JPH10279040A - コンベヤ装置 - Google Patents
コンベヤ装置Info
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- JPH10279040A JPH10279040A JP8485797A JP8485797A JPH10279040A JP H10279040 A JPH10279040 A JP H10279040A JP 8485797 A JP8485797 A JP 8485797A JP 8485797 A JP8485797 A JP 8485797A JP H10279040 A JPH10279040 A JP H10279040A
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Abstract
配置したコンベヤを有するコンベヤ装置で、地震発生時
のコンベヤの破損を抑えて損害を少なくする。 【解決手段】 免震構造に構成した免震構造体と免震構
造でない非免震構造体とにわたって物品搬送用のコンベ
ヤ7を有するコンベヤ装置で、コンベヤ7を免震構造体
側に固定の免震側コンベヤ10と非免震構造体側に固定
の非免震側コンベヤ11とに分離して別体に構成し、か
つ、免震側コンベヤ10と非免震側コンベヤ11との間
で物品を搬送可能に構成するとともに、免震構造体と非
免震構造体との間の振動の差異に基づいて互いに接当す
る接当構造部23を免震側コンベヤと非免震側コンベヤ
との間に設け、接当構造部23に一定以上の接当力が作
用すると、免震側コンベヤ10と非免震側コンベヤ11
とのいずれか一方の構造体側に対する固定を解除する固
定解除手段26を設けてあるコンベヤ装置。
Description
た免震構造体と免震構造でない非免震構造体とにわたっ
て物品搬送用のコンベヤを有するコンベヤ装置に関す
る。
において、地震発生時における物品の破損を防止するた
め、例えば、空気ばねとすべり機構とを組合せて構成し
た免震装置を用いて、物品収納棚を設置する床を免震床
にしたり、建屋そのものを免震建屋にするなどの方策が
採られている。しかし、物品収納棚を設置する床を含め
て、自動倉庫の全ての床を免震床にしたり、全ての建屋
を免震建屋にすると、非常に高価なものとなり、何時発
生するか定かでない地震に対して、非常に高額の設備投
資を必要とする。そのため、自動倉庫の一部の床を免震
床にしたり、一部の建屋を免震建屋にして、設備投資を
極力抑えながら地震発生時における物品の破損や損害を
最小限に抑えようとする傾向にある。
建屋などの免震構造体にすると、免震構造体と非免震構
造体とにわたって物品搬送用のコンベヤを固定配置する
必要が生じるが、従来においては、このようなコンベヤ
に関して地震に対する特別な処置が施されていなかっ
た。
と非免震構造体とにわたって固定配置したコンベヤにあ
っては、地震発生時に免震構造体と非免震構造体との間
で振動に差異が生じ、その振動の差異に基づいて破損す
る虞れがあるが、そのコンベヤの破損を容認した上で、
高価な免震構造体を最小限に抑えようとして、一部の床
や一部の建屋のみを免震構造としていたのが実情であ
り、したがって、当然のことながら、地震発生時におい
てコンベヤが破損する虞れがある。
で、免震構造体と非免震構造体とにわたって固定配置し
たコンベヤを有するコンベヤ装置において、地震発生時
におけるコンベヤの破損を極力抑えて損害を少なくする
ことを目的とする。
め、請求項1に記載の発明によれば、免震構造体と非免
震構造体とにわたるコンベヤを、免震構造体側に固定の
免震側コンベヤと非免震構造体側に固定の非免震側コン
ベヤとに分離して別体に構成し、かつ、免震側コンベヤ
と非免震側コンベヤとの間で物品を搬送可能に構成する
ものであるから、必要な床や建屋のみを免震構造体とし
て全体のコストダウンを図りながら、免震側コンベヤと
非免震側コンベヤとの間で支障なく物品の搬送を行うこ
とができ、しかも、免震構造体と非免震構造体との間の
振動の差異に基づいて互いに接当する接当構造部を設
け、その接当構造部に一定以上の接当力が作用すると、
免震側コンベヤと非免震側コンベヤとのいずれか一方の
