JPH10277936A - 回転工具の送り量制御方法 - Google Patents

回転工具の送り量制御方法

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Publication number
JPH10277936A
JPH10277936A JP9086452A JP8645297A JPH10277936A JP H10277936 A JPH10277936 A JP H10277936A JP 9086452 A JP9086452 A JP 9086452A JP 8645297 A JP8645297 A JP 8645297A JP H10277936 A JPH10277936 A JP H10277936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
rotary tool
grinding
work
per revolution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9086452A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoshi Nakamura
元志 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9086452A priority Critical patent/JPH10277936A/ja
Publication of JPH10277936A publication Critical patent/JPH10277936A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスの回数を低減させ工具寿命の延
長を図ることができる回転工具の送り量制御方法を提供
する。 【解決手段】 ワークの研削加工を行う加工工程の際の
砥石車1の一回転あたりの送り量を、ダイヤモンドと粒
11の表面に既に生じた傷15のピッチPと同調しない
ように繰り返し変化させる。傷15はダイヤモンドと粒
11の表面に分散して均等に生じることとなる。したが
って、ワークの表面に転写される筋は細かく、目立つこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば研削盤に取
付けて使用される砥石車等、工具を回転させながらワー
クまたは工具を移動させて加工する回転工具の一回転あ
たりの送り量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】砥石車は、一般に、ダイヤモンドや酸化
アルミニウム、炭化ケイ素、酸化鉄、酸化クロム等のと
粒(研削材)をボンドにより固めて成形されている。砥
石車を研削盤に取付けて研削加工を行う際には、一般に
砥石車を回転させながら所定量移動させ、ボンドの表面
にあらわれていると粒によりワークを研削する。砥石車
は、一定の送り量で移動され、ワークへの研削加工数の
増加に伴って摩耗する。この摩耗したと粒は、ワークと
の擦りによりその表面に筋状の溝のような傷が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すように、と
粒11の表面に生じる傷15は、少数であるが、砥石車
1の一回転あたりの送り量と略同じピッチPで、使用時
間に比例して次第に幅広く且つ深く(大きく)なる。こ
の状態で研削加工を続けると、図3に示すように、研削
加工が施されるワークWの表面にと粒11の傷15が大
きく転写される、すなわちワークWの表面に筋20を付
けることとなり、研削加工評価が基準に達せず製品とし
て不適合となり、砥石車1の寿命が短いものとなるとい
う問題があった。そして、工具寿命の延長を図るため、
頻繁に砥石車1をドレッシングする必要があるという問
題があった。
【0004】このような問題は、他の回転工具であって
も砥石車と同様に、刃等のワークに直接接触して加工す
る部分が使用と共に劣化してワークに筋を付けることと
なるため、所定加工回数毎にメンテナンスを行い工具寿
命の延長を図る必要があるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、メンテナンスの回数を低減させ工具寿
命の延長を図ることができる回転工具の送り量制御方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転工具の
送り量制御方法は、上記目的を達成するため、回転工具
の一回転あたりの送り量を加工工程毎に変化させること
を特徴とするものである。
【0007】本発明では、ワークを加工する際に、ワー
クとの接触により劣化して生じた工具の傷のピッチと異
なるピッチで送るように、回転工具の送り量を加工工程
毎に変化させるよう制御する。回転工具に生じる傷のピ
ッチと異なるように回転工具の一回転あたりの送り量を
変化させるため、回転工具に生じる傷が大きくなること
がない。したがって、回転工具のメンテナンスの必要回
数が低減し、しかも寿命が延長する。また、ワークに付
く筋が大きくなることがないため加工評価が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転工具の送り量制
御方法の実施の一形態を図に基づいて詳細に説明する。
なお、この実施の形態においては、回転工具として研削
盤に取付けて使用される砥石車の場合によって説明する
が、本発明はこれに限定されることなく、工具を回転さ
せながらワークおよび工具を相対的に移動させて加工す
るものであれば、ドリルやリーマ等、他の回転工具にも
適用できることはもちろんのことである。
【0009】本発明に係る回転工具の送り量制御方法
は、概略、砥石車1の一回転あたりの送り量を加工工程
毎に変化させるものである。
【0010】砥石車1は、図1に示すように、砥石台金
10の表面に例えばダイヤモンドからなると粒11をボ
ンド12により固めて成形してなるもので、研削盤(図
示は省略する)に取付けられて回転駆動されると共にワ
ークWと相対的に移動されることにより、ワークWの研
削加工を行う。ワークWまたは砥石車1の移動は、NC
制御により任意に行うことができる。
【0011】研削加工を複数のワークWに対して繰り返
し行うと、図2に示すように、砥石車1のダイヤモンド
と粒11は、摩耗すると共にその表面に少数の筋状の溝
のような傷15が回転方向に沿って生じることとなる。
この傷15は、砥石車1の一回転あたりの送り量と略同
じピッチPで生じ、使用時間(加工数)に比例して次第
に幅広く且つ深く(大きく)なる。したがって、図3に
示すように、ワークWの表面に転写される筋20は荒
く、目立つこととなる。
【0012】そこで、この実施の形態では、1つ目のワ
ークWの研削加工を行う加工工程の際の砥石車1の一回
転あたりの送り量を、例えば0.13mmとし、2つ目
を0.14mm、3つ目を0.12mm、4つ目を0.
15mm、5つ目を0.11mm、6つ目を0.16m
mというように、ダイヤモンドと粒11の表面に既に生
じた傷15のピッチPと同調しないように、砥石車1の
一回転あたりの送り量を加工工程毎に繰り返し変化させ
る。
【0013】すると、図4に示すように、傷15はダイ
ヤモンドと粒11の表面に分散して均等に生じることと
なり、従来の技術で述べたように、砥石車1を一定の送
り量で送った場合とは異なり、少数の傷15が次第に幅
広く且つ深く(大きく)なるようなことはない。したが
って、図5に示すように、ワークWの表面に転写される
筋20は細かく、目立つことがない。また、ドレッシン
グ等のメンテナンスを頻繁に行う必要性が低減し、工具
寿命が延長することとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、加工工程毎に砥石車の
一回転あたりの送り量を変化させることとしたことによ
り、メンテナンスの回数を低減させ工具寿命の延長を図
ることができる回転工具の送り量制御方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】砥石車の断面図である。
【図2】図1の状態から、研削加工を複数のワークに対
して繰り返し行ってと粒が摩耗し、表面に少数の大きな
傷が生じた状態を示す拡大断面図である。
【図3】図2に示した砥石車により研削してワークの表
面に筋が付いた状態を示すワークの表面図である。
【図4】本発明の方法により、傷がと粒の表面に分散し
て均等に生じた状態を示す拡大断面図である。
【図5】図4に示した砥石車により研削してワークの表
面に筋が付いた状態を示すワークの表面図である。
【符合の説明】
1 砥石車(回転工具) 11 ダイヤモンドと粒 15 傷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転工具の一回転あたりの送り量を加工
    数に伴い変化させることを特徴とする回転工具の送り量
    制御方法。
JP9086452A 1997-04-04 1997-04-04 回転工具の送り量制御方法 Pending JPH10277936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9086452A JPH10277936A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 回転工具の送り量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9086452A JPH10277936A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 回転工具の送り量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10277936A true JPH10277936A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13887336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9086452A Pending JPH10277936A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 回転工具の送り量制御方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH10277936A (ja)

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