JPH10270580A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10270580A
JPH10270580A JP9068587A JP6858797A JPH10270580A JP H10270580 A JPH10270580 A JP H10270580A JP 9068587 A JP9068587 A JP 9068587A JP 6858797 A JP6858797 A JP 6858797A JP H10270580 A JPH10270580 A JP H10270580A
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layer
type
electrode
epitaxial layer
opening
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JP9068587A
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Yoichi Ejiri
洋一 江尻
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、縦型バイポーラトランジスタと同
一基板上に形成するのに適した構造を有する電界効果ト
ランジスタの製造方法及びこの電界効果トランジスタと
縦型バイポーラトランジスタとを同一半導体基板上に構
成する製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 n型エピタキシャル層13上に開口部1
9を形成する際、n型エピタキシャル層13及び周囲の
フィールドSiO2 膜16を覆うp+ 型ポリシリコン層
17を分断してソース/ドレイン引出し電極17a、1
7bを形成し、開口部19内の露出面を酸化してゲート
酸化膜20、分離用酸化膜21a、21bを形成し、ゲ
ート酸化膜20上にn+ 型ポリシリコン層からなるゲー
ト下層電極22aを形成すると共に、ソース/ドレイン
引出し電極17a、17bからp型不純物を拡散させて
p型ソース/ドレイン領域23a、23bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に係り、特に縦型バイポーラトランジスタの構造と類
似する構造をもつ電界効果トランジスタの製造方法及び
この電界効果トランジスタと縦型バイポーラトランジス
タとを同一半導体基板上に構成する製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ(Bipolar )トランジスタ
は、アナログ用途から高速の論理回路素子領域まで、非
常に広い範囲の用途に適した素子として用いられてい
る。反面、バイポーラトランジスタは消費電力が大きい
ため、集積できる素子数には限界があった。このため、
バイポーラトランジスタと同一基板上に、多くの他の機
能を有する素子を形成することにより、回路構成上の自
由度が増大し、更に用途も拡大することが期待された。
【0003】特に、縦型バイポーラトランジスタとCM
OS(Complementary Metal OxideSemiconductor )ト
ランジスタとを同一基板に形成したBiCMOSは、バ
イポーラトの高速性とCMOSの高集積性、低消費電力
性とを合わせもつことから、多くの例が提案され、実用
化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなB
iMOSを実現する場合、縦方向デバイスであるバイポ
ーラトランジスタと横方向デバイスであるMOSトラン
ジスタとを同一基板上に作製しなければならないため、
互いの製造工程の共通化を図ってはいるものの、多くの
プロセスステップの追加により製造コストが増加すると
いう問題があり、またこの製造コストと素子特性とはト
レードオフ(trade off )の関係になることが一般的で
あった。
【0005】また、バイポーラトランジスタは、そのf
T (遮断周波数)特性向上のため、エミッタを形成する
際に、浅い接合形成と電極の信頼性向上を兼ねて、ポリ
シリコン層から不純物を導入する方法が採用されてい
る。このために、超高速バイポーラトランジスタにおい
ては、エミッタ引出し電極及びベース引出し電極に、エ
ミッタ領域及びベース領域を形成するための不純物拡散
源ともなるポリシリコン層を用いる、いわゆる2層ポリ
シリコン(Double Poly Si)構造が提案されている。従
って、縦型バイポーラトランジスタ、特に2層ポリシリ
コン構造のバイポーラトランジスタと同一基板上に形成
する際に、最小限の工程の追加で済む構造のMOSトラ
ンジスタの製造方法の開発が要請されていた。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、縦型バイポーラトランジスタと同一基
板上に形成するのに適した構造を有するMOSトランジ
スタの製造方法及びこの電界効果トランジスタと縦型バ
イポーラトランジスタとを同一半導体基板上に構成する
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体装置の製造方法によって解決される。即
ち、請求項1に係る半導体装置の製造方法は、半導体基
板上に第1導電型のエピタキシャル層を成長させる第1
の工程と、基体全面にフィールド絶縁膜を形成し、エピ
タキシャル層上のフィールド絶縁膜を選択的に除去して
第1の開口部を形成し、第1の開口部及びその周囲のフ
ィールド絶縁膜を覆う第2導電型の導電体層を形成し、
導電体層上に絶縁膜を形成する第2の工程と、第1の開
口部におけるエピタキシャル層上の絶縁膜及び導電体層
を選択的に除去して、第2の開口部を形成すると共に、
導電体層を分断してそれぞれの一端がエピタキシャル層
に接しているソース引出し電極及びドレイン引出し電極
をそれぞれ形成する第3の工程と、第2の開口部内に露
出したエピタキシャル層表面並びにソース引出し電極側
面及びドレイン引出し電極側面を酸化して、ゲート酸化
膜並びに第1及び第2の酸化膜をそれぞれ形成する第4
の工程と、ゲート酸化膜上にゲート電極を形成する第5
の工程と、ソース引出し電極及びドレイン引出し電極か
ら第2導電型の不純物を拡散して、ゲート酸化膜両端の
エピタキシャル層表面にソース領域及びドレイン領域を
それぞれ形成する第6の工程とを含むことを特徴とす
る。
【0008】このように請求項1に係る半導体装置の製
造方法によれば、第2の開口部内に露出しているエピタ
キシャル層表面並びにソース引出し電極側面及びドレイ
ン引出し電極側面を酸化して、ゲート酸化膜並びに第1
及び第2の酸化膜をそれぞれ形成した後、第2導電型の
導電体層からなるソース引出し電極及びドレイン引出し
電極から第2導電型の不純物を拡散させて、ゲート酸化
膜に対して自己整合的にソース領域及びドレイン領域を
それぞれ形成しているため、従来のポリシリコン層から
なるゲート電極をマスクとする不純物イオンの注入によ
りソース領域及びドレイン領域をそれぞれ形成する方法
と比較すると、イオン注入工程によりゲート酸化膜がダ
メージを受けることが回避される。また、同様に、ゲー
ト酸化膜直下のチャネル領域においてもイオン注入工程
によるダメージによりその結晶性が破損されることが回
避される。従って、電界効果トランジスタの素子特性及
び信頼性が向上する。
【0009】また、ゲート酸化膜の幅は第2の開口部の
幅に規定され、ゲート酸化膜下へのソース領域及びp型
ドレイン領域のはみだしはソース引出し電極及びドレイ
ン引出し電極からの不純物拡散の拡散長に規定されるた
め、第2の開口部のマスク寸法とソース引出し電極及び
ドレイン引出し電極からの不純物の拡散条件を高精度に
制御することにより、ゲート長を高精度に微細化するこ
とが可能になる。従って、電界効果トランジスタの高密
度化及び高集積化が実現されると共に、チップ面積の縮
小化によるチップのコストダウンも実現される。また、
上記請求項1に係る半導体装置の製造方法において、前
記導電体層がポリシリコン層であること、或いはまた、
WSiX (タングステンシリサイド)に代表されるシリ
コンと高融点金属との合金層であることが好適である。
【0010】また、請求項4に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に第1導電型のエピタキシャル層を
成長させ、エピタキシャル層を電界効果トランジスタ領
域の第1のエピタキシャル層とバイポーラトランジスタ
領域の第2のエピタキシャル層とに分離する第1の工程
と、基体全面にフィールド絶縁膜を形成し、第1及び第
2のエピタキシャル層上のフィールド絶縁膜を選択的に
除去して第1及び第2の開口部をそれぞれ形成し、第1
及び第2の開口部及びそれらの周囲のフィールド絶縁膜
を覆う第2導電型の第1及び第2の導電体層をそれぞれ
形成し、第1及び第2の導電体層上に絶縁膜を形成する
第2の工程と、第1の開口部における第1のエピタキシ
ャル層上の絶縁膜及び第1の導電体層を選択的に除去し
て、第3の開口部を形成すると共に、第1の導電体層を
分断してそれぞれの一端が第1のエピタキシャル層に接
しているソース引出し電極及びドレイン引出し電極を形
成する第3の工程と、第3の開口部内に露出した第1の
エピタキシャル層表面並びにソース引出し電極側面及び
ドレイン引出し電極側面を酸化して、ゲート酸化膜並び
に第1及び第2の酸化膜をそれぞれ形成し、基体全面に
第1導電型の第3の導電体層を堆積する第4の工程と、
第2の開口部における第2のエピタキシャル層上の第3
の導電体層、絶縁膜、及び第1の導電体層を選択的に除
去して、第4の開口部を形成すると共に、一端が第2の
エピタキシャル層に接している第2の導電体層からなる
ベース引出し電極を形成する第5の工程と、第4の開口
部内に露出した第2のエピタキシャル層表面に第2導電
型の不純物を添加して真性ベース領域を形成した後、第
4の開口部側壁にサイドウォールスペーサを形成する第
6の工程と、基体全面に第1導電型の第4の導電体層を
形成し、第4の導電体層から第1導電型の不純物を拡散
して真性ベース領域表面にエミッタ領域を形成すると共
に、ソース引出し電極及びドレイン引出し電極から第2
導電型の不純物を拡散してゲート酸化膜両端の第1のエ
ピタキシャル層表面にソース領域及びドレイン領域をそ
れぞれ形成し、ベース引出し電極から第2導電型の不純
物を拡散して真性ベース領域に接するグラフトベース領
域を第2のエピタキシャル層表面に形成する第7の工程
と、第4の導電体層及び第3の導電体層をパターニング
して、ゲート酸化膜上にゲート下層電極を、エミッタ領
域上にエミッタ引出し電極を、それぞれ形成する第8の
工程と、ソース引出し電極上及びドレイン引出し電極上
の絶縁膜並びに第2のエピタキシャル層上の絶縁膜及び
フィールド絶縁膜を選択的に除去して第5乃至第7の開
口部をそれぞれ形成し、ソース引出し電極上に第5の開
口部を介してソース電極を、ドレイン引出し電極上に第
6の開口部を介してドレイン電極を、第2のエピタキシ
ャル層上に第7の開口部を介してコレクタ電極を、それ
ぞれ形成すると共に、ゲート下層電極上にゲート電極
を、エミッタ引出し電極上にエミッタ電極を、それぞれ
形成する第9の工程とを含むことを特徴とする。
【0011】このように請求項4に係る半導体装置の製
造方法においては、電界効果トランジスタ領域の第1の
エピタキシャル層上の第1の開口部及びその周囲のフィ
ールド絶縁膜を覆う第2導電型の第1の導電体層とバイ
ポーラトランジスタ領域の第2のエピタキシャル層上の
第2の開口部及びその周囲のフィールド絶縁膜を覆う第
2導電型の第2の導電体層とをそれぞれ同時に形成した
後、第1のエピタキシャル層上に第3の開口部を形成す
る際に、第1の導電体層からなる電界効果トランジスタ
のソース引出し電極及びドレイン引出し電極を形成する
と共に、第2のエピタキシャル層上に第4の開口部を形
成する際に、第2の導電体層からなるバイポーラトラン
ジスタのベース引出し電極を形成している工程や、電界
効果トランジスタのソース引出し電極及びドレイン引出
し電極から第2導電型の不純物を拡散させて第1のエピ
タキシャル層表面にソース領域及びドレイン領域をそれ
ぞれ形成すると同時に、第4の導電体層から第1導電型
の不純物を拡散させてバイポーラトランジスタの真性ベ
ース領域表面にエミッタ領域を、バイポーラトランジス
タのベース引出し電極から第2導電型の不純物を拡散さ
せて真性ベース領域に隣接するグラフトベース領域をそ
れぞれ形成している工程など、電界効果トランジスタの
製造工程と2層ポリシリコン構造の縦型バイポーラトラ
ンジスタの製造工程の多くを共通化していることによ
り、2層ポリシリコン構造の縦型バイポーラトランジス
タを作製する際に、その製造工程に数工程を追加するの
みで、この縦型バイポーラトランジスタの素子特性を劣
化させることなく、同一基板上に上記請求項1に係る電
界効果トランジスタが容易に作製される。従って、2層
ポリシリコン構造の縦型バイポーラトランジスタと高密
度化、高集積化された高性能、高信頼性の電界効果トラ
ンジスタとを同一基板上に作製する際に、工程数の大幅
な増加が抑制され、低コスト化が実現される。
【0012】また、上記請求項4に係る半導体装置の製
造方法において、前記第1及び第2の導電体層が、ポリ
シリコン層であること、或いはまたWSiX に代表され
るシリコンと高融点金属との合金層であることが好適で
ある。
【0013】また、請求項7に係る半導体装置の製造方
法は、上記請求項4に係る半導体装置の製造方法におい
て、前記第6の工程の代わりに、第4の開口部内に露出
した第2のエピタキシャル層上に第2導電型の真性ベー
ス領域をエピタキシャル成長させた後、第4の開口部側
壁にサイドウォールスペーサを形成する第6の工程を含
むことを特徴とする。
【0014】このように請求項7に係る半導体装置の製
造方法においては、バイポーラトランジスタ領域の第4
の開口部内に露出した第2のエピタキシャル層表面に例
えばイオン注入法を用いて不純物を添加して真性ベース
領域を形成する代わりに、第4の開口部内に露出した第
2のエピタキシャル層上に例えば選択エピタキシャル技
術を用いて真性ベース領域を成長させることにより、電
界効果トランジスタのゲート酸化膜がイオン注入工程に
よりダメージを受けることが回避されるため、バイポー
ラトランジスタと同一基板上に作製される電界効果トラ
ンジスタの素子特性及び信頼性が上記請求項4に係る場
合以上に向上する。
【0015】また、上記請求項4に係る半導体装置の製
造方法と同様に、後に電界効果トランジスタのソース引
出し電極及びドレイン引出し電極となる第2導電型の第
1の導電体層と後にバイポーラトランジスタのベース引
出し電極となる第2導電型の第2の導電体層とをそれぞ
れ同時に形成している工程や、導電体層等からの不純物
拡散により、電界効果トランジスタのソース領域及びド
レイン領域をそれぞれ形成すると同時に、バイポーラト
ランジスタのエミッタ領域及びグラフトベース領域をそ
れぞれ形成している工程など、両トランジスタの製造工
程の多くを共通化していることにより、2層ポリシリコ
ン構造の縦型バイポーラトランジスタの製造工程に数工
程を追加するのみで、この縦型バイポーラトランジスタ
の素子特性を劣化させることなく、同一基板上に高密度
化、高集積化された高性能、高信頼性の電界効果トラン
ジスタが容易に作製されるため、工程数の大幅な増加が
抑制されて、チップのコストダウンによる低コスト化が
実現される。
【0016】また、上記請求項7に係る半導体装置の製
造方法において、前記真性ベース領域がシリコン層から
なること、或いはまたSi1-X GeX (シリコン−ゲル
マニウム)層からなり、第2のエピタキシャル層とヘテ
ロ接合をなしていることが好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1〜図8はそれぞれ本発明の第1
の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するため
の工程断面図である。先ず、p型Si基板11上にn+
型埋め込み層12を形成した後、エピタキシャル成長法
を用いて、これらp型Si基板11及びn+ 型埋め込み
層12上に、抵抗0.3〜5.0Ωcm程度、厚さ0.
5〜2.5μm程度のn型エピタキシャル層13を成長
させる(図1参照)。
【0018】次いで、LOCOS(Local Oxidation of
Silicon;選択酸化)法を用いて、素子分離領域のn型
エピタキシャル層13表面にLOCOS膜14を形成し
て、MOSトランジスタのアクティブ領域をなすn型エ
ピタキシャル層13の分離を行う。
【0019】続いて、基体表面の平滑化を行い、LOC
OS膜14下のn型エピタキシャル層13界面にp型チ
ャネルストッパ拡散層15を形成する。そして例えばC
VD(Chemical Vapor Deposition )法を用いて、基体
全面に厚さ50〜200nm程度のSiO2 膜からなる
フィールド酸化膜16を堆積する(図2参照)。
【0020】次いで、フィールド酸化膜16を選択的に
エッチング除去して、LOCOS膜14に囲まれたアク
ティブ領域のn型エピタキシャル層13上に開口部を形
成する。そして、基体全面に厚さ80〜250nm程度
のポリシリコン層を堆積した後、このポリシリコン層全
面に例えばB+ 又はBF2 + をイオン注入してp+ 型ポ
リシリコン層17とする。続いて、フォトリソグラフィ
技術及びドライエッチング法を用いてこのp+ 型ポリシ
リコン層17を加工し、開口部内のn型エピタキシャル
層13及び開口部周囲のフィールド酸化膜16を覆う形
状のp+ 型ポリシリコン層17を形成する(図3参
照)。
【0021】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に厚さ200〜500nm程度のSiO2 膜からなる
層間絶縁膜18を堆積する。続いて、フォトリソグラフ
ィ技術及びドライエッチング法を用いて、層間絶縁膜1
8及びp+ 型ポリシリコン層17を選択的にエッチング
除去し、アクティブ領域のn型エピタキシャル層13上
に開口部19を形成する。このとき、p+ 型ポリシリコ
ン層17はこの開口部19によって2つに分断され、そ
れぞれの一端がn型エピタキシャル層13に接している
ソース引出し電極17a及びドレイン引出し電極17b
となる(図4参照)。
【0022】次いで、例えば温度900℃のO2 (酸
素)雰囲気中において、開口部19内に露出しているn
型エピタキシャル層13表面、ソース引出し電極17a
側面、及び前記ドレイン引出し電極17b側面の酸化を
行う。こうして、n型エピタキシャル層13上に厚さ5
〜30nm程度のゲート酸化膜20を形成すると共に、
ソース引出し電極17a側面及び前記ドレイン引出し電
極17b側面に分離用酸化膜21a、21bをそれぞれ
形成する。なお、これらの分離用酸化膜21a、21b
は、後の工程においてゲート酸化膜20上にゲート下層
電極を形成する際に、このゲート下層電極とソース引出
し電極17a及び前記ドレイン引出し電極17bとを絶
縁分離するためのものである(図5参照)。
【0023】次いで、基体全面に、例えばP(燐)やA
s(砒素)などのn型不純物を含有するn+ 型ポリシリ
コン層を堆積する。なお、このn+ 型ポリシリコン層2
2の代わりに、n+ 型アモルフアスシリコン層を堆積し
てもよい(図6参照)。次いで、このn+ 型ポリシリコ
ン層22を所定の形状にパターニングして、開口部19
内のゲート酸化膜20上にn+ 型ポリシリコン層からな
るゲート下層電極22aを形成する。
【0024】また一方、ソース引出し電極17a及びド
レイン引出し電極17bからはp型不純物を拡散させ
て、ゲート酸化膜20両端部のn型エピタキシャル層1
3表面にp型ソース領域23a及びp型ドレイン領域2
3bをそれぞれ形成する。そして、p型ソース領域23
a及びp型ドレイン領域23b間に挟まれたゲート酸化
膜20直下のn型エピタキシャル層13表面がMOSト
ランジスタのチャネル領域24になる。また、前述した
ように、ソース引出し電極17a及びドレイン引出し電
極17bとゲート下層電極22aとは、その間に介在す
る分離用酸化膜21a、21b等によって絶縁分離され
ている(図7参照)。
【0025】次いで、層間絶縁膜18を選択的に除去し
て、ソース引出し電極17a上及びドレイン引出し電極
17b上にそれぞれ開口部を形成する。そして、例えば
スパッタ(Sputter )法を用いて、基体全面にバリアメ
タル層及びAl合金層を順に堆積した後、フォトリソグ
ラフィ技術及びRIE(Reactive Ion Etching)法を用
いて、これらAl合金層及びバリアメタル層を加工し
て、ソース引出し電極17a上にソース電極25aを、
ドレイン引出し電極17b上にドレイン電極25bを、
ゲート下層電極22a上にゲート電極25cをそれぞれ
形成する(図8参照)。このようにして、2層ポリシリ
コン構造の縦型npnバイポーラトランジスタの構造と
類似する構造をもつpチャンネル型MOSトランジスタ
を作製する。
【0026】以上のように本実施形態によれば、開口部
19内に露出しているn型エピタキシャル層13表面、
ソース引出し電極17a側面、及び前記ドレイン引出し
電極17b側面の酸化して、ゲート酸化膜20及び分離
用酸化膜21a、21bをそれぞれ形成した後、このゲ
ート酸化膜20上にn+ 型ポリシリコン層からなるゲー
ト下層電極22aを形成すると共に、p+ 型ポリシリコ
ン層からなるソース引出し電極17a及びドレイン引出
し電極17bからp型不純物を拡散させて、ゲート酸化
膜20に対して自己整合的にp型ソース領域23a及び
p型ドレイン領域23bをそれぞれ形成している。
【0027】このため、従来のポリシリコン層からなる
ゲート電極を形成した後、このゲート電極をマスクとす
る不純物イオンの注入によりソース領域及びドレイン領
域をそれぞれ形成する方法と比較すると、イオン注入工
程によりゲート酸化膜がダメージを受けることを回避す
ることが可能になる。同様に、ゲート酸化膜20直下の
チャネル領域24もイオン注入工程によるダメージによ
りその結晶性が破損されることを回避することが可能に
なる。従って、MOSトランジスタの素子特性及び信頼
性の向上を実現することができる。
【0028】また、ゲート酸化膜20の幅は開口部19
の幅に規定され、ゲート酸化膜20下へのp型ソース領
域23a及びp型ドレイン領域23bのはみだしはソー
ス引出し電極17a及びドレイン引出し電極17bから
のp型不純物の拡散長に規定されるため、開口部19の
マスク寸法の精度を高くすると共に、ソース引出し電極
17a及びドレイン引出し電極17bからのp型不純物
の拡散条件、例えばソース引出し電極17a及びドレイ
ン引出し電極17b中のp型不純物濃度や拡散温度等を
高精度に制御することにより、ゲート長を高精度に微細
化することが可能になる。従って、MOSトランジスタ
の高密度化及び高集積化を実現することができると共
に、チップ面積の縮小化によるチップのコストダウンも
実現することができる。
【0029】更に、本実施形態に係るpチャンネル型M
OSトランジスタの製造方法は、同一基板上に2層ポリ
シリコン構造の縦型npnバイポーラトランジスタを作
製する場合に適しているが、この点については、次の第
2及び第3の実施形態において詳述する。
【0030】(第2の実施形態)図9〜図16はそれぞ
れ本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法
を説明するための工程断面図である。先ず、p型Si基
板11上にn+ 型埋め込み層112、212をそれぞれ
形成した後、エピタキシャル成長法を用いて、p型Si
基板11及びn+ 型埋め込み層112、212上に抵抗
0.3〜5.0Ωcm程度、厚さ0.5〜2.5μm程
度のn型エピタキシャル層を成長させる。
【0031】続いて、LOCOS法を用いて、素子分離
領域のn型エピタキシャル層表面にLOCOS膜14を
形成し、MOSトランジスタのアクティブ領域をなすn
型エピタキシャル層113とバイポーラトランジスタの
アクティブ領域をなすn型エピタキシャル層213とに
分離した後、このn型エピタキシャル層213にn型不
純物を選択的に添加して、n+ 型埋め込み層212に接
続するn+ 型コレクタ引出し領域26を形成する。更
に、基体表面の平滑化を行うと共に、LOCOS膜14
下のn型エピタキシャル層113、213界面にp型チ
ャネルストッパ拡散層15を形成する。そして例えばC
VD法を用いて、基体全面に厚さ50〜200nm程度
のフィールド酸化膜16を堆積する。
【0032】続いて、フィールド酸化膜16を選択的に
