、鋼材の
表面を500〜700℃の温度域に急冷することを繰り
返しながら圧延しても良い。これは、中間圧延及び/又
は仕上げ圧延のパス間で水冷して鋼材の表面をAr1点を
下回る700℃以下に急冷してオ−ステナイトからフェ
ライトとパ−ライトに変態させる処理と、鋼材内部の保
有熱により復熱させてフェライト・パ−ライトからオ−
ステナイトへ逆変態させる処理を繰り返すことにより、
最終的な鋼材の組織を微細なフェライト・パーライト組
織とすることができ、鋼材の靭性と伸びを改善すること
が可能となるからである。
0℃を上回る場合は、オ−ステナイトからフェライトと
パ−ライトへの変態が充分起こらないので所望の組織が
得られない。一方、パス間水冷した場合の鋼材表面温度
が500℃を下回る場合は、鋼材内部の保有熱による再
加熱が充分でないためフェライト・パ−ライトからオ−
ステナイトへの逆変態が不十分となってやはり所望の組
織が得られない。したがって、前記のパス間水冷を行う
場合には、鋼材の表面を急冷する温度は500〜700
℃の温度域としなければならない。
より、鋼材表面を微細なフェライト・パ−ライト組織に
することが可能であるが、6回以上繰り返してもフェラ
イト・パーライト組織を微細化する効果が飽和する。し
たがって、パス間水冷の繰り返し回数は1〜5回とすれ
ば充分である。
単に鋼材の表面に留まらず、鋼材表面から半径比で0.
3の深さの部位までであっても良い。これは、前記深さ
が鋼材表面から半径比で0.3の深さを超えると、内部
保有熱量が小さくなって復熱による再加熱が充分起こら
なくなって所望の組織が得られなくなるとともに、急冷
後の圧延時に変形抵抗が大きくなって圧延機に過度の負
荷がかかってしまうからである。
に、上記の(C)に示した条件で熱間圧延と冷却を行う
ことによって、組織が上記(B)に示した所定の組織
で、引張強度が「400MPa級」では降伏強度が21
5〜355MPa、引張強度が「490MPa級」では
降伏強度が295〜445MPaで、且つ、降伏比が
0.8以下、破断伸びが20%以上の引張特性と、2m
mVノッチシャルピー衝撃値が27J/cm2 以上の衝
撃特性を有する建築構造用鋼材を製造することができ
る。
により70t転炉溶製した。表1における鋼A〜Lは、
化学組成が本発明で規定する範囲内の鋼(以下、本発明
鋼という)である。鋼M〜Sは成分のいずれかが本発明
で規定する含有量の範囲から外れた比較鋼である。
片となし、更に、通常の方法で3tビレットに分塊圧延
した。
に示す条件で連続圧延と冷却を施し、直径が15mmと
50mmの棒鋼を製造した。
ままの直径で長さが20mmの組織観察用試験片を切り
出して組織観察を行った。
径が15mmの棒鋼の場合)あるいは棒鋼のR/2部
(直径が50mmの棒鋼の場合、Rは棒鋼の半径)から
JIS4号衝撃試験片(2mmVノッチシャルピー試験
片)を採取し、常温(20℃)での引張特性及び衝撃特
性を調査した。
織は、直径が15mmの棒鋼、直径が50mmの棒鋼の
いずれの場合も、その縦断面でのR/2部を光学顕微鏡
で観察して判定したものである。表4、表5の組織欄に
おけるFはフェライト、Pはパーライト、B はベイナイト
をそれぞれ意味する。
化学組成を有し、且つ本発明で規定する条件で「熱間圧
延−冷却」の処理を施された鋼材にあっては規定の組織
を有するので、所望の引張特性(降伏強度、引張強度、
降伏比及び破断伸び)と衝撃特性(2mmVノッチシャ
ルピー衝撃値)が得られることが明らかである。
却」の処理を施して圧延サイズが直径で40mm以下で
ある15mmの棒鋼を圧延した場合には、本発明で規定
する化学組成を有する鋼のうち、(イ−1)Ceq:0.
