JPH10270135A - ソケット - Google Patents
ソケットInfo
- Publication number
- JPH10270135A JPH10270135A JP9067847A JP6784797A JPH10270135A JP H10270135 A JPH10270135 A JP H10270135A JP 9067847 A JP9067847 A JP 9067847A JP 6784797 A JP6784797 A JP 6784797A JP H10270135 A JPH10270135 A JP H10270135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- flexible arm
- printed circuit
- circuit board
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コ字型内面に対する直交方向におけるコンタ
クトの接続片と固定部材の固着片との位置調整が容易に
できるソケットを提供する。 【解決手段】 本体1と、基端部2aが本体1の両端部
11a,11aにそれぞれ装着されてコ字型内面2bを
有した略コ字型を形成するとともにコ字型外方へ撓んで
プリント基板を着脱する長尺板状の可撓アーム2と、可
撓アーム2の基端部2a側から延設して別のプリント基
板の基板面に固着される固着片31を設けた固定部材3
と、プリント基板と接触する接触片及びコ字型内面2b
に沿って配設される別のプリント基板と接続する接続片
42bを有して、本体1の両端部11a,11a間に可
撓アーム2に沿って並設されたコンタクト4とを備えた
ソケットであって、前記固定部材3は前記コ字型内面2
bに対する直交方向へ可動し得るよう形成された構成に
してある。
クトの接続片と固定部材の固着片との位置調整が容易に
できるソケットを提供する。 【解決手段】 本体1と、基端部2aが本体1の両端部
11a,11aにそれぞれ装着されてコ字型内面2bを
有した略コ字型を形成するとともにコ字型外方へ撓んで
プリント基板を着脱する長尺板状の可撓アーム2と、可
撓アーム2の基端部2a側から延設して別のプリント基
板の基板面に固着される固着片31を設けた固定部材3
と、プリント基板と接触する接触片及びコ字型内面2b
に沿って配設される別のプリント基板と接続する接続片
42bを有して、本体1の両端部11a,11a間に可
撓アーム2に沿って並設されたコンタクト4とを備えた
ソケットであって、前記固定部材3は前記コ字型内面2
bに対する直交方向へ可動し得るよう形成された構成に
してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリが搭載され
てそのメモリと接続した回路を両面に形成したプリント
基板、いわゆるスモール アウトライン デュアル イ
ンライン メモリモジュール(DIMM)と、ノートブ
ック型のパーソナルコンピュータ等に載置された別のプ
リント基板とを接続するソケットに関するものである。
てそのメモリと接続した回路を両面に形成したプリント
基板、いわゆるスモール アウトライン デュアル イ
ンライン メモリモジュール(DIMM)と、ノートブ
ック型のパーソナルコンピュータ等に載置された別のプ
リント基板とを接続するソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のソケットの従来例として、図1
7に示す構成のものが存在する。このものは、樹脂製の
本体Aと、基端部B1が本体Aの両端部にそれぞれ装着
されてコ字型内面B2を有した略コ字型を形成するとと
もにコ字型外方へ撓んでプリント基板を着脱する長尺板
状の可撓アームBと、可撓アームBの基端部B1側から
延設して別のプリント基板の基板面に固着される固着片
C1を設けた固定部材Cと、プリント基板と接触する接
触片D1及びコ字型内面B2に沿って配設される別のプ
リント基板と接続する接続片D2を有して、本体Aの両
端部間に可撓アームBに沿って並設されたコンタクトD
とを備えている。さらに詳しくは、可撓アームBは金属
により、基端部B1が本体Aの両端部にかしめられて装
着される。
7に示す構成のものが存在する。このものは、樹脂製の
本体Aと、基端部B1が本体Aの両端部にそれぞれ装着
されてコ字型内面B2を有した略コ字型を形成するとと
もにコ字型外方へ撓んでプリント基板を着脱する長尺板
状の可撓アームBと、可撓アームBの基端部B1側から
延設して別のプリント基板の基板面に固着される固着片
C1を設けた固定部材Cと、プリント基板と接触する接
触片D1及びコ字型内面B2に沿って配設される別のプ
リント基板と接続する接続片D2を有して、本体Aの両
端部間に可撓アームBに沿って並設されたコンタクトD
とを備えている。さらに詳しくは、可撓アームBは金属
により、基端部B1が本体Aの両端部にかしめられて装
着される。
【0003】また、別の従来例として、図18に示す構
成のものが存在する。このものは、樹脂製の本体Aと、
基端部B1が本体Aの両端部にそれぞれ一体成形されて
コ字型内面B2を有した略コ字型を形成するとともにコ
字型外方へ撓んでプリント基板を着脱する長尺板状の可
撓アームBと、可撓アームBの基端部B1側から延設し
て別のプリント基板の基板面に固着される固着片C1が
圧入された固定部材Cと、プリント基板と接触する接触
片D1及びコ字型内面B2に沿って配設される別のプリ
ント基板と接続する接続片D2を有して、本体Aの両端
部間に可撓アームBに沿って並設されたコンタクトDと
を備えている。
成のものが存在する。このものは、樹脂製の本体Aと、
基端部B1が本体Aの両端部にそれぞれ一体成形されて
コ字型内面B2を有した略コ字型を形成するとともにコ
字型外方へ撓んでプリント基板を着脱する長尺板状の可
撓アームBと、可撓アームBの基端部B1側から延設し
て別のプリント基板の基板面に固着される固着片C1が
圧入された固定部材Cと、プリント基板と接触する接触
片D1及びコ字型内面B2に沿って配設される別のプリ
ント基板と接続する接続片D2を有して、本体Aの両端
部間に可撓アームBに沿って並設されたコンタクトDと
を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のソケッ
トでは、固定部材Cに設けられた固着片C1が別のプリ
ント基板の基板面に固着された状態で、別のプリント基
板と、その別のプリント基板と対向したプリント基板と
を、コンタクトをDを介して互いに接続できる。
トでは、固定部材Cに設けられた固着片C1が別のプリ
ント基板の基板面に固着された状態で、別のプリント基
板と、その別のプリント基板と対向したプリント基板と
を、コンタクトをDを介して互いに接続できる。
【0005】しかしながら、可撓アームBは基端部B1
が従来例ではかしめられて、別の従来例では一体成形さ
れて本体Aの両端部にそれぞれ装着されて、本体Aと固
定される。ここで、固着片C1は固定部材Cに設けら
れ、その固定部材Cが本体Aと固定された可撓アームB
の基端部B1側から延設されている。したがって、固着
片C1は、本体Aと両可撓アームBとで形成されるコ字
型のコ字型内面B2に対する直交方向における位置が固
定される。
が従来例ではかしめられて、別の従来例では一体成形さ
れて本体Aの両端部にそれぞれ装着されて、本体Aと固
定される。ここで、固着片C1は固定部材Cに設けら
れ、その固定部材Cが本体Aと固定された可撓アームB
の基端部B1側から延設されている。したがって、固着
片C1は、本体Aと両可撓アームBとで形成されるコ字
型のコ字型内面B2に対する直交方向における位置が固
定される。
【0006】固着片C1は、コンタクトDの接続片D2
が別のプリント基板の基板面と接続された状態でその別
のプリント基板と固着されるとき、その基板面に対する
直交方向、つまりコ字型内面B2に対する直交方向にお
ける位置が変位して、実装平坦度が劣化し別のプリント
基板との間で空隙を生じる場合がある。したがって、別
のプリント基板と固着されないために、コ字型内面B2
に対する直交方向における接続片D2と固着片C1との
互いの位置が、合致するよう調整する必要があるが、固
着片C1が可撓アームBを介して本体Aに固定されてい
るので調整が困難であった。
が別のプリント基板の基板面と接続された状態でその別
のプリント基板と固着されるとき、その基板面に対する
直交方向、つまりコ字型内面B2に対する直交方向にお
ける位置が変位して、実装平坦度が劣化し別のプリント
基板との間で空隙を生じる場合がある。したがって、別
のプリント基板と固着されないために、コ字型内面B2
に対する直交方向における接続片D2と固着片C1との
互いの位置が、合致するよう調整する必要があるが、固
着片C1が可撓アームBを介して本体Aに固定されてい
るので調整が困難であった。
【0007】また、プリント基板を取り外すとき、両可
撓アームB,Bをコ字型外方へ広げなければならず、広
げすぎて破損を生じる場合があった。
撓アームB,Bをコ字型外方へ広げなければならず、広
げすぎて破損を生じる場合があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、コ字型内面に対する直交
方向におけるコンタクトの接続片と固定部材の固着片と
の位置調整が容易にできるソケットを提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、コ字型内面に対する直交
方向におけるコンタクトの接続片と固定部材の固着片と
の位置調整が容易にできるソケットを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、本体と、基端部が本体
の両端部にそれぞれ装着されてコ字型内面を有した略コ
字型を形成するとともにコ字型外方へ撓んでプリント基
板を着脱する長尺板状の可撓アームと、可撓アームの基
端部側から延設して別のプリント基板の基板面に固着さ
れる固着片を設けた固定部材と、プリント基板と接触す
る接触片及びコ字型内面に沿って配設される別のプリン
ト基板と接続する接続片を有して、本体の両端部間に可
撓アームに沿って並設されたコンタクトと、を備えたソ
ケットであって、前記固定部材は、前記コ字型内面に対
する直交方向へ可動し得るよう形成された構成にしてあ
る。
ために、請求項1記載のものは、本体と、基端部が本体
の両端部にそれぞれ装着されてコ字型内面を有した略コ
字型を形成するとともにコ字型外方へ撓んでプリント基
板を着脱する長尺板状の可撓アームと、可撓アームの基
端部側から延設して別のプリント基板の基板面に固着さ
れる固着片を設けた固定部材と、プリント基板と接触す
る接触片及びコ字型内面に沿って配設される別のプリン
ト基板と接続する接続片を有して、本体の両端部間に可
撓アームに沿って並設されたコンタクトと、を備えたソ
ケットであって、前記固定部材は、前記コ字型内面に対
する直交方向へ可動し得るよう形成された構成にしてあ
る。
【0010】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記コ字型内面に沿った一片とその一片と
直交した他片とで略L字型に形成されたL字型片を前記
可撓アームの基端部に、L字型片と係合する係合穴を前
記本体の両端部にそれぞれ設け、係合穴はL字型片と係
合した状態で前記直交方向へ所定寸法のクリアランスが
設けられた構成にしてある。
のにおいて、前記コ字型内面に沿った一片とその一片と
直交した他片とで略L字型に形成されたL字型片を前記
可撓アームの基端部に、L字型片と係合する係合穴を前
記本体の両端部にそれぞれ設け、係合穴はL字型片と係
合した状態で前記直交方向へ所定寸法のクリアランスが
設けられた構成にしてある。
【0011】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、前記L字型片は、前記本体の両端部に設け
られた係合部と係止する係止爪が前記他片に前記コ字型
外方へ向かって突設された構成にしてある。
のにおいて、前記L字型片は、前記本体の両端部に設け
られた係合部と係止する係止爪が前記他片に前記コ字型
外方へ向かって突設された構成にしてある。
【0012】請求項4記載のものは、請求項1乃至請求
項3のいづれかに記載のものにおいて、前記固定部材
は、前記可撓アームの所定量を越えた撓みを阻止するス
