JP3316153B2 - エチレンコポリマーのブレンドから押出されたフィルム - Google Patents

エチレンコポリマーのブレンドから押出されたフィルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、(i)慣用の線
状低密度ポリエチレンと(ii)一連の重合反応器中で製
造されたエチレンコポリマーの現場ブレンドとのブレン
ドから押出されたフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、特に温和な操作条件下、典型的には100〜30
0psiの圧力及び100℃より低い反応温度において
作られる樹脂についての市場が急速に成長してきてい
る。この低圧法は、吹込キャストフィルム、射出成形、
回転成形、吹込成形、パイプ、チューブ材料及び電線・
ケーブル用途のために広範なLLDPE製品を提供す
る。LLDPEは線状の主鎖を本質的に有し、分枝鎖と
しては炭素原子数約2〜6個の長さの短いものを持つだ
けである。LLDPEにおいては、分枝鎖の長さ及び頻
度並びにその結果としての密度は、重合において用いら
れるコモノマーのタイプ及び量によって調節される。今
日市場に出回っているLLDPE樹脂の大部分は狭い分
子量分布を有するが、広い分子量分布を有するLLDP
E樹脂は数多くの非フィルム用途に利用できる。
【0003】有用品タイプの用途に予定されるLLDP
E樹脂には、典型的には、コモノマーとして1−ブテン
が組み込まれる。それより大きい分子量を持つα−オレ
フィンをコモノマーとして用いると、エチレン/1−ブ
テンコポリマーと比較して強度の点で有意の利点を有す
る樹脂が得られる。商業的用途における有力な高級α−
オレフィンコモノマーは、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン及び1−オクテンである。多くのLLDP
Eがフィルム製品に用いられ、そしてその場合に、LL
DPEフィルムの優れた物理的性質及び引落し特性がこ
のフィルムを広い範囲の用途にとって好適なものにす
る。LLDPEフィルムの二次加工は、インフレートフ
ィルム及びスロットキャスティング法によって行なわれ
るのが一般的である。得られるフィルムは、優れた引張
強さ、高い極限伸び、良好な衝撃強さ及び優れた破壊抵
抗によって特徴付けられる。
【0004】しかしながら、LLDPEは、固有の分子
構造/溶融流動学的特性のせいで、溶融破壊を非常に受
けやすい。溶融破壊とは、これが起こると押出機のダイ
を出る際に押出物が非常に不規則な表面を有することに
なる現象である。LLDPEは、ダイ円周1インチ当た
りに毎時約4ポンドを越えるダイ速度及び約0.020
〜約0.075インチの範囲のダイギャップにおいて特
に溶融破壊を受けやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、規定された重量割合のLLDPEを含有し、前記の
ダイ速度及びダイギャップにおいて本質的に溶融破壊を
起こすことなく押出されるフィルムを提供することにあ
る。その他の目的及び利点は、以下の説明から明らかに
なるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によって、このよ
うなフィルムが見出された。このフィルムは、(i)線
状低密度ポリエチレンと、(ii)エチレンと少なくとも
1種の3〜8個の炭素原子を有するα−オレフィンコモ
ノマーとのコポリマーの現場ブレンドとの、(a)成分
(i)対成分(ii)の重量比が約0.01:1〜約3:
1の範囲にあるブレンドを、(b)押出条件下で、ダイ
円周1cm当たりに毎時約1〜約3.6kg(ダイ円周
1インチ当たりに毎時約6〜約20ポンド)の範囲のダ
イ速度及び約0.51〜約1.9mm(約0.020〜
約0.075インチ)の範囲のダイギャップにおいて押
出して成り、(c)溶融破壊を本質的に示さないもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】フィルムの厚さ又は厚みは、約
0.5〜約6ミルの範囲であることができ、約0.75
〜約2.5ミルの範囲であるのが好ましい。最適の厚さ
は約1.5ミルである。前記のように、フィルムは、ダ
イ円周1cm当たりに毎時約1〜約3.6kg(ダイ円
周1インチ当たりに毎時約6〜約20ポンド)の範囲の
ダイ速度及び約0.51〜約1.9mm(約0.020
〜約0.075インチ)の範囲のダイギャップにおいて
押出することができる。このフィルムは、ダイ円周1c
m当たりに毎時約1.4〜約2.7kg(ダイ円周1イ
ンチ当たりに毎時約8〜約15ポンド)の範囲のダイ速
度及び約0.89〜約1.3mm(約0.035〜約
0.050インチ)の範囲のダイギャップにおいて押出
するのが好ましい。成分(i)(即ちLLDPE)対成
分(ii)(即ち現場ブレンド)の重量比は、約0.0
1:1〜約3:1の範囲にすることができ、約1:1〜
約3:1の範囲にするのが好ましい。
【0008】前記のように、フィルムは押出によって形
成される。押出機は所望の厚さを提供するダイを用いる
慣用のものである。フィルムを形成させるために用いる
ことができる様々な押出機の例には、インフィレートフ
ィルム押出ダイ及び空冷環及び連続引取装置によって改
質された一軸スクリュータイプのものがある。代表的な
一軸スクリュータイプの押出機は、その上流端部にホッ
パーを有し且つその下流端部にダイを有するものと記述
