JPH10279743A - 高強度ポリエチレンフィルム - Google Patents

高強度ポリエチレンフィルム

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JPH10279743A
JPH10279743A JP10096961A JP9696198A JPH10279743A JP H10279743 A JPH10279743 A JP H10279743A JP 10096961 A JP10096961 A JP 10096961A JP 9696198 A JP9696198 A JP 9696198A JP H10279743 A JPH10279743 A JP H10279743A
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range
ratio
blend
ethylene
copolymer
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JP10096961A
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English (en)
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Sandra A Kupperblatt
サンドラ・エイ・クッパーブラット
Michael W Tilston
マイケル・ダブリュー・ティルストン
George E Ealer
ジョージ・イー・イーラー
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Union Carbide Chemicals and Plastics Technology LLC
Original Assignee
Union Carbide Chemicals and Plastics Technology LLC
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • C08L23/0807Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
    • C08L23/0815Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポリエチレン共重合体のブレンドから押し出
された高強度ポリエチレンフィルムを提供する。 【解決手段】 2種のエチレン/α−オレフィン共重合
体の混合物からなるブレンドであって、 ・該ブレンドが約5〜50g/10分間の範囲のフロー
インデックス、約10〜50の範囲のメルトフロー比、
0.900〜0.940g/cm3 の密度、約98,0
00〜190,000の範囲の分子量及び約2〜8の範
囲のMw/Mn比を有し、 ・該ブレンドがほぼ等しい分子量を有する第一共重合体
と第二共重合体を混合することによって製造されたもの
であり、 ・各共重合体はエチレンと3〜8個の炭素原子を有する
α−オレフィンとの共重合体で、上記特性値が所定範囲
のものを使う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリエチレン共
重合体のブレンドから押し出されたフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】温和な操作条件下で、典型的には100
〜300ポンド/in2 (psi)の圧力及び100℃
以下の反応温度で製造された線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、特に樹脂に対する需要が市場で急増し
ている。この低圧法は、吹込フィルム及びキャストフィ
ルム、射出成形、回転成形、吹込成形、パイプ、チュー
ブ、ワイヤ及びケーブル用途のための広範囲のLLDP
E製品を提供する。LLDPEは、本質的には、線状の
主鎖と、長さが約2〜6個の炭素原子のごく短い側鎖と
を有する。LLDPEにおいては、分岐の長さ及び頻
度、従って密度は、重合に使用された単量体の種類及び
量によって制御される。
【0003】商品型の用途のために設計されたLLDP
E樹脂は、典型的に、1−ブテンを共単量体として組み
入れている。これよりも高い分子量のα−オレフィン共
単量体を使用すると、エチレン/1−ブテン共重合体と
比べて大きな強度優位性を持った樹脂が生成する。商業
的な用途において主要な高級α−オレフィンは、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンで
ある。LLDPEの大部分は、フィルム製品に使用され
る。この場合に、LLDPEフィルムの優秀な物理的性
質及び引き落し特性がこのフィルムを広範囲の用途に十
分に適したものとするのである。LLDPEフィルムの
製造は、一般に、吹込フィルム及びスロット流延法によ
り実施される。得られたフィルムは、優れた引張強さ、
高い極限伸び、良好な衝撃強さ及び優れた破壊抵抗を特
徴とする。ポリエチレンが高分子量であるときには、こ
れらの性質は粘り強さと共に高められる。しかし、ポリ
エチレンの分子量が増大すると、樹脂の加工適性は通常
低下する。高分子量樹脂の性質特性は、重合体のブレン
ドを提供することによって、保持することができ、また
加工適正、特に押出適性(低分子量成分からの)も改善
することができる。
【0004】重合体のブレンドは、いくつかの方法を使
用して、例えば重合体を乾式混合し又は溶融混合するこ
とによって製造することができる。異なった重合体のブ
