JPH08205920A - 連結具を備えた紐体 - Google Patents

連結具を備えた紐体

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JPH08205920A
JPH08205920A JP7253112A JP25311295A JPH08205920A JP H08205920 A JPH08205920 A JP H08205920A JP 7253112 A JP7253112 A JP 7253112A JP 25311295 A JP25311295 A JP 25311295A JP H08205920 A JPH08205920 A JP H08205920A
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connector
string
connecting tool
hollow portion
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JP7253112A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Kando
秋義 観堂
Masahito Yokota
雅人 横田
Kenji Yuki
憲治 結城
Hitomi Kawamura
ひとみ 河村
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結環を備えた連結具に紐の端部を体裁よく
強固に固着し、いかなる使用に対しても紐が抜脱しな
い。 【構成】 金属または合成樹脂製の筒体3の一端に連結
環5を備え、また筒体3の壁面には中空部に通ずる透孔
7が穿たれた連結具1において、連結具1の開口部6か
ら紐2の端部を引揃えて中空部へ挿入し、中空部へ合成
樹脂をインサート成形して成形部8を形成することによ
って、成形部8自体は中空部は勿論、透孔7にも充填さ
れ、成形部8が抜脱するのを阻止するとともに、紐2を
強固に固着する。この連結具を備えた紐体はセカンド・
バッグなどの手提紐、またスライドファスナー用スライ
ダーの引手として用い、バッグなどの開口部に取付けて
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セカンド・バッ
グ、折畳み傘、トランジスタラジオなどの手提紐として
使用する。また小型なものはスライドファスナー用スラ
イダーの引手に用い、そのスライドファスナーを小銭入
れ、小物入れの開口部に装着して引手として使用する紐
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にセカンド・バッグ、折畳み
傘などの手提紐は、リングまたはなす環に紐を挿通して
ビスまたはリングホルダーによって固定し、リングまた
はなす環をセカンド・バッグ、折畳み傘などに取付けて
いる。またスライドファスナー用スライダーの引手の端
部に穿った孔部に紐を挿通してビスで固定し、そのスラ
イドファスナーを小銭入れ、小物入れなどの開口部に装
着することが知られている。
【0003】一方、図16に示すように紐の端部を突合
せ、中央に抜き孔が開けられた厚板状の合成樹脂の成形
端子内にこの紐の突合せ部分を埋設し、継着させた紐が
特公平1−48761号公報に開示されている。
【0004】さらに、図17に示すようにスライドファ
スナー用スライダーの引手として金属製クランパーの一
端に軟質合成樹脂などの弾性材の挿入口を設け、挿入方
向に直交する上面に開口部を穿設し、この開口部に蓋部
と抜止部を備えた嵌止体を嵌め込み、軟質合成樹脂など
を挿入口から内部へ注入射出し、摘み片を一体に成形し
た引手が特開平6−189810号公報に開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のリングまたはな
す環を用いた手提紐は、全て紐をリングまたはなす環に
挿通し折曲げた後、その折曲部分をビスまたはリングホ
ルダーによって固定しているため、紐の折返部に引張り
および回転動作によって大きな負担がかかり、紐を損傷
し長期の使用に耐えられないという問題点があった。
【0006】また、前記公知の第一例の場合は、紐を引
揃えてその端部を合成樹脂の射出成形手段によって成形
した端子内に埋装し継着したものであり、紐自体の固定
が不安定である。さらに第二例の場合は、既存の紐を使
用することができないなどの問題点があった。
【0007】この発明は、上述の問題点を考慮し発明さ
れたものであり、請求項1記載の発明は、一端にセカン
ド・バッグ、折畳み傘などの製品に取付けるための連結
環を備えた連結具に、手提紐などの紐の端部を強固に固
着し、しかも使用中に紐が連結具から抜脱することのな
い頑丈な丸紐、平紐の手提紐として使用する連結具を備
えた紐体を提供することが主たる目的である。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、丸紐
を使用する場合に適した筒状の筒体の連結具であって、
紐の端部を強固に固着でき抜脱することのない連結具を
備えた紐体を提供することが目的である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、平紐を使用する場合に適したコ字状の
板体の連結具であって、紐の端部を強固に固着でき抜脱
することのない連結具を備えた紐体を提供することが目
的である。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の目的に加え、連結具の形態を特定し、
優れた操作機能をもった連結具を備えた紐体を提供する
ことが目的である。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の目的に加え、装飾機能を具備して
いる連結具を用い、かつ紐の抜脱を阻止した連結具を備
えた紐体を提供することが目的である。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1、3、4
または5記載の発明の目的に加え、平紐を使用する場合
に適した連結具であって、紐の抜脱を阻止し、そのうえ
操作機能、装飾機能を兼備した連結具を備えた紐体を提
供することが目的である。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の発明の目的に加え、柔軟な風
合のある紐を使用する場合であっても、紐の端部に成形
加工処理を施し、装着作業の簡便を図った連結具を備え
た紐体を提供することが目的である。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の目的に加え、紐体
が手提紐などに適した形態に形成した連結具を備えた紐
体を提供することが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、中空部4を
備えた筒状の筒体3あるいはコ字状の板体11から形成
された連結具1の一端に連結環5を配し、他端の開口部
6から紐2の端部を挿入し、前記中空部4の合成樹脂を
インサート成形し、中空部4を充填する成形部8を形成
して紐2を固着し、中空部4に成形部8の抜脱を阻止す
るための機構を配備した連結具を備えた紐体を主な構成
としている。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、連結具1が筒状の筒体3から形成され
ている場合、この筒体3の壁面に数個の中空部4に通ず
る透孔7を穿設し、成形部8の抜脱阻止機構として配備
した連結具を備えた紐体である。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、連結具1がコ字状の板体11から形成
されている場合、この板体11の内壁面であって側縁部
15を除いた個所に数個の凸条部16を突設し、成形部
8の抜脱阻止機構として配備した連結具を備えた紐体で
ある。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、筒状の筒体3またはコ字
状の板体11から形成された連結具1は、その閉鎖側個
所に連結環5を回動自在に枢着し、連結具1の中空部4
に紐2の端部を挿入し固定した連結具を備えた紐体であ
る。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、筒状の筒体3または
コ字状の板体11から形成された連結具1は、その壁面
に象形模様の透孔7を穿設し、この透孔7に成形部8を
充填させ象形模様を現出させた連結具を備えた紐体であ
る。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1、3、4
または5記載の発明の構成に加え、コ字状の板体11の
内壁面であって側縁部15を除いた個所に数個の凸条部
16を突設し、かつ板体11の上板12、下板13の表
面に凹陥部19を設け、この凹陥部19の一部に中空部
4へ通ずる切欠部または透孔の連通部20を数個設ける
とともに、凹陥部19上に装飾部21を数個突設し、中
空部4および凹陥部19に成形部8を形成して紐2を固
着した連結具を備えた紐体である。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の発明の構成に加え、筒状の筒
体3またはコ字状の板体11から形成された連結具1に
固着する紐2の端部は、圧縮硬化処理を施した硬化部2
2を形成し、この硬化部22を中空部4に挿入して成形
