JPH10279163A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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JPH10279163A
JPH10279163A JP9091120A JP9112097A JPH10279163A JP H10279163 A JPH10279163 A JP H10279163A JP 9091120 A JP9091120 A JP 9091120A JP 9112097 A JP9112097 A JP 9112097A JP H10279163 A JPH10279163 A JP H10279163A
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sheet
sheet bundle
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stacking
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折りが不十分なシート束を確実に積載トレイ
上に積載することができるシート処理装置及びこれを備
えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 排出口200の上端部に中央部に凸部3
5cを備えたシート束押え手段35を回動自在に設け、
シート束積載部32に積載されたシート束Sbの量が少
ない時にはシート束押え手段35の下端により、積載シ
ート束Sbの量が多くなった時にはシート束押え手段3
5の凸部35cにより積載シート束Sbの排出口側端部
をそれぞれ押えることにより、折りが不十分なシート束
Sbをシート束積載部32上で開かないように積載する
ようにする。さらに、排出口200にシート積載補助手
段36を回転可能に設け、このシート積載補助手段36
にて排出されたシート束Sbの排出口側端部をシート束
積載部側に押し下げることにより、折りが不十分なシー
ト束Sbをシート束積載部32上に積載するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート処理装置及
びこれを備えた画像形成装置、詳細には例えば、複写
機、印刷機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置か
ら画像形成後に排出される複写用紙等のシート部材を順
次装置内に取り込み、シートの略中央付近の綴じ、折り
を行い、積載部に排出、積載するシート中綴じ製本装置
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート処理装置の一例として、画
像形成されたシート束を綴じた後、シート束を折り、こ
の折られたシート束を排出口から排出口の下方に配され
たシート束積載部に向けて排出するようにしたものがあ
る。図17は、このような構成のシート処理装置を示す
ものであり、同図に示すシート処理装置200は、搬送
ローラ17,22及びシートストッパ23、シート整合
手段24、シート綴じ装置18、突き出し板25、折り
ローラ26,27、排紙ローラ30、シート束積載部で
ある積載トレイ32により構成されている。
【0003】ここで、この従来のシート処理装置200
において、不図示の画像形成装置から排出され、装置2
00内に搬送されたシートは搬送ローラ17に挟持され
た後、シート綴じ装置18の近傍を通り、搬送ローラ2
2に受け渡され、第1積載位置で待機しているシートス
トッパ23へ先端が到達するまで搬送され、この後シー
ト整合手段24により端部が揃えられ整合が行われる。
【0004】そして、複写数枚のシートに対して同様の
動作が繰り返され、第1積載位置に複数枚のシートが積
載され、この後積載されたシートはシート綴じ装置18
により束綴じされる。この後、シートストッパ23は第
2積載位置まで移動し、そこで、綴じられたシート束は
突き出し板25により突かれることによって折りローラ
26、27に突入し、2つ折りにされて、排紙ローラ3
0により積載トレイ32に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置にお
いて、多数枚のシート束を折った時、コシの強いシート
束を折った時などで折りが不十分な場合、2つ折りされ
たシート束が積載トレイ上で開いてしまい、積載トレイ
から落ちてしまったり、既積載束が排出口をふさぎ、シ
ート束が正しく積載トレイ上に束が積載されない積載不
良が発生するという不具合があった。
【0006】そこで、従来はシート押えのアームを用い
て積載束の端部を押え、シート束が開かないようにして
積載させるようにしたものがあるが、このアームは、シ
ート束を排出する際の負荷になりやすく排出束の後端が
排出ローラ近傍に残ってしまい、次の束の排出を妨げる
という問題点があった。
【0007】さらに、図18(a)に示すようにこのア
ーム50が長い場合、少数部のシート束Sbを押えるこ
とは可能であるが、シート束Sの積載高さが高くなった
時、図18(b)に示すようにシート束Sbの端部を押
えきれなくなってしまい、この端部が次のシート束の排
出の妨害となるという問題点があった。
【0008】またさらに、コシの弱いシートが少数枚の
束で排出された場合、図19に示すようにシート束Sb
がアーム50を押し上げることができず、またアーム5
0の下に潜り込むこともできないため、アーム50の先
端部と排紙ローラ30との間で腕曲してしまうという問
題点もある。
【0009】一方、アーム50が短い場合、図20
(a)のように積載高さが高くなったシート束Sbの端
部は押えることができるが、図20(b)のように積載
高さが低いシート束Sbや小さなサイズシート束Sbは
押えることができないという問題点があった。
【0010】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を解決するためになされたものであり、シートサイズ、
折り枚数、積載部数に関係なく、折りが不十分なシート
束を確実に積載トレイ上に積載することができるシート
処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成され
たシート束を綴じた後、前記シート束を折り、該折られ
たシート束を排出口から該排出口の下方に配されたシー
ト束積載部に向けて排出するようにしたシート処理装置
において、前記排出口に設けられ、前記折られたシート
束をシート束積載部に排出する排出手段と、前記排出口
の上部に端部が軸支されると共に、中央部に凸部を備
え、前記シート束積載部に積載されたシート束の量が少
ない時には下端により、積載シート束の量が多くなった
時には前記凸部により該積載シート束の排出口側端部を
押えるようにした回動自在なシート束押え手段と、前記
排出口に設けられ、前記排出手段により排出された前記
シート束の排出口側端部を前記シート束積載部側に押し
下げる回転可能なシート積載補助手段と、を備えたこと
を特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記シート束押え手段の下
端に回転自在なコロ部材を取り付けたことを特徴とする
ものである。
【0013】また本発明は、前記シート束押え手段の凸
部を回転自在なコロ部材により形成することを特徴とす
るものである。
【0014】また本発明は、前記シート束押え手段を、
前記シート束積載部に当接しない長さとしたことを特徴
とするものである。
【0015】また本発明は、前記シート積載補助手段を
棒状の弾性部材にて形成すると共に、前記排出手段と同
時に前記シート束の後端を前記シート束積載部側に押し
下げる方向に回転させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0016】また本発明は、シートに画像を形成する画
像形成部と、前記画像形成されたシートを処理するシー
ト処理装置と、を有する画像形成装置において、前記シ
ート処理装置は、前記請求項1乃至5のいずれかに記載
のシート処理装置であることを特徴とするものである。
【0017】また本発明のように、排出口の上端部に上
端が軸支されると共に中央部に凸部を備えたシート束押
え手段を回動自在に設け、シート束積載部に積載された
シート束の量が少ない時にはシート束押え手段の下端に
より、積載シート束の量が多くなった時にはシート束押
え手段の凸部により積載シート束の排出口側端部を押え
ることにより、折りが不十分なシート束をシート束積載
部上で開かないように積載することができるようにす
る。さらに、排出口にシート積載補助手段を回転可能に
設け、このシート積載補助手段にて排出手段により排出
されたシート束の排出口側端部をシート束積載部側に押
し下げることにより、折りが不十分なシート束をシート
束積載部上に積載することができるようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係るシート処理装
置を備えた画像形成装置の一例である複写機の縦断正面
図である。
【0020】同図において、2はシート中綴じ製本装置
を有するシート処理装置、900はこのシート処理装置
2を備えた複写機本体であり、この複写機本体900に
は、原稿載置台としてのプラテンガラス906、光源9
07、レンズ系908、給紙部909、画像形成部90
2、制御装置150等が備えられている。
【0021】ここで、給紙部909は、記録用のシート
Sを収納して複写機本体900に着脱自在なカセット9
10,911及びペディスタル912に配置されたデッ
キ913を有している。また、画像形成部902には、
円筒状の感光ドラム914と、その回りの現像器91
5、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ
918、一次帯電器919等がそれぞれ備えられてい
る。さらに、画像形成部902の下流側には、搬送装置
920、定着装置904、排出ローラ対905等が配設
されている。
【0022】次に、この複写機本体900の動作を説明
する。
【0023】複写機本体900は、制御装置150から
給紙信号が出力されると、カセット910,911また
はデッキ913からのシート給送動作を開始する一方、
原稿載置台906に載置されている原稿Dに光源907
から光を当て、この原稿Dからの反射した光を、レンズ
系908を介して感光ドラム914に照射する。ここ
で、この感光ドラム914は、あらかじめ一次帯電器9
19により帯電されており、光が照射されることによっ
て静電潜像が形成され、次いで現像器915により静電
潜像を現像してトナー像が形成される。
【0024】一方、給紙部909から給送されたシート
Sは、レジストローラ901で斜行が補正され、さらに
タイミングが合わされて画像形成部902へ送られる。
そして、画像形成部902では感光ドラム914のトナ
ー像が、送られてきたシートSに転写用帯電器916に
よって転写され、このトナー像が転写されたシートS
は、分離帯電器917によって転写用帯電器916と逆
極性に帯電され、感光ドラム914から分離される。
【0025】この後、この分離されたシートSは、搬送
装置920により定着装置904に搬送され、定着装置
904によりシートSに転写画像が永久定着される。な
お、この画像が定着されたシートSは、排出ローラ対9
05により複写機本体900からシート処理装置2に向
けて排出される。
【0026】ところで、シート処理装置2は、図2に示
