JP3834708B2 - 紐製品製造方法及び同装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、手提げ袋用の提げ手の如く、紐の先端部に合成樹脂製成形品を一体的に結合した紐製品の製造方法及び同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紐の先端部に合成樹脂製成形品を一体的に結合した紐製品として、例えば、手提げ袋用の提げ手がある。近年、この提げ手は、それまでの手提げ袋の通し穴に紐Sを通し、その紐Sの先端部Tを結んで肉太とし、通し穴からの抜出し防止を図るものに代わって、紐の先端部に合成樹脂製で通し穴の径より細くて長いストッパーを取付け、そのストッパーを手提げ袋の通し穴に挿通するもの等が使用されるようになってきている。
【0003】
この従来の紐製品は、紐を金型内に挿通した後、その金型内に合成樹脂を射出して、紐と一体的に二つのストッパーを連続的あるいは一定間隔をあけて形成し、二つのストッパー間をカッター等によって切断することによって製造している。
【0004】
しかし、この従来の紐製品の製造方法及び同装置にあっては、二つのストッパー間をカッター等によって切断する必要があるので、カッター装置を設けなければならず、また、切断作業を必要とするので生産性が悪くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手提げ袋用提げ手等の紐製品の製造方法及び同装置は、カッター装置と切断作業を必要とするので生産性が悪いことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図1乃至図8を参照して説明する。本発明の紐製品製造方法は、金型の直線状の溝に挿通した紐Sを、金型の一部をスライドさせることによって切断して紐Sの先端部Tを形成し、前記スライドと他の金型とによって紐Sの先端部Tに沿って形成される成形型内に、前記先端部Tを圧縮した状態で、合成樹脂材を射出成形して、紐Sの先端部Tに合成樹脂製の成形品Fを一体結合してなる。
【0007】
また、本発明の紐製品製造装置は、紐Sが挿通される直線状の中溝11を有する中金型10と、中金型10内にスライド自在に設けられ、スライド前の状態で、中溝11に直線状に連続するスライド溝21を有すると共に、スライド後の状態で、中溝11に連続する下成形型22を有するスライドブロック20と、中溝11に対応する上溝31と、下成形型22に対応する上成形型32とを有し、中金型10とスライドブロック20との一体物に上から組付く上金型30と、中金型10を昇降自在に組付けると共に、前記中溝11の先端部Tに位置する突出し板41を立設した下金型40とから構成し、スライドブロック20をスライドする際に紐Sを切断し、下成形型22と上成形型32とで形成される成形型部25および中溝11と上溝31とで形成される溝部15の先端部Tに射出成形機から合成樹脂材を射出するに先立ち、中金型10を下降させて、突出し板41を中溝11の上端部まで突出して紐Sの切断部分である先端部Tを上金型30との間で圧縮し、一定形状に圧縮された紐Sの先端部Tに合成樹脂製の成形品Fを一体結合してなる。
【0008】
なお、この紐製品製造装置において、その中金型10に、スライドブロック20がスライド後の状態で、スライドブロック20のスライド溝21に連続する下成形型13を形成すると共に、上金型30に、スライド溝21に対応する上溝31と、下成形型13に対応する上成形型32とを形成し、さらに下金型40に、中金型10が下降した状態で、スライド溝21先端部Tの上端部まで突出する突出し板41を立設すると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を説明する。
【0010】
本製造装置は、中金型10、スライドブロック20、上金型30および下金型40で構成している。中金型10は、その上面のほぼ中央部分に紐Sが挿通される直線状の中溝11を平行に二本有する。スライドブロック20は、中金型10内にスライド自在に設けられ、スライド前の状態で、中溝11に直線状に連続するスライド溝21を有すると共に、スライド後の状態で、中溝11に連続する下成形型22を有する。スライドブロック20のスライドは、スライド棒23による手動又はモーターによる動力で達成することができる。
