JPH10273844A - 無杼織機の捩り耳組織形成装置 - Google Patents
無杼織機の捩り耳組織形成装置Info
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- JPH10273844A JPH10273844A JP8122097A JP8122097A JPH10273844A JP H10273844 A JPH10273844 A JP H10273844A JP 8122097 A JP8122097 A JP 8122097A JP 8122097 A JP8122097 A JP 8122097A JP H10273844 A JPH10273844 A JP H10273844A
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- shaft
- bush
- bobbin shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 捩り耳組織形成装置においてボビンシャフト
ブッシュに挿通したボビンシャフトがブッシュ内周面に
密着せず、隙間が生じてガタ付き、しかもボビンホルダ
ーが高速回転するため、ボビンシャフトが振動して摩耗
や折損する。 【解決手段】 太陽ギアを中心に回転するディスクギア
と、ディスクギア直径上に太陽ギアに噛み合いつつ回転
自在に保持され、ディスクギア回転により自公転する２
個の遊星ギアと、ボビンシャフトブッシュ24が嵌着され
たホルダープレート25a を一対、対向させて連結し、各
遊星ギアに連結されて自公転する２個のボビンホルダー
25と、２個の捩り耳糸巻き付け用ボビン5 と、ボビンシ
ャフトブッシュ24に挿通されて各ホルダープレート25a
間に軸支され、各ボビン5 を保持する２本のボビンシャ
フト6 とを具備した無杼織機の捩り耳組織形成装置にお
いて、ボビンシャフトブッシュ24内周面にボビンシャフ
ト5 のガタ付きを防止する弾性Ｏリング26を装着する。
ブッシュに挿通したボビンシャフトがブッシュ内周面に
密着せず、隙間が生じてガタ付き、しかもボビンホルダ
ーが高速回転するため、ボビンシャフトが振動して摩耗
や折損する。 【解決手段】 太陽ギアを中心に回転するディスクギア
と、ディスクギア直径上に太陽ギアに噛み合いつつ回転
自在に保持され、ディスクギア回転により自公転する２
個の遊星ギアと、ボビンシャフトブッシュ24が嵌着され
たホルダープレート25a を一対、対向させて連結し、各
遊星ギアに連結されて自公転する２個のボビンホルダー
25と、２個の捩り耳糸巻き付け用ボビン5 と、ボビンシ
ャフトブッシュ24に挿通されて各ホルダープレート25a
間に軸支され、各ボビン5 を保持する２本のボビンシャ
フト6 とを具備した無杼織機の捩り耳組織形成装置にお
いて、ボビンシャフトブッシュ24内周面にボビンシャフ
ト5 のガタ付きを防止する弾性Ｏリング26を装着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、捩り耳糸が巻き付
けられるボビンの遊星運動（自公転運動）により緯糸の
切断端部の耳組を自動的に行う無杼織機の捩り耳組織形
成装置に関し、詳しくはボビンに挿通されるボビンシャ
フトのガタ付き防止手段に関するものである。
けられるボビンの遊星運動（自公転運動）により緯糸の
切断端部の耳組を自動的に行う無杼織機の捩り耳組織形
成装置に関し、詳しくはボビンに挿通されるボビンシャ
フトのガタ付き防止手段に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】無杼織機は製織の高速化、省力化に多大
の貢献をなし、特殊な織物以外は殆どの分野で使用され
て来ているが、その機構上の理由から緯入れ運動が往復
運動ではないため、織物の耳部が中央部に比べて弛み易
い。そのため、緯糸の切断端部に対して耳組を締め糸と
して形成する必要があり、その耳組織形成装置の一例と
して織機の両側或いは片側に設置される捩り耳組織形成
