JP2024019779A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2024019779A
JP2024019779A JP2022122449A JP2022122449A JP2024019779A JP 2024019779 A JP2024019779 A JP 2024019779A JP 2022122449 A JP2022122449 A JP 2022122449A JP 2022122449 A JP2022122449 A JP 2022122449A JP 2024019779 A JP2024019779 A JP 2024019779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
press
fitting
housing
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022122449A
Other languages
English (en)
Inventor
康太郎 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2022122449A priority Critical patent/JP2024019779A/ja
Publication of JP2024019779A publication Critical patent/JP2024019779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】適正な組み付け性を確保することができるコネクタを提供すること。【解決手段】本実施形態に係るコネクタは、複数の孔部24が形成された合成樹脂製のハウジング20と、孔部24の幅狭部24Aに圧入されてハウジング20に保持される複数の端子30と、を備え、端子30は、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて延出し、圧入動作に伴って孔部24の幅狭部24Aの内壁24A1により弾性変形する弾性腕部36Aを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタに関する。
一般に、合成樹脂製のハウジングと、このハウジングを貫通して形成された圧入孔に圧入された端子とを備えたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のコネクタでは、圧入孔の内壁面と対向する端子の表裏面のいずれかの部位に係止突部が突設されているため、この係止突部が圧入孔の内壁面に挟持されることで端子の保持力を高めている。
特開2011-113801号公報
しかしながら、圧入孔と端子とのクリアランスを狭めているため、係止突部が突設された端子を圧入孔に圧入すると、ハウジングに大きな応力が作用する可能性がある。このため、ハウジングに端子を圧入する際の組み付け性の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正な組み付け性を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、複数の端子圧入孔が形成された合成樹脂製のハウジングと、端子圧入孔に圧入されてハウジングに保持される複数の端子と、を備え、端子は、圧入方向の上流側から下流側に向けて延出し、圧入動作に伴って端子圧入孔の内壁により弾性変形する弾性腕部を有する。
本発明に係るコネクタは、端子が圧入方向の上流側から下流側に向けて延出し、圧入動作に伴って端子圧入孔の内壁により弾性変形する弾性腕部を有する。このため、端子を端子圧入孔に圧入した際に、弾性腕部が圧入動作に伴って端子圧入孔の内壁により弾性変形することで、ハウジングに対する端子の保持力を高めつつ、ハウジングに大きな応力が作用することを抑制できる。この結果、コネクタの適正な組み付け性を確保することができる、という効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るコネクタの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1のコネクタの分解斜視図である。 図3は、ハウジングと端子とを基板側から見た分解斜視図である。 図4は、端子の斜視図である。 図5は、端子の係止部を孔部に圧入した状態を示す部分拡大断面図である。 図6は、孔部に圧入された端子の係止部に対して離脱方向に力を加えた状態を示す部分拡大断面図である。 図7は、参考例に係るコネクタが有する端子の斜視図である。 図8は、図7の端子の係止部を孔部に圧入した状態を示す部分拡大断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「間口幅方向X」といい、第2方向を「奥行き方向Y」といい、第3方向を「高さ方向Z」という。ここでは、間口幅方向Xと奥行き方向Yと高さ方向Zとは、相互に直交する。高さ方向Zは、典型的には、後述する圧入部に対するペグの圧入方向に相当する。また、奥行き方向Yは、典型的には、後述する端子保持部に圧入される端子の圧入方向、端子保持部から離脱される端子の離脱方向に相当する。この場合、端子の圧入方向と端子の離脱方向とは、奥行き方向Yに沿って反対に向いている。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向として説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1のコネクタの分解斜視図である。図3は、ハウジングと端子とを基板側から見た分解斜視図である。