レンドを製造する別の方法は、段階型反応器法、例え
ば、米国特許第5,047,468号及び同5,12
6,398号に記載のような方法を使用することによ
る。簡単にいえば、この方法は重合体の現場ブレンドの
一つであって、一方のエチレン共重合体が高メルトイン
デックスの反応器で製造され且つ別のエチレン共重合体
が低メルトインデックスの反応器で製造されるような方
法である。この方法は、典型的には、連続して連結され
た二つの反応器においてエチレンと1種以上のα−オレ
フィンとの混合物をマグネシウム/チタン触媒系を使用
して重合条件下に連続的に接触させることからなる。
【0005】上記のように製造された現場ブレンド及び
これから製造されたフィルムは上で述べた有利な特性を
有することがわかったが、工業界は、特定の用途のため
に仕立てられた特性を有するフィルムを捜し求めてい
る。このような用途の一つは、高いエルメンドルフ引裂
強さを有するフィルムを要求する消費者用及び規定の厨
芥用の袋である。このようなフィルムは、米国特許第
5,514,455号の主題である。より薄い袋に対す
る動機は、この同じ市場が特に機械方向(MD)でのさ
らに高いエルメンドルフ引裂強さによって人々に役立つ
であろうことを示唆している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述したよりも高い機械方向のエルメンドルフ引裂
強さを有するフィルムに押出することができるブレンド
を提供することである。他の目的及び利点は以下の説明
から明らかとなろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の開示 本発明に従い、このようなブレンドが発見された。本発
明のブレンドは、2種のエチレン/α−オレフィン共重
合体の混合物からなるブレンドであって、 ・該ブレンドが約5〜約50g/10分間の範囲のフロ
ーインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフロー
比、0.900〜0.940g/cm3 の密度、約9
8,000〜約190,000の範囲の分子量及び約2
〜約8の範囲のMw/Mn比を有し、 ・該ブレンドがほぼ等しい分子量を有する第一共重合体
と第二共重合体を混合することによって製造されたもの
であり、 ・各共重合体がエチレンと3〜8個の炭素原子を有する
α−オレフィンとの共重合体であり、 ・該第一共重合体が約5〜約75g/10分間の範囲の
フローインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフ
ロー比、0.860〜0.930g/cm3 の範囲の密
度、約87,000〜約190,000の範囲の分子量
及び約2〜約4の範囲のMw/Mn比を有し、 ・該第二共重合体が約5〜約75g/10分間の範囲の
フローインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフ
ロー比、0.935〜0.970g/cm3 の範囲の密
度、約87,000〜約190,000の範囲の分子量
及び約2〜約4の範囲のMw/Mn比を有し、 ・第一共重合体対第二共重合体の重量比が約70:30
〜約30:70の範囲にある エチレン/α−オレフィン共重合体の混合物からなるブ
レンドである。
【0008】このブレンドを、例えば、米国特許第5,
514,455号のブレンドと比較すると、本発明のブ
レンドは、従来技術の高及び低分子量共重合体とは反対
に、2種の高分子量共重合体を含有すること、ブレンド
中の各共重合体の密度が明確に異なること並びにブレン
ドのメルトフロー比が低いことが容易に明らかとなろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】好ましい具体例の説明 エルメンドルフ引裂強さは、予め入れた切れ目(スリッ
ト)の引裂伸びに対するフィルムの抵抗の尺度であり、
十分に高いならば、そのフィルムが例えば厚みを薄くし
た上記のような消費者用袋及び規定のごみ袋に利用でき
ることを保証するものである。エルメンドルフ引裂強さ
は、ASTM D−1992−89により決定される。
それは、機械方向(MD)及び横断方向(TD)の両方
向でg/ミルとして測定される。本発明においては、機
械方向のエルメンドルフ引裂強さは、一般に、少なくと
も約450g/ミルであり、しばしば約600〜約10
00g/ミルの範囲にある。横断方向のエルメンドルフ
引裂強さは、少なくとも約650g/ミルであることが
でき、好ましくは約700〜約1200g/ミルの範囲
にある。シールのための最も普通の方向である機械方向
でシールするときにMDは重要である。しかして、MD
の増大並びにMDとTDの間のバランスが重要となる。
MD及びTDが互いに近似することが重要である。
【0010】フィルムは押出により成形される。押出機
は、所望の厚みを与えるダイを使用する慣用の押出機で
ある。ここで興味のあるフィルムの厚みは、約0.3〜
約2.5ミルの範囲にあることができ、好ましくは約
0.75〜約2.0ミルの範囲にある。フィルムを成形
するのに使用できる種々の押出機の例は、吹込フィルム
ダイ、エアリング及び連続引き取り装置により修正され
た一軸スクリュー型である。典型的な一軸スクリュー型
押出機は、その上流側端部にホッパーを、その下流側端
部にダイを有するものとして説明することができる。ホ
ッパーが、スクリューを収納しているバレルに材料を供
給する。下流側端部でスクリューの端部とダイとの間に
あるのがスクリーンパック及びブレーカープレートであ