装置を図２〜図５を参照して次に示す。まず図２（ａ）
（ｂ）及び図３（ａ）（ｂ）において、（１）は捩り耳
組織形成装置、（２）はディスクギア、（３）は遊星ギ
ア、（４）はボビンホルダー、（５）はボビン、（６）
はボビンシャフトである。
の貢献をなし、特殊な織物以外は殆どの分野で使用され
て来ているが、その機構上の理由から緯入れ運動が往復
運動ではないため、織物の耳部が中央部に比べて弛み易
い。そのため、緯糸の切断端部に対して耳組を締め糸と
して形成する必要があり、その耳組織形成装置の一例と
して織機の両側或いは片側に設置される捩り耳組織形成
装置を図２〜図５を参照して次に示す。まず図２（ａ）
（ｂ）及び図３（ａ）（ｂ）において、（１）は捩り耳
組織形成装置、（２）はディスクギア、（３）は遊星ギ
ア、（４）はボビンホルダー、（５）はボビン、（６）
はボビンシャフトである。
【０００３】上記ディスクギア（２）は、図２（ａ）
（ｂ）及び図３（ａ）（ｂ）に示すように、ギアホルダ
ー（７）に回転自在に保持され、外周面に形成したギア
部（2a）に駆動ギア（８）が噛み合い、同軸に固定配置
した太陽ギア（９）を中心に回転（公転）する。遊星ギ
ア（３）は２個のギアをディスクギア（２）の直径上の
二つの略対称位置に太陽ギア（９）に噛み合いつつ回転
自在に保持したもので、ディスクギア（２）の回転によ
り公転しつつ自転する（遊星運動）。尚、（10）（10）
は遊星運動動作のバランスを保持するために設けられた
一対のアイドルギアである。
（ｂ）及び図３（ａ）（ｂ）に示すように、ギアホルダ
ー（７）に回転自在に保持され、外周面に形成したギア
部（2a）に駆動ギア（８）が噛み合い、同軸に固定配置
した太陽ギア（９）を中心に回転（公転）する。遊星ギ
ア（３）は２個のギアをディスクギア（２）の直径上の
二つの略対称位置に太陽ギア（９）に噛み合いつつ回転
自在に保持したもので、ディスクギア（２）の回転によ
り公転しつつ自転する（遊星運動）。尚、（10）（10）
は遊星運動動作のバランスを保持するために設けられた
一対のアイドルギアである。
【０００４】ボビンホルダー（４）は、図４及び図５に
示すように、対向する一対のホルダープレート（4a）
（4a）を連結プレート（4b）で連結して断面コ字状に一
体成形し、且つ、各ホルダープレート（4a）（4a）の所
定位置に穿設した挿通孔にボビンシャフトブッシュ（2
2）をナット（23）で嵌着したもので、２個の遊星ギア
（３）に対応して２個用意される。又、略Ｌ字状耳糸ガ
イド板（11）とボビンシャフト押さえ板（12）とを軸
（13）に挿通固定してボビンホルダー（４）に保持し、
第１耳糸ガイド（14）を固定した支持板（15）、及びラ
チェット爪（16）と第２耳糸ガイド（17）が一体形成さ
れたスリーブ（18）を軸（19）に挿通固定してボビンホ
ルダー（４）に保持する。そして、連結プレート（4b）
を回転軸（3a）に垂直に連結して遊星ギア（３）に固定
し、ボビンホルダー（４）を遊星ギア（３）と一体に自
公転させる。尚、（20）は耳糸ガイド（14）（17）を一
定方向に付勢するスプリングである。
示すように、対向する一対のホルダープレート（4a）
（4a）を連結プレート（4b）で連結して断面コ字状に一
体成形し、且つ、各ホルダープレート（4a）（4a）の所
定位置に穿設した挿通孔にボビンシャフトブッシュ（2
2）をナット（23）で嵌着したもので、２個の遊星ギア
（３）に対応して２個用意される。又、略Ｌ字状耳糸ガ
イド板（11）とボビンシャフト押さえ板（12）とを軸
（13）に挿通固定してボビンホルダー（４）に保持し、
第１耳糸ガイド（14）を固定した支持板（15）、及びラ
チェット爪（16）と第２耳糸ガイド（17）が一体形成さ
れたスリーブ（18）を軸（19）に挿通固定してボビンホ
ルダー（４）に保持する。そして、連結プレート（4b）
を回転軸（3a）に垂直に連結して遊星ギア（３）に固定
し、ボビンホルダー（４）を遊星ギア（３）と一体に自
公転させる。尚、（20）は耳糸ガイド（14）（17）を一
定方向に付勢するスプリングである。
【０００５】ボビン（５）は捩り耳糸（図示せず）が巻
き付けられ、且つ、中心軸孔（5a）に金属（ステンレ
ス、ドライメタル等）又はプラスチック製ボビンブッシ
ュ（21）を嵌着したもので、ボビンホルダー（４）に対
応して２個用意される。そして、ラチェット歯車部分
（5b）にラチェット爪（16）を係合させたラチェット機
構により、ボビンホルダー（４）の遊星運動時に上記捩
り糸に張力を付与しつつボビン（５）を回転させ、ボビ
ン（５）から捩り糸を順次、繰り出す。
き付けられ、且つ、中心軸孔（5a）に金属（ステンレ
ス、ドライメタル等）又はプラスチック製ボビンブッシ
ュ（21）を嵌着したもので、ボビンホルダー（４）に対
応して２個用意される。そして、ラチェット歯車部分
（5b）にラチェット爪（16）を係合させたラチェット機
構により、ボビンホルダー（４）の遊星運動時に上記捩
り糸に張力を付与しつつボビン（５）を回転させ、ボビ
ン（５）から捩り糸を順次、繰り出す。
【０００６】ボビンシャフト（６）はボビンブッシュ
（21）を介してボビン（５）の中心軸孔（5a）に挿通さ
れ、且つ、ボビンホルダー（４）のボビンシャフトブッ
シュ（22）に挿通されてホルダープレート（4a）（4a）
間に遊星ギア（３）の回転軸（3a）方向に垂直に軸支さ
れ、ボビンホルダー（４）内にボビン（５）を回転自在
に保持する。
（21）を介してボビン（５）の中心軸孔（5a）に挿通さ
れ、且つ、ボビンホルダー（４）のボビンシャフトブッ
シュ（22）に挿通されてホルダープレート（4a）（4a）
間に遊星ギア（３）の回転軸（3a）方向に垂直に軸支さ
れ、ボビンホルダー（４）内にボビン（５）を回転自在
に保持する。
【０００７】上記捩り耳組織形成装置（１）を、緯入れ
運動している無杼織機台の片側或いは両側に設置し、駆
動ギア（８）をモータ（図示せず）により７００〜８０
０ｒｐｍで高速回転させてディスクギア（２）を太陽ギ
ア（９）を中心に従動回転させる。そうすると、ディス
クギア（２）に保持された遊星ギア（３）が太陽ギア
（９）の周りを公転しつつ太陽ギア（９）に噛み合って
自転し、高速で自公転の遊星運動をする。
運動している無杼織機台の片側或いは両側に設置し、駆
動ギア（８）をモータ（図示せず）により７００〜８０
０ｒｐｍで高速回転させてディスクギア（２）を太陽ギ
ア（９）を中心に従動回転させる。そうすると、ディス
クギア（２）に保持された遊星ギア（３）が太陽ギア
（９）の周りを公転しつつ太陽ギア（９）に噛み合って
自転し、高速で自公転の遊星運動をする。
【０００８】同時に、遊星ギア（３）に同軸に連結した
ボビンホルダー（４）も一体に遊星運動し、ボビン
（５）に巻き付けられている捩り耳糸が上記ラチェット
機構により順次、繰り出されつつ捩られる。例えば図３
（ｃ）に示すように、ディスクギア（２）が１回転する
毎に２本の捩り耳糸（Ta）は互いに２度交叉することに
よってバインダコードを作り、緯糸（Tb）を１本ずつ、
又は２本ずつ締め付けることが出来、緯入れされた緯糸
端の耳組を行う。
ボビンホルダー（４）も一体に遊星運動し、ボビン
（５）に巻き付けられている捩り耳糸が上記ラチェット
機構により順次、繰り出されつつ捩られる。例えば図３
（ｃ）に示すように、ディスクギア（２）が１回転する
毎に２本の捩り耳糸（Ta）は互いに２度交叉することに
よってバインダコードを作り、緯糸（Tb）を１本ずつ、
又は２本ずつ締め付けることが出来、緯入れされた緯糸
端の耳組を行う。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記捩り耳組織形成装
置においては、捩り耳糸の補給交換時、ボビンシャフト
押さえ板（12）を横方向に回動させ、ボビンシャフト
（６）を抜き取ってボビン（５）をボビンホルダー
（４）から外し、新しいボビン（５）をボビンホルダー
（４）に嵌め込み、ボビンシャフト（６）を挿通し、ボ
ビンシャフト押さえ板（12）を元に戻して抜け止めさせ
ている。そのため、ボビンシャフト（６）とボビンシャ
フトブッシュ（22）との間には、挿脱のためのスキマに
よるガタ付きがある。このガタ付きのため、ボビンシャ