図1に示すコネクタ10は、例えば、自動車等の車両に搭載される電子機器の基板1に実装される基板実装型のコネクタである。基板1は、例えば、プリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)である。基板1は、高さ方向Zが板厚方向、間口幅方向X及び奥行き方向Yが各辺の延在方向となるような略矩形板状に形成される。基板1は、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁性の材料からなる絶縁層に、銅等の導電性の材料によって配線パターン(プリントパターン)が印刷されることで当該配線パターンによって回路体が構成される。また、図2に示すように、基板1の表面1Aには、コネクタ10を固定するための一対のパッド2と、該コネクタ10が電気的に接続される複数の導電部3とが設けられている。さらに、基板1には、該基板1を高さ方向Zに沿って貫通し、コネクタ10を位置決めするための位置決め孔4が形成されている。
コネクタ10は、基板1に電気的に接続されるものであり、相手側コネクタ(不図示)と基板1とを電気的に接続する接続機構を構成する。コネクタ10は、ハウジング20と、複数の端子30と、ペグ(固定金具)40とを備えて構成される。
ハウジング20は、コネクタ10の筐体を構成する。ハウジング20は、絶縁性の合成樹脂材等を用いて形成されている。ハウジング20は、軸線方向が高さ方向Zに沿う略矩形筒状に形成されたフード21を有する。このフード21は、高さ方向Zの一端が開口し、この開口した一端には、相手側コネクタ(不図示)が挿し込まれて装着される装着部22が形成されている。
ハウジング20は、図3に示すように、高さ方向Zの他端側に、端子保持部23を備える。端子保持部23には、フード21内に対応する領域に当該端子保持部23を高さ方向Zに貫通する複数の孔部(端子圧入孔)24が形成されている。本実施形態では、複数の孔部24が間口幅方向Xに沿って横並びに設けられ、これら横並びの孔部24の列が奥行き方向Yに間隔をあけて2列設けられている。
端子30は、それぞれ基板1と相手側コネクタとを電気的に接続する。複数の端子30は、図3に示すように、間口幅方向Xに沿って横並びに配置され、これら横並びの端子30の列が奥行き方向Yに間隔をあけて2列設けられている。そして、これら複数の端子30は、フード21の装着部22と反対側(基板1(図2)側)から対応する孔部24にそれぞれ圧入されることで孔部24(端子保持部23)に保持される。
端子30は、それぞれ第一接続部31と、第二接続部32と、屈曲部33と、係止部34とを有し、銅等の導電性の金属によって一体に形成されている。端子30は、屈曲部33でL字形状に折り曲げられて屈曲した形状とされる。本実施形態では、第一接続部31は高さ方向Zに沿って延在し、第二接続部32は奥行き方向Yに沿って延在する。また、奥行き方向Yに隣り合う2列の端子30は、背中合わせに配置され、各列の端子30の第二接続部32が相互に離間するように、それぞれ奥行き方向Yに沿って反対方向に延在する。
第一接続部31は、端子30の一端部である。第一接続部31は、孔部24を通じてフード21内に露出して、装着部22(フード21)に装着された相手側コネクタの端子(不図示)と電気的に接続される。第二接続部32は、端子30の他端部である。第二接続部32は、基板1の表面1Aと略平行に延在し、基板1に設けられた導電部3に半田付けによって接続される。これにより、端子30は、それぞれ基板1と電気的に接続される。屈曲部33は、第一接続部31と第二接続部32との間に設けられ、第一接続部31の延在方向と第二接続部32の延在方向とが直交するように端子30をL字形状に屈曲する。係止部34は、第一接続部31と屈曲部33との間に設けられる。係止部34は、第一接続部31よりも幅広に形成されて、孔部24の内壁と密着することで孔部24(端子保持部23)に保持される。係止部34の具体的な構成については後述する。
また、ハウジング20は、図1に示すように、間口幅方向Xの両側に位置する側壁25を有し、これら側壁25の外面にはそれぞれペグ40が圧入される圧入部26が一体に形成されている。この圧入部26は、上端及び下端が開放した圧入溝に相当するもので、この圧入部26には、図1に矢印Z1で示すように、上端側から下端側(基板1側)に向けてペグ40が圧入されている。すなわち、圧入部26の上端側はペグ圧入方向Z1の上流側となり、圧入部26の下端側がペグ圧入方向Z1の下流側となる。
ペグ40は、図2に示すように、金属製の平板により構成された本体41と、この本体41の下端に形成された固定部42と、本体41の幅方向(本実施形態では奥行き方向Yに相当)の両端に形成された保持部43とを備える。ここで、ペグ40の下端は、圧入部26に圧入する際の先端側、すなわちペグ圧入方向Z1の下流側となる。ペグ40は、圧入部26に下端側の固定部42から圧入されるため、固定部42は、ペグ40(本体41)におけるペグ圧入方向Z1の下流側に設けられ、保持部43は、ペグ圧入方向Z1の上流側に設けられている。固定部42は、本体41の下端を断面形状が略U字形状となるように上端側に折り返して形成されている。この固定部42は、基板1のパッド2(図1)に対して半田付けによって固定される。
保持部43は、本体41における固定部42とは反対側(上端側)の側面部に設けられている。本体41の上端側は、固定部42よりも幅方向に幅広に形成され、固定部42よりも幅方向に沿って両側に突出している。この幅方向は、ペグ圧入方向Z1と直交する方向であり、奥行き方向Yに相当する。保持部43は、ペグ40における幅方向の最も幅広な部分の両側端面にそれぞれ形成され、圧入部26の対向する内壁を削って(変形させて)圧入保持される。
また、ハウジング20は、図1に示すように、間口幅方向Xの両側に位置する側壁25にそれぞれ連なり、上記した圧入部26に圧入されたペグ40の幅方向(奥行き方向Y)の両側に延在する保護壁27を有する。この保護壁27は、ハウジング20に保持された端子30の第二接続部32を保護する。
また、ハウジング20は、図2および図3に示すように、保護壁27における基板1との対向面27Aに、高さ方向Zに沿って突出する位置決め突部200が形成されている。この位置決め突部200は、基板1に設けられた位置決め孔4に挿入されて、基板1に対するハウジング20の位置決めを行うことができる。
次に、端子30の係止部34について説明する。図4は、端子の斜視図である。図5は、端子の係止部を孔部に圧入した状態を示す部分拡大断面図である。図6は、孔部に圧入された端子の係止部に対して離脱方向に力を加えた状態を示す部分拡大断面図である。
端子30は、上記したように、第一接続部31と屈曲部33との間に係止部34を備える。この係止部34が圧入された孔部24の内壁に係止して保持される。ここで、矢印Z2で示す係止部34から第一接続部31へと向かう方向を端子圧入方向(圧入方向)という。また、矢印Z3で示す第一接続部31から係止部34へと向かう方向を端子離脱方向(離脱方向)という。この端子圧入方向Z2と端子離脱方向Z3とは、高さ方向Zに沿って延び、相互に反対を向いている。係止部34は、図4に示すように、端子30の端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向かって順に、第一係止部35、第二係止部36および肩部37を備える。
第一係止部35は、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて次第に幅広となる傾斜面35Aを両側縁に備える。すなわち、第一係止部35は、第一接続部31に対して略三角形状に突出する形状となっている。第一係止部35は、最大幅となった後、第一接続部31と同等の幅となるまで下流側に向けて次第に幅を狭めて第二係止部36に連なる。なお、幅とは、端子30の長手方向に直交する方向における各部の長さをいい、本実施形態では、上記した間口幅方向Xに沿った方向の長さをいう。
第二係止部36は、端子幅方向Xの両側に、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて延びる一対の弾性腕部36Aと、これら一対の弾性腕部36Aの間にスリット36Cを介して延在し、肩部37に連なる支持部36Bとを備える。各弾性腕部36Aは、端子圧入方向Z2の上流側が固定端となり、下流側が自由端となっている。このため、端子30の圧入動作に伴い、弾性腕部36Aの自由端側(下流側)は、孔部24の内壁に当接することによって、支持部36Bにそれぞれ接近するように弾性変形する。また、第二係止部36は、各弾性腕部36Aにおける孔部24の内壁に対向する側面に、内壁(外)側に向けて突出する突起部36A1を備える。この突起部36A1における第二係止部36の最大幅は、第一係止部35の最大幅よりも大きく形成されている。このため、突起部36A1は、孔部24の内壁に食い込んで、端子30を強固に係止する。
肩部37は、第一接続部31、第一係止部35および第二係止部36よりも幅広に形成されている。この肩部37は、端子圧入方向Z2の上流側縁部37A1が該端子圧入方向Z2に対して略直角をなしている。この肩部37は、端子30が正規位置まで孔部24に圧入されると、肩部37の上流側縁部37Aが孔部24の周縁と当接することによって、端子30のそれ以上の圧入動作が規制されるようになっている。
上記した第一係止部35、第二係止部36および肩部37は、端子圧入方向Z2に沿った端子30(係止部34)の中心線Lに対して対称に形成されている。このため、特に、第二係止部36の弾性腕部36Aは、端子圧入時に、孔部24の内壁に当接することで同等に弾性変形することで、いずれか一方が偏って変形することが抑制される。
本実施形態では、端子保持部23に形成された孔部24は、図5に示すように、端子圧入方向Z2の上流側に位置する幅狭部24Aと、幅狭部24Aよりも下流側に位置し、幅広に形成される幅広部24Bとを備える。孔部24に端子30を組み付ける場合、第一接続部31(図4)から端子30を孔部24に挿し込む。
この場合、端子30の第一係止部35は、孔部24の幅狭部24Aよりも幅広の傾斜面35Aを備える。このため、この傾斜面35Aが、幅狭部24Aの内壁24A1を押し広げて変形させつつ、端子圧入方向Z2に幅狭部24A内を進むことで、端子30が幅狭部24Aに圧入される。
第一係止部35がすべて幅狭部24Aに圧入されると、第二係止部36が幅狭部24Aに進入する。この場合、第二係止部36は第一係止部35よりも幅広に形成されているが、第二係止部36は、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて延びる一対の弾性腕部36Aを備える。このため、この弾性腕部36Aは、圧入動作に伴って幅狭部24Aの内壁24A1と当接することにより、図5に矢印A1に示すように、スリット36C分だけ、弾性腕部36Aの自由端側が、それぞれ支持部36Bに接近するように弾性変形する。これにより、端子圧入時における第二係止部36の幅を小さくすることができるため、第二係止部36と幅狭部24Aの内壁24A1との接触抵抗を減じることができ、端子30をスムーズに孔部24(幅狭部24A)に圧入することができる。さらに、端子圧入時に、端子30からハウジング20へ加わる応力を低減できるため、ハウジング20に大きな応力が作用することを抑制できる。さらに、弾性腕部36Aは、端子圧入後の復元力によって、突起部36A1を幅狭部24Aの内壁24A1に押し付けるため、この突起部36A1が内壁24A1に食い込んで、端子30を強固に係止する。従って、コネクタ10の適正な組み付け性を確保することができる。
第二係止部36がすべて幅狭部24Aに圧入されると、肩部37の上流側縁部37Aが孔部24の幅広部24Bの上流側縁部24B1と当接することによって、端子30のそれ以上の圧入動作が規制される。
一方で、端子30に対して、端子離脱方向Z3に力がかかった場合、図6に矢印A2で示すように、弾性腕部36Aの自由端側は、端子離脱方向Z3への力によって、それぞれ支持部36Bから離間するように弾性変形する。これにより弾性腕部36Aは、突起部36A1を幅狭部24Aの内壁24A1により強く押し付けるため、この突起部36A1と内壁24A1との係止により、端子30がハウジング20から離脱(抜ける)ことを防止できる。
以上、説明したように、本実施形態に係るコネクタ10は、複数の孔部24が形成された合成樹脂製のハウジング20と、孔部24の幅狭部24Aに圧入されてハウジング20に保持される複数の端子30と、を備える。端子30は、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて延出し、圧入動作に伴って幅狭部24Aの内壁24A1により弾性変形する弾性腕部36Aを有する。このため、弾性腕部36Aは、圧入動作に伴って幅狭部24Aの内壁24A1と当接することにより、弾性腕部36Aの自由端側が、それぞれ幅狭部24Aの内側に接近するように弾性変形する。これにより、端子圧入時における弾性腕部36Aの幅を小さくすることができるため、弾性腕部36Aと幅狭部24Aの内壁24A1との接触抵抗を減じることができ、端子30をスムーズに孔部24(幅狭部24A)に圧入することができる。さらに、端子圧入時に、端子30からハウジング20へ加わる応力を低減できるため、ハウジング20に大きな応力が作用することを抑制できる。さらに、弾性腕部36Aは、端子圧入後の復元力によって、幅狭部24Aの内壁24A1に押し付けられるため、端子30を強固に係止することができ、従って、コネクタ10の適正な組み付け性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、弾性腕部36Aは、端子圧入方向Z2と反対の端子離脱方向Z3に力がかかった場合に、幅狭部24Aの内壁24A1に係止する突起部36A1を有する。このため、弾性腕部36Aの自由端側は、端子離脱方向Z3への力によって、それぞれ幅狭部24Aの内壁24A1に近づくように弾性変形する。これにより、弾性腕部36Aに設けられた突起部36A1は、幅狭部24Aの内壁24A1により強く押し付けられるため、この突起部36A1と内壁24A1との係止により、端子30がハウジング20から離脱(抜ける)ことを防止できる。
次に、参考例に係るコネクタについて説明する。この参考例に係るコネクタでは、上記したコネクタ10と端子の形状が異なるため、ここでは端子について説明し、端子以外の部材については説明を省略する。図7は、参考例に係るコネクタが有する端子の斜視図である。図8は、図7の端子の係止部を孔部に圧入した状態を示す部分拡大断面図である。
参考例では、端子130は、図7に示すように、それぞれ第一接続部31と、第二接続部32と、屈曲部33と、係止部134とを有する。ここで、第一接続部31と、第二接続部32と、屈曲部33とは、上記した端子30と同一の構成であるため説明を省略する。また、係止部134は、端子130の端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向かって順に、第一係止部35、第二係止部136および肩部37を備える。また、係止部134には、第一係止部35から第二係止部136に亘って、端子圧入方向Z2に長い長孔部138が形成されている。ここで、第一係止部35および肩部37は、上記した係止部34と同一の構成であるため説明を省略する。
第二係止部136は、第一係止部35よりも幅広に形成されるとともに、端子圧入方向Z2の上流側から下流側に向けて次第に幅広となる傾斜面136Aを両側縁に備える。また、長孔部138が第一係止部35から第二係止部136に亘って形成されている。このため、図8に示すように、第一係止部35および第二係止部136がすべて幅狭部24Aに進入すると、これら第一係止部35および第二係止部136には、幅狭部24Aの内壁24A1から矢印B方向の力が作用して長孔部138が撓む。これにより、端子圧入時における第一係止部35および第二係止部136の幅が狭くなることで、第一係止部35および第二係止部136と幅狭部24Aの内壁24A1との接触抵抗を減じることができ、端子130をスムーズに孔部24(幅狭部24A)に圧入することができる。
また、この参考例では、端子圧入時に、端子130からハウジング20へ加わる応力を低減できるため、該ハウジング20に大きな応力が作用することを抑制できる。さらに、第一係止部35および第二係止部136は、端子圧入後の復元力によって、幅狭部24Aの内壁24A1に押し付けられるため、端子30を強固に係止することができ、端子130がハウジング20から離脱(抜ける)ことを十分に防止できる。
また、この参考例では、例えば、コネクタを基板に実装する際のリフロー熱等の温度変化によって生じる端子130の材料の膨張、収縮を長孔部138が吸収する。このため、周辺環境の温度変化による影響を受けにくくすることが可能となっている。
なお、本発明に係るコネクタは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態では、コネクタ10は、基板に実装されるタイプのものを例示したが、ハウジング20と、このハウジング20の孔部24に保持される端子30とを備える構成であれば、基板実装型でなくてもよい。
また、本実施形態では、端子30の第一係止部35、第二係止部36および肩部37は、端子圧入方向Z2に沿った端子30(係止部34)の中心線Lに対して対称に形成された構成を例示したが、これに限るものではなく、第一係止部35、第二係止部36および肩部37のいずれか一つ、またはすべてが上記中心線Lに対して非対称としてもよい。
1 基板
10 コネクタ
20 ハウジング
24 孔部(端子圧入孔)
24A 幅狭部
24A1 内壁
30 端子
31 第一接続部
32 第二接続部
34 係止部
35 第一係止部
36 第二係止部
36A 弾性腕部
36A1 突起部
37 肩部
Z 高さ方向
Z2 端子圧入方向(圧入方向)
Z3 端子離脱方向(離脱方向)

Claims (2)

  1. 複数の端子圧入孔が形成された合成樹脂製のハウジングと、
    前記端子圧入孔に圧入されて前記ハウジングに保持される複数の端子と、を備え、
    前記端子は、圧入方向の上流側から下流側に向けて延出し、圧入動作に伴って前記端子圧入孔の内壁により弾性変形する弾性腕部を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記弾性腕部は、前記圧入方向と反対の離脱方向に力がかかった場合に、前記端子圧入孔の内壁に係止する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
JP2022122449A 2022-08-01 2022-08-01 コネクタ Pending JP2024019779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022122449A JP2024019779A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022122449A JP2024019779A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024019779A true JP2024019779A (ja) 2024-02-14

Family

ID=89853953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022122449A Pending JP2024019779A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024019779A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527146Y2 (ja) 表面搭載型電気コネクタ装置
JP4754287B2 (ja) オンボードコネクタ
JP5947679B2 (ja) 基板用コネクタ
JPH08124638A (ja) 表面実装型コネクタ及びその電気コンタクト
JP3106967B2 (ja) 基板用コネクタ
JPS5916398B2 (ja) エツジカ−ドコネクタ
US20130084758A1 (en) Contact and electrical connector
JP2024019779A (ja) コネクタ
US7294018B1 (en) Board connector
JP3300944B2 (ja) プリント回路板用のエッジカードコネクタ
JP4073879B2 (ja) コネクタ
JP2001332324A (ja) 基板用コネクタ
TWI840924B (zh) 高速傳輸用連接器
JP7203700B2 (ja) コネクタシールドの取付構造
JP5922325B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2842814B2 (ja) 電気コネクタ
JP2024019780A (ja) 基板用コネクタ
JP2022086101A (ja) 基板実装コネクタ
JP3010475B2 (ja) 表面実装コネクタ
JP3404321B2 (ja) カード用コネクタ
JP2005005013A (ja) コンタクト、及びコネクタ装置
CN117981182A (zh) 电接触元件
JPH07326442A (ja) 表面実装用電気コネクタ
TW202316751A (zh) 阻抗調整方法及高速傳輸用連接器
JP2021166159A (ja) 端子