すように入り口フラッパ3を備えており、この入り口フ
ラッパ3は、図3に示すように入口ソレノイド3dに係
合しており、入口ソレノイド3dの電源ON、OFFに
よる作動によって製本モード/スタックモードの切換え
を行っている。
【0027】一方、図2において、4は排紙ガイドであ
り、この排紙ガイド4の下流にはスタッカ排出ローラ5
とスタッカ排出コロ6とが配置されている。7はスタッ
カトレイであり、スタッカ排出ローラ5から排出された
シートを積載するものである。そして、シート処理の
際、スタックモードが選択された時、画像形成装置90
0により画像が形成され、排出されたシートはフラッパ
3により排紙ガイド4に導かれ、スタッカ排出ローラ5
及びスタッカ排出コロ6によりスタッカトレイ7上に排
出され、積載されるようになっている。
【0028】また、図2において、11,12はガイ
ド、13は第1の搬送ローラであり、この第1の搬送ロ
ーラ13の対向面には搬送ローラ13に押圧されている
搬送コロ14が配置されている。15,16は上部及び
下部切換フラッパであり、これら上部及び下部切換フラ
ッパ15,16には、図3に示すように上部及び下部切
換ソレノイド15d,16dが係合しており、これら上
部及び下部切換ソレノイド15d,16dを電気的信号
でON、OFFすることにより、上部及び下部切換フラ
ッパ15,16は図2に示す1点鎖線と実線の2つの位
置を取るように構成されている。
【0029】また、図2において、17a、22aは、
第2及び第3の搬送ローラであり、これら第2及び第3
の搬送ローラ17a,22aの対向面には、シートを搬
送ローラ17a,22aに当接させる弾性部材17d,
22dが配設されている。なお、これら弾性部材17
d,22dは弾性ローラ17a、22aに弾性的に付勢
された状態で当接している。
【0030】ここで、これら第2及び第3の搬送ローラ
17a,22aは、第1の搬送ローラ13により送られ
て来るシートを受けて、さらに搬送し、シート先端が先
端ストッパ23に達したことが、後述するセンサ33に
よって検知されると停止するようになっている。
【0031】18は、後で説明するステイプラユニット
であり、シート束を針綴じするものである。20,21
はステイプラユニット18の下流側に配置されたガイド
である。24a,24bは、幅よせ部材(整合手段)で
あって、シートを両サイドから押えてシートを整合する
ためのものである。
【0032】また、23は先端ストッパ(位置決め手
段)であり、ガイド20,21間に進入してきたシート
束の先端を受ける部材である。ここで、この先端ストッ
パ23は、ガイド20,21に沿って矢印A方向に移動
してシートの、ステイプラユニット18で針打ちすると
きの位置決めと、後述する折りの位置決めを行う位置に
移動するように構成されている。なお、この先端ストッ
パ23には、シート束先端を検知する先端ストッパセン
サ33が配設されている。
【0033】25は突き出しユニットであり、折りを行
う前はガイド12,21に沿って先端ストッパ23に向
かうシートに触れることのないようガイド12,21よ
り離れた退避位置に移動している。26,27は圧接し
ている一対の折り手段である折りローラ、28は排出ガ
イドである。ここで、この排出ガイド28は、折りロー
ラ26,27から排出されるシート束を排出手段を形成
する排出ローラ30、排出コロ31のニップ間に案内す
るためのものである。
【0034】29は排出センサであり、折りローラ2
6,27により、折られながら搬送されるシート束の先
端、後端を検知するものである。32は積載トレイであ
り、排出ローラ30、排出コロ31により排出されたシ
ート束を略水平方向の積載面に積載するようになってい
る。
【0035】次に、入口フラッパ3、切り換えフラッパ
15、16、搬送ローラ13、17a、22aの駆動に
ついて説明する。
【0036】[入口フラッパ駆動機構]入口フラッパ3
は、図3に示すように中心軸3aを中心に揺動可能に構
成されているが、この中心軸3aの一端にはリンク3b
が固着されている。なお、このリンク3bにはバネ3c
が係合して、一方向に入口フラッパ3を付勢している。
また、3dは入口ソレノイドであってリンク3bの一端
に係合している。そして、入口ソレノイド3dの電源を
ONすると、鉄芯を吸引してフラッパ3が上部にはねあ
がって製本モードに切り換わる。また、電源OFFの時
はスタックモードになり、ガイド4方向(図2参照)に
シート束を案内する。
【0037】[搬送ローラ駆動機構]図2に示す第1の
搬送ローラ13の中心軸13a、第2の搬送ローラ17
aの中心軸17b及び第3の搬送ローラ22aの中心軸
22bには、図3に示すように搬送ローラプーリ13
b,17c,22cが固着されている。そして、第1及
び第2の搬送ローラ13,17aの搬送ローラプーリ1
3b,17cと、搬送モータ51の出力軸に固着されて
いる搬送モータプーリ52の外周には、タイミングベル
ト53が巻回されており、さらに第2及び第3の搬送ロ
ーラ17a,22aの搬送ローラプーリ17c,22c
間には、タイミングベルト54が巻回されている。
【0038】そして、このように構成することにより、
搬送モータ51の回転は、搬送モータプーリ52からタ
イミングベルト53に伝達され、搬送ローラプーリ13
b,17cを回転させ、さらにタイミングベルト54を
介して、搬送ローラプーリ22cを回転させることによ
り、搬送ローラ13,17a,22aを回転させる。こ
のように搬送ローラプーリ17c,22cが同期して回
転するため、搬送ローラ17a,22aも同期して回転
する。
【0039】[切換フラッパ駆動機構]図3に示す上部
及び下部切換フラッパ15,16の回転中心軸15a,
16a上には、フラッパリンク15b,16bが固着さ