フトブッシュ（22）にボビンシャフト（６）を挿通して
捩り耳組する際、ボビンシャフトブッシュ内周面にボビ
ンシャフト（６）が密着せず、若干の隙間が生じるた
め、挿通されたボビンシャフト（６）がブッシュ内でガ
タ付き、しかもボビンホルダー（４）は高速回転して遊
星運動するため、ボビンシャフト（６）がブッシュ内で
激しく振動し、その結果、ボビンシャフト（６）が摩耗
し、摩耗が進行して折損し、運動中にボビン（５）が飛
び出してしまうことがあると言う不具合がある。そこ
で、従来、ボビンシャフト（６）を摩耗し難い硬質の金
属製にすると、ボビンシャフトブッシュ（22）が摩耗し
易くなり、寿命が短くなり、ボビンシャフト（６）とボ
ビンシャフトブッシュ（22）を共に金属製にしても軟ら
かいボビンブッシュ（2１ ）が依然として摩耗し易く、
寿命が短くなるという不具合がある。
置においては、捩り耳糸の補給交換時、ボビンシャフト
押さえ板（12）を横方向に回動させ、ボビンシャフト
（６）を抜き取ってボビン（５）をボビンホルダー
（４）から外し、新しいボビン（５）をボビンホルダー
（４）に嵌め込み、ボビンシャフト（６）を挿通し、ボ
ビンシャフト押さえ板（12）を元に戻して抜け止めさせ
ている。そのため、ボビンシャフト（６）とボビンシャ
フトブッシュ（22）との間には、挿脱のためのスキマに
よるガタ付きがある。このガタ付きのため、ボビンシャ
フトブッシュ（22）にボビンシャフト（６）を挿通して
捩り耳組する際、ボビンシャフトブッシュ内周面にボビ
ンシャフト（６）が密着せず、若干の隙間が生じるた
め、挿通されたボビンシャフト（６）がブッシュ内でガ
タ付き、しかもボビンホルダー（４）は高速回転して遊
星運動するため、ボビンシャフト（６）がブッシュ内で
激しく振動し、その結果、ボビンシャフト（６）が摩耗
し、摩耗が進行して折損し、運動中にボビン（５）が飛
び出してしまうことがあると言う不具合がある。そこ
で、従来、ボビンシャフト（６）を摩耗し難い硬質の金
属製にすると、ボビンシャフトブッシュ（22）が摩耗し
易くなり、寿命が短くなり、ボビンシャフト（６）とボ
ビンシャフトブッシュ（22）を共に金属製にしても軟ら
かいボビンブッシュ（2１ ）が依然として摩耗し易く、
寿命が短くなるという不具合がある。
【００１０】本発明の目的は、ボビンシャフト（６）の
ガタ付きを排除して遊星運動時の振動を抑止した無杼織
機の捩り耳組織形成装置を提供することである。
ガタ付きを排除して遊星運動時の振動を抑止した無杼織
機の捩り耳組織形成装置を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、同軸に固定配
置した太陽ギアを中心に回転するディスクギアと、上記
ディスクギア直径上の所定位置に上記太陽ギアに噛み合
いつつ回転自在に保持され、ディスクギアの回転により
公転しつつ自転する２個の遊星ギアと、所定位置に穿設
した挿通孔にボビンシャフトブッシュが嵌着されたホル
ダープレートを一対、対向させて連結一体化してなり、
且つ、上記各遊星ギアにそれぞれ連結されて遊星ギアと
一体に自公転する２個のボビンホルダーと、中心軸孔に
ボビンブッシュが嵌着された２個の捩り耳糸巻き付け用
ボビンと、上記ボビンブッシュを介してボビン中心軸孔
に挿通され、且つ、上記ボビンシャフトブッシュに挿通
されて各ホルダープレート間に遊星ギアの回転軸方向に
垂直に軸支され、各ボビンを回転自在に保持する２本の
ボビンシャフトとを具備し、無杼織機で織成される織物
の片側又は両側の緯糸の切断端部に対して緯入れ運動に
関連する２個のボビンの自公転運動によって連続的に捩
り耳糸をひねりながら緯糸を織り込んで耳組する無杼織
機の捩り耳組織形成装置において、上記ボビンシャフト
ブッシュの内周面にボビンシャフトのガタ付きを防止す
る弾性Ｏリングを装着したことを特徴とする。
置した太陽ギアを中心に回転するディスクギアと、上記
ディスクギア直径上の所定位置に上記太陽ギアに噛み合
いつつ回転自在に保持され、ディスクギアの回転により
公転しつつ自転する２個の遊星ギアと、所定位置に穿設
した挿通孔にボビンシャフトブッシュが嵌着されたホル
ダープレートを一対、対向させて連結一体化してなり、
且つ、上記各遊星ギアにそれぞれ連結されて遊星ギアと
一体に自公転する２個のボビンホルダーと、中心軸孔に
ボビンブッシュが嵌着された２個の捩り耳糸巻き付け用
ボビンと、上記ボビンブッシュを介してボビン中心軸孔
に挿通され、且つ、上記ボビンシャフトブッシュに挿通
されて各ホルダープレート間に遊星ギアの回転軸方向に
垂直に軸支され、各ボビンを回転自在に保持する２本の
ボビンシャフトとを具備し、無杼織機で織成される織物
の片側又は両側の緯糸の切断端部に対して緯入れ運動に
関連する２個のボビンの自公転運動によって連続的に捩
り耳糸をひねりながら緯糸を織り込んで耳組する無杼織
機の捩り耳組織形成装置において、上記ボビンシャフト
ブッシュの内周面にボビンシャフトのガタ付きを防止す
る弾性Ｏリングを装着したことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明に係る無杼織機の捩り耳組
織形成装置の実施の形態を図１（ａ）（ｂ）を参照して
以下に説明する。まず図１（ａ）は本発明に係るボビン
シャフトブッシュ（24）の縦断面図、図１（ｂ）はボビ
ンシャフトブッシュ（24）が嵌着されたボビンホルダー
（25）の部分断面正面図を示す。上記ボビンシャフトブ
ッシュ（24）は内周面に本発明に係る弾性Ｏリング（2
6）、例えばゴム製Ｏリング（26）が装着される。ボビ
ンホルダー（25）は従来同様、対向する一対のホルダー
プレート（25a ）（25a ）を連結プレート（図４、図５
を参照）で連結して断面コ字状に一体成形し、且つ、各
ホルダープレート（25a ）（25a ）の所定位置に穿設し
た挿通孔（25c ）にボビンシャフトブッシュ（24）（2
4）をナット（27）（27）で嵌着したもので、２個の遊
星ギア（図２、図３を参照）に対応して２個用意され
る。又、従来同様、ボビンブッシュ（21）を介してボビ
ン（５）の中心軸孔（5a）に挿通されたボビンシャフト
（６）を、ボビンシャフトブッシュ（24）に挿通してホ
ルダープレート（25a ）（25a ）間に上記遊星ギアの回
転軸方向に垂直に軸支し、ボビン（５）をボビンホルダ
ー（25）内に回転自在に保持する。
織形成装置の実施の形態を図１（ａ）（ｂ）を参照して
以下に説明する。まず図１（ａ）は本発明に係るボビン
シャフトブッシュ（24）の縦断面図、図１（ｂ）はボビ
ンシャフトブッシュ（24）が嵌着されたボビンホルダー
（25）の部分断面正面図を示す。上記ボビンシャフトブ
ッシュ（24）は内周面に本発明に係る弾性Ｏリング（2
6）、例えばゴム製Ｏリング（26）が装着される。ボビ
ンホルダー（25）は従来同様、対向する一対のホルダー
プレート（25a ）（25a ）を連結プレート（図４、図５
を参照）で連結して断面コ字状に一体成形し、且つ、各
ホルダープレート（25a ）（25a ）の所定位置に穿設し
た挿通孔（25c ）にボビンシャフトブッシュ（24）（2
4）をナット（27）（27）で嵌着したもので、２個の遊
星ギア（図２、図３を参照）に対応して２個用意され
る。又、従来同様、ボビンブッシュ（21）を介してボビ
ン（５）の中心軸孔（5a）に挿通されたボビンシャフト
（６）を、ボビンシャフトブッシュ（24）に挿通してホ
ルダープレート（25a ）（25a ）間に上記遊星ギアの回
転軸方向に垂直に軸支し、ボビン（５）をボビンホルダ
ー（25）内に回転自在に保持する。
【００１３】上記構成によれば、図１（ｂ）に示すよう
に、ボビン（５）に挿通したボビンシャフト（６）をボ
ビンシャフトブッシュ（24）に挿通した際、ボビンシャ
フト（６）がＯリング（26）に密着してボビンシャフト
ブッシュ（24）と一体化する。そうすると、ボビンシャ
フト（６）とボビンシャフトブッシュ（24）間の隙間が
排除されるため、ボビンシャフト（６）のガタ付きを排
除して遊星運動時に振動の発生を抑止出来る。しかも、
ボビンシャフト（６）がボビンシャフトブッシュ（24）
に直接接触しないため、振動の抑止とでボビンシャフト
