JP2006088206A - 粉体成形装置及び成形体の製造方法 - Google Patents

粉体成形装置及び成形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 成形体の2度打ちを防止するとともに、成形後の成形体を簡単に整列させる。
【解決手段】 臼型1内で粉体を加圧して成形体5を成形し、臼型1の上面11aに成形体5を脱型し、脱型された成形体5を押し出し手段6により一方向に押し出して順次整列領域11bへ押し進める成形体の製造方法であって、臼型1の上面11aより低い位置に整列領域11bにおける成形体載置面11cを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粉体成形を行うとともに、成形された成形体を順次一方向へ押し進める粉体成形装置及び成形体の製造方法に関する。
成形体を大量生産する際には、一般に、臼型、上型及び下型からなる加圧成形用の金型とともに、金型に粉体を供給及び充填するためのフィーダーボックス等を備える成形装置が用いられる。このような成形装置で成形体を製造するには、先ず、臼型に設けられた貫通孔の下方から下型を嵌入させた状態でフィーダーボックスを往復移動させて貫通孔に粉体を充填し、粉体が充填された貫通孔に上型を嵌入させて加圧することにより、成形体を成形する。次に、例えば下型を上昇させることにより成形された成形体を臼型の上端面より上方へ脱型する。次に、再びフィーダーボックスを往復移動させることにより貫通孔に粉体を充填する。このときのフィーダーボックスの前進によって、脱型された成形体を一方向に押し出し、順次所定の整列領域へ押し進める。以上のように、金型による粉体の加圧成形とフィーダーボックスの往復移動とを交互に行い、これを繰り返すことによって、成形体の高速且つ大量成形が実現される。
しかしながら、前述のような方法で成形体の成形を繰り返していると、詳細は不明であるが、フィーダーボックスの後方移動時、フィーダーボックスに成形体が引きずられること等によって、臼型外へ押し出したはずの成形体が誤って臼型上へ戻り、2度打ち(重ね打ち)が行われることがある。2度打ちすると金型に対し過大な圧力がかかり、金型の破損等を引き起こすおそれがあり、金型寿命を縮めるという不都合がある。
そこで、2度打ち防止を目的とした様々な成形装置が提案されている。例えば特許文献1においては、金型から脱型した成形品を吹き飛ばすとともに吸引口で吸引して成形品を回収するプレス成形装置を提案している。このプレス成形装置では、吸引口を通過する成形品の数とパンチの上下移動回数とをそれぞれ計数し、吸引口を通過する成形品の数がパンチの上下移動回数より小となったときは排出異常と判断してプレス成形装置の作動を停止し、2度打ちを防止するようにしている。また、プレス成形装置での2度打ちを防止するために、特許文献2においては、金型から脱型された成形品の通過を検知するフォトセンサの作動時間とタイマーの設定時間とを比較し、フォトセンサの作動時間がタイマーの設定時間を越えたときは成形品排出異常と判断して異常信号を発するワーク排出異常検出装置が提案されている。
特開平11−156600号公報 特開2000−61698号公報
しかしながら、特許文献1のプレス成形装置では、吸引管により成形体を乱雑に回収しているため、回収後に多数の成形体を掴んで整列させる作業が別途必要となり、生産性が低下するという問題がある。また、特許文献2の技術では、フォトセンサ等の特別なメンテナンスが必要な機器を用いるため、やはり生産性の低下が問題となる。また、フォトセンサ等の設置により製造コストが上昇するおそれもある。
そこで本発明はこのような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、成形体の2度打ちを防止するとともに、成形後の成形体を簡単に整列させることが可能な粉体成形装置及び成形体の製造方法を提供することを目的とする。
前述の問題を解決するために、本発明に係る粉体成形装置は、粉体成形を行う臼型から前記臼型の上面に脱型された成形体を押し出し手段により一方向に押し出し、順次整列領域へ押し進める粉体成形装置であって、前記整列領域における成形体載置面は、前記臼型の上面よりも低いことを特徴とする。また、本発明に係る成形体の製造方法は、臼型内で粉体を加圧して成形体を成形し、前記臼型の上面に前記成形体を脱型し、脱型された前記成形体を押し出し手段により一方向に押し出して順次整列領域へ押し進める成形体の製造方法であって、前記臼型の上面より低い位置に前記整列領域における成形体載置面を設けることを特徴とする。
