JP4764504B2 - シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4764504B2
JP4764504B2 JP2009266601A JP2009266601A JP4764504B2 JP 4764504 B2 JP4764504 B2 JP 4764504B2 JP 2009266601 A JP2009266601 A JP 2009266601A JP 2009266601 A JP2009266601 A JP 2009266601A JP 4764504 B2 JP4764504 B2 JP 4764504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet bundle
processing apparatus
bundle
roller pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009266601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010089969A (ja
Inventor
賢一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009266601A priority Critical patent/JP4764504B2/ja
Publication of JP2010089969A publication Critical patent/JP2010089969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764504B2 publication Critical patent/JP4764504B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シート束を折るシート処理装置と、このシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
従来、例えば、シートを束状にして綴じるシート処理装置がある。このシート処理装置は、シートを束状にして、中間部分を針綴じしてから冊子状に折る処理(所謂、ブックレット(中綴じ製本)作成、サドルステッチ処理)ができるようになっている。このようなシート処理装置は、画像形成装置の構成要素の1つとして、画像形成装置の装置本体に装備されていることがある(特許文献1参照)。
そのシート処理装置を備えた画像形成装置を図14に示す。図14に示す従来のシート処理装置901は、上記サドルステッチ処理と、シート束の端部を揃える整合処理(所謂、ソート処理)と、シート束の端部を綴じる平綴じ製本処理(所謂、ステイプルソート処理)等を行えるようになっている。
従来のシート処理装置901は、サドルステッチ処理を次のようにして行っていた。シート処理装置901は、画像形成装置902の装置本体903から順次受け入れたシートを急傾斜で略ストレートに形成されたサドルステッチ処理トレイ910上に積載して、ストッパ911で受け止めて束状にする。そして、不図示の幅整合装置がシートPの幅整合を行う。その後、中間部ステイプラユニット912は、シート束の略中央付近の2箇所を綴じる。ストッパ911は、昇降して上記綴じたシート束の綴じた部分を折りローラ対914のニップと突き板913とに対向させる。突き板913は、シート束の綴じ部を突いて、折りローラ対914のニップへシート束を送り込む。折りローラ対914は、シート束を挟圧搬送しながら2つ折りにする。最後に、排出ローラ対915がシート束をシート積載部905に排出する。このように、従来のシート処理装置901は、シート束を2つ折りの冊子状にすることができる。
また、シート処理装置901は、ステイプルソート処理を次のようにして行っていた。シート処理装置901は、画像形成装置902の装置本体903内で片面、または両面に画像を形成されたシートPを中間トレイ906で順次受け取りながら幅整合装置907によってシートの幅を揃えて(幅整合して)束状にする。その後、端部ステイプラユニット908がシート束の端部を綴じる。最後、排出ローラ対909がシート積載部904に排出する。
特開2000−153947号公報
しかし、従来のシート処理装置は、ブックレットを作成したとき、折り圧が弱かったり、折り曲げにくい材質のシートであったりすると、2つ折りにした冊子状のシート束の開口端が多少開き、シート束の品位が低下することがあった。また、このようにシート束の開口端が開くと、後続して排出されるシート束が先行のシート束の開口端に侵入してシート束を順次確実に積載することができないことがあった。
