JPH10270084A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池

Info

Publication number
JPH10270084A
JPH10270084A JP9076279A JP7627997A JPH10270084A JP H10270084 A JPH10270084 A JP H10270084A JP 9076279 A JP9076279 A JP 9076279A JP 7627997 A JP7627997 A JP 7627997A JP H10270084 A JPH10270084 A JP H10270084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous electrolyte
secondary battery
battery
electrolyte secondary
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9076279A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiharu Iwasaki
文晴 岩崎
Tsugio Sakai
次夫 酒井
Kensuke Tawara
謙介 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP9076279A priority Critical patent/JPH10270084A/ja
Publication of JPH10270084A publication Critical patent/JPH10270084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の温度上昇時の安全性を高めた非水電解
質二次電池の提供。 【解決手段】 リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極
および負極と、リチウムイオン導電性の非水電解質とか
らなる非水電解質二次電池において、電池の温度上昇時
に電池反応を阻害する事が可能な物質を内包した感熱性
マイクロカプセルを電池内に含有したので、電池異常に
よる発熱が生じた際にも熱暴走開始温度にまで至らせな
い事を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムを吸蔵放
出可能な物質を正極活物質および負極活物質とし、リチ
ウムイオン導電性の非水電解質を用いる非水電解質二次
電池に関するものであり、特に電池の温度上昇時の安全
対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】負極活物質としてリチウムを用いる非水
電解質電池は、高電圧、高エネルギ−密度で、かつ自己
放電が小さく長期信頼性に優れる等の利点により、一次
電池としてはメモリ−バックアップ用、カメラ用等の電
源として既に広く用いられている。近年の携帯型電子機
器、通信機器等の著しい発展に伴い、主電源用電池に対
し大電流出力を要求する機器が多種多様に出現し、経済
性と機器の小型軽量化さらに環境への配慮の観点から、
再充放電可能でかつ高エネルギ−密度の二次電池が強く
要望されている そこで負極活物質として、炭素材料に代表されるリチウ
ムイオンを吸蔵放出可能な物質を用いた、高エネルギ−
密度を有する前記非水電解質電池の二次電池化を進める
研究開発が活発に行われ、「リチウムイオン二次電池」
として最近では多く実用化されつつある。
【0003】「リチウムイオン二次電池」は、高エネル
ギー密度であるという利点の反面、安全性に関する不安
がある。一般的に「リチウムイオン二次電池」はイオン
導電性の低い非水電解質を用いるために、電極は金属箔
等の集電体の両面に薄い合剤層を設けた電極シートを、
幾重にも渦巻き状に倦回したり、短冊状の電極を数枚重
ね合わせる等して電池反応面積を大面積化している。こ
のため電池内部での異常により短絡などが発生すると、
反応の面積が大きいため正極負極間で瞬時に大電流が流
れ、短時間で発熱し、場合によっては破裂・発火に至
る。また何らかのトラブルにより、高温環境に暴露され
たり、火中の投じられた場合にも前述のような危険性が
考えられる。「リチウムイオン二次電池」が市場での需
要増に伴って、こうした安全面での課題もクローズアッ
プされてくる様になった。
【0004】「リチウムイオン二次電池」の安全構造と
しては、次のようにいくつかの機構が考案されている。
電池の内圧上昇時にガスを電池外部に放出し大規模な破
裂・爆発を防止するための防爆構造として、電池ケース
の一部に肉薄部を設ける方法、ラプチャー弁の装備、切
り刃による金属箔のような薄い膜の破断等の方法、ゴム
のような弾性体によりガス抜き穴を閉塞し、内圧上昇に
応じて弾性体が変形し排気する方法等がある(特開平1
−38965、特開平2−281554、特開平3−2
25746、特開平5−190163、特開平6−64
359、特開平6−70155、特開平6−15089
9、特開平6−163012、特開平6−16301
8、特開平6−260161、特開平6−32574
2)。また、発熱時に電池反応を停止させる方法として
は、発熱により細孔が閉塞されリチウムイオンが透過で
きなくなるセパレーターを用いる方法がある(特開平6
−231745、特開平7−22014)。
【0005】電流遮断機構としては、電池ケース内の電
極リードと外部のリードとの間に、温度フューズを挟み
発熱により断線する方法や、電池内圧の上昇により電池
内部の封口体が構造変化しそれに付随した切り刃などを
用いてリードを破断する前述の防爆構造と一体化された
機構、温度上昇とともに抵抗が増加し電流を抑制するP
TC素子を用いる方法などがある(特開平4−1475
74、特開平6−168712、特開平6−17675
3、特開平6−187970、特開平6−19613
9、特開平6−196140、特開平6−19615
0、特開平6−203818、特開平6−20382
7、特開平6−215746、特開平6−21574
7、特開平6−215760、特開平6−23174
3、特開平6−290767、特開平6−32575
1、特開平6−325796)。
【0006】マイクロカプセルを電池内に含有した例と
しては、特開昭63−86355、特開平6−2832
06等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、安全対策のため
にマイクロカプセルを含有した電池は、マイクロカプセ
ルに電池反応を阻害または停止させる作用をもつ化学物
質を内包させ、電池の温度上昇時にはマイクロカプセル
隔壁が溶融または破壊されて,内包物を放出させ電池の
熱暴走や破裂・発火を防止できる機構となっていた。つ
まりマイクロカプセル隔壁の溶融または破壊温度前で
は、全く内包物の放出はなく、マイクロカプセル隔壁の
溶融または破壊温度後では、内包物が一度にすべて放出
される。しかしリチウムイオン電池の場合、電池異常に
より発熱が開始されると、ある温度を境にしてその後の
温度の上昇速度は非常に速い。そのため、従来のマイク
ロカプセルの溶融または破壊温度を、電池温度の上昇が
が急上昇を始める温度以上に設定した場合には、マイク
ロカプセル内包物が放出されても本来の機能が充分に作
用されずに、確実性が低い。また電池温度が急上昇する
温度以下にマイクロカプセルの溶融または破壊温度を設
定した場合には、異常温度ではなく通常の使用時にもマ
イクロカプセルから内包物放出の可能性がある等の問題
点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、電池の温度上昇時に電池反応を阻害す
ることが可能な物質をマイクロカプセル内に内包し、マ
イクロカプセル壁膜が溶融または破壊する温度より低い
温度においても、その温度に応じて内包物を放出するこ
とが可能な感熱性マイクロカプセルを用いる。
【0009】マイクロカプセル壁膜が溶融または破壊す
る温度より低い温度においても内包物を放出可能な感熱
性マイクロカプセルを用いる事により、電池の急激な温
度上昇の際にも、確実に電池反応を阻害もしくは停止す
る事が可能であり、また通常の使用環境下での不必要な
電池反応の停止を招くことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の感熱性マイクロカプセル
の熱応答性能は、マイクロカプセルの製造法及びマイク
ロカプセル壁膜材料に大きく依存する。マイクロカプセ
ルの製造方法としては、既存の製法を用いることができ
るが、中でも界面重合法、in situ重合法、コアセルベ
ーション法等が、感熱性マイクロカプセルを製造するた
めには好ましい。特に界面重合の場合には、多くのカプ
セル壁膜材料を用いることができため特に好ましい。
【0011】界面重合法で製造した感熱性マイクロカプ
セル壁膜材料としては、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリウレアなどが挙げられる。それらを構
成するための原材料の組み合わせとしては、多価カルボ
ン酸クロライドと多価アミンとの反応生成物、多価カル
ボン酸クロライドと多価アルコールとの反応生成物、カ
ルボン酸無水物と多価アミンとの反応生成物、多価イソ
シアネートと多価アミンとの反応生成物、多価イソシア
ネートと多価アルコールとの反応生成物、多価イソシア
ネートと水との反応生成物などが挙げられる。
【0012】熱応答性能は、原材料の炭素数や官能基
数、重合度、壁膜厚などに大きく依存するため、製造条
件や原材料の選択次第で、任意の温度範囲での応答が可
能な感熱性マイクロカプセルを製造する事が可能であ
る。以下に原材料の例を示す。多価カルボン酸クロライ
ドとしては、マロニルジクロライド、こはく酸ジクロラ
イド、グルタルジクロライド、アジポイルクロライド、
セバコイルクロライド、塩化フマリル、塩化イタコニ
ル、テレフタル酸クロライド、塩化フタロイル、塩化イ
ソフタロイル 、1,3ナフトエ酸クロライド、4,
4’−ビフェニル−ジカルボン酸クロライド等の化合物
を用いる事ができる。
【0013】また、カルボン酸無水物としては、カルボ
ン酸二分子またはジカルボン酸の脱水縮合物である無水
マレイン酸、無水安息香酸、二無水ピロメリット酸等の
化合物を用いる事ができる。多価アミンとしては、1,
2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、
1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、
1,6−ジアミノヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘ
キサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノ
オクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミ
ノデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,2−ジア
ミノ−2−メチルプロパン、3,3’−ジアミノ−N−
メチルジプロピルアミン、1,8−メタンジアミン、
4,4’−エチレン−ジ−m−トルイジン、2,4,
6,−トリメチル-1,3−フェニレンジアミン、2,
3,5,6−テトラメチル-1,4−フェニレンジアミ
ン、2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトル
エン、3,4−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノ-
4−ニトロトルエン、1,2−ジアニリノエタン、4,
4’−メチレンジアニリン、2,7−ジアミノフルオレ
ン、3,7−ジアミノ−2−メトキシフルオレン、1,
5−ジアミノナフタレン、1,8−ジアミノナフタレ
ン、2,3−ジアミノナフタレン、3,4−ジアミノベ
ンゾフェノン、1,2−ジアミノアントラキノン、1,
4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノアント
ラキノン、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾー
ル、2,3−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリ
ジン、3,4−ジアミノピリジン、4,5−ジアミノピ
リジン、4,5−ジアミノピリミジン、4,6−ジアミ
ノ−2−メルカプトピリミジン、5,6-ジアミノ-1,
3-ジメチルウラシル水和物、ジアミノマレオニトリ
ル、9,10−ジアミノフェナントレン、ジメチレント
リアミン、2,4,6−トリアミノピリミジン、4,
5,6−トリアミノピリミジン、トリアンテレン等があ
げられる。多価イソシアネートとしては、m−フェニレ
ンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリ
レンジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、3,3’ジメトキシ−4,4’−ビフェニルジイ
ソシアネート、3,3’−ジメチルジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、キシリレン−1,4−ジ
イソシアネート、4,4’−ジフェニルプロパンジイソ
シアネート、トリメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、プロピレン−1,2−ジイソ
シアネート、ブチレン−1,2−ジイソシアネート、エ
チリジンジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,2
−ジイシシアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジイ
ソシアネート、4,4’−メチレンビスス(シクロヘキ
シルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4−
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、p−4,
4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、
トルエン−2,4,6−トリイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート、4,4’−ジメチル
ジフェニルメタン−2,2’3,3’−テトライソシア
ネート、OCN(CH2)6N(CONH(CH2)6NCO)2、CH 3CH2C(CH2OCO
NH(CH2)6NCO)3、等が挙げられる。多価アルコールとし
ては、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオ
ール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール、2,2,4-トリメ
チル-1,3-ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5
−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、1,8−オク
タンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール等をあ
げられる。
【0014】in situ重合法の場合の、マイクロカプセ
ル壁膜を材料としては、メラミン−ホルマリン樹脂、尿
素−ホルマリン樹脂等を用いることができる。コアセル
ベーション法におけるマイクロカプセル壁膜を材料とし
ては、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水
マレイン酸共重合体、ゼラチン、ゼラチン−アラビアゴ
ム系等を用いることができる。
【0015】感熱性マイクロカプセルの内包物の種類
は、電池が異常に温度上昇した際に電池反応を阻害もし
くは停止させる手段により異なる。その手段としては、 電解質を高分子ポリマーのマトリックス中に封入す
る方法 リチウムイオンを失活させる方法 等がある。の方法は、電解質を固体状に変化させ、イ
ンピーダンスを増加させることに依り、電池反応を停止
させるものである。電解質が固体やゲル状の場合には、
リチウムイオンの動きを停止させることができる。その
方法としては、感熱性マイクロカプセルに重合性化合物
としての重合性のモノマー、オリゴマー、プレポリマー
等を内包させ、電池の温度上昇によりマイクロカプセル
から放出され、指定温度に達したときに直ちに熱重合を
開始し、電解質をそのポリマーマトリックス中に閉じこ
めてしまう方法である。これら重合性のモノマー、オリ
ゴマー、プレポリマー等は単一化合物である必要はな
く、混合して用いることができる。
【0016】また、このモノマー、オリゴマー、プレポ
リマー等は必ずしも熱重合性である必要はない。熱重合
開始剤として、ラジカル発生剤を用いることで、ラジカ
ルにより重合可能な重合性のモノマーやプレポリマーを
用いる事もできる。また電解質溶媒もラジカルにより重
合させることが可能であり、この場合にはモノマー、オ
リゴマー、プレポリマー等は必要にならない。熱重合開
始剤は、モノマー、オリゴマー、プレポリマー等と同じ
感熱性マイクロカプセルに内包させても良いし、別の感
熱性マイクロカプセルに内包させることも可能である。
また、重合開始温度を重合開始剤の作用の温度とするこ
とができる。重合性のモノマー、オリゴマー、プレポリ
マーの例としては、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチ
レングリコールジアクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、トリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ヘキサンジオールジ
アクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペ
ンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサメタクリレート、エチルカルビトールアクリ
レート、エチルカルビトールメタクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、フェノキシエチルメタクリレー
ト等が挙げられる。また、電解質支持塩を重合触媒とす
るモノマーも用いることができる、例えばLiPF6の場合
には、1、3−ジオキソラン、4−メチル−1、3−ジ
オキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒ
ドロフラン等が挙げられる。熱重合開始剤の例として
は、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル等
の過酸化物、アゾ化合物、有機金属化合物等を用いるこ
とができる。感熱性マイクロカプセルの粒径は、0.0
1μm〜1mm程度まで様々なサイズが可能である。内
包物の量や電池内での状態を考えると、0.1μmから
100μm程度が好ましい。
【0017】前記のリチウムイオンを失活させる方法
とは、電池内のリチウムイオンとの反応により、リチウ
ムイオンが活性を失うような化学物質を感熱性マイクロ
カプセルに内包する事により、発熱時に電池反応を停止
するものである。そのような化学物質としては、水酸基
を有する化合物、酸等が挙げられる。水酸基を有する化
合物としては、水、アルコール、グリコール、グリセリ
ン等を用いる事ができる。酸としては、塩酸等の無機
酸、酢酸等の有機酸や脂肪酸を用いる事ができる。
【0018】感熱性マイクロカプセルの内包物放出温度
としては、通常使用環境温度の上限である60℃以上で
あればよいが、80℃以上が好ましい。電池内での感熱
性マイクロカプセルの存在位置は、効率的に内包物が放
出される位置で有れば何処でも良い。例えば、正極と負
極とを隔離するセパレーター表面や、少なくとも一方の
極の合剤中、少なくとも一方の極の合剤表面、電池ケー
スの内面等が挙げられる。電池内に収容される感熱性マ
イクロカプセルは、1種類のみにとどまる必要はない。
上記のの方法を組み合わせて用いる事もできる。
【0019】また従来の安全対策機構とともに併用する
ことで、さらに安全性への信頼性が高まる事は言うまで
もない。本発明に用いられる正極活物質としては、Ti
S2、MoS2、NbSe3等の金属カルコゲン化物や、MnO2、MoO
3、V2O5、LixCoO2、LixNiO2、LixMn2O4等の金属酸化
物、ポリアニリン、ポりピロール、ポリパラフェニレ
ン、ポリアセン等の導電性高分子、およびグラファイト
層間化合物等のリチウムイオンおよび/またはアニオン
を吸蔵放出可能な各種の物質を用いることができる。
【0020】特に、金属カルコゲン化物や金属酸化物等
のような金属リチウムに対する電極電位が2V以上、よ
り好ましくはV2O5、MnO2、LixCoO2、LixNiO2、LixMn2O4
等のような3Vないし4V以上の高電位を有する(貴
な)活物質と、後に述べる金属リチウムに対する電極電
位が1V以下の低電位を有する(卑な)活物質を用いた
負極とを組み合わせることにより、高エネルギー密度の
二次電池が得られるので、より好ましい。負極活物質と
しては、金属リチウム、炭素質材料、LixSi、金属酸化
物、窒化物、ケイ化物、炭化物、LixySi1-yOz(0≦
x≦6,0≦y<1,0<z<3であり、Mはアルカリ金属を除く金
属あるいはケイ素を除く類金属)で示されるケイ素酸化
物等のリチウムイオンおよび/またはアニオンを吸蔵放
出可能な各種の物質を用いることができる。
【0021】特に、LixySi1-yOz(0≦x≦6,0≦y<
1,0<z<3であり、Mはアルカリ金属を除く金属あるいはケ
イ素を除く類金属)で示されるケイ素酸化物等は、金属
リチウムに対する電極電位が1V以下の領域での充放電
容量が大きいことから、上記正極活物質を用いた正極と
組み合わせることで、高電圧・高エネルギー密度な二次
電池が得られるので、より好ましい。
【0022】電解質としては、γ−ブチロラクトン、プ
ロピレンカ−ボネ−ト、エチレンカ−ボネ−ト(E
C)、ブチレンカ−ボネ−ト、ジメチルカーボネート、
ジエチルカーボネート、メチルフォーメイト、1,2−
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキソラ
ン、ジメチルフォルムアミド等の非水系の有機溶媒の単
独または混合溶媒に、支持電解質としてLiClO4,LiP
F6,LiBF4,LiCF3SO3、LiC(SO2CF3)3、LiN(SO2CF3)2
のリチウムイオン解離性塩を溶解した有機非水電解質、
ポリエチレンオキシドやポリフォスファゼン架橋体等の
高分子に前記リチウム塩を固溶させた高分子固体電解質
あるいはLi3N,LiI等の無機固体電解質等のリチウムイ
オン導電性の非水電解質を用いることができる。
【0023】特に、負極活物質として前述したLixMy
Si1−yOz(0≦x≦6,0≦y<1,0<z<3であり、Mはアル
カリ金属を除く金属あるいはケイ素を除く類金属)で示
されるケイ素酸化物を用いる場合には、ジメチルカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネ
ート等の
【0024】
【化2】
【0025】で示されるアルキルカーボネートとECと
の混合溶媒を用いることが好ましい。さらにECとR
R'型アルキルカーボネートの体積混合比が、約3:1
〜約1:3の範囲であることがより好ましい。正極集電
体としては、アルミニウムやその合金、チタンやその合
金、ステンレスなど正極活物質電位に対して安定である
物質であればよい。その形態としては、例えば箔、エキ
スパンドメタル等が挙げられる。
【0026】負極集電体としては、銅やその合金、ニッ
ケルやその合金、ステンレスなど負極活物質電位に対し
て安定である物質であればよい。その形態としては、例
えば箔、エキスパンドメタル等が挙げられる。電池の形
状としては、ボタン・コイン形や円筒形・角形等、そし
て自動車用バッテリーやロードレベリングなどに用いら
れるような大型の電池まで、そのサイズや形状は問われ
ない。中でもエネルギー密度の大きい円筒形角形以上の
サイズの電池に対して有効である。
【0027】円筒形や角形等の電池の電極として一般的
に用いられているシート電極の製造方法としては、本発
明の水溶性ポリマーの溶液に活物質などの合剤構成物質
を混合・分散した合剤スラリーを調整し、この合剤スラ
リーを集電体上に塗布乾燥し、必要に応じロールプレス
などにより圧延・固着させる方法がある。また、シート
状に成形された合剤層を集電体に圧着したり、接着させ
る方法など種々の方法を用いることができる。この際、
集電体と合剤層との間に炭素材料や金属粉体を導電性フ
ィラーとする導電層を設けても良い。集電体と合剤層と
の電子導電性が向上し、なおいっそう高性能な電池が実
現する。
【0028】コイン型やボタン型用の電極を製造する方
法としては、上記と同様に合剤スラリーを調整し乾燥し
た後、粉砕・造粒して所定の寸法に成形する湿式法や、
本発明の水溶性ポリマーを含む合剤構成物質を均一に混
合した後、成形する乾式法等種々の方法を用いて製造す
ることができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示す。本発明はこれに限定さ
れるものではない。 (実施例1)重合性モノマーであるトリメチロールプロ
パントリアクリレート(TMPTA)20重量部中に、
カプセル膜モノマー1としてヘキサメチレンジイソシア
ネート(東京化成製)5重量部を溶解した。さらにこの
液を3%(W/W)のスチレン−無水マレイン酸コポリ
マー水溶液に混合してホモジナイザーを用いて乳化分散
した。この乳化分散液を氷水で冷やしながらメカニカル
スターラーで攪拌を続けた。乳化分散液が完全に氷水と
同等の温度になったら、カプセルモノマー2として2.
93重量部のジエチレントリアミンを溶解した水溶液を
加えた。このまま約4時間界面重合を行いカプセル分散
溶液を得て、ろ過に依って感熱性マイクロカプセルを分
離した。
【0030】正極活物質としてリチウムとコバルトの複
合酸化物85重量部と、導電剤のグラファイト8重量部
を乳鉢で粉砕・混合したものを、結着剤のフッ素樹脂7
重量部をNMP51.3重量部に溶解した溶液に混合分
散し、正極合剤スラリーを調整した。この正極合剤スラ
リーを厚さ20μmのアルミ箔の両面に、乾燥・圧延後
の合剤密度が3.3g/cm3 、片面の合剤厚さが60μm
になるように塗布・乾燥し、ロールプレスを用いて圧延
して正極シートを作製した。同様にして負極を作製し
た。負極活物質として市販の一酸化ケイ素45重量部
と、導電剤 のグラファイト40重量部を乳鉢で粉砕・
混合したものを、結着剤の架橋型アクリル酸ポリマー1
5重量部を水300重量部に溶解した溶液に混合分散
し、負極合剤スラリーを調整した。この負極合剤スラリ
ーを厚さ10μmの銅箔の両面に、乾燥・圧延後の合剤
密度が1.6g/cm3、片面の合剤厚さが27μmになるよ
うに塗布し、乾燥後ロールプレスを用いて圧延を行ない
負極シートとした。
【0031】得られた感熱性マイクロカプセルを再び水
に分散し、正極、負極双方の電極シートの合剤表面に塗
布し乾燥した。この電極を用いて、厚さ6.3mm、幅
30mm、高さ48mmの角形のリチウムイオン二次電
池を作製した。この電池を、電池Aとする。 (実施例2)実施例1の、電極表面に感熱性マイクロカ
プセルを塗布しない電池Bを作製し、比較を行った。
【0032】こうして作製した電池Aおよび電池Bを、
20mAの定電流で充電終止電圧を4.2V、放電終止電圧
を2.7Vの条件で充放電サイクルを3サイクル行った。
この後、充電電圧4.2V、最大充電電流400mAで定
電流定電圧で2.5時間充電し、放電電流400mAおよ
び600mAの定電流で放電終止電圧2.7Vの条件で
各電流値で3サイクルづつ充放電特性測定を行った。そ
の結果、電池Aおよび電池Bの充放電特性に違いが無い
ことが確認された。
【0033】その後、釘刺しテストを行った。数個のテ
スト結果、感熱性マイクロカプセルを塗布しない電池B
は約20%の電池が発煙後発火したが、電池Aは発煙の
みで発火した電池は無かった。このように本発明の感熱
性マイクロカプセルを用いた電池は、安全性が高いこと
が確認された。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。電池反
応を阻害することが可能な物質を内包し、電池の温度上
昇時にその温度に応じて内包物を徐々に放出することが
可能な感熱性マイクロカプセルを電池内に含有すること
により、安全性の高い非水電解質二次電池を実現でき
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極
    および負極と、リチウムイオン導電性の非水電解質とか
    らなる非水電解質二次電池において、電池反応を阻害す
    る事が可能な物質を内包し、電池の温度上昇に伴い内包
    物を放出可能な感熱性マイクロカプセルを電池内に含有
    することを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 【請求項2】 前記感熱性マイクロカプセルが、80℃
    以上の温度で内包物を放出することが可能であることを
    特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 【請求項3】 前記感熱性マイクロカプセルが、重合性
    化合物を内包することを特徴とする請求項1および2に
    記載の非水電解質二次電池。
  4. 【請求項4】 前記感熱性マイクロカプセルが、熱重合
    開始剤を内包することを特徴とする請求項1および2に
    記載の非水電解質二次電池。
  5. 【請求項5】 前記マイクロカプセルの製造方法が、界
    面重合法であることを特徴とする請求項1から4いずれ
    か1項記載の非水電解質二次電池。
  6. 【請求項6】 前記正極が、リチウムを含有する遷移金
    属酸化物を含有する事を特徴とする請求項1から5いず
    れか1項記載の非水電解質二次電池。
  7. 【請求項7】 負極合剤の負極活物質に炭素質材料また
    はケイ素の酸化物を有する請求項1から5いずれか1項
    記載の非水電解質二次電池。
  8. 【請求項8】 前記非水電解質が、プロピレンカーボネ
    ートまたはエチレンカーボネートと、 【化1】 で表されるアルキルカーボネートを含有する請求項1か
    ら5いずれか1項記載の非水電解質二次電池。
JP9076279A 1997-03-27 1997-03-27 非水電解質二次電池 Pending JPH10270084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9076279A JPH10270084A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 非水電解質二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9076279A JPH10270084A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 非水電解質二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10270084A true JPH10270084A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13600852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9076279A Pending JPH10270084A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 非水電解質二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10270084A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999065101A1 (en) * 1998-06-08 1999-12-16 Moltech Corporation Multifunctional reactive monomers for safety protection of nonaqueous electrochemical cells
JP2009501419A (ja) * 2005-07-13 2009-01-15 エルジー・ケム・リミテッド 添加剤徐放用カプセルを含むリチウム二次バッテリー
JP2010182460A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二次電池
JP2011124074A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Japan Vilene Co Ltd リチウムイオン二次電池用熱暴走抑制剤及びリチウムイオン二次電池
JP2011165501A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Japan Vilene Co Ltd リチウムイオン二次電池用熱暴走抑制剤及びリチウムイオン二次電池
JP2011249058A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toyota Central R&D Labs Inc リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及びリチウムイオン二次電池用負極の製造方法
CN103138016A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于阻滞或防止电池中的热失控的材料和方法
WO2013172256A1 (ja) 2012-05-15 2013-11-21 古河スカイ株式会社 集電体、電極構造体、非水電解質電池及び蓄電部品、集電体の製造方法
JP2014524114A (ja) * 2011-08-25 2014-09-18 エルジー・ケム・リミテッド 微小カプセルを備えるセパレータ及びそれを備える電気化学素子
KR20150013088A (ko) * 2013-07-26 2015-02-04 주식회사 엘지화학 가교화 화합물 입자 및 이를 포함하는 이차전지
WO2015040891A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池
CN106252570A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 天津市捷威动力工业有限公司 一种隔膜用涂层浆料、复合耐热隔膜及其制备方法
US20190198827A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-27 Lg Chem, Ltd. Secondary battery
US10763498B2 (en) 2017-10-13 2020-09-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Negative electrode and non-aqueous electrolyte secondary battery including the same
CN112753117A (zh) * 2018-09-27 2021-05-04 株式会社村田制作所 锂离子二次电池用电解液以及锂离子二次电池
JP2022027534A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 輝能科技股▲分▼有限公司 リチウム電池の熱暴走抑制剤及び関連応用

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999065101A1 (en) * 1998-06-08 1999-12-16 Moltech Corporation Multifunctional reactive monomers for safety protection of nonaqueous electrochemical cells
US6482545B1 (en) 1998-06-08 2002-11-19 Moltech Corporation Multifunctional reactive monomers for safety protection of nonaqueous electrochemical cells
JP2009501419A (ja) * 2005-07-13 2009-01-15 エルジー・ケム・リミテッド 添加剤徐放用カプセルを含むリチウム二次バッテリー
JP2010182460A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二次電池
JP2011124074A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Japan Vilene Co Ltd リチウムイオン二次電池用熱暴走抑制剤及びリチウムイオン二次電池
JP2011165501A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Japan Vilene Co Ltd リチウムイオン二次電池用熱暴走抑制剤及びリチウムイオン二次電池
JP2011249058A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toyota Central R&D Labs Inc リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及びリチウムイオン二次電池用負極の製造方法
JP2014524114A (ja) * 2011-08-25 2014-09-18 エルジー・ケム・リミテッド 微小カプセルを備えるセパレータ及びそれを備える電気化学素子
CN103138016A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于阻滞或防止电池中的热失控的材料和方法
US20130143076A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 GM Global Technology Operations LLC Materials and methods for retarding or preventing thermal runaway in batteries
US8951654B2 (en) * 2011-12-02 2015-02-10 GM Global Technology Operations LLC Materials and methods for retarding or preventing thermal runaway in batteries
WO2013172256A1 (ja) 2012-05-15 2013-11-21 古河スカイ株式会社 集電体、電極構造体、非水電解質電池及び蓄電部品、集電体の製造方法
US9508994B2 (en) 2012-05-15 2016-11-29 Uacj Corporation Current collector, electrode structure, nonaqueous electrolyte battery and electrical storage device, and method for producing current collector
US10217983B2 (en) 2013-07-26 2019-02-26 Lg Chem, Ltd. Cross-linked compound particle and secondary battery including the same
CN105121539B (zh) * 2013-07-26 2018-09-28 株式会社Lg 化学 交联复合物粒子和包含其的二次电池
CN105121539A (zh) * 2013-07-26 2015-12-02 株式会社Lg化学 交联复合物粒子和包含其的二次电池
JP2016522841A (ja) * 2013-07-26 2016-08-04 エルジー・ケム・リミテッド 架橋化化合物粒子及びそれを含む二次電池
EP2966120A4 (en) * 2013-07-26 2016-11-09 Lg Chemical Ltd NETWORKED COMPONENT PARTNERS AND SECONDARY BATTERY THEREWITH
KR20150013088A (ko) * 2013-07-26 2015-02-04 주식회사 엘지화학 가교화 화합물 입자 및 이를 포함하는 이차전지
JP2015060668A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池
WO2015040891A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 株式会社豊田自動織機 リチウムイオン二次電池
CN106252570A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 天津市捷威动力工业有限公司 一种隔膜用涂层浆料、复合耐热隔膜及其制备方法
US10763498B2 (en) 2017-10-13 2020-09-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Negative electrode and non-aqueous electrolyte secondary battery including the same
US20190198827A1 (en) * 2017-12-21 2019-06-27 Lg Chem, Ltd. Secondary battery
US10673031B2 (en) * 2017-12-21 2020-06-02 Lg Chem, Ltd. Secondary battery
CN112753117A (zh) * 2018-09-27 2021-05-04 株式会社村田制作所 锂离子二次电池用电解液以及锂离子二次电池
CN112753117B (zh) * 2018-09-27 2024-01-09 株式会社村田制作所 锂离子二次电池用电解液以及锂离子二次电池
JP2022027534A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 輝能科技股▲分▼有限公司 リチウム電池の熱暴走抑制剤及び関連応用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10270084A (ja) 非水電解質二次電池
US7833648B2 (en) Electrochemical device with high safety at over-voltage and high temperature
US6074776A (en) Polymerizable additives for making non-aqueous rechargeable lithium batteries safe after overcharge
EP0700109B1 (en) A battery and a method for the manufacture of such a battery
JP3575735B2 (ja) 非水系の再充電可能なリチウム電池
JP4805265B2 (ja) 内部構造に相変化材料含有カプセルを含むバッテリーシステム
US6074777A (en) Additives for overcharge protection in non-aqueous rechargeable lithium batteries
KR100802870B1 (ko) 권회형 비수계 이차전지 및 이것에 이용하는 전극판
TWI324409B (en) Lithium secondary battery having improved stability to overcharge
KR100284914B1 (ko) 2차 전지 및 그의 제작 방법
US6482545B1 (en) Multifunctional reactive monomers for safety protection of nonaqueous electrochemical cells
US7955724B2 (en) Secondary battery having a film including expandable graphite and polyurethane
KR101502040B1 (ko) 비수 전해질 2차 전지용 세퍼레이터, 그 제조 방법 및 비수 전해질 2차 전지
JP2001332245A (ja) 電極及びそれを用いた非水系電池
KR20070083975A (ko) 전기화학 소자용 세퍼레이터 및 전기화학 소자
KR20040084981A (ko) 비수 전해질 전지
CN115093834B (zh) 一种相变材料及其制备方法和应用
KR20230096999A (ko) 전기 화학 소자용 바인더 조성물, 전기 화학 소자 전극용 슬러리 조성물, 전기 화학 소자용 전극 및 전기 화학 소자
JP3263198B2 (ja) 非水電解質二次電池およびその製造法
TWI735041B (zh) 糊料組成物、二次電池用電極材料、二次電池用電極及二次電池
US20210218050A1 (en) Cross-linked organic-inorganic solid composite electrolyte for lithium secondary batteries
CN117594803A (zh) 一种热安全开关电池集流体及其制备方法和应用
JPH09306510A (ja) 非水系電池
JP4045613B2 (ja) リチウム電池
US20220021078A1 (en) Separator for lithium secondary battery and lithium secondary battery comprising same

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040106

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040316

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040323