JPH10276115A - 無線通信方式及びこれを用いた集中管理システム - Google Patents

無線通信方式及びこれを用いた集中管理システム

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JPH10276115A
JPH10276115A JP9080586A JP8058697A JPH10276115A JP H10276115 A JPH10276115 A JP H10276115A JP 9080586 A JP9080586 A JP 9080586A JP 8058697 A JP8058697 A JP 8058697A JP H10276115 A JPH10276115 A JP H10276115A
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slave
wireless communication
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master unit
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JP9080586A
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English (en)
Inventor
Noriaki Murayama
典明 村山
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の時間の設定やその変更が容易な無線通
信方式を提供することとともに、本無線通信方式を用い
た集中管理システムを提供すること。 【解決手段】 通信制御部32により無線送受信部31
における主装置宛ての送信状態への切替を待機させる際
の送信待ち時間を、自己ID設定部38に設定された自
己のIDをパラメータとする計算式より待ち時間計算部
39で算出し、これをタイマ部40に設定することによ
り、従来より子機毎に付与されているIDから容易に設
定可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1台の
親機と複数の子機との間で無線により通信を行う無線通
信方式及びこれを用いた集中管理システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくとも1台の親機と複数の子
機とからなる無線通信システムにおける通信方式とし
て、ポーリング方式と呼ばれる方式があった。これは子
機の自発的な発信を許さず、親機が呼出した(指定し
た)特定の子機のみが電波を発信し、これを親機が受信
するというものであった。
【0003】この方式では、各子機は一律に電波受信
後、直ちにもしくは予め送受信の切り替えを考慮して決
められた所定の時間が経過した後、応答する如く設定さ
れ、また、親機も電波送信後、予め決められた一定期
間、子機からの電波を受信する如く設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、全ての子機を
一斉に呼出し、各子機から互いの通信時間が重複しない
所定の順番となるように応答させ、これらを連続的に受
信するような呼出し方式では、各子機における送信待ち
時間を異なる時間に設定しなければならず、設定に手間
がかかるとともに、子機の増設等に伴う設定の変更にも
手間がかかるという問題があった。
【0005】ところで、学校、イベントホール、競技場
等、複数の燃焼機(暖房機)等の被制御機器を使用する
大規模施設において、管理室等に複数の被制御機器を監
視・制御する集中制御装置を設置し、該集中制御装置と
各被制御機器との間に通信回線を設ければ、管理室等で
個々の被制御機器の状態を監視したり、動作を制御す
る、つまり複数の被制御機器を一カ所で集中的に管理で
き、有用である。
【0006】この際、通信回線として無線による回線を
使用できれば、管理室等と各被制御機器との間の配線工
事が不要となり、その分、費用がかからず、新築に際し
てはその工期を短縮でき、また、既存の施設に設置する
場合もその利用に支障をきたしたり、美観を損なうこと
がなく、さらにまた、被制御機器の移動や増設が容易に
なるという利点がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、各種の時間の設
定やその変更が容易な無線通信方式を提供することとと
もに、本無線通信方式を用いた集中管理システムを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、少なくとも1台の親機と複数の子機との