る。押出機のスクリュー部分は、三つの部分、即ち供給
セクション、圧縮セクション及び計量セクション、そし
て後加熱帯域から前加熱帯域までの多段加熱帯域、上流
側から下流側に至る多段セクション及び帯域に分れてい
るものと思われる。それが一つよりも多いバレルを有す
るならば、そのバレルは連続して連結される。各バレル
の長さ対直径の比は、約16:1〜約30:1の範囲に
ある。押出は、約160〜約270℃の範囲の温度で行
うことができ、好ましくは約180〜約240℃の範囲
で行われる。
【0011】ブレンドは、ほぼ等しい分子量の2種の重
合体を混合することによって製造される。第一の共重合
体のフローインデックスは約5〜約75g/10分間の
範囲にあることができ、好ましくは約5〜約25g/1
0分間の範囲にある。第二の共重合体のフローインデッ
クスは約5〜約75g/10分間の範囲にあることがで
き、好ましくは約5〜約25g/10分間の範囲にあ
る。
【0012】共重合体は、エチレンと3〜8個の炭素原
子を有する1種のα−オレフィン共単量体との共重合体
であり、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンであっ
てよい。好ましい共単量体は1−ブテン及び1−ヘキセ
ンである。
【0013】線状ポリエチレンブレンド成分は、種々の
遷移金属触媒を使用して製造することができる。本発明
のポリエチレンブレンドは、好ましくは、種々の低圧法
により気相で製造される。また、ブレンドは、やはり低
圧で慣用の方法により溶液又はスラリー状で液相で製造
することができる。低圧法は典型的に1000psi以
下の圧力下に実施されるが、高圧法は典型的に15,0
00psi以上の圧力下に実施される。ブレンドを製造
するのに使用することができる典型的な遷移金属触媒系
は、米国特許第4,302,565号に記載された触媒
系より例示することができるマグネシウム/チタンを主
体とした触媒系、米国特許第4,508,842号、同
5,332,793号、同5,342,907号及び同
5,410,003号に記載されたもののようなバナジ
ウムを主体とした触媒系、米国特許第4,101,44
5号に記載されたもののようなクロムを主体とした触媒
系、米国特許第4,937,299号、同5,317,
036号及び同5,527,752号に記載されたもの
のようなメタロセン触媒系である。これらの触媒系の多
くは、しばしばチーグラー・ナッタ触媒系と称される。
シリカ−アルミナ担体に担持した酸化クロム又はモリブ
デンを使用する触媒系も有用である。本発明のブレンド
のための成分を製造するための好ましい触媒系は、マグ
ネシウム/チタン触媒系及びメタロセン触媒系である。
【0014】本発明の方法を例示するためにマグネシウ
ム/チタンを主体とした触媒系、例えば、先駆物質が好
ましくは担持されていない米国特許第4,302,56
5号に記載の触媒系並びに先駆物質が噴霧乾燥により形
成され且つスラリー形態で使用される別の触媒系を使用
する。このような触媒系は、例えば、チタン、マグネシ
ウム、電子供与体及び随意のハロゲン化アルミニウムを
含有する。この場合に、先駆物質はスラリー形態とする
ために鉱油のような炭化水素媒体中に導入される。この
触媒系は、米国特許第5,290,745号に記載され
ている。
【0015】電子供与体は、触媒先駆物質中に使用する
場合には、約0℃〜約200℃の温度で液状であってマ
グネシウム化合物及びチタン化合物が可溶性である有機
ルイス塩基である。電子供与体は、脂肪族若しくは芳香
族カルボン酸のエステル、脂肪族ケトン、脂肪族アミ
ン、脂肪族アルコール、アルキル若しくはシクロアルキ
ルエーテル又はそれらの混合物であってよく、それぞれ
の電子供与体は2〜20個の炭素原子を有する。これら
の電子供与体のうちで、好ましいのは2〜20個の炭素
原子を有するアルキル及びシクロアルキルエーテル、3
〜20個の炭素原子を有するジアルキル、ジアリール及
びアルキルアリールケトン、2〜20個の炭素原子を有
するアルキル及びアリールカルボン酸のアルキル、アル
コキシ及びアルキルアルコキシエステルである。最も好
ましい電子供与体は、テトラヒドロフランである。好適
な電子供与体の他の例は、ぎ酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、エチルエーテル、ジオキサン、ジ−n−プロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル、ぎ酸エチル、酢酸メ
チル、アニス酸エチル、エチレンカーボネート、テトラ
ヒドロピラン及びプロピオン酸エチルである。
【0016】チタン化合物と電子供与体との反応生成物
を与えるために過剰の電子供与体が最初に使用される
が、反応生成物は、最終的には、チタン化合物1モル当
たり約1〜約20モルの電子供与体を、好ましくはチタ
ン化合物1モル当たり約1〜約10モルの電子供与体を
含有する。
【0017】チタンを基材とした触媒先駆物質のどれと
も一般に使用される活性剤化合物は、次式 AlRabc (ここで、各Xは独立して塩素、臭素、沃素又はOR'
であり、各R及びR' は独立して1〜14個の炭素原子
を有する飽和脂肪族炭化水素基であり、bは0又は1.
5であり、cは0又は1であり、a+b+c=3であ
る)を有し得る。好ましい活性剤は、一塩化及び二塩化
アルキルアルミニウム(ここで、各アルキル基は1〜6
個の炭素原子を有する)及びトリアルキルアルミニウム
を包含する。その例は、塩化ジエチルアルミニウム及び
トリ−n−ヘキシルアルミニウムである。電子供与体1
モル当たり約0.10〜約10モル、好ましくは約0.
