JPH10271205A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10271205A
JPH10271205A JP9090030A JP9003097A JPH10271205A JP H10271205 A JPH10271205 A JP H10271205A JP 9090030 A JP9090030 A JP 9090030A JP 9003097 A JP9003097 A JP 9003097A JP H10271205 A JPH10271205 A JP H10271205A
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JP9090030A
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Shigetaka Tanaka
重隆 田中
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/327Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線上のビジートーンを確実に検出できる通
信端末装置を提供すること。 【解決手段】 ビジートーン検出手段により回線上の検
出対象信号がビジートーンとして検出されたときに必要
に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、前記
回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそれぞ
れの持続時間を計測する持続時間計測手段を備え、前記
ビジートーン検出手段は、前記持続時間計測手段により
前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態との規
則的な繰り返しが検出された場合は、当該検出対象信号
をビジートーンとして検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置に関
し、特に、ビジートーン検出手段により回線上のビシー
トーン信号が検出されたときに必要に応じて所定の動作
を行う通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の従来の通信端末装
置においては、回線上のビジートーンを検出することに
より、回線を切断しなければならない場合がある。
【0003】具体的には、ファクシミリ装置において、
自動発呼時に相手装置が通信中または話し中であり、当
該ファクシミリ装置を収容している加入者交換機からの
「プーップーップーッ」というビジートーンが回線上に
ある場合には、そのビジートーンを検出して、回線を解
放し、回線使用効率を向上させる場合が例として挙げら
れる。
【0004】また、留守番電話機能付きのファクシミリ
装置においては、留守時に回線を介して受信する、相手
側ユーザからの音声メッセージを録音し、一定時間の無
音状態を検出するか、あるいは、メッセージを話し終わ
った当該相手側ユーザが、相手側装置のハンドセットを
オンフックして回線が切断されることにより、当該ファ
クシミリ装置を収容している加入者交換機から送出され
てくるビジートーンを検出して、音声メッセージの録音
動作を終了させて回線を解放し、無駄な信号(ビジート
ーン)の録音を行わないようにするのが一般的である。
【0005】このように、回線上のビシートーン信号が
検出されたときに必要に応じて所定の動作を行う通信端
末装置では、回線上のビシートーン信号を正確に検出で
きなければならない。
【0006】ある通信端末装置に回線を介して送出され
てくるビジートーンは、当該通信端末装置が収容された
加入者交換機から送出されるため、回線内の全ての加入
者交換機がそれぞれ送出するビジートーンの特性が、全
ての加入者交換機において、そろっていれば、回線内の
どの加入者交換機に収容されることとなっても、単一の
ビジートーン検出特性により、回線上のビジートーンを
正確に検出できるはずである。
【0007】我が国における電話回線では、加入者交換
機が送出するビジートーン(話し中音)の特性は、図1
6(a)に模式的に示すような特性であり、同図(b)
に示す被変調波(400Hz±19Hz)を、同図
(c)に示す変調信号波(メーク率50%±10%でか
つ1分当り60サイクル±20%)により変調した信号
としてとらえることができる。もっとも、同図(a)に
示す、電話回線の加入者交換機が送出するビジートーン
は、同図(b)に示す被変調波を、所定間隔で断続する
という単純な変調法により得られるため、その断続周期
やメーク率、すなわち、有音時間及び無音時間が、変調
信号波の特性を表しているといえる。なお、ビジートー
ンの変調信号波の特性は、一般的には、カデンス(ca
dence)特性といわれている。
【0008】したがって、回線上の実際のビジートーン
の被変調波の周波数や、その被変変調波の有音時間、無
音時間を予め知っていれば、ビジートーンを正しく検出
できることになる。
【0009】実際、ファクシミリ装置においては、各国
の認可規定があり、自動発呼時にビジートーン検出を必
須としている国については、ビジートーンの検出特性を
パラメータとして内蔵して対応しているため、留守番電
話機能付きのファクシミリ装置では、その内蔵したパラ
メータを使用してビジートーンを検出し、録音動作を終
了することが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな規格が存在するにも関わらず、国によっては、例え
ば年代が古いために規格外の特性のビジートーンを出力
する交換機が存在しているのが現状である。
【0011】したがって、回線内の加入者交換器から実
際に送出されるビジートーンの特性が、その国において
規定された特性に合致しない場合があり、たとえ、その
国において規定されたビジートーンの特性に併せて、通
信端末装置のビジートーン検出特性を設定したとして
も、回線内の各加入者交換機毎に送出されるビジートー
ンの特性がばらついていて、通信端末装置におけるビジ
ートーンの検出特性と、当該通信端末装置が収容される
加入者交換機が送出するビジートーンの特性とが一致せ
ず、回線上のビジートーンを検出できない場合があっ
た。
【0012】そのような場合、自動発呼時においては、
たとえビジートーンを検出できなくても、相手装置から
の応答が一定時間ないことを条件として回線を解放する
ため、回線の拘束時間が若干長くなる程度で実害は少な
いが、留守番電話モードにおけるメッセージ録音時に相
手側が回線を切断した場合には、規格外れのビジートー
ンが延々と録音され続けてしまうことになり、記憶媒体
を浪費してしまうという弊害が発生する。
【0013】一方、回線内の各加入者交換機毎に送出さ
れるビジートーンの特性のばらつきを考慮して、各通信
端末装置のビジートーンの検出特性を、各通信端末装置
収容された加入者交換機から実際に送出されるビジート
ーンの特性に併せて、サービスマンが調整するとすれ
ば、各通信端末装置の設置台数及び設置地域の広さによ
っていは、その調整コストは、膨大なものとなってしま
う。
【0014】また、電話回線の加入者交換機に収容され
る場合に限らず、内線回線の交換機に収容される場合に
おいても、内線回線内の交換機が送出するビジートーン
の特性にばらつきがあると、同様の問題が生じる。
【0015】本発明は、係る事情に鑑みてなされたもの
であり、回線上のビジートーンを確実に検出できる通信
端末装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の通信端末装置は、ビジートーン検出
手段により回線上の検出対象信号がビジートーンとして
検出されたときに必要に応じて所定の動作を行う通信端
末装置において、前記回線上の検出対象信号の有音状態
と無音状態とのそれぞれの持続時間を計測する持続時間
計測手段を備え、前記ビジートーン検出手段は、前記持
続時間計測手段により前記回線上の検出対象信号の有音
状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出された場合
は、当該検出対象信号をビジートーンとして検出するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項2記載の通信端末装置は、ビジート
ーン検出手段により回線上の検出対象信号がビジートー
ンとして検出されたときに必要に応じて所定の動作を行
う通信端末装置において、前記回線上の検出対象信号の
有音状態と無音状態とのそれぞれの持続時間を計測する
持続時間計測手段と、前記回線上の検出対象信号の有音
状態期間における信号レベルの変動幅を測定する変動幅
測定手段とを備え、前記ビジートーン検出手段は、前記
持続時間計測手段により前記回線上の検出対象信号の有
音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出され、か
つ、前記変動幅測定手段により測定された前記変動幅が
所定範囲内である場合は、当該検出対象信号をビジート
ーンとして検出することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の通信端末装置は、回線上の
検出対象信号が所定のビジートーン検出特性に合致した
場合に当該検出対象信号をビジートーンとして検出する
ビジートーン検出手段を備え、そのビジートーン検出手
段により回線上にビシートーンが検出されたときに必要
に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、前記
回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそれぞ
れの持続時間を計測する持続時間計測手段を備え、前記
ビジートーン検出手段は、前記回線上の検出対象信号が
前記所定のビジートーン検出特性に合致しない場合で
も、前記持続時間計測手段により前記回線上の検出対象
信号の有音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出
された場合は、当該検出対象信号をビジートーンとして
検出することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の通信端末装置は、回線上の
検出対象信号が所定のビジートーン検出特性に合致した
場合に当該検出対象信号をビジートーンとして検出する
ビジートーン検出手段を備え、そのビジートーン検出手
段により回線上にビシートーンが検出されたときに必要
に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、前記
回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそれぞ
れの持続時間を計測する持続時間計測手段と、前記回線
上の検出対象信号の有音状態期間における信号レベルの
変動幅を測定する変動幅測定手段とを備え、前記ビジー
トーン検出手段は、前記回線上の検出対象信号が前記所
定のビジートーン検出特性に合致しない場合でも、前記
持続時間計測手段により前記回線上の検出対象信号の有
音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出され、か
つ、前記変動幅測定手段により測定された前記変動幅が
所定範囲内である場合は、当該検出対象信号をビジート
ーンとして検出することを特徴とする。
【0020】請求項5記載の通信端末装置は、回線上の
検出対象信号が所定のビジートーン検出特性に合致した
場合に当該検出対象信号をビジートーンとして検出する
ビジートーン検出手段を備え、そのビジートーン検出手
段により回線上にビシートーンが検出されたときに必要
に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、自局
加入者番号を記憶する自局番号記憶手段と、入力された
自局加入者番号を前記自局番号記憶手段に記憶する自局
番号登録手段と、その自局番号登録手段により前記自局
加入者番号が前記自局番号記憶手段に記憶されたとき
に、当該自局加入者番号に発呼して前記回線上にビジー
トーンを発生させるビジートーン起動手段と、前記ビジ
ートーン起動手段により前記回線上に発生させられた実
際のビジートーンが、前記所定のビジートーン検出特性
に合致したビジートーンとして前記ビジートーン検出手
段により検出された場合は、前記所定のビジートーン検
出特性を維持する一方、検出されない場合は、前記ビジ
ートーン検出手段の所定のビジートーン検出特性を前記
回線上の実際のビジートーンが検出できるまで順次変更
し、前記ビジートーン検出手段が前記回線上の実際のビ
ジートーンを検出できたビジートーン検出特性を、新た
に前記所定のビジートーン検出特性として設定する検出
特性設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項6記載の通信端末装置は、請求項5
記載の通信端末装置において、前記検出特性設定手段が
前記ビジートーン検出手段の前記所定のビジートーン検
出特性を設定変更した場合は、その設定変更内容を、所
定の宛先に発呼して通知する変更内容通知手段を更に備
えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係
る、留守番電話器機能を備えたG(グループ)3ファク
シミリ装置のブロック構成を示している。
【0024】同図において、システム制御部1は、装置
各部を制御するマイクロコンピュータてある。ROM2
は、システム制御部1により読み出されるリードオンリ
メモリであり、制御手順のプログラムや制御に必要な種
々のデータが格納されているリードオンリメモリであ
る。
【0025】また、ROM2には、本発明特有の記憶領
域が、図2に示すように確保されている。同図におい
て、フィルタ特性パラメータデフォルト値記憶領域2a
は、後述するトーン検出フィルタ11bのフィルタ特性
パラメータのデフォルト値を予め記憶しておくための領
域である。有音時間レンジデフォルト値記憶領域2b
は、ビジートーンの有音状態の持続時間の有効範囲を予
め記憶しておくための領域であり、無音時間レンジデフ
ォルト値記憶領域2cは、ビジートーンの無音状態の持
続時間の有効範囲を予め記憶しておくための領域であ
る。AGC設定・受信信号レベル対応表記憶領域2d
は、後述するAGC部11cに設定し得るゲインにそれ
ぞれ対応する受信信号レベルの対応表を予め記憶してお
くための領域である。なお、それら各記憶内容について
は、後で詳細に説明する。
【0026】図1に戻って、RAM3は、システム制御
部1の作業領域として一時的なデータが格納されるラン
ダムアクセスメモリである。
【0027】また、RAM3には、本発明特有の記憶領
域が、図3に示すように確保されている。同図におい
て、自局加入者番号記憶領域3bは、自局加入者番号を
記憶するための領域であり、フィルタ特性パラメータ記
憶領域3bは、後述するトーン検出フィルタ11bのフ
ィルタ特性の変更後のパラメータを記憶するための領域
であり、フィルタ特性のパラメータのうちの可変なパラ
メータである中心周波数を記憶するための記憶領域3c
を含んでいる。有音時間レンジ記憶領域3dは、ビジー
トーンの有音状態の持続時間の、変更された有効範囲を
記憶するための領域であり、無音時間レンジ記憶領域2
eは、ビジートーンの無音状態の持続時間の、変更され
た有効範囲を記憶するための領域である。なお、それら
各記憶内容については、後で詳細に説明する。
【0028】図1に戻って、音声メモリ4は、留守番電
話機能のための応答メッセージ用の音声データが予め記
憶されている他、留守番電話モード時に録音される音声
データを蓄積するためのものである。なお、音声メモリ
4用の記憶媒体としては、RAMを想定しているが、そ
れに限らず、カセットテープを使用してもよいのはいう
までもなく、また、後述する画像メモリ9の一部を音声
メモリ4として使用するようにしてもよい。
【0029】なお、RAM3及び音声メモリ4は、図示
しないバックアップ回路によりバックアップされ、図示
しない装置主電源がオフの状態でも、そのバックアップ
回路から供給される電力により記憶内容を保持し続け
る。
【0030】時計回路5は、時刻を計時する時計機能
他、システム制御部1から設定されるタイマ設定値をデ
クリメントして値が0になると、システム制御部1に割
込みをかけて、その旨を通知する、複数チャネルのタイ
マを備えたものである。
【0031】スキャナ6は、原稿をイメージセンサで読
み取って所定の解像度の画像データーを得るためのもの
である。原稿センサ6aは、読み取るべき原稿がスキャ
ナ6にセットされたことを検出してシステム制御部1に
通知するためのものである。
【0032】プロッタ7は原稿を所定の速度で搬送しな
がら、スキャナ6で読み取った画像データを記録紙に記
録したり(コピー動作)、相手装置からファクシミリメ
ッセージとして受信した画像データを記録紙に記録した
りするためのものである。
【0033】操作部表示部8は、ユーザが、宛先ファク
シミリ番号を指定したりするためのテンキーや、送信開
始(スタート)キーや、動作モードを留守番電話モード
に設定するための「留守」キー等の他、装置を操作する
ための各種キーが配設されている一方、装置の動作状態
や、操作ガイダンス等を表示するための表示器が配設さ
れているものである。画像メモリ9は、スキャナ6で読
み取った画像データや、相手装置からファクシミリメッ
セージとして受信した画像データを一時記憶するための
ものである。符号化復号化部10は、送信画像データー
を、MH方式、MR方式等の符号化方式で符号化圧縮す
る一方、受信した符号化画像データを復号伸長して元の
画像データを得るためのものである。
【0034】モデム部11は、送信画像データや制御信
号を変調して網制御部12を介して回線に出力する一
方、回線からの変調信号を復調して元の受信画像データ
や制御信号を得ることで、G3ファクシミリプロトコル
に基づいた伝送制御を行うものである。網制御部12
は、回線をモデム部11または併設電話器13のいずれ
に接続するかの回線切替動作の他、ダイヤルパルスやD
TMF信号を発生したり、回線の極性反転を検出した
り、着信(リンギンク)を検出したり、回線の直流ルー
プの閉結/解放を行ったり、併設電話器13のハンドセ
ットのオン/オフフックを検出したりするものである。
また、網制御部12には、着信時における回線からの信
号をユーザに聞かせたり、留守番モード時に録音された
音声メッセージを、後に再生してユーザに聞かせるため
のスピーカ14が接続されており、網制御部12は、ス
ピーカ14を回線またはモデム部11のいずかれかに接
続するための切替動作も行う。
【0035】モデム部11は、DSP(デジタル・シグ
ナル・プロセッサ)と、A/D変換器及びD/A変換器
により構成され、通常のG3ファクシミリモデムとして
のデータの変復調動作の他、留守番モード時に、回線に
送出する応答メッセージのための音声データを音声メモ
リ4から読み出して、アナログ信号に変換して網制御部
12を介して回線に送出したり、留守番モード時に、回
線から受信する音声メッセージを符号化して音声データ
に変換して音声メモリ4に記憶(録音)したり、留守番
モード時に音声メモリ4に録音された音声データを読み
出して、アナログ信号に変換して網制御部12を介して
スピーカ14に出力したりするための信号処理を行う。
【0036】また、モデム部11は、回線上の電力を検
出することにより回線上に何らかの信号が乗っているこ
とを検出するための、それ自体よく知られたエネルギ検
出部11aと、回線上のトーン信号を検出するためのト
ーン検出フィルタ11bと、AGC部11cを備えてい
る。
【0037】トーン検出フィルタ11b自体は、すでに
知られたものであり、回線上のトーン信号の周波数を検
出するための所定の特性パラメータが設定されたバンド
パスフィルタである。その所定の特性パラメータはシス
テム制御部1により設定されるが、デフォルトの設定と
して図2に示した記憶領域2aに予め記憶されたフィル
タ特性パラメータデフォルト値が設定される。
【0038】AGC部11cも、それ自体すでに知られ
たものであり、回線からの受信信号をA/D変換するた
めにA/D変換器に入力する際にA/D変換器の変換可
能な入力信号のレベル範囲を最大限使用できるように正
規化してビット精度を確保するために、回線からの受信
信号のレベルと、正規化レベルとの差から、A/D変換
器の前段のアンプのゲインを自動設定するためのもので
あり、システム制御部1は、そのゲインの設定状態を随
時読み出して確認することができる。
【0039】上記各部は、システムバス15により相互
に接続されて、通常のファクシミリ通信を行う他、操作
表示部8の「留守」キーが押下されて、動作モードが留
守番電話モードに設定されると、留守対応動作を行う。
【0040】ここで、本実施の形態に係るファクシミリ
装置における原稿画像送信処理手順について、図4を参
照して説明する。
【0041】同図において、システム制御部1は、原稿
センサ6aの状態を常時監視することで、原稿がセット
されたかを監視する(判断101のNoループ)。
【0042】原稿がセットされると(判断101のYe
s)、操作表示部8からの、ワンタッチキーの押下や短
縮ダイヤル番号の入力による相手先番号が指定、また
は、テンキーによる直接の相手先番号が入力が有るかを
監視する(判断102のNoループ)。
【0043】指定または入力があった場合(判断102
のYes)は、送信開始を意味するスタートキーが押下
されるのを監視し(判断103のNoループ)、押下さ
れると(判断103のYes)、指定または入力された
相手先番号に自動発呼する(処理104)。
【0044】そして、タイマT1を起動し(処理10
5)、つまり、設定時間T1を時計回路5の所定のチャ
ネルのタイマに設定してタイマ動作をスタートさせてか
ら、ビジートーン監視処理を起動する(処理106)。
【0045】このビジートーン監視処理は、図5及び図
6に示すタイマ割込処理であり、例えば10m秒程度
の、ビシートーンの有音状態や無音状態の持続時間に比
較してずっと短い時間を、設定時間として時計回路5
の、所定のビジートーン監視用のチャネルのタイマに設
定し、そのビジートーン監視用のチャネルのタイマから
の割込が発生する毎に、システム制御部1が他の処理を
実行中であっても、優先的に行われる処理である。ま
た、ビジートーン監視処理が起動されると、図5及び図
6に示すタイマ割込処理で使用される各変数は、初期化
される。
【0046】ここで、図5及び図6に示すビジートーン
監視用のタイマ割込処理手順について説明する。
【0047】それらの図において、システム制御部1
は、タイマ割込が発生すると、図2に示したフィルタ特
性パラメータデフォルト値2aが設定されて、図7に示
すような、中心周波数f(c)(例えば、400Hz)
の近傍にのみゲインをもつバントパスフィルタの特性に
設定されたトーン検出フィルタ11bの出力を調べ、有
音状態である場合(判断201のYes)は、有音フラ
グFbの値が1かを調べる(判断202)。
【0048】1でなく0である場合(判断202のN
o)は、有音フラグFbを1にセットし(処理20
3)、オンカウンタCbonに0を代入してリセットし
た上で(処理204)、オフカウンタCboffをチェ
ックして(処理205)、その計数値が、図2に示した
無音時間レンジデフォルト値2cの有効範囲かを判断し
(判断206)、有効範囲である場合(判断206のY
es)には、ビジートーン周期カウンタTbをインクリ
メントし(処理207)、有効範囲でない場合(判断2
06のNo)には、ビジートーン周期カウンタTbに0
を代入してリセットしてから(処理208)、タイマ割
込処理を終了する。
【0049】判断202において、有音フラグFbの値
が1である場合(判断202のYes)は、オンカウン
タCbonをインクリメントしてから(処理209)、
タイマ割込処理を終了する。
【0050】判断201において、有音状態でない(無
音状態である)場合(判断201のNo)は、有音フラ
グFbの値が0かを調べる(判断210)。
【0051】0でなく1である場合(判断210のN
o)は、有音フラグFbを0にリセットし(処理21
1)、オフカウンタCboffに0を代入してリセット
した上で(処理212)、オンカウンタCbonをチェ
ックして(処理213)、その計数値が、図2に示した
有音時間レンジデフォルト値2bの有効範囲かを判断し
(判断214)、有効範囲である場合(判断214のY
es)には、ビジートーン周期カウンTbをインクリメ
ントし(処理215)、有効範囲でない場合(判断21
4のNo)には、ビジートーン周期カウンTbに0を代
入してリセットしてから(処理216)、タイマ割込処
理を終了する。
【0052】判断210において、有音フラグFbの値
が0である場合(判断210のYes)は、オフカウン
タCboffをインクリメントしてから(処理21
7)、タイマ割込処理を終了する。
【0053】ここで、以上説明した図5及び図6に示す
ビジートーン監視用のタイマ割込処理手順を、回線上に
図16(a)に示すようなビジートーン信号がある場合
について具体的に説明すると、図16(a)の信号の振
幅がある期間が有音状態であり、信号の振幅が0の期間
が無音状態である。また、有音状態における信号の周波
数は、図7に示したトーン検出フィルタ特性の中心周波
数f(c)の極近傍にあり、トーン検出フィルタ11b
は、図16(a)の信号の有音状態を正しく検出する。
【0054】有音フラグFbの値は、図16(a)の信
号が無音状態から有音状態に変化するときだけ0から1
に変化し、有音状態中は1のままである。また、有音フ
ラグFbの値は、図16(a)の信号が有音状態から無
音状態に変化するときだけ1から0に変化し、無音状態
中は0のままである。
【0055】したがって、オンカウンタCbonは、図
16(a)の信号が無音状態から有音状態に変化すると
きにリセットされて、有音状態中に一定時間間隔で発生
する割込みの回数分だけ計数される。また、オフカウン
タCboffは、図16(a)の信号が有音状態から無
音状態に変化するときにリセットされて、無音状態中に
一定時間間隔で発生する割込みの回数分だけ計数され
る。つまり、オンカウンタCbonの計数値は、有音状
態の持続時間を表し、オフカウンタCboffの計数値
は、無音状態の持続時間を表していることになる。
【0056】図16(a)の信号の、ある有音状態の期
間についてのオンカウンタCbonの計数値は、当該有
音状態の期間に続く無音状態の期間の開始時にチェック
され、有効範囲内であれば、ビジートーン周期カウンタ
Tbがインクリメントされ、有効範囲外であれば、ビジ
ートーン周期カウンタTbがリセットされる。また、図
16(a)の信号の、ある無音状態の期間についてのオ
フカウンタCboffの計数値は、当該無音状態の期間
に続く有音状態の期間の開始時にチェックされ、有効範
囲内であれば、ビジートーン周期カウンタTbがインク
リメントされ、有効範囲外であれば、ビジートーン周期
カウンタTbがリセットされる。
【0057】したがって、ビジートーン周期カウンタT
bは、図16(a)の信号の無音状態及び有音状態のそ
れぞれの持続時間が、それぞれ有効範囲内であれば、イ
ンクリメントされ続け、有効範囲外の持続時間の無音状
態または有音状態が検出されるとリセットされることに
なる。
【0058】以上具体的に説明した動作は、図16
(a)に示すビジートーンについてのみならず、回線上
の実際のビジートーンについでも同様である。
【0059】さて、図4の原稿画像送信処理手順に戻っ
て、ビジートーン監視処理が起動されると(処理10
6)、判断107以降の処理を行うが、その判断107
以降の処理中においても、図5及び図6に示すビジート
ーン監視用のタイマ割込処理手順は、行われている。
【0060】システム制御部1は、判断107におい
て、相手装置からの応答が有るか、ビジートーン周期カ
ウンタTbの計数値が4以上になったか、または、タイ
マT1がタイムアウトしたかを監視する(判断107の
No、判断109のNo、判断110のNoループ)。
【0061】ビジートーン周期カウンタTbの計数値が
4以上になるか、または、タイマT1がタイムアウトす
る前に、相手装置からの応答があった場合(判断107
のYes)は、通常のファクシミリ送信処理を行って
(処理108)、原稿画像を相手装置に送信してから、
回線を解放して(処理112)、判断101に戻る。
【0062】相手装置からの応答がなく、タイマT1が
タイムアウトする前に、ビジートーン周期カウンタTb
の計数値が4以上になった場合(判断109のYes)
は、処理106で起動したビジートーン監視処理を終了
させてから(処理111)、回線を解放して(処理11
2)、判断101に戻る。
【0063】なお、ビジートーン周期カウンタTbは、
図5及び図6に示すビジートーン監視用のタイマ割込処
理手順においてインクリメントまたはリセットされるカ
ウンタであり、ビジートーン周期カウンタTbの計数値
が4であるということは、回線上の検出対象信号が、R
OM2の各記憶領域に記憶された、フィルタ特性パラメ
ータデフォルト値、有音時間レンジデフォルト値及び無
音時間レンジデフォルト値のそれぞれに合致するもので
あり、有効範囲内の持続時間の有音状態と無音状態との
繰り返しが、2サイクル連続して安定して検出されたこ
とを意味している。つまり、相手装置が通信中であるた
めに、本実施の形態に係るファクシミリ装置が収容され
た交換機から、デフォルトの検出特性で検出できる規格
内のビジートーンが回線上に送出されていることにな
る。
【0064】相手装置からの応答がなく、ビジートーン
周期カウンタTbの計数値が4以上になる前に、タイマ
T1がタイムアウトした場合(判断110のYes)
は、回線を解放して(処理112)、判断101に戻
る。
【0065】このように、本実施の形態に係るファクシ
ミリ装置が収容された交換機から実際に送出されるビジ
ートーンの特性と、本実施の形態に係るファクシミリ装
置がROM2に予め記憶しているデフォルトのビジート
ーン検出特性とが合致する場合には、相手装置が通信中
で、原稿画像を送信できないとわかったときに、すばや
く回線を解放できる。しかしながら通信基盤を急激に整
備している国や地方では、旧型の規格を外れた交換機等
が未だに存在している地域があり、そのような交換機に
収容される端末装置ではビジートーンを検出できないと
いう不具合が発生している。
【0066】自動発呼時のビジートーン検出がうまく行
えないとしても、上記したように、相手装置が応答しな
いままタイマT1がタイムアウした場合にも回線を解放
する構成とすることで、目立った問題は生じない。しか
し、留守番電話モード時において伝言メッセージの録音
中にビジートーンを確実に検出できないと、伝言メッセ
ージとして無意味なビジートーンが録音されてしまい大
きな問題となる。
【0067】このような留守番電話モード時における問
題を解決する、本実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける留守電話モード時の処理手順について、図8を参
照して説明する。
【0068】同図において、システム制御部1は、着信
を監視し(判断301のNoループ)、着信があった場
合(判断301)は、回線を閉結して応答メッセージの
音声データを音声メモリ4からから読み出してモデム部
11に与え、モデム部11がアナログの音声信号に変換
して、網制御部12を介して回線に送出し(処理30
2)てから、伝言メッセージの録音を開始する(処理3
03)。
【0069】そして、ビジートーン監視処理を起動する
(処理304)と共に、エネルギー監視処理を起動する
(処理305)。
【0070】そのビジートーン監視処理は、前述の図5
及び図6に示すタイマ割込処理である。また、そのエネ
ルギー監視処理は、図9及び図10に示すタイマ割込処
理である。つまり、それらの処理は、例えば10m秒程
度の、ビシートーンの有音状態や無音状態の持続時間に
比較してずっと短い時間を、設定時間として時計回路5
の、所定のビジートーン及びエネルギー監視用のチャネ
ルのタイマに設定し、そのビジートーン及びエネルギー
監視用のチャネルのタイマから割込が発生する毎に、シ
ステム制御部1が他の処理を実行中であっても、優先的
に行われる処理である。また、ビジートーン監視処理が
起動されると、図5及び図6に示すタイマ割込処理で使
用される各変数は、初期化され、エネルギー監視処理が
起動されると、図9及び図10に示すタイマ割込処理で
使用される各変数は、初期化される。
【0071】ここで、図5及び図6に示すビジートーン
監視用のタイマ割込処理手順については、既に説明済で
あるため、更なる説明を省略し、図9及び図10に示す
エネルギー監視用のタイマ割込処理手順について説明す
る。
【0072】図9及び図10において、システム制御部
1は、タイマ割込が発生すると、エネルギー検出部11
aの出力を調べ、回線上に何らかの信号がのっている有
エネルギー状態である場合(判断401のYes)は、
有エネルギーフラグFeの値が1かを調べる(判断40
2)。
【0073】1でなく0である場合(判断402のN
o)は、有エネルギーフラグFeを1にセットし(処理
403)、オンカウンタCeonに0を代入してリセッ
トした上で(処理404)、オフカウンタCeoffを
チェックして(処理405)、その計数値が、所定の有
効範囲かを判断し(判断406)、有効範囲である場合
(判断406のYes)には、エネルギー周期カウンタ
Teをインクリメントし(処理407)、有効範囲でな
い場合(判断406のNo)には、エネルギー周期カウ
ンタTeに0を代入してリセットしてから(処理40
8)、タイマ割込処理を終了する。
【0074】判断402において、有エネルギーフラグ
Feの値が1である場合(判断402のYes)は、オ
ンカウンタCeonをインクリメントしてから(処理4
09)、タイマ割込処理を終了する。
【0075】判断401において、有エネルギー状態で
ない(無エネルギー状態である)場合(判断401のN
o)は、有エネルギーフラグFeの値が0かを調べる
(判断410)。
【0076】0でなく1である場合(判断410のN
o)は、有エネルギーフラグFeを0にリセットし(処
理411)、オフカウンタCeoffに0を代入してリ
セットした上で(処理412)、オンカウンタCeon
をチェックして(処理413)、その計数値が、所定の
有効範囲かを判断し(判断414)、有効範囲である場
合(判断414のYes)には、エネルギー周期カウン
タTeをインクリメントし(処理415)、有効範囲で
ない場合(判断414のNo)には、エネルギー周期カ
ウンタTeに0を代入してリセットしてから(処理41
6)、タイマ割込処理を終了する。
【0077】判断410において、有エネルギーフラグ
Feの値が0である場合(判断410のYes)は、オ
フカウンタCeoffをインクリメントしてから(処理
417)、タイマ割込処理を終了する。
【0078】ここで、以上説明した図9及び図10に示
すエネルギー監視用のタイマ割込処理手順を、回線上に
図16(a)に示すようなビジートーン信号がある場合
について具体的に説明すると、図16(a)の信号の振
幅がある期間(周波数については関知しない)が有エネ
ルギー状態であり、信号の振幅が0の期間が無エネルギ
ー状態である。エネルギー検出部11aは、図16
(a)の信号の周波数に関わらず、有エネルギー状態を
正しく検出する。
【0079】有エネルギーフラグFeの値は、図16
(a)の信号が無エネルギー状態から有エネルギー状態
に変化するときだけ0から1に変化し、有エネルギー状
態中は1のままである。また、有エネルギーフラグFe
の値は、図16(a)の信号が有エネルギー状態から無
エネルギー状態に変化するときだけ1から0に変化し、
無エネルギー状態中は0のままである。
【0080】したがって、オンカウンタCeonは、図
16(a)の信号が無エネルギー状態から有エネルギー
状態に変化するときにリセットされて、有エネルギー状
態中に一定時間間隔で発生する割込みの回数分だけ計数
される。また、オフカウンタCeoffは、図16
(a)の信号が有エネルギー状態から無エネルギー状態
に変化するときにリセットされて、無エネルギー状態中
に一定時間間隔で発生する割込みの回数分だけ計数され
る。つまり、オンカウンタCeonの計数値は、有エネ
ルギー状態の持続時間を表し、オフカウンタCeoff
の計数値は、無エネルギー状態の持続時間を表している
ことになる。
【0081】図16(a)の信号の、ある有エネルギー
状態の期間についてのオンカウンタCeonの計数値
は、当該有エネルギー状態の期間に続く無エネルギー状
態の期間の開始時にチェックされ、ビジートーンの有エ
ネルギー状態の持続時間として有り得る所定の有効範囲
内であれば、エネルギー周期カウンタTeがインクリメ
ントされ、所定の有効範囲外であれば、エネルギー周期
カウンタTeがリセットされる。また、図16(a)の
信号の、ある無エネルギー状態の期間についてのオフカ
ウンタCeoffの計数値は、当該無エネルギー状態の
期間に続く有エネルギー状態の期間の開始時にチェック
され、ビジートーンの無エネルギー状態の持続時間とし
て有り得る所定の有効範囲内であれば、エネルギー周期
カウンタTeがインクリメントされ、所定の有効範囲外
であれば、エネルギー周期カウンタTeがリセットされ
る。
【0082】したがって、エネルギー周期カウンタTe
は、図16(a)の信号の無エネルギー状態及び有エネ
ルギー状態のそれぞれの持続時間が、それぞれ所定の有
効範囲内であれば、インクリメントされ続け、所定の有
効範囲外の持続時間の無エネルギー状態または有エネル
ギー状態が検出されるとリセットされることになる。
【0083】以上具体的に説明した動作は、図16
(a)に示すビジートーンについてのみならず、回線上
の実際のビジートーンについでも同様である。
【0084】実際、ある交換機が送出するビジートーン
の特性(周波数、有音状態及び無音状態のそれぞれ持続
時間)が、デフォルトの検出特性では検出できないよう
なものであったとしても、デフォルトの検出特性で検出
可能な範囲から大きく逸脱したものではなく、周波数、
あるいは、有音状態または無音状態の持続時間が、少し
ずれているだけで、信号の周期性は保たれていると考え
て良い。したがって、有エネルギー状態と無エネルギー
状態とが規則的に繰り返されるような信号は、規格外で
はあってもビジートーン信号として検出しても差し支え
ない。
【0085】さて、図8の留守番電話モード時の処理手
順に戻って、ビジートーン監視処理及びエネルギー監視
処理が起動されると(処理304、305)、判断30
6以降の処理を行うが、その判断306以降の処理中に
おいても、図5及び図6に示すビジートーン監視用のタ
イマ割込処理手順、並びに、図9及び図10に示すエネ
ルギー監視用のタイマ割込処理手順は、行われている。
【0086】システム制御部1は、判断306におい
て、ビジートーン周期カウンタTbの計数値が4以上に
なったか、または、エネルギー周期カウンタTeの計数
値が8以上になったかを監視する(判断306のNo、
判断307のNoループ)。
【0087】ビジートーン周期カウンタTbの計数値が
4以上になった場合(判断306のYes)、または、
エネルギー周期カウンタTeの計数値が8以上になった
場合(判断307のYes)は、処理303で開始した
伝言メッセージの録音を終了して(処理308)、回線
を解放し(処理309)、判断301に戻る。
【0088】なお、ビジートーン周期カウンタTbは、
図5及び図6に示すビジートーン監視用のタイマ割込処
理手順においてインクリメントまたはリセットされるカ
ウンタであり、ビジートーン周期カウンタTbの計数値
が4であるということは、回線上の検出対象信号が、R
OM2の各記憶領域に記憶された、フィルタ特性パラメ
ータデフォルト値、有音時間レンジデフォルト値及び無
音時間レンジデフォルト値のそれぞれに合致するもので
あり、有効範囲内の持続時間の有音状態と無音状態との
繰り返しが、2サイクル連続て安定して検出されたこと
を意味している。つまり、相手側が伝言メッセージを話
し終えて回線を切断したために、本実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置が収容された交換機から、デフォルトの
検出特性で検出できる規格内のビジートーンが回線上に
送出されていることになる。
【0089】また、エネルギー周期カウンタTeは、図
9及び図10に示すエネルギー監視用のタイマ割込処理
手順においてインクリメントまたはリセットされるカウ
ンタであり、ビジートーン周期カウンタTeの計数値が
8であるということは、回線上の検出対象信号が、所定
の有効範囲内の持続時間の有エネルギー状態と無エネル
ギー状態との繰り返しが、4サイクル連続て安定して検
出されたことを意味している。つまり、相手側が伝言メ
ッセージを話し終えて回線を切断したために、本実施の
形態に係るファクシミリ装置が収容された交換機から、
デフォルトの検出特性で検出できる規格内のビジートー
ンではないが、有エネルギー状態と無エネルギー状態と
が規則的に繰り返されるような、ビジートーン信号とし
て検出しも差し支えない、規格外のビジートーンが回線
上に送出されていることになる。
【0090】したがって、本実施の形態に係るファクシ
ミリ装置が収容された交換機から、デフォルトの検出特
性で検出できる規格内のビジートーンが送出されていれ
ば、判断306の判断結果が先ずYesとなり、ビジー
トーン信号として検出しても差し支えない規格外のビジ
ートーンが回線上に送出されていれば、判断306の判
断結果はYesとならずに、判断307の判断結果がY
esとなる。
【0091】すなわち、交換機から規格内のビジートー
ンが送出されていれば、2サイクル(ビジートーン周期
カウンタの計数値が4)の監視で、すばやく検出でき、
交換機から規格外のビジートーンが送出されていれば、
4サイクル(エネルギー周期カウンタの計数値が8)の
監視で、すばやくはないが、確実に検出できる。これに
より、伝言メッセージとしてビジートーンが延々と録音
されつづけてしまうことを確実に防ぐことができる。
【0092】さて、図8の留守番電話モード時の処理手
順において、処理305でエネルギー監視処理が起動し
て、図9及び図10に示したエネルギー監視用のタイマ
割込処理手順が行われることで、有エネルギー状態と無
エネルギー状態の規則的な繰り返しを検出できるが、単
に回線上のエネルギーの有無を検出するのみで、有エネ
ルギー状態での信号レベルについては、関知しなかっ
た。一方、実際のビジートーンは、図16(a)に示す
ように、有エネルギー状態での信号レベルがほぼ一定で
あり、例え、デフォルトの検出特性では検出できない規
格外のビジートーンであったとしても、有エネルギー状
態での信号レベルが、おおきくばらつくことはないと考
えられる。逆に、信号レベルがおおきくばらつく有エネ
ルギー状態を、規格外のビジートーンの有エネルギー状
態として検出してしまうとすると、会話音声(信号レベ
ルは一定せずばらついている)やノイズ等を、ビジート
ーンの有エネルギー状態と誤検出してしまうおそれがあ
る。
【0093】以下説明する、図11及び図12に示すエ
ネルギー監視用のタイマ割込処理手順は、図9及び図1
0に示したエネルギー監視用のタイマ割込処理手順と置
換可能で、ビジートーンの有エネルギー状態の誤検出を
防止できるものである。
【0094】図11及び図12において、システム制御
部1は、タイマ割込が発生すると、エネルギー検出部1
1aの出力を調べ、回線上に何らかの信号がのっている
有エネルギー状態である場合(判断501のYes)
は、有エネルギーフラグFeの値が1かを調べる(判断
502)。
【0095】1でなく0である場合(判断502のN
o)は、有エネルギーフラグFeを1にセットし(処理
503)、オンカウンタCeonに0を代入してリセッ
トした上で(処理504)、オフカウンタCeoffを
チェックして(処理505)、その計数値が、所定の有
効範囲かを判断し(判断506)、有効範囲である場合
(判断506のYes)には、エネルギー周期カウンタ
Teをインクリメントし(処理507)、有効範囲でな
い場合(判断506のNo)には、エネルギー周期カウ
ンタTeに0を代入してリセットしてから(処理50
8)、タイマ割込処理を終了する。
【0096】判断502において、有エネルギーフラグ
Feの値が1である場合(判断502のYes)は、エ
ネルギーレベルLeを読み出す(処理509)。具体的
には、システム制御部1は、AGC部11cが現在回線
上にある受信信号(ビジートーン)の有エネルギー期間
の信号に対して設定しているゲインの設定値を、AGC
部11cにアクセスして読出し、その読み出したゲイン
の設定値を、図2に示した記憶領域2dに予め記憶され
たAGC設定・受信信号レベル対応表と照合して、対応
する受信信号レベルを、エネルギーレベルLeとして読
み出す。なお、受信信号のレベルを、AGC部11cを
利用して間接的に読み出すのではなく、受信信号のレベ
ルを直接測定する構成としてもよいのはいうもでもな
い。
【0097】そして、その読み出したエネルギーレベル
Leが変数MAXの値よりも大きいかを判断する(判断
510)。なお、変数MAXには、エネルギー監視処理
起動時に、初期値として0が代入される。
【0098】エネルギーレベルLeが変数MAXの値よ
りも大きい場合(判断510のYes)は、変数MAX
にエネルギーレベルLeの値を代入する(処理51
1)。小さい場合(判断510のNo)は、何もしない
で判断512に移行する。
【0099】判断512では、読み出したエネルギーレ
ベルLeが変数MINの値よりも小さいかを判断する。
なお、変数MINには、エネルギー監視処理起動時に、
初期値として、エネルギーレベルLeが取り得る最大値
が代入される。
【0100】エネルギーレベルLeが変数MINの値よ
りも小さい場合(判断512のYes)は、変数MIN
にエネルギーレベルLeの値を代入する(処理51
3)。大きい場合(判断512のNo)は、何もしない
で処理514に移行する。
【0101】そして、処理514で、オンカウンタCe
onをインクリメントして、タイマ割込処理を終了す
る。
【0102】判断501において、有エネルギー状態で
ない(無エネルギー状態である)場合(判断501のN
o)は、有エネルギーフラグFeの値が0かを調べる
(判断515)。
【0103】0でなく1である場合(判断515のN
o)は、有エネルギーフラグFeを0にリセットし(処
理516)、オフカウンタCeoffに0を代入してリ
セットした上で(処理517)、オンカウンタCeon
をチェックして(処理518)、その計数値が、所定の
有効範囲かを判断し(判断519)、有効範囲である場
合(判断514のYes)には、更に、変数MAXから
変数MINを減じた値である(MAX−MIN)をチェ
ックし(処理520)、規定範囲内であれば(判断52
1のYes)、エネルギー周期カウンタTeをインクリ
メントしてから(処理522)、タイマ割込処理を終了
する。
【0104】判断519において有効範囲でない場合
(判断514のNo)、または、判断521において規
定範囲内でない場合(判断521のNo)には、エネル
ギー周期カウンTeに0を代入してリセットしてから
(処理523)、タイマ割込処理を終了する。
【0105】判断515において、有エネルギーフラグ
Feの値が0である場合(判断515のYes)は、オ
フカウンタCeoffをインクリメントしてから(処理
524)、タイマ割込処理を終了する。
【0106】ここで、以上説明した図11及び図12に
示すエネルギー監視用のタイマ割込処理手順を、回線上
に図16(a)に示すようなビジートーン信号がある場
合について具体的に説明すると、図16(a)の信号の
振幅がある期間(周波数については関知しない)が有エ
ネルギー状態であり、信号の振幅が0の期間が無エネル
ギー状態である。エネルギー検出部11bは、図16
(a)の信号の周波数に関わらず、有エネルギー状態を
正しく検出する。
【0107】有エネルギーフラグFeの値は、図16
(a)の信号が無エネルギー状態から有エネルギー状態
に変化するときだけ0から1に変化し、有エネルギー状
態中は1のままである。また、有エネルギーフラグFe
の値は、図16(a)の信号が有エネルギー状態から無
エネルギー状態に変化するときだけ1から0に変化し、
無エネルギー状態中は0のままである。
【0108】したがって、オンカウンタCeonは、図
16(a)の信号が無エネルギー状態から有エネルギー
状態に変化するときにリセットされて、有エネルギー状
態中に一定時間間隔で発生する割込みの回数分だけ計数
される。また、変数MAXには、有エネルギー状態中に
一定時間間隔で発生する割込みの度毎に読み出されるエ
ネルギーレベルLeのうちの最大レベルが順次代入され
る。また、変数MINには、有エネルギー状態中に一定
時間間隔で発生する割込みの度毎に読み出されるエネル
ギーレベルLeのうちの最小レベルが順次代入される。
また、オフカウンタCeoffは、図16(a)の信号
が有エネルギー状態から無エネルギー状態に変化すると
きにリセットされて、無エネルギー状態中に一定時間間
隔で発生する割込みの回数分だけ計数される。つまり、
オンカウンタCeonの計数値は、有エネルギー状態の
持続時間を表し、変数MAXから変数MIN減じた値
(MAX−MIN)は、有エネルギー状態における信号
レベルの変動幅を表し、オフカウンタCeoffの計数
値は、無エネルギー状態の持続時間を表していることに
なる。
【0109】図16(a)の信号の、ある有エネルギー
状態の期間についてのオンカウンタCeonの計数値
は、当該有エネルギー状態の期間に続く無エネルギー状
態の期間の開始時にチェックされ、ビジートーンの有エ
ネルギー状態の持続時間として有り得る所定の有効範囲
内であり、かつ、有エネルギー状態における信号レベル
の変動幅(MAX−MIN)が規定範囲内であれば、エ
ネルギー周期カウンタTeがインクリメントされ、所定
の有効範囲外であるか、または、所定の有効範囲内であ
っても有エネルギー状態における信号レベルの変動幅
(MAX−MIN)が規定範囲外であれば、エネルギー
周期カウンタTeがリセットされる。また、図16
(a)の信号の、ある無エネルギー状態の期間について
のオフカウンタCeoffの計数値は、当該無エネルギ
ー状態の期間に続く有エネルギー状態の期間の開始時に
チェックされ、ビジートーンの無エネルギー状態の持続
時間として有り得る所定の有効範囲内であれば、エネル
ギー周期カウンタTeがインクリメントされ、所定の有
効範囲外であれば、エネルギー周期カウンタTeがリセ
ットされる。
【0110】したがって、エネルギー周期カウンタTe
は、図16(a)の信号の無エネルギー状態の持続時間
が所定の有効範囲内であり、かつ、有エネルギー状態の
持続時間が所定の有効範囲内であって当該有エネルギー
状態における信号レベルの変動幅の規定範囲内であれ
ば、インクリメントされ続け、所定の有効範囲外の持続
時間の無エネルギー状態または有エネルギー状態が検出
されるか、信号レベルの変動幅が規定範囲外の有エネル
ギー状態が検出されるとリセットされることになる。
【0111】以上具体的に説明した動作は、図16
(a)に示すビジートーンについてのみならず、回線上
の実際のビジートーンについでも同様である。
【0112】これにより、回線上の検出対象信号の有エ
ネルギー状態における信号レベルの変動幅が、ビジート
ーンとして許容できる規定範囲内でない限り当該検出対
象信号をビジートーンとして検出しないため、ビジート
ーンの誤検出を防止できる。
【0113】さて、図8ないし図12に示した処理手順
においては、デフォルトの検出特性では検出できない規
格外のビジートーンの検出を、デフォルトの検出特性自
体は固定とし、エネルギーの有無の規則性を検出するこ
とにより行ったが、以下説明する図13及び図14に示
す処理手順は、本実施の形態に係るファクシミリ装置が
収容される交換機から実際に送出されるビジートーンの
特性に応じて、ビジートーンの検出特性を変更すること
により、確実なビジートーンの検出を行おうとするもの
である。
【0114】図13及び図14において、システム制御
部1は、自局加入者番号登録操作が起動されるのを監視
する(判断601のNoループ)。具体的には、操作部
表示部8の、自局加入者番号登録処理を起動するめため
のキーが押下されるのを監視する。
【0115】自局加入者番号登録操作が起動されると
(判断601のYes)、自局加入者番号入力処理を行
い(処理602)、操作部表示部8のテンキーから順次
入力される番号を、自局加入者番号として認識する。そ
して、入力された自局加入者番号をRAM3の自局加入
者番号記憶領域3aに記憶してから(処理603)、そ
の記憶した自局加入者番号へ自動発呼し(処理60
4)、図2に示す記憶領域2aのフィルタ特性パラメー
タデフォルト値が設定され、図7に示すように、中心周
波数f(c)の近傍のみにゲインを持つ、バンドパスフ
ィルタであるトーン検出フィルタ11bの出力を監視す
ることで、一定時間内にビジートーンを検出するかを監
視する(判断605のNo、判断606のNoルー
プ)。なお、自局加入者番号に発呼すれば、交換機から
はビジートーンが送出されているはずである。
【0116】ビジートーンが検出できた場合(判断60
5のYes)は、デフォルトのフィルタ特性で、ビジー
トーンが検出できてしまうため、何もしないで判断60
1に戻る。
【0117】一定時間内にビジートーンが検出できない
場合(判断605のNo、判断606のYes)は、デ
フォルトのフィルタ特性では、ビジートーンが検出でき
ないため、システム制御部1は、図15に示すように、
トーン検出フィルタ11bのフィルタ特性のうちの中心
周波数を、トーンが検出できるようになるまで、順次f
(1)ないしf(n)まで変更する(処理607、判断
608のNoループ)。なお、f(1)からf(n)ま
での周波数範囲の中間の周波数f(n/2)を、統計的
に見てビジートーンの周波数となる確率が最も高い周波
数(f(c):例えば400Hz)とすれば、f(1)
からf(n)までの中心周波数の振り幅を、実際のビジ
ートーンの検出のために最も有効に使用できる。また、
統計的に見てビジートーンの周波数となる確率が最も高
い周波数から順に、トーン検出フィルタ11bの中心周
波数として設定していくことで、実際のビジートーンの
周波数を迅速に検出できることが期待できる。
【0118】トーンが検出できた場合(判断608のY
es)は、トーン検出フィルタ11bの出力を監視する
ことにより、有音時間、すなわち、有音状態の持続時間
を測定する(処理609)と共に、無音時間、すなわ
ち、無音状態の持続時間を測定する(処理610)。そ
して、処理609及び処理610を規定回数繰り返し
(判断611のNoループ)。規定回数の測定が終了す
ると(判断611のYes)、トーンを検出できた中心
周波数を、RAM3の中心周波数記憶領域3cに記憶す
る(処理612)。なお、RAM3のフィルタ特性パラ
メータ記憶領域3bに記憶されるフィルタ特性パラメー
タのうちの中心周波数記憶領域3cに記憶される中心周
波数以外のパラメータとしては、ROM2の記憶領域2
aに記憶されたフィルタ特性パラメータデフォルト値が
コピーされる。
【0119】また、有音時間及び無音時間を規定回数繰
り返し測定することで得られた、有音時間レンジ及び無
音時間レンジを、それぞれRAM3の有音時間レンジ記
憶領域3d及び無音時間レンジ記憶領域3eに記憶する
(処理613)。
【0120】これにより、装置の設置場所が変わって、
自局加入者番号が変更になったりしたために、ユーザが
自局加入者番号を再登録する度に、図13及び図14に
示す処理が起動されることになる。
【0121】したがって、装置の設置場所が変わって、
収容される交換機も、元の交換機とは別のものなってし
まったかも知れない場合でも、そのような場合には、実
際に交換機から送出されるビジートーンの特性に合致す
る、最適なフィルタ特性(中心周波数)、有音時間レン
ジ及び無音時間レンジを求めることができ、以後ビジー
トーンを検出する際には、RAM3の記憶領域3bに記
憶されたフィルタ特性パラメータ(中心周波数)をトー
ン検出フィル11bに設定すると共に、記憶領域3d及
び3eにそれぞれ記憶された有音時間レンジ及び無音時
間レンジにより、正確なビジートーンの検出が行えるこ
とになる。
【0122】更に処理613の後に、ビジートーン検出
パラメータの変更内容、すなわち、ROM2に記憶され
た、フィルタ特性パラメータデフォルト値、有音時間レ
ンジデフォルト値及び無音時間レンジデフォルト値と、
RAM3に記憶されたフィルタ特性パラメータ、有音時
間レンジ及び無音時間レンジのそれぞれについての変更
内容についてのレポートを、ファクシミリ画像データと
して作成した上で(処理614)、サービスセンターに
発呼して、その作成したレポートを送信する(処理61
5)。これにより、当該サービスセンターが、本実施の
形態のファクシミリ装置ではない他のファクシミリ装置
に対してリモートアクセスし、それら他のファクシミリ
装置のビジートーン検出特性を、本実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置から送信されてきたレポートにより通知
された、ビジートーン検出特性の設定変更内容に基づい
て設定変更することができる。
【0123】なお、以上説明した処理は、自局加入者番
号に発呼して行われる処理であるため、たとえ、ビジー
トーンの検出特性を調整している間に交換機により回線
が切断されてしまって自動発呼を繰り返したとしても、
通話料金が課金されるこはない。
【0124】また、以上説明した実施の形態において
は、通信端末装置の1つであるファクシミリ装置に本発
明を適用したが、本発明はそれに限らず、回線上のビジ
ートーン信号を検出して、必要な動作を行う構成の通信
端末装置であれば、同様に適用可能なものである。
【0125】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記ビジ
ートーン検出手段は、前記持続時間計測手段により前記
回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態との規則的
な繰り返しが検出された場合は、当該検出対象信号をビ
ジートーンとして検出するため、本発明に係る通信端末
装置が収容される交換機が送出するビジートーンの特性
にばらつきがあったとしても最低限保たれていると考え
られる、ビジートーンの特徴である有音状態と無音状態
との規則的な繰り返しを検出することにより確実にビジ
ートーンを検出することが可能となり、ビジートーンが
検出されたときに必要に応じて行われる所定の動作が確
実に実行できる効果が得られる。
【0126】請求項2に係る発明によれば、前記ビジー
トーン検出手段は、前記持続時間計測手段により前記回
線上の検出対象信号の有音状態と無音状態との規則的な
繰り返しが検出され、かつ、前記変動幅測定手段により
測定された前記変動幅が所定範囲内である場合は、当該
検出対象信号をビジートーンとして検出するため、本発
明に係る通信端末装置が収容される交換機が送出するビ
ジートーンの特性にばらつきがあったとしても最低限保
たれていると考えられる、ビジートーンの特徴である有
音状態と無音状態との規則的な繰り返しを検出すること
により確実にビジートーンを検出することが可能とな
り、ビジートーンが検出されたときに必要に応じて行わ
れる所定の動作が確実に実行できる効果が得られる。ま
た、前記有音状態期間における信号レベルの変動幅が所
定範囲内でなければビジートーンとして検出しないた
め、前記有音状態期間における信号レベルがほぼ一定の
はずのビジートーンのみを確実に検出でき、前記有音状
態期間における信号レベルが変動する会話音声等をビジ
ートーンとして誤検出してしまうことがないため、ビジ
ートーンの検出精度を高めることができる利点がある。
【0127】請求項3に係る発明によれば、回線上の検
出対象信号が所定のビジートーン検出特性に合致した場
合に当該検出対象信号をビジートーンとして検出する前
記ビジートーン検出手段は、前記回線上の検出対象信号
が前記所定のビジートーン検出特性に合致しない場合で
も、前記持続時間計測手段により前記回線上の検出対象
信号の有音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出
された場合は、当該検出対象信号をビジートーンとして
検出するため、本発明に係る通信端末装置が収容される
交換機が送出するビジートーンが所定の規格内のビジー
トーンであれば、前記所定のビジートーン検出特性によ
り素早く検出できる。また、規格外のビジートーンであ
ったとしても、本発明に係る通信端末装置が収容される
交換機が送出するビジートーンの特性にばらつきがあっ
たとしても最低限保たれていると考えられる、ビジート
ーンの特徴である有音状態と無音状態との規則的な繰り
返しを検出することにより確実にビジートーンを検出す
ることが可能となり、ビジートーンが検出されたときに
必要に応じて行われる所定の動作が確実に実行できる効
果が得られる。
【0128】請求項4に係る発明によれば、回線上の検
出対象信号が所定のビジートーン検出特性に合致した場
合に当該検出対象信号をビジートーンとして検出する前
記ビジートーン検出手段は、前記回線上の検出対象信号
が前記所定のビジートーン検出特性に合致しない場合で
も、前記持続時間計測手段により前記回線上の検出対象
信号の有音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出
され、かつ、前記変動幅測定手段により測定された前記
変動幅が所定範囲内である場合は、当該検出対象信号を
ビジートーンとして検出するため、本発明に係る通信端
末装置が収容される交換機が送出するビジートーンが所
定の規格内のビジートーンであれば、前記所定のビジー
トーン検出特性により素早く検出できる。また、規格外
のビジートーンであったとしても、本発明に係る通信端
末装置が収容される交換機が送出するビジートーンの特
性にばらつきがあったとしても最低限保たれていると考
えられる、ビジートーンの特徴である有音状態と無音状
態との規則的な繰り返しを検出することにより確実にビ
ジートーンを検出することが可能となり、ビジートーン
が検出されたときに必要に応じて行われる所定の動作が
確実に実行できる効果が得られる。また、前記有音状態
期間における信号レベルの変動幅が所定範囲内でなけれ
ばビジートーンとして検出しないため、前記有音状態期
間における信号レベルがほぼ一定のはずのビジートーン
のみを確実に検出でき、前記有音状態期間における信号
レベルが変動する会話音声等をビジートーンとして誤検
出してしまうことがないため、ビジートーンの検出精度
を高めることができる利点がある。
【0129】請求項5に係る発明によれば、本発明に係
る通信端末装置の設置場所が変更されたことにより収容
される交換機がおそらく変更になり、自局加入者番号も
変更になったために、ユーザが変更後の自局加入者番号
を入力した場合には、前記ビジートーン検出手段のビジ
ートーンの検出特性が、実際に本発明に係る通信端末装
置が収容される交換機から送出されるビジートーンの検
出に最適な特性に自動設定されることになる。したがっ
て、確実にビジートーンを検出することが可能となり、
ビジートーンが検出されたときに必要に応じて行われる
所定の動作が確実に実行できる効果が得られる。
【0130】請求項6に係る発明によれば、請求項5記
載の通信端末装置において、前記検出特性設定手段が前
記ビジートーン検出手段の前記所定のビジートーン検出
特性を設定変更した場合は、その設定変更内容を、所定
の宛先に発呼して通知する変更内容通知手段を備えたた
め、本発明に係る通信端末装置が所定の規格外のビジー
トーンを送出する交換機に接続されいる状況を、前記所
定の宛先としてのサービスセンターに通知できる。した
がって、当該サービスセンターが、請求項5記載の構成
を備えない他の通信端末装置に対してリモートアクセス
し、それら他の通信端末装置のビジートーン検出特性
を、前記通知された前記ビジートーン検出手段のビジー
トーン検出特性の設定変更内容に基づいて設定変更する
ことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ROM内に確保される記憶領域を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
RAM内に確保される記憶領域を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける原稿画像送信時の処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おけるビジートーン監視用のタイマ割込処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】図5と共に、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置におけるビジートーン監視用のタイマ割込処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】トーン検出フィルタ特性の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける留守番電話モード時の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おけるエネルギー監視用のタイマ割込処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】図9と共に、本発明の実施の形態に係るファ
クシミリ装置におけるエネルギー監視用のタイマ割込処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
におけるエネルギー監視用の、図9及び図10に示すも
のとは別のタイマ割込処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】図11と共に、本発明の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置におけるエネルギー監視用の、図9及び
図10に示すものとは別のタイマ割込処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における待機状態時の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図14】図13と共に、本発明の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置における待機状態時の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図15】各中心周波数毎のトーン検出フィルタ特性の
一例を示す図である。
【図16】ビジートーン信号と、そのビジートーン信号
を構成する被変調波と変調信号波とを示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 ROM 2a フィルタ特性パラメータデフォルト値記憶領域 2b 有音時間レンジデフォルト値記憶領域 2c 無音時間レンジデフォルト値記憶領域 2d AGC設定・受信信号レベル対応表記憶領域 3 RAM 3a 自局加入者番号記憶領域 3b フィルタ特性パラメータ記憶領域 3c 中心周波数記憶領域 3d 有音時間レンジ記憶領域 3e 無音時間レンジ記憶領域 4 音声メモリ 5 時計回路 6 スキャナ 6a 原稿センサ 7 プロッタ 8 操作部表示部 9 画像メモリ 10 符号化復号化部 11 モデム部 11a エネルギ検出部 11b トーン検出フィルタ 11c AGG部 12 網制御部 13 併設電話器 14 スピーカ 15 システムバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビジートーン検出手段により回線上の検
    出対象信号がビジートーンとして検出されたときに必要
    に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、 前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそ
    れぞれの持続時間を計測する持続時間計測手段を備え、
    前記ビジートーン検出手段は、前記持続時間計測手段に
    より前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態と
    の規則的な繰り返しが検出された場合は、当該検出対象
    信号をビジートーンとして検出することを特徴とする通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】 ビジートーン検出手段により回線上の検
    出対象信号がビジートーンとして検出されたときに必要
    に応じて所定の動作を行う通信端末装置において、 前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそ
    れぞれの持続時間を計測する持続時間計測手段と、前記
    回線上の検出対象信号の有音状態期間における信号レベ
    ルの変動幅を測定する変動幅測定手段とを備え、前記ビ
    ジートーン検出手段は、前記持続時間計測手段により前
    記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態との規則
    的な繰り返しが検出され、かつ、前記変動幅測定手段に
    より測定された前記変動幅が所定範囲内である場合は、
    当該検出対象信号をビジートーンとして検出することを
    特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 回線上の検出対象信号が所定のビジート
    ーン検出特性に合致した場合に当該検出対象信号をビジ
    ートーンとして検出するビジートーン検出手段を備え、
    そのビジートーン検出手段により回線上にビシートーン
    が検出されたときに必要に応じて所定の動作を行う通信
    端末装置において、 前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそ
    れぞれの持続時間を計測する持続時間計測手段を備え、
    前記ビジートーン検出手段は、前記回線上の検出対象信
    号が前記所定のビジートーン検出特性に合致しない場合
    でも、前記持続時間計測手段により前記回線上の検出対
    象信号の有音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検
    出された場合は、当該検出対象信号をビジートーンとし
    て検出することを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 回線上の検出対象信号が所定のビジート
    ーン検出特性に合致した場合に当該検出対象信号をビジ
    ートーンとして検出するビジートーン検出手段を備え、
    そのビジートーン検出手段により回線上にビシートーン
    が検出されたときに必要に応じて所定の動作を行う通信
    端末装置において、 前記回線上の検出対象信号の有音状態と無音状態とのそ
    れぞれの持続時間を計測する持続時間計測手段と、前記
    回線上の検出対象信号の有音状態期間における信号レベ
    ルの変動幅を測定する変動幅測定手段とを備え、前記ビ
    ジートーン検出手段は、前記回線上の検出対象信号が前
    記所定のビジートーン検出特性に合致しない場合でも、
    前記持続時間計測手段により前記回線上の検出対象信号
    の有音状態と無音状態との規則的な繰り返しが検出さ
    れ、かつ、前記変動幅測定手段により測定された前記変
    動幅が所定範囲内である場合は、当該検出対象信号をビ
    ジートーンとして検出することを特徴とする通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 回線上の検出対象信号が所定のビジート
    ーン検出特性に合致した場合に当該検出対象信号をビジ
    ートーンとして検出するビジートーン検出手段を備え、
    そのビジートーン検出手段により回線上にビシートーン
    が検出されたときに必要に応じて所定の動作を行う通信
    端末装置において、 自局加入者番号を記憶する自局番号記憶手段と、入力さ
    れた自局加入者番号を前記自局番号記憶手段に記憶する
    自局番号登録手段と、その自局番号登録手段により前記
    自局加入者番号が前記自局番号記憶手段に記憶されたと
    きに、当該自局加入者番号に発呼して前記回線上にビジ
    ートーンを発生させるビジートーン起動手段と、前記ビ
    ジートーン起動手段により前記回線上に発生させられた
    実際のビジートーンが、前記所定のビジートーン検出特
    性に合致したビジートーンとして前記ビジートーン検出
    手段により検出された場合は、前記所定のビジートーン
    検出特性を維持する一方、検出されない場合は、前記ビ
    ジートーン検出手段の所定のビジートーン検出特性を前
    記回線上の実際のビジートーンが検出できるまで順次変
    更し、前記ビジートーン検出手段が前記回線上の実際の
    ビジートーンを検出できたビジートーン検出特性を、新
    たに前記所定のビジートーン検出特性として設定する検
    出特性設定手段とを備えたことを特徴とする通信端末装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検出特性設定手段が前記ビジートー
    ン検出手段の前記所定のビジートーン検出特性を設定変
    更した場合は、その設定変更内容を、所定の宛先に発呼
    して通知する変更内容通知手段を更に備えたことを特徴
    とする請求項5記載の通信端末装置。
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