構造体側に対する固定を解除する固定解除手段を設ける
ものであるから、地震発生により前記接当構造部に一定
以上の接当力が作用すると、免震側コンベヤと非免震側
コンベヤとの一方の構造体に対する固定が解除される。
したがって、固定が解除された方のコンベヤが破損する
可能性はあるが、免震構造体と非免震構造体とにわたる
コンベヤ全体の破損が回避され、地震発生時におけるコ
ンベヤの破損を極力抑えて損害を少なくすることができ
る。
時に互いに接当する接当構造部を先端部が先鋭な先鋭構
造体とその先鋭構造体の先端部が接当する被接当構造体
とから構成するものであるから、先鋭構造体と被接当構
造体とは、点接当に近い状態となり、したがって、横揺
れの地震に対しては勿論のこと、横揺れと縦揺れが混在
した複雑な揺れの地震発生時においても両者は確実に接
当し、その接当力が一定以上であれば、前記固定解除手
段により固定を解除してコンベヤの破損を極力少なくす
ることができる。
構造体の先端部に接当力緩衝用の緩衝部材を設けるもの
であるから、先鋭構造体と非接当構造体との接当による
両構造体の破損をも極力防止し、地震による損害を更に
少なくすることができる。
体が免震床であり、非免震構造体が非免震床であって、
免震床上に免震側コンベヤを非免震床上に非免震側コン
ベヤを設置するものあるから、つまり、免震構造体と非
免震構造体とにわたって設置するコンベヤが、床上に設
置されるものであるから、例えば、建屋の天井に設置す
るものに比較して、コスト的に安価かつ安全であり、し
かも、そのコンベヤにより搬送される物品を収納するた
めの物品収納棚を免震床上に設置するものであるから、
地震発生時において物品収納棚に収納保管されている多
数の物品の破損を極力防止して損害を少なくすることが
できる。
ンベヤと非免震側コンベヤとのいずれか一方を固定コン
ベヤ部分と可動コンベヤ部分とから構成し、その可動コ
ンベヤ部分を他方のコンベヤと固定コンベヤ部分との間
に設置して、可動コンベヤ部分に前記先鋭構造体を設
け、かつ、その可動コンベヤ部分とそれを設置する床と
の間に前記固定解除手段を設けるものであるから、地震
発生に伴って接当構造部に作用する接当力は、先鋭構造
体から可動コンベヤ部分へ直接伝達され、かつ、その可
動コンベヤ部分から固定解除手段へと直接伝達されるた
め、固定解除手段による固定解除が確実となり、しか
も、固定が解除されるのは、可動コンベヤ部分のみであ
るため、免震側コンベヤや非免震側コンベヤ全体の破損
が回避され、地震発生時におけるコンベヤの破損を更に
少なくすることができる。
コンベヤ部分をレールに沿って固定コンベヤ部分側へス
ライド可能に構成し、接当構造部に作用する接当力で可
動コンベヤ部分を固定コンベヤ部分側へスライドさせる
ように構成するものであるから、固定解除手段による固
定を解除された可動コンベヤ部分は、レールに沿ってス
ライドすることになり、例えば、可動コンベヤ部分を回
動させるものに較べて構造も簡単で、かつ、確実に所望
の方向にスライドさせることができる。
の形態を図面に基づいて説明する。このようなコンベヤ
装置は、例えば、図1に示すように、空気ばねとすべり
機構を組合せて構成した従来公知の複数の免震装置1を
介して地面G上に支持された免震構造体としての免震建
屋2と非免震構造体としての耐震構造の建屋3とが隣接
して設置された自動倉庫などに使用されるものである。
この自動倉庫において、免震建屋2の免震床4上には、
図2にも示すように、各種の物品をパレットに載置した
状態で上下および左右に複数個並べて収納する物品収納
棚5が複数個設置され、各物品収納棚5は、その間口を
相対向させた状態で平行に配設され、そのような相対向
する物品収納棚5をひとつの対として、複数対の物品収
納棚5が平行に設置されている。
には、それぞれスタッカークレーン6が間口に沿って走
行可能に設けられ、かつ、各物品収納棚5の出入口が、
耐震建屋3側に向けて設けられ、各対の物品収納棚5の
出入口側には、物品をパレット上に載置した状態で搬送
する搬入コンベヤ7と搬出コンベヤ8とがそれぞれ設け
られている。各搬入コンベヤ7と搬出コンベヤ8とは、
免震建屋2の免震床4と耐震建屋3の1階の耐震床9と