部8によって固着した連結具を備えた紐体である。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の構成に加え、筒状
の筒体3またはコ字状の板体11から形成された連結具
1に固着される紐2の先端はループ状を呈するループ9
が形成された連結具を備えた紐体である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明における連結具を
備えた紐体の実施の形態について、図面を参照しながら
具体的に説明する。
【0023】この発明の連結具を備えた紐体は、図3に
示すように、連結具1に紐2を固着したものであって、
連結具1は図1に示すように、金属またはポリアミド、
ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフ
タレートなどの合成樹脂を用いてダイカスト成形によっ
て、円筒状の筒体3を一体成形して内側に中空部4を形
成し、一端は密閉されその外側に環状の連結環5が一体
的に突設されている。
【0024】また他端は開口した開口部6が形成され、
開口部6寄りの壁面に数個の中空部4に通ずる透孔7が
穿設されている。なお筒体3は必ずしも円筒状である必
要はなく扁平状、角筒状の形態の筒体であってもよい。
【0025】この筒体3の開口部6から中空部4内へ編
紐、組紐、皮革紐などの丸紐、平紐の紐2を二つ折りに
して端部を引揃えて挿入し、しかる後中空部4内へポリ
アミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリプチレ
ンテレフタレートなどの合成樹脂を適宜図2に示すよう
にインサート成形するとともに、透孔7まで充填した成
形部8を成形する。したがって成形部8は透孔7の配設
によって、中空部4から抜脱することがなく、紐2の先
端にループ9を形成した形態で紐2を連結具1に固着し
て紐体に仕上げる。
【0026】なお、紐2の端部が変形しやすい紐2であ
れば、端部に結び目をつくって膨大頭部を形成するか、
またはエポキシ樹脂液などに浸漬させて膨大端部に硬直
固化させて用いることも可能であり、紐2は成形部8か
ら抜脱することがない。
【0027】連結具1は、図4に示すように円筒状の筒
体3の一端に連結環5を突設するとともに、他端に内向
のフランジ10を突設し、筒体3からインサート成形さ
れた成形部8が抜脱するのを阻止することもできる。さ
らに図5に示すように連結具1は、筒体3を円錐台状に
一体成形し、開口部6が縮小された形態に形成すること
によって、成形部8の抜脱を阻止することもできる。
【0028】さらに、連結具1は図6に示すように全体
がコ字状を呈するようにダイカスト成形によって板体1
1を一体成形し、板体11の上板12、下板13を連結
する連結壁14の外面に連結環5を一体的に突設し、上
板12、下板13の両側の側縁部15を除いた個所の内
壁面に数個の凸条部16を突設する。なお凸条部16の
代りに凹溝部を凹設してもよい。
【0029】この板体11の開口部6から上下板12、
13間の中空部4に紐2の端部を引揃えて挿入し、しか
る後中空部4に合成樹脂を図7に示すようにインサート
成形して成形部8を形成し紐2を固着する。したがって
成形部8は板体11の上下板12、13間一杯に成形さ
れ、凸条部16の配備によって、成形部8は中空部4か
ら抜脱することがなく、図8に示すように紐2の先端に
ループ9を形成した形態で紐2を連結具1に固着して紐
体に仕上げる。
【0030】図9、10に示す紐体および連結具は、コ
字状の板体11から形成された連結具1の上板12に象
形模様の透孔7を穿設し、中空部4にインサート成形さ
れる合成樹脂の成形部8は透孔7に充填され、上板12
には異色の成形部8によって象形模様が現出させること
ができる。なお象形模様を現出できる形態の連結具1で
あれば、必ずしも内壁に凸条部16を配設しなくとも、
成形部8は透孔7の配設によって抜脱を阻止される。ま
た透孔7を上下板12、13に穿設し、象形模様を連結
具1の両面に現出し、美しい紐体に仕上げることもでき
る。
【0031】図11〜13に示す連結具および紐体は、
コ字状の板体11から形成された連結具1において、上
板12と下板13とを連結する連結壁14に一対の枢着
用突片17を突設し、この突片17間にリング状の連結
環5の一端を枢軸18によって回動自在に枢着する。
【0032】板体11の上板12と下板13の内壁面に
は、その側縁部15の個所を除いて凸条部16を数条突
設し、また上板12および下板13の先端側の表面に凹
陥部19をそれぞれ凹設し、この凹陥部19には両側縁
をはじめ中間部に中空部4へ通ずる切欠部および透孔の
連通部20を数個設け、さらに凹陥部19の表面に象形
模様の装飾部21を突設する。
【0033】この連結具1は図12に示すように、開口