15〜約2.5モルの活性剤が使用される。活性剤対チ
タンのモル比は、約1:1〜約10:1の範囲、好まし
くは約2:1〜約5:1の範囲にある。
【0018】ヒドロカルビルアルミニウム助触媒は、次
式 R3 Al又はR2 AlX (ここで、各Rは独立してアルキル、シクロアルキル、
アリール又は水素であり、少なくとも1個のRはヒドロ
カルビルであり、2個又は3個のR基は結合して複素環
式構造を形成できる。各Rはヒドロカルビル基であっ
て、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜10個の炭
素原子を有することができる。Xはハロゲン、好ましく
は塩素、臭素又は沃素である)により表わすことができ
る。ヒドロカルビルアルミニウム化合物の例は下記の通
りである。トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘ
キシルアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム、水素化ジヘキシルアルミニウム、ジイソブチルヘキ
シルアルミニウム、イソブチルジヘキシルアルミニウ
ム、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロピルアル
ミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリオクチ
ルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、トリドデシ
ルアルミニウム、トリベンジルアルミニウム、トリフェ
ニルアルミニウム、トリナフチルアルミニウム、トリト
リルアルミニウム、塩化ジブチルアルミニウム、塩化ジ
エチルアルミニウム、エチルアルミニウムセスキクロリ
ド。また、助触媒化合物は、活性剤及び変性剤としても
作用できる。
【0019】上記のように、担体を使用しないことが好
ましい。しかし、先駆物質を担持しようと望む場合に
は、シリカが好ましい担体である。その他の好ましい担
体は、無機酸化物、例えば、燐酸アルミニウム、アルミ
ナ、シリカ/アルミナ混合物、トリエチルアルミニウム
のような有機アルミニウム化合物により変性されたシリ
カ、ジエチル亜鉛により変性されたシリカである。典型
的な担体は、重合に対して本質的に不活性の固体粒状多
孔質材料である。それは、約10〜約250μ、好まし
くは約30〜約100μの平均粒度、少なくとも200
2 /g、好ましくは少なくとも約250m2 /gの表
面積及び少なくとも約100Å、好ましくは少なくとも
200Åの細孔寸法を有する乾燥粉末として使用され
る。一般に、担体の使用量は、担体1g当たり約0.1
〜約1.0ミリモルのチタン、好ましくは担体1g当た
り約0.4〜約0.9ミリモルのチタンを与えるような
ものである。上記の触媒先駆物質のシリカ担体への含浸
は、先駆物質とシリカゲルを電子供与体溶媒又はその他
の溶媒中で混合し、次いで減圧下に溶媒除去を行うこと
によって達成することができる。担体を望まないとき
は、触媒先駆物質は液体状で使用することができる。
【0020】活性剤は、重合前か及び(又は)重合中の
いずれかで先駆物質に添加することができる。一つの操
作では、先駆物質は重合前に完全に活性化される。別の
操作では、先駆物質は重合前に部分的に活性化され、活
性化は反応器において完了される。活性剤の代わりに変
性剤が使用される場合には、変性剤は、通常イソペンタ
ンのような有機溶媒に溶解され、担体を使用する場合に
は、チタン化合物又は錯体の含浸後に担体に含浸され、
その後、担持された触媒先駆物質は乾燥される。他の方
法では、変性剤溶液は、反応器に直接添加される。変性
剤は、助触媒がそうであるように、化学構造及び機能が
活性剤と類似している。変形例については、例えば、米
国特許第5,106,926号を参照されたい。助触媒
は、好ましくは、そのままで別個に又はイソペンタンの
ような不活性溶媒に溶解してなる溶液として、エチレン
の流入を開始すると同時に重合反応器に添加される。
【0021】米国特許第5,106,926号は、 (a)次式 Mgd Ti(OR)ef (ED)g (ここで、Rは1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若
しくは芳香族炭化水素基又はCOR' 基(ここで、R'
は1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若しくは芳香族
炭化水素基である)であり、各ORは同一であっても異
なっていてもよく、Xは独立して塩素、臭素又は沃素で
あり、EDは電子供与体であり、dは0.5〜56であ
り、eは0、1又は2であり、fは2〜116であり、
gは1.5d+2である)を有する触媒先駆物質、 (b)次式 BX3 又はAlR(3-e)e (ここで、各Rはアルキル又はアリールであり、同一で
あっても異なっていてもよく、X及びeは成分(a)に
ついて定義した通りである)を有する少なくとも1種の
変性剤、(ここに、成分(a)と(b)は無機担体に含
浸される)、 (c)ヒドロカルビルアルミニウム助触媒 を含むマグネシウム/チタンを主体とした触媒系の別の
例を提供する。
【0022】先駆物質は、チタン化合物、マグネシウム
化合物及び電子供与体から製造される。これらの先駆物
質を製造するのに有用なチタン化合物は、次式 Ti(OR)eh (ここで、R、X及びeは成分(a)について前記した
通りであり、hは1〜4の整数であり、e+hは3又は
4である)を有する。チタン化合物の例は、TiCl
3 、TiCl4 、Ti(OC252 Br、Ti(O
65 )Cl3 、TI(OCOCH3 )Cl3 及びT
i(OCOC65 )Cl3 である。マグネシウム化合
物は、MgCl2 、MgBr2及びMgI2 のようなハ
ロゲン化マグネシウムを含む。無水のMgCl2 が好ま
しい化合物である。チタン化合物1モル当たり約0.5
〜56モル、好ましくは約1〜10モルのマグネシウム
化合物が使用される。
【0023】電子供与体、担体及び助触媒は、上記と同
じものである。前記のように、変性剤はアルミニウム含
有活性剤と化学構造が類似している。変性剤は、次式 BX3 又はAlR(3-e)e (ここで、各Rは独立して1〜14個の炭素原子を有す
るアルキル基であり、各Xは独立して塩素、臭素又は沃
素であり、eは1又は2である)を有する。1種以上の
変性剤を使用することができる。好ましい変性剤は、一
塩化及び二塩化アルキルアルミニウム(各アルキル基は
1〜6個の炭素原子を有する)、三塩化硼素、トリアル
キルアルミニウムである。電子供与体1モル当たり約
0.1〜約10モル、好ましくは約0.2〜約2.5モ
ルの変性剤を使用することができる。変性剤対チタンの
モル比は、約1:1〜約5:1の範囲にあることがで
き、好ましくは約2:1〜約5:1の範囲にある。
【0024】重合は、好ましくは、連続流動法を使用し
て気相で実施される。典型的な流動床反応器は、米国特
許第4,482,687号に記載されている。
【0025】比較的低密度の共重合体は第一成分のため
に製造され、比較的高密度の共重合体は第二成分として
製造される。第一共重合体対第二共重合体の重量比は、
約70:30〜約30:70の範囲であることができ
る。
【0026】低密度成分:フローインデックスは、約5
〜約75g/10分間の範囲にあることができ、好まし
くは約5〜約25g/10分間の範囲にある。この重合
体の分子量は、一般に、約87,000〜約190,0
00の範囲にある。共重合体の密度は、0.860〜
0.930g/cm3 の範囲にあることができ、好まし
くは0.890〜0.920g/cm3 の範囲にある。
重合体のメルトフロー比は、約10〜約50の範囲にあ
ることができ、好ましくは約15〜約40の範囲にあ
る。Mw/Mn比は、約2〜約4の範囲にあることがで
き、好ましくは約2.5〜約3.5の範囲にある。メル
トインデックスはASTM D−1238、条件Eによ
り決定される。それは、190℃で2.16kgで測定
され、g/10分間として記録される。フローインデッ
クスはASTM D−1238、条件Fにより決定され
る。それは、190℃で、メルトインデックスの測定で
使用した重量の10倍の重量で測定され、g/10分間
として記録される。メルトフロー比はフローインデック
ス対メルトインデックスの比である。
【0027】高密度成分:フローインデックスは、約5
〜約75g/10分間の範囲にあることができ、好まし
くは約5〜約25g/10分間の範囲にある。この重合
体の分子量は、一般に、約87,000〜約190,0
00の範囲にある。共重合体の密度は、0.935〜
0.970g/cm3 の範囲にあることができ、好まし
くは0.935〜0.960g/cm3 の範囲にある。
重合体のメルトフロー比は、約10〜約50の範囲にあ
ることができ、好ましくは約15〜約40の範囲にあ
る。Mw/Mn比は、約2〜約4の範囲にあることがで
き、好ましくは約2.5〜約3.5の範囲にある。
【0028】ブレンド、即ち最終生成物は、約5〜約5
0g/10分間の範囲のフローインデックスを有すこと
ができる。最終生成物の分子量は、一般に、約98,0
00〜約190,000の範囲にある。ブレンドの密度
は、0.900〜0.940g/cm3 の範囲にあるこ
とができ、好ましくは0.900〜0.935g/cm
3 の範囲にある。ブレンドのメルトフロー比は、約10
〜約50の範囲にあることができ、好ましくは約15〜
約35の範囲にある。
【0029】ブレンドは、約2〜約8のMw/Mn比を
有することができ、好ましくは約3〜約6のMw/Mn
比を有する。Mwは重量平均分子量であり、Mnは数平
均分子量であり、Mw/Mn比は多分散指数と称され、
これは分子量分布の幅の尺度である。
【0030】低密度成分:α−オレフィン対エチレンの
モル比は、約0.10:1〜約1.6:1の範囲にある
ことができ、好ましくは約0.14:1〜約0.83:
1の範囲にある。水素(使用した場合)対エチレンのモ
ル比は、約0.01:1〜約0.9:1の範囲にあるこ
とができ、好ましくは約0.01:1〜約0.54:1
の範囲にある。操作温度は、一般に約60℃〜約100
℃の範囲にある。好ましい操作温度は、所望の密度に応
じて変化する。即ち、低い密度については低い温度及び
高い密度については高い温度である。
【0031】高密度成分:α−オレフィン対エチレンの
モル比は、約0.004:1〜約0.15:1の範囲に
あることができ、好ましくは約0.004:1〜約0.
