JP2979121B2 - 提げ手形成用紐 - Google Patents

提げ手形成用紐

Info

Publication number
JP2979121B2
JP2979121B2 JP9002158A JP215897A JP2979121B2 JP 2979121 B2 JP2979121 B2 JP 2979121B2 JP 9002158 A JP9002158 A JP 9002158A JP 215897 A JP215897 A JP 215897A JP 2979121 B2 JP2979121 B2 JP 2979121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
hand
synthetic resin
stopper
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9002158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09168419A (ja
Inventor
公之 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSURA SANGYO KK
Original Assignee
MATSURA SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSURA SANGYO KK filed Critical MATSURA SANGYO KK
Priority to JP9002158A priority Critical patent/JP2979121B2/ja
Publication of JPH09168419A publication Critical patent/JPH09168419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2979121B2 publication Critical patent/JP2979121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手提げ袋に使用す
る提げ手の製造に用いる提げ手形成用紐に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】手提げ袋の提げ手としては、紐が使用さ
れることが多いが、従来、提げ手の末端は手提げ袋の紐
通し穴に通し、この末端を結び目にして紐部分及び手提
げ袋の紐通し穴よりも太くしている。その結果、提げ手
の末端は紐通し穴から抜けないようになる。
【0003】このように紐末端を結び目にするのは、手
間がかかり、かつ、結び目が部厚くなってしまうので、
予め紐末端に紐の幅や、手提げ袋の紐通し穴よりも長い
ストッパを設けてT字形としておくことが行われる。実
開昭48-20814号には紐による提げ手の端に木片や合成樹
脂による短尺な棒体を設けてストッパとしたものが示さ
れている。また、実公昭62-35400号公報には合成樹脂フ
ィルムを弛く撚り合わせてなる紐本体と、合成樹脂フィ
ルム製ロープを固く固着処理し、それを所定の長さに切
断してなる長細形状の掛止片とからなり、紐本体の両端
切断部を掛止片の長手方向中央に溶着させ、紐本体の両
端にそれぞれ「T」字形状の紐係止部を形成している。
【0004】さらに、特開昭 63-222705号公報では、紐
とその両末端のストッパからなり、ストッパは少なくと
も一箇所で手提げ袋の通し穴より長い幅を有する合成樹
脂であって、この合成樹脂が紐と一体成形されてなるこ
とを特徴とする手提げ袋用提げ手と、この提げ手の製造
方法として、ストッパの形状を有する型孔を2個若干の
間隔を置いて設け、この金型内に紐を供給して、型孔内
で合成樹脂の射出成形を行い、次に金型から成形品を取
出して、最後に紐に一体成形された2個の樹脂の間を切
断してストッパを形成することが述べられている。
【0005】図9はこのようにして製造された提げ手の
使用状態を示す斜視図で、図中1は紙袋等の手提げ袋で
あるが、この手提げ袋1には通し穴2が上端開口の縁近
くに2個ずつ適宜間隔で設けられる。そして、提げ手3
は前記のごとく、布もしくは合成樹脂製の紐4と、その
端部に設けられ、この紐4を挟み込むように取付くリブ
状のストッパ5とからなる。
【0006】このストッパ5付の紐4は、ストッパ5を
手提げ袋1の上部の通し穴2に通して使用するが、通し
穴2に通す時にはストッパ5を傾けて通すので通過させ
ることができ、一端通過した後はストッパ5の幅が通し
穴2の直径よりも大きいので紐4は抜け落ちることはな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭 6
3-222705号公報での提げ手の製造方法は、図10に示すよ
うに紐4に提げ手の長さに相当する間隔をおいて射出成
形可能な合成樹脂材料からなるストッパ5が2個ずつ前
記型孔の間隔を置いて並んで形成され、このように紐に
一体成形された2個の樹脂の間を切断してストッパを形
成するもので、得られる提げ手としてはストッパの外側
に紐の切断箇所の近傍がでる。この外側にでる部分は、
切断面から繊維がばらけ易く、体裁の悪いものとなる。
【0008】さらに、切断は紐4の部分に対して直接刃
を当てて行うので、切断の際には紐4にテンションをか
けて引っ張っておかなければならない。
【0009】また、ストッパの形状を有する型孔がそれ
ぞれ独立して2個あり、ストッパ5を形成するのに、各
々に合成樹脂の射出成形を行なわなければならない。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、手提げ袋の通し穴より長い幅を有する合成樹脂のス
トッパを手提げ袋用提げ手となる紐の端部に形成するの
に、得られる提げ手は紐の切断箇所がばらけるおそれが
なく体裁のよいものとなり、、切断作業も楽に行え、ま
た、成形工程を簡素化できる提げ手形成用紐を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、紐に対して、提げ手の長さに相当する間隔を
おいて、その紐幅より突出する長さの一対の合成樹脂製
バー状ストッパを金型の型孔内に紐を挿通させ、該紐の
外周に設ける場合において、金型内にバー状ストッパと
なる部分の空所を近接して設け、この空所相互を紐の周
面を囲むだけのわずかな空間を確保する連通部で連通さ
せた略H形の1個の型孔に合成樹脂を射出成形すること
により、紐幅より突出する長さのバー状ストッパ同士を
紐の周面を囲み、中央を内部の紐とともに切断可能な連