18〜0.40%を満たす場合(試験番号2、4、6、
8、9、12)については、400MPa以上の引張強
度、235〜355MPaの降伏強度、0.8以下の降
伏比、20%以上の破断伸びで、27J/cm2 以上の
2mmVノッチシャルピー衝撃値が安定して得られるこ
とがわかる。
0%を満たす場合(試験番号4、5、6、10、11、
12、14、16)については、490MPa以上の引
張強度、325〜445MPaの降伏強度、0.8以下
の降伏比、20%以上の破断伸びで、27J/cm2 以
上の2mmVノッチシャルピー衝撃値が安定して得られ
ることも明らかである。
冷却」の処理を施して圧延サイズが直径で40mmを超
える50mmの棒鋼を圧延した場合には、本発明で規定
する化学組成を有する鋼のうち、(ロ−1)Ceq:0.
20〜0.45%を満たす場合(試験番号28、30、
33、34、36、38、41、43)については、4
00MPa以上の引張強度、215〜335MPaの降
伏強度、降伏比0.8以下、20%以上の破断伸びで、
27J/cm2 以上の2mmVノッチシャルピー衝撃値
が安定して得られることがわかる。
0%を満たす場合(試験番号33、37、39、40、
41、43)については、490MPa以上の引張強
度、295〜415MPaの降伏強度、0.8以下の降
伏比、20%以上の破断伸びで、27J/cm2 以上の
2mmVノッチシャルピー衝撃値が安定して得られるこ
とも明らかである。
「400MPa級」では降伏強度が215〜355MP
a、引張強度が「490MPa級」では降伏強度が29
5〜445MPaで、且つ、降伏比が0.8以下、破断
伸びが20%以上の引張特性と、2mmVノッチシャル
ピー衝撃値が27J/cm2 以上の衝撃特性を有するの
で、耐震性能に優れている。このため、建築物の筋かい
などに用いられるターンバックルや基礎ボルトを初めと
して各種の建築構造用の専用鋼材として利用することが
できる。この建築構造用鋼材は本発明の製造方法によっ
て、比較的容易に製造することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】重量%で、C:0.10〜0.40%、M
n:0.3〜1.6%、Si:0〜0.80%、V:0
〜0.2%、Nb:0〜0.10%、Al:0〜0.1
0%、Ni:0〜0.3%、Cr:0〜0.3%、M
o:0〜0.3%、Cu:0〜0.3%、Ti:0〜
0.1%、B:0〜0.0050%を含有し、残部はF
e及び不可避不純物の化学組成からなり、組織が、最大
粒径40μm以下で平均粒径が25μm以下のフェライ
トを面積率で35〜75%有するフェライト・パーライ
ト組織であることを特徴とする建築構造用鋼材。 - 【請求項2】重量%で、C:0.10〜0.40%、M
n:0.3〜1.6%、Si:0〜0.80%、V:0
〜0.2%、Nb:0〜0.10%、Al:0〜0.1
0%、Ni:0〜0.3%、Cr:0〜0.3%、M
o:0〜0.3%、Cu:0〜0.3%、Ti:0〜
0.1%、B:0〜0.0050%を含有し、残部はF
e及び不可避不純物の化学組成を有する鋼を、950〜
1250℃の温度域に加熱して圧延仕上げ温度を750
〜1100℃の範囲に制御して圧延した後、0.1〜1
0℃/sの冷却速度で少なくとも500℃まで冷却する
ことを特徴とする建築構造用鋼材の製造方法。 - 【請求項3】圧延工程が粗圧延、中間圧延及び仕上圧延
の各工程からなる建築構造用鋼材の製造方法であって、
重量%で、C:0.10〜0.40%、Mn:0.3〜
1.6%、Si:0〜0.80%、V:0〜0.2%、
Nb:0〜0.10%、Al:0〜0.10%、Ni:
0〜0.3%、Cr:0〜0.3%、Mo:0〜0.3
%、Cu:0〜0.3%、Ti:0〜0.1%、B:0
〜0.0050%を含有し、残部はFe及び不可避不純
物の化学組成を有する鋼を、950〜1250℃の温度
域に加熱して粗圧延を行い、次いで中間圧延及び/又は
仕上げ圧延のパス間で水冷して鋼材の表面を500〜7
00℃の温度域に急冷することを繰り返しながら圧延
し、更に、圧延仕上げ温度を750〜1100℃の範囲
に制御して圧延を終了し、その後0.1〜10℃/sの
冷却速度で少なくとも500℃まで冷却することを特徴
とする建築構造用鋼材の製造方法。
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