JPH10274267A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
- Publication number
- JPH10274267A JPH10274267A JP9519497A JP9519497A JPH10274267A JP H10274267 A JPH10274267 A JP H10274267A JP 9519497 A JP9519497 A JP 9519497A JP 9519497 A JP9519497 A JP 9519497A JP H10274267 A JPH10274267 A JP H10274267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal fitting
- elastic body
- rubber elastic
- cylindrical metal
- uneven surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 すぐりがつぶれた状態から元に戻るときに発
生する異音の発生を防止する。 【解決手段】 互いに径方向に所定距離を隔てて同心的
にあるいは偏心して配された内筒金具1と外筒金具2と
の間にゴム弾性体3を介装し、このゴム弾性体3に1又
は2以上の軸方向に延びるすぐり4を形成した防振装置
において、すぐり4の内筒金具1と外側金具2との間の
対向する内面の少なくとも一方の内面に凹凸面5を形成
した。
生する異音の発生を防止する。 【解決手段】 互いに径方向に所定距離を隔てて同心的
にあるいは偏心して配された内筒金具1と外筒金具2と
の間にゴム弾性体3を介装し、このゴム弾性体3に1又
は2以上の軸方向に延びるすぐり4を形成した防振装置
において、すぐり4の内筒金具1と外側金具2との間の
対向する内面の少なくとも一方の内面に凹凸面5を形成
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用エンジ
ンマウント等として好適に用いられる防振装置に関す
る。
ンマウント等として好適に用いられる防振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置としては、図5に示すよ
うに、互いに径方向に所定距離を隔てて同心的に配され
た内筒金具1と外筒金具2との間にゴム弾性体100を
介装し、このゴム弾性体100に軸方向に延びる2つの
すぐり101を形成したものが知られている。すぐり1
01の存在により、図5の矢印A方向においては非線形
バネ特性を生じるようになっている。
うに、互いに径方向に所定距離を隔てて同心的に配され
た内筒金具1と外筒金具2との間にゴム弾性体100を
介装し、このゴム弾性体100に軸方向に延びる2つの
すぐり101を形成したものが知られている。すぐり1
01の存在により、図5の矢印A方向においては非線形
バネ特性を生じるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防振装置におけ
るすぐり101では、矢印A方向に入力されるといずれ
かのすぐり101がつぶれ、径方向で対向する内面同士
が密着する。つぶれたすぐり101が元に戻ろうとする
とき、すなわち密着した内面同士が離れるとき異音を発
する。密着部が瞬時に放れると、負圧状態により周辺か
らの空気の流れ込みが大きくなり、上述の如き異音を発
生する。
るすぐり101では、矢印A方向に入力されるといずれ
かのすぐり101がつぶれ、径方向で対向する内面同士
が密着する。つぶれたすぐり101が元に戻ろうとする
とき、すなわち密着した内面同士が離れるとき異音を発
する。密着部が瞬時に放れると、負圧状態により周辺か
らの空気の流れ込みが大きくなり、上述の如き異音を発
生する。
【0004】そこで、この発明は、すぐりがつぶれた状
態から元に戻るときに発生する異音の発生を防止した防
振装置を提供することを目的とする。
態から元に戻るときに発生する異音の発生を防止した防
振装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、すぐりの内筒金具と外筒金具との間の
対向する内面の少なくとも一方の内面に凹凸面を形成し
たものである。
め、この発明は、すぐりの内筒金具と外筒金具との間の
対向する内面の少なくとも一方の内面に凹凸面を形成し
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例では、互いに径方向に所
定距離を隔てて同心的に配された内筒金具1と外筒金具
2との間にゴム弾性体3を介装し、このゴム弾性体3に
軸方向に延びるすぐり4を形成してある。この実施例で
はすぐり4を内筒金具1の左右対称の位置に設けてあ
る。これら2つのすぐり4の外筒金具2側の内面には凹
凸面5をそれぞれ形成してある。
定距離を隔てて同心的に配された内筒金具1と外筒金具
2との間にゴム弾性体3を介装し、このゴム弾性体3に
軸方向に延びるすぐり4を形成してある。この実施例で
はすぐり4を内筒金具1の左右対称の位置に設けてあ
る。これら2つのすぐり4の外筒金具2側の内面には凹
凸面5をそれぞれ形成してある。
【0008】図2は図1のA−A線断面を示し、内筒金
具1側のゴム弾性体3のすぐり4を向いた側にはストッ
パー機能を果たす突出部3Aが形成してある。またすぐ
り4のない個所におけるゴム弾性体3の外筒金具2内周
面に向かう部分も軸方向に沿った長さの短い接続部3B
に形成してある。したがって、この接続部3Bの軸方向
における前後の個所は外筒金具2の両端から内側に窪ん
だ窪み部6を形成している。
具1側のゴム弾性体3のすぐり4を向いた側にはストッ
パー機能を果たす突出部3Aが形成してある。またすぐ
り4のない個所におけるゴム弾性体3の外筒金具2内周
面に向かう部分も軸方向に沿った長さの短い接続部3B
に形成してある。したがって、この接続部3Bの軸方向
における前後の個所は外筒金具2の両端から内側に窪ん
だ窪み部6を形成している。
【0009】図3はすぐり4の凹凸面5の個所を示す拡
大断面図であり、凹凸面5の1つの円弧状突起は曲率半
径を1mmとしてある。
大断面図であり、凹凸面5の1つの円弧状突起は曲率半
径を1mmとしてある。
【0010】以上説明した実施例では、すぐり4は軸方
向に貫通する孔であり、すぐり4の対向する内面の一方
側にのみ凹凸面5を形成したが、ゴム弾性体3の突条部
3Aの面に凹凸面5を形成してもよいし、両内面に凹凸
面5を形成することもできる。また、内筒金具1と外筒
金具2とは同心的に配したが、偏心して配される場合も
ある。
向に貫通する孔であり、すぐり4の対向する内面の一方
側にのみ凹凸面5を形成したが、ゴム弾性体3の突条部
3Aの面に凹凸面5を形成してもよいし、両内面に凹凸
面5を形成することもできる。また、内筒金具1と外筒
金具2とは同心的に配したが、偏心して配される場合も
ある。
【0011】図4は他の実施例を示し、すぐり4が軸方
向に貫通せず、両端から軸方向の途中まで形成されたも
のを示す。このように軸方向に貫通しないすぐり4を設
けた場合であっても、径方向で互いに対向する内面の少
なくとも一方の面には凹凸面5を形成する。
向に貫通せず、両端から軸方向の途中まで形成されたも
のを示す。このように軸方向に貫通しないすぐり4を設
けた場合であっても、径方向で互いに対向する内面の少
なくとも一方の面には凹凸面5を形成する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、すぐりの内筒金具と外筒金具との間の対向する内面
の少なくとも一方の内面に凹凸面を形成したので、すぐ
りがつぶれて密着し、その後内面同士が放れるときに異
音の発生するのを防止できる。凹凸面があることにより
対向する内面同士が接触しても部分的に微小な隙間を有
するために負圧になる程度が従来ほど大きくならず、そ
のために内面同士が瞬時に放れるときでも周辺からの空
気の流れ込みが小さくなり、異音の発生が防止される。
ば、すぐりの内筒金具と外筒金具との間の対向する内面
の少なくとも一方の内面に凹凸面を形成したので、すぐ
りがつぶれて密着し、その後内面同士が放れるときに異
音の発生するのを防止できる。凹凸面があることにより
対向する内面同士が接触しても部分的に微小な隙間を有
するために負圧になる程度が従来ほど大きくならず、そ
のために内面同士が瞬時に放れるときでも周辺からの空
気の流れ込みが小さくなり、異音の発生が防止される。
【図1】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】すぐりの凹凸面個所の拡大断面図。
【図4】他の実施例を示す断面図。
【図5】従来例を示す断面図。
1 内筒金具 2 外筒金具 3 ゴム弾性体 4 すぐり 5 凹凸面
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに径方向に所定距離を隔てて同心的
にあるいは偏心して配された内筒金具と外筒金具との間
にゴム弾性体を介装し、このゴム弾性体に1又は2以上
の軸方向に延びるすぐりを形成した防振装置において、 すぐりの内筒金具と外側金具との間の対向する内面の少
なくとも一方の内面に凹凸面を形成したことを特徴とす
る防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9519497A JPH10274267A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9519497A JPH10274267A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10274267A true JPH10274267A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14130951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9519497A Pending JPH10274267A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10274267A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006322552A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
JP2006329394A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
JP2007162907A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ゴム装置 |
JP2008151173A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9519497A patent/JPH10274267A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006322552A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
JP2006329394A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
JP2007162907A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ゴム装置 |
JP4505748B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2010-07-21 | 東海ゴム工業株式会社 | 防振ゴム装置 |
JP2008151173A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
JP4695584B2 (ja) * | 2006-12-14 | 2011-06-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防振装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960040928A (ko) | 액압 어큐뮬레이터 | |
JP2006234046A (ja) | 防振装置 | |
JP2005282732A (ja) | エンジンマウント | |
JPH10274267A (ja) | 防振装置 | |
JPH112289A (ja) | 防振マウント | |
JP2000193004A (ja) | 防振装置 | |
US6145821A (en) | Cylinder-shaped vibration isolator | |
JPS6395513A (ja) | 自動車用シフトレバ−の防振ブツシユ | |
JPH09280314A (ja) | 防振装置 | |
JP4291347B2 (ja) | 防振装置 | |
KR20200141183A (ko) | 차량용 롤마운트 장치 | |
JP2005147226A (ja) | 減衰機能付き締結部材およびその締結部材を用いた防振装置 | |
JP2003262252A (ja) | ダイナミックダンパ | |
JP2008240987A (ja) | 防振装置 | |
JP4059562B2 (ja) | 緩衝器の車軸取付ブラケット | |
KR20030006630A (ko) | 자동차용 엔진 마운트 | |
JPH11201209A (ja) | 防振装置 | |
JP2008151177A (ja) | ストラットマウント | |
JPH07269582A (ja) | 弾性軸継手 | |
JP2001271882A (ja) | 防振装置 | |
JP2003206970A (ja) | 筒型防振装置 | |
JP2576375Y2 (ja) | フランジ付ゴムブッシュ | |
JP2001304337A (ja) | 防振ゴム | |
JP3059634B2 (ja) | 液封ブッシュ | |
JP3300099B2 (ja) | 液体封入式防振マウント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |