JPH10277788A - 圧縮成形機よりの圧粉体の排出起立装置 - Google Patents

圧縮成形機よりの圧粉体の排出起立装置

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JPH10277788A
JPH10277788A JP9339897A JP9339897A JPH10277788A JP H10277788 A JPH10277788 A JP H10277788A JP 9339897 A JP9339897 A JP 9339897A JP 9339897 A JP9339897 A JP 9339897A JP H10277788 A JPH10277788 A JP H10277788A
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JP
Japan
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green compact
inclined chute
compact
powder
lower mold
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Pending
Application number
JP9339897A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kawada
隆之 川田
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Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮成形機によって成形された圧粉体を、人
手によらず、転倒を防止しながら起立状態で排出させ
る。 【解決手段】 圧縮成形機2の下型3に原料粉Pを充填
する給粉箱4の先端に、下型3より押し出された圧粉体
Wを前方に向かって押圧する押圧片6を設けるととも
に、前記下型3の前方に、押圧された前記圧粉体Wを滑
降させる下向きの傾斜シュート7を、前記下型3の上面
と連続するように設け、かつ、前記傾斜シュート7の長
手方向の中間位置に、前記傾斜シュート7上を滑降する
圧粉体Wの上面に圧接して、その滑降速度を減速させる
減速片8を設け、さらに、前記傾斜シュート7の下端
に、減速後の圧粉体Wの転倒を防止して所定の位置に起
立させる起立体10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮成形機により
成形されて押し出された圧粉体を、所定の場所まで搬送
して起立させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械の軸受として使用される比
較的小型の円筒部材は、粉末冶金法により製造されるこ
とがある。すなわち、粉末冶金法は、圧縮成形機により
押し固められて完成品とほぼ同じ形状の圧粉体を成形し
たのち、金型より排出された圧粉体を、ワーク整列装置
等を用いて焼結用のトレー上に起立させて多数整列さ
せ、焼結炉内に搬入して焼結するものである。
【0003】この際、ワーク整列装置への圧粉体の挿入
を容易とするために、成形後の圧粉体を起立させて所定
の位置まで搬送することが行われるが、長寸かつ小型の
圧粉体は転倒し易いため、従来は、作業者が手作業によ
り圧縮成形機より取出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の手作業では、作
業者が、1パンチ毎に、圧粉体を1個ずつ圧縮成形機か
ら取出す必要があるため、搬送作業に手間を要する。ま
た、圧粉体は脆いため、不用意に強い力で把持したり、
転倒させたりすると、崩れる恐れがあり、搬送作業に注
意を要するという問題もある。さらに、圧縮成形機の傍
での移載作業であるため、安全上好ましくない。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑み、成形後の
圧粉体を、人手によらず、自動的に、かつ転倒させるこ
となく起立状態で所定の位置まで排出しうるようにし
た、圧粉体の排出起立装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、圧縮成形機から排出された圧粉体を、所定の場所
まで搬送して起立させるようにした圧粉体の排出起立装
置であって、前記圧縮成形機の下型に原料粉を充填する
給粉箱の先端に、下型より押し出された圧粉体を前方に
向かって押圧する押圧片を設けるとともに、前記下型の
前方に、押圧された前記圧粉体を滑降させる下向きの傾
斜シュートを、前記下型の上面と連続するように設け、
かつ、前記傾斜シュートの長手方向の中間位置に、前記
傾斜シュート上を滑降する圧粉体の上面に圧接して、そ
の滑降速度を減速させる減速片を設け、さらに、前記シ
ュートの下端に、減速後の圧粉体の転倒を防止して所定
の位置に起立させる起立体を設けることにより解決され
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。まず、圧粉体(W)の排出起
立装置(1)の構成について説明する。排出起立装置(1)
は、圧縮成形機(2)より排出された圧粉体(W)を、搬送
装置等の所定の場所まで搬送して自動的に起立させる装
置である。
【0008】圧縮成形機(2)の下型(3)に原料粉(P)を
充填する給粉箱(4)の先端には、下型(3)より下パンチ
(5)によって押し出された圧粉体(W)を、前方(図1に
おいて右方)に向かって押圧する押圧片(6)が設けられ
ている。押圧片(6)には、図2に示すように、平面視半
円形のワーク押圧部(6a)が形成されている。
【0009】下型(3)の前方には、押圧片(6)によって
押し出された圧粉体(W)を滑降させる下向の傾斜シュー
ト(7)が、下型(3)の上面(3a)と連続するようにして設
けられている。傾斜シュート(7)は、図3に示すよう
に、ほぼV字状に形成されており、またその下端部に
は、ほぼ垂直に湾曲する折曲部(7a)が形成されている。
傾斜シュート(7)の長手方向の中間位置には、傾斜シュ
ート(7)上を滑り降りてくる圧粉体(W)の上面に圧接し
て、その滑降速度を減速させる減速片(8)が、門形のブ
ラケット(9)によって取付けられている。
【0010】傾斜シュート(7)の下端には、傾斜シュー
ト(7)を滑り降りてくる圧粉体(W)を、搬送装置である
ターンテーブル(T)上に、転倒を防止して起立させる起
立体(10)が設けられている。なお、搬送装置は、ターン
テーブル(T)の他に、コンベア等としてもよい。
【0011】起立体(10)は、1本の丸棒状鋼材を、その
先端が逆U字形をなすように折り曲げて形成されてい
る。すなわち、起立体(10)は、図4に示すように、傾斜
シュート(7)に取付けられた、圧粉体(W)が通過可能な
左右1対の平行片(10a)と、両平行片(10a)の先端に連続
して形成された側面視ほぼU字状の左右1対の横倒れ防
止片(10b)と、1対の横倒れ防止片(10b)の先端に斜上向
きに連設された正面視ほぼ逆U字状の前倒れ防止片(10
c)とを有している。
【0012】起立体(10)の下端と、ターンテーブル(T)
の上面との間隔は、圧粉体(W)が、落下の衝撃によって
崩れない程度に設定されている。
【0013】次に、上記装置の作用について説明する。
図1は、上型(12)が上昇するとともに、下パンチ(5)が
下降し、給粉箱(4)が後退している圧縮成形開始前の状
態の圧縮成形機(2)を示している。なお、仮想線で示す
成形後の圧粉体(W)は、説明を容易とするため下型(3)
上に排出された状態を示している。
【0014】図1の状態において、給粉箱(4)の供給室
(4a)内には、原料供給パイプ(11)を介して原料粉(P)が
供給されている。この状態で、圧縮成形機(2)を始動さ
せ、給粉箱(4)が前進し始めると、その先端の押圧片
(6)が、下型(3)上に排出された圧粉体(W)を、傾斜シ
ュート(7)に向かって押出す。この間に、供給室(4a)の
開口部が型孔(13)の上に到達することにより、原料粉
(P)は型孔(13)の中に落下して、型孔(13)内に充填され
る。
【0015】圧粉体(W)を傾斜シュート(7)上に押出し
た後、給粉箱(4)が原位置まで後退すると、上型(12)が
下降して型孔(13)内に充填された原料粉(P)を圧縮す
る。これにより成形された圧粉体(W)は、下パンチ(5)
の上昇により、下型(3)の上面(3a)とほぼ同じ位置まで
押し上げられる。
【0016】一方、傾斜シュート(7)上に押出された圧
粉体(W)は、傾斜シュート(7)上を滑り降り、傾斜シュ
ート(7)の中間付近において減速片(8)を押し上げて通
過することにより減速させられる。この減速は、圧粉体
(W)が、傾斜シュート(7)からターンテーブル(T)上に
滑り落ちたとき、勢い余って、前方へ転倒しないように
するために行なわれる。
【0017】減速させられた圧粉体(W)は、左右1対の
側面視ほぼU字状の横倒れ防止片(10b)の間を通過し
て、ターンテーブル(T)上に落下する。この際、圧粉体
(W)は、図6に示すように、上端部が前倒れ防止片(10
c)に接触しながら落下するため、前方に倒れるのが阻止
される。従って、圧粉体(W)は、横倒れと、前倒れが防
止されてターンテーブル(T)上に起立して落下する。
【0018】本発明が適用される圧粉体(W)は、上記筒
状のもの以外に、無垢の丸棒、或いは、角軸等であって
もよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、成形後の圧粉体を、人
手によらず、自動的に、かつ転倒させることなく起立さ
せて排出することができるので、作業能率及び安全性を
高めることができる。また、転倒が防止されることによ
り、脆い性質の圧粉体の損傷を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を備える圧縮成形機の断面
側面図である。
【図2】押圧片の平面図である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿う縦断正面図であ
る。
【図4】起立体の正面図である。
【図5】圧粉体が起立体を通過するときの斜視図であ
る。
【図6】圧粉体が傾斜シュートの下端近くから所定の場
所に落下する際の軌跡を示す図である。
【符号の説明】
(W)圧粉体 (P)原料粉 (T)ターンテーブル (1)排出起立装置 (2)圧縮成形機 (3)下型 (3a)下型の上面 (4)給粉箱 (4a)供給室 (5)下パンチ (6)押圧片 (6a)ワーク押圧部 (7)傾斜シュート (8)減速片 (9)ブラケット (10)起立体 (10a)平行片 (10b)横倒れ防止片 (10c)前倒れ防止片 (11)原料供給パイプ (12)上型 (13)型孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮成形機から排出された圧粉体を、所
    定の場所まで搬送して起立させるようにした圧粉体の排
    出起立装置であって、 前記圧縮成形機の下型に原料粉を充填する給粉箱の先端
    に、下型より押し出された圧粉体を前方に向かって押圧
    する押圧片を設けるとともに、前記下型の前方に、押圧
    された前記圧粉体を滑降させる下向きの傾斜シュート
    を、前記下型の上面と連続するように設け、かつ、前記
    傾斜シュートの長手方向の中間位置に、前記傾斜シュー
    ト上を滑降する圧粉体の上面に圧接して、その滑降速度
    を減速させる減速片を設け、さらに、前記シュートの下
    端に、減速後の圧粉体の転倒を防止して所定の位置に起
    立させる起立体を設けたことを特徴とする圧縮成形機よ
    りの圧粉体の排出起立装置。
JP9339897A 1997-04-11 1997-04-11 圧縮成形機よりの圧粉体の排出起立装置 Pending JPH10277788A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088206A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Tdk Corp 粉体成形装置及び成形体の製造方法
CN102699323A (zh) * 2012-06-18 2012-10-03 郑振华 粉末冶金压机出料机构
JP2017519640A (ja) * 2014-05-27 2017-07-20 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 立入禁止の有害環境でペレットを成形するためのプレスとプレス組立方法

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