JP2601750B2 - 機上放電ツルーイング法による砥石側面整形法 - Google Patents

機上放電ツルーイング法による砥石側面整形法

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JP2601750B2
JP2601750B2 JP4283651A JP28365192A JP2601750B2 JP 2601750 B2 JP2601750 B2 JP 2601750B2 JP 4283651 A JP4283651 A JP 4283651A JP 28365192 A JP28365192 A JP 28365192A JP 2601750 B2 JP2601750 B2 JP 2601750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研削機械用導電性薄
刃砥石の機上放電ツルーイング/ドレッシング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性薄刃砥石の機上放電ツルー
イング方法としては、例えば特開平4−201073号
の研削機械上(機上)に放電加工用の電極を取付け、そ
の研削機械に装着し使用された導電性薄刃砥石を機械か
ら取り外すことなく、機上で回転しながらその外周部を
接近させるとともに、電極の上面に対し平行移動させな
がら電極との間で放電し導電性薄刃砥石の外周部を整形
する導電性薄刃砥石の機上放電ツルーイング/ドレッシ
ング方法があった。さらに、砥石側面成形法として、特
開昭58−66662号の放電加工法によるメタルボン
ドダイヤモンド砥石の振れ修正法およびその装置があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−201
073号の方法では、薄刃砥石の外周部の成形方法につ
いて述べたものであり、この方法で砥石側面ツルーイン
グを行った場合、電極側面形状が砥石側面に転写される
ため、砥石側面振れを除去するだけで高精度な側面整形
が困難であり、かかる薄刃砥石による切断、溝入れ加工
では、砥石側面振れは加工精度の悪化およびチッピング
の増大につながり、しかも研削盤上で砥石側面振れを除
去する方法はないので、砥石取付け時点で側面振れは決
定した。そのため、砥石によって加工精度、チッピング
量がばらつき、安定した加工精度が得られにくい課題が
あった。また、逆テーパ、段付けなどの形状整形は不可
能であった。
【0004】又、特開昭58−66662号の方法で
は、砥石側面の振れを修正するだけで、逆テーパ、段付
けなどの形状を整形することができなかったし、又電極
が消耗した場合、砥石形状が崩れる恐れがあり高精度な
側面整形が困難であった。いずれにしても、上記各方法
を用いて砥石側面ツルーイングし、砥石振れを除去して
も、高精度な砥石形状が得られにくい問題があった。本
発明の課題は、ダイヤモンド及び/又はCBN砥粒を混
合した超砥粒砥石を含む総形あるいは薄刃砥石である導
電性砥石の高精度側面整形を可能にし、これにより、切
断、溝入れ加工時の砥石側面振れによる加工精度の悪化
およびチッピングの増大がなくなり、安定した加工精度
が得られ、又砥石側面に逆テーパや段付けを研削盤上で
作ることができ、砥石を新たに用意する必要がない、機
上放電ツルーイング法による砥石側面整形法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、特許
請求の範囲記載の機上放電ツルーイング法による砥石側
面整形法を提供することによって上述した従来技術の課
題を解決した。
【0006】
【実施例】以下添付した図1乃至図3に基づきこの発明
を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例方法に使用
される機上放電ツルーイング法による砥石側面整形装置
の構成を示すブロック図である。1はダイヤモンド及び
/又はCBN砥粒を混合した超砥粒砥石を含む総形ある
いは薄刃砥石である導電性砥石で、実施例では砥石全体
がメタルボンドによるダイヤモンド砥粒層を有する外周
面が平坦な導電性薄刃砥石である。2は導電性薄刃砥石
1を回転させる主軸、3は導電性薄刃砥石1の外周面と
の間で放電させる円盤形の放電加工用の円盤状電極、4
は電極3と砥石1間に直流パルス電流を供給する直流パ
ルス電源、5は砥石1と電極3との間に研削液または加
工液を噴出するための加工液ノズル、6は研削盤本体か
ら電極3を絶縁する絶縁材、7は研削盤のテーブル、8
は電極3を回転させるための電極回転装置、9は砥石1
の移動軌跡、10は電極回転装置の傾斜角度、14は電
極3にマイナス直流パルス電圧を供給するマイナス端
子、15は砥石1にプラス電圧を接続するプラス端子を
示したものである。
【0007】作動においては、研削盤回転軸である主軸
2に装着された導電性薄刃砥石1は、研削作業のために
研削盤の主軸2に装着されたまま回転され、直流パルス
電流又はパルス状の直流電源4に接続されたプラス端子
15から砥石1は、プラス電圧を受電しプラス電極とし
て作用する。一方、研削機械のテーブル7に設置され電
極回転装置8で回転される円盤状電極3は、電源4に接
続されたマイナス端子14からマイナスの電圧を受電し
マイナス電極として作用する。円盤状電極3を回転さ
せ、導電性砥石1と円盤状電極3の間に直流パスル電圧
を印加し、両者間に加工液ノズル5から水溶性研削液を
かけながら放電し、導電性砥石側面11は、図示しない
NC装置により移動されて、回転している円盤状電極3
の円盤外周面31に接近させるとともに、矢印9で示す
ように、円盤外周面31に対し導電性砥石側面11をZ
軸方向及び/又は前記Y軸方向に平行移動させながら両
者間に放電させ、導電性砥石1を整形する。これによ
り、本発明における、砥石側面形状と砥石移動方法の関
係を示す部分側面図である図にそれぞれ示す(a) スト
レート形(b) 逆テーパ形及び (c)段付け形の砥石側面形
状を得ることができる。
【0008】図2は本発明の第2実施例機上放電ツルー
イング法による砥石側面整形法を示す図1と同様な図で
多数の砥石1、1 の側面11、11 を整形するため、電極回転
軸34は、導電性砥石回転軸21に対してほぼ直交させ
た位置から約10度傾斜させて取付けてある。装置は図
1と同じ部材は同じ符号で示す。図2において、円盤状
電極3の円盤外周縁32に導電性砥石側面11を接近さ
せるとともに、円盤状電極3を回転させ、矢印91で示
すように、円盤状電極3の円盤外周縁32に対し導電性
砥石側面11をZ軸方向及び/又は前記Y軸方向に平行
移動させながら両者間に放電させ、導電性砥石1を整形
する。これにより、多数の砥石1、1 の側面11、11 に、図
3にそれぞれ示す(a) ストレート形(b) 逆テーパ形及び
(c)段付け形の砥石側面形状を得ることができる。この
方法を用いれば、砥石側面振れを除去するとともに、電
極消耗による形状劣化がないので高精度な砥石側面形状
が得られる。また、逆テーパや段付けの形状を研削盤上
で整形することもできる。
【0009】(実験例)実験例として、CNC精密平面
研削盤に、外径100mm ;t 0.6 及び5mm のメタルボンド
ダイヤモンド砥石、3KVAの放電電源、外径60mm;t 0.3m
m の銅の円盤形回転電極、放電加工液として水溶性研削
液、被研削材としてアルテイツク(Al2O3-TiC;50x50x4m
m) 、をそれぞれ使用し、GCドレス条件として、ドレ
ッサーGC砥石#600;砥石回転数9000rpm;切り込み量a=
5mm;送り速度f=200mm/min;ドレス距離Ld=100mm、をそれ
ぞれ選定した。放電ツルーイング条件として、砥石/電
極回転数;S=4500/Sθ=1000rpm;送り速度= f=5■50m
m/min;追い込み量Z=0.1 μm/パス;電圧/電流Eo=15
0V/Ip=5■20A;パルス幅τon/ τoff =2/3μs、をそれ
ぞれ選定した。
【0010】(実験結果)幅0.6mm の薄刃砥石の側面に
対し本法による機上放電ツルーイング法による砥石側面
整形を行い、ツルーイング能力及び側面整形された砥石
形状の評価は、フエライトに形状転写して行った。研削
性能はGC砥石ブロックによる方法と比較した。 その
結果、薄刃砥石の側面に対し機上放電ツルーイング法に
よる砥石側面整形を行った結果、GC砥石ブロックによ
る方法で10μmp-p が、本方法では、約10分で、1 μ
p-p に減少した。次に幅0.6 及び5mm の砥石に逆テー
パ及び段付けの成形を行い、所望の形状を得ることがで
きた。本方法では、加工圧が僅少なため、砥石の変形、
破損等発生せず、極めて高精度に成形できた。幅0.6mm
の砥石の外周成形を行ったところ、GC砥石ブロックに
よる方法で真円度が約2.2 μm(平均値)が、本方法で
は、真直度が1.6 μmに減少した。さらに、GC砥石ブ
ロックによる方法では砥石側面振れの影響で切断溝の片
側に大きいチッピングが生じたが、本方法では、大きい
チッピングの発生を抑制できた。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、導電性薄刃砥石の
高精度側面整形を可能にしたことにより、切断、溝入れ
加工時の砥石側面振れによる加工精度の悪化およびチッ
ピングの増大がなくなり、安定した加工精度が得られる
ようになった。また、電極回転軸を、導電性砥石回転軸
に対してほぼ直交させた位置から傾斜させることによ
り、砥石側面に逆テーパや段付けを研削盤上で作ること
ができ、砥石を新たに用意する必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法に使用される機上放電ツ
ルーイング法による砥石側面整形装置の構成を示すブロ
ック図。
【図2】本発明の第2実施例機上放電ツルーイング法に
よる砥石側面整形法を示す図1と同様な図。
【図3】本発明における、砥石側面形状と砥石移動方法
の関係を示す部分側面図。
【符号の説明】
1..導電性薄刃砥石 2..主軸 3..放電加工用の円盤状電極 4..直流パルス電源又はパルス状の直流電源 7..研削機械のテーブル 8..電極回転装置 11、12、13..導電性薄刃砥石側面 14..マイナス端子 15..プラス端子 21..導電性薄刃砥石回転軸 31..円盤状電極の円盤外周面 32..円盤状電極の円盤外周縁 34..円盤状電極回転軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削機械の回転軸に装着し使用されたダ
    イヤモンド及び/又はCBN砥粒を混合した超砥粒砥石
    を含む総形あるいは薄刃砥石である導電性砥石を機械か
    ら取り外すことなく機上で回転させ、前記研削機械のテ
    ーブルに設置された電極回転装置に取り付けられた放電
    加工用の円盤状電極により前記導電性砥石を整形するよ
    うにされた機上放電ツルーイングによる砥石整形におい
    て、 前記円盤状電極の回転軸を前記導電性砥石の回転軸
    (Y軸)に対して直交させた位置(Z軸)から傾斜させ
    て取付け、 前記円盤状電極を回転させるとともに前記導
    電性砥石の側面を円盤状電極の円盤外周縁に接近させ、
    直流パルス電源又はパルス状の直流電源により前記導電
    性砥石と円盤状電極との間に直流パルス電圧を印加する
    とともに両者間に水溶性研削液を放出し、 前記円盤状電
    極の円盤外周縁に対し前記導電性砥石の側面を前記Z軸
    方向及び/又は前記Y軸方向に平行移動させることによ
    り前記導電性砥石を整形するようにしたことを特徴とす
    る機上放電ツルーイング法による砥石側面整形法。
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