部6から紐2を引揃えて中空部4に挿入し、中空部4お
よび凹陥部19に合成樹脂をインサート成形して成形部
8を一体に成形するとともに、凹陥部19に象形模様を
現出させて成形部8の抜脱を阻止し、図13に示すよう
に美しい紐体に仕上げる。
【0034】次に図14に示す連結具を備えた紐体は、
コ字状の板体11から形成された連結具1において、上
板12と下板13とを連結する連結壁14の前面に一対
の枢着用突片17を突設し、突片17間に連結環5の一
端を枢軸18によって回動自在に枢着し、上板12、下
板13の内壁面には凸条部16を数条突設し、凸条部1
6間に挿入される紐2は端部が圧縮硬化された硬化部2
2が形成され、中空部4に簡便に挿入できる形態に形成
されている。
【0035】紐2の硬化部22を形成する手段として
は、紐2の端部に合成樹脂液を浸漬した後、熱処理によ
って圧縮硬化させるか、あるいは合成繊維製の紐2であ
れば、上面に切断刃のあるアンピル上に紐2を載置し、
上方から超音波ホーンを圧接して、紐2を切断する同時
に、端部を圧縮し、超音波加工して硬化部22を形成す
るものである。
【0036】なお紐2の端部における硬化部22に透孔
を穿ち、この紐2の端部を重合して連結具1の中空部4
に挿入し、合成樹脂をインサート成形すると、紐2の固
定が的確かつ強固に装着でき、堅牢な連結具を備えた紐
体を製作することができる。
【0037】この発明の連結具を備えた紐体は、上述の
ような構成であり、既存の編組紐または皮革紐であって
もよいが、これらの紐2を連結具1の開口部6から中空
部4内へ挿入し、合成樹脂を中空部4へインサート成形
することによって成形部8を一体成形し、紐2を連結具
1に固着したものであり、この連結具を備えた紐体はセ
カンド・バッグ、折畳み傘などの手提紐として連結環5
を使用製品に連結して使用する。
【0038】また連結具を備えた紐体は、図15に示す
ようにスライドファスナー用スライダーの引手としても
使用され、たとえば連結環5をスライダー23の引手取
付環24に取付け、セカンド・バッグ、小銭入れ、小物
入れなどの開口部にスライドファスナーを装着し、手提
紐または引手として使用するものである。
【0039】
【発明の効果】この発明の連結具を備えた紐体は、以上
説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の
効果を奏する。
【0040】この発明のうち請求項1記載の発明は、中
空部を備えた連結具の一端に連結環を配し、他端の開口
部から紐の端部を挿入し、中空部へ合成樹脂をインサー
ト成形して成形部を一体成形して紐を固着し、中空部に
成形部の抜脱阻止機構を配設したから、紐を成形部によ
って連結具に簡単に、しかも強固に装着することがで
き、成形部は連結具の中空部から、みだりに抜脱するこ
とがないので、耐久性のある連結具を備えた紐体を製作
することができる効果がある。
【0041】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、筒状の筒体の連結具において、その壁
面に透孔を突設して成形部の抜脱阻止機構を形成したの
で、筒状の筒体における成形部の抜脱阻止機構として製
作上からも理想的な形態であり、構造が簡単で製作も容
易である効果がある。
【0042】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、コ字状の板体の連結具において、その
内壁面の一部に凸条部を突設して成形部の抜脱阻止機構
を形成したので、コ字状の板体における成形部の抜脱阻
止機構として製作上からも理想的な形態であり、構造が
簡単で製作も容易である効果がある。
【0043】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、筒状の筒体またはコ字状
の板体の連結具において、その閉鎖側に連結環を回動自
在に枢着したので、連結具を使用製品に取付ける装着操
作、および使用時における紐体の操作が簡便に行える効
果がある。
【0044】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の効果に加え、連結具の壁面に象形
模様の透孔を穿設し、合成樹脂の成形部を充填させ象形
模様を現出させたので、デザイン的にも美しい体裁のよ
い連結具に仕上げることができる効果がある。
【0045】請求項6記載の発明は、請求項1、3、4
または5記載の発明の効果に加え、コ字状の板体の表裏
面に凹陥部を設け、この凹陥部に中空部に通ずる連通部
を設け、かつ装飾部を突設し、合成樹脂の成形部を形成
するので、合成樹脂のインサート成形作業が容易であ
り、かつデザイン的にも美しいコ字状の板体の連結具に
仕上げることができる効果がある。