10:1の範囲にある。水素対エチレンのモル比は、約
0.02:1〜約1:1の範囲にあることができ、好ま
しくは約0.045:1〜約0.68:1の範囲にあ
る。操作温度は、一般に約70℃〜約100℃の範囲に
ある。上記のように、温度は好ましくは所望の密度によ
って変わる。
【0032】圧力は、一般に、両成分の製造について同
じである。圧力は、約200〜約450psigの範囲
にあることができ、好ましくは約280〜約350ps
igの範囲にある。
【0033】典型的な流動床反応器は、以下のように説
明することができる。床は、通常、反応器で製造しよう
とする同じ顆粒状重合体からなっている。しかして、重
合の過程においては、床は、粒子を分離させるのに且つ
流体として作用させるのに十分な流量又は速度で導入さ
れる重合用ガス及び変性用ガスによって流動化された生
成重合体粒子、成長しつつある重合体粒子及び触媒粒子
を含む。流動化用ガスは、初期供給物、補給用ガス及び
循環(再循環)ガス、即ち、共単量体及び所望により変
性剤及び(又は)不活性キャリアーガスからなってい
る。反応系の必須の部分は、容器、床、ガス分配板、流
入及び流出用配管、圧縮器、循環ガス冷却器及び生成物
排出系である。容器内には、床の上に速度減少帯域があ
り、床内には反応帯域がある。
【0034】ブレンドに導入することができる慣用の添
加剤は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、静電防止剤、顔
料、染料、核形成剤、充填剤、滑剤、難燃剤、可塑剤、
加工助剤、潤滑剤、安定剤、発煙防止剤、粘度調節剤、
架橋剤、触媒及び増進剤、粘着剤、粘着防止剤により例
示される。充填剤を除いて、添加剤は、ブレンド中に、
重合体ブレンド100重量部毎に約0.1〜約10重量
部の添加剤の量で存在できる。
【0035】本発明の現場ブレンドから製造されたフィ
ルムの利点は、以下の通りである。機械方向の高いエル
メンドルフ引張強さ、高い破壊強さ、高いMDフィルム
配向での改善されたMD/TDエルメンドルフ引裂バラ
ンス及び高い割線モジュラスである。本明細書において
述べた特許は、ここに参照することによってここに含め
るものとする。
【0036】
【実施例】本発明を以下の実施例により例示する。
【0037】例1 好ましい触媒系は、先駆物質が噴霧乾燥により形成され
且つスラリー形態で使用されるものである。このような
触媒先駆物質は、例えば、ハロゲン化チタン、ハロゲン
化マグネシウム、ハロゲン化アルミニウム及び電子供与
体を含有する。ここに、先駆物質は、スラリー形態を与
えるべく鉱油のような炭化水素媒体中に導入される。米
国特許第5,290,745号(’745)を参照され
たい。この例で使用した触媒組成及びその製造法は、テ
トラヒドロフラン1モル当たり0.45モルの塩化ジエ
チルアルミニウムを0.5モルの代わりに使用したこと
を除いて、’745特許の実施例1と同じ組成及び製造
法である。下記の標準操作を使用してポリエチレンを製
造する。各反応器においてエチレンを1−ヘキセンと共
重合させる。重合中に各反応器に、トリメチルアルミニ
ウム(TMA)を第一反応器には2重量%のイソペンタ
ン溶液として、第二反応器には1重量%イソペンタン溶
液として添加する。第一反応器の温度は70℃であり、
第二反応器の温度は80℃である。各反応器の圧力は3
00ポンド/in2 絶対(psia)である。それぞれ
の重合は、ここで及び下記の表に記載する条件下で平衡
が達成された後に連続的に実施する。重合は、第一反応
器において上記の触媒先駆物質及び助触媒をエチレン、
1−ヘキセン及び水素と共にポリエチレン顆粒の流動床
に連続的に供給することによって開始させる。活性触媒
が混合している得られた共重合体を第一反応器から引き
出し、移送媒体として窒素を使用して第二反応器に移送
させる。また、第二反応器には、ポリエチレン顆粒の流
動床が入っている。再び、エチレン、1−ヘキセン及び
水素を第二反応器に導入し、そこでこれらを第二反応器
からの共重合体及び触媒と接触させる。追加の助触媒も
導入する。生成物ブレンドを連続的に取り出す。
【0038】可変の重合条件、樹脂特性、フィルム押出
条件及びフィルム特性を表Iに記載する。この明細書に
おける全ての分子量は、別に記してなければ、重量平均
分子量である。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】例2〜16 比較のために、例2〜6は、単一の気相反応器で製造さ
れたが、本発明で製造されたブレンドと類似の分子量、
分子量分布及び密度を有する商業的に入手できるポリエ
チレン共重合体の代表的な例である。
【0043】
【表4】
【0044】例7〜11は、本発明の主題であるブレン
ドについてのフィルム押出及び特性の情報を含むもので
ある。ブレンドは例1におけるように製造した。
【0045】
【表5】
【0046】上記の表IIの注記 1.フィルムは、24:1の長さ対直径比、線状低密度