にわたって設けられ、耐震建屋3側から搬入コンベヤ7
により搬入されてきた物品をパレットごとスタッカーク
レーン6によって免震建屋2側の物品収納棚5に収納し
たり、逆に、物品収納棚5に収納されている物品をパレ
ットごとスタッカークレーン6によって搬出コンベヤ8
にまで搬出し、その搬出コンベヤ8によって耐震建屋3
側へ搬出し得るように構成されている。
は、物品の搬送方向が異なるのみで実質的にほぼ同じ構
造なので、以後、搬入コンベヤ7についてのみ説明し、
搬出コンベヤ8についての説明を省略する。各搬入コン
ベヤ7は、図3および図4に示すように、免震床4上に
設置された免震側コンベヤ10と、耐震床9上に設置さ
れた非免震側コンベヤ11とに分離されて互いに別体に
構成され、さらに、免震側コンベヤ10は、固定コンベ
ヤ部分10aと可動コンベヤ部分10bとに分離されて
別体に構成されている。
ンベヤ部分10aは、左右一対のコンベヤ支持枠12や
そのコンベヤ支持枠12を支える複数本の脚枠13など
によって枠組みされ、各脚枠13の下端に設けられたベ
ース板14を介して図外のアンカーボルトによって免震
床4に直接固定されている。左右一対のコンベヤ支持枠
12には、図外の電動モータにより回転駆動される駆動
スプロケット15と遊転スプロケット16とが設けら
れ、両スプロケット15,16間にそれぞれ物品搬送用
のチェン17が巻き掛けられ、その左右一対のチェン1
7上に物品を載置したパレットを載せた状態で、電動モ
ータにより両チェン17を回動駆動することによって物
品をパレットごと搬送するように構成されている。
ンベヤ部分10bも、左右一対のコンベヤ支持枠18や
そのコンベヤ支持枠18を支える複数本の脚枠19など
で枠組みされ、各脚枠19に下端には、左右一対の縦枠
20が連結固定され、両縦枠20間に横枠21が連結固
定されている。左右一対の縦枠20のうち、非免震側コ
ンベヤ11側の端部には、平面視で三角形になるように
一対の斜め枠22が連結固定され、その三角形の頂部
が、後述する接当構造部23の先鋭部23aに構成さ
れ、その先鋭部23aには、接当力を緩和するためのナ
イロン製の緩衝部材24が取り付けられている。そし
て、両縦枠20が、免震床4に固定された断面L字状の
左右一対のレール枠25間に位置され、かつ、両レール
枠25上に載置されて、可動コンベヤ部分10b全体
が、両レール枠25の長手方向に沿ってスライド可能に
構成されている。
ると切断する固定解除手段としての剪断ボルト26によ
って両レール枠25に連結固定され、縦枠20側の先鋭
部23aに一定以上の接当力が作用すると、両剪断ボル
ト26が切断してレール枠25に対する固定が解除さ
れ、レール枠25に沿って固定コンベヤ部分10a側へ
スライドするように構成されている。そのため、可動コ
ンベヤ部分10bの先鋭部23aが、耐震建屋3の耐震
床9の床側面23bに所定の距離を置いて近接配置さ
れ、先鋭構造体としての先鋭部23aと被接当構造体と
しての床側面23bとが接当構造部23を構成して、免
震床4と耐震床9との間で相対振動が生じると、両者が
接当するように構成されている。
0a側の端部には、図5に詳しく示すように、縦枠20
のスライドを阻止する固定ストッパ27が固着され、か
つ、固定ストッパ27よりも先鋭部23a側に若干寄っ
たレール枠25部分には、下方へ退避可能な可動ストッ
パ28が上方に弾性付勢されて設けられている。そし
て、前記接当構造部23の先鋭部23aと床側面23b
とが互いに接当し、先鋭部23aに一定以上の接当力が
作用すると、両剪断ボルト26が切断して可動コンベヤ
部分10bが固定コンベヤ部分10a側へスライドし、
図5の(イ)に示すように、縦枠20を連結する横枠2
1が可動ストッパ28に接当して、可動ストッパ28が
下方へ退避し、横枠21の通過に伴って上方へ弾性復帰
し、図5の(ロ)に示すように、各可動ストッパ28と
固定ストッパ27とによって前記横枠21を挟持し、そ
れ以上の縦枠20のスライドを阻止するように構成され
ている。
支持枠18にも、上述の固定コンベヤ部分10aと同様
に、図外の電動モータにより回転駆動される駆動スプロ
ケット29と遊転スプロケット30とが設けられ、両ス
プロケット29,30間にそれぞれ物品搬送用のチェン
31が巻き掛けられ、その左右一対のチェン31上に物
品を載置したパレットを載せた状態で、電動モータによ
り両チェン31を回動駆動して物品をパレットごと搬送
するように構成されている。
ヤ部分10aと同様に、左右一対のコンベヤ支持枠32
や複数本の図外の脚枠などによって枠組みされ、各脚枠
の下端に設けられた図外のベース板を介してアンカーボ
ルトにより耐震床9に直接固定されている。この非免震
側コンベヤ11の各コンベヤ支持枠32にも、図外の電
動モータにより回転駆動される駆動スプロケット35と
遊転スプロケットとが設けられて物品搬送用のチェン3
7が巻き掛けられ、その左右一対のチェン37上に物品
を載置したパレットを載せた状態で、電動モータにより
両チェン37を回動駆動することで物品をパレットごと
搬送するように構成されている。
部分10a、可動コンベヤ部分10b、ならびに、非免
震側コンベヤ11が、免震床4上の物品収納棚5側から
耐震床9側へ向けてこの順に配設されるとともに、両コ
ンベヤ部分10a,10bと非免震側コンベヤ11の物
品搬送用チェン17,31,37が、全てほぼ同じ高さ
になるように構成されている。そして、非免震側コンベ
ヤ11と可動コンベヤ部分10bとは、図3に示すよう
に、接当構造部23を構成する先鋭部23aと床側面2
3bとの間隔よりも若干広く、かつ、非常時に防熱扉3
8で免震建屋2と耐震建屋3とを遮断し得る程度の間隔
を開けて近接配置され、非免震側コンベヤ11により搬
送されてきた物品をそのまま可動コンベヤ部分10bで
連続して搬送し得るように構成されている。その可動コ
ンベヤ部分10bの両コンベヤ支持枠18の間隔は、他
の固定コンベヤ部分10aのコンベヤ支持枠12や非免
震側コンベヤ11のコンベヤ支持枠32の間隔よりも若
干狭く構成され、図4に示すように、可動コンベヤ部分
10bのコンベヤ支持枠18が、固定コンベヤ部分10
aのコンベヤ支持枠12間に位置し、可動コンベヤ部分
10bで搬送されてきた物品をそのまま固定コンベヤ部
分10aで連続して搬送し得るように構成されている。
挟んで物品収納棚5の反対側、つまり、耐震建屋3の1
階の耐震床9上には、ループ状の案内レール39が敷設
され、その案内レール39に沿って複数台の物品搬送車
40が走行可能に構成され、同じ耐震床9上で、かつ、
物品搬送車40の搬送径路に近接して、物品をパレット
上に載置した状態で入庫する入庫コンベヤ41と、物品
をパレットごと出庫する出庫コンベヤ42とが設けられ
ている。そして、各物品搬送車40の走行によって、入
庫コンベヤ41により入庫されてきた物品をパレットご
と各搬入コンベヤ7にまで搬送したり、各搬出コンベヤ
8により搬出された物品をパレットごと出庫コンベヤ4
2にまで搬送出庫し得るように構成されている。
品搬送車40の搬送径路に近接して、ピッキングエリア
43にまで物品をパレットごと搬入するピッキング用搬
入コンベヤ44や、ピッキング後の空パレットを搬出す
るピッキング用搬出コンベヤ45も設置され、必要に応
じて、空パレットを複数段に積み上げて収納する段積み
機46や、空パレットを洗浄する洗浄機47、洗浄され
た後の空パレットを段ばらしする段ばらし機48なども
設けられ、物品搬送車40や各種のコンベヤによって物
品を載置したパレットや空のパレットを各装置間で自由
に搬送し得るように構成されている。
置によって制御され、その制御装置に対して操作装置4
9により各種の必要情報を入力し得るように構成されて
いて、例えば、物品収納棚5に物品を入庫するには、操
作装置49により入庫コンベヤ41により搬送されてき
た物品に関する必要情報を入力する。すると、その情報
に基づいて、制御装置が収納するべき物品収納棚5の物
品収納部を検索し、その検索結果をスタッカークレーン
6に指示するとともに、空の物品搬送車40を検索指定
し、その物品搬送車40に指示する。指示された物品搬
送車40は、入庫コンベヤ41で物品をパレットごと受
け取って指示された搬入コンベヤ7に移載し、搬入コン
ベヤ7により搬送された後、スタッカークレーン6によ
って指定された物品収納棚5の物品収納部に収納され
る。出庫の際には、出庫すべき物品に関する必要情報を
操作装置49により入力すると、制御装置が出庫すべき
物品を検索してスタッカークレーン6に指示し、指示さ
れたスタッカークレーン6が、物品収納棚5から物品を
受け取って搬出コンベヤ8に移載し、その後、制御装置
により指示された物品搬送車40が、搬出コンベヤ8か
ら物品を受け取って出庫コンベヤ42に移載し、出庫コ
ンベヤ42が所定の出庫箇所へ出庫する。
品に関する必要情報を操作装置49に入力すると、出庫
と同じ作動によって、スタッカークレーン6、搬出コン
ベヤ8、ならびに、物品搬送車40が、物品をパレット
ごと順次搬送し、ピッキング用搬入コンベヤ44によっ
てピッキングエリア43にまで搬送される。ピッキング
完了後においては、ピッキング後の物品を載せたパレッ
トが、ピッキング用搬出コンベヤ45により搬送され、
入庫と同じ作動によって、指示された物品収納棚5に戻
されたり、空になってパレットについては、段積み機4
6にまで搬送されて段積みされる。段積みされた空パレ
ットを洗浄する場合にも、必要情報を操作装置49に入
力することで、空パレットを洗浄機47にまで搬送して
洗浄し、空パレットを必要とする場合には、操作装置4
9への入力によって、空パレットが段ばらし機48で段
ばらしされ、その後、物品搬送車40などによって指示
箇所にまで搬送するのである。
免震側コンベヤ10と非免震側コンベヤ11とを免震床
4や耐震床9上に設置した例を示したが、必ずしも床上
に設置するコンベヤに限るものではなく、例えば、免震
構造体と非免震構造体との天井に設置して垂下するコン
ベヤにも適用することができ、そのコンベヤに関して
も、自動倉庫以外の各種のコンベヤに応用可能であり、
また、コンベヤの具体的構成についても、先の実施形態
のようなチェンコンベヤに限らず、ローラコンベヤやベ
ルト式のコンベヤなど、各種構造のコンベヤにも適用可
能である。また、自動倉庫のコンベヤに使用する場合に
おいても、搬入コンベヤ7や搬出コンベヤ8に限るもの
ではなく、その他、各種の自動倉庫用のコンベヤに応用
することができる。
可動コンベヤ部分10bをスライドにより退避させる構
成を示したが、スライド以外にも回動などによって退避
させることもでき、また、退避させる可動コンベヤ部分
10bについても、免震側コンベヤ10の方ではなく、
非免震側コンベヤ11の方に設けることもでき、さら
に、いずれか一方に可動コンベヤ部分を設ける場合、免
震側コンベヤ10全体を耐震構造体に対してスライド可
能にしたり、非免震側コンベヤ11全体を免震構造体に
対してスライド可能に構成することもできる。
コンベヤ部分10b側に設けた先鋭部23aと耐震床9
の床側面23bとを示したが、この接当構造部23につ
いても種々の改変が可能で、例えば、耐震床9の床側面
23bに変えて、耐震建屋3の一部、あるいは、耐震建
屋3に固定の各種部材などに置き換えることもでき、要
するに、免震側コンベヤ10と非免震側コンベヤ11と
の間に介在させればよく、また、先鋭部23aについて
も、必ずしも先鋭な構成にする必要はなく、横方向や上
下方向にある程度長さを備えた構成にすることもでき
る。
ト26を示したが、ボルト以外の固定具などを用いて、
一定以上の接当力が作用すると固定が解除されるように
構成したり、ボルトの締付力の設定によって、一定以上
の接当力が作用すると固定が解除されるように構成して
実施することもできる。
Claims (6)
- 【請求項1】 免震構造に構成した免震構造体と免震構
造でない非免震構造体とにわたって物品搬送用のコンベ
ヤを有するコンベヤ装置であって、 前記コンベヤを免震構造体側に固定の免震側コンベヤと
非免震構造体側に固定の非免震側コンベヤとに分離して
別体に構成し、かつ、前記免震側コンベヤと非免震側コ
ンベヤとの間で物品を搬送可能に構成するとともに、前
記免震構造体と非免震構造体との間の振動の差異に基づ
いて互いに接当する接当構造部を前記免震側コンベヤと
非免震側コンベヤとの間に設け、前記接当構造部に一定
以上の接当力が作用すると、免震側コンベヤと非免震側
コンベヤとのいずれか一方の構造体側に対する固定を解