れており、これらフラッパリンク15b,16bの一端
は上部及び下部切換ソレノイド15d,16dに係合し
ている。また、フラッパリンク15b,16bの他端に
は、ばね15c,16cが係合しており、上部及び下部
切換フラッパ15,16を図示する位置に保持してい
る。そして、上部及び下部切換フラッパ15,16の電
源をONすると、上部及び下部切換ソレノイド15d,
16dの鉄芯を吸引して上部及び下部切換フラッパ1
5,16を、図2の1点鎖線の位置に保持する。
【0040】ここで、この上部及び下部切換えフラッパ
15,16は、本シート後処理装置2で処理される紙サ
イズによって切換えられ、本装置内で積載整合されてい
るシート束が重ねられる順序が常に一定になるよう、つ
まり、後から積載される紙は常に束の左上方に重なるよ
うになっている。
【0041】次に、幅よせ機構について説明する。
【0042】幅よせ部材24a,24bは、図4に示す
ようにシート束の搬送方向と平行でシート束両サイドに
垂直な壁面24a’,24b’を有し、中央部にはラッ
ク部24c’が形成されている。ここで、この互いのラ
ック24c’には、ピニオンギヤ24cが係合してい
る。24dはステッピングモータで構成されたる幅よせ
モータであって、その出力軸上には、ピニオンギヤ24
cが固着している。
【0043】なお、24eはフォトインタラプタで構成
された幅よせホームセンサであり、この幅よせホームセ
ンサ24eは、幅よせ部材24a,24bが整合しうる
最大シート束の幅よりも所定量外側に待避した時に、幅
よせ部材24aの一部に形成された図示しないフラグを
検知する位置に配置されている。そして、この幅よせ部
材24a,24bは、幅寄せモータ24dにより駆動さ
れて、ストッパ23に搬入されたシートを整合するよう
になっている。
【0044】次に、ストッパ23の駆動機構について説
明する。
【0045】図2に示すようにガイド20,21間に進
入してきた紙の先端を受け止めるストッパ23には、コ
ロ23aが回転自在に取り付けられており、フレーム8
に構成された溝部をスライドするようになっている。ま
た、このストッパ23の両端にはラック23eが構成さ
れており、このラック23eはそれぞれ図4に示すピニ
オンギヤ23bと係合している。
【0046】さらに、このピニオンギヤ23bの中心に
はピニオンギヤ23bに駆動を伝達する軸23cがあ
り、この軸23cの一端にはストッパギヤ23dが固着
されている。また、同図において、61はステッピング
モータで構成されているストッパモータであり、このス
トッパモータ61の出力軸上には、ストッパギヤ23d
に係合するギヤ62が固着されている。
【0047】なお、このストッパ23の一部には図示し
ないフラグが形成されており、ストッパ23がホームポ
ジションまで達したときに、ストッパホームセンサ63
で検知するようになっている。また、33はストッパ部
先端のシート束の有無を検知するストッパセンサであ
り、既述したようにこのストッパセンサ33により、シ
ート先端が先端ストッパ23に達したことが検知される
と第2及び第3の搬送ローラ17a,22aは、停止す
るようになっている。
【0048】次に、シート束を針綴じするステイプラの
機構について説明する。
【0049】ステイプラユニット18は、図4に示すよ
うにフレーム8に固定された支持板99により幅よせ部
材24a,24bで整合されたシート束のセンターに対
し左右対称位置に配置されている。そして、このステイ
プラユニット18は、図5に示すように回転軸18aを
中心に揺動可能に支持された上側の針打ち込み手段とし
ての針打ち込み部(以下フォーミング部と称する)10
1と、駆動ユニット100及びアンビル部(折り曲げ
部)19とで構成されている。
【0050】また、この回転軸18aの下方には、シー
ト束を案内する案内部材102の案内面102aと、案
内されたシート束を針綴じするアンビル部19の綴じ面
103とが、互いに角度βを持つように構成され、その
角度βを持つ紙パス部102の上面のガイド111は、
ステイプラユニット18のフォーミング部101が揺動
する時に干渉しない大きさの切り欠き穴111aが切り
欠かれている。
【0051】ところで、フォーミング部101には、針
カートリッジ104が着脱可能に装着されており、針カ
ートリッジ104内には、板状に連結された綴じ針10
5が約5000本装填されている。そして、針カートリ
ッジ104に装填された板状の綴じ針105は、針カー
トリッジ104の最上側に設けられたばね106によっ
て下方に付勢されており、最下側に配置された送りロー
ラ107に搬送力を付与する構成になっている。
【0052】一方、送りローラ107により送り出され
た針105は、フォ−ミング部101を回転軸18aを
中心に揺動させることにより、1本ずつコ字状に形成さ
れる。また、フォーミング部101は、ステイプラモー
タ108が起動すると、ギヤ列109を介して偏心カム
ギヤ110が回転することによって、この偏心カムギヤ
110と一体に取り付けられている図示しない偏心カム
の作用により、矢印aに示す方向であるアンビル部19
側へ揺動し、クリンチ動作(針打ち込み動作)を行い、
打ち込んだ針105をシート束下面のアンビル部19で
折り曲げる事によりシート束を針綴じする。
【0053】なお、偏心カムギヤ110と同軸上に不図
示のフラッグが配設されており、そのフラッグを不図示
のステイプラセンサで検知することによってステイプラ
がクリンチ中からクリンチを終了(又は開始前)かを検
知することができる。
【0054】次に、シート束の折りの駆動機構について
図6、図7を用いて詳細に説明する。
【0055】図6において、64は折りモータであり、
その出力軸64a上にはモータプーリ65が固着されて
いる。67はアイドラギヤプーリであり、同軸上にプー