することができる。ホッパーは、スクリューを収納した
バレル中に(成形材料を)供給する。下流端部の、スク
リューの端部とダイとの間に、スクリーンパック及びブ
レーカープレートが配置される。押出機のスクリュー部
分は、供給区画、圧縮区画及び計量区画の3つの区画に
分けることができると考えられ、後部加熱帯域から前部
加熱帯域までの複数の加熱帯域があり、これらの複数の
区画及び帯域は上流から下流に向けて配置される。2個
以上バレルを有する場合、これらのバレルは直列に連結
される。それぞれのバレルの長さ対直径の比は約16:
1〜約30:1の範囲である。押出は、約150〜約2
80℃の範囲の温度において行なうことができ、約19
0〜約250℃の範囲の温度において実施するのが好ま
しい。
【0009】押出機中に用いられるブレンドは、慣用の
線状低密度ポリエチレンと直列に連結された2段階反応
器中で製造された現場ブレンドとの混合物であり、この
現場ブレンドは、樹脂と触媒先駆体との混合物を第一の
反応器から第二の反応器へと移送し、この第二の反応器
において別のコポリマーを製造し、これを第一の反応器
からのコポリマーとその場でブレンドすることによって
製造される。
【0010】慣用の線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)は、エチレンと1種以上の3〜12個の炭素原子を
有するα−オレフィン、好ましくは3〜8個の炭素原子
を有するα−オレフィンとのコポリマーであることがで
きる。これらのポリマーは、米国特許第4101445
号、同第4302565号及び同第4508842号の
各明細書に記載された方法によって製造することができ
る。LLDPEは、0.900〜0.940g/cm3
の範囲の密度を有するのが典型的であり、0.915〜
0.925g/cm3 の範囲の密度を有するのが好まし
く、約0.3〜約3g/10分の範囲のメルトインデッ
クス及び約3〜約8の範囲のMw /Mn比を有するのが
典型的である。
【0011】現場ブレンドに関しては、次の通りであ
る。成分(ii)は、直列に連結された2つの反応器のそ
れぞれにおいて重合条件下でエチレン及び少なくとも1
種のα−オレフィンコモノマーをマグネシウム/チタン
系触媒系(即ちマグネシウム/チタンを基とする触媒
系)と接触させることによって現場で製造され、第一の
反応器中で相対的に見て高分子量のポリマーが生成さ
れ、この相対的に高分子量のポリマーは約0.01〜約
30g/10分の範囲のフローインデックス及び0.8
60〜0.940g/cm3 の範囲の密度を有し、第二
の反応器中で相対的に見て低分子量のポリマーが生成さ
れ、この相対的に低分子量のポリマーは約50〜約30
00g/10分の範囲のメルトインデックス及び0.9
00〜0.970g/cm3 の範囲の密度を有し、高分
子量のポリマー対低分子量のポリマーの重量比は約0.
67:1〜約1.5:1の範囲であるのが好ましい。
【0012】より特定的には、それぞれの反応器中で製
造されるコポリマーは、エチレンと1種以上の3〜8個
の炭素原子を有するα−オレフィンコモノマー、好まし
くは1又は2種のα−オレフィンとのコポリマーであ
る。相対的に見て高分子量のコポリマーが製造される反
応器を高分子量反応器と称し、相対的に見て低分子量の
コポリマーが製造される反応器を低分子量反応器と称す
る。α−オレフィンの例には、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン又は1−
オクテンがある。前記のコモノマーはいずれも、どちら
の反応器中で用いてもよい。
【0013】好ましいコモノマーの組合せ(第一の反応
器/第二の反応器)は、1−ヘキセン/1−ブテン、1
−ブテン/1−ブテン、1−ブテン/1−ヘキセン、及
び1−ヘキセン/1−ヘキセンの組合せである。
【0014】現場ブレンドは多モード樹脂、通常は二モ
ード又は三モード樹脂として特徴付けることができると
理解されるだろう。しかし、場合によっては、ブレンド
を構成する2成分は、平均分子量の点で充分に密接であ
り、分子量曲線に識別可能な不連続点がないこともあ
る。
【0015】これらの樹脂の性質は、高分子量成分、即
ち低メルトインデックス成分の割合に強く依存する。段
階分けされた反応器系については、高分子量成分の割合
は、それぞれの反応器における相対的生産速度によって
制御することができる。それぞれの反応器における相対
的生産速度は、コンピューターアプリケーションプログ
ラムを用いて、反応器内の生産速度を監視(熱収支によ
って測定される)し、生産速度、生産速度スプリット及
び触媒生産性要件に適合するように各反応器中のエチレ
ン分圧及び触媒供給速度を操作することによって制御す
ることができる。
【0016】現場ブレンドを製造するために用いること
ができるマグネシウム/チタン系触媒系の例としては、
米国特許第4302565号明細書に記載された触媒系
を挙げることができるが、先駆体は担持されていないの
が好ましい。別の好ましい触媒系は、先駆体がスプレー
乾燥によって形成され、スラリーの形で用いられるもの
である。かかる触媒先駆体は、例えばチタン、マグネシ
ウム及び電子供与体、並びに随意としてのアルミニウム
のハロゲン化物を含有するものである。この先駆体は、
スラリーの形にするために鉱油のような炭化水素媒体中
に導入される。米国特許第5290745号明細書を参
照されたい。
【0017】電子供与体を触媒先駆体中に用いる場合、
この電子供与体は、約0℃〜約200℃の範囲の温度に
おいて液状であり且つマグネシウム化合物及びチタン化
合物が可溶である有機ルイス塩基である。この電子供与
体は、脂肪族若しくは芳香族カルボン酸のアルキルエス
テル、脂肪族ケトン、脂肪族アミン、脂肪族アルコー
ル、アルキル若しくはシクロアルキルエーテル又はそれ
らの混合物であることができ、各電子供与体は2〜20
個の炭素原子を有する。これらの電子供与体の中では、
2〜20個の炭素原子を有するアルキル及びシクロアル
キルエーテル、3〜20個の炭素原子を有するジアルキ
ル、ジアリール及びアルキルアリールケトン、並びに2
〜20個の炭素原子を有するアルキル及びアリールカル
ボン酸のアルキル、アルコキシ及びアルキルアルコキシ
エステルが好ましい。最も好ましい電子供与体はテトラ
ヒドロフランである。好適な電子供与体のその他の例に
は、蟻酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルエー
テル、ジオキサン、ジ−n−プロピルエーテル、ジブチ
ルエーテル、蟻酸エチル、酢酸メチル、アニス酸エチ
ル、エチレンカーボネート、テトラヒドロピラン及びプ
ロピオン酸エチルがある。
【0018】チタン化合物と電子供与体との反応生成物
を提供するために初めに過剰の電子供与体が用いられる
が、反応生成物は最終的にチタン化合物1モル当たりに
電子供与体約1〜約20モルを含有し、チタン化合物1
モル当たりに電子供与体約1〜約10モルを含有するの
が好ましい。
【0019】一般的に任意のチタン系触媒先駆体と共に
用いられる活性剤化合物は、式: AlRabc (ここで、各Xはそれぞれ塩素、臭素、沃素又はOR’
であり、各R及びR’はそれぞれ1〜14個の炭素原子
を有する飽和脂肪族炭化水素基であり、bは0〜1.5
であり、cは0又は1であり、aとbとcとの合計は3
である)を有することができる。好ましい活性剤には、
アルキルアルミニウムモノ−及びジクロリド(ここで、
各アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する)並びにト
リアルキルアルミニウム等が包含される。特に好ましい
活性剤は、ジエチルアルミニウムクロリドとトリ−n−
ヘキシルアルミニウムとの混合物である。電子供与体1
モル当たりに約0.10〜約10モルの活性剤を用いる
ことができ、電子供与体1モル当たりに約0.15〜約
2.5モルの活性剤を用いるのが好ましい。活性剤対チ
タンのモル比は約1:1〜約10:1の範囲にすること
ができ、約2:1〜約5:1の範囲にするのが好まし
い。
【0020】ヒドロカルビルアルミニウム助触媒は、式
3 Al又はR2 AlXによって表わすことができ、こ
こで、各Rはそれぞれアルキル、シクロアルキル、アリ
ール又は水素であり、Rの少なくとも1個はヒドロカル
ビルであり、R基の2個又は3個が結合して複素環構造
を形成してもよい。Rがヒドロカルビル基である場合、
各Rは1〜20個の炭素原子を有することができ、1〜
10個の炭素原子を有するのが好ましい。Xはハロゲ
ン、好ましくは塩素、臭素又は沃素である。ヒドロカル
ビルアルミニウム化合物の例には、トリイソブチルアル
ミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、ジイソブ
チルアルミニウムヒドリド、ジヘキシルアルミニウムヒ
ドリド、ジイソブチルヘキシルアルミニウム、イソブチ
ルジヘキシルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、
トリエチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、
トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアル
ミニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアル
ミニウム、トリドデシルアルミニウム、トリベンジルア
ルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリナフチル
アルミニウム、トリトリルアルミニウム、ジブチルアル
ミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド及び
エチルアルミニウムセスキクロリドがある。これらの助
触媒化合物はまた、活性剤及び変性剤としての働きをす
ることもできる。
【0021】前述のように、担体を用いないことが好ま
しい。しかしながら、先駆体を担持させることが望まれ
る場合には、シリカが好ましい担体である。その他の好
適な担体は、無機酸化物、例えば燐酸アルミニウム、ア
ルミナ、シリカ/アルミナ混合物、トリエチルアルミニ
ウムのような有機アルミニウム化合物で変性したシリ
カ、及びジエチル亜鉛で変性したシリカである。代表的
な担体は、重合に対して本質的に不活性な固体の粒状多
孔質材料である。これは、約10〜約250μ、好まし
くは約30〜約100μの平均粒子寸法、少なくとも2
00m2 /g、好ましくは少なくとも約250m2 /g
の表面積、及び少なくとも約100Å、好ましくは少な
くとも約200Åの細孔寸法を有する乾燥粉体として用
いられる。担体の使用量は、担体1g当たりにチタン約
0.1〜約1.0ミリモルになるような量であるのが一
般的であり、担体1g当たりにチタン約0.4〜約0.
