JPH10272504A - 圧延ライン、特にタンデムロールスタンド群 - Google Patents

圧延ライン、特にタンデムロールスタンド群

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JPH10272504A
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    • B21B39/16—Guiding, positioning or aligning work immediately before entering or after leaving the pass

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれ案内部を備えている三つのロールス
タンド、特に二つのユニバーサルロールスタンド、これ
らのユニバーサルロールスタンドの間に設けられている
エッジャーとから成り、作業側に摺動台が設けられてお
り、かつロール交換のための走行可能な交換車を備えて
いる様式の、圧延ライン、特にタンデムロールスタンド
群を提供すること 【解決手段】 案内部２０がロール組１２と結合されて
いて、一つのユニットとして三つのロールスタンド２，
３，４の作業側のロールハウジング２ａ，３ａ，４ａと
共に作業側に移動台に載置されて圧延ラインの圧延線か
ら移動させることにより取外し可能であるように構成さ
れている

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ案内部を
備えている三つのロールスタンド、特に二つのユニバー
サルロールスタンド、これらのユニバーサルロールスタ
ンドの間に設けられているエッジャーとから成り、作業
側に移動台が設けられており、かつロール交換のための
走行可能な交換車を備えている様式の、圧延ライン、特
にタンデムロールスタンド群に関する。
【０００２】
【従来の技術】二つの定置されているユニバーサルロー
ルスタンドとこれらのユニバーサルロールスタンド間に
設けられているエッジャーとを備えている冒頭に記載し
た様式の、ヨーロッパ特許公告公報第０ ３２９ ９９
８号から公知の圧延ラインは、ロール交換および作業機
材交換を機械化するために、中央のロールスタンド、即
ちエッジャーと圧延ラインのうちの最も小さなロールス
タンドは作業側方向に圧延ラインから外れるように移動
されて取外される。エッジャーが二つの比較的重量のあ
るユニバーサルロールスタンド間の狭まった状態の場所
から外れた位置を占めることにより始めて、このエッジ
ャーに全ての側面から十分に接近可能であり、従って案
内部は何ら妨げるものがなく交換可能である。同時に、
エッジャーの移動により、ユニバーサルロールスタンド
間に十分に広い空域が生じ、この空域内に組立装置或い
は解体装置を挿置して使用することができ、従ってユニ
バーサルロールスタンドの案内部も交換することが可能
となる。もちろん、この公知の圧延ラインにあっては、
ロール組のためにも、また交換すべきユニバーサルロー
ルスタンドのためにも別個の移動台或いは移動プラット
フオームと作業台が必要であり、従ってこれらの作業機
材が交差することが起こる。更に、ロール組を交換する
ためにホールクレーン或いは補助クレーンが必要であ
り、その運転等には作業員に対する危険を伴う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、被交換ユニットの交換を容易にし、これらの被交
換ユニットの個々の移動回数を低減し、かつ安全な交換
を可能にする、冒頭に記載した様式の圧延ライン、例え
ば連続圧延ライン或いはタンデムロールスタンド群を提
供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
より案内部がロール組と結合されていて、一つのユニッ
トとして三つのロールスタンドの作業側のロールハウジ
ングと共に圧延ラインの圧延線から外れるように移動さ
せることにより取外し可能であるように構成されている
ことによって解決される。
【０００５】タンデムロールスタンド群或いは連続圧延
ラインの場合、ロール交換のための自体公知の方法にあ
っては、個々のロールスタンドのために作業側のロール
ハウジングが利用されるが、本発明にあってはこれに加
えてロール組が既に案内部を備えているので、ロール組
の交換を一体的にまとめられている案内部により著しく
容易にかつ確実に行なうことが可能である。何故なら、
ロールハウジングが移動台上に存在することにより、た
だチョック保持フラップのみを解離すればよく、これに
よりこの移動台上のロール組をロールスタンドからの取
外し後走出可能な交換車上に降ろすことが可能となる。
このロールハウジングが移動台から降ろされた後、予め
移動台上に準備されている新しいロール組がそのロール
スタンドへの新たな組込みのため、相応して作業台が移
動されることによりロールスタンドの相当する著しくに
もたらされる。
【０００６】案内部の別個の組立が−上記の公知技術か
ら公知であるように−行われないことは別として、ロー
ル組に取付けられた案内部により前組立にあって既に完
全な点検が可能である。この場合、タンデムロールスタ
ンド群の個々のロールスタンドが二重式ロールスタンド
として形成されているか、或いは水平ロールスタンド或
いは垂直ロールスタンドを有しているかいなかには関係
ない。三つのユニバーサルロールスタンドの代わりにこ
のロール群は、間に中央のエッジャーを備えている二つ
のユニバーサルロールスタンドから成る。その際、この
エッジャーは同様に移動取外し可能な作業側のロールハ
ウジングで形成されており、従ってエッジャーも圧延ラ
インから完全に脱出させる必要がない。交換の際、一つ
のユニバーサルロールスタンドにあって通常の長さを越
えてウエッブ案内部を引出すことが可能であるほど十分
な自由な場所が得られる。
【０００７】本発明の優れた構成により、ロールチョッ
クにねじ止めされて設けられている案内保持体は案内部
とリンク運動可能に結合されている。この目的のため、
本発明の構成により、案内部はリンク運動可能な案内部
支承体で形成されているそれぞれ一つの取付けバーにね
じ止めされており、この取付けバーは互いに向き合って
いる二つの案内保持体間の橋絡部として設けられてい
る。従って、ロール組を案内部と一つのユニットとして
一体化するには、ロール組の前組立の際、取付けバーを
ねじ止めされてされている案内保持体に挿入するだけで
よい。
【０００８】本発明による他の詳細な構成および利点
は、他の請求項および以下の説明から明らかである。以
下に添付した図面に図示した実施の形態につき本発明を
詳細に説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１による発明の実施の形態にお
いて示されている圧延ライン１は三つの個々のロールス
タンドから成り、これらのロールスタンドのうち二つの
外方のロールスタンドはユニバーサルロールスタンド
２，３として形成されており、中央のロールスタンドは
エッジャー４として形成されている。これらのロールス
タンド２から４は、このようなロールスタンドとして十
分に知られている、ここには図示していない駆動機構に
駆動側５において接続されている。圧延方向６で、手前
のユニバーサルロールスタンド２および後方のユニバー
サルロールスタンド３の前後には駆動されるローラテー
ブルローラ８とその上に設けられている案内兼調心スケ
ール９とを備えているローラテーブル７が設けられてい
る。作業側１０には、圧延方向６でかつこの圧延方向６
と反対方向に移動可能な移動台１１が存在しており、こ
の移動台は圧延ライン１のロールスタンド２から４のロ
ール組１２を交換するために使用される。
【００１０】ロール組１２を交換するため、ユニバーサ
ルロールスタンド２，３とエッジャー４は、ユニバーサ
ルロールスタンド２に関して図５と図６において詳細に
示してように、作業側１０の走行可能なロールハウジン
グ２ａ，３ａと４ａで形成されている。作業の間、定置
されている駆動側のロールハウジング２ｂ，３ｂと４ｂ
は、移動可能なロールハウジング２ａ，３ａと４ａと四
つの引張アンカー１３を介して互いに結合されている。
これらの両２ａ，２ｂ；３ａ，３ｂ；４ａ，４ｂを互い
に結合している、液圧により予張力がかけられる上記の
引張アンカーはもちろんロール組１２を解体するために
は弛緩される。何故なら、その後始めて作業側のロール
ハウジング２ａ，３ａと４ａが図５と図６に示した位置
に、定置されているロールハウジング２ｂ，３ｂと４ｂ
から移動可能であるからである。これは、作業側のロー
ルハウジング２ａ，３ａと４ａに作用する摺動シリンダ
１８により行なわれる。移動の際、駆動側のロールハウ
ジング２ａ，３ａと４ａは移動台１１上に載り上げら
れ、そこでロール組１２はレール１６上を走行する交換
車１７と停止した状態にある。
【００１１】ロール組１２がこの交換車１７と一緒に移
動台１１上のその位置で固定されることにより、作業側
のロールハウジング２ａ，３ａと４ａは、図１に示した
ように、移動台１１から下方へと移動される。その後
は、図１の左側に示した、予め移動台１１に載っている
新しいロール組１２をその位置に移動させればよい。こ
の目的のため、移動台１１は矢印１９の方向で、この新
しいロール組１２がロールスタンド２，３と４の前方で
これらと同列な組込み位置に存在するまで、送られる。
次いで、組込みが解体と反対の手順で、即ち作業側のロ
ールハウジング２ａ，３ａと４ａが再び移動台１１上に
移動して載り、そこでこれらのロールハウジングが交換
車１７上に準備されている新しいロール組１２と錠止さ
れ、その後再び図１に示したロールスタンドの位置に到
達し、これらのロール組１２はこのロールスタンド内で
液圧により予張力がかけられている引張アンカー１３に
より定置されているロールハウジング２ｂ，３ｂと４ｂ
と固定される。
【００１２】しかし、上記のロール交換により、ロール
が交換されるばかりでなく、同時にユニバーサルロール
スタンド２，３の−図１には図面を見易くするためにそ
の案内部は示さなかった−、およびエッジャー４の案内