リ2列とギヤが構成されており、そのうちの1列のプー
リとモータプーリ65との間にタイミングベルト66が
巻回されている。68,69は折りローラ26,27
(図2参照)に固着され、互いに係合している折りギヤ
であり、この折りギヤ68の一端はアイドラギヤプーリ
67のギヤ部に係合している。
【0056】また、25aは突き出しユニット25の突
き出し板であり、この突き出し板25aは、ホルダ25
b,25dで保持されている。ここで、一方のホルダ2
5bには軸25c、25eが固着されており、その外周
にはコロ25fが回転自在に取り付けられており、この
コロ25fはフレーム8に構成された溝部8a内をスラ
イドするようになっている。
【0057】一方、73は軸72を一部に構成している
ギヤであり、このギヤ73にはアイドラギヤ75が係合
している。ここで、このアイドラギヤ75は、図7に示
す電磁クラッチ(折りクラッチ)74aが配設されてい
る軸76に固着している。ここで、この電磁クラッチ7
4aは、電源によるON/OFFにより、この電磁クラ
ッチ74a上のプーリ74の回転の軸76への伝達を制
御するものである。
【0058】なお、プーリ74の外周には、タイミング
ベルト70が巻回されており、このタイミングベルト7
0の一方はアイドラギヤプーリ67のプーリ部に巻回さ
れている。また、軸73a上にはフラグ81が固着して
おり、その一部に図示しない切欠を有している。その切
欠を検知する位置に、突き出しホームセンサ82が配設
され、突き出し板25aがガイド12,21の搬送面よ
り最も落ち込んだ位置で検知するように配設されてい
る。
【0059】そして、このように構成された駆動機構に
おいて、折りモータ64の回転は、モータプーリ65か
らタイミングベルト66を介してアイドラギヤプーリ6
7に伝達される。さらに、このアイドラギヤプーリ67
の回転は、折りギヤ68から折りギヤ69へ伝達されて
折りローラ26,27が駆動される。
【0060】一方、アイドラギヤプーリ67の回転は、
タイミングベルト70を介して突き出しクラッチ74a
上のプーリ74に伝達される。そして、突き出しクラッ
チ74aのON、OFFによってプーリ74の回転は軸
76に伝達され、アイドラギヤ75が回転し、この回動
転移により、ギヤ73が回転して軸72は円運動をす
る。これにより、軸72に嵌合すると共に、他端が軸2
5cに嵌合され、かつ軸25cは突き出しユニット25
に固着され、更にフレーム8の溝8aに軸25eと共に
コロ25fを介して嵌合しているリンク71は、溝8a
に沿った直線運動を行う。
【0061】次に、排出ローラ30の駆動機構について
図3を用いて詳細に説明する。
【0062】排出ローラ30(図2参照)の中心軸であ
る軸30aには、プーリ30bが固着しており、排出モ
ータ91の出力軸上にはプーリ92が固着されている。
このモータプーリ92とローラプーリ30bには、タイ
ミングベルト93が巻回されており、排出モータ91の
回転はモータプーリ92からタイミングベルト93を介
してローラプーリ30bに伝達され、軸30aを介して
排出ローラ30を駆動する。
【0063】なお、この排出モータ91は、ステッピン
グモータで構成され、排出ローラ30の周速が折りロー
ラ26,27の周速よりも速く設定されている。ここ
で、折りローラ26,27の搬送力は排出ローラ30及
び排出コロ31の搬送力よりも高く設定されているの
で、折りローラ26,27に挟持搬送されているときに
は滑りを生じ、折りローラ26,27を抜けると排出ロ
ーラ対30及び排出コロ31の搬送力で搬送される。
【0064】次に、スタッカ排出ローラ5の駆動機構に
ついて図3を用いて詳細に説明する。
【0065】スタッカ排出ローラ5(図2参照)の中心
軸5aにはプーリ98が固着されており、スタック排出
モータ95の出力軸上にはプーリ96が固着されてい
る。このモータプーリ96とローラプーリ98には、タ
イミングベルト97が巻回されており、スタック排出モ
ータ95の回転は、モータプーリ96からタイミングベ
ルト97を介してローラプーリ98に伝達され、更に軸
5aを介してスタック排出ローラ5を駆動する。
【0066】なお、このスタック排出モータ95はステ
ッピングモータで構成され、スタック排出ローラ5の周
速が排出ローラ対905(図2参照)の周速よりも高く
設定されている。ここで、排出ローラ対905の搬送力
は、スタック排出ローラ対5,6の搬送力よりも高く設
定されているため、排出ローラ対905に挟持搬送され
ている間はスタック排出ローラ対5,6間で滑りを生
じ、排出ローラ対905を抜けると、スタッカ排出ロー
ラ対5,6の搬送力で搬送される。
【0067】ところで、図8は、これまで述べた各駆動
機構の制御を行う制御装置150の制御に係るブロック
である。
【0068】そして、次に、この制御装置150の制御
シーケンスについて図9乃至図12に示すフローチャー
トを用いて説明する。
【0069】図9、図10は、メインルーチンであって
シート処理装置2が接続している画像形成装置(複写機
900)より、製本モードかスタックモードかのモード
情報、シートの縦長さLと横幅Wのサイズ情報、枚数情
報N、部数情報Mを受取り、スタート信号を受けたとこ
ろで、制御装置150はシート処理装置2の動作を開始
する(S201)。
【0070】ここで、制御装置150は、まずモードを
確認して(S202)、製本モードでなければ、スタッ
クモードのルーチンへとぶ(S205)。製本モードで
あれば、長さLが本装置2で処理し得る上限Lmax とL
min の間にあるか確認して(S203)、これを外れる
時はスタックモード処理を行う(S205)。
【0071】次に、幅Wについても同様に、本装置2で
処理し得る上限Wmax とWmin 間にあるか確認して(S
204)、これ以外の時は、スタックモード(S20