9ミリモルになるような量であるのが好ましい。前述の
触媒先駆体のシリカ担体中への含浸は、先駆体とシリカ
ゲルとを電子供与体溶媒又は他の溶媒中で混合し、次い
で減圧下で溶媒を除去することによって達成することが
できる。担体が望まれない場合には、触媒先駆体を液体
の形で用いることができる。
【0022】活性剤は、重合の前及び(又は)重合の間
に先駆体に添加することができる。1つの操作方法とし
て、重合前に先駆体を充分に活性化させることもでき、
別の操作方法として、重合前に先駆体を部分的に活性化
させ、反応器内で活性化を完了させることもできる。活
性剤の代わりに変性剤を用いる場合には、一般的に、こ
の変性剤をイソペンタンのような有機溶媒中に溶解さ
せ、担体を用いる場合にはこの溶液を担体中に含浸さ
せ、次いでチタン化合物又は錯体を含浸させ、その後に
担持された触媒先駆体を乾燥させる。別法としては、変
性剤溶液をそのまま反応器に直接添加する。変性剤は化
学構造及び機能の点で活性剤と同様である。変形物、変
法等については、例えば米国特許第5106926号明
細書を参照されたい。助触媒は、別個にそのままで又は
イソペンタンのような不活性溶媒中の溶液として、エチ
レン流入開始と同時に重合反応器に添加するのが好まし
い。
【0023】米国特許第5106926号明細書には、
マグネシウム/チタン系触媒系の別の例が与えられてお
り、この触媒系は、(a)式Mgd Ti(OR)ef
(ED)g を有する触媒先駆体{ここで、Rは1〜14
個の炭素原子を有する脂肪族若しくは芳香族炭化水素基
又はCOR’(ここで、R’は1〜14個の炭素原子を
有する脂肪族又は芳香族炭化水素基である)であり、各
OR基は同一であっても異なっていてもよく、Xはそれ
ぞれ塩素、臭素又は沃素であり、EDは電子供与体であ
り、dは0.5〜56であり、eは0、1又は2であ
り、fは2〜116であり、gは1.5d+2であ
る}、(b)式BX3 又はAlR(3-e)e を有する少
なくとも1種の変性剤(ここで、各Rは同一であっても
異なっていてもよく、アルキル又はアリールであり、X
及びeは成分(a)について前記した通りである)(成
分(a)及び(b)は無機担体中に含浸される)並びに
(c)ヒドロカルビルアルミニウム助触媒を含む。
【0024】この先駆体は、チタン化合物、マグネシウ
ム化合物及び電子供与体から調製される。これらの先駆
体を調製するのに有用なチタン化合物は、式: Ti(OR)eh (ここで、R、X及びeは成分(a)について前記した
通りであり、hは1〜4の整数であり、eとhとの合計
は3又は4である)を有する。チタン化合物の例には、
TiCl3 、TiCl4 、Ti(OC252 Br
2 、Ti(OC65 )Cl3 、Ti(OCOCH3
Cl3 及びTi(OCOC65 )Cl3 がある。マグ
ネシウム化合物には、MgCl2 、MgBr2 及びMg
2 のようなマグネシウムハロゲン化物が包含される。
無水MgCl2 が好ましい化合物である。チタン化合物
1モル当たりに約0.5〜56モル、好ましくは約1〜
10モルのマグネシウム化合物を用いる。
【0025】電子供与体、担体及び助触媒は、前記した
ものと同じである。前述のように、変性剤は化学構造の
点でアルミニウム含有活性剤と同様であってよい。この
変性剤は、式BX3 又はAlR(3-e)e(ここで、各
Rはそれぞれ1〜14個の炭素原子を有するアルキルで
あり、各Xはそれぞれ塩素、臭素又は沃素であり、eは
1又は2である)を有する。1種又は2種以上の変性剤
を用いることができる。好ましい変性剤には、アルキル
アルミニウムモノ−及びジクロリド(ここで、各アルキ
ル基は1〜6個の炭素原子を有する)、三塩化硼素並び
にトリアルキルアルミニウムが包含される。電子供与体
1モル当たりに約0.1〜約10モルの変性剤を用いる
ことができ、電子供与体1モル当たりに約0.2〜約
2.5モルの変性剤を用いるのが好ましい。変性剤対チ
タンのモル比は約1:1〜約10:1の範囲にすること
ができ、約2:1〜約5:1の範囲にするのが好まし
い。
【0026】先駆体又は活性化された先駆体及び助触媒
を含む全体的な触媒系が第一の反応器に添加される。触
媒が第一の反応器中で製造されたコポリマーと混合さ
れ、この混合物が第二の反応器に移送される。触媒関係
では、助触媒のみが外部源から第二の反応器に添加され
る。
【0027】各反応器中での重合は、連続流動化法を用