このような粉体成形装置においては、臼型の上面より低い位置に整列領域の成形体載置面を設け、押し出し手段により順次成形体を押し出して並べるようにしているので、仮に整列領域に並べられた成形体に対して臼型方向へ戻るような力が加わった場合であっても、成形体が臼型上へ移動することが防止される。したがって、臼型上に成形体が戻ることによる2度打ちの発生が防止される。
また、押し出し手段の移動によって整列領域上に成形体が自動的に並べられるので、成形体を整列させる工程を別途設ける必要がない。一般に、成形体の寸法が小さくなるほどハンドリング性が悪化するため、成形体の整列作業は非常に困難になる。しかしながら、本発明によれば、整列作業が不要であるため、小型の成形体を製造する場合であっても生産性の低下を招くことなく効率よく成形体を製造することができる。
また、以上のような粉体成形装置は、特別なセンサや面倒なメンテナンスを要する機器は不要であるため、成形体を低コストにて製造できる。
本発明によれば、成形体が臼型上へ戻ることを防止して成形体の2度打ちを防止することができ、金型の破損を防止し、金型の長寿命化を実現することが可能な粉体成形装置を提供することができる。また、本発明によれば、成形体の成形及び整列の両方が達成されるため、整列工程が不要となり、生産性に優れた粉体成形装置を提供することができる。さらに、本発明の粉体成形装置は、成形体を自動的に整列できるため、小型の成形体のようなハンドリング性の悪い成形体を扱う場合であっても生産性を損なうことがなく、効率的な製造が可能である。
また、本発明の成形体の製造方法によれば、2度打ちに起因する金型の破損を防止し、安全性のさらなる向上が可能である。また、金型の長寿命化により金型変更頻度を減少できるため、金型変更に伴う試作等の頻度も減少でき、生産性の大幅な向上が可能となる。また、本発明の成形体の製造方法によれば、成形体を整列させる工程を別途追加する必要がないため、この点でも生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明を適用した粉体成形装置及び成形体の製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した粉体成形装置の一例を、図1に示す。この粉体成形装置は、臼型1、上型(上パンチ)2及び下型(下パンチ)3からなる金型を備えている。臼型1を上下方向に貫通する貫通孔4には下型3の上端部が嵌入し、下型3の上端部と貫通孔4とで作る空間に粉体が供給され、充填される。貫通孔4には上方から上型2の下端部が嵌入し、下型3の上端部と貫通孔4とで作る空間に充填された粉体を加圧する。この粉体成形装置においては、詳細は後述するが、臼型1の貫通孔4と下型3とで作る空間に粉体を充填し、貫通孔4に上型2を嵌入させて加圧することにより成形体が成形される。成形される成形体の形状としては、例えば円柱型、角型等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
粉体成形装置は、待機停止位置Aと前進停止位置Bとの間で往復移動することによって臼型1の貫通孔4内に粉体を供給及び充填を行うためのフィーダーボックス6を有する。フィーダーボックス6内には成形に用いる粉体が収容されている。フィーダーボックス6は、往復移動中に粉体の供給とすりきりを行い、貫通孔4と下型3とで作る空間に粉体を均一に充填する。フィーダーボックス6には粉体供給用のホース7が連結され、外部からフィーダーボックス6に粉体を供給し、連続的な成形を可能としている。また、フィーダーボックス6は、粉体供給とともに、前進(矢印C方向)時に成形体5を一方向(矢印D方向)へ押し出す押し出し手段としての機能も有する。なお、待機停止位置Aは、加圧成形時等、フィーダーボックス6が後退し停止しているときの先端面8の位置を表す。前進停止位置Bは、成形体5の押し出し時等、フィーダーボックス6が最も前進し停止しているときの先端面8の位置を表す。
フィーダーボックス6の先端面8には、成形体5を押し出す際に成形体5の位置決めを行うための位置決め手段を設けることが好ましい。成形体5をフィーダーボックス6と位置決め手段とで保持することにより、押し出し方向と直交する方向における成形体5の移動が規制され、成形体5の前方への押し出しを確実に行うことができる。具体的な位置決め手段としては、図2に示すように、例えば少なくとも成形体5の押し出し方向の両側に配置される凸部9が挙げられる。また、位置決め手段は、図3に示すような、成形体5の周面の一部に対応した形状を有する凹部10でもよい。
なお、図2及び図3においては、成形体5が角型の場合を例に挙げたが、成形体5が円柱型の場合でも、位置決め手段を設けることが好ましい。位置決め手段としては、図4に示すような例えば少なくとも成形体5の押し出し方向の両側に配置される凸部9や、図5に示すような成形体5の周面の一部に対応した形状を有する凹部10を設けることが好ましい。
臼型1は、フィーダープレート11にはめ込まれており、臼型1の周囲に配されたフィーダープレート11の上面と臼型1の上面とは同一面とされ、フィーダー面11aを構成している。このフィーダー面11a上をフィーダーボックス6が往復移動する。また、フィーダープレート11は、フィーダーボックス6により一方向に押し出される成形体5が並べられる整列領域11bを有し、整列領域11bの成形体載置面(上面)11cがフィーダー面11aより低い位置に設けられる。
整列領域11bは、フィーダープレート11に所定の高さの段差を設けることにより形成される。すなわち、整列領域11bは、フィーダーボックス6の前進停止位置B近傍において、フィーダープレート11のフィーダー面11aに対して略垂直な段差面11dを形成することにより設けられる。段差面11dにより成形体載置面11c上に並べられた成形体5の臼型1方向への移動が阻止される。
段差面11dは、フィーダーボックス6の前進停止位置Bと一致させてもよいが、図6中Lで示すように、フィーダーボックス6の前進停止位置Bから僅かに待機停止位置A方向(後方)寄りに設けられることが好ましい。成形体5の押し出しに際して、フィーダーボックス6の先端面8を僅かに整列領域11b内に入り込む位置まで前進させることにより、成形体5を整列領域11bの成形体載置面11c上に確実に落として並べることができ、2度打ちをより確実に防止できる。
フィーダープレート11の段差面11dの高さt、すなわちフィーダー面11aと成形体載置面11cとの距離は、整列領域11bに並べられた成形体5の臼型1方向への移動を防止できれば特に限定されず、例えば1mm以上あればよい。底面に比べ高さのある形状等、倒れ易い形状を呈する成形体5を段差面11dで確実に支え、フィーダー面11a側へ倒れないようにするためには、段差面11dの高さtを成形体5の高さの1/2以上とすることが好ましい。また、段差面11dの高さtの上限は、成形体5がフィーダーボックス6により押し出されフィーダー面11aから成形体載置面11cに移動(落下)する際、成形体5が倒れる等してその整列状態を乱さない程度であれば特に限定されない。
図7に示すように、フィーダープレート11の整列領域11bには、押し出された成形体5の両側に沿って、案内手段14を設けることが好ましい。案内手段14を設け成形体5の前方への移動を案内することにより、整列領域11b上に押し出された成形体5を例えば1列に整列でき、その後の成形体5の搬送作業等を容易に行うことができる。案内手段14は、図7に示すように、フィーダープレート11を溝状に掘り下げること等により設けてもよいが、図8に示すように、整列領域11bの成形体載置面11c上に例えば案内部材としての平板15等を一対配置することにより設けてもよい。案内部材としての平板15等を配置して案内手段14とする構造は、案内手段14の間隔が可変であり、フィーダープレート11の形状の変更を伴うことなく様々な寸法の成形体5に対応可能な点で有利である。なお、案内部材としては、前述の平板15の他、例えば円柱等でも構わない。
図9に示すように、案内手段14の高さTは、成形体載置面11c上で成形体5が倒れることを防止可能な高さとすることが好ましく、例えば成形体5の高さの1/2以上とする。案内手段14の高さTを充分高くすることにより、例えば段差面11dの高さtが成形体5の高さの1/2未満であっても、成形体5を成形体載置面11c上に確実に整列させることができる。
以下、図1に示すような粉体成形装置を用いた成形体の製造方法について、図10を参照しながら説明する。
先ず、臼型1に設けられた貫通孔4の下方から下型3を嵌入させた状態で、待機停止位置Aと前進停止位置Bとの間でフィーダーボックス6を往復移動させることにより、貫通孔4への粉体Pの供給及び充填を行う(図10(a))。
次に、粉体Pが充填された貫通孔4に上型2を嵌入させて加圧することにより、成形体5Aを成形し(図10(b))、例えば下型3を上昇させることにより成形された成形体5Aを臼型1上へ脱型する(図10(c))。なお、ここまでのフィーダーボックス6の往復移動による粉体の充填及び加圧成形が1サイクルに相当する。
次に、2サイクル目の成形を行うために、フィーダーボックス6を往復移動させることにより貫通孔4に粉体を充填する。このとき、フィーダーボックス6の前進により、1サイクル目で成形され脱型された成形体5Aは一方向に押し出され、フィーダー面11aから成形体載置面11c上に載置される(図11(a))。
次に、1サイクル目と同様に粉体が充填された貫通孔4に上型2を嵌入させて加圧することにより、成形体5Bを成形し、例えば下型3を上昇させることにより成形体5Bを臼型1上へ脱型する(図11(b))。