（６）が金属或はプラスチックによらず、その摩耗や折
損を防止出来る。又、上記Ｏリング（26）によりボビン
シャフト（６）の抜け止めも兼用出来る。
に、ボビン（５）に挿通したボビンシャフト（６）をボ
ビンシャフトブッシュ（24）に挿通した際、ボビンシャ
フト（６）がＯリング（26）に密着してボビンシャフト
ブッシュ（24）と一体化する。そうすると、ボビンシャ
フト（６）とボビンシャフトブッシュ（24）間の隙間が
排除されるため、ボビンシャフト（６）のガタ付きを排
除して遊星運動時に振動の発生を抑止出来る。しかも、
ボビンシャフト（６）がボビンシャフトブッシュ（24）
に直接接触しないため、振動の抑止とでボビンシャフト
（６）が金属或はプラスチックによらず、その摩耗や折
損を防止出来る。又、上記Ｏリング（26）によりボビン
シャフト（６）の抜け止めも兼用出来る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、捩り耳糸が巻き付けら
れたボビンの遊星運動により緯糸の切断端部の耳組を自
動的に行う無杼織機の捩り耳組織形成装置において、ボ
ビンホルダーのホルダープレートに嵌着されたボビンシ
ャフトブッシュの内周面に弾性Ｏリングを装着したか
ら、ボビンシャフトをボビンシャフトブッシュに挿通し
た際、ボビンシャフトが上記Ｏリングに密着してボビン
シャフトブッシュとの隙間が排除され、ボビンシャフト
のガタ付きを排除して運動時のボビンシャフトの振動を
抑止し、摩耗や折損を防止出来る。又、上記Ｏリングに
よりボビンシャフトの抜け止めも兼用出来る。
れたボビンの遊星運動により緯糸の切断端部の耳組を自
動的に行う無杼織機の捩り耳組織形成装置において、ボ
ビンホルダーのホルダープレートに嵌着されたボビンシ
ャフトブッシュの内周面に弾性Ｏリングを装着したか
ら、ボビンシャフトをボビンシャフトブッシュに挿通し
た際、ボビンシャフトが上記Ｏリングに密着してボビン
シャフトブッシュとの隙間が排除され、ボビンシャフト
のガタ付きを排除して運動時のボビンシャフトの振動を
抑止し、摩耗や折損を防止出来る。又、上記Ｏリングに
よりボビンシャフトの抜け止めも兼用出来る。
【図１】（ａ）は本発明に係る無杼織機の捩り耳組織形
成装置のボビンシャフトブッシュの実施の形態を示す縦
断面図。（ｂ）は本発明に係る無杼織機の捩り耳組織形
成装置のボビンホルダーの実施の形態を示す部分断面正
面図。
成装置のボビンシャフトブッシュの実施の形態を示す縦
断面図。（ｂ）は本発明に係る無杼織機の捩り耳組織形
成装置のボビンホルダーの実施の形態を示す部分断面正
面図。
【図２】（ａ）は従来の無杼織機の捩り耳組織形成装置
の一例を示す側面図。（ｂ）は図２（ａ）の無杼織機の
捩り耳組織形成装置のＡ方向から見た正面図。
の一例を示す側面図。（ｂ）は図２（ａ）の無杼織機の
捩り耳組織形成装置のＡ方向から見た正面図。
【図３】（ａ）は従来の無杼織機の捩り耳組織形成装置
の一例を示す斜視図。（ｂ）は図３（ａ）の捩り耳組織
形成装置のディスクギア及び遊星ギアを示す斜視図。
（ｃ）は無杼織機で織り込まれた緯糸端の捩り耳組を示
す平面図。
の一例を示す斜視図。（ｂ）は図３（ａ）の捩り耳組織
形成装置のディスクギア及び遊星ギアを示す斜視図。
（ｃ）は無杼織機で織り込まれた緯糸端の捩り耳組を示
す平面図。
【図４】従来の無杼織機の捩り耳組織形成装置のボビン
ホルダー及びボビンを示す分解斜視図。
ホルダー及びボビンを示す分解斜視図。
【図５】従来のボビンホルダー及びその内部の一例を示
す斜視図。
す斜視図。
５ ボビン 5a 中心軸孔 ６ ボビンシャフト 24 ボビンシャフトブッシュ 25 ボビンホルダー 25a ホルダープレート 25c 挿通孔 26 弾性Ｏリング
Claims (1)
- 【請求項１】 同軸に固定配置した太陽ギアを中心に回
転するディスクギアと、上記ディスクギア直径上の所定
位置に上記太陽ギアに噛み合いつつ回転自在に保持さ
れ、ディスクギアの回転により公転しつつ自転する２個
の遊星ギアと、所定位置に穿設した挿通孔にボビンシャ
フトブッシュが嵌着されたホルダープレートを一対、対