いて気相中で実施するのが好ましい。典型的な流動床反
応器は、米国特許第4482687号明細書に記載され
ているものである。
【0028】第一の反応器中で相対的に低メルトインデ
ックス(即ち高分子量)のコポリマーが製造され、第二
の反応器中で相対的に高メルトインデックス(即ち低分
子量)のコポリマーが製造されるのが好ましい。これは
フォワードモードと称することができる。別法として、
第一の反応器中で相対的に低分子量のコポリマーを製造
し、第二の反応器中で相対的に高分子量のコポリマーを
製造することもできる。これはリバースモードと称する
ことができる。
【0029】最終生成物の一部のみが第一の反応器中で
作られるので、この第一の反応器は第二の反応器よりも
寸法が小さいのが一般的である。ポリマーと活性触媒と
の混合物は通常、窒素又は第二の反応器再循環気体を移
送用媒体として用いて相互連結用装置によって第一の反
応器から第二の反応器に移送される。
【0030】高分子量反応器においては、値が低いため
に、メルトインデックスの代わりにフローインデックス
を測定し、その値をこの検査規定に用いる。フローイン
デックスは約0.01〜約30g/10分の範囲である
ことができ、約0.2〜約6g/10分の範囲であるの
が好ましい。このポリマーの分子量は、約400000
〜約480000の範囲であるのが一般的である。コポ
リマーの密度は少なくとも0.860g/cm3 である
ことができ、0.900〜0.940g/cm3 の範囲
であるのが好ましい。ポリマーのメルトフロー比は約2
0〜約70の範囲であることができ、約22〜約45で
あるのが好ましい。
【0031】メルトインデックスは、ASTM法D−1
238、条件Eの下で決定される。これは190℃で、
2.16kgにおいて測定され、g/10分の単位で報
告される。フローインデックスはASTM法D−123
8、条件Fの下で決定される。これは190℃で、メル
トインデックスの測定において用いられる重量の10倍
の重量で測定され、g/10分の単位で報告される。メ
ルトフロー比はフローインデックス対メルトインデック
スの比である。
【0032】低分子量反応器においては、相対的に高メ
ルトインデックス(即ち低分子量)のコポリマーが製造
される。高メルトインデックスは約50〜約3000g
/10分の範囲であることができ、約100〜約150
0g/10分の範囲であるのが好ましい。この高メルト
インデックスコポリマーの分子量は、約14000〜約
30000の範囲であるのが一般的である。この反応器
内で製造されるコポリマーの密度は少なくとも0.90
0g/cm3 であることができ、0.905〜0.97
0g/cm3 の範囲であるのが好ましい。このコポリマ
ーのメルトフロー比は約20〜約70の範囲であること
ができ、約20〜約45の範囲であるのが好ましい。
【0033】第二の反応器から取り出されるブレンド又
は最終生成物は、約40〜約150g/10分の範囲の
フローインデックスを有することができ、約45〜約1
45g/10分の範囲のフローインデックスを有するの
が好ましい。メルトフロー比は約50〜約150の範囲
であることができる。最終生成物の分子量は、約900
00〜約250000の範囲であるのが一般的である。
ブレンドの密度は少なくとも0.908g/cm3 であ
ることができ、0.910〜0.930g/cm3 の範
囲であるのが好ましい。
【0034】広い分子量分布は、約8〜約22のMw
n 比、好ましくは約9〜約20のMw /Mn 比に反映
される。Mw は重量平均分子量であり、Mn は数平均分
子量であり、Mw /Mn 比は多分散性指数と称すること
もでき、これは分子量分布の幅の尺度である。
【0035】マグネシウム/チタン系触媒系、エチレ
ン、α−オレフィン及び水素を第一の反応器に連続的に
供給し、ポリマー/触媒混合物を第一の反応器から第二
の反応器に連続的に移送し、エチレン、α−オレフィン
及び水素並びに助触媒を第二の反応器に連続的に供給す
る。第二の反応器から最終生成物が連続的に取り出され
る。
【0036】フローインデックスに反映されるような低
メルトインデックス反応器においては、α−オレフィン
対エチレンのモル比は約0.05:1〜約0.4:1の
範囲にすることができ、約0.09:1〜約0.26:
1の範囲にするのが好ましい。水素を用いる場合、水素
対エチレンのモル比は約0.0001:1〜約0.3:
1の範囲にすることができ、約0.001:1〜約0.
18:1の範囲にするのが好ましい。操作温度は約60
℃〜約100℃の範囲にするのが一般的である。好まし
い操作温度は望まれる密度に応じて変化し、即ち、より
低い密度が望まれる場合にはより低い操作温度、より高
い密度が望まれる場合にはより高い操作温度にする。
【0037】高メルトインデックス反応器においては、
α−オレフィン対エチレンのモル比は約0.1:1〜約
0.6:1の範囲にすることができ、約0.2:1〜約
0.45:1の範囲にするのが好ましい。水素対エチレ
ンのモル比は約1:1〜約3:1の範囲にすることがで
き、約1.6:1〜約2.2:1の範囲にするのが好ま
しい。操作温度は約70℃〜約110℃の範囲にするの
が一般的である。前述のように、この温度は望まれる密
度に応じて変えるのが好ましい。
【0038】圧力は第一の反応器と第二の反応器とで同
じにするのが一般的である。圧力は約14.1〜約3
1.6Kg/cm2 (約200〜約450psi)の範
囲にすることができ、約19.7〜約24.6Kg/c
2 (約280〜約350psig)の範囲にするのが
好ましい。
【0039】代表的な流動床反応器は、次のように説明
することができる。この床は通常、反応器内で製造され
るべき樹脂と同じ樹脂の粒状樹脂から作られる。従っ
て、重合が進行している間、この床は、形成されたポリ
マー粒子、成長しているポリマー粒子及び重合によって
流動化される触媒粒子、並びに、粒子を分離させて流体
としての働きをさせるのに充分な流量又は速度で導入さ
れる変性用気体成分を含む。流動化用気体は、初期供給
物、補給(make up) 供給物及び循環(再循環)気体、即
ちコモノマー、並びに所望に応じて変性剤及び(又は)
不活性キャリヤーガスから成る。
【0040】反応装置の必須部品は、容器、床、気体分
配板、入口及び出口管、圧縮機、循環気体冷却器並びに
生成物排出システムである。容器中には、床の上方に速
度低下帯域があり、床中に反応帯域がある。これらは共
に気体分配板の上方にある。
【0041】ブレンド中に導入することができる慣用の
添加剤の例としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、顔料、染料、成核剤、充填剤、スリップ剤、難
燃剤、可塑剤、加工助剤、滑剤、安定剤、煤煙防止剤、
粘度調節剤、架橋剤、触媒、ブースター、粘着付与剤及
び粘着防止剤が挙げられる。充填剤を除いて、これら添
加剤は、ポリマーブレンド100重量部当たりにそれぞ
れ約0.1〜約10重量部の量でブレンド中に存在させ
ることができる。充填剤は、ブレンド100重量部当た
りに200重量部まで又はそれ以上の量で添加すること
ができる。
【0042】代表的な現場ブレンドの製造方法、現場ブ
レンドとLLDPEとのブレンド方法及び現場ブレンド
/LLDPE混合物の押出方法は、次の通りである。
【0043】好ましい触媒系は、先駆体が噴霧乾燥によ
って形成され、スラリーの形で用いられるものである。
かかる触媒先駆体は、例えば、チタン、マグネシウム、
電子供与体及びハロゲン化アルミニウムを含有する。次
いでこの先駆体を鉱油のような炭化水素媒体中に導入し
て、スラリーの形にする。触媒組成物及びその製造方法
については、米国特許第5290745号明細書を参照
されたい。
【0044】現場ポリエチレンブレンドは、次の代表的
な手順を用いて製造することができる。
【0045】エチレンを1−ヘキセン及び1−ブテンと
共重合する。重合の際に、各反応器にトリメチルアルミ
ニウム(TMA)助触媒を添加する。各反応器内の圧力
は約21Kg/cm2 (300psia)にする。平衡
に達するまでそれぞれの重合を連続的に実施する。
【0046】第一の反応器において、エチレン、1−ヘ
キセン及び水素と共にポリエチレン粒子の流動床に前記
の触媒先駆体及び助触媒のTMAを連続的に供給するこ
とによって、重合が開始される。TMAは、最初にイソ
ペンタン中に溶解させる(TMA5重量%)。得られた
活性触媒と混合されたコポリマーを第一の反応器から取
り出し、窒素を移送用媒体として用いて第二の反応器に
移送する。第二の反応器にもポリエチレン粒子の流動床
を含有させる。この第二の反応器にエチレン、1−ブテ
ン及び水素を導入して、これらを第一の反応器からのコ
ポリマー及び触媒と接触させる。また、追加の助触媒も
導入する。製造されるブレンドを連続的に取り出す。
【0047】この現場ブレンドを、慣用のミキサー中で
(i)0.918g/cm3 の密度及び1g/10分の
メルトインデックスを有する1−ブテンLLDPE又は
(ii)0.918g/cm3 の密度及び1g/10分の
メルトインデックスを有する1−ヘキセンLLDPEと
40/60、30/70及び20/80(現場ブレンド
/LLDPE)の重量比で混合し、ダイ円周1cm当た
りに毎時約2.5、約1.8、約1.1、約0.71及
び約0.54kg(ダイ円周1インチ当たりに毎時1
4、10、6、4及び3ポンド)のダイ速度並びに約
0.91mm(0.036インチ)のダイギャップにお
いて押出する。
【0048】様々な比及び前記のダイギャップにおける
現場ブレンド/LLDPE混合物を、約0.91mm
(0.036)インチのダイギャップ、約15cm(6
インチ)のダイ及び24:1のL/D比を有する約8.
