JP2712889B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2712889B2 JP2712889B2 JP15503391A JP15503391A JP2712889B2 JP 2712889 B2 JP2712889 B2 JP 2712889B2 JP 15503391 A JP15503391 A JP 15503391A JP 15503391 A JP15503391 A JP 15503391A JP 2712889 B2 JP2712889 B2 JP 2712889B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に高速バイポーラ集積回路の製造方法に関する
ものである。
関し、特に高速バイポーラ集積回路の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ集積回路の縦型トランジスタ
においては、エミッタ直下の真性ベースの外側に、ベー
ス電極引き出しのための大きなグラフトベースが形成さ
れている。そのためグラフトベースとコレクタとの間に
大きな接合容量が付加され、動作速度が遅くなって、素
子の微細化の妨げになるという欠点があった。
においては、エミッタ直下の真性ベースの外側に、ベー
ス電極引き出しのための大きなグラフトベースが形成さ
れている。そのためグラフトベースとコレクタとの間に
大きな接合容量が付加され、動作速度が遅くなって、素
子の微細化の妨げになるという欠点があった。
【0003】この欠点を解決するために提案されている
自己整合技術を用いた高性能トランジスタについて、図
3を参照して説明する。
自己整合技術を用いた高性能トランジスタについて、図
3を参照して説明する。
【0004】P型半導体基板1にN+ 型埋込層2が形成
され、その上にエピタキシャル層3が成長されている。
ベース電極引き出しのためのポリシリコン5bからの不
純物拡散によって、グラフトベース6を形成する。
され、その上にエピタキシャル層3が成長されている。
ベース電極引き出しのためのポリシリコン5bからの不
純物拡散によって、グラフトベース6を形成する。
【0005】グラフトベース6の面積を縮小してグラフ
トベース6とコレクタ3との間の接合容量を減少させ
て、動作速度を向上させてパターン微細化を図ってい
る。
トベース6とコレクタ3との間の接合容量を減少させ
て、動作速度を向上させてパターン微細化を図ってい
る。
【0006】一方、真性ベース11は最適の濃度を設定
してグラフトベース6とは独立した工程で形成する。真
性ベース11上に自己整合的に絶縁膜7bの開口を形成
してエミッタ電極となるポリシリコン20aを形成す
る。
してグラフトベース6とは独立した工程で形成する。真
性ベース11上に自己整合的に絶縁膜7bの開口を形成
してエミッタ電極となるポリシリコン20aを形成す
る。
【0007】ここでグラフトベース6と同様に、エミッ
タ電極20aとなるポリシリコンからの不純物拡散によ
ってエミッタ14が形成される。
タ電極20aとなるポリシリコンからの不純物拡散によ
ってエミッタ14が形成される。
【0008】このほかにも構造が若干異なる自己整合型
トランジスタの製造方法が提案されている。基本的にエ
ミッタを1回のリソグラフィ工程で自己整合的に形成す
る。余分なグラフトベースを縮小することによって、グ
ラフトベースとコレクタとの間の接合容量を減らして、
動作速度を向上させることができる。
トランジスタの製造方法が提案されている。基本的にエ
ミッタを1回のリソグラフィ工程で自己整合的に形成す
る。余分なグラフトベースを縮小することによって、グ
ラフトベースとコレクタとの間の接合容量を減らして、
動作速度を向上させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すようにエミ
ッタ電極20aとベース引き出し電極5bとの絶縁は絶
縁膜7bおよび第2の酸化膜からなる側壁12aによっ
てなされているので、大幅に微細化されて接合容量も小
さくなっている。
ッタ電極20aとベース引き出し電極5bとの絶縁は絶
縁膜7bおよび第2の酸化膜からなる側壁12aによっ
てなされているので、大幅に微細化されて接合容量も小
さくなっている。
【0010】ところが側壁12aは自己整合的に形成し
ているので、エミッタ14拡散窓を確実に開口しようと
エッチバックを長くすると、側壁12aの頭頂部が第2
の絶縁膜の成長時の膜厚よりもはるかに薄くなることが
避けられない。