次に、3サイクル目の成形を行うために、フィーダーボックス6を往復移動させることにより貫通孔4に粉体を充填する。このときのフィーダーボックス6の前進により、先の2サイクル目で成形され脱型された成形体5Bは一方向に押し出され、フィーダー面11aから成形体載置面11c上に載置される。また、このとき、成形体載置面11c上には、2サイクル前、すなわち1サイクル目で成形された成形体5Aが既に並べられており、成形体5Bによって成形体5Aがさらに前方へ押し出される。次に、粉体が充填された貫通孔4に上型2を嵌入させて加圧することにより、成形体5Cを成形し、例えば下型3を上昇させることにより成形体5Cを臼型1上へ脱型する(図11(c))。
以上のサイクルを任意の回数繰り返すことによって、成形体5が連続的に成形され、整列領域11bの成形体載置面11c上に成形体5が順次押し進められ、成形体5が例えば成形順に一列に整列される。
以上のような成形体の製造方法では、臼型1の上面に対応するフィーダー面11aより低い位置である成形体載置面11c上に成形体5が並べられるため、フィーダーボックス6を前進停止位置Bから後退させる際等、この成形体5を後方へ移動させるような力が加わった場合であっても、成形体5は段差面11dで停止して後方へ移動することがない。したがって、成形体5が誤って臼型1上に戻ることが防止され、2度打ちを防止することができる。
また、整列領域11bにおいては、成形体載置面11c上に成形体5が例えば一列に並べられるため、整列領域11bから適宜複数の成形体5を取り出し、次工程へ搬送する作業を極めて容易に行うことができる。また、整列領域11bの成形体載置面11c上に自動的に成形体5が並べられるため、成形体5を整列させる工程を別途設ける必要がない。したがって、生産性の向上が図られる。
なお、1サイクル目の成形体を押し出す場合等、図11(a)に示すように整列領域11b上に成形体5が存在しないため、押し出された成形体5が前方に倒れるおそれがある。このような場合には、整列領域11b上に適当な重石等を置いておけば、成形体5が前方に倒れることが防止される。
次に、本発明を適用した粉体成形装置の変形例について図12を参照しながら説明する。なお、粉体成形装置の変形例の構成は、フィーダープレート11の構造を変更したこと以外は前述の粉体成形装置と同じであるため、同一の部材については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図12に示す粉体成形装置のフィーダープレート11において、整列領域11bの成形体5の進入する側の端部に、スリット21が形成されている。スリット21の落下を防ぐ観点から、スリット21の押し出し方向における幅Wは、成形体5の押し出し方向における幅Wよりも狭いこと、すなわちW<Wで表される関係を満たすことが好ましい。例えばスリット21の押し出し方向における幅Wは0.5〜1mm程度とされる。また、フィーダープレート11の整列領域11bの下方には、例えば機械加工等によりくりぬかれ、一端がスリット21と接続する粉体回収用の回収路22が設けられている。回収路22の他端は例えば吸引装置等に連結される。
整列領域11bの成形体載置面11cをフィーダー面11aより低くし、フィーダー面11aと成形体載置面11cとの高低差を段差面11cにより設けている場合、フィーダーボックス6が成形体5を押し出す際に成形体5と一緒に微細な粉体が押し出され、整列領域11bの成形体5の進入する側の端部に押し出された粉体が落下し、堆積する。このようにして整列領域11bの成形体5の進入する側の端部に堆積した粉体は、成形体載置面11cの平坦性を損なわせ、成形体5の整列を妨げることがある。このため、例えば整列した成形体5を整列領域11bから適宜取り出して粉体を除去する等の面倒な作業が必要となり、生産性の低下を招くおそれがある。
そこで、図12に示す粉体成形装置では、整列領域11bの成形体5の進入する側の端部にスリット21を設け、落下する粉体を下方へ逃がし、回収路22上に堆積させる。これにより、成形体載置面11c上への粉体の堆積が抑えられるので、成形体5を除去する等の手間が不要となり、生産性の低下を防ぐことができる。さらに、回収路22に落下した粉体23を、回収路22の他端から吸引等により除去することにより、余剰の粉体を所望のタイミングで粉体成形装置から除去でき、粉体除去作業を非常に簡単に行うことができる。