9cm(3.5インチ)のGloucester(登録商標)イン
フレート押出機を用いて押出する。押出機は、ダイ円周
1cm当たりに毎時0.54〜2.5kg(ダイ円周1
インチ当たりに毎時3〜14ポンド)のダイ速度、約2
13℃(415°F)の溶融温度及び3:1のブローア
ップ比(膨張比)において操作する。1ミルのフィルム
が製造される。
【0049】密度は、ASTM法D−1928、手順C
に従ってプラックを製造し、次いでASTM法D−15
05によるように試験することによって測定される。メ
ルトフロー比は、フローインデックス対メルトインデッ
クスの比である。分子量分布は、Waters(登録商標)15
0Cを用い、140℃において、溶媒としてトリクロルベ
ンゼンを用い、サイズ排除クロマトグラフィーによっ
て、広い分子量分布の標準物質及び広い分子量分布検量
線法を用いて決定される。ダイ速度は、ダイ円周1cm
当たりの毎時のkg(ダイ円周1インチ当たりの毎時の
ポンド)として規定される。ブローアップ比は、バブル
直径対ダイ直径の比である。
【0050】溶融破壊は、フィルムを視覚的に検査する
ことによって決定される。各フィルムに1〜9の値が与
えられ、ここで、以下に示すように、値1は溶融破壊が
最悪の場合であり、値9は溶融破壊を本質的に示さない
ということである。 1=ひどく粗悪 2=粗悪 3=甚しいシャークスキン 4=ひどいシャークスキン 5=シャークスキン 6=粗い表面 7=僅かに粗い表面 8=小さい不完全性、しかし許容できる 9=本質的に溶融破壊なし。
【0051】40/60フィルムは、本質的に何ら溶融
破壊を示さない(9);30/70フィルムは小さい不
完全性を示すが、許容できる(8);20/80フィル
ムは(3)〜(7)の範囲の値を示し、許容できない。
本質的にLLDPEから成るフィルムは、(1)及び
(2)の値を示し、非常に低いダイ速度、例えばダイ円
周1cm当たりに毎時0.54又は0.71kg(ダイ
円周1インチ当たりに毎時3又は4ポンド)のダイ速度
においてさえ、重度の溶融破壊を示す。
【0052】本発明のフィルムの主な利点は、本質的に
溶融破壊がないということである。別の利点は、押出頭
部圧力が低いために容易に押出できるということであ
る。
【0053】本明細書において言及した特許明細書は、
参考用として本明細書に取り入れられる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに例示す
る。
【0055】実施例において用いた現場ブレンドの製造
方法は、リバースモード、即ち第一の反応器において低
分子量コポリマーを製造し、活性触媒と共に第二の反応
器に移送し、第二の反応器中で製造される高分子量コポ
リマーとその場でブレンドするという態様で実施する。
【0056】触媒先駆体をスプレー乾燥によって形成さ
せ、スラリーの形で用いる。これは、チタン、マグネシ
ウム、ハロゲン化アルミニウム及び電子供与体を含有
し、シリカの表面に結合される。この先駆体を次いで鉱
油のような炭化水素媒体中に導入して、スラリーの形に
する。米国特許第5290745号明細書を参照された
い。この例において用いられる触媒先駆体及びその製造
方法は、米国特許第5290745号明細書の例1と同
じ組成物及び製造方法である。ここに記載されたものの
ような低密度操作については、還元された触媒先駆体を
用いる。典型的には、ジエチルアルミニウムクロリド
(DEAC)対テトラヒドロフラン(THF)のモル比
は0.45であり、トリ−n−ヘキシルアルミニウム対
テトラヒドロフランのモル比は0.20である。ジエチ
ルアルミニウムクロリド及びトリ−n−ヘキシルアルミ
ニウム(TnHAl)の添加は、還元された触媒を製造
するためにジエチルアルミニウムクロリド及びトリ−n
−ヘキシルアルミニウムを触媒と同時に反応器に供給す
るインライン還元システムによって達成される。
【0057】2つの流動床反応器のそれぞれの中でエチ
レンとコモノマーとを共重合させる。平衡に達した後
に、それぞれの重合を連続的に続ける。
【0058】第一の反応器において、ポリエチレン粒子
の流動床に前記の触媒先駆体及び助触媒のトリメチルア
ルミニウム(TMA)をエチレン、コモノマー及び水素
と一緒に連続的に供給することによって、重合が開始さ
れる。助触媒は初めにイソペンタン中に溶解させる(助
触媒5重量%)。また、助触媒は、それより高い濃度の
溶液状で用いてもよく、生で用いてもよい。得られた活
性触媒と混合されたコポリマーを第一の反応器から取り
出し、窒素又は第二の反応器の循環気体を移送用媒体と
して用いて第二の反応器に移送する。第二の反応器にも
ポリエチレン粒子の流動床を含有させる。この第二の反
応器に再びエチレン、コモノマー及び水素を導入して、
そこでこれらの気体を第一の反応器からのコポリマー及
び触媒と接触させる。また、追加の助触媒も導入する。
製造されるブレンドを連続的に取り出す。この現場ブレ
ンドを樹脂Aと称する。
【0059】樹脂Aに樹脂B又は樹脂Cをそれぞれブレ
ンドする。樹脂Bは線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)である。これは慣用の低圧法によって製造されたエ
チレンと1−ブテンとのコポリマーである。樹脂Bは1
g/10分のメルトインデックス、26g/10分のフ
ローインデックス、26のメルトフロー比及び0.92
0g/cm3 の密度を有する。樹脂CもまたLLDPE
である。これは慣用の低圧法によって製造されたエチレ
ンと1−ヘキセンとのコポリマーである。樹脂Cは0.
9g/10分のメルトインデックス、23g/10分の
フローインデックス、25.6のメルトフロー比及び
0.920g/cm3 の密度を有する。
【0060】第I表中の樹脂Aについての重合条件に加
えて、樹脂A、B及びC並びに樹脂AとB又は樹脂Aと
Cとのブレンドの樹脂特性、フィルム押出条件並びにフ
ィルム特性を第II〜V表に与える。
【0061】ブレンドを押出してフィルムにするための
装置は、DSBIIスクリュー、150mm(6インチ)
のダイ及び0.9mm(35ミル)のダイギャップを有
する90mm(3.5インチ)のGloucester(登録商
標)押出機である。スクリューの毎分の回転数(rp
m)は、第II表においては35、第IV表においては3
6、第III 及びV表においては可変的にする。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【0066】
【表13】
【0067】実施例に対する注意: 1.MI=メルトインデックス 2.HLMI=フローインデックス 3.MFR=メルトフロー比 4.バブル安定性は、ラインの速度によって決定され
る。速度(破損前)が速いほどバブル安定性が良好であ
る。 5.ブローアップ比は、ダイ直径対バブル直径の比であ
る。バブル直径は、次のように決定される: 2×layflat /π layflatは、平らにされたバブルの幅を意味する。 6.フィルム厚さは、フィルムの厚みである。その値は
ミル又はμによって与えられる。 7.落槍とは落槍衝撃強さであり、ASTM法D−17
09、方法A及びBの下で測定される。これはgで与え
られる。 8.エルメンドルフ引裂強さは、ASTM法D−199
2の下で測定される。これはg/ミルで与えられる。 9.MDは縦方向である。 10.TDは横方向である。 11.引張強さは、ASTM法D−882に従って測定
される。 12.伸びは、ASTM法D−882に従って測定され
る。 13.割線モジュラスは、ASTM法D−882に従っ
て測定される。 14.破壊抵抗:この試験は、75mmの直径及び10
0mmの長さを有し、両末端が開放された金属筒状体を
用いて実施される。一方の開放末端を試料フィルムで覆
い、このフィルムを、筒状体のこの端部を取り囲む金属
バンドによってぴんと張られたままに保つ(太鼓と同
様)。この筒状体を、フィルムで覆われた端部を上方に
して垂直に置く。次いでこのフィルムに釘様の棒(直径
5mm、長さ150mm)の尖った点を押しつけ、働い
た力をgとして測定する。 15.STY(lb/時間/ft3 )は、流動床1立方
フィート当たりに製造されるポリマーの毎時のポンド数
と規定される空間時間収率である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 23:00 B29K 23:00 B29L 7:00 B29L 7:00 (72)発明者 ウィリアム・ジェイムズ・ミッチー・ジ ュニア アメリカ合衆国ニュージャージー州ラリ タン、オーバト・ドライブ14 (56)参考文献 特開 昭63−57446(JP,A) 特開 昭58−8712(JP,A) 特開 昭57−21409(JP,A) 米国特許5210142(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/18 B29C 47/00 B29D 7/01 C08F 297/08 C08L 23/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)0.3〜3g/10分のメルトイ
    ンデックス及び0.900〜0.940g/cm3の範
    囲の密度を有する線状低密度ポリエチレンと、 (ii)エチレンと1種以上の3〜8個の炭素原子を有す
    るα−オレフィンとの複数のコポリマーの現場ブレンド
    から成り、40〜150g/10分の範囲のフローイン
    デックス、50〜150の範囲のメルトフロー比、8〜
    22の範囲のMw/Mn比及び0.908〜0.930g
    /cm3の範囲の密度を有する多モード樹脂との、成分(i)対成分(ii)の重量比が1:1〜3:1の範
    囲にあるブレンドを0.5〜6ミルの範囲の厚さに押出
    することによって製造されたフィルム であって、 成分(ii)が、エチレン及び1種以上のα−オレフィン
    とマグネシウム/チタン系触媒系とを直列に連結された
    2つの反応器のそれぞれの中で重合条件下で接触させる
    ことによってその場で製造されたものであり、ここで、
    一方の反応器中で生成される相対的に高分子量のポリマ
    ーが0.2〜6g/10分の範囲のフローインデックス
    及び0.900〜0.940g/cm3の範囲の密度を
    有し、もう一方の反応器中で生成される相対的に低分子
    量のポリマーが100〜1500g/10分の範囲のメ
    ルトインデックス及び0.905〜0.970g/cm
    3の範囲の密度を有し、 高分子量のポリマー対低分子量のポリマーの重量比が
    0.67:1〜1.5:1の範囲である、 前記フィルム。
  2. 【請求項2】 成分(ii)が、 (i)高分子量ポリマーが製造される反応器において、
    α−オレフィン対エチレンのモル比が0.05:1〜
    0.4:1の範囲にあり且つ用いた場合の水素対エチレ
    ンのモル比が0.0001:1〜3:1の範囲にあり、
    そして (ii)低分子量ポリマーが製造される反応器において、
    α−オレフィン対エチレンのモル比が0.1:1〜0.
    6:1の範囲にあり且つ水素対エチレンのモル比が1:
    1〜2.5:1の範囲にあるという条件下で製造され
    た、請求項1記載のフィルム。
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