【0046】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の発明の効果に加え、紐の端部
を圧縮硬化させて硬化部を形成したので、連結具への紐
の挿入操作がきわめて容易に行うことができ、たとえ柔
軟な風合のある紐であっても簡単に装着し、使用するこ
とができる効果がある。
【0047】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の効果に加え、連結
具に固着させる紐の先端をループ状に形成したので、紐
体を即座に手提紐あるいは引手として使用できる効果が
あるなど、この発明の効果はきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒状の筒体から形成された連結具の斜視図で
ある。
【図2】同上連結具に紐を固着した状態を示す断面図で
ある。
【図3】同上の連結具を用いた紐体の斜視図である。
【図4】他の実施態様の筒体から形成された連結具の断
面図である。
【図5】さらに他の実施態様の筒体から形成された連結
具の断面図である。
【図6】コ字状の板体から形成された連結具の斜視図で
ある。
【図7】同上連結具に紐を固着した状態を示す断面図で
ある。
【図8】同上連結具を用いた紐体の斜視図である。
【図9】他の実施態様の紐体の斜視図である。
【図10】同上紐体における連結具の断面図である。
【図11】さらに他の実施態様の板体から形成された連
結具の斜視図である。
【図12】同上連結具に紐を固着した状態を示す一部断
面図である。
【図13】同上連結具を用いた紐体の斜視図である。
【図14】コ字状の板体から形成された連結具における
紐の挿入状態を示す一部断面図である。
【図15】紐体の使用態様を示す斜視図である。
【図16】公知の紐体の正面図である。
【図17】公知のスライドファスナー用スライダーの引
手の断面図である。
【符号の説明】
1 連結具 2 紐 3 筒体 4 中空部 5 連結環 6 開口部 7 透孔 8 成形部 9 ループ 11 板体 15 側縁部 16 凸条部 19 凹陥部 20 連通部 21 装飾部 22 硬化部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部4を備えた連結具1の一端に連結
    環5を配設し、他端に配された開口部6から紐2の端部
    を挿入し、該中空部4へ合成樹脂をインサート成形して
    成形部8を形成して紐2を固着するとともに、中空部4
    に成形部8の抜脱阻止機構を配備したしたことを特徴と
    する連結具を備えた紐体。
  2. 【請求項2】 連結具1は筒状の筒体3から形成され、
    筒体3の壁面に数個の中空部4に通ずる透孔7を穿設
    し、成形部8の抜脱阻止機構を配備してなる請求項1記
    載の連結具を備えた紐体。
  3. 【請求項3】 連結具1はコ字状の板体11から形成さ
    れ、板体11の内壁面であって側縁部15を除いた個所
    に数個の凸条部16を突設し、成形部8の抜脱阻止機構
    を配備してなる請求項1記載の連結具を備えた紐体。
  4. 【請求項4】 連結具1の閉鎖側に連結環5を回動自在
    に枢着し、連結具1の中空部4に紐2の端部を挿入固定
    してなる請求項1、2または3記載の連結具を備えた紐
    体。
  5. 【請求項5】 連結具1の壁面に象形模様の透孔7を穿
    設し、該透孔7に成形部8を充填させ象形模様を現出さ
    せてなる請求項1、2、3または4記載の連結具を備え
    た紐体。
  6. 【請求項6】 コ字状の板体11の内壁面であって側縁
    部15を除いた個所に数個の凸条部16を突設し、かつ
    板体11の表裏面に凹陥部19を設け、該凹陥部19の
    一部に中空部4に通ずる連通部20を数個設けるととも
    に、装飾部21を数個突設し、中空部4および凹陥部1
    9に成形部8を一体的に形成して紐2を固着してなる請
    求項1、3、4または5記載の連結具を備えた紐体。
  7. 【請求項7】 連結具1に固着する紐2の端部は、圧縮
    硬化した硬化部22を形成し、該硬化部22を中空部4
    に挿入して成形部8によって固着してなる請求項1、
    2、3、4、5または6記載の連結具を備えた紐体。
  8. 【請求項8】 連結具1に固着される紐2の先端はルー
    プ9を形成してなる請求項1、2、3、4、5、6また
    は7記載の連結具を備えた紐体。
JP7253112A 1994-11-30 1995-09-29 連結具を備えた紐体 Pending JPH08205920A (ja)

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