ポリエチレンスクリュー、6inのダイ、60及び12
0ミルのダイギャップを有する3.5inのグローセス
ターTM吹込環状フィルム押出機で押し出す。各フィルム
について機械方向及び横断方向のエルメンドルフ引裂強
さを決定し、結果を記録する。機械方向のエルメンドル
フ引裂強さに注目されたい。 2.密度は、ASTM D−1928 操作Cに従って
円板試料を作り、次いでASTM D−1505による
ようにして試験することによって測定する。それはg/
cm3 として記録される。 3.メルトフロー比(MFR)は、上で定義したフロー
インデックス(FI)対メルトインデックス(MI)の
比であり、g/10分間で記録される。 4.分子量(MW)及び分子量分布(MWD)(多分散
性)(Mw/Mn比)は、ウオーターズTM150C G
PC装置を使用し、140℃で溶媒として1,2,4−
トリクロルベンゼンを1mL/分の流量で用いて寸法排
除クロマトグラフィー(SEC)により決定する。設定
されたカラムの細孔寸法は、200〜10,000,0
00ダルトンをカバーする分子量の分離の備えができて
いる。分子量分布を得るための広い標準較正物としてア
メリカ技術標準規格協会のポリエチレン標準規格NBS
1475を使用する。 5.ダイ速度は、ポンド/時間/inダイ円周として定
義される。 6.フロストライン高さは、重合体が粘稠な液体から固
体までの相変換を受けている間のダイの基部からの距離
である。 7.ブローアップ比(BUR)は、バブルの直径対ダイ
の直径の比である。 8.ダイギャップは、グローセスターTM押出機のダイギ
ャップである。 9.厚み(MILS)は、押出されたフィルムの厚みである。 10.スクリュー RPMは、押出機のスクリューの毎分の
回転数である。 11.LBS/HRは、生成したフィルムの毎時のポンド数、
即ち押出速度である。 12.LBS/HR/RPMは、比押出速度である。 13.駆動 AMPS は、押出機を駆動させるのに必要なア
ンペア数である。 14.溶融温度(DEG F) は、ブレンドの溶融温度であ
る。 15.ヘッド圧(PSI) は、押出機のヘッドで測定される
圧力である。 16.フロストライン高さは、inで示す。 17.引張強さ(PSI) は、ASTM D−882により
測定する。 18.MD=機械方向 19.TD=横断方向 20.%伸びは、ASTM D−882により測定す
る。 21.降伏強さ(PSI) は、ASTM D−882により
測定する。 22.1%割線モジュラスは、ASTM D−882に
より測定する。 23.エルメンドルフ引張強さ(GRAMS/MIL) は、AST
M D−1922により測定する。 24.引張衝撃強さ(LBS/CU IN) は、ASTM D−1
822によりポンド/in3 で測定する。 25.破壊(ENERGY/MIL)は、ユニオンカーバイド法、W
C−68Lにより測定する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ダブリュー・ティルストン アメリカ合衆国ウエストバージニア州セン トオールバンズ、サウス・ウォールナッ ト・ドライブ2285 (72)発明者 ジョージ・イー・イーラー アメリカ合衆国ニュージャージー州ホワイ トフート・ステイション、レイク・ドライ ブ10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種のエチレン/α−オレフィン共重合
    体の混合物からなるブレンドであって、 ・該ブレンドが約5〜約50g/10分間の範囲のフロ
    ーインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフロー
    比、0.900〜0.940g/cm3 の密度、約9
    8,000〜約190,000の範囲の分子量及び約2
    〜約8の範囲のMw/Mn比を有し、 ・該ブレンドがほぼ等しい分子量を有する第一共重合体
    と第二共重合体を混合することによって製造されたもの
    であり、 ・各共重合体がエチレンと3〜8個の炭素原子を有する
    α−オレフィンとの共重合体であり、 ・該第一共重合体が約5〜約75g/10分間の範囲の
    フローインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフ
    ロー比、0.860〜0.930g/cm3 の範囲の密
    度、約87,000〜約190,000の範囲の分子量
    及び約2〜約4の範囲のMw/Mn比を有し、 ・該第二共重合体が約5〜約75g/10分間の範囲の
    フローインデックス、約10〜約50の範囲のメルトフ
    ロー比、0.935〜0.970g/cm3 の範囲の密
    度、約87,000〜約190,000の範囲の分子量
    及び約2〜約4の範囲のMw/Mn比を有し、 ・第一共重合体対第二共重合体の重量比が約70:30
    〜約30:70の範囲にある 2種のエチレン/α−オレフィン共重合体の混合物から
    なるブレンド。
  2. 【請求項2】 該ブレンドが約15〜約35の範囲のメ
    ルトフロー比、0.900〜0.935g/cm3 の密
    度及び約3〜約6の範囲のMw/Mn比を有する請求項
    1に記載のブレンド。
  3. 【請求項3】 第一反応器において、共重合体が約5〜
    約25g/10分間の範囲のフローインデックス、約8
    7,000〜約190,000の範囲の分子量、約15
    〜約40の範囲のメルトフロー比、0.890〜0.9
    20g/cm3 の範囲の密度及び約2.5〜約3.5の
    範囲のMw/Mn比を有し、第二反応器において、共重
    合体が約5〜約25g/10分間の範囲のフローインデ
    ックス、約87,000〜約190,000の範囲の分
    子量、約15〜約40の範囲のメルトフロー比、0.9
    35〜0.960の範囲の密度及び約2.5〜約3.5
    の範囲のMw/Mn比を有する請求項1に記載のブレン
    ド。
  4. 【請求項4】 α−オレフィンが1−ヘキセンである請
    求項1に記載のブレンド。
  5. 【請求項5】 第一反応器において、α−オレフィン対
    エチレンのモル比が約0.1:1〜約1.6:1の範囲
    にあり且つ水素(これは随意)対エチレンのモル比が約
    0.01:1〜約0.9:1であり、第二反応器におい
    て、α−オレフィン対エチレンのモル比が約0.00
    4:1〜約0.15:1の範囲にあり且つ水素対エチレ
    ンのモル比が約0.02:1〜約1:1である請求項1
    に記載のブレンド。
  6. 【請求項6】 ほぼ等しい分子量の2種のエチレン/α
    −オレフィン共重合体の混合物からなるブレンドであっ
    て、 ・該ブレンドが約5〜約50g/10分間の範囲のフロ
    ーインデックス、約10〜約35の範囲のメルトフロー
    比、0.900〜0.935g/cm3 の密度、約9
    8,000〜約190,000の範囲の分子量及び約3
    〜約6の範囲のMw/Mn比を有し、 ・該ブレンドが、 第一反応器において約5〜約25g/10分間の範囲の
    フローインデックス、約15〜約40の範囲のメルトフ
    ロー比、0.890〜0.920g/cm3 の密度、約
    87,000〜約190,000の範囲の分子量及び約
    2.5〜約3.5の範囲のMw/Mn比を有する共重合
    体がエチレンと3〜8個の炭素原子を有するα−オレフ
    ィンとから製造され且つ第二反応器において約5〜約2
    5g/10分間の範囲のフローインデックス、約15〜
    約40の範囲のメルトフロー比、0.935〜0.96
    0g/cm3 の密度、約87,000〜約190,00
    0の範囲の分子量及び約2.5〜約3.5の範囲のMw
    /Mn比を有する共重合体がエチレンと第一反応器で使
    用したα−オレフィンと同じα−オレフィンとから製造
    されるようにし、しかも第一反応器で製造される共重合
    体と第二反応器で製造された共重合体との重量比が約7
    0:30〜約30:70であるようにし、 さらに第一反応器におけるαオレフィン対エチレンのモ
    ル比が約0.14:1〜約0.83:1の範囲にあり且
    つ水素(これは随意)対エチレンのモル比が約0.0
    1:1〜約0.54:1の範囲にあり、第二反応器にお
    けるα−オレフィン対エチレンのモル比が約0.00
    4:1〜約0.1:1の範囲にあり且つ水素対エチレン
    のモル比が約0.045:1〜約0.68:1の範囲に
    あるようにして、連続して連結された二つの反応器で重
    合条件下で製造されたものである2種のエチレン/α−
    オレフィン共重合体の混合物からなるブレンド。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の現場ブレンドから押し
    出された、少なくとも約500g/ミルの機械方向のエ
    ルメンドルフ引裂強さを有するフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の現場ブレンドから押し
    出された、少なくとも約600g/ミルの機械方向のエ
    ルメンドルフ引裂強さを有するフィルム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の現場ブレンドから押し
    出された、少なくとも約600g/ミルの機械方向のエ
    ルメンドルフ引裂強さ及び少なくとも700g/ミルの
    横断方向のエルメンドルフ引裂強さを有するフィルム。
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