ているので、エミッタ14拡散窓を確実に開口しようと
エッチバックを長くすると、側壁12aの頭頂部が第2
の絶縁膜の成長時の膜厚よりもはるかに薄くなることが
避けられない。
【0011】そのためエミッタ−ベース間の耐圧を低下
させることになる。さらに第2の絶縁膜12aがボロン
などの不純物を含んでいないので、真性ベース−グラフ
トベース間に高濃度拡散層(第3のベース)が形成され
ない。
させることになる。さらに第2の絶縁膜12aがボロン
などの不純物を含んでいないので、真性ベース−グラフ
トベース間に高濃度拡散層(第3のベース)が形成され
ない。
【0012】したがって真性ベースとグラフトベースと
がつながらない、あるいはベース抵抗が5〜10kΩに
もなってトランジスタ特性が劣化する恐れがあった。
がつながらない、あるいはベース抵抗が5〜10kΩに
もなってトランジスタ特性が劣化する恐れがあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、一導電型半導体基板の一主面に選択的に第1
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜のないと
ころに第1のポリシリコンを形成する工程と、該ポリシ
リコンの表面を第2の絶縁膜で覆う工程と、全面に窒化
シリコン膜を形成したのち、異方性エッチングによりエ
ッチバックして前記第1の絶縁膜の側面に前記窒化シリ
コン膜からなる第1の側壁を残す工程と、前記第2の絶
縁膜上に薄いレジストを形成して前記第1の絶縁膜をエ
ッチングする工程と、前記レジストを除去して全面に第
3の絶縁膜を成長したのち、異方性エッチングによりエ
ッチバックして前記窒化シリコン膜からなる第1の側壁
と背中合せに第3の絶縁膜からなる第2の側壁を残す工
程と、前記第1の絶縁膜を除去したあとに第2のポリシ
リコンを選択成長させる工程と、前記第3の絶縁膜から
なる側壁を除去して、露出した前記半導体基板表面に不
純物をドープして外部ベース層を形成する工程とを含む
ものである。
造方法は、一導電型半導体基板の一主面に選択的に第1
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜のないと
ころに第1のポリシリコンを形成する工程と、該ポリシ
リコンの表面を第2の絶縁膜で覆う工程と、全面に窒化
シリコン膜を形成したのち、異方性エッチングによりエ
ッチバックして前記第1の絶縁膜の側面に前記窒化シリ
コン膜からなる第1の側壁を残す工程と、前記第2の絶
縁膜上に薄いレジストを形成して前記第1の絶縁膜をエ
ッチングする工程と、前記レジストを除去して全面に第
3の絶縁膜を成長したのち、異方性エッチングによりエ
ッチバックして前記窒化シリコン膜からなる第1の側壁
と背中合せに第3の絶縁膜からなる第2の側壁を残す工
程と、前記第1の絶縁膜を除去したあとに第2のポリシ
リコンを選択成長させる工程と、前記第3の絶縁膜から
なる側壁を除去して、露出した前記半導体基板表面に不
純物をドープして外部ベース層を形成する工程とを含む
ものである。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(d)を参照して説明する。
〜(d)を参照して説明する。
【0015】はじめに図1(a)に示すように、P型半
導体基板1に選択的に砒素またはアンチモンを拡散して
N+ 型埋込層2を形成する。つぎに厚さ1.0〜1.5
μmのエピタキシャル層3を成長し、酸化シリコン膜ま
たは窒化シリコン膜(図示せず)をマスクとして選択的
に素子分離領域(図示せず)を形成し、N型コレクタ層
(図示せず)を形成する。
導体基板1に選択的に砒素またはアンチモンを拡散して
N+ 型埋込層2を形成する。つぎに厚さ1.0〜1.5
μmのエピタキシャル層3を成長し、酸化シリコン膜ま
たは窒化シリコン膜(図示せず)をマスクとして選択的
に素子分離領域(図示せず)を形成し、N型コレクタ層
(図示せず)を形成する。
【0016】つぎに全面に厚さ4000〜7000Aの
第1の酸化膜を形成し、リソグラフィによりグラフトベ
ースの内側に酸化膜4を残す。つぎに酸化膜4がないと
ころに選択的に厚さ1000〜3000Aの第1のポリ
シリコン5を成長させる。
第1の酸化膜を形成し、リソグラフィによりグラフトベ
ースの内側に酸化膜4を残す。つぎに酸化膜4がないと
ころに選択的に厚さ1000〜3000Aの第1のポリ
シリコン5を成長させる。
【0017】ここで第1のポリシリコン5を選択成長す
る温度は700〜900℃が好ましい。
る温度は700〜900℃が好ましい。
【0018】つぎに第1のポリシリコン5にベース拡散
層形成のため例えばボロンなどのP型不純物を導入し
て、700〜900℃ででアニールして、第1のポリシ
リコン5を介してエピタキシャル層3にグラフトベース
拡散層6を形成する。
層形成のため例えばボロンなどのP型不純物を導入し
て、700〜900℃ででアニールして、第1のポリシ
リコン5を介してエピタキシャル層3にグラフトベース
拡散層6を形成する。
【0019】このときの熱処理は酸素雰囲気で行ない、
厚さ500〜1000Aの酸化膜を得ることが望まし
い。こうして第1のポリシリコン5が第2の酸化膜7で
覆われて、次工程の窒化膜による側壁8を形成するとき
のストッパとなる。第2の酸化膜7の膜厚が1000A
近くなると、BPSG膜やシリカフィルムなどの不純物
を含む絶縁膜と組み合わせることにより、層間絶縁膜と
することができる。
厚さ500〜1000Aの酸化膜を得ることが望まし
い。こうして第1のポリシリコン5が第2の酸化膜7で
覆われて、次工程の窒化膜による側壁8を形成するとき
のストッパとなる。第2の酸化膜7の膜厚が1000A
近くなると、BPSG膜やシリカフィルムなどの不純物
を含む絶縁膜と組み合わせることにより、層間絶縁膜と
することができる。
【0020】つぎに図1(b)に示すように、全面に厚
さ1000〜2000Aの窒化膜8を堆積してから異方
性エッチングによりエッチバックして窒化膜からなる側
壁8を得る。つぎに全面に薄くレジスト9を塗布するか
あるいはレジストを塗布してからエッチバックして、第
2の酸化膜7上のみにレジスト9を残す。
さ1000〜2000Aの窒化膜8を堆積してから異方
性エッチングによりエッチバックして窒化膜からなる側
壁8を得る。つぎに全面に薄くレジスト9を塗布するか
あるいはレジストを塗布してからエッチバックして、第
2の酸化膜7上のみにレジスト9を残す。
【0021】レジスト9により第2の酸化膜7を保護し
ながら、バッファード弗酸などにより第1の酸化膜4を
ウェットエッチングしてエミッタ予定領域のエピタキシ
ャル層3を露出させる。
ながら、バッファード弗酸などにより第1の酸化膜4を
ウェットエッチングしてエミッタ予定領域のエピタキシ
ャル層3を露出させる。
【0022】つぎにレジスト9を除去したのち真性ベー
ス11を形成するための不純物をエミッタ領域10に導
入する。再びCVDなどにより全面に厚さ1000〜3
000Aの第3の酸化膜を成長し、異方性エッチングに
よりエッチバックして窒化膜による側壁8と背中合わせ
に第3の酸化膜による側壁12を形成する。
ス11を形成するための不純物をエミッタ領域10に導
入する。再びCVDなどにより全面に厚さ1000〜3
000Aの第3の酸化膜を成長し、異方性エッチングに
よりエッチバックして窒化膜による側壁8と背中合わせ
に第3の酸化膜による側壁12を形成する。
【0023】さらにエミッタ領域10に温度700〜9
00℃で厚さ1000〜3000Aの第2のポリシリコ
ン13を成長する。つぎに砒素や燐などのN型不純物を
第2のポリシリコン13を介して導入することにより、
エミッタ14を形成する。第2のポリシリコン13はエ
ミッタ電極となる。
00℃で厚さ1000〜3000Aの第2のポリシリコ
ン13を成長する。つぎに砒素や燐などのN型不純物を
第2のポリシリコン13を介して導入することにより、
エミッタ14を形成する。第2のポリシリコン13はエ
ミッタ電極となる。
【0024】つぎに図1(c)に示すように、第2のポ
リシリコン13の表面を薄く酸化して、第4の酸化膜1
5を形成する。つぎにレジスト(図示せず)で第2のポ
リシリコン13および第2の酸化膜7を保護して、第3
の酸化膜による側壁12だけをバッファード弗酸などに
よってウェットエッチングする。
リシリコン13の表面を薄く酸化して、第4の酸化膜1
5を形成する。つぎにレジスト(図示せず)で第2のポ
リシリコン13および第2の酸化膜7を保護して、第3
の酸化膜による側壁12だけをバッファード弗酸などに
よってウェットエッチングする。
【0025】つぎに段差被覆性の優れた厚さ500〜1
000AのHTO(High Temperature
Oxide)膜16またはCVDによる窒化膜を成長
する。つぎに第3の酸化膜による側壁12を除去したあ
とに、ボロンをイオン注入して第3のベース17を形成
する。
000AのHTO(High Temperature
Oxide)膜16またはCVDによる窒化膜を成長
する。つぎに第3の酸化膜による側壁12を除去したあ
とに、ボロンをイオン注入して第3のベース17を形成
する。
【0026】グラフトベース6と真性ベース11との間
に第3のベース17を挟むことにより、グラフトベース
6と真性ベース11とが途切れたり、ベース抵抗が増大
してトランジスタ特性が劣化するのを防ぐことができ
る。
に第3のベース17を挟むことにより、グラフトベース
6と真性ベース11とが途切れたり、ベース抵抗が増大
してトランジスタ特性が劣化するのを防ぐことができ
る。
【0027】このあと図1(d)に示すように、層間絶
縁膜18を形成し、コンタクト19を開口して、配線2
0を形成することによりバイポーラ集積回路の素子部が
完成する。
縁膜18を形成し、コンタクト19を開口して、配線2
0を形成することによりバイポーラ集積回路の素子部が
完成する。
【0028】つぎに本発明の第2の実施例について、図
2を参照して説明する。
2を参照して説明する。
【0029】本実施例ではボロンをイオン注入する代り
にジボランの雰囲気にさらして第3のベース17を形成
する。
にジボランの雰囲気にさらして第3のベース17を形成
する。
【0030】P型半導体基板1にN+ 型埋込層2および
エピタキシャル層3が形成され、イオン注入によって真
性ベース11が形成される。第1の酸化膜(図示せず)
をマスクとして第1および第2のポリシリコン5a,1
3を形成してそれぞれベース引き出し電極5aおよびエ
ミッタ電極13とする。
エピタキシャル層3が形成され、イオン注入によって真
性ベース11が形成される。第1の酸化膜(図示せず)
をマスクとして第1および第2のポリシリコン5a,1
3を形成してそれぞれベース引き出し電極5aおよびエ
ミッタ電極13とする。
【0031】ここでベース引き出し電極5a上には酸化
膜7aと窒化膜による側壁8が形成される。グラフトベ
ース6は第1のポリシリコン5aからの拡散によって形
成される。第2のポリシリコン13からの拡散によって
エミッタ10が形成される。
膜7aと窒化膜による側壁8が形成される。グラフトベ
ース6は第1のポリシリコン5aからの拡散によって形
成される。第2のポリシリコン13からの拡散によって
エミッタ10が形成される。
【0032】ここまでの製造方法は、第1の実施例と全
く同様である。
く同様である。
【0033】このあと厚さ500〜1000Aの段差被
覆性の優れたHTO膜16またはCVDによる窒化膜を
成長する。つぎにエミッタ電極となる第2のポリシリコ
ン13の側面およびベース引き出し電極となる第1のポ
リシリコン5aの側面に絶縁膜からなる側壁8を形成す
る。
覆性の優れたHTO膜16またはCVDによる窒化膜を
成長する。つぎにエミッタ電極となる第2のポリシリコ
ン13の側面およびベース引き出し電極となる第1のポ
リシリコン5aの側面に絶縁膜からなる側壁8を形成す
る。
【0034】この状態で800〜900℃のジボラン
(B2 H6)雰囲気にさらすことにより、グラフトベー
ス6と真性ベース11との間に第3のベース17を得る
ことができる。
(B2 H6)雰囲気にさらすことにより、グラフトベー
ス6と真性ベース11との間に第3のベース17を得る
ことができる。
【0035】本実施例は第1の実施例と比べて、第3の
ベース17の形成に際してイオン注入法を用いないの
で、エピタキシャル層3に表面損傷を与えることがな
い。たとえ窒化膜による側壁8が高かったとしてもイオ
ン注入法のような影ができる恐れがないという長所があ
る。
ベース17の形成に際してイオン注入法を用いないの
で、エピタキシャル層3に表面損傷を与えることがな
い。たとえ窒化膜による側壁8が高かったとしてもイオ
ン注入法のような影ができる恐れがないという長所があ
る。
【0036】
【発明の効果】エミッタ電極予定領域にベース引き出し
電極よりも厚い絶縁膜を形成してから、ベース電極を形
成して両電極間にまたがる絶縁膜側壁の頭頂部を、ベー
ス引き出し電極やエミッタ電極の端部から遠ざけること
ができる。
電極よりも厚い絶縁膜を形成してから、ベース電極を形
成して両電極間にまたがる絶縁膜側壁の頭頂部を、ベー
ス引き出し電極やエミッタ電極の端部から遠ざけること
ができる。
【0037】そうしてベース引き出し電極およびエミッ
タ電極の絶縁膜厚を確保することができる。従来の自己
整合型トランジスタの製造工程において、形成された側
壁の頭頂部が薄くなって、ベース−エミッタ間の耐圧が
低下するという現象を防ぐことができる。
タ電極の絶縁膜厚を確保することができる。従来の自己
整合型トランジスタの製造工程において、形成された側
壁の頭頂部が薄くなって、ベース−エミッタ間の耐圧が
低下するという現象を防ぐことができる。
【0038】ベース引き出し電極やエミッタ引き出し電
極を形成してから、両電極間の絶縁膜を除去して基板表
面を露出することができる。その領域にイオン注入技術
またはジボラン(B2 H6 )雰囲気での拡散技術によっ
てボロンをドープすることができる。そうして真性ベー
スとグラフトベースとの間に高濃度拡散層である第3の
ベース層を形成することができる。
極を形成してから、両電極間の絶縁膜を除去して基板表
面を露出することができる。その領域にイオン注入技術
またはジボラン(B2 H6 )雰囲気での拡散技術によっ
てボロンをドープすることができる。そうして真性ベー
スとグラフトベースとの間に高濃度拡散層である第3の
ベース層を形成することができる。
【0039】第3のベース層の存在により、従来の自己
整合型トランジスタの製造工程において、真性ベースと
グラフトベースとが側壁直下で途切れたり、ベース抵抗
が増大するような現象を防ぐことができる。
整合型トランジスタの製造工程において、真性ベースと
グラフトベースとが側壁直下で途切れたり、ベース抵抗
が増大するような現象を防ぐことができる。
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】従来技術による自己整合型トランジスタを示す
断面図である。
断面図である。
1 P型半導体基板 2 N+ 型埋込層 3 エピタキシャル層 4 第1の酸化膜 5 第1のポリシリコン 5a ベース引出電極 6 グラフトベース 7 第2の酸化膜 7a 酸化膜 7b 絶縁膜 8 窒化膜による側壁 9 レジスト 10 エミッタ領域 11 真性ベース 12 第3の酸化膜 12a 側壁 13 第2のポリシリコン 14 エミッタ 15 第4の酸化膜 16 HTO膜 17 第3のベース 18 層間絶縁膜 19 コンタクト 20 配線 20a エミッタ電極
Claims (1)
- 【請求項1】 一導電型半導体基板の一主面に選択的に
第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜のな
いところに第1のポリシリコンを形成する工程と、該ポ
リシリコンの表面を第2の絶縁膜で覆う工程と、全面に
窒化シリコン膜を形成したのち、異方性エッチングによ
りエッチバックして前記第1の絶縁膜の側面に前記窒化
シリコン膜からなる第1の側壁を残す工程と、前記第2
の絶縁膜上に薄いレジストを形成して前記第1の絶縁膜
をエッチングする工程と、前記レジストを除去して全面
に第3の絶縁膜を成長したのち、異方性エッチングによ
りエッチバックして前記窒化シリコン膜からなる第1の
側壁と背中合せに第3の絶縁膜からなる第2の側壁を残
す工程と、前記第1の絶縁膜を除去したあとに第2のポ
リシリコンを選択成長させる工程と、前記第3の絶縁膜
からなる側壁を除去して、露出した前記半導体基板表面
に不純物をドープして外部ベース層を形成する工程とを
含む半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15503391A JP2712889B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15503391A JP2712889B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056895A JPH056895A (ja) | 1993-01-14 |
JP2712889B2 true JP2712889B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=15597208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15503391A Expired - Lifetime JP2712889B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712889B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP15503391A patent/JP2712889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH056895A (ja) | 1993-01-14 |
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