結部で一体的に結合した略H形の合成樹脂成形体を提げ
手の長さに相当する間隔に配設したことを要旨とするも
のである。
【0012】本発明によれば、得られる製品は、ストッ
パと一体の突片がストッパの外側にでる紐の切断箇所の
近傍を覆うのでこの部分の紐がばらけるおそれがなくな
る。さらに、提げ手の端部に設けるストッパを2個同時
に成形するのに、略H形の合成樹脂成形体の連結部の中
央を内部の紐とともに切断するので、固い部分の切断で
よく、紐にテンションをかけずとも効率よく切断でき、
かかる略H形の合成樹脂成形体は連続する一つの型孔で
得ることができ、成形工程を簡素化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の提げ手形成用
紐の第1実施形態を示す平面図である。
【0014】図中4は平紐での紐であるが、提げ手の長
さに相当する間隔をおいて、紐幅より突出する長さのバ
ー状ストッパ5同士を紐4の周面を囲む連結部10で一体
的に結合した略H形の合成樹脂成形体12を形成した。紐
4は材質は布やアクリル等合成樹脂、その他を問わな
い。
【0015】かかる合成樹脂成形体12を所定間隔で設け
た紐4は、この合成樹脂成形体12のうち前記連結部10の
中央を内部の紐4とともに切断して、2個の合成樹脂製
ストッパ5に分割する。図中aは切断箇所を示す。
【0016】得られた製品は、図2、図3に示すように
紐4とその端部にこの紐4を挟み込むように取付く合成
樹脂製バー状ストッパ5からなり、該バー状ストッパ5
は前記連結部10の半分を突片11として一体的に成形した
ものであるが、この突片11はストッパ5から外側にでる
紐4を包み込むものとなる。
【0017】なお、図示の例では突片11は筒状のものと
してこれで紐4の周囲をすべて囲むようにしたが、他の
実施例として突片11は上下2枚の平行したものとし、平
紐4の両面を挟むように覆うものとしてもよい。
【0018】次に、前記合成樹脂成形体12の成形方法に
ついて説明する。図3において、図中7は金型である
が、紐4が挿通する型孔6はバー状ストッパ5となる部
分の空所8,8を近接して設け、この空所8,8相互を
紐の周面を囲むだけのわずかな空間を確保する連通部9
で連通させた略H形の1個の型孔である。
【0019】紐4を金型7にセットし、型孔6内に合成
樹脂の射出成形を行えば、樹脂は空所8,8および連通
部9に充填され、成形後、紐4を取出せば、図1に示す
ように空所8,8で成形されたバー状ストッパ5の部分
と連通部9で成形された連結部10が紐4の外周に一体成
形された合成樹脂成形体12が得られる。合成樹脂は射出
成形できるものであれば、特に限定はなく、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、アセタール等を使用す
ることができる。特に紐4をアクリル紐とした場合に
は、射出成形する合成樹脂はナイロン樹脂もしくはPP
Tが好適である。
【0020】図5〜図8は本発明の第2実施形態を示す
もので、紐4′に縄状に編んだ丸紐を使用する場合であ
る。製造方法および出来た提げ手は前記第1実施形態と
ほぼ同様であるが、この場合はストッパ5から外側にで
る紐4′の端を包み込む突片11は紐4の周囲をすべて囲
むように筒状のものが好適である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明の提げ手形成用
紐は、手提げ袋の通し穴より長い幅を有する合成樹脂の
ストッパを手提げ袋用提げ手となる紐の端部に形成する
にあたって、得られる提げ手は紐の切断箇所がばらける
おそれがなく体裁のよいものとなり、、切断作業も楽に
行え、また、成形工程を簡素化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の提げ手形成用紐の第1実施形態を示す
要部の平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の提げ手形成用紐から得
られる手提げ袋用提げ手の要部の平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の提げ手形成用紐から得
られる手提げ袋用提げ手の要部の側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の提げ手形成用紐の製造
工程を示す説明図である。
【図5】本発明の提げ手形成用紐の第2実施形態を示す
要部の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の提げ手形成用紐から得
られる手提げ袋用提げ手の要部の平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の提げ手形成用紐から得
られる手提げ袋用提げ手の要部の側面図である。
【図8】本発明の第8実施形態の提げ手形成用紐の製造
工程を示す説明図である。
【図9】従来例および本発明で製作された手提げ袋用提
げ手の使用状態を示す斜視図である。
【図10】従来例を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1…手提げ袋 2…通し穴 3…提げ手 4,4′…紐 5…ストッパ 6…型孔 7…金型 8…空所 9…連通部 10…連結部 11…突片 12…合成樹脂成
形体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紐に対して、提げ手の長さに相当する間
    隔をおいて、その紐幅より突出する長さの一対の合成樹
    脂製バー状ストッパを金型の型孔内に紐を挿通させ、該
    紐の外周に設ける場合において、金型内にバー状ストッ
    パとなる部分の空所を近接して設け、この空所相互を紐
    の周面を囲むだけのわずかな空間を確保する連通部で連
    通させた略H形の1個の型孔に合成樹脂を射出成形する
    ことにより、紐幅より突出する長さのバー状ストッパ同
    士を紐の周面を囲み、中央を内部の紐とともに切断可能
    な連結部で一体的に結合した略H形の合成樹脂成形体を
    提げ手の長さに相当する間隔に配設したことを特徴とす
    る提げ手形成用紐。
JP9002158A 1997-01-09 1997-01-09 提げ手形成用紐 Expired - Fee Related JP2979121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002158A JP2979121B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 提げ手形成用紐

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002158A JP2979121B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 提げ手形成用紐

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4076406A Division JPH07102161B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 手提げ袋用提げ手の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09168419A JPH09168419A (ja) 1997-06-30
JP2979121B2 true JP2979121B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=11521559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9002158A Expired - Fee Related JP2979121B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 提げ手形成用紐

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2979121B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09168419A (ja) 1997-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4753538A (en) Net bag of extruded plastics material
US5181670A (en) Storage apparatus for storing a necktie
JP2979121B2 (ja) 提げ手形成用紐
JP2979120B2 (ja) 手提げ袋用提げ手
JP2551405Y2 (ja) 可撓性長尺物の係止構造
JPH07102161B2 (ja) 手提げ袋用提げ手の製造方法
JPH10276819A (ja) 手提げ袋用提げ手の製造方法
CH672403A5 (ja)
JPH0677525B2 (ja) 手提げ袋用提げ手の製造方法
KR200190816Y1 (ko) 헤어핀의 록킹구조
JPH09149811A (ja) 紐 体
JP2000176063A (ja) ゴルフクラブのシャフトカバー
JPH0749005B2 (ja) 手提げ袋用提げ手の製造方法および装置
JPS6120063Y2 (ja)
JPH0751474Y2 (ja) 閉じ紐付き包装用袋
JP3050034U (ja) 手提げ用丸紐
KR0122017Y1 (ko) 과일 봉지 고정용 클립
JPH0334016U (ja)
JPH0225305Y2 (ja)
JP3004069U (ja) 髪の毛束ね具
GB1578429A (en) Bag handles
JPH0253304B2 (ja)
JPH0145090Y2 (ja)
KR870003216Y1 (ko) 손잡이가 달린 상품 포장용 끈
JP3040194U (ja) ストラップ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees