JPH10273937A - 壁パネル - Google Patents
壁パネルInfo
- Publication number
- JPH10273937A JPH10273937A JP8032297A JP8032297A JPH10273937A JP H10273937 A JPH10273937 A JP H10273937A JP 8032297 A JP8032297 A JP 8032297A JP 8032297 A JP8032297 A JP 8032297A JP H10273937 A JPH10273937 A JP H10273937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- wall material
- moisture
- heat insulating
- insulating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Building Environments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外壁材からの湿気の流入を妨げて夏季冷房時に
も壁内結露を防止することが出来る壁パネルを提供す
る。 【解決手段】並設された竪框２の両面に外壁材３と内壁
材４とが取着されており、外壁材３の裏面には、防湿層
５が形成され、内壁材４の裏面には、断熱材６が貼着さ
れている。
も壁内結露を防止することが出来る壁パネルを提供す
る。 【解決手段】並設された竪框２の両面に外壁材３と内壁
材４とが取着されており、外壁材３の裏面には、防湿層
５が形成され、内壁材４の裏面には、断熱材６が貼着さ
れている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、立設された複数本の柱間に断熱材
を介装し、内壁材を柱の屋内面に、裏面に凸部が形成さ
れた外壁材の凸部を柱の屋外面に当接して配設して、外
壁材と断熱材との間に通気路となる隙間を設けたもの
は、例えば、実公平６-33056号公報に示されているよう
に、公知である。
を介装し、内壁材を柱の屋内面に、裏面に凸部が形成さ
れた外壁材の凸部を柱の屋外面に当接して配設して、外
壁材と断熱材との間に通気路となる隙間を設けたもの
は、例えば、実公平６-33056号公報に示されているよう
に、公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな壁パネルに於いては、夏季には外気が高温高湿とな
る為、通気路内は高湿となり、降雨等により外壁材の含
水率が高くなっている場合に日射等により外壁材の表面
温度が上昇すると、湿気が通気路内に流入し、室内で冷
房を行うと、内壁が外気よりも低温となって、内壁裏面
に結露を生ずることがあるという問題があった。
うな壁パネルに於いては、夏季には外気が高温高湿とな
る為、通気路内は高湿となり、降雨等により外壁材の含
水率が高くなっている場合に日射等により外壁材の表面
温度が上昇すると、湿気が通気路内に流入し、室内で冷
房を行うと、内壁が外気よりも低温となって、内壁裏面
に結露を生ずることがあるという問題があった。
【０００４】本発明は、上記従来の問題点を解消し、外
壁材からの湿気の流入を妨げて夏季冷房時にも壁内結露
を防止することが出来る壁パネルを提供することを目的
とする。
壁材からの湿気の流入を妨げて夏季冷房時にも壁内結露
を防止することが出来る壁パネルを提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明の壁パネ
ルは、並設された竪框の両面に外壁材と内壁材とが取着
されており、外壁材の裏面には、防湿層が形成され、内
壁材の裏面には、断熱材が貼着されていることを特徴と
する。
ルは、並設された竪框の両面に外壁材と内壁材とが取着
されており、外壁材の裏面には、防湿層が形成され、内
壁材の裏面には、断熱材が貼着されていることを特徴と
する。
【０００６】請求項２の発明の壁パネルは、並設された
竪框の両面に外壁材と内壁材とが取着されており、外壁
材の裏面には、防湿層が形成され、内壁材の裏面には、
断熱材が貼着され、断熱材と防湿層との間隙に吸湿材が
配設されていることを特徴とする。
竪框の両面に外壁材と内壁材とが取着されており、外壁
材の裏面には、防湿層が形成され、内壁材の裏面には、
断熱材が貼着され、断熱材と防湿層との間隙に吸湿材が
配設されていることを特徴とする。
【０００７】請求項１及びの発明の壁パネルに於いて、
竪框の材質は、特に限定されず、例えば、ステンレスス
チール、アルミニウム等の角筒状金属管、硝子繊維強化
ポリウレタン発泡体、木材合成樹脂複合体（ＷＰＣ）等
が挙げられる。
竪框の材質は、特に限定されず、例えば、ステンレスス
チール、アルミニウム等の角筒状金属管、硝子繊維強化
ポリウレタン発泡体、木材合成樹脂複合体（ＷＰＣ）等
が挙げられる。
【０００８】請求項１及び２の発明の壁パネルに於い
て、外壁材の材質は、特に限定されず、例えば、木片セ
メント板、繊維強化セメント板、オートクレーヴ養生気
泡コンクリート板（ＡＬＣ）等が挙げられる。
て、外壁材の材質は、特に限定されず、例えば、木片セ
メント板、繊維強化セメント板、オートクレーヴ養生気
泡コンクリート板（ＡＬＣ）等が挙げられる。
【０００９】請求項１及び２の発明の壁パネルに於い
て、内壁材の材質は、特に限定されず、例えば、石膏ボ
ード、表面熱硬化性樹脂加工繊維強化珪酸カルシウム
板、オーバーレイ合板等が挙げられる。
て、内壁材の材質は、特に限定されず、例えば、石膏ボ
ード、表面熱硬化性樹脂加工繊維強化珪酸カルシウム
板、オーバーレイ合板等が挙げられる。
【００１０】請求項１及び２の発明の壁パネルに於い
て、外壁材の裏面に形成される防湿層の材質は、特に限
定されず、例えば、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニル共
重合体、低密度ポリエチレン等の合成樹脂フィルム、金
属箔、金属蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリ塩化ビニリデン−アクリルニトリル共重合体等が挙
げられる。
て、外壁材の裏面に形成される防湿層の材質は、特に限
定されず、例えば、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニル共
重合体、低密度ポリエチレン等の合成樹脂フィルム、金
属箔、金属蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリ塩化ビニリデン−アクリルニトリル共重合体等が挙
げられる。
【００１１】防湿層の形成方法は、特に限定されず、接
着剤もしくは両面粘着テープ等を用いて、外壁材の裏面
の略全面に貼着されていても、同時押出成形法等により
積層されていても、アプリケーター等を用いて塗工され
ていても、何れでもよい。
着剤もしくは両面粘着テープ等を用いて、外壁材の裏面
の略全面に貼着されていても、同時押出成形法等により
積層されていても、アプリケーター等を用いて塗工され
ていても、何れでもよい。
【００１２】請求項１及び２の発明の壁パネルに於い
て、内壁材の裏面に貼着される断熱材の材質は、特に限
定されず、例えば、グラスウール、ロックウール、スラ
グウール、独立気泡性熱可塑性合成樹脂発泡体等が挙げ
られる。
て、内壁材の裏面に貼着される断熱材の材質は、特に限
定されず、例えば、グラスウール、ロックウール、スラ
グウール、独立気泡性熱可塑性合成樹脂発泡体等が挙げ
られる。
【００１３】竪框の間に充填された断熱材を固定する為
に、２本の竪框の中間の断熱材と外壁材との間隙に竪棧
が立設されていてもよい。竪棧の材質は、特に限定され
ず、例えば、硬質ポリ塩化ビニル製角筒状管状体等が挙
げられる。
に、２本の竪框の中間の断熱材と外壁材との間隙に竪棧
が立設されていてもよい。竪棧の材質は、特に限定され
ず、例えば、硬質ポリ塩化ビニル製角筒状管状体等が挙
げられる。
【００１４】請求項２の発明の壁パネルに於いて、断熱
材と防湿層との間隙に配設されている吸湿材の材質は、
特に限定されず、例えば、シリカゲル、活性アルミナ、
塩化カルシウム、過塩素酸マグネシウム、酸化カルシウ
ム、五酸化燐等が挙げられ、コルク板のように、吸放湿
機能を有するものであってもよい。
材と防湿層との間隙に配設されている吸湿材の材質は、
特に限定されず、例えば、シリカゲル、活性アルミナ、
塩化カルシウム、過塩素酸マグネシウム、酸化カルシウ
ム、五酸化燐等が挙げられ、コルク板のように、吸放湿
機能を有するものであってもよい。
【００１５】吸湿材は、取扱の便の為、空気は通すが吸
湿材は通さない程度の直径の円形透孔を多数穿設したポ
リエチレンフィルム等からなる通気性袋等の容器に収納
されるのが好ましい。
湿材は通さない程度の直径の円形透孔を多数穿設したポ
リエチレンフィルム等からなる通気性袋等の容器に収納
されるのが好ましい。
【００１６】吸湿材は、接着剤もしくは両面粘着テープ
等を用いて、断熱材の防湿層に面する側面の略全面に固
定されていても、前記竪棧中に充填されていても、何れ
でもよい。後者の場合には、竪棧は、竪棧内に通気可能
なように、防湿層もしくは断熱材に接しない側面に透孔
が穿設されるか、略リップ溝型鋼状等となされる必要が
ある。
等を用いて、断熱材の防湿層に面する側面の略全面に固
定されていても、前記竪棧中に充填されていても、何れ
でもよい。後者の場合には、竪棧は、竪棧内に通気可能
なように、防湿層もしくは断熱材に接しない側面に透孔
が穿設されるか、略リップ溝型鋼状等となされる必要が
ある。
【００１７】吸湿材が吸収した水分を発散させる為、断
熱材と吸湿材との中間に、断熱材が熱により変形等しな
い程度の高温迄昇温可能な面状発熱体等の電気発熱体シ
ートが挟着されていてもよい。
熱材と吸湿材との中間に、断熱材が熱により変形等しな
い程度の高温迄昇温可能な面状発熱体等の電気発熱体シ
ートが挟着されていてもよい。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下請求項１及び２の発明の壁パ
ネルの実施例を図面に基いて説明する。図１は請求項１
の発明の壁パネルの１例を示す断面図、図２は請求項２
の発明の壁パネルの１例を示す断面図である。
ネルの実施例を図面に基いて説明する。図１は請求項１
の発明の壁パネルの１例を示す断面図、図２は請求項２
の発明の壁パネルの１例を示す断面図である。
【００１９】図１に示されている請求項１の発明の壁パ
ネルに於いて、１は並設された２本の竪框２の両面に外
壁材３と内壁材４とが取着されている壁パネルであっ
て、外壁材３の裏面には、防湿層５が形成され、内壁材
４の裏面には、断熱材６が貼着されておりている。
ネルに於いて、１は並設された２本の竪框２の両面に外
壁材３と内壁材４とが取着されている壁パネルであっ
て、外壁材３の裏面には、防湿層５が形成され、内壁材
４の裏面には、断熱材６が貼着されておりている。
【００２０】図２に示されている請求項２の発明の壁パ
ネルに於いては、断熱材６と防湿層５との間隙に、通気
性袋に収納された吸湿材７が、断熱材５に両面粘着テー
プを用いて粘着されている。その余の部分は、図１に示
されている請求項１の発明と同様であるので、説明を省
略する。
ネルに於いては、断熱材６と防湿層５との間隙に、通気
性袋に収納された吸湿材７が、断熱材５に両面粘着テー
プを用いて粘着されている。その余の部分は、図１に示
されている請求項１の発明と同様であるので、説明を省
略する。
【００２１】
【発明の効果】請求項１の発明の壁パネルは、叙上の通
り構成されているので、外壁材からの湿気の流入を妨げ
て夏季冷房時にも壁内結露を防止することが出来る。請
求項２の発明の壁パネルは、叙上の通り構成されている
ので、外壁材からの湿気の流入を妨げて夏季冷房時にも
壁内結露を防止することが出来る。
り構成されているので、外壁材からの湿気の流入を妨げ
て夏季冷房時にも壁内結露を防止することが出来る。請
求項２の発明の壁パネルは、叙上の通り構成されている
ので、外壁材からの湿気の流入を妨げて夏季冷房時にも
壁内結露を防止することが出来る。
【図１】請求項１の発明の壁パネルの１例を示す断面
図。
図。
【図２】請求項２の発明の壁パネルの１例を示す断面
図。
図。
１ 壁パネル ２ 竪框 ３ 外壁材 ４ 内壁材 ５ 防湿層 ６ 断熱材 ７ 吸湿材
Claims (2)
- 【請求項１】 並設された竪框の両面に外壁材と内壁材
とが取着されており、外壁材の裏面には、防湿層が形成
され、内壁材の裏面には、断熱材が貼着されていること
を特徴とする壁パネル。 - 【請求項２】 並設された竪框の両面に外壁材と内壁材
とが取着されており、外壁材の裏面には、防湿層が形成
され、内壁材の裏面には、断熱材が貼着され、断熱材と
防湿層との間隙に吸湿材が配設されていることを特徴と
する壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032297A JPH10273937A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032297A JPH10273937A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 壁パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273937A true JPH10273937A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13715032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032297A Pending JPH10273937A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273937A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016156250A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | パナホーム株式会社 | 建築用のパネル |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8032297A patent/JPH10273937A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016156250A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | パナホーム株式会社 | 建築用のパネル |
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