部とウエッブ案内部２０も交換される。何故なら、案内
部２０はロール組１２と固く結合されている構造部分で
あるからである。即ち、ロール組１２と案内部２０とは
一つのユニットをなしている。図２〜図４から明らかに
認められるように、ロール組１２のチョック２１に案内
保持体２２ａ，２２ｂ；２３ａ，２３ｂがねじ止めされ
ている。これらの案内保持体のうちそれぞれ二つの互い
に相対している保持体２２ａ，２２ｂ；２３ａ，２３ｂ
は取付けバー２４を収容している。この取付けバー２４
はねじ止め増設部分２５を担持しており、このねじ止め
増設部分はリンク状に運動可能なな案内部支承体２６を
介して案内部２０と結合されている。図４の図面左側半
分と図面右側半分に、種々異なる直径のロールのための
案内部２０が示されている。この場合、例えばロールが
摩耗したことによる交換のように、異なる直径への移行
は同様にそれぞれロール組１２の交換を必要とすること
はもちろんである。
【００１３】
【発明の効果】本発明により、ロール組のためにも、ま
た交換すべきユニバーサルロールスタンドのためにも別
個の移動台或いは移動プラットフオームと作業台が必要
とせず、従ってこれらの作業機材が交差して衝突するよ
うなことがない。更に、ロール組を交換するためにホー
ルクレーン或いは補助クレーンが必要もなく、その運転
等による作業員に対する危険を憂慮する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】個々のロールスタンドが移動可能な作業側のロ
ールハウジングを備えており、かつ作業側でロールスタ
ンドに所属している移動台とを備えているタンデムロー
ルスタンド群の全体平面図である。
【図２】図１によるタンデムロールスタンド群の、ロー
ルハウジングの部分断面図で示した個々のロールスタン
ドの平面図である。
【図３】図２の切断線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図で
ある。
【図４】図２の切断線ＩＶ−ＩＶに沿ったロールスタン
ドの詳細な断面図である。
【図５】図１によるタンデムロールスタンド群の、互い
に離間されたロールスタンドの部分断面図で示した平面
図である。
【図６】図５によるロールスタンドの部分断面図であ
る。
【符号の説明】
１ 圧延ライン ２ ユニバーサルロールスタンド ２ａ 作業側ロールスタンド ２ａ 駆動側ロールスタンド ３ ユニバーサルロールスタンド ３ａ 作業側ロールスタンド ３ｂ 駆動側ロールスタンド ４ エッジャー ４ａ 作業側ロールスタンド ４ｂ 駆動側ロールスタンド ５ 駆動側 ６ 圧延方向 ７ ローラテーブル ８ ローラテーブルローラ ９ 調心スケール １０ 作業側 １１ 作業台 １２ ロール組 １３ 引張アンカー １７ 交換車 １９ 矢印 ２０ 案内部 ２２ａ 案内保持体 ２２ｂ 案内保持体 ２３ａ 案内保持体 ２３ｂ 案内保持体 ２４ 取付けバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 それぞれ案内部を備えている三つのロー
    ルスタンド、特に二つのユニバーサルロールスタンド、
    これらのユニバーサルロールスタンドの間に設けられて
    いるエッジャーとから成り、作業側に移動台が設けられ
    ており、かつロール交換のための走行可能な交換車を備
    えている様式の、圧延ライン、特にタンデムロールスタ
    ンド群において、案内部（２０）がロール組（１２）と
    結合されていて、一つのユニットとして三つのロールス
    タンド（２，３，４）の作業側のロールハウジング（２
    ａ，３ａ，４ａ）と共に圧延ラインの圧延線から外れる
    ように移動させることにより取外し可能であるように構
    成されている、ことを特徴とするタンデムロールスタン
    ド群。
  2. 【請求項２】 ロールチョック（２１）にねじ止めされ
    て設けられている案内保持体（２２ａ，２２ｂ；２３
    ａ，２３ｂ）が案内部（２０）とリンク運動可能に結合
    されていることを特徴とする請求項１に記載のタンデム
    ロールスタンド群。
  3. 【請求項３】 案内部（２０）がリンク状に運動可能な
    案内部支承体（２６）で形成されているそれぞれ一つの
    取付けバー（２４）にねじ止めされてされており、この
    取付けバーが互いに向き合っている二つの案内保持体
    （２２ａ，２２ｂ；２３ａ，２３ｂ）間の橋絡部として
    設けられていることを特徴とする請求項１或いは２に記
    載のタンデムロールスタンド群。
JP00600498A 1997-01-16 1998-01-14 タンデムロールスタンド群を備えている圧延ライン Expired - Lifetime JP4468492B2 (ja)

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DE (2) DE19701235A1 (ja)

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