エッチング除去して、MOSトランジスタのアクティブ
領域のn型エピタキシャル層113及びバイポーラトラ
ンジスタのアクティブ領域のn型エピタキシャル層21
3上にそれぞれ第1及び第2の開口部を形成する。そし
て、基体全面に厚さ80〜250nm程度のポリシリコ
ン層を堆積し、このポリシリコン層全面に例えばB+
はBF2 + をイオン注入してp+ 型ポリシリコン層とし
た後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング法
を用いてこのp+ 型ポリシリコン層を加工し、第1の開
口部内のn型エピタキシャル層113及び第1の開口部
周囲のフィールド酸化膜16を覆う形状のp+ 型ポリシ
リコン層117と第2の開口部内のn型エピタキシャル
層213及び第2の開口部周囲のフィールド酸化膜16
を覆う形状のp+ 型ポリシリコン層217とを形成する
(図9参照)。
【0033】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に厚さ200〜500nm程度のSiO2 膜からなる
層間絶縁膜18を堆積する。そして、フォトリソグラフ
ィ技術及びドライエッチング法を用いて、層間絶縁膜1
8及びp+ 型ポリシリコン層117を選択的にエッチン
グ除去して、MOSトランジスタのアクティブ領域のn
型エピタキシャル層113上に開口部19を形成する。
このとき、p+ 型ポリシリコン層117はこの開口部1
9によって2つに分断され、それぞれの一端がn型エピ
タキシャル層113に接しているソース引出し電極11
7a及びドレイン引出し電極117bとなる。
【0034】続いて、例えば温度900℃のO2 雰囲気
中において、開口部19内に露出しているn型エピタキ
シャル層113表面、ソース引出し電極117a側面、
及び前記ドレイン引出し電極117b側面の酸化を行
い、n型エピタキシャル層113上に厚さ5〜30nm
程度のゲート酸化膜20を、ソース引出し電極117a
側面及び前記ドレイン引出し電極117b側面に分離用
酸化膜21a、21bをそれぞれ形成する(図10参
照)。
【0035】次いで、基体全面にn+ 型ポリシリコン層
22を形成する。なお、このn+ 型ポリシリコン層22
の形成は、上記第1の実施形態において述べたように、
n型不純物を含有するn+ 型ポリシリコン層を直接に堆
積する方法を用いてもよいし、n+ 型ポリシリコン層の
代わりに、n+ 型アモルフアスシリコン層を用いてもよ
い。或いはまた、不純物を含有しないピュア(Pure)な
ポリシリコン層又はアモルフアスシリコン層を堆積した
後、n型不純物をイオン注入し、更に熱処理により活性
化する方法を用いてもよい(図11参照)。
【0036】次いで、フォトリソグラフィ技術及びドラ
イエッチング法を用いて、n+ 型ポリシリコン層22、
層間絶縁膜18、及びp+ 型ポリシリコン層217を選
択的にエッチング除去して、バイポーラトランジスタの
アクティブ領域のn型エピタキシャル層213上に開口
部27を形成する。このとき、p+ 型ポリシリコン層2
17は、一端がn型エピタキシャル層213に接してい
るベース引出し電極217aとなる。
【0037】続いて、例えばイオン注入法を用いて、開
口部27を介してn型エピタキシャル層213表面にp
型不純物を選択的に添加し、p型真性ベース領域28を
形成する。このときのp型不純物のイオン注入は、例え
ばBF2 + を用い、加速電圧5〜200keV程度、ド
ーズ量5.0×1011〜5.0×1014/cm2 程度の
条件により行ってもよいし、例えばB+ を用い、加速電
圧5〜100keV程度、ドーズ量5.0×1011
5.0×1014/cm2 程度の条件により行ってもよ
い。なお、このイオン注入法の代わりに、VPD(Vapo
r Phase Doping;気相拡散)法を用いることも可能であ
る。
【0038】また、必要に応じて、バイポーラトランジ
スタの高周波特性の向上のために、開口部27を介して
n型エピタキシャル層213にn型不純物イオンを注入
して、いわゆるSIC(Selectively Ion-implanted Co
llector )領域29を形成する。この場合のn型不純物
イオンの注入は、P+ を用いて、加速電圧50〜400
keV程度、ドーズ量5.0×1011〜1.0×1013
/cm2 程度の条件により行う(図12参照)。
【0039】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に厚さ400nm〜1μm程度のSiO2 膜を堆積し
た後、RIE法により全面エッチバックを行い、開口部
27内の側壁にSiO2 膜からなるサイドウォールスペ
ーサ30を形成する。なお、このサイドウォールスペー
サ30は、後の工程において開口部27内にエミッタ引
出し電極を形成する際に、このエミッタ引出し電極とベ
ース引出し電極217aとを絶縁分離するためのもので
ある。
【0040】また、このサイドウォールスペーサ30の
形成の際に、MOSトランジスタのゲート酸化膜20上
のn+ 型ポリシリコン層22がなす段差部にもサイドウ
ォール状のSi02 膜31が形成される(図13参
照)。
【0041】次いで、基体全面にn+ 型ポリシリコン層
32を形成する。なお、このn+ 型ポリシリコン層32
の形成は、例えばAsやPなどのn型不純物を含有する
+型ポリシリコン層を直接に堆積する方法を用いても
よいし、或いはまた、不純物を含有しないピュアなポリ
シリコン層を堆積した後、n型不純物をイオン注入し、
更にこの注入不純物イオンを熱処理により活性化する方
法を用いてもよい。
【0042】続いて、例えばCVD法を用いて、基体全
面に厚さ100〜500nm程度のSiO2 膜(図示せ
ず)を堆積した後、温度700〜1200℃において5
秒〜2時間の熱処理を行う。そして、この熱処理によ
り、n+ 型ポリシリコン層32からn型不純物を拡散さ
せて、バイポーラトランジスタのp型真性ベース領域2
8表面にn+ 型エミッタ領域33を形成する。同時に、
この熱処理により、MOSトランジスタのソース引出し
電極117a及びドレイン引出し電極117bからはp
型不純物を拡散させ、ゲート酸化膜20両端部のn型エ
ピタキシャル層13表面にp型ソース領域123a及び
p型ドレイン領域123bをそれぞれ形成すると共に、
バイポーラトランジスタのベース引出し電極217aか
らはn型エピタキシャル層213表面にp型不純物を拡
散させて、p型真性ベース領域28に隣接するp型グラ
フトベース領域213を形成する。そして、p型ソース
領域123a及びp型ドレイン領域123b間に挟まれ
たゲート酸化膜20直下のn型エピタキシャル層113
表面がMOSトランジスタのチャネル領域24になる
(図14参照)。
【0043】次いで、SiO2 膜(図示せず)を除去し
た後、フォトリソグラフィ技術及びRIE法を用いて、
+ 型ポリシリコン層22、32を加工し、MOSトラ
ンジスタのゲート酸化膜20上にゲート下層電極12
2、132を形成すると共に、バイポーラトランジスタ
のn+ 型エミッタ領域33に接続するエミッタ引出し電
極222、232をそれぞれ形成する。このとき、前述
したように、MOSトランジスタのソース引出し電極1
17a及びドレイン引出し電極117bとゲート下層電
極122は、その間に介在する分離用酸化膜21a、2
1b等によって絶縁分離されていると共に、バイポーラ
トランジスタのベース引出し電極217aとエミッタ引
出し電極222、232も、その間に介在するサイドウ
ォールスペーサ30等によって絶縁分離されている(図
15参照)。
【0044】次いで、層間絶縁膜18又は層間絶縁膜1
8及びフィールド酸化膜16を選択的に除去して、MO
Sトランジスタのソース引出し電極117a上及びドレ
イン引出し電極117b上並びにバイポーラトランジス
タのベース引出し電極217a上及びn+ 型コレクタ引
出し領域26上にそれぞれ開口部を形成した後、例えば
スパッタ法を用いて、基体全面にバリアメタル層及びA
l合金層を順に堆積する。そして、フォトリソグラフィ
技術及びRIE法を用いて、これらのAl合金層及びバ
リアメタル層を加工し、MOSトランジスタのソース引
出し電極117a上にソース電極125aを、ドレイン
引出し電極117b上にドレイン電極125bを、ゲー
ト下層電極122、132上にゲート電極125cをそ
れぞれ形成すると共に、バイポーラトランジスタのエミ