5)とする。前記範囲内であれば、入口ソレノイド3c
をONして、製本モードへのパスを開放し(S20
7)、この後搬送モータ51をONしてローラ類を回転
させる(S208)。
【0072】次に、上部及び下部切換ソレノイド15
d,16dを制御するために切換ソレノイド制御ルーチ
ンにとぶ(S209)。この後、幅よせ部材24a,2
4b間の距離Pが、P=W+α(ここでαはシート束と
幅よせ部材の突き当て部との隙間とする)となるステッ
プ数を、幅よせモータ24dに送って回転させる(S2
10)。この際、ストッパ部材23が、図13に示すス
テイプラ18のステイプルポイント19aから下流に、
l =L/2なる位置まで移動する分のステップ数を、ス
トッパモータ61に送って回転させる(S211)。つ
まり、この時シートの中心がステイプラ18と同位置に
なっている。
【0073】次に、枚数カウンタCNT1を0にセット
し(S212)、入口センサ83の信号を確認する(S
213)。ここで、この入口センサ83の信号がONで
あれば、入口センサ83の信号がOFFになったところ
で(S214)、シート束先端がストッパ23まで突き
当たる時間t1後、P=W−β(βは幅よせ部材24
a、24bが紙を押し込む量とする)なる位置まで幅よ
せ部材24a,24bが移動する分のステップ数を送っ
て幅よせモータ24dを回転させる(S215)。
【0074】続いて幅よせ部材24a,24bがP=W
+αなる位置まで移動分のステップ数を幅よせモータ2
4dに送る(S216)と共に。枚数カウンタCNT1
を1つ進める(S217)。この後、枚数カウンタCN
T1が所望の枚数Nに達したかを確認して(S21
8)、達していなければS213に戻り、複写機から送
れてくるシートを同一処理する。
【0075】また、所望の枚数Nに達していれば、幅よ
せ部材24a、24bを外側へ移動する方向に回転させ
(S219)、これを幅よせホームセンサ24eがON
するまで続ける(S220)。そして、幅よせホームセ
ンサ24eがONになったところで、幅よせモータ24
dをOFFする(S220a)。
【0076】次に、シート束のステイプラを行う。
【0077】まず、2個のステイプラユニット18A,
18B(図4参照)のうち、1個のステイプラ18Aに
よるステイプラを開始するステイプラモータ108Aを
ONして(S221)、ステイプラセンサAが検知した
ところで(S222)、ステイプラモータ108AをO
FFする(S223)。以下、ステイプラ18Bについ
ても同様の動作をさせて(S224,S225,S22
6)ステイプラ作業を完了する。
【0078】次に、ストッパ部材23がステイプラポイ
ント(図13参照)19aより下流側にl =(L/2)
+cとなるようなステップ分だけ、ストッパモータ61
を回転させる。ここで、cはステイプラポイント19a
と折り位置間の距離である。この時、シート束の中心
(ステイプラされた位置)が折りローラ26,27のニ
ップ位置と、突き出し板25aの中心を結んだ線上にあ
る(S227)。そして、搬送モータ51、入口ソレノ
イド3c、切換ソレノイド15、16をOFFにして折
り動作に入る準備をする(S228〜S230)。
【0079】次に、ストッパセンサ33がONであるこ
とを確認して(S231)、排出モータ91をONし
(S232)、折りモータ64をONする(S23
3)。さらに、突き出しクラッチ74aをONすると
(S234)、突き出し板25aが突き出し始めて、折
りローラ26,27にシート束を案内する。
【0080】そして、これを突き出しホームセンサ82
がONするまで続け(S235)、ONしたところで突
き出しクラッチ74aをOFFする(S236)。な
お、排出センサ29がOFFしたところからタイマをス
タートし(S237)、シート束後端が排出ローラ対3
0,31を抜けるのに十分な時間が経過したことをタイ
マで確認した後に、排出モータ91をOFFする(S2
39)。
【0081】また、排出センサ29がOFFした直後に
排出モータ91の速度も落とし、シート束の後端が低速
で排出ローラ91を抜けるようにすると共に、部数カウ
ンタCNT2を1つ進める(S240)。ここで、部数
カウンタCNT2が所望の部数Mに達していなければ、
S206へ戻る。また、所望の部数Mに達していれば、
作業を終了する(S242)。
【0082】次に、図11を用いて、切換ソレノイド制
御ルーチンについて説明する。
【0083】紙サイズの半分、すなわちL/2がガイド
11,12に沿って上部切換フラッパ15までの長さk
1 と定数βの和(k1 +β)よりも大きければ(S25
2)、上部及び下部切換ソレノイド15d,16dはO
FFのままとし、本ルーチンは終了とする。ここで定数
βは、ストッパ23が適正な位置にあって積載されたシ
ート束の後端の位置を示す。この定数βは積載されたシ
ート束上に進入してきた次のシート束が、積載されたシ
ート束中に潜り込むことなく、最上位に積載されるのに
必要な量である。
【0084】L/2が(k1 +β)よりも大きいとき
は、更にL/2(k2 +β)と比転する(S254)。
ここでk2 は、k1 と同様にガイド11,12間に沿っ
て下部切換フラッパ16までの距離である。なお、βは
前記と同様の長さである。ここで、L/2がk2 +βよ
りも大きければ(S254)、上部切換ソレノイド15
dをONし(S255)、シート束を下部切換フラッパ
16で案内する。また、L/2が(k2 +β)よりも小
さければ、上部及び下部切換ソレノイド15d,16d
を共にONし(S257)、ガイド11に沿って積載す
る。以上で切換ソレノイド制御ルーチンを終える。
【0085】次に、図12を用いてスタックモードルー
チンについて説明する。
【0086】まず、枚数カウンタCNTを0にセットす
る(S272)とに、スタック排出モータ85をONし
(S273)、スタック排出ローラ5を回転させる。次
に、スタックセンサ84がONかを確認して(S27
4)、ONならば更にスタックセンサ84がOFFにな
るのを確認する(S275)。
【0087】そして、スタックセンサ84がOFFにな
ったら、枚数カウンタCNTに1を加え(S276)、
枚数カウンタCNTが枚数Nと一致したか確認する(S
277)。枚数カウンタCNTがNより小さければS2
74の前に戻る。枚数カウンタCNTが枚数がNになっ
たら、シート束後端がスタックセンサ84を通過するの
に十分な時間経過後、スタック排出モータ85をOFF
する(S278)。以上で、スタックモードルーチンを
終了する(S279)。
【0088】ところで、本実施の形態においては、図2
に示すように排出ガイド28の下端部に、シート束押え
手段であるシート束押さえアーム(以下アームという)
35が、回動軸35aを支点として回動可能に設けられ
ている。そして、このようにアーム35を設けることに
より、中綴じ折りされたシート束が排紙ローラ30によ
り排出口250から積載トレイ32に排出された際、シ
ート束Sbの端部を抑えることができ、これにより折り
が不十分なシート束Sbであっても積載トレイ32上で
開かないように積載することができる。
【0089】ここで、アーム35は、図14に示すよう
に、その先端部35bが積載トレイ32に当接しないよ
うに、アームストッパ35dを有している。このアーム
ストッパ35dにより、アーム35は先端部35bが所
定の高さh(トレイに当接しない高さ)より低くならな
いように規制されている一方、先端部35bは持ち上が
る方向には自由に動けるようになっている。このため、
コシの弱いシートの先端部がアームにより押さえられる
ことにより発生する排出不良がなくなり、確実に積載ト
レイ32に積載することができる。
【0090】なお、このアーム35の先端部35bには
回転自在のコロ35Aが取り付けられており、このコロ
35Aにより排出されつつあるシート束Sbの先端がア
ーム35に接触しても負荷にならないようになってい
る。これにより、コシの弱いシート束Sbが多数部積載
され、アーム35の先端に接触してしまう場合でも、シ
ート束Sbは先端の負荷なしでアーム35の下に潜り込
むことができ、シート束Sbを確実に排出積載すること
ができる。
【0091】ところで、積載部数が少数の時は、図14
に示すようにシート束Sbの端部をアーム35の先端部
35bで押えることになるが、積載部数が多くなると、
既述したように積載高さが高くなり、これに伴ってシー
ト束Sbの端部が排紙ローラ30の近くになるため、シ
ート束Sbの端部をアーム35の先端部35bで押えら
れなくなる。
【0092】そこで、このように積載高さが高くなった
場合、シート束Sbの端部を押えることができるよう、
本実施の形態においてはアーム35の略中央に突起部3
5cを設けるようにしている。そして、このような突起
部35cを設けることにより、積載トレイ32上のシー
ト束Sbの高さH(図2参照)が高くなっても図15に
示すように突起部35cがシート束Sbの上面を押える
ようになる。
【0093】さらに、このように突起部35cにてシー
ト束Sbの端部を押えるようにすることにより、積載さ
れているシート束Sbの端部を排出ローラ30の挟持部
より下方とすることができ、シート束が続いて排出され
ても、そのシート束Sbの端部が次に排出されるシート
束の妨害をしないようにすることができる。
【0094】一方、本実施の形態においては、図2に示
すように排出口250に設けられた排紙ローラ30に、
シート積載補助手段である棒状弾性部材で作成された排
紙パドル36が回転自在に配設されている。ここで、こ
の排紙パドル36は、図16に示すように排紙ローラ3
0の回転軸30aに固着されると共に、排紙ローラ30
と同時に回転して排出されたシート束Sbの後端を排出
ローラ30の下部に確実に押し込むためのものである。
【0095】そして、このようにシート束Sbの後端を
排出ローラ30の下方に押し込むことにより、排出ロー
ラ30、排出コロ31により積載トレイ32上に排出さ
れたシート束Sbが、アーム35や、既積載シート束が
負荷になりシート束Sbの後端が排出ローラ30と排出
コロ31のニップを抜けた直後で停止した場合でも、次
に排出されるシート束の先端と衝突するのを防ぐように
している。
【0096】このように、排出ガイド28の下端部にア
ーム35を設けると共に排出ローラ30の近傍に排出ロ
ーラ30と同時に回転する排紙パドル36を設けること
により、積載高さによらず常に安定した排出積載が可能
となる。さらに、製本されたシート束Sbを低速で排出
するようにすれば、製本されたシート束の折り性、シー
トのコシの強さ、シートの大きさ、積載高さによらず常
に安定した排出積載が可能となる。
【0097】なお、これまで述べた実施の形態において
は、アーム35の先端部35aにコロ35Aを設けるよ
うにしたが、本発明は、これに限らずアーム35の先端
部35aの摺動性を向上させればコロを設ける必要はな
くなるため、アーム35を簡単な構造とすることがで
き、より安価なアーム35とすることができる。
【0098】また、アーム35の突起部35cを先端部
35bと同様のコロにて形状にしても良く、これにより
排出時のシート束Sbの先端負荷が小さなアーム35を
形成することができ、より安定した確実なシート束排出
が可能となる。さらに、本実施の形態においては、アー
ム35及び排出パドル36を各1個ずつ設けるようにし
たが、これらの数を増やすようにしても当然構わない。
【0099】一方、本発明における画像形成装置は、複
写機のみならず、プリンタ、印刷機等であってもよい。
さらに、後処理の排出ローラに到達するまでの経路、構
成は本実施の形態に限定するものではなく、シート束綴
じ装置はステイプラの変わりにステッチャーを使用して
も良いし、2個使用ではなく1個または3個以上使用し
ても良い。またさらに、搬送ローラ、折りローラを数多
く使用し、確実な搬送、折りを行う構成のものであって
も良い。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート束積載部に積載されたシート束の量が少ない時には
シート束押え手段の下端により、積載シート束の量が多
くなった時にはシート束押え手段の凸部によりそれぞれ
積載シート束の排出口側端部を押えることにより、折り
が不十分なシート束をシート束積載部上で開かないよう
に積載することができる。さらに、排出口に回転可能に
設けたシート積載補助手段により、排出されたシート束
の排出口側端部をシート束積載部側に押し下げることに
より、折りが不十分なシート束を確実にシート束積載部
上に積載することができる。
【0101】これにより、製本されたシート束の折り
性、シートのコシの強さ、シートの大きさ、積載高さに
よらず常に安定した排出積載が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備
えた画像形成装置の一例である複写機の縦断正面図。
【図2】上記シート処理装置の縦断側面図。
【図3】上記シート処理装置の搬送系を示す正面図。
【図4】上記シート処理装置の幅よせ部材、ストッパの
構成を示す正面図。
【図5】上記シート処理装置のステイプラユニットの断
面図。
【図6】上記シート処理装置の突き出し部、折りローラ
部の縦断側面図。
【図7】上記シート処理装置の突き出し部、折りローラ
部の平面図。
【図8】上記シート処理装置の制御に係るブロック図。
【図9】上記シート処理装置の制御に係るメインルーチ
ンの第1フローチャート。
【図10】上記シート処理装置の制御に係るメインルー
チンの第2フローチャート。
【図11】上記シート処理装置の切り換えソレノイドの
制御に係るフローチャート。
【図12】上記シート処理装置のスタックモードのフロ
ーチャート。
【図13】上記シート処理装置の主要寸法図。
【図14】上記シート処理装置に設けられたアームの長
さを説明する図。
【図15】上記アームの、中央部に設けられた突起部に
よりシート束の上面を押える様子を示す図。
【図16】上記シート処理装置に設けられた排紙パドル
の動作を説明する図。
【図17】従来のシート処理装置の縦断側面図。
【図18】従来のシート処理装置に設けられたアームに
よりシート束を押える様子を示す図。
【図19】従来のシート処理装置のアームによりコシの
弱いシート束を押える様子を示す図。
【図20】従来のシート処理装置の短いアームによりシ
ート束を押える様子を示す図。
【符号の説明】
2 シート処理装置 18 ステイプラ 25 突き出しユニット 30 排出ローラ 31 排出コロ 32 積載トレイ 35 シート押えアーム 35b シート押えアームの先端部 35c 突起部 35A コロ 36 排紙パドル 250 排出口 900 複写機本体 902 画像形成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成されたシート束を綴じた後、前
    記シート束を折り、該折られたシート束を排出口から該
    排出口の下方に配されたシート束積載部に向けて排出す
    るようにしたシート処理装置において、 前記排出口に設けられ、前記折られたシート束をシート
    束積載部に排出する排出手段と、 前記排出口の上部に端部が軸支されると共に、中央部に
    凸部を備え、前記シート束積載部に積載されたシート束
    の量が少ない時には下端により、積載シート束の量が多
    くなった時には前記凸部により該積載シート束の排出口
    側端部を押えるようにした回動自在なシート束押え手段
    と、 前記排出口に設けられ、前記排出手段により排出された
    前記シート束の排出口側端部を前記シート束積載部側に
    押し下げる回転可能なシート積載補助手段と、を備えた
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記シート束押え手段の下端に回転自在
    なコロ部材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載
    のシート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート束押え手段の凸部を回転自在
    なコロ部材により形成することを特徴とする請求項1又
    は2記載のシート処理装置。
  4. 【請求項4】 前記シート束押え手段を、前記シート束
    積載部に当接しない長さとしたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記シート積載補助手段を棒状の弾性部
    材にて形成すると共に、前記排出手段と同時に前記シー
    ト束の後端を前記シート束積載部側に押し下げる方向に
    回転させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    シート処理装置。
  6. 【請求項6】 シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成されたシートを処理するシート処理装置
    と、を有する画像形成装置において、 前記シート処理装置は、前記請求項1乃至5のいずれか
    に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
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