JPH10276819A - 手提げ袋用提げ手の製造方法 - Google Patents

手提げ袋用提げ手の製造方法

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JPH10276819A
JPH10276819A JP9203897A JP9203897A JPH10276819A JP H10276819 A JPH10276819 A JP H10276819A JP 9203897 A JP9203897 A JP 9203897A JP 9203897 A JP9203897 A JP 9203897A JP H10276819 A JPH10276819 A JP H10276819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
string
cord
hole
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP9203897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyuki Matsuura
公之 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSURA SANGYO KK
MATSUURA SANGYO KK
Original Assignee
MATSURA SANGYO KK
MATSUURA SANGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパを合成樹脂で射出成形する際に同時
に紐に取り付け、金型から取り出した成形品を切断して
紐の端部に取りつく2個のストッパに分割する場合に、
切断個所に突出部が生じることがなく、ストッパを通し
孔にスムーズに通すことができ、また、切断作業も成形
作業に続く流れ作業で行うことも可能で作業効率の向上
を図れる。 【解決手段】 金型7の型孔6内に紐4を挿通させ、該
紐4の外周にその紐幅より突出する長さの合成樹脂製バ
ー状ストッパ5を金型成形で設ける場合において、該型
孔6はバー状ストッパ5となる部分の略楕円形の空所8
を連接して設け、連接部に狭隘な連通部9を設けた団子
を2個並べたような断面形状の1個の空所であり、該型
孔6内に合成樹脂を射出成形した後、型孔6による合成
樹脂成形体のうち前記連通部9で形成された狭隘な部分
を内部の紐4とともに切断して、紐4の端部を内蔵する
2個の合成樹脂製ストッパ5に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手提げ袋に使用す
る提げ手の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手提げ袋の提げ手としては、紐が使用さ
れることが多いが、従来、提げ手の末端は手提げ袋の紐
通し孔に通し、この末端を結び目にして紐部分及び手提
げ袋の紐通し孔よりも太くしている。その結果、提げ手
の末端は紐通し孔から抜け出ないようになる。
【0003】このように紐末端を結び目にするのは、手
間がかかり、かつ、結び目が分厚くなってしまうので、
紐末端に紐の幅や、手提げ袋の紐通し孔よりも長いスト
ッパを予め設けてT字形としておくことが行われる。
【0004】特公平7-102161号公報は、かかるストッパ
を設けた提げ手として出願人が先に出願し、ストッパを
合成樹脂で射出成形する際に同時に紐に取り付けるよう
にしたもので、金型の型孔内に紐を挿通させ、該紐の外
周にその紐幅より突出する長さの合成樹脂製バー状スト
ッパを金型成形で設ける場合に、該型孔はバー状ストッ
パとなる部分の空所を近接して設け、この空所相互を紐
の周面を囲むだけのわずかな空間を確保する連通部で連
通させた略H型の1個の型孔であり、型孔内に合成樹脂
を射出成形した後、金型から成形品を取り出して型孔に
よる合成樹脂成形体のうち前記連通部で形成された部分
の中央を内部の紐とともに切断して、外側に出る紐の端
を包み込む突片を一体的に成形した2個の合成樹脂製ス
トッパに分割するものである。
【0005】図6はこのようにして製造された提げ手の
使用状態を示す斜視図で、紙袋などの手提げ袋1には通
し孔2が上端開口の縁近くに2個ずつ適宜間隔で設けら
れる。そして、提げ手3は前記のように布または合成樹
脂製の紐4と、その端部に設けられ、この紐4を挟み込
むように取りつくリブ状のストッパ5とからなる。
【0006】このストッパ5付きの紐4は、ストッパ5
を手提げ袋1の上部の通し孔2に通して使用するが、通
し孔2に通すときにはストッパ5を傾けて通すので通過
させることがてき、一端通過した後はストッパ5の幅が
通し孔2の直径よりも大きいので紐4は抜け落ちること
はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特公平7-102161号
公報における提げ手の製造方法は、型孔が略H型であ
り、金型から成形品を取り出した後、型孔による合成樹
脂成形体のうち連通部で形成された部分の中央を内部の
紐とともに切断するものであるため、この切断された連
通部が2個に分割されたストッパのそれぞれの外側に紐
の端を包み込む突片として突出する。
【0008】このため、ストッパを通し孔に通す際にこ
の突片が通し孔に引っ掛かることもあり、スムーズにス
トッパを通し孔に通すことが出来ないこともある。
【0009】また、連通部で形成された部分を切断する
作業は、金型による成形後の別作業でおこなっていたた
め、作業効率がよくなかった。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ストッパを合成樹脂で射出成形する際に同時に紐に
取り付け、金型から取り出した成形品を切断して紐の端
部に取りつく2個のストッパに分割する場合に、切断個
所に突出部が生じることがなく、ストッパを通し孔にス
ムーズに通すことができ、また、切断作業も成形作業に
続く流れ作業で行うことも可能で作業効率の向上を図れ
る手提げ袋用提げ手の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、金型の型孔内に紐を挿通させ、該紐の外周に
その紐幅より突出する長さの合成樹脂製バー状ストッパ
を金型成形で設ける場合において、該型孔はバー状スト
ッパとなる部分の略楕円形の空所を連接して設け、連接
部に狭隘な連通部を設けた団子を2個並べたような断面