ッタ引出し電極222、232上にエミッタ電極225
aを、ベース引出し電極217a上にベース電極225
bを、n+ 型コレクタ引出し領域26上にコレクタ電極
225cをそれぞれ形成する(図16参照)。
【0045】このようにして、2層ポリシリコン構造の
縦型npnバイポーラトランジスタとその構造と類似す
る構造をもつpチャンネル型MOSトランジスタとを同
一基板上に作製する。
【0046】以上のように本実施形態によれば、基体全
面に形成したp+ 型ポリシリコン層を加工して、MOS
トランジスタのアクティブ領域のn型エピタキシャル層
113及びその周囲のフィールド酸化膜16を覆うp+
型ポリシリコン層117とバイポーラトランジスタのア
クティブ領域のn型エピタキシャル層213及びその周
囲のフィールド酸化膜16を覆うp+ 型ポリシリコン層
217とを同時に形成した後、n型エピタキシャル層1
13上に開口部19を形成する際に、p+ 型ポリシリコ
ン層117からMOSトランジスタのソース引出し電極
117a及びドレイン引出し電極117bを形成すると
共に、n型エピタキシャル層213上に開口部27を形
成する際に、p+ 型ポリシリコン層217からバイポー
ラトランジスタのベース引出し電極217aを形成して
いる。
【0047】また、熱処理により、n+ 型ポリシリコン
層32からn型不純物を拡散させてバイポーラトランジ
スタのp型真性ベース領域28表面にn+ 型エミッタ領
域33を、バイポーラトランジスタのベース引出し電極
217aからp型不純物を拡散させてp型真性ベース領
域28に隣接するp型グラフトベース領域213をそれ
ぞれ形成すると同時に、MOSトランジスタのソース引
出し電極117a及びドレイン引出し電極117bから
p型不純物を拡散させてn型エピタキシャル層113表
面にp型ソース領域123a及びp型ドレイン領域12
3bをそれぞれ形成している。
【0048】また、層間絶縁膜18又は層間絶縁膜18
及びフィールド酸化膜16を選択的に除去して、MOS
トランジスタのソース引出し電極117a上及びドレイ
ン引出し電極117b上並びにバイポーラトランジスタ
のベース引出し電極217a上及びn+ 型コレクタ引出
し領域26上にそれぞれ開口部を同時に形成した後、基
体全面に堆積したAl合金層及びバリアメタル層を加工
して、MOSトランジスタのソース引出し電極117a
上にソース電極125aを、ドレイン引出し電極117
b上にドレイン電極125bを、ゲート下層電極12
2、132上にゲート電極125cをそれぞれ形成する
と同時に、バイポーラトランジスタのエミッタ引出し電
極222、232上にエミッタ電極225aを、ベース
引出し電極217a上にベース電極225bを、n+
コレクタ引出し領域26上にコレクタ電極225cをそ
れぞれ形成している。
【0049】こうして、上記第1の実施形態に係るpチ
ャンネル型MOSトランジスタと2層ポリシリコン構造
の縦型npnバイポーラトランジスタとを同一基板上に
作製する際に、両トランジスタの製造工程の多くを共通
化している。
【0050】このため、基体全面に堆積した層間絶縁膜
18及びp+ 型ポリシリコン層117を選択的にエッチ
ング除去してMOSトランジスタのアクティブ領域のn
型エピタキシャル層113上に開口部19を形成した
後、開口部19内に露出させたn型エピタキシャル層1
13表面、ソース引出し電極117a側面、及び前記ド
レイン引出し電極117b側面の酸化を行ってn型エピ
タキシャル層113上にゲート酸化膜20を、ソース引
出し電極117a側面及び前記ドレイン引出し電極11
7b側面に分離用酸化膜21a、21bをそれぞれ形成
する工程や、MOSトランジスタのゲート酸化膜20上
にゲート下層電極122を形成するためのn+ 型ポリシ
リコン層22を基体全面に形成する工程等、数工程を2
層ポリシリコン構造の縦型npnバイポーラトランジス
タの製造工程に追加するのみで、この縦型npnバイポ
ーラトランジスタの素子特性を劣化させることなく、上
記第1の実施形態に係るpチャンネル型MOSトランジ
スタを同一基板上に作製することが可能になる。
【0051】従って、2層ポリシリコン構造の縦型np
nバイポーラトランジスタと同一基板上に高密度化、高
集積化された高性能、高信頼性のpチャンネル型MOS
トランジスタを作製する際に、工程数の大幅な増加を抑
制することが可能となり、低コスト化を実現することが
できる。
【0052】(第3の実施形態)図17〜図21はそれ
ぞれ本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方
法を説明するための工程断面図である。なお、上記図9
〜図17に示される半導体装置の構成要素と同一の要素
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】上記第2の実施形態の図1〜図11に示さ
れる工程と同様にして、先ず、p型Si基板11上にn
+ 型埋め込み層112、212をそれぞれ形成し、これ
らp型Si基板3及びn+ 型埋め込み層112、212
上にn型エピタキシャル層を成長させた後、LOCOS
膜14を形成して、MOSトランジスタのアクティブ領
域をなすn型エピタキシャル層113とバイポーラトラ
ンジスタのアクティブ領域をなすn型エピタキシャル層
213とに分離する。そして、このn型エピタキシャル
層213にn型不純物を選択的に添加して、n+ 型埋め
込み層212に接続するn+ 型コレクタ引出し領域26
を形成する。更に、基体表面の平滑化、LOCOS膜1
4下へのp型チャネルストッパ拡散層15の形成を行っ
た後、基体全面にフィールド酸化膜16を堆積する。
【0054】続いて、MOSトランジスタのアクティブ
領域のn型エピタキシャル層113及びバイポーラトラ
ンジスタのアクティブ領域のn型エピタキシャル層21
3上にそれぞれ第1及び第2の開口部を形成した後、第
1の開口部内のn型エピタキシャル層113及び第1の
開口部周囲のフィールド酸化膜16を覆う形状のp+
ポリシリコン層117と第2の開口部内のn型エピタキ
シャル層213及び第2の開口部周囲のフィールド酸化
膜16を覆う形状のp+ 型ポリシリコン層217とをそ
れぞれ形成する。
【0055】続いて、基体全面に層間絶縁膜18を堆積
した後、層間絶縁膜18及びp+ 型ポリシリコン層11
7を選択的にエッチング除去して、MOSトランジスタ
のアクティブ領域のn型エピタキシャル層113上に開
口部を形成すると共に、p型ポリシリコン層117を
2つに分断して、それぞれの一端がn型エピタキシャル
層113に接しているソース引出し電極117a及びド
レイン引出し電極117bとする。
【0056】続いて、熱酸化により、開口部内に露出し
ているn型エピタキシャル層113上にゲート酸化膜2
0を、ソース引出し電極117a側面及び前記ドレイン
引出し電極117b側面に分離用酸化膜21a、21b
をそれぞれ形成した後、基体全面に例えばn型ポリ
シリコン層22を形成する(図17参照)。
【0057】次いで、このn+ 型ポリシリコン層22、
層間絶縁膜18、及びp+ 型ポリシリコン層217を選
択的にエッチング除去し、バイポーラトランジスタのア
クティブ領域のn型エピタキシャル層213上に開口部
27を形成すると共に、p+型ポリシリコン層217を
一端がn型エピタキシャル層213に接しているベース
引出し電極217aとする。
【0058】続いて、例えば選択エピタキシャル技術を
用いて、この開口部27内に露出するn型エピタキシャ
ル層213上に、例えばp型不純物が添加された厚さ1
5〜150nm程度のSi層からなるp型真性ベース領
域34を形成する。
【0059】なお、このとき、n+ 型ポリシリコン層2
2上にも、p型ポリシリコン層(図示せず)が堆積され
ることになるが、ポリシリコン中では単結晶シリコン中
よりも不純物の拡散が速いため、このp型ポリシリコン
層は後の熱工程において殆どn型化してしまう。
【0060】また、このp型真性ベース領域34は、選
択エピタキシャル成長させたSi層の代わりに、選択エ
ピタキシャル成長させたSi1-X GeX 層を用いてもよ
い。この場合、このSi1-X GeX 層からなるp型真性
ベース領域34はn型エピタキシャル層213とヘテロ
接合することになる。そして、何れの場合においても、
選択エピタキシャル技術が用いられているため、イオン
注入法により真性ベース領域を形成した場合と比較する
と、イオン注入工程によるダメージの発生がなく、MO
Sトランジスタのゲート酸化膜20の信頼性の劣化を防
止することができる点において優れている。
【0061】更に、p型真性ベース領域34のエピタキ
シャル成長工程に先立ち、上記第2の実施形態の図12
に示す工程の場合と同様に、必要に応じて、開口部27
を介してn型エピタキシャル層213にn型不純物イオ
ンを注入し、SIC領域(図示せず)の形成を行っても
よい(図18参照)。
【0062】次いで、上記第2の実施形態の図13に示
す工程の場合と同様にして、基体全面にSiO2 膜を堆
積した後、全面エッチバックを行い、開口部27内の側
壁にこのSiO2 膜からなるサイドウォールスペーサ3
0を形成すると共に、MOSトランジスタのゲート酸化
膜20上のn+ 型ポリシリコン層22がなす段差部にも
サイドウォール状のSi02 膜31を形成する(図19
参照)。
【0063】次いで、上記第2の実施形態の図14に示
す工程の場合と同様にして、基体全面にn+ 型ポリシリ
コン層32を形成した後、更にこのn+ 型ポリシリコン
層32上にSiO2 膜(図示せず)を堆積する(図20
参照)。
【0064】次いで、熱処理により、n+ 型ポリシリコ
ン層32からn型不純物を拡散させて、バイポーラトラ
ンジスタのp型真性ベース領域34表面にn+ 型エミッ
タ領域35を形成する。同時に、この熱処理により、M
OSトランジスタのソース引出し電極117a及びドレ
イン引出し電極117bからp型不純物を拡散させ、ゲ
ート酸化膜20両端部のn型エピタキシャル層113表
面にp型ソース領域123a及びp型ドレイン領域12
3bをそれぞれ形成すると共に、バイポーラトランジス
タのベース引出し電極217aからはn型エピタキシャ
ル層213表面にp型不純物を拡散させ、p型真性ベー
ス領域34底面に接するp型グラフトベース領域213
を形成する。そして、このゲート酸化膜20直下のp型
ソース領域123a及びp型ドレイン領域123b間の
n型エピタキシャル層113表面がMOSトランジスタ
のチャネル領域24になる。
【0065】続いて、上記第2の実施形態の図15に示
す工程の場合と同様に、SiO2 膜(図示せず)を除去
した後、n+ 型ポリシリコン層22、32を加工して、
MOSトランジスタのゲート酸化膜20上にゲート下層
電極122、132を形成すると共に、バイポーラトラ
ンジスタのn+ 型エミッタ領域33に接続するエミッタ
引出し電極222、232をそれぞれ形成する(図21
参照)。
【0066】次いで、上記第2の実施形態の図15に示
す工程の場合と同様にして、層間絶縁膜18又は層間絶
縁膜18及びフィールド酸化膜16を選択的に除去し
て、MOSトランジスタのソース引出し電極117a上
及びドレイン引出し電極117b上並びにバイポーラト
ランジスタのベース引出し電極217a上及びn+ 型コ
レクタ引出し領域26上にそれぞれ開口部を形成し、更
に基体全面にバリアメタル層及びAl合金層を堆積した
後、これらのAl合金層及びバリアメタル層を加工し
て、MOSトランジスタのソース引出し電極117a上
にソース電極125aを、ドレイン引出し電極117b
上にドレイン電極25bを、ゲート下層電極122、1
32上にゲート電極125cをそれぞれ形成すると共
に、バイポーラトランジスタのエミッタ引出し電極22
2、232上にエミッタ電極225aを、ベース引出し
電極217a上にベース電極225bを、n+ 型コレク
タ引出し領域26上にコレクタ電極225cをそれぞれ
形成する(図22参照)。
【0067】このようにして、2層ポリシリコン構造の
縦型npnバイポーラトランジスタとその構造と類似す
る構造をもつpチャンネル型MOSトランジスタとを同
一基板上に作製する。
【0068】以上のように本実施形態によれば、上記第
2の実施形態のようにバイポーラトランジスタのアクテ
ィブ領域のn型エピタキシャル層213表面に例えばイ
オン注入法を用いてp型不純物を添加しp型真性ベース
領域28を形成している代わりに、開口部27内に露出
するn型エピタキシャル層213上に選択エピタキシャ
ル技術を用いてp型真性ベース領域34を形成している
ことにより、MOSトランジスタのゲート酸化膜20が
イオン注入工程によりダメージを受けることが回避され
るため、バイポーラトランジスタと同一基板上に作製さ
れるMOSトランジスタの素子特性及び信頼性を上記第
2の実施形態の場合以上に向上させることができる。
【0069】また、上記第2の実施形態の場合と同様
に、例えばMOSトランジスタのアクティブ領域のn型
エピタキシャル層113及びその周囲のフィールド酸化
膜16を覆うp+ 型ポリシリコン層117とバイポーラ
トランジスタのアクティブ領域のn型エピタキシャル層
213及びその周囲のフィールド酸化膜16を覆うp+
型ポリシリコン層217を同時に形成した後、n型エピ
タキシャル層113上に開口部を形成する際にp+ 型ポ
リシリコン層からMOSトランジスタのソース引出し電
極117a及びドレイン引出し電極117bを形成する
と共に、n型エピタキシャル層213上に開口部27を
形成する際にp+ 型ポリシリコン層217からバイポー
ラトランジスタのベース引出し電極217aを形成して
いる工程や、n+ 型ポリシリコン層32からn型不純物
を拡散させてバイポーラトランジスタのp型真性ベース
領域34表面にn+ 型エミッタ領域35を、バイポーラ
トランジスタのベース引出し電極217aからp型不純
物を拡散させてp型真性ベース領域28に隣接するp型
グラフトベース領域213をそれぞれ形成すると同時
に、MOSトランジスタのソース引出し電極117a及
びドレイン引出し電極117bからp型不純物を拡散さ
せてn型エピタキシャル層113表面にp型ソース領域
123a及びp型ドレイン領域123bをそれぞれ形成
している工程や、MOSトランジスタのソース引出し電
極117a上及びドレイン引出し電極117b上並びに
バイポーラトランジスタのベース引出し電極217a上
及びn+ 型コレクタ引出し領域26上にそれぞれ開口部
を同時に形成した後、MOSトランジスタのソース引出
し電極117a上にソース電極125aを、ドレイン引
出し電極117b上にドレイン電極125bを、ゲート
下層電極122、132上にゲート電極125cをそれ
ぞれ形成すると同時に、バイポーラトランジスタのエミ
ッタ引出し電極222、232上にエミッタ電極225
aを、ベース引出し電極217a上にベース電極225
bを、n+ 型コレクタ引出し領域26上にコレクタ電極
225cをそれぞれ形成している工程においては、上記
第1の実施形態に係るpチャンネル型MOSトランジス
タの製造工程と2層ポリシリコン構造の縦型npnバイ
ポーラトランジスタの製造工程を共通化している。
【0070】このため、上記第2の実施形態の場合と同
様に、MOSトランジスタのアクティブ領域のn型エピ
タキシャル層113上に開口部を形成した後、この開口
部内に露出させたn型エピタキシャル層113表面、ソ
ース引出し電極117a側面、及び前記ドレイン引出し
電極117b側面の酸化を行ってゲート酸化膜20や分
離用酸化膜21a、21bをそれぞれ形成する工程や、
ゲート酸化膜20上にゲート下層電極122を形成する
ためのn+ 型ポリシリコン層22を基体全面に形成する
工程等、数工程を2層ポリシリコン構造の縦型npnバ
イポーラトランジスタの製造工程に追加するのみで、こ
の縦型npnバイポーラトランジスタの素子特性を劣化
させることなく、上記第1の実施形態に係るpチャンネ
ル型MOSトランジスタを同一基板上に作製することが
可能になる。
【0071】従って、p型真性ベース領域の形成にエピ
タキシャル技術を用いる2層ポリシリコン構造の縦型n
pnバイポーラトランジスタを作製する場合において
も、工程数の大幅な増加を抑制しつつ、高密度化、高集
積化された高性能、高信頼性のpチャンネル型MOSト
ランジスタを同一基板上に作製することができるため、
チップのコストダウンによる低コスト化を実現すること
ができる。
【0072】なお、上記第1の実施形態においては、M
OSトランジスタのソース引出し電極17a及びドレイ
ン引出し電極17bをp+ 型ポリシリコン層17から形
成し、上記第2及び第3の実施形態においては、MOS
トランジスタのソース引出し電極117a及びドレイン
引出し電極117bをp+ 型ポリシリコン層117から
形成すると共に、バイポーラトランジスタのベース引出
し電極217aをp+型ポリシリコン層217から形成
しているが、これらのp+ 型ポリシリコン層17、11
7、217の代わりに、例えばWSiX に代表される高
融点金属とSiとの合金層を用いることも可能である。
そして、この場合には、MOSトランジスタのp型ソー
ス領域及びp型ドレイン領域やバイポーラトランジスタ
のp型グラフトベース領域を形成する際には、p型不純
物が添加されたWSiX 等のシリサイド層からなるソー
ス引出し電極及びドレイン引出し電極やベース引出し電
極がp型不純物拡散の拡散源となる。
【0073】また、上記第1の実施形態においては、p
チャンネル型MOSトランジスタを作製する場合につい
て、上記第2及び第3の実施形態においては、pチャン
ネル型MOSトランジスタ及びnpnバイポーラトラン
ジスタを同一基板上に作製する場合についてそれぞれ説
明しているが、当然のことながら、これらの半導体装置
の各構成要素の導電型を入れ替えて、nチャンネル型M
OSトランジスタを作製する場合やnチャンネル型MO
Sトランジスタ及びpnpバイポーラトランジスタを同
一基板上に作製する場合にも本発明を適用することが可
能である。
【0074】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る半導体装置の製造方法によれば、次のような効果を奏
することができる。即ち、請求項1に係る半導体装置の
製造方法によれば、第2の開口部底面に露出しているエ
ピタキシャル層表面のみを酸化してゲート酸化膜を形成
した後、第2導電型の導電体層からなるソース引出し電
極及びドレイン引出し電極から第2導電型の不純物を拡
散させて、ゲート酸化膜に対して自己整合的にソース領
域及びドレイン領域をそれぞれ形成していることによ
り、従来のイオン注入法を用いてソース領域及びドレイ
ン領域をそれぞれ形成する方法と比較すると、イオン注
入工程によりゲート酸化膜やその直下のチャンネルがダ
メージを受けることが回避される。従って、電界効果ト
ランジスタの素子特性及び信頼性の向上を実現すること
ができる。
【0075】また、ゲート酸化膜の幅は第2の開口部の
幅に規定され、ゲート酸化膜下へのソース領域及びp型
ドレイン領域のはみだしはソース引出し電極及びドレイ
ン引出し電極からの不純物拡散の拡散長に規定されるた
め、第2の開口部のマスク寸法とソース引出し電極及び
ドレイン引出し電極からの不純物拡散条件を高精度に制
御することにより、ゲート長を高精度に微細化すること
が可能になる。従って、電界効果トランジスタの高密度
化及び高集積化を実現することができると共に、チップ
面積の縮小化によるチップのコストダウンも実現するこ
とができる。
【0076】また、請求項4に係る半導体装置の製造方
法によれば、電界効果トランジスタのソース引出し電極
及びドレイン引出し電極をなす第2導電型の第1の導電
体層とバイポーラトランジスタのベース引出し電極をな
す第2導電型の第2の導電体層とをそれぞれ同時に形成
している工程や、第4の導電体層から第1導電型の不純
物を拡散させてバイポーラトランジスタの真性ベース領
域表面にエミッタ領域を、バイポーラトランジスタのベ
ース引出し電極から第2導電型の不純物を拡散させて真
性ベース領域に隣接するグラフトベース領域をそれぞれ
形成すると同時に、電界効果トランジスタのソース引出
し電極及びドレイン引出し電極から第2導電型の不純物
を拡散させて第1のエピタキシャル層表面にソース領域
及びドレイン領域をそれぞれ形成している工程など、電
界効果トランジスタの製造工程と2層ポリシリコン構造
の縦型バイポーラトランジスタの製造工程の多くを共通
化していることにより、2層ポリシリコン構造の縦型バ
イポーラトランジスタの製造工程に数工程を追加するの
みで、この縦型バイポーラトランジスタの素子特性を劣
化させることなく、同一基板上に電界効果トランジスタ
を容易に作製することが可能になる。従って、2層ポリ
シリコン構造の縦型バイポーラトランジスタと高密度
化、高集積化された高性能、高信頼性の電界効果トラン
ジスタとを同一基板上に作製する際に、工程数の大幅な
増加を抑制することができ、低コスト化を実現すること
ができる。
【0077】また、請求項7に係る半導体装置の製造方
法によれば、第4の開口部内に露出した第2のエピタキ
シャル層上にエピタキシャル技術を用いて真性ベース領
域を成長させることにより、例えばイオン注入法を用い
て第2のエピタキシャル層表面に真性ベース領域を形成
する方法と比較すると、電界効果トランジスタのゲート
酸化膜がイオン注入工程によりダメージを受けることが
回避されるため、バイポーラトランジスタと同一基板上
に作製される電界効果トランジスタの素子特性及び信頼
性を向上させることができる。
【0078】また、上記請求項4に係る半導体装置の製
造方法と同様にして、電界効果トランジスタの製造工程
と2層ポリシリコン構造の縦型バイポーラトランジスタ
の製造工程の多くを共通化していることにより、2層ポ
リシリコン構造の縦型バイポーラトランジスタの製造工
程に数工程を追加するのみで、この縦型バイポーラトラ
ンジスタの素子特性を劣化させることなく、同一基板上
に高密度化、高集積化された高性能、高信頼性の電界効
果トランジスタを容易に作製さすることが可能となる。
従って、上記請求項4に係る半導体装置の製造方法と同
様に、工程数の大幅な増加を抑制することができ、低コ
スト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その1)であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その2)であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その3)であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その4)であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その5)であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その6)であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その7)であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その8)であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図(その1)であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その2)であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その3)であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その4)であ
る。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その5)であ
る。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その6)であ
る。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その7)であ
る。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その8)であ
る。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その1)であ
る。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その2)であ
る。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その3)であ
る。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その4)であ
る。
【図21】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その5)であ
る。
【図22】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための工程断面図(その6)であ
る。
【符号の説明】
11……p型Si基板、12、112、212……n+
型埋め込み層、13、113、213……n型エピタキ
シャル層、14……LOCOS膜、15……p型チャネ
ルストッパ拡散層、16……フィールドSiO2 膜、1
7、117、217……p+ 型ポリシリコン層、17
a、117a……ソース引出し電極、17b、117b
……ドレイン引出し電極、217a……ベース引出し電
極、18……層間絶縁膜、19……開口部、20……ゲ
ート酸化膜、21a、21b……分離用酸化膜、22…
…n+ 型ポリシリコン層、22a、122、132……
ゲート下層電極、222、223……エミッタ引出し電
極、23a……p型ソース領域、23b……p型ドレイ
ン領域、24……チャネル領域、25a、125a……
ソース電極、25b、125b……ドレイン電極、25
c、125c……ゲート電極、225a……エミッタ電
極、225b……ベース電極、225c……コレクタ電
極、26……n+ 型コレクタ引出し領域、27……開口
部、28……p型真性ベース領域、29……SIC領
域、30……サイドウォールスペーサ、31……Si0
2 膜、32、232……n+ 型ポリシリコン層、33…
…n+ 型エミッタ領域、34……p型真性ベース領域、
35……n+ 型エミッタ領域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1導電型のエピタキシ
    ャル層を成長させる第1の工程と、 基体全面にフィールド絶縁膜を形成し、前記エピタキシ
    ャル層上の前記フィールド絶縁膜を選択的に除去して第
    1の開口部を形成し、前記第1の開口部及びその周囲の
    前記フィールド絶縁膜を覆う第2導電型の導電体層を形
    成し、前記導電体層上に絶縁膜を形成する第2の工程
    と、 前記第1の開口部における前記エピタキシャル層上の前
    記絶縁膜及び前記導電体層を選択的に除去して、第2の
    開口部を形成すると共に、前記導電体層を分断してそれ
    ぞれの一端が前記エピタキシャル層に接しているソース
    引出し電極及びドレイン引出し電極をそれぞれ形成する
    第3の工程と、 前記第2の開口部内に露出した前記エピタキシャル層表
    面並びに前記ソース引出し電極側面及び前記ドレイン引
    出し電極側面を酸化して、ゲート酸化膜並びに第1及び
    第2の酸化膜をそれぞれ形成する第4の工程と、 前記ゲート酸化膜上にゲート電極を形成する第5の工程
    と、 前記ソース引出し電極及び前記ドレイン引出し電極から
    第2導電型の不純物を拡散して、前記ゲート酸化膜両端
    の前記エピタキシャル層表面にソース領域及びドレイン
    領域をそれぞれ形成する第6の工程とを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記導電体層が、ポリシリコン層であることを特徴とす
    る半導体装置の製法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記導電体層が、シリコンと高融点金属との合金層であ
    ることを特徴とする半導体装置の製法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に第1導電型のエピタキシ
    ャル層を成長させ、前記エピタキシャル層を電界効果ト
    ランジスタ領域の第1のエピタキシャル層とバイポーラ
    トランジスタ領域の第2のエピタキシャル層とに分離す
    る第1の工程と、 基体全面にフィールド絶縁膜を形成し、前記第1及び第
    2のエピタキシャル層上の前記フィールド絶縁膜を選択
    的に除去して第1及び第2の開口部をそれぞれ形成し、
    前記第1及び第2の開口部及びそれらの周囲の前記フィ
    ールド絶縁膜を覆う第2導電型の第1及び第2の導電体
    層をそれぞれ形成し、前記第1及び第2の導電体層上に
    絶縁膜を形成する第2の工程と、 前記第1の開口部における前記第1のエピタキシャル層
    上の前記絶縁膜及び前記第1の導電体層を選択的に除去
    して、第3の開口部を形成すると共に、前記第1の導電
    体層を分断してそれぞれの一端が前記第1のエピタキシ
    ャル層に接しているソース引出し電極及びドレイン引出
    し電極を形成する第3の工程と、 前記第3の開口部内に露出した前記第1のエピタキシャ
    ル層表面並びに前記ソース引出し電極側面及び前記ドレ
    イン引出し電極側面を酸化して、ゲート酸化膜並びに第
    1及び第2の酸化膜をそれぞれ形成し、基体全面に第1
    導電型の第3の導電体層を堆積する第4の工程と、 前記第2の開口部における前記第2のエピタキシャル層
    上の前記第3の導電体層、前記絶縁膜、及び前記第1の
    導電体層を選択的に除去して、第4の開口部を形成する
    と共に、一端が前記第2のエピタキシャル層に接してい
    る前記第2の導電体層からなるベース引出し電極を形成
    する第5の工程と、 前記第4の開口部内に露出した前記第2のエピタキシャ
    ル層表面に第2導電型の不純物を添加して真性ベース領
    域を形成した後、前記第4の開口部側壁にサイドウォー
    ルスペーサを形成する第6の工程と、 基体全面に第1導電型の第4の導電体層を形成し、前記
    第4の導電体層から第1導電型の不純物を拡散して前記
    真性ベース領域表面にエミッタ領域を形成すると共に、
    前記ソース引出し電極及び前記ドレイン引出し電極から
    第2導電型の不純物を拡散して前記ゲート酸化膜両端の
    前記第1のエピタキシャル層表面にソース領域及びドレ
    イン領域をそれぞれ形成し、前記ベース引出し電極から
    第2導電型の不純物を拡散して前記真性ベース領域に接
    するグラフトベース領域を前記第2のエピタキシャル層
    表面に形成する第7の工程と、 前記第4の導電体層及び前記第3の導電体層をパターニ
    ングして、前記ゲート酸化膜上にゲート下層電極を、前
    記エミッタ領域上にエミッタ引出し電極を、それぞれ形
    成する第8の工程と、 前記ソース引出し電極上及び前記ドレイン引出し電極上
    の前記絶縁膜並びに前記第2のエピタキシャル層上の前
    記絶縁膜及び前記フィールド絶縁膜を選択的に除去して
    第5乃至第7の開口部をそれぞれ形成し、前記ソース引
    出し電極上に前記第5の開口部を介してソース電極を、
    前記ドレイン引出し電極上に前記第6の開口部を介して
    ドレイン電極を、前記第2のエピタキシャル層上に前記
    第7の開口部を介してコレクタ電極を、それぞれ形成す
    ると共に、前記ゲート下層電極上にゲート電極を、前記
    エミッタ引出し電極上にエミッタ電極を、それぞれ形成
    する第9の工程とを含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1及び第2の導電体層が、それぞれポリシリコン
    層であることを特徴とする半導体装置の製法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1及び第2の導電体層が、それぞれシリコンと高
    融点金属との合金層であることを特徴とする半導体装置
    の製法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第6の工程の代わりに、 前記第4の開口部内に露出した前記第2のエピタキシャ
    ル層上に第2導電型の真性ベース領域をエピタキシャル
    成長させた後、前記第4の開口部側壁にサイドウォール
    スペーサを形成する第6の工程を含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記真性ベース領域が、シリコン層からなることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記真性ベース領域が、シリコン−ゲルマニウム層から
    なり、前記第2のエピタキシャル層とヘテロ接合をなし
    ていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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