本発明は、折り畳んだシート束の開口端が殆ど開かないようにするシート処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、折り畳んだシート束の開口端が殆ど開かないようにするシート処理装置を備えて、画像形成能率を向上させた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、シートの端部をカールさせるカール付与手段と、シートの搬送方向の一方の端を突き当てて搬送方向の整合を行う整合手段と、前記カール付与手段によりカールさせられたシートまたはシート束を折る折り手段と、を備え、前記カール付与手段により、前記一方の端部はカールさせずに、他方の端部を所定の長さにカールさせ、前記整合手段によりカールしていない前記一方の端部を整合した後、カールした前記他方の端部の凹面側が前記一方の端部側に向くように前記折り手段によりシートまたはシート束を折るようになっている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、上記に記載のシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置は、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施すようになっている。
本発明のシート処理装置は、折り手段が、カール付与手段によってカールしたシートの端部が内側に向くようにシート束を折るようになっているので、折られたシート、またはシート束の開口端が開きにくくなり、シート、またはシート束の品位を高めることができる。
また、本発明のシート処理装置は、後端整合手段がシートの後端を整合するので、シート束の縁を揃えた状態でシート束を綴じて折ることができて、折られたシート束の見栄えを良くすることができる。
本発明の画像形成装置は、シート処理装置がシート束を連続して排出しても先行シート束の開口端が開きにくくなっているので、先行シート束の開口端に後続のシート束が侵入することが殆どなくなり、シートに連続して画像を形成することができるようになり、画像形成能率を向上させることができる。
本発明の実施形態の画像形成装置としてのカラー複写機の概略正面断面図である。 本発明の実施形態におけるシート処理装置の概略正面断面図である。 図2におけるシート処理装置におけるカール付与ローラ対の拡大図である。 ブックレットモード(中綴じ製本処理)において、シートがカラー複写機の装置本体から送り込まれてきた状態の図である。 図4に引き続いて、シートが処理トレイに積載された状態の図である。 図5に引き続いて、シートが後端ストッパに当接した図である。 図6に引き続いて、シート束が綴じられた後、湾曲パスに搬送される図である。 図7に引き続いて、シート束が折られているときの図である。 図8に引き続いて、シート束が排出された図である。 平綴じモード(ステイプルソート処理)において、シートがカラー複写機の装置本体から送り込まれてきた状態の図である。 図10に引き続いて、シートが後端ストッパに当接して、シート束が綴じられた図である。 図11に引き続いて、シート束が排出され始めた状態の図である。 図12に引き続いて、シート束が排出された図である。 従来の画像形成装置の概略正面断面図である。
以下、本発明の実施形態の画像形成装置と、シート処理装置とを図に基づいて説明する。
(画像形成装置)
画像形成装置としてのカラー複写機を図1に基づいて説明する。画像形成装置には、複写機、印刷機、レーザビームプリンタ、及びこれらの複合機等がある。本発明の実施形態の画像形成装置は、多色カラー複写機であるがこれに限定されるものではない。
カラー複写機30は、下から装置本体31、シート処理装置1、画像読取手段としての画像読取装置36、原稿供給装置35を順に有している。このカラー複写機30は、シートが、装置本体31と画像読取装置36との間にあるシート処理装置1に排出されるため、所謂、胴内排出タイプである。また、シート処理装置1は着脱自在であってもよい。
原稿供給装置35は、画像読取装置36に原稿を自動的に供給するようになっている。読取手段としての画像読取装置36は、原稿供給装置35によって供給された原稿、あるいは原稿供給装置35を後方に開いてユーザによってガラス台42に置かれた原稿を読み取るようになっている。なお、原稿供給装置35と画像読取装置36は必ずしも設ける必要がない。また、画像読取装置36を設けたとしても原稿供給装置35は、必ずしも設ける必要がない。
カラー複写機30の動作を説明する。原稿供給装置35は、原稿を画像読取装置36の読取位置まで自動的に送る。画像読取装置36は原稿の画像を読み取る。不図示のコントローラは、画像読取装置36が読み取った画像情報に基づいてレーザスキャナユニット2に信号を送る。レーザスキャナユニット2は、表面が一様に帯電された画像形成手段としての感光体ドラム3にレーザ光を照射する。なお、レーザスキャナユニット2が受ける画像情報信号は、外部のパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報信号であってもよい。また、画像読取装置36が設けられていないとき、レーザスキャナユニット2は、外部から送られてくる画像信号に基づいて、感光体ドラム3にレーザ光を照射する。
感光体ドラム3上の静電潜像は現像器5によりトナー現像されて、トナー画像となる。トナー画像は、転写ベルト21に転写されて、その後、紙やOHPシート等のシートPに転写される。
一方、シートPは、ピックアップローラ38によりシートカセット32,33から適宜選択的に繰り出されて、分離ローラ対37により1枚ずつに分離され、レジストローラ対39に給送される。そして、シートPは、レジストローラ対39により斜行が矯正された後、感光体ドラム3と転写ベルト21の回転に同期して転写位置に送り込まれる。この結果、シートPに転写ベルト21のトナー画像が転写される。