【0011】
上金型30は、中溝11に対応して形成された二本の上溝31と、下成形型22に対応して形成された上成形型32とを有し、中金型10とスライドブロック20との一体物に上から組付く。この組付きは、四隅に形成したガイド孔33に、中金型10のガイドピン12を挿通することによって正確に達成する。下金型40は、中金型10をばね42を介して昇降自在に組付けると共に、前記中溝11の先端部Tに位置する突出し板41を立設している。
【0012】
そして、スライドブロック20をスライドする際に紐Sを切断し、また、下成形型22と上成形型32とで形成される成形型部25および中溝11と上溝31とで形成される溝部15の先端部Tに射出成形機から合成樹脂材を射出するに先立ち、射出成形機の押圧力によって中金型10を下降させて、突出し板41を中溝11の上端部まで突出して紐Sの切断部分である先端部Tを上金型30との間で圧縮し、一定形状に圧縮された紐Sの先端部Tに合成樹脂製の成形品Fを一体結合するものである。
【0013】
なお、本実施形態にあっては、中金型10に、スライドブロック20がスライド後の状態で、スライドブロック20のスライド溝21に連続する下成形型13を形成すると共に、上金型30に、スライド溝21に対応する上溝31と、下成形型13に対応する上成形型32とを形成し、さらに下金型40に、中金型10が下降した状態で、スライド溝21先端部Tの上端部まで突出する突出し板41を立設している。これによって、二組(四本)の紐製品を一度に製造することができる。
【0014】
本実施形態で製造する紐製品は、手提げ袋用の提げ手であり、合成樹脂製の成形品Fに別個に成形した成形品を嵌合することによって、手提げ袋に取付ける者である。なお、本発明によって製造する紐製品は、提げ手に限定されるものではなく、紐Sの先端部に合成樹脂製の成形品Fを一体結合して成形したもの全てを対照とする。
【0015】
本実施形態に係る紐製品製造装置の作用について説明する。まず、紐Sを、直線状に連続して位置する中金型10の中溝11とスライドブロック20のスライド溝21とに挿通する(図2、5参照)。次に、スライドブロック20をスライドさせて、スライドブロック20と中金型10との間のせん断力によって紐Sを切断する(図3、6)。この状態で、中金型10の中溝11に連続してスライドブロック20の下成形型22が位置すると共に、スライドブロック20のスライド溝21に連続して中金型10の下成形型13が位置する。
【0016】
次に、上金型30を押出成形機のノズルNと共に下降させて、中金型10を押圧して下降させる。その際、上金型30のガイド孔33に中金型10のガイドピン12が嵌入し、上金型30と中金型10との組付き姿勢が正確に確保される。また、中金型10は、下金型40との間に設けたばね42の弾力に逆らって下降する。この状態で、上金型30の上溝31と中金型10の中溝11とが対向して紐Sが挿通する溝部15を形成し、また、上金型30の上成形型32と中金型10の下成形型22とが対向して成形型部25を形成する。
【0017】
それと同時に、中金型10の下降によって、下金型40から立設された突出し板41が中金型10の中溝11の先端部T、およびスライドブロック20のスライド溝21の先端部Tの上端部に達し、この突出し板41が中溝11およびスライド溝21内の紐Sを押し上げ、上金型30の上溝31との間で一定形状に圧縮する。この形状は、中溝11等の形状や突出し板41の突出し位置等によって適宜設定することができる。
【0018】
この状態で、射出成形機から溶融合成樹脂材を射出し、ゲート口34を通して型成形部および溝部15の先端部Tに圧入する。これによって、一定形状に圧縮された紐Sの先端部Tに合成樹脂製の成形品Fが一体結合する(図4、7)。
【0019】
射出成形完了後、上金型30を射出成形機のノズルNと共に上昇させると共に、
下金型40内に突出しロッド45を挿通して突出し板41および成形品の下位に位置する突出しピン43を上昇させ、紐Sおよび成形品Fを上方に押出す。押出された紐Sと成形品Fとの結合物(紐製品)を取出すことによって、本製造装置による製造を完了する。
【0020】
コイル状に巻いた細長い帯状の紐S始端を切断し、両切断面図に成形品Tを成形したのち、紐を所定長送り、再び連続して位置する中金型の中溝11とスライドブロックのスライド溝21に挿通し、前述した加工を再び行うこにより、紐の両端に成形品を成形することが出来る。
【0021】
紐の中溝11とスライド溝21への挿通及び成型品Tをつけた紐の取り外しは、人の手又はロボットのいずれによっても行うことが出来る。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係る紐製品製造方法および同装置は、紐Sを切断するためのカッター装置や切断作業を必要としないので、生産性を大幅に向上させることができる。
【0023】
また、紐Sの先端部Tを圧縮して一定形状に束ねた状態で合成樹脂成形品Fと一体結合することとしているので、▲1▼紐Sの先端部Tが上金型30等との間に挟まれた状態で成形品Fと結合し、その一部が成形品Fから飛び出してしまうといった不都合が発生しない、▲2▼紐の先端部Tの形状も適宜設定することができる、▲3▼紐Sの種類や形状も限定されず、帯紐S、丸紐S、パイプ紐S等、あらゆるものを使用することができる、といった効果も併せて発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紐製品製造装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置において、紐を挿通した状態を示す平面図である。
【図3】図1に示す装置において、紐を切断した状態を示す平面図である。
【図4】図1に示す装置において、型締めした状態を示す平面図である。
【図5】図2におけるA−A線断面図である。
【図6】図3におけるB−B線断面図である。
【図7】図4におけるC−C線断面図である。
【図8】図1に示す装置において、型開きした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 中金型
11 中溝
12 ガイドピン
13 下成形型
15 溝部
20 スライドブロック
21 スライド溝
22 下成形型
23 スライド棒
25 成形型部
30 上金型
31 上溝
32 上成形型
33 ガイド孔
34 ゲート口
40 下金型
41 突出し板
42 ばね
43 突出しピン
45 突出しロッド
S 紐
F 成形品
N ノズル
T 先端部

Claims (3)

  1. 金型の直線状の溝に挿通した紐(S)を、金型の一部をスライドさせることによって切断して紐の先端部(T)を形成し、前記スライドと他の金型とによって紐の先端部に沿って形成される成形型内に、前記先端部を圧縮した状態で、合成樹脂材を射出成形して、紐の先端部に合成樹脂製の成形品(F)を一体結合してなる紐製品製造方法。
  2. 紐(S)が挿通される直線状の中溝(11)を有する中金型(10)と、中金型内にスライド自在に設けられ、スライド前の状態で、中溝に直線状に連続するスライド溝(21)を有すると共に、スライド後の状態で、中溝に連続する下成形型(22)を有するスライドブロック(20)と、中溝に対応する上溝(31)と、下成形型に対応する上成形型(32)とを有し、中金型とスライドブロックとの一体物に上から組付く上金型(30)と、中金型を昇降自在に組付けると共に、中溝の先端部(T)に位置する突出し板(41)を立設した下金型(40)とから構成し、スライドブロックをスライドする際に紐を切断し、下成形型と上成形型とで形成される成形型部(25)および中溝と上溝とで形成される溝部(15)の先端部に射出成形機から合成樹脂材を射出するに先立ち、中金型を下降させて、突出し板を中溝の上端部まで突出して紐の切断部分である先端部を上金型との間で圧縮し、一定形状に圧縮された紐の先端部に合成樹脂製の成形品(F)を一体結合してなる紐製品製造装置。
  3. 中金型(10)に、スライドブロック(20)がスライド後の状態で、スライドブロックのスライド溝(21)に連続する下成形型(13)を形成すると共に、上金型(30)に、スライド溝に対応する上溝(31)と、下成形型に対応する上成形型(32)とを形成し、さらに下金型(40)に、中金型が下降した状態で、スライド溝先端部(T)の上端部まで突出する突出し板(41)を立設してなる請求項2に記載の紐製品製造装置。
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