除する固定解除手段を設けてあるコンベヤ装置。 - 【請求項2】 前記接当構造部を先端部が先鋭な先鋭構
造体とその先鋭構造体の先端部が接当する被接当構造体
とから構成してある請求項1に記載のコンベヤ装置。 - 【請求項3】 前記先鋭構造体の先端部に接当力緩衝用
の緩衝部材を設けてある請求項2に記載のコンベヤ装
置。 - 【請求項4】 前記免震構造体が免震床であり、前記非
免震構造体が非免震床であって、かつ、前記コンベヤに
より搬送される物品を収納する物品収納棚を備え、前記
免震床上に物品収納棚と免震側コンベヤとを設置し、前
記非免震床上に非免震側コンベヤを設置してある請求項
2または3に記載のコンベヤ装置。 - 【請求項5】 前記免震側コンベヤと非免震側コンベヤ
とのいずれか一方を固定コンベヤ部分と可動コンベヤ部
分とから構成し、その可動コンベヤ部分を他方のコンベ
ヤと前記固定コンベヤ部分との間に設置するとともに、
前記可動コンベヤ部分に前記先鋭構造体を設け、かつ、
その可動コンベヤ部分とそれを設置する床との間に前記
固定解除手段を設けてある請求項2〜4のいずれか1項
に記載のコンベヤ装置。 - 【請求項6】 前記可動コンベヤ部分をレールに沿って
前記固定コンベヤ部分側へスライド可能に構成し、前記
接当構造部に作用する接当力で前記可動コンベヤ部分を
固定コンベヤ部分側へスライドさせるように構成してあ
る請求項5に記載のコンベヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08485797A JP3417530B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | コンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08485797A JP3417530B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | コンベヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10279040A true JPH10279040A (ja) | 1998-10-20 |
JP3417530B2 JP3417530B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=13842488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08485797A Expired - Fee Related JP3417530B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | コンベヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417530B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016141482A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | 村田機械株式会社 | 免震倉庫システム |
EP4292961A1 (en) | 2022-06-14 | 2023-12-20 | Daifuku Co., Ltd. | Transfer system |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP08485797A patent/JP3417530B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP4292961A1 (en) | 2022-06-14 | 2023-12-20 | Daifuku Co., Ltd. | Transfer system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3417530B2 (ja) | 2003-06-16 |
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