向させて連結一体化してなり、且つ、上記各遊星ギアに
それぞれ連結されて遊星ギアと一体に自公転する２個の
ボビンホルダーと、中心軸孔にボビンブッシュが嵌着さ
れた２個の捩り耳糸巻き付け用ボビンと、上記ボビンブ
ッシュを介してボビン中心軸孔に挿通され、且つ、上記
ボビンシャフトブッシュに挿通されて各ホルダープレー
ト間に遊星ギアの回転軸方向に垂直に軸支され、各ボビ
ンを回転自在に保持する２本のボビンシャフトとを具備
し、無杼織機で織成される織物の片側又は両側の緯糸の
切断端部に対して緯入れ運動に関連する２個のボビンの
自公転運動によって連続的に捩り耳糸をひねりながら緯
糸を織り込んで耳組する無杼織機の捩り耳組織形成装置
において、 上記ボビンシャフトブッシュの内周面にボビンシャフト
のガタ付きを防止する弾性Ｏリングを装着したことを特
徴とする無杼織機の捩り耳組織形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8122097A JPH10273844A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無杼織機の捩り耳組織形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8122097A JPH10273844A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無杼織機の捩り耳組織形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273844A true JPH10273844A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13740408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8122097A Pending JPH10273844A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無杼織機の捩り耳組織形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273844A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101858008A (zh) * | 2009-04-02 | 2010-10-13 | 津田驹工业株式会社 | 织机的行星织边装置用的边纱供给装置 |
| CN105401312A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-16 | 江苏明源纺织有限公司 | 一种有效筘幅加宽的喷气织机 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8122097A patent/JPH10273844A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101858008A (zh) * | 2009-04-02 | 2010-10-13 | 津田驹工业株式会社 | 织机的行星织边装置用的边纱供给装置 |
| JP2010242238A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Tsudakoma Corp | 織機における遊星耳組装置用の耳糸供給装置 |
| CN105401312A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-16 | 江苏明源纺织有限公司 | 一种有效筘幅加宽的喷气织机 |
| CN105401312B (zh) * | 2015-12-21 | 2016-09-07 | 江苏明源纺织有限公司 | 一种有效筘幅加宽的喷气织机 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990511 |