トッパー片が設けられた構成にしてある。
項3のいづれかに記載のものにおいて、前記固定部材
は、前記可撓アームの所定量を越えた撓みを阻止するス
トッパー片が設けられた構成にしてある。
【0013】請求項5記載のものは、請求項1乃至請求
項3のいづれかに記載のものにおいて、一方片とその一
方片と対向するとともに前記コ字型内方へ湾曲した他方
片を有した湾曲部が、前記可撓アームの先端部から延設
された構成にしてある。
項3のいづれかに記載のものにおいて、一方片とその一
方片と対向するとともに前記コ字型内方へ湾曲した他方
片を有した湾曲部が、前記可撓アームの先端部から延設
された構成にしてある。
【0014】請求項6記載のものは、請求項5に記載の
ものにおいて、前記プリント基板は両側部にアール状に
形成された切り欠き部を有したものであって、前記可撓
アームは切り欠き部と係合する係合アール片が前記湾曲
部の他方片先端に設けられた構成にしてある。
ものにおいて、前記プリント基板は両側部にアール状に
形成された切り欠き部を有したものであって、前記可撓
アームは切り欠き部と係合する係合アール片が前記湾曲
部の他方片先端に設けられた構成にしてある。
【0015】請求項7記載のものは、請求項5又は請求
項6のいづれかに記載のものにおいて、前記可撓アーム
は、前記湾曲部の幅が基端部側と比較して狭く形成され
た構成にしてある。
項6のいづれかに記載のものにおいて、前記可撓アーム
は、前記湾曲部の幅が基端部側と比較して狭く形成され
た構成にしてある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図10に基づいて以下に説明する。
図10に基づいて以下に説明する。
【0017】1は本体で、絶縁性の樹脂により、両端部
11a,11aを有した中央片11と、その中央片11
の両端部11a,11aから突設した両対向片12とを
設けて、二方へ開口して底部を有した挿入溝12aが両
対向片12に設けられる。さらに、図3に示すように、
挿入溝12aと連通した断面略L字型の係合穴11b
が、また図4に示すように、凹状の係合部11cが挿入
溝12aの底部と対向して中央片11の両端部11a,
11aにそれぞれ設けられる。また、複数のコンタクト
溝が両対向片12に沿って両端部11a,11a間に並
設される。
11a,11aを有した中央片11と、その中央片11
の両端部11a,11aから突設した両対向片12とを
設けて、二方へ開口して底部を有した挿入溝12aが両
対向片12に設けられる。さらに、図3に示すように、
挿入溝12aと連通した断面略L字型の係合穴11b
が、また図4に示すように、凹状の係合部11cが挿入
溝12aの底部と対向して中央片11の両端部11a,
11aにそれぞれ設けられる。また、複数のコンタクト
溝が両対向片12に沿って両端部11a,11a間に並
設される。
【0018】2は可撓アームで、弾性を有した金属によ
り、長尺板状に形成され、一片21aとその一片21a
と直交した他片21bとで略L字型に形成されたL字型
片21が基端部2aから突設され、両対向片12に設け
られた挿入溝12aにそれぞれ挿入される。L字型片2
1が中央片11に設けられた係合穴11bと係合し、基
端部2aが本体1の両端部11a,11aにそれぞれ装
着されて、本体1の中央片11とでコ字型内面2bを有
した略コ字型を形成する。ここで、L字型片21の一片
21aがコ字型内面2bに沿った状態で挿入されるとと
もに、可撓アーム2がコ字型外方へ撓んで後述するプリ
ント基板5を着脱する。
り、長尺板状に形成され、一片21aとその一片21a
と直交した他片21bとで略L字型に形成されたL字型
片21が基端部2aから突設され、両対向片12に設け
られた挿入溝12aにそれぞれ挿入される。L字型片2
1が中央片11に設けられた係合穴11bと係合し、基
端部2aが本体1の両端部11a,11aにそれぞれ装
着されて、本体1の中央片11とでコ字型内面2bを有
した略コ字型を形成する。ここで、L字型片21の一片
21aがコ字型内面2bに沿った状態で挿入されるとと
もに、可撓アーム2がコ字型外方へ撓んで後述するプリ
ント基板5を着脱する。
【0019】また、図5及び図6に示すように、係止爪
21cがL字型片21の他片21bにコ字型外方へ向か
って、すなわち挿入方向に対して直交した挿入直交方向
へ突設されて、本体1の両端部11a,11aに設けら
れた係合部11cとそれぞれ係止する。このとき、係合
穴11bはL字型片21と係合し、コ字型内面2bに対
する直交方向へ所定寸法のクリアランスδが設けられ
て、L字型片21がその直交方向へクリアランスδだけ
可動する。さらに、係合アール片22が基端部2aと先
端部2cとの中間部にてコ字型内方へ向かって折曲形成
されて突設されるとともに、係止片23が係合アール片
22からコ字型内方へ突設される。
21cがL字型片21の他片21bにコ字型外方へ向か
って、すなわち挿入方向に対して直交した挿入直交方向
へ突設されて、本体1の両端部11a,11aに設けら
れた係合部11cとそれぞれ係止する。このとき、係合
穴11bはL字型片21と係合し、コ字型内面2bに対
する直交方向へ所定寸法のクリアランスδが設けられ
て、L字型片21がその直交方向へクリアランスδだけ
可動する。さらに、係合アール片22が基端部2aと先
端部2cとの中間部にてコ字型内方へ向かって折曲形成
されて突設されるとともに、係止片23が係合アール片
22からコ字型内方へ突設される。
【0020】3は固定部材で、金属により、長尺板状に
形成され、可撓アーム2の基端部2aにおける幅片側と
接続した状態で、基端部2a側から先端部2c側へ向か
って延設され、貫通穴を有した固着片31がコ字型内面
2bに沿うよう折曲形成されて先端に設けられる。さら
に、ストッパー片32がコ字型内面2bに対する直交方
向へ突設されて、可撓アーム2が所定量を越えて撓んだ
ときストッパー片32に当接してその撓みを阻止する。
形成され、可撓アーム2の基端部2aにおける幅片側と
接続した状態で、基端部2a側から先端部2c側へ向か
って延設され、貫通穴を有した固着片31がコ字型内面
2bに沿うよう折曲形成されて先端に設けられる。さら
に、ストッパー片32がコ字型内面2bに対する直交方
向へ突設されて、可撓アーム2が所定量を越えて撓んだ
ときストッパー片32に当接してその撓みを阻止する。
【0021】4はコンタクトで、弾性を有した銅合金に
より、板状に形成され、第1コンタクト41及び第2コ
ンタクト42とで構成され、それぞれがコンタクト溝に
挿入されて、可撓アーム2に沿って両端部11a,11
a間に交互にそれぞれ複数個が並設される。
より、板状に形成され、第1コンタクト41及び第2コ
ンタクト42とで構成され、それぞれがコンタクト溝に
挿入されて、可撓アーム2に沿って両端部11a,11
a間に交互にそれぞれ複数個が並設される。
【0022】図7に示すように、第1コンタクト41が
略U字型に折曲形成された第1接触片41aと、その第
1接触片41aから延設して、プリント基板5の挿入側
に対して反対側へ導出された第1接続片41bとを有し
ている。また、図8に示すように、第2コンタクト42
が略U字型に折曲形成された第2接触片42aと、その
第2接触片42aから折曲形成されてプリント基板5の
挿入側へ導出された第2接続片42bとを有している。
略U字型に折曲形成された第1接触片41aと、その第
1接触片41aから延設して、プリント基板5の挿入側
に対して反対側へ導出された第1接続片41bとを有し
ている。また、図8に示すように、第2コンタクト42
が略U字型に折曲形成された第2接触片42aと、その
第2接触片42aから折曲形成されてプリント基板5の
挿入側へ導出された第2接続片42bとを有している。
【0023】プリント基板5は、ガラスエポキシ等の基
板により、図9に示すように、両側部にアール状に形成
された切り欠き部51が設けられ、一面5a及び他面5
bを有して、複数のメモリ52が一面5a側へ搭載さ
れ、そのメモリ52と接続した回路が両面に形成され
て、第1コンタクト41が一面5a側の回路に、第2コ
ンタクト42が他面5b側の回路にそれぞれ接触する。
板により、図9に示すように、両側部にアール状に形成
された切り欠き部51が設けられ、一面5a及び他面5
bを有して、複数のメモリ52が一面5a側へ搭載さ
れ、そのメモリ52と接続した回路が両面に形成され
て、第1コンタクト41が一面5a側の回路に、第2コ
ンタクト42が他面5b側の回路にそれぞれ接触する。
【0024】別のプリント基板6は、ガラスエポキシ等
の基板により、基板面6aを有して、その基板面6aに
回路が形成されて、パーソナルコンピュータに載置され
る。
の基板により、基板面6aを有して、その基板面6aに
回路が形成されて、パーソナルコンピュータに載置され
る。
【0025】ここで、可撓アーム2は固定部材3が基端
部2aから延設されるとともに、基端部2aから突設さ
れたL字型片21が、本体1の両端部11a,11aに
設けられた係合穴11bとそれぞれ係合する。係合した
状態で、所定寸法のクリアランスδがコ字型内面2bに
対する直交方向へ設けらているので、固定部材3に設け
られた固着片31はその直交方向へ容易に可動する。そ
のように固定部材3を可動させることによって、固着片
31はコ字型内面2bに対する直交方向、つまり別のプ
リント基板6と接続される基板面6aに対する直交方向
における位置調整が出荷時に行われる。
部2aから延設されるとともに、基端部2aから突設さ
れたL字型片21が、本体1の両端部11a,11aに
設けられた係合穴11bとそれぞれ係合する。係合した
状態で、所定寸法のクリアランスδがコ字型内面2bに
対する直交方向へ設けらているので、固定部材3に設け
られた固着片31はその直交方向へ容易に可動する。そ
のように固定部材3を可動させることによって、固着片
31はコ字型内面2bに対する直交方向、つまり別のプ
リント基板6と接続される基板面6aに対する直交方向
における位置調整が出荷時に行われる。
【0026】このものの取り扱い操作を説明する。先
ず、別のプリント基板6がコ字型内面2bに沿って配設
され、コンタクト4の第1接続片41b及び第2接続片
42bが、別のプリント基板6と半田でもって接続され
る。このとき、上記したように、係合穴11bはL字型
片21と係合した状態で所定寸法のクリアランスδが設
けられているので、たとえ位置調整後移送時に互いの位
置がずれても、固定部材3の固着片31は可撓アーム2
の自重でもって所定寸法δだけ可動して基板面6aに当
接する。この状態で、可撓アーム2は固着片31が別の
プリント基板6と固着されて固定される。
ず、別のプリント基板6がコ字型内面2bに沿って配設
され、コンタクト4の第1接続片41b及び第2接続片
42bが、別のプリント基板6と半田でもって接続され
る。このとき、上記したように、係合穴11bはL字型
片21と係合した状態で所定寸法のクリアランスδが設
けられているので、たとえ位置調整後移送時に互いの位
置がずれても、固定部材3の固着片31は可撓アーム2
の自重でもって所定寸法δだけ可動して基板面6aに当
接する。この状態で、可撓アーム2は固着片31が別の
プリント基板6と固着されて固定される。
【0027】次いで、図9及び図10に示すように、可
撓アーム2はコ字型外方へ撓んだ状態でプリント基板5
がコ字型内部に挿入され、係合アール片22がプリント
基板5の両側部に設けられた切り欠き部51と係合し、
さらに係止片23がプリント基板5の基板面6aを係止
して、そのプリント基板5を装着する。このとき、スト
ッパー片32が固定部材3に設けられているので、可撓
アーム2はプリント基板5を着脱するための撓み量が所
定量を越えたとき、ストッパー片32と当接する。
撓アーム2はコ字型外方へ撓んだ状態でプリント基板5
がコ字型内部に挿入され、係合アール片22がプリント
基板5の両側部に設けられた切り欠き部51と係合し、
さらに係止片23がプリント基板5の基板面6aを係止
して、そのプリント基板5を装着する。このとき、スト
ッパー片32が固定部材3に設けられているので、可撓
アーム2はプリント基板5を着脱するための撓み量が所
定量を越えたとき、ストッパー片32と当接する。
【0028】プリント基板5が装着されると、第1コン
タクト41は第1接触片41aがプリント基板5に形成
された一面5a側の回路に、第2コンタクト42は第2
接触片42aが他面5b側の回路にそれぞれ接触する。
メモリ52からの信号は、プリント基板5の両面に形成
された回路パターン、第1コンタクト41及び第2コン
タクト42を介して別のプリント基板6に伝えられて、
パーソナルコンピュータに伝送される。
タクト41は第1接触片41aがプリント基板5に形成
された一面5a側の回路に、第2コンタクト42は第2
接触片42aが他面5b側の回路にそれぞれ接触する。
メモリ52からの信号は、プリント基板5の両面に形成
された回路パターン、第1コンタクト41及び第2コン
タクト42を介して別のプリント基板6に伝えられて、
パーソナルコンピュータに伝送される。
【0029】プリント基板5を取り外すときも装着する
ときと同様であって、可撓アーム2がコ字型外方へ撓ん
だ状態で取り外す。
ときと同様であって、可撓アーム2がコ字型外方へ撓ん
だ状態で取り外す。
【0030】かかる第1実施形態のソケットにあって
は、上記したように、固定部材3が本体1と可撓アーム
2とで形成されるコ字型のコ字型内面2bに対する直交
方向へ可動し得るから、固定部材3をその直交方向へ可
動することによって、別のプリント基板6と固着される
固定部材3の固着片31を、第1接続片41b及び第2
接続片42bが接続される別のプリント基板6の基板面
6a位置に位置調整して、工場出荷時に容易に平坦度調
整をすることができる。
は、上記したように、固定部材3が本体1と可撓アーム
2とで形成されるコ字型のコ字型内面2bに対する直交
方向へ可動し得るから、固定部材3をその直交方向へ可
動することによって、別のプリント基板6と固着される
固定部材3の固着片31を、第1接続片41b及び第2
接続片42bが接続される別のプリント基板6の基板面
6a位置に位置調整して、工場出荷時に容易に平坦度調
整をすることができる。
【0031】また、可撓アーム2がコ字型内面2bに沿
った一片21aと他片21bとで略L字型に形成された
L字型片21を基端部2aに設けるとともに、本体1が
そのL字型片21と係合する係合穴11bを両端部11
a,11aに設け、係合穴11bに所定寸法のクリアラ
ンスδがコ字型内面2bに対する直交方向へ設けられた
から、第1接続片41b及び第2接続片42bが別のプ
リント基板6の基板面6aに接続された状態で、固定部
材3の固着片31が可撓アーム2の自重でもって直交方
向へ所定寸法δだけ可動し基板面6aに当接して、基板
面6aとの間に空隙を形成することなく密着して、位置
調整後移送時に互いの位置がずれても、確実に固着片3
1を別のプリント基板6に固着することができる。
った一片21aと他片21bとで略L字型に形成された
L字型片21を基端部2aに設けるとともに、本体1が
そのL字型片21と係合する係合穴11bを両端部11
a,11aに設け、係合穴11bに所定寸法のクリアラ
ンスδがコ字型内面2bに対する直交方向へ設けられた
から、第1接続片41b及び第2接続片42bが別のプ
リント基板6の基板面6aに接続された状態で、固定部
材3の固着片31が可撓アーム2の自重でもって直交方
向へ所定寸法δだけ可動し基板面6aに当接して、基板
面6aとの間に空隙を形成することなく密着して、位置
調整後移送時に互いの位置がずれても、確実に固着片3
1を別のプリント基板6に固着することができる。
【0032】また、係止爪21cがコ字型外方へ向かっ
てL字型片21の他片21bに突設されたから、L字型
片21が本体1の係合穴11bに挿入されると、係止爪
21cが本体1の両端部11a,11aに設けられた係
合部11cと係止して、挿入方向に対して直交方向へ突
出しているので、可撓アーム2が挿入方向に対する反対
方向、つまり抜去方向へ本体1から抜けることがなくな
って、可撓アーム2を本体1に確実に装着することがで
きる。
てL字型片21の他片21bに突設されたから、L字型
片21が本体1の係合穴11bに挿入されると、係止爪
21cが本体1の両端部11a,11aに設けられた係
合部11cと係止して、挿入方向に対して直交方向へ突
出しているので、可撓アーム2が挿入方向に対する反対
方向、つまり抜去方向へ本体1から抜けることがなくな
って、可撓アーム2を本体1に確実に装着することがで
きる。
【0033】また、可撓アーム2の所定量を越えた撓み
を阻止するストッパー片32が固定部材3に設けられた
から、プリント基板5を着脱するために可撓アーム2の
撓み量が所定量を越えたとき、可撓アーム2がストッパ
ー片32に当接し所定量以上の撓みを阻止されて、撓み
量過多に起因する可撓アーム2の変形を防止することが
できる。
を阻止するストッパー片32が固定部材3に設けられた
から、プリント基板5を着脱するために可撓アーム2の
撓み量が所定量を越えたとき、可撓アーム2がストッパ
ー片32に当接し所定量以上の撓みを阻止されて、撓み
量過多に起因する可撓アーム2の変形を防止することが
できる。
【0034】なお、第1実施形態では、L字型片21と
係合した状態で所定寸法のクリアランスδを係合穴11
bに設けて、固定部材3の固着片31が可撓アーム2の
自重でもって所定寸法δだけ可動するよう構成したが、
固定部材3が可動する別の可動手段を設けて、固定部材
3をコ字型内面2bに対する直交方向へ可動し得るよう
構成してもよく、限定されない。
係合した状態で所定寸法のクリアランスδを係合穴11
bに設けて、固定部材3の固着片31が可撓アーム2の
自重でもって所定寸法δだけ可動するよう構成したが、
固定部材3が可動する別の可動手段を設けて、固定部材
3をコ字型内面2bに対する直交方向へ可動し得るよう
構成してもよく、限定されない。
【0035】また、第1実施形態では、コンタクト4を
第1コンタクト41及び第2コンタクト42とで構成し
たが、第1コンタクト41又は第2コンタクト42のど
ちらか一方で構成して、その一方の接触片がプリント基
板5の一面5a又は他面5bと接触してもよく、限定さ
れない。
第1コンタクト41及び第2コンタクト42とで構成し
たが、第1コンタクト41又は第2コンタクト42のど
ちらか一方で構成して、その一方の接触片がプリント基
板5の一面5a又は他面5bと接触してもよく、限定さ
れない。
【0036】本発明の第2実施形態を11乃至図14に
基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態では第1
実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実
施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同
一符号を付して説明を省略する。
基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態では第1
実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実
施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同
一符号を付して説明を省略する。
【0037】可撓アーム2は、長尺板状の湾曲部24が
一方片24aとその一方片24aと対向した他方片24
bを有して、一方片24aが先端部2cから延設される
とともに、他方片24bがコ字型内方へ湾曲する。さら
に、係合アール片22がコ字型内方へアール状に折曲形
成されて湾曲部24の他方片24b先端に設けられて、
プリント基板5の両切り欠き部51とそれぞれ係合する
とともに、コ字型内方へ突設された係止片23が他方片
24bに設けられて、プリント基板5の一面5aを係止
する。
一方片24aとその一方片24aと対向した他方片24
bを有して、一方片24aが先端部2cから延設される
とともに、他方片24bがコ字型内方へ湾曲する。さら
に、係合アール片22がコ字型内方へアール状に折曲形
成されて湾曲部24の他方片24b先端に設けられて、
プリント基板5の両切り欠き部51とそれぞれ係合する
とともに、コ字型内方へ突設された係止片23が他方片
24bに設けられて、プリント基板5の一面5aを係止
する。
【0038】ただし、このものは可撓アーム2の所定量
を越えた撓みを阻止するストッパー片32が、固定部材
3に設けられていない。
を越えた撓みを阻止するストッパー片32が、固定部材
3に設けられていない。
【0039】かかる第2実施形態のソケットにあって
は、上記したように、一方片24aとコ字型内側へ湾曲
した他方片24bからなる湾曲部24が、可撓アーム2
の先端部2cから延設されたから、基端部2a側に位置
する固着片31の延設部を支点とする可撓アーム2の実
効ばね長さが長くなって、プリント基板5を着脱すると
き可撓アーム2が変形しにくくなるとともに、他方片2
4bが一方片24aと当接しストッパーとなって、撓み
量過多に起因する可撓アーム2の変形を防止することが
できる。
は、上記したように、一方片24aとコ字型内側へ湾曲
した他方片24bからなる湾曲部24が、可撓アーム2
の先端部2cから延設されたから、基端部2a側に位置
する固着片31の延設部を支点とする可撓アーム2の実
効ばね長さが長くなって、プリント基板5を着脱すると
き可撓アーム2が変形しにくくなるとともに、他方片2
4bが一方片24aと当接しストッパーとなって、撓み
量過多に起因する可撓アーム2の変形を防止することが
できる。
【0040】また、プリント基板5の切り欠き部51と
係合する係合アール片22が湾曲部24の他方片24b
先端に設けられたから、切り欠き部51のアール径が変
更になったとき、係合アール片22のアール径のみを変
更して、可撓アーム2の金型全体を新規に更新した従来
と異なって曲げ金型のみを変更して、短時間でかつ安価
に切り欠き部51の形状変更に対して対処することがで
きる。
係合する係合アール片22が湾曲部24の他方片24b
先端に設けられたから、切り欠き部51のアール径が変
更になったとき、係合アール片22のアール径のみを変
更して、可撓アーム2の金型全体を新規に更新した従来
と異なって曲げ金型のみを変更して、短時間でかつ安価
に切り欠き部51の形状変更に対して対処することがで
きる。
【0041】本発明の第3実施形態を図15乃至図16
に基づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第
2実施形態と異なる機能について述べることとし、第2
実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、
同一符号を付して説明を省略する。
に基づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第
2実施形態と異なる機能について述べることとし、第2
実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、
同一符号を付して説明を省略する。
【0042】可撓アーム2は、湾曲部24の幅が基端部
2a側と比較して狭く形成されるとともに、コ字型内方
へ突設された係止片23が係合アール片22から延設さ
れて、プリント基板5の一面5aを係止する。
2a側と比較して狭く形成されるとともに、コ字型内方
へ突設された係止片23が係合アール片22から延設さ
れて、プリント基板5の一面5aを係止する。
【0043】かかる第3実施形態のソケットにあって
は、上記したように、可撓アーム2の湾曲部24の幅が
基端部2a側と比較して狭く形成されたから、基端部2
a側に位置する固着片31の延設部を支点とする可撓ア
ーム2のばね定数が小さくなって、可撓アーム2を変形
することなく大きく撓ませることができる。
は、上記したように、可撓アーム2の湾曲部24の幅が
基端部2a側と比較して狭く形成されたから、基端部2
a側に位置する固着片31の延設部を支点とする可撓ア
ーム2のばね定数が小さくなって、可撓アーム2を変形
することなく大きく撓ませることができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のものは、固定部材が本体
と可撓アームとで形成されるコ字型のコ字型内面に対す
る直交方向へ可動し得るから、固定部材をその直交方向
へ可動することによって、別のプリント基板と固着され
る固定部材の固着片を、コンタクトの接続片が接続され
る別のプリント基板の基板面位置に位置調整して、工場
出荷時に容易に平坦度調整することができる。
と可撓アームとで形成されるコ字型のコ字型内面に対す
る直交方向へ可動し得るから、固定部材をその直交方向
へ可動することによって、別のプリント基板と固着され
る固定部材の固着片を、コンタクトの接続片が接続され
る別のプリント基板の基板面位置に位置調整して、工場
出荷時に容易に平坦度調整することができる。
【0045】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、可撓アームがコ字型内面に沿った一
片と他片とで略L字型に形成されたL字型片を基端部に
設けるとともに、本体がそのL字型片と係合する係合穴
を両端部に設け、係合穴に所定寸法のクリアランスがコ
字型内面に対する直交方向へ設けられたから、コンタク
トの接続片が別のプリント基板の基板面に接続された状
態で、固定部材の固着片が可撓アームの自重でもって直
交方向へ所定寸法δだけ可動し基板面に当接し、基板面
との間に空隙を形成することなく密着して、位置調整後
移送時に互いの位置がずれても、確実に固着片を別のプ
リント基板に固着することができる。
のの効果に加えて、可撓アームがコ字型内面に沿った一
片と他片とで略L字型に形成されたL字型片を基端部に
設けるとともに、本体がそのL字型片と係合する係合穴
を両端部に設け、係合穴に所定寸法のクリアランスがコ
字型内面に対する直交方向へ設けられたから、コンタク
トの接続片が別のプリント基板の基板面に接続された状
態で、固定部材の固着片が可撓アームの自重でもって直
交方向へ所定寸法δだけ可動し基板面に当接し、基板面
との間に空隙を形成することなく密着して、位置調整後
移送時に互いの位置がずれても、確実に固着片を別のプ
リント基板に固着することができる。
【0046】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、係止爪がコ字型外方へ向かってL字
型片の他片に突設されたから、L字型片が本体の係合穴
に挿入されると、係止爪が本体1の両端部に設けられた
係合部と係止して、挿入方向に対して直交方向へ突出し
ているので、可撓アームが挿入方向に対する反対方向、
つまり抜去方向へ本体から抜けることがなくなって、可
撓アームを本体に確実に装着することができる。
のの効果に加えて、係止爪がコ字型外方へ向かってL字
型片の他片に突設されたから、L字型片が本体の係合穴
に挿入されると、係止爪が本体1の両端部に設けられた
係合部と係止して、挿入方向に対して直交方向へ突出し
ているので、可撓アームが挿入方向に対する反対方向、
つまり抜去方向へ本体から抜けることがなくなって、可
撓アームを本体に確実に装着することができる。
【0047】請求項4記載のものは、請求項1乃至請求
項3のいづれかに記載のものの効果に加えて、可撓アー
ムの所定量を越えた撓みを阻止するストッパー片が固定
部材に設けられたから、プリント基板を着脱するために
可撓アームの撓み量が所定量を越えたとき、可撓アーム
がストッパー片に当接し所定量以上の撓みを阻止され
て、撓み量過多に起因する可撓アームの変形を防止する
ことができる。
項3のいづれかに記載のものの効果に加えて、可撓アー
ムの所定量を越えた撓みを阻止するストッパー片が固定
部材に設けられたから、プリント基板を着脱するために
可撓アームの撓み量が所定量を越えたとき、可撓アーム
がストッパー片に当接し所定量以上の撓みを阻止され
て、撓み量過多に起因する可撓アームの変形を防止する
ことができる。
【0048】請求項5記載のものは、請求項1乃至請求
項3のいづれかに記載のものの効果に加えて、一方片と
コ字型内側へ湾曲した他方片を有した湾曲部が可撓アー
ムの先端部から延設されたから、基端部側に位置する固
着片の延設部を支点とする可撓アームの実効ばね長さが
長くなって、プリント基板を着脱するとき可撓アームが
変形しにくくなるとともに、他方片が一方片と当接しス
トッパーとなって、撓み量過多に起因する可撓アームの
変形を防止することができる。
項3のいづれかに記載のものの効果に加えて、一方片と
コ字型内側へ湾曲した他方片を有した湾曲部が可撓アー
ムの先端部から延設されたから、基端部側に位置する固
着片の延設部を支点とする可撓アームの実効ばね長さが
長くなって、プリント基板を着脱するとき可撓アームが
変形しにくくなるとともに、他方片が一方片と当接しス
トッパーとなって、撓み量過多に起因する可撓アームの
変形を防止することができる。
【0049】請求項6記載のものは、請求項5記載のも
のの効果に加えて、プリント基板が両側部にアール状に
形成された切り欠き部を有したものであれば、その切り
欠き部と係合する係合アール片が湾曲部の他方片先端に
設けられたから、切り欠き部のアール径が変更になった
とき、係合アール片のアール径のみを変更して、可撓ア
ームの金型全体を新規に更新した従来と異なって曲げ金
型のみを変更して、短時間でかつ安価に切り欠き部の形
状変更に対して対処することができる。
のの効果に加えて、プリント基板が両側部にアール状に
形成された切り欠き部を有したものであれば、その切り
欠き部と係合する係合アール片が湾曲部の他方片先端に
設けられたから、切り欠き部のアール径が変更になった
とき、係合アール片のアール径のみを変更して、可撓ア
ームの金型全体を新規に更新した従来と異なって曲げ金
型のみを変更して、短時間でかつ安価に切り欠き部の形
状変更に対して対処することができる。
【0050】請求項7記載のものは、請求項5又は請求
項6記載のものの効果に加えて、可撓アームの湾曲部の
幅が基端部側と比較して狭く形成されたから、基端部側
に位置する固着片の延設部を支点とする可撓アームのば
ね定数が小さくなって、可撓アームを変形することなく
大きく撓ませることができる。
項6記載のものの効果に加えて、可撓アームの湾曲部の
幅が基端部側と比較して狭く形成されたから、基端部側
に位置する固着片の延設部を支点とする可撓アームのば
ね定数が小さくなって、可撓アームを変形することなく
大きく撓ませることができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す組立前の斜視図で
ある。
ある。
【図2】同上の組立後の斜視図である。
【図3】同上の本体の一端部の正断面図である。
【図4】同上の本体の一端部の平断面図である。
【図5】同上の可撓アームに設けられたL字型片の平面
図である。
図である。
【図6】同上のL字型片に設けられた係止爪が本体に設
けられた係合部と係止した状態の平断面図である。
けられた係合部と係止した状態の平断面図である。
【図7】同上の本体に並設された第1コンタクトを表す
側断面図である。
側断面図である。
【図8】同上の本体に並設された第2コンタクトを表す
側断面図である。
側断面図である。
【図9】同上のプリント基板の着脱状態における斜視図
である。
である。
【図10】同上のプリント基板を装着した状態の斜視図
である。
である。
【図11】本発明の第2実施形態を示す平面図である。
【図12】同上の部分側断面図である。
【図13】同上の可撓アーム及び固定部材の平面図であ
る。
る。
【図14】同上の可撓アーム及び固定部材の側面図であ
る。
る。
【図15】本発明の第3実施形態を示す可撓アーム及び
固定部材の平面図である。
固定部材の平面図である。
【図16】同上の可撓アーム及び固定部材の側面図であ
る。
る。
【図17】従来例を示す斜視図である。
【図18】別の従来例を示す斜視図である。
1 本体 11a 両端部 11b 係合穴 2 可撓アーム 2a 基端部 2b コ字型内面 2c 先端部 21 L字型片 21a 一片 21b 他片 21c 係止爪 22 係合アール片 24 湾曲部 24a 一方片 24b 他方片 3 固定部材 31 固着片 32 ストッパー片 4 コンタクト 41 第1コンタクト 41a 第1接触片 41b 第1接続片 42 第2コンタクト 42a 第2接触片 42b 第2接続片 5 プリント基板 51 切り欠き部 6 別のプリント基板 6a 基板面
Claims (7)
- 【請求項1】 本体と、基端部が本体の両端部にそれぞ
れ装着されてコ字型内面を有した略コ字型を形成すると
ともにコ字型外方へ撓んでプリント基板を着脱する長尺
板状の可撓アームと、可撓アームの基端部側から延設し
て別のプリント基板の基板面に固着される固着片を設け
た固定部材と、プリント基板と接触する接触片及びコ字
型内面に沿って配設される別のプリント基板と接続する
接続片を有して、本体の両端部間に可撓アームに沿って
並設されたコンタクトと、を備えたソケットであって、 前記固定部材は、前記コ字型内面に対する直交方向へ可
動し得るよう形成されたことを特徴とするソケット。 - 【請求項2】 前記コ字型内面に沿った一片とその一片
と直交した他片とで略L字型に形成されたL字型片を前
記可撓アームの基端部に、L字型片と係合する係合穴を
前記本体の両端部にそれぞれ設け、係合穴はL字型片と
係合した状態で前記直交方向へ所定寸法のクリアランス
が設けられたことを特徴とする請求項1記載のソケッ
ト。 - 【請求項3】 前記L字型片は、前記本体の両端部に設
けられた係合部と係止する係止爪が前記他片に前記コ字
型外方へ向かって突設されたことを特徴とする請求項2
記載のソケット。 - 【請求項4】 前記固定部材は、前記可撓アームの所定
量を越えた撓みを阻止するストッパー片が設けられたこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれかに記載
のソケット。 - 【請求項5】 一方片とその一方片と対向するとともに
前記コ字型内方へ湾曲した他方片を有した湾曲部が、前
記可撓アームの先端部から延設されたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいづれかに記載のソケット。 - 【請求項6】 前記プリント基板は両側部にアール状に
形成された切り欠き部を有したものであって、前記可撓
アームは切り欠き部と係合する係合アール片が前記湾曲
部の他方片先端に設けられたことを特徴とする請求項5
記載のソケット。 - 【請求項7】 前記可撓アームは、前記湾曲部の幅が基
端部側と比較して狭く形成されたことを特徴とする請求
項5又は請求項6のいづれかに記載のソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067847A JPH10270135A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067847A JPH10270135A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10270135A true JPH10270135A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13356769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9067847A Pending JPH10270135A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10270135A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009009918A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
JP2009524906A (ja) * | 2006-01-27 | 2009-07-02 | エフシーアイ・コネクターズ・シンガポール・ピーティーイー・リミテッド | コネクタ |
KR101221813B1 (ko) | 2010-08-19 | 2013-01-14 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 커넥터 |
JP2013073814A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | カードエッジコネクタ |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9067847A patent/JPH10270135A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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