形状の1個の空所であり、該型孔内に合成樹脂を射出成
形した後、型孔による合成樹脂成形体のうち前記連通部
で形成された狭隘な部分を内部の紐とともに切断して、
紐の端部を内蔵する2個の合成樹脂製ストッパに分割す
ることを要旨とするものである。
【0012】請求項1記載の本発明によれば、提げ手の
端部に設けるストッパを2個同時に成形するのに、連続
する1個の型孔で得ることができることはもちろんのこ
と、連続する1個の型孔で得た成形品を2個に分割する
作業を成形作業に連続させて流れ作業で行うことも可能
であり、作業効率が向上する。
【0013】また、2個に分割するための切断個所であ
る連通部は2個のバー状ストッパの平面線状の連接部分
であるから、切断個所に突出部が生じない。よって、バ
ー状のストッパを手提げ袋の通し孔に通すとき、引っ掛
かることがなくスムーズに挿入できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の手提げ袋用提
げ手の製造方法の実施の形態を示す縦断正面図、図2は
本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法で得られた分割前
の提げ手の平面図で、図中7は金型を示し、本発明も前
記した従来例と同様に金型7の型孔6内に紐4を挿通さ
せ、この紐4の外周に紐幅より突出する長さの合成樹脂
製バー状ストッパ5を金型成形で設けるものである。
【0015】本発明は、紐4が挿通する型孔6はバー状
ストッパ5となる部分の略楕円形の空所8,8を連接し
て設け、連接部に狭隘な連通部9を設けた団子を2個並
べたような断面形状の1個の型孔であり、紐4は図示の
場合は平紐で、材質は布やアクリル等の合成樹脂、その
他を問わない。
【0016】このようにして紐4を金型7にセットし、
型孔6内に一方の空所8から合成樹脂の射出成形を行え
ば、樹脂は連通部9を介して他方の空所8にも充填され
る。成形後、紐4を取り出せば、図2,図3に示すよう
に空所8,8で成形された2個のバー状ストッパ5,5
が連結部10で連続した状態で紐4の外周に一体成形され
た合成樹脂成形体が得られる。この状態で前記のように
2個のバー状ストッパ5,5は連接しているから連結部
10は平面線状のくびれとして現れる。
【0017】バー状ストッパ5の材質である合成樹脂は
射出成形できるものであれば、特に限定はなく、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン、アセタールなどを
使用することができる。特に紐4をアクリル製とした場
合には、射出成形する合成樹脂はナイロン樹脂もしくは
PPTが好適である。
【0018】次いで、この合成樹脂成形体のうち前記連
結部10である狭隘な個所を内部の紐4とともに切断し
て、2個の合成樹脂製ストッパ5に分割する。切断の方
法は押切や裁断など種々のものが考えられるが、回転刃
などのカッター、超音波を利用する溶断による切断機11
などの使用が可能である。特に、超音波を利用する溶断
による切断機11で切断する場合は、事前処理や事後処理
が不要となるから自動化ラインへの導入が可能で、成形
後に流れ作業で自動的に切断でき、設定した条件での切
断の再現性が高く安定して均一に切断できる。
【0019】得られた製品は図4、図5に示すように紐
4とその端部に取りつく合成樹脂製バー状ストッパ5,
5は平面線状のくびれとして現れる連結部10の個所で切
断したから、切断の端面には紐4の端部と連結部10の切
断端面とが現れるが、これら紐4の端部と連結部10は合
成樹脂製バー状ストッパ5から突出しない。よって、こ
の合成樹脂製バー状ストッパ5を手提げ袋1の通し孔2
に挿通するとき、該通し孔2に引っ掛かるような突出部
がなくスムーズに通る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明の手提げ袋用提
げ手の製造方法は、ストッパを合成樹脂で射出成形する
際に同時に紐に取り付け、金型から取り出した成形品を
切断して紐の端部に取りつく2個のストッパに分割する
場合に、切断個所に突出部が生じることがなく、ストッ
パを通し孔にスムーズに通すことができ、また、切断作
業も成形作業に続く流れ作業で行うことも可能で作業効
率の向上を図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法の実施の
形態を示す第1工程の縦断正面図である。
【図2】本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法の実施の
形態を示す第2工程の平面図である。
【図3】本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法の実施の
形態を示す第2工程の正面図である。
【図4】本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法により得
られた手提げ袋用提げ手の要部の平面図である。
【図5】本発明の手提げ袋用提げ手の製造方法により得
られた手提げ袋用提げ手の要部の側面図である。
【図6】従来例および本発明で製作された手提げ袋用提
げ手の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…手提げ袋 2…通し孔 3…提げ手 4…紐 5…合成樹脂製バー状ストッパ 6…型孔 7…金型 8…空所 9…連通部 10…連結部 11…切断機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の型孔内に紐を挿通させ、該紐の外
    周にその紐幅より突出する長さの合成樹脂製バー状スト
    ッパを金型成形で設ける場合において、該型孔はバー状
    ストッパとなる部分の略楕円形の空所を連接して設け、
    連接部に狭隘な連通部を設けた団子を2個並べたような
    断面形状の1個の空所であり、該型孔内に合成樹脂を射
    出成形した後、型孔による合成樹脂成形体のうち前記連
    通部で形成された狭隘な部分を内部の紐とともに切断し
    て、紐の端部を内蔵する2個の合成樹脂製ストッパに分
    割することを特徴とする手提げ袋用提げ手の製造方法。
JP9203897A 1997-04-10 1997-04-10 手提げ袋用提げ手の製造方法 Pending JPH10276819A (ja)

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