本発明を適用した粉体成形装置の一例を示す概略断面図である。 角型の成形体を位置決めする位置決め手段の一例を示す横断面図である。 角型の成形体を位置決めする位置決め手段の他の例を示す横断面図である。 円柱型の成形体を位置決めする位置決め手段の一例を示す横断面図である。 円柱型の成形体を位置決めする位置決め手段の他の例を示す横断面図である。 フィーダープレートの段差近傍の拡大断面図である。 フィーダープレートの一例を示す要部斜視図である。 フィーダープレートの他の例を示す要部斜視図である。 案内手段と成形体高さとの関係を示す拡大断面図である。 本発明を適用した成形体の製造方法を説明するための第1の図であり、(a)は1サイクル目の粉体充填後の粉体成形装置の概略断面図、(b)は加圧成形時の粉体成形装置の概略断面図、(c)は1サイクル目の成形終了後の粉体成形装置の概略断面図である。 本発明を適用した成形体の製造方法を説明するための第2の図であり、(a)は1サイクル目の成形体押し出し時の粉体成形装置の概略断面図、(b)は2サイクル目の成形終了後の粉体成形装置の概略断面図、(c)は3サイクル目の成形終了後の粉体成形装置の概略断面図である。 本発明を適用した粉体成形装置の変形例を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 臼型、2 上型、3 下型、4 貫通孔、5 成形体、6 フィーダーボックス、7 ホース、8 先端面、9 凸部、10 凹部、11 フィーダープレート、11a フィーダー面、11b 整列領域、11c 成形体載置面、11d 段差面、14 ガイド部、15 平板、21 スリット、22 回収路

Claims (15)

  1. 粉体成形を行う臼型から前記臼型の上面に脱型された成形体を押し出し手段により一方向に押し出し、順次整列領域へ押し進める粉体成形装置であって、
    前記整列領域における成形体載置面は、前記臼型の上面よりも低いことを特徴とする粉体成形装置。
  2. フィーダープレートに臼型が嵌め込まれ、前記フィーダープレートの上面と前記臼型の上面とが同一面とされることを特徴とする請求項1記載の粉体成形装置。
  3. 前記整列領域は、前記フィーダープレートに所定の高さの段差を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項2記載の粉体成形装置。
  4. 前記押し出し手段の先端面には、前記成形体を押し出す際に前記成形体の位置決めを行う位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の粉体成形装置。
  5. 前記整列領域には、押し出された成形体の押し出し方向の両側に沿って案内手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の粉体成形装置。
  6. 前記案内手段は、押し出された成形体の両側に一対のガイド部材を配置することにより設けられることを特徴とする請求項5記載の粉体成形装置。
  7. 前記整列領域の成形体進入側端部には、成形体の押し出し方向における成形体の幅よりも狭いスリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の粉体成形装置。
  8. 前記整列領域の下方に、前記スリットで回収した粉体を外部へ排出する粉末回収路が形成されていることを特徴とする請求項7記載の粉体成形装置。
  9. 前記押し出し手段は、成形体の押し出しに際して、先端が整列領域内に入り込む位置まで前進することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の粉体成形装置。
  10. 臼型内で粉体を加圧して成形体を成形し、前記臼型の上面に前記成形体を脱型し、脱型された前記成形体を押し出し手段により一方向に押し出して順次整列領域へ押し進める成形体の製造方法であって、
    前記臼型の上面より低い位置に前記整列領域における成形体載置面を設けることを特徴とする成形体の製造方法。
  11. フィーダープレートに臼型を嵌め込み、前記フィーダープレートの上面と前記臼型の上面とを同一面とすることを特徴とする請求項10記載の成形体の製造方法。
  12. 前記整列領域を前記フィーダープレートに所定の段差を設けることにより形成することを特徴とする請求項11記載の成形体の製造方法。
  13. 前記整列領域の成形体進入側端部に、成形体の押し出し方向における成形体の幅よりも狭いスリットを形成し、当該スリットから粉体を下方に落下させることを特徴とする請求項12記載の成形体の製造方法。
  14. 前記整列領域の下方に、前記スリットで回収した粉体を外部へ排出する粉末回収路を形成し、回収した粉体を外部へ排出することを特徴とする請求項13記載の成形体の製造方法。
  15. 成形体の押し出しに際して、前記押し出し手段の先端を前記整列領域に入り込む位置まで前進させることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項記載の成形体の製造方法。
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