その後、シートPは、定着ローラ対6に導かれて、定着ローラ対6により加熱加圧されてトナー画像を永久定着される。定着ローラ対6には各々定着上分離爪、定着下分離爪が接しており、シートPはこれらの爪により定着ローラ対6から分離する。分離されたシートPは、第1排出ローラ対7によりカラー複写機の装置本体31からシート処理装置1に送り込まれる。
また、分離されたシートPは、両面印字設定であれば、方向切り替えフラッパ9によって、搬送パス13に案内され、第2排出ローラ対8によって、装置本体31の外部に先端部分を排出される。シートPの後端部分が方向切り替えフラッパ9を通過すると、第2排出ローラ対8が逆転して、シートPは、方向切り替えフラッパ9によって搬送パス14に案内される。これによって、シートPは、表裏反転されたことになり、再度、転写ベルト21に送り込まれて、裏面にトナー画像が転写される。その後、シートPは、定着ローラ対6により加熱加圧処理されて、トナー画像を定着され、搬送パス16を経て第1排出ローラ対7によって装置本体31からシート処理装置1に送り込まれる。
(シート処理装置)
シート処理装置を図1乃至図13に基づいて説明する。本実施形態のシート処理装置は、カラー複写機に組み込まれているが、印刷機、レーザビームプリンタ等に組み込まれていてもよい。したがって、本実施形態のシート処理装置は、カラー複写機のみに組み込まれるものではない。
(シート処理装置の構成の説明)
シート処理装置1は、シートの先端をシートの厚み方向にカールさせるカール付与手段としてのカール付与ローラ対100と、このカール付与ローラ対100によってカールさせられたシート、またはシート束を折る折り手段としての折り装置71と、を備え、図9に示すように折り装置71が、カール付与ローラ対100によってカールしたシートPの端部Paが内側に向くようにシート、またはシート束を折るようになっている。
シート処理装置1は、カラー複写機30の装置本体31から送り込まれてきたシートを束状にして綴じ手段としての中間部ステイプラ(サドルステッチ用ステイプラ)11でシート束の中央および中央部付近を綴じてから折り手段としての折り装置71でシート束を2つ折りにして冊子状にする中綴じ製本処理(サドルステッチ処理、ブックレットモード処理)、端部ステイプラ10でシート束の端部を綴じる平綴じ製本処理(ステイプルソート処理、平綴じモード)、シート束を綴じないでシート束を揃えるだけの整合処理(ソート処理)を行うようになっている。なお、シート処理装置1は、少なくとも、サドルステッチ処理のみ行えるようになっていてもよい。
搬送パス19は、第1排出ローラ対7からのシートを受け入れるようになっている。シート搬送手段としての排出ローラ対18は、搬送パス19から積載手段としての処理トレイ40にシートを排出するようになっている。
搬送パス19の排出ローラ対18の上流には、カール付与ローラ対100を設けてある。図3に示すようにカール付与ローラ対100は、ニップローラ回転モータM1により回転される低硬度の弾性部材(ウレタンフォームローラ)でできたニップローラ101と、ニップローラ101に接触して従動回転する高硬度(金属)の加圧ローラ102とで構成されている。加圧ローラ102は、加圧ローラ移動モータM8によって、実線の加圧位置と破線で示す退避位置とを移動して、ニップローラ101に対して接離するようになっている。加圧ローラ102は、ニップローラ101を多少押し潰してニップローラ101に接触している。このため、加圧ローラ102がニップローラ101に加圧接触しているカール付与ローラ対100を通過したシートは、ニップ形状と同方向(上向き)のカール(上カール)を付与される。カール方向は、後述する湾曲パス46の湾曲方向と同方向である。加圧ローラ102による加圧力は、搬送される全てのシートが最低限、湾曲パス46の曲率より大きな曲率のカールとなるように設定されている。なお、シートの搬送方向の後端は、カール付与ローラ対100によってカールされないので、真っ直ぐのままである。
排出ローラ対18は、駆動ローラ18aと、この駆動ローラ18aに接触して従動回転する従動ローラ18bとで構成されている。駆動ローラ18aは、ニップローラ回転モータM1によって回転するようになっている。また、排出ローラ対18のニップには、戻しベルト60が挟まれている。戻しベルト60も駆動ローラ18aによって反時計方向に従動回転するようになっている。シート検知手段としての排紙センサ20は、カール付与ローラ対100の上流側近くに配設してある。排紙センサ20は、搬送パス19を通過するシートを検知するようになっており、排紙センサ20による検出結果に基づいて加圧ローラ移動モータM8を駆動し、加圧ローラ102をニップローラ101に対して接離するよう、後述する制御部によって制御されている。
処理トレイ40は、平面形状に形成されて、水平に配設されている。処理トレイ40の一端部には、処理トレイ40上のシートの搬送方向上流側端部(図2において右端部、後端部)の基準となる後端ストッパ62が待機している。
従って、処理トレイ40に積載されたシートは、戻しベルト60の戻し力を受けて、後端を後端ストッパ62に突き当てられて後端を整合されるようになっている。シート束搬送手段としての後端ストッパ62はベルト63に設けてある。ベルト63は、ベルトモータM2によって循環するようになっている。後端ストッパ62は、図2に示すように、戻しベルト60の右端部をホームポジションとしている。