間の無線通信を、親機は全ての子機を同時に呼出す一斉
呼出しを行い、一斉呼出しを受けた子機は、互いの通信
時間が重複しない所定の順番となるように予め子機毎に
決められた時間が経過した後応答し、親機は、前記一斉
呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
通信方式において、各子機における送信待ち時間を、予
め子機毎に決められたIDをパラメータとする計算式よ
り算出して設定することを特徴とする。
【0009】前記構成によれば、各子機の送信待ち時間
を、従来より子機毎に付与されているIDから容易に設
定することができ、特別な情報を必要とすることがな
い。さらに、子機が増設された場合もそのIDから直ち
に、既存の子機の時間と重複しない新たな送信待ち時間
を設定する。
【0010】また、前記無線通信方式において、予め子
機毎に決められたIDと子機における送信待ち時間との
対応関係を示すテーブルを各子機に用意しておき、各子
機における送信待ち時間を、前記テーブルより自己のI
Dに対応して読み出して設定することを特徴とする。
【0011】前記構成によれば、各子機の送信待ち時間
を、予め用意したテーブルから直ちに設定することがで
き、その都度、計算する必要がない。
【0012】ここで、スイッチ、ジャンパ線、ショート
ピン等により設定するID設定部により、IDの設定を
しても良い。
【0013】また、前記無線通信方式において、親機の
受信期間を、子機の台数をパラメータとする計算式より
算出して設定することを特徴とする。
【0014】前記構成によれば、親機の受信期間を、子
機の台数より容易に設定することができ、特別な情報を
必要とすることがない。さらに、子機が増設された場合
もその台数から直ちに新たな受信期間を設定する。
【0015】また、前記無線通信方式において、子機の
台数と親機の受信期間との対応関係を示すテーブルを親
機に用意しておき、親機の受信期間を、前記テーブルよ
りその時点の子機の台数に対応して読み出して設定する
ことを特徴とする。
【0016】前記構成によれば、親機の受信期間を、予
め用意したテーブルから直ちに設定することができ、そ
の都度、計算する必要がない。
【0017】ここで、スイッチ、ジャンパ線、ショート
ピン等により設定する台数設定部により、子機の台数を
設定しても良い。
【0018】また、少なくとも1台の親機と複数の子機
との間の無線通信を、親機は全ての子機を連続的に呼出
す連続呼出しを行い、連続呼出しを受けた子機は、全て
の子機の呼び出しに必要とされる時間以上の予め決めら
れた所定の時間が経過した後応答し、親機は、前記連続
呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
通信方式において、子機における送信待ち時間を、子機
の台数をパラメータとする計算式より算出して設定する
とともに、親機の受信期間を、子機の台数をパラメータ
とする計算式より算出して設定することを特徴とする。
【0019】前記構成によれば、子機における送信待ち
時間及び親機の受信期間を、子機の台数より容易に設定
することができ、特別な情報を必要とすることがない。
また、子機が増設された場合もその台数から直ちに新た
な子機における送信待ち時間及び親機の受信期間を設定
することができる。
【0020】また、前記無線通信方式において、子機の
台数と子機における送信待ち時間との対応関係を示すテ
ーブルを各子機に用意しておき、子機における送信待ち
時間を、前記テーブルよりその時点の子機の台数に対応
して読み出して設定するとともに、子機の台数と親機の
受信期間との対応関係を示すテーブルを親機に用意して
おき、親機の受信期間を、前記テーブルよりその時点の
子機の台数に対応して読み出して設定することを特徴と
する。
【0021】前記構成によれば、子機における送信待ち
時間及び親機の受信期間を、予め用意したテーブルから
直ちに設定することができ、その都度、計算する必要が
ない。
【0022】ここで、スイッチ、ジャンパ線、ショート
ピン等により設定する台数設定部により、子機の台数を
設定しても良い。
【0023】また、複数の被制御機器に前述した無線通
信方式における子機をそれぞれ取付けるとともに、複数
の被制御機器に対する監視・制御機能と前述した無線通
信方式における親機の機能とを有する主装置を設け、各
被制御機器を無線電波を用いて主装置で監視・制御する
ことにより、複数の被制御機器とこれを管理する管理室
等との間の配線工事を不要とし、被制御機器の移動や増
設も容易な集中管理システムを実現する。
【0024】また、複数の被制御機器を主装置で集中的
に管理する集中管理システムにおいて、複数の被制御機
器に前述した無線通信方式における複数の子機をそれぞ
れ取付けるとともに、主装置に前述した無線通信方式に
おける親機を取付け、各被制御機器を無線電波を用いて
主装置で監視・制御することにより、既存の主装置(集
中制御装置)を用いて、前記同様な無線による集中管理
システムを実現する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の無線
通信方式の実施の形態を説明するが、ここでは燃焼機の
集中管理システムに適用した例を示す。
【0026】図1はシステム全体の概要を示すもので、
1は主装置、3−1,3−2,……3−nは子機であ
り、主装置1は施設の管理室等に設置され、子機3−1
〜3−nは複数の被制御機器、ここでは燃焼機A−1,
A−2,……A−nにそれぞれ取付けられる。
【0027】図2は主装置の第1の実施の形態を示すも
ので、表示入力部11、第1の記憶部12、一斉/個別
判断部13、コマンド発生部14、宛先作成部15、伝
文作成部16、無線送受信部17、通信制御部18、伝
文抽出部19、伝文解読部20、第2の記憶部21、子
機台数設定部部22、受信期間計算部23及びタイマ部
24からなっている。
【0028】表示入力部11は、管理者の操作により各
燃焼機に対する設定内容(点火、消火、温度設定等)や
目標値(以下、設定内容等と称す。)を入力するととも
に、第2の記憶部21に記憶された各燃焼機の状態等に
関するデータを表示する。第1の記憶部12は、前記入
力された設定内容等を記憶する。
【0029】一斉/個別判断部13は、前記設定内容等
から一斉呼出しまたは個別呼出しのいずれを行うかを判
断し、該判断結果をコマンド発生部14、宛先作成部1
5及び受信期間計算部23に送る。
【0030】コマンド発生部14は、前記設定内容等及
び判断結果に対応した制御コマンドを発生し、伝文作成
部16へ送る。宛先作成部15は、前記設定内容等及び
判断結果に応じて前記制御コマンドの送付先を指定する
宛先を作成し、伝文作成部16へ送る。ここで、一斉呼
出しか個別呼出しかによって、コマンド発生部14で発
生する制御コマンドを異なる符号で表す、もしくは宛先
作成部15で作成する宛先を異なる符号で表すこととす
る。
【0031】伝文作成部16は、前記制御コマンドに前
記宛先を付加して子機宛ての伝文に変換し、無線送受信
部17へ送る。無線送受信部17は、前記伝文を無線電
波に載せて子機側へ送信するとともに子機側からの伝文
を含む無線電波を受信する。通信制御部18は、無線送
受信部17を、通常は受信待機状態とし、伝文作成部1
6から伝文が送られてくると送信状態に切替え、その
後、再び受信待機状態に切替えるように制御する。
【0032】伝文抽出部19は、無線送受信部17によ
り受信した無線電波から伝文を抽出し、伝文解読部20
へ送る。伝文解読部20は、前記伝文を解読して各燃焼
機の状態等に関するデータを復元し、第2の記憶部21
へ送る。第2の記憶部21は、前記各燃焼機の状態等に
関するデータを記憶する。
【0033】子機台数設定部22は、複数のスイッチの
オン・オフの組み合わせ、ジャンパ線やショートピンの
取り付け位置等により子機の台数を設定する。受信期間
計算部23は、前記判断結果が一斉呼出しである時に起
動され、子機台数設定部22に設定された、その時点の
子機の台数をパラメータとする計算式より受信期間を算
出し、タイマ部24へ設定する。
【0034】ここで、子機から主装置へ送る伝文の通信
に要する時間をTmsg 、子機間の重複防止のための予備
時間をTs とすると、受信期間Trxは、 Trx=(Tmsg +Ts )×(子機台数) ……(1) から求められる。
【0035】タイマ部24は、受信期間計算部23によ
り設定された受信期間を計時し、その間、通信制御部1
8に送信状態への切替を待機させる。
【0036】図3は子機の第1の実施の形態を示すもの
で、無線送受信部31、通信制御部32、伝文抽出部3
3、伝文解読部34、呼出し判別部35、インタフェー
ス部36、伝文作成部37、自己ID設定部38、待ち
時間計算部39及びタイマ部40からなっている(な
お、各子機は同一構成を有する。)。
【0037】無線送受信部31は、主装置からの伝文を
含む無線電波を受信するとともに主装置宛ての伝文を無
線電波に載せて送信する。通信制御部32は、無線送受
信部31を、通常は受信待機状態とし、伝文作成部36
から伝文が送られてくると送信状態に切替え、その後、
再び受信待機状態に切替えるように制御する。
【0038】伝文抽出部33は、無線送受信部31によ
り受信した無線電波から伝文を抽出し、伝文解読部34
へ送る。伝文解読部34は、前記伝文を解読して宛先及
び制御コマンドを復元し、呼出し判別部35及びインタ
フェース部36へ送る。呼出し判別部35は、前記復元
した宛先もしくは制御コマンドから一斉呼出しか個別呼
出しかを判別するとともに、個別呼出しであればさらに
該当子機宛てか否かを判別する。
【0039】インタフェース部36は、前記判別結果が
一斉呼出しまたは該当子機宛ての個別呼出しであれば、
前記復元した制御コマンドを燃焼機の制御部等(図示せ
ず)へ送出するとともに燃焼機の制御部等から燃焼機の
状態等に関するデータを受け取る。伝文作成部37は、
前記燃焼機の状態等に関するデータを伝文に変換し、無
線送受信部31へ送る。
【0040】自己ID設定部38は、複数のスイッチの
オン・オフの組み合わせ、ジャンパ線やショートピンの
取り付け位置等により自己のIDを設定する。待ち時間
計算部39は、前記判別結果が一斉呼出しである時に起
動され、自己ID設定部38に設定された、自己のID
をパラメータとする計算式より送信待ち時間を算出し、
タイマ部40へ設定する。
【0041】ここで、主装置のチャネル切替等を確保す
るための保護時間をTgrd 、子機から主装置へ送る伝文
の通信に要する時間をTmsg 、子機間の重複防止のため
の予備時間をTs とすると、設定すべき送信待ち時間T
waitは、 Twait=Tgrd +(Tmsg +Ts )×(自己ID) ……(2) から求められる。ここで、自己IDは、1,2,3,…
…という単純な整数であるか、別の表記方法によるID
を単純な整数に置き換えた値を用いる。
【0042】タイマ部40は、待ち時間計算部39によ
り設定された送信待ち時間を計時し、その間、通信制御
部32に主装置宛ての送信状態への切替を待機させる。
【0043】前記構成において、各燃焼機A−1〜A−
nに対する設定内容等は、管理者より主装置1の表示入
力部11に入力され、第1の記憶部12に記憶される。
一斉/個別判断部13は、予め設定された判断基準に従
い、前記設定内容等から一斉呼出しまたは個別呼出しの
いずれを行うかを判断する。以下では、一斉呼出しを行
う場合の動作を説明する。一斉/個別判断部13は、こ
の判断結果をコマンド発生部14、宛先作成部15及び
受信期間計算部23に送る。
【0044】コマンド発生部14は前記設定内容等及び
判断結果に対応した制御コマンド、例えば点火開始を設
定するコマンドを発生し、伝文作成部16へ送る。ま
た、宛先作成部15は、前記設定内容等及び判断結果に
応じた前記制御コマンドの宛先、ここでは全子機を対象
とする宛先を作成し、伝文作成部16へ送る。
【0045】伝文作成部16は前記宛先及び制御コマン
ドを子機宛ての伝文に変換し、無線送受信部17へ送
る。無線送受信部17は、通信制御部18により送信状
態に切替えられ、前記伝文を無線電波に載せて子機3−
1〜3−n側へ送信する。この無線電波は全ての子機3
−1〜3−nで同時に受信される。次に、無線送受信部
17は受信待機状態に戻る。
【0046】受信期間計算部23は、前述した如く子機
の台数に基づいて受信期間を算出し、これをタイマ部2
4に設定する。タイマ部24は該設定された受信期間を
計時し、これが満了するまで受信状態を継続する。
【0047】各子機3−1〜3−nの無線送受信部31
にて受信された無線電波は、伝文抽出部33にて伝文が
抽出され、さらに伝文解読部34にて前記伝文が解読さ
れて宛先及び制御コマンドが復元され、呼出し判別部3
5へ送られる。呼出し判別部35では前記復元した宛先
もしくは制御コマンドから一斉呼出しか個別呼出しかを
判別するが、ここでは一斉呼出しと判定する。
【0048】この判別結果はインタフェース部36及び
待ち時間計算部39へ送出され、インタフェース部36
は前記復元した制御コマンドを燃焼機の制御部等に送出
し、待ち時間計算部39は、前述した如く自己IDに基
づいて送信待ち時間を算出し、これをタイマ部40に設
定する。タイマ部40は該設定された送信待ち時間を計
時し、これが満了するまで通信制御部32に主装置宛て
の送信状態への切替を待機させる。
【0049】燃焼機A−1〜A−nの制御部等では、前
記制御コマンドに従ってその状態に関するデータをイン
タフェース部36へ返送する。伝文作成部37は、イン
タフェース部36を介して前記燃焼機の状態に関するデ
ータ(ステータス)を受け取ると、これを伝文に変換し
て無線送受信部31へ送る。
【0050】各子機3−1〜3−nの無線送受信部31
は、それぞれの送信待ち時間が経過した後、送信状態に
切替え、前記伝文を無線電波に載せて主装置1側へ送信
し、その後、受信待機状態に戻る。
【0051】主装置1では、前述した受信期間、受信待
機状態にある無線送受信部17にて前記子機3−1〜3
−n側からの無線電波を連続的に受信し、伝文抽出部1
9にて無線電波から伝文を抽出し、さらに伝文解読部2
0にて前記伝文を解読して各燃焼機A−1〜A−nの状
態に関するデータを復元し、第2の記憶部21に記憶・
更新する。
【0052】第2の記憶部21に記憶された各燃焼機の
状態に関するデータは表示入力部11にて表示され、管
理者に知らされる。
【0053】このように前記構成によれば、主装置では
子機の台数を設定するだけで受信期間を自動的に計算し
て設定でき、各子機から送信される電波を確実に受信で
き、かつ送信状態への切替を必要以上に待機させること
がなく、また、子機では自己のIDを設定するだけで、
特別な情報や部品等を必要とすることなく送信待ち時間
を自動的に計算して設定でき、他の子機と重複しない電
波の送信が可能となる。また、子機を増設する場合、主
装置側では子機台数設定部の設定を変更し、子機側では
増設する子機のIDを設定するのみで良い。
【0054】図4は主装置の第2の実施の形態を示すも
ので、ここでは受信期間の計算を不要となした例を示
す。即ち、図中、25は受信期間設定部であり、子機の
台数と主装置の受信期間との対応関係を示すテーブル
(図示せず)を備え、一斉/個別判断部13からの判断
結果が一斉呼出しである時に起動され、前記テーブルよ
りその時点の子機の台数に対応する受信期間を読み出し
てタイマ部24へ設定する。なお、その他の構成・動作
は第1の実施の形態の場合と同様である。
【0055】図5は子機の第2の実施の形態を示すもの
で、ここでは送信待ち時間の計算を不要となした例を示
す。即ち、図中、41は待ち時間設定部であり、予め子
機毎に決められたIDと子機における送信待ち時間との
対応関係を示すテーブル(図示せず)を備え、呼出し判
別部35からの判別結果が一斉呼出しである時に起動さ
れ、前記テーブルより自己のIDに対応する送信待ち時
間を読み出してタイマ部40へ設定する。なお、その他
の構成・動作は第1の実施の形態の場合と同様である。
【0056】また、主装置から全ての子機を連続的に呼
出し、この全ての子機に対する連続的な呼出しに必要と
される時間が経過した後に各子機から順次応答させ、こ
れらを主装置で連続的に受信する呼出し方式において
は、主装置の受信期間とともに、子機の送信待ち時間を
子機の台数に基づいて設定する。
【0057】図6は子機の第3の実施の形態を示すもの
で、ここでは送信待ち時間を子機の台数をパラメータと
する計算式より算出して設定するようになした例を示
す。即ち、図中、42は子機台数設定部であり、その構
成は主装置の子機台数設定部22と同様である。また、
43は待ち時間計算部であり、呼出し判別部35からの
判別結果が連続呼出しである時に起動され、子機台数設
定部42に設定された、その時点の子機の台数をパラメ
ータとする計算式より送信待ち期間を算出し、タイマ部
40へ設定する。なお、その他の構成・動作は第1の実
施の形態の場合と同様である。
【0058】図7は子機の第4の実施の形態を示すもの
で、ここでは送信待ち時間の計算を不要となした例を示
す。即ち、図中、44は待ち時間設定部であり、子機の
台数と子機における送信待ち時間との対応関係を示すテ
ーブル(図示せず)を備え、呼出し判別部35からの判
別結果が連続呼出しである時に起動され、前記テーブル
よりその時点の子機の台数に対応する送信待ち時間を読
み出してタイマ部40へ設定する。なお、その他の構成
・動作は第1の実施の形態の場合と同様である。
【0059】また、前記説明では、各燃焼機に対する監
視・制御機能部と無線通信部とを一体的に備えた主装置
を設置して無線による集中管理システムを構成したが、
既存の有線による集中管理システムで用いられていた集
中制御装置に、無線通信装置の親機を設けることによっ
ても、前記同様な無線による集中管理システムを構成で
きる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線通信
方式によれば、各子機の送信待ち時間を、従来より子機
毎に付与されているIDもしくは子機の台数からから容
易に設定することができ、特別な情報を必要とすること
がなく、また、子機が増設された場合もそのIDから直
ちに、既存の子機の時間と重複しない新たな送信待ち時
間を設定することができるともに、親機の受信期間を、
子機の台数から容易に設定することができ、また、子機
が増設された場合もその台数から直ちに新たな受信期間
を設定することができる。
【0061】また、本無線通信方式を用いれば、制御機
器との間の配線工事が不要でその分、費用がかからず、
新築に際してはその工期を短縮でき、また、既存の施設
に設置する場合でもその利用に支障をきたしたり、美観
を損ねたりすることがなく、さらにまた、被制御機器の
移動や増設が容易な集中管理システムを実現することが
できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステム全体の概要を示す構
成図
【図2】主装置の第1の実施の形態を示すブロック図
【図3】子機の第1の実施の形態を示すブロック図
【図4】主装置の第2の実施の形態を示すブロック図
【図5】子機の第2の実施の形態を示すブロック図
【図6】子機の第3の実施の形態を示すブロック図
【図7】子機の第4の実施の形態を示すブロック図
【符号の説明】
1…主装置、3−1〜3−n…子機、11…表示入力
部、12…第1の記憶部、13…一斉/個別判断部、1
4…コマンド発生部、15…宛先作成部、16…伝文作
成部、17…無線送受信部、18…通信制御部、19…
伝文抽出部、20…伝文解読部、21…第2の記憶部、
22,42…子機台数設定部、23…受信期間計算部、
24…タイマ部、25…受信期間設定部、31…無線送
受信部、32…通信制御部、33…伝文抽出部、34…
伝文解読部、35…呼出し判別部、36…インタフェー
ス部、37…伝文作成部、38…自己ID設定部、3
9,43…待ち時間計算部、40…タイマ部、41,4
4…待ち時間設定部、A−1〜A−n…燃焼機。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を同時に呼出す一斉
    呼出しを行い、一斉呼出しを受けた子機は、互いの通信
    時間が重複しない所定の順番となるように予め子機毎に
    決められた時間が経過した後応答し、親機は、前記一斉
    呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
    通信方式において、 各子機における送信待ち時間を、予め子機毎に決められ
    たIDをパラメータとする計算式より算出して設定する
    ことを特徴とする無線通信方式。
  2. 【請求項2】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を同時に呼出す一斉
    呼出しを行い、一斉呼出しを受けた子機は、互いの通信
    時間が重複しない所定の順番となるように予め子機毎に
    決められた時間が経過した後応答し、親機は、前記一斉
    呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
    通信方式において、 予め子機毎に決められたIDと子機における送信待ち時
    間との対応関係を示すテーブルを各子機に用意してお
    き、 各子機における送信待ち時間を、前記テーブルより自己
    のIDに対応して読み出して設定することを特徴とする
    無線通信方式。
  3. 【請求項3】 IDをスイッチ、ジャンパ線、ショート
    ピン等により設定するID設定部を備えた子機を用いる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の無線通信方
    式。
  4. 【請求項4】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を同時に呼出す一斉
    呼出しを行い、一斉呼出しを受けた子機は、互いの通信
    時間が重複しない所定の順番となるように予め子機毎に
    決められた時間が経過した後応答し、親機は、前記一斉
    呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
    通信方式において、 親機の受信期間を、子機の台数をパラメータとする計算
    式より算出して設定することを特徴とする無線通信方
    式。
  5. 【請求項5】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を同時に呼出す一斉
    呼出しを行い、一斉呼出しを受けた子機は、互いの通信
    時間が重複しない所定の順番となるように予め子機毎に
    決められた時間が経過した後応答し、親機は、前記一斉
    呼出しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線
    通信方式において、 子機の台数と親機の受信期間との対応関係を示すテーブ
    ルを親機に用意しておき、 親機の受信期間を、前記テーブルよりその時点の子機の
    台数に対応して読み出して設定することを特徴とする無
    線通信方式。
  6. 【請求項6】 子機の台数をスイッチ、ジャンパ線、シ
    ョートピン等により設定する台数設定部を備えた親機を
    用いることを特徴とする請求項4または5記載の無線通
    信方式。
  7. 【請求項7】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を連続的に呼出す連
    続呼出しを行い、連続呼出しを受けた子機は、全ての子
    機の呼び出しに必要とされる時間以上の予め決められた
    所定の時間が経過した後応答し、親機は、前記連続呼出
    しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線通信
    方式において、 子機における送信待ち時間を、子機の台数をパラメータ
    とする計算式より算出して設定するとともに、 親機の受信期間を、子機の台数をパラメータとする計算
    式より算出して設定することを特徴とする無線通信方
    式。
  8. 【請求項8】 少なくとも1台の親機と複数の子機との
    間の無線通信を、親機は全ての子機を連続的に呼出す連
    続呼出しを行い、連続呼出しを受けた子機は、全ての子
    機の呼び出しに必要とされる時間以上の予め決められた
    所定の時間が経過した後応答し、親機は、前記連続呼出
    しの後、各子機からの応答を連続的に受信する無線通信
    方式において、 子機の台数と子機における送信待ち時間との対応関係を
    示すテーブルを各子機に用意しておき、 子機における送信待ち時間を、前記テーブルよりその時
    点の子機の台数に対応して読み出して設定するととも
    に、 子機の台数と親機の受信期間との対応関係を示すテーブ
    ルを親機に用意しておき、 親機の受信期間を、前記テーブルよりその時点の子機の
    台数に対応して読み出して設定することを特徴とする無
    線通信方式。
  9. 【請求項9】 子機の台数をスイッチ、ジャンパ線、シ
    ョートピン等により設定する台数設定部を備えた子機を
    用いるとともに、子機の台数をスイッチ、ジャンパ線、
    ショートピン等により設定する台数設定部を備えた親機
    を用いることを特徴とする請求項7または8記載の無線
    通信方式。
  10. 【請求項10】 複数の被制御機器に請求項1乃至9い
    ずれか記載の無線通信方式における子機をそれぞれ取付
    けるとともに、 複数の被制御機器に対する監視・制御機能と請求項1乃
    至9いずれか記載の無線通信方式における親機の機能と
    を有する主装置を設け、 各被制御機器を無線電波を用いて主装置で監視・制御す
    ることを特徴とする集中管理システム。
  11. 【請求項11】 複数の被制御機器を主装置で集中的に
    管理する集中管理システムにおいて、 複数の被制御機器に請求項1乃至9いずれか記載の無線
    通信方式における複数の子機をそれぞれ取付けるととも
    に、 主装置に請求項1乃至9いずれか記載の無線通信方式に
    おける親機を取付け、 各被制御機器を無線電波を用いて主装置で監視・制御す
    ることを特徴とする集中管理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247234A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Hitachi Kokusai Electric Inc センタローディング方式
JP2008252614A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Omron Corp 設定器、表示器、設定方法、表示方法、および無線通信システム
JP2009016889A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Panasonic Electric Works Co Ltd 遠隔制御システム
JP2009188920A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Kansai Electric Power Co Inc:The 無線通信システムおよびそれを用いる給電監視制御システム
JP2015023304A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 富士電機株式会社 無線通信ネットワークシステム、常時動作無線端末、無線通信方法、および、プログラム

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