そして、後端ストッパ62のホームポジション近傍には、端部ステイプラ10を配置してある。端部ステイプラ10は、『平綴じモード』時に、シート束の後端を針綴じするようなっている。
整合板対41は、処理トレイ40上のシート束のシート搬送方向に沿った端部を整合(幅整合)するようになっている。整合板対41は、不図示のラックギア及びピニオンギアと、ピニオンギアを回転させるピニオンモータM3によってシートの幅方向に移動するようになっている。戻しパドル50は、支軸51を中心に矢印方向(反時計方向)に回転して、排出ローラ対18から排出されたシートを後端ストッパ62側へ送るようになっている。戻しパドル50は、表面が低摩擦係数の弾性部材で形成されており、シートを後端ストッパ62に突き当てた後、シート上を滑りながら回転するようになっている。また、戻しパドル50の停止位置は、シートの搬送の邪魔にならないように、後述する上ガイド52の上方に退避している(図2の実線の位置)。戻しパドル50は、パドルモータM4によって回転するようになっている。
そして、戻しパドル50の下流側には中間部ステイプラ11をシートの幅方向に2個配置してある。この中間部ステイプラ11は、アンビル12とドライバ15によって構成されている。上ガイド52は、処理トレイ40とで、シートをアンビル12とドライバ15との間に案内するようになっている。上ガイド52のシート受け入れ部がラッパ状に傾斜しており、中間部ステイプラ11付近が水平に配置された処理トレイ40に対して平行な面になっている。なお、この中間部ステイプラ11は『ブックレットモード』時に、シート束の中間部を針綴じするようになっている。
中間部ステイプラ11の下流側には、湾曲案内路としての湾曲パス46と直線案内路としての水平パス49が配設してある。湾曲パス46と水平パス49はフラッパ80によって選択させるようになっている。フラッパ80はソレノイドSL1によりパス46,49を選択傾動するようになっている。湾曲パス46は、分岐部46aを境に、水平パス49から上方へ分岐して湾曲し、内ガイド45と外ガイド44で構成されている。水平パス49は、処理トレイ40から直線的に延長されて、上ガイド48と下ガイド47で構成されている。また、図1に示すカラー複写機30の装置本体31の定着ローラ対6と図2に示す分岐部46aとの間隔は、本装置で処理する最長シートよりも長くなるように設定されている。そして定着ローラ対6より下流側の搬送ローラ(第1排出ローラ対7を含む)は、排出ローラ対18と同期した速度でシートを搬送するようになっている。
分岐部46aより下流側の湾曲パス46には、パドル90を配置してある。パドル90は、戻しパドル50と同様に、表面が低摩擦係数の弾性部材からなり、搬送力は排出ローラ対18より低く設定されている。パドル90はパドルモータM7の回転力を受けて矢印方向(時計方向)に回転するようになっている。湾曲パドル90は、湾曲パス46内を移動するシートの邪魔にならないように、通常、内ガイド45の湾曲内側に退避している。
湾曲パス46の湾曲の内側には、突き板72を配設してある。突き板72は、突き板駆動モータM5と不図示の伝達機構(例えば、リンク機構)とにより、矢印方向(実線、破線)に往復移動するようになっている。待機位置(実線位置)は湾曲パス46の湾曲の内側である。突き位置(破線位置)は湾曲パス46を貫通した位置である。内ガイド45と外ガイド44の突き板72に対応した位置には、突き板72の移動に支障のないように貫通孔を形成してある。
折りローラ対73は、ニップが突き板72に対向するように配設してあり、湾曲パス46内のシートが突き板72に突かれたときに、矢印方向に回転してシートを2つに折るようになっている。折られたシートは冊子排出ローラ対74を経て、スタックトレイ4に積載される。折りローラ73、及びサドル冊子排出ローラ対74は折りモータM6で回転するようになっている。突き板72、折りローラ対73、突き板駆動モータM5、及び折りモータM6等は、折り装置71を構成している。
また、水平パス49の下流端部には、水平パス49内のシートをスタックトレイ4に排出する束排出ローラ対75を設けてある。束排出ローラ対75は、ニップローラ回転モータM1によって回転するようになっている。上記した各モータM1乃至M8、ソレノイドSL1、排紙センサ20等は、制御部としてのCPU79に接続されていて、CPU79によってシート搬送、加圧ローラ102のニップローラ101に対しての接離、及び折り処理等が制御されるようになっている。なお、本実施形態において、CPU79がシート処理装置1に設けられている構成について説明しているが、画像形成装置としてのカラー複写機30側の制御部によりシート処理装置1を制御するようにしてもよい。
(『ブックレットモード(中綴じ製本処理)』における動作説明)
ブックレットモードが指定されると、図4に示すように、カール付与ローラ対100の加圧ローラ102が加圧位置に移動する。すなわち、加圧ローラ102がニップローラ回転モータM1によってニップローラ101に圧接される。そして、ソレノイドSL1によりフラッパ80が、図示の位置に移動して、湾曲パス46を選択する。
カラー複写機30の装置本体31から排出されたシートPは、先端を排紙センサ20に検知され、その検知結果に基づいてカール付与ローラ対100で上カールを付与されて搬送される。搬送されるシートの送り長さをL1、排出ローラ対18と分岐部46aとの距離をL2としたとき、シートが(L1−L2)の長さ分だけ、カール付与ローラ対100によって搬送されると、加圧ローラ102は退避位置へ移動する。このようにして、シートが処理トレイ40に排出されたとき、分岐部46a以降の湾曲パス46に入り込むシートの先端部分に(L1−L2)の長さ分だけ、湾曲パス46と同方向のカールが付与されている。図5に示すように、その後、シートは、排出ローラ対18で継続搬送されて、処理トレイ40に排出される。シートは、先端が上向きに適切なカールが付与されているので、処理トレイ40上を円滑に滑って、処理トレイ40に排出される。その際、シートの先端は、湾曲パス46に入り込む。しかし、シートの先端にはカールが付与されているため、湾曲パス46から殆ど抵抗を受けることなく、負荷を軽減され、安定して搬送、排出される。
前記搬送されるシートの送り長さL1は搬送されるシートサイズによって異なっている。これに対して、排出ローラ対18と湾曲パス46の始点としての分岐部46aとの距離L2は決まっている。このため、カール付与長さ、つまり湾曲パス46に入り込む長さ(L1−L2)はシートの長さサイズによって異なる。長さ(L1−L2)は、加圧ローラ102を退避させるタイミングによって決まる。このようにシートの長さサイズによりカール付与長さを変えることができるので、本実施形態のシート処理装置1は、シートの長さサイズに関わらず安定してシートの搬送、排出動作を行うことができる。
また、このカールは、湾曲パス46を曲がりにくく、湾曲パス46で抵抗を受ける厚紙(坪量約105g/m乃至約250g/m)にのみ形成してもよい。このように、シート坪量の範囲を限定することで、シートに付与するカール量の精度を高めることができる。なお、厚紙を送っているとき、普通紙(坪量約64g/m乃至約90g/m)を送ると、加圧ローラ102は退避しており、シートは搬送パス19から排出ローラ対18のみで搬送、排出される。シート坪量の設定は不図示のカラー複写機30の操作部から入力されるが、シート搬送路内にシート厚み検知手段を設け、その検知結果に基づいて制御するようにしても良い。
図6に示すように、処理トレイ40に排出されたシートは、停止していた戻しパドル50の回転にともなって矢印方向に移動を開始し、戻しベルト60の搬送力も受けながら、カールしていない後端を後端ストッパ62に突き当てられて、後端整合される。なお、戻しパドル50、後端ストッパ62等は、後端整合手段を構成している。続いて、整合板対41の挟み動作によって、シートの幅整合も行われる。このとき、シートへのカール付与は、湾曲パス46に入り込む先端部分のみに行われているため、後端部分がカールしているときに発生しがちな、後端ストッパ62への戻し不良や、突き当てときの座屈等の問題が発生することがない。
以上の動作は、処理トレイ40に所定の枚数のシートが積載されるまで繰り返される。
次に、図7に示すように、後端ストッパ62が矢印方向に移動して、処理トレイ40に積載されたシート束の搬送方向中央が中間部ステイプラ11の綴じ位置に対向するようにシート束を搬送する。中間部ステイプラ11は、シート束の針綴じを行う。この間、後端ストッパ62は停止していて、シート束の後端を保持している。なお、シート束の綴じ位置は、一般に、シート束長さ方向の中央であるが、必ずしも中央である必要がない。符号Mで示す部分が綴じられた部分である。
そして、再び、後端ストッパ62は、シート搬送方向の下流側に移動して、シート束の搬送方向中央が折りローラ73のニップに到達するようにシート束を搬送し、停止する。その後、図8に示すように、待機していた突き板72が、シート束を突く動作を開始する。この間も、後端ストッパ62は停止して、シート束の後端を保持している。突き板72の移動開始にともなって、折りローラ対73も回転を開始する。突き板72の移動で、束の搬送方向中央、すなわち綴じ位置が折りローラ対73のニップに押し込まれる。そして、シート束は、2つ折りされながら折りローラ対73、冊子排出ローラ対74に搬送されて、図9に示すように、スタックトレイ4上に積載される。
シートの先端のカール方向と湾曲パス46の湾曲方向とが上向きであり、かつ折り装置71がシート先端のカール部分が内側に向くようにシート束を折るので、スタックトレイ4に積載された折り処理済みのシート束は、カール付与ローラ100にてカール付与された端部Paが内側に向いている。しかも、このシート束は、冊子状に形成されて、カール付与された端部Paを有する面を上側に、カール付与されていない面を下側にして処理トレイ40に積載されているので、スタックトレイ4上で端部が開きにくくなっている。
従って、シート束の品位を向上させることができる。また、後続のシート束は、冊子排出ローラ対74から排出されるとき、先行のシート束の端部に引っかかったり、先行のシート束に侵入したりするようなことがなく先行のシート束上に容易に積載される。さらに、冊子状になったシート束の端部は、開きにくくなっているので、そのシート束の厚みが、図9に破線で示すカール処理されていないシート束と比較して薄くなる。このため、カール付与されていないシート束に比べて、カール付与されたシート束はスタックトレイ4上により多く積載することができる。
なお、本実施形態のシート処理装置1において、湾曲パス46の湾曲方向が上向きであるが下向きであってもよい。この場合、シートの先端は、下向きにカールする必要があり、シート束がスタックトレイ4に積載されたとき、カールした部分が下側になる。しかし、シート束の端部が開きにくくなっていること、先行のシート束に後続のシート束が容易に積載されること、シート束の厚みが薄くなっていること等の効果を奏することに変わりはない。
また、本実施形態のシート処理装置1において、湾曲パス46の曲率半径が大きい場合や、シートの腰の強さによっては、シートの先端をカールさせることなく、シート束を湾曲パス46の部分を円滑に搬送させることができる場合がある。このような場合、シートをカールさせるのは、シート束が開かないようにするためであって、シートの先端と後端とのいずれか一方、あるいは両方をカールさせればよい。すなわち、シートの先端と後端との少なくとも一方をカールさせればよい。また、シート束は、中間部ステイプラ11で中央を綴じられているが、綴じる位置は中央に限らない。また、綴じられることなく、折り装置71に折られてスタックトレイ4に排出されてもよい。処理を施されるシートの枚数が1枚であったとしても同様に本願発明の効果を得ることができることは言うまでもない。
さらに、本実施形態のシート処理装置1は、湾曲パス46の上下方向の領域内に折り装置71を備えているので、小型に形成されている。
(『平綴じモード(ステイプルソート処理)』における動作説明)
平綴じモードが指定されると、図10に示すように、カール付与ローラ対100の加圧ローラ102は退避位置に移動し、フラッパ80は処理トレイ40から離れて水平パス49を選択する。カラー複写機30(図1参照)の装置本体31より排出されたシートPは、先端がセンサ20に検出されて搬送パス19を通過して、排出ローラ対18のみに搬送され、処理トレイ40に排出される。図11に示すように、処理トレイ40に排出されたシートPは、停止していた戻しパドル50の回転にともなって、矢印方向に移動を開始して、戻しベルト60の搬送力を受けながら後端ストッパ62に突き当てられる。これによって、シートの後端が整合される。続いて、整合板対41が、シートを挟み、幅整合をする。
以上の動作が、処理トレイ40に所定の枚数のシートが積載されるまで繰り返される。
整合されたシート束は、端部ステイプラ10により端部に針綴じが行われる。その後、シート束は、図12に示すように、後端ストッパ62により矢印方向に移送される。そして、図13に示すように、シート束は、排出ローラ対18とともにニップローラ回転モータM1により回転している束排出ローラ対75に受け渡されて、スタックトレイ4上に積載される。このようにして、シート束の端部が針綴じされた冊子が形成される。
なお、整合処理(ソート処理)は、ステイプルソート処理において、シート束の端部を端部ステイプラ10による綴じ動作を行わない処理である。
P シート
Pa 端部
M 綴じ部
1 シート処理装置
3 感光体ドラム(画像形成手段)
10 端部ステイプラ
11 中間部ステイプラ(綴じ手段)
18 排出ローラ対(シート搬送手段)
18a 駆動ローラ
18b 従動ローラ
20 排紙センサ(シート検知手段)
30 カラー複写機(画像形成装置)
31 カラー複写機(画像形成装置)の装置本体
35 原稿供給装置
36 画像読取装置(画像読取手段)
40 処理トレイ(シート積載手段)
46 湾曲パス(湾曲案内路)
46a 分岐部
49 水平パス(直線案内路)
50 戻しパドル(後端整合手段)
62 後端ストッパ(シート束搬送手段、後端整合手段)
71 折り装置(折り手段)
79 CPU(制御部)
100 カール付与ローラ対(カール付与手段)
101 ニップローラ
102 加圧ローラ

Claims (4)

  1. シートの端部をカールさせるカール付与手段と、
    シートの搬送方向の一方の端を突き当てて搬送方向の整合を行う整合手段と、
    前記カール付与手段によりカールさせられたシートまたはシート束を折る折り手段と、を備え、
    前記カール付与手段により、前記一方の端部はカールさせずに、他方の端部を所定の長さにカールさせ、前記整合手段によりカールしていない前記一方の端部を整合した後、カールした前記他方の端部の凹面側が前記一方の端部側に向くように前記折り手段によりシートまたはシート束を折る、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記整合手段は、ストッパを有し、平坦な面上でシートを移動させて、前記一方の端を前記ストッパに突き当てることで前記一方の端を整合する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記シート束の搬送方向の中間部を綴じる綴じ手段を有し、
    前記整合手段による前記一方の端の整合がされた後、前記綴じ手段によりシート束を綴じ、前記折り手段によりシート束の前記綴じ手段によって綴じられた部分を折る、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置は、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施す、
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2009266601A 2004-07-20 2009-11-24 シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP4764504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266601A JP4764504B2 (ja) 2004-07-20 2009-11-24 シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004211807 2004-07-20
JP2004211807 2004-07-20
JP2009266601A JP4764504B2 (ja) 2004-07-20 2009-11-24 シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005197628A Division JP4438071B2 (ja) 2004-07-20 2005-07-06 シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010089969A JP2010089969A (ja) 2010-04-22
JP4764504B2 true JP4764504B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=42253086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266601A Expired - Fee Related JP4764504B2 (ja) 2004-07-20 2009-11-24 シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4764504B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6369208B2 (ja) * 2014-08-07 2018-08-08 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010089969A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4438071B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP4227640B2 (ja) シート処理装置、これを備えた画像形成装置
JP4429219B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP4721463B2 (ja) シート処理装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP4262159B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4143578B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
US7681872B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
JP5063309B2 (ja) シート積載装置、シート処理装置、画像形成装置
JP5106061B2 (ja) シート積載装置、シート処理装置、画像形成装置
US8774702B2 (en) Sheet post-processing apparatus and image forming apparatus having the same
JP4871551B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システム
JP5295326B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4764504B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2017081665A (ja) 後処理装置、及び、画像形成装置
JP5219642B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2007155805A (ja) シート処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP5268582B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP5312066B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP3958043B2 (ja) シート材後処理装置及び方法
JP2006027864A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2005089063A (ja) シート処理装置及びこの装置を備えた画像形成装置
JP5165036B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システム
JP5496396B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2006219282A (ja) シート後処理装置、および画像形成装置
JP2005324904A (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees