JPH10269867A - 交流用酸化物超電導線およびその製造方法 - Google Patents
交流用酸化物超電導線およびその製造方法Info
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- JPH10269867A JPH10269867A JP9071103A JP7110397A JPH10269867A JP H10269867 A JPH10269867 A JP H10269867A JP 9071103 A JP9071103 A JP 9071103A JP 7110397 A JP7110397 A JP 7110397A JP H10269867 A JPH10269867 A JP H10269867A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Abstract
(57)【要約】
【課題】 銀シース法による酸化物超電導線のヒステリ
シス損を低減する。 【解決手段】 銀マトリックス中に複数本の酸化物超電
導フィラメントを配置し、このマトリックスの外側にA
g−Mg系の高強度銀基合金を配置するととものに、マ
トリックスをAg−Mg−Pd系の高抵抗率銀基合金に
より複数の領域に分割することにより、酸化物超電導線
の交流電流を通電した時のヒステリシス損を低減し、か
つ機械的強度を向上させる。
シス損を低減する。 【解決手段】 銀マトリックス中に複数本の酸化物超電
導フィラメントを配置し、このマトリックスの外側にA
g−Mg系の高強度銀基合金を配置するととものに、マ
トリックスをAg−Mg−Pd系の高抵抗率銀基合金に
より複数の領域に分割することにより、酸化物超電導線
の交流電流を通電した時のヒステリシス損を低減し、か
つ機械的強度を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流用電力機器に用
いる酸化物超電導線およびその製造方法に係り、特に交
流電力を低損失で輸送することが可能な、銀シース法に
よる交流用酸化物超電導線およびその製造方法の改良に
関する。
いる酸化物超電導線およびその製造方法に係り、特に交
流電力を低損失で輸送することが可能な、銀シース法に
よる交流用酸化物超電導線およびその製造方法の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】Bi系の酸化物超電導体は、80〜11
0Kの臨界温度(Tc)を有し、Tcが液体窒素温度
(77.3K)を越えることから、エレクトロニクス、
電力輸送、強磁界発生等の分野での実用化が期待されて
おり、現在ではその臨界電流密度(Jc)も実用レベル
に達しつつある。
0Kの臨界温度(Tc)を有し、Tcが液体窒素温度
(77.3K)を越えることから、エレクトロニクス、
電力輸送、強磁界発生等の分野での実用化が期待されて
おり、現在ではその臨界電流密度(Jc)も実用レベル
に達しつつある。
【0003】酸化物超電導体の本格的な実用化のために
は、線材化技術を確立することが不可欠であり、長尺で
Jcの高い線材を製造し得る有力な方法の一つとして銀
シース法が知られている。
は、線材化技術を確立することが不可欠であり、長尺で
Jcの高い線材を製造し得る有力な方法の一つとして銀
シース法が知られている。
【0004】シース材として銀を使用するのは、加工性
に優れる上、熱処理中に内部の酸化物と反応せず、また
銀が実質的に酸素透過機能を有することによる。
に優れる上、熱処理中に内部の酸化物と反応せず、また
銀が実質的に酸素透過機能を有することによる。
【0005】この方法は、酸化物超電導体の構成元素を
所定のモル比で配合した混合粉末や仮焼粉末を銀パイプ
中に充填し、これを伸線加工等により線状に加工した
後、この複数本を銀または銀基合金パイプ中に収容して
更に伸線加工や圧延加工等の塑性加工を施して所定形状
に成形し、次いで熱処理を施すことにより酸化物超電導
体の複合多心線を製造するものである。
所定のモル比で配合した混合粉末や仮焼粉末を銀パイプ
中に充填し、これを伸線加工等により線状に加工した
後、この複数本を銀または銀基合金パイプ中に収容して
更に伸線加工や圧延加工等の塑性加工を施して所定形状
に成形し、次いで熱処理を施すことにより酸化物超電導
体の複合多心線を製造するものである。
【0006】上記の方法において、熱処理は複数回施さ
れ、この熱処理の間に圧延加工を施して酸化物超電導体
の結晶粒のa−b面を線材の軸方向に強く配向(結晶の
c軸が板面に垂直に配向)させることにより、Jcの向
上を図ることが行われている。 また、電磁力によるス
トレスによってJcが不可逆的に低下することを防止す
るため、最外層に配置するパイプに、Ag−Cu、Ag
−Mg−Ni、Ag−Mg−Zr、Ag−Cu−Ti、
Ag−Cu−Hf等の銀基合金を用いて機械的強度を向
上させることが検討されている。
れ、この熱処理の間に圧延加工を施して酸化物超電導体
の結晶粒のa−b面を線材の軸方向に強く配向(結晶の
c軸が板面に垂直に配向)させることにより、Jcの向
上を図ることが行われている。 また、電磁力によるス
トレスによってJcが不可逆的に低下することを防止す
るため、最外層に配置するパイプに、Ag−Cu、Ag
−Mg−Ni、Ag−Mg−Zr、Ag−Cu−Ti、
Ag−Cu−Hf等の銀基合金を用いて機械的強度を向
上させることが検討されている。
【0007】この方法により、現在液体窒素温度で10
4 A/cm2 オーダーの高いJcを有するテープ状線材
が得られている。
4 A/cm2 オーダーの高いJcを有するテープ状線材
が得られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた銀シース法
により製造された酸化物超電導線においては、最外層に
上記の銀基合金パイプを使用する場合も含め、酸化物超
電導フィラメント間に銀が配置されるため、マトリック
スが銀で構成されることになる。
により製造された酸化物超電導線においては、最外層に
上記の銀基合金パイプを使用する場合も含め、酸化物超
電導フィラメント間に銀が配置されるため、マトリック
スが銀で構成されることになる。
【0009】このような線材に交流電流を通電すると、
内部の酸化物超電導フィラメントに交流電流による外部
変動磁場が印加されるが、銀自体の抵抗率は室温でも
1.47μΩcm程度と非常に小さな値を示すため、各
酸化物超電導フィラメントは電磁気学的には多心線であ
るにも拘らず、あたかも単心線にように振る舞う。
内部の酸化物超電導フィラメントに交流電流による外部
変動磁場が印加されるが、銀自体の抵抗率は室温でも
1.47μΩcm程度と非常に小さな値を示すため、各
酸化物超電導フィラメントは電磁気学的には多心線であ
るにも拘らず、あたかも単心線にように振る舞う。
【0010】即ち、全ての酸化物超電導フィラメントが
電磁気的に結合することによって、交流電流による外部
変動磁場の磁束線は、線材内部において結合した全ての
酸化物超電導フィラメントの遮蔽電流の和により、線材
の表面で最大となり線材の中心部で最低を示すような分
布となる。
電磁気的に結合することによって、交流電流による外部
変動磁場の磁束線は、線材内部において結合した全ての
酸化物超電導フィラメントの遮蔽電流の和により、線材
の表面で最大となり線材の中心部で最低を示すような分
布となる。
【0011】このような磁束分布においては、線材に大
きなヒステリシス損が発生するという難点があった。
きなヒステリシス損が発生するという難点があった。
【0012】本発明は、以上の銀シース法による酸化物
超電導線の難点を解決するためになされたもので、交流
電流を通電した時のヒステリシス損を低減し、かつ機械
的強度に優れた交流用酸化物超電導線およびその製造方
法を提供することをその目的とする。
超電導線の難点を解決するためになされたもので、交流
電流を通電した時のヒステリシス損を低減し、かつ機械
的強度に優れた交流用酸化物超電導線およびその製造方
法を提供することをその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願請求項1の交流用酸化物超電導線は、銀また
は銀基合金マトリックス中に複数本の酸化物超電導フィ
ラメントを配置し、このマトリックスをAg−Mg−X
系の高抵抗率銀基合金により複数の領域に分割したもの
である。
めに、本願請求項1の交流用酸化物超電導線は、銀また
は銀基合金マトリックス中に複数本の酸化物超電導フィ
ラメントを配置し、このマトリックスをAg−Mg−X
系の高抵抗率銀基合金により複数の領域に分割したもの
である。
【0014】また、本願請求項2の交流用酸化物超電導
線は、銀または銀基合金マトリックスの外側にAg−Y
系の高強度銀基合金を配置するとともに、このマトリッ
クスをAg−Mg−X系の高抵抗率銀基合金により複数
の領域に分割したものである。 以上の発明において、
高抵抗率を有する銀基合金により分割されている複数の
領域の内部には、銀または銀基合金マトリックス中に少
なくとも1本以上の酸化物超電導フィラメントを配置す
ることが好ましい。銀または銀基合金マトリックス中に
所定本数の酸化物超電導フィラメントを配置することに
より、容易に多心構造の交流用酸化物超電導線を構成す
ることができる。
線は、銀または銀基合金マトリックスの外側にAg−Y
系の高強度銀基合金を配置するとともに、このマトリッ
クスをAg−Mg−X系の高抵抗率銀基合金により複数
の領域に分割したものである。 以上の発明において、
高抵抗率を有する銀基合金により分割されている複数の
領域の内部には、銀または銀基合金マトリックス中に少
なくとも1本以上の酸化物超電導フィラメントを配置す
ることが好ましい。銀または銀基合金マトリックス中に
所定本数の酸化物超電導フィラメントを配置することに
より、容易に多心構造の交流用酸化物超電導線を構成す
ることができる。
【0015】上記構成の交流用酸化物超電導線は、本願
請求項6および請求項7の交流用酸化物超電導線の製造
方法により容易に製造することができる。
請求項6および請求項7の交流用酸化物超電導線の製造
方法により容易に製造することができる。
【0016】即ち、本願請求項6の発明は、(イ)銀ま
たは銀基合金パイプ中に、熱処理により酸化物超電導体
を構成する原料粉末を充填し、断面六角形状に成形して
複合線(A)を製造する工程と、(ロ)この複合線
(A)の1本または複数本を、Ag−Mg−X系合金か
らなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、断面六
角形状に成形して複合線(B)を製造する工程と、
(ハ)この複合線(B)の複数本を、高抵抗率銀基合金
からなるパイプ中に収容し、断面円形に成形して複合線
(C)を製造する工程と、(ニ)この複合線(C)に断
面減少加工および圧延加工を施してテープ状線材を製造
する工程と、(ホ)このテープ状線材に、一次熱処理、
圧延加工および二次熱処理を順次施す工程とにより交流
用酸化物超電導線を製造するものである。
たは銀基合金パイプ中に、熱処理により酸化物超電導体
を構成する原料粉末を充填し、断面六角形状に成形して
複合線(A)を製造する工程と、(ロ)この複合線
(A)の1本または複数本を、Ag−Mg−X系合金か
らなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、断面六
角形状に成形して複合線(B)を製造する工程と、
(ハ)この複合線(B)の複数本を、高抵抗率銀基合金
からなるパイプ中に収容し、断面円形に成形して複合線
(C)を製造する工程と、(ニ)この複合線(C)に断
面減少加工および圧延加工を施してテープ状線材を製造
する工程と、(ホ)このテープ状線材に、一次熱処理、
圧延加工および二次熱処理を順次施す工程とにより交流
用酸化物超電導線を製造するものである。
【0017】また、本願請求項7の発明は、(イ)銀ま
たは銀基合金パイプ中に、熱処理により酸化物超電導体
を構成する原料粉末を充填し、断面六角形状に成形して
複合線(A)を製造する工程と、(ロ)この複合線
(A)の1本または複数本を、Ag−Mg−X系合金か
らなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、断面六
角形状に成形して複合線(B)を製造する工程と、
(ハ)この複合線(B)の複数本を、Ag−Y系合金か
らなる高強度銀基合金パイプ中に収容した後、断面円形
に成形して複合線(D)を製造する工程と、(ニ)この
複合線(D)に断面減少加工および圧延加工を施してテ
ープ状線材を製造する工程と、(ホ)このテープ状線材
に、一次熱処理、圧延加工および二次熱処理を順次施す
工程とにより交流用酸化物超電導線を製造するものであ
る。
たは銀基合金パイプ中に、熱処理により酸化物超電導体
を構成する原料粉末を充填し、断面六角形状に成形して
複合線(A)を製造する工程と、(ロ)この複合線
(A)の1本または複数本を、Ag−Mg−X系合金か
らなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、断面六
角形状に成形して複合線(B)を製造する工程と、
(ハ)この複合線(B)の複数本を、Ag−Y系合金か
らなる高強度銀基合金パイプ中に収容した後、断面円形
に成形して複合線(D)を製造する工程と、(ニ)この
複合線(D)に断面減少加工および圧延加工を施してテ
ープ状線材を製造する工程と、(ホ)このテープ状線材
に、一次熱処理、圧延加工および二次熱処理を順次施す
工程とにより交流用酸化物超電導線を製造するものであ
る。
【0018】以上の発明におけるAg−Mg−X系の高
抵抗率銀基合金は、XがAu、Pt、Pd、Mn、Sb
から選択されたいずれか1種または2種以上の添加元素
からなり、その添加量が(Mg+X)≦20at%、
0.3at%≦Xで、かつ0.01at%≦Mg≦10
at%であることが好ましい。ここで0.3at%≦X
としたのは、液体窒素温度における抵抗率を所定以上の
値とするためには、最低でもこの範囲の添加量を必要と
するためである。また、線材を強化するために必要なM
gの最適範囲は、その加工性を考慮して0.02〜2a
t%である。
抵抗率銀基合金は、XがAu、Pt、Pd、Mn、Sb
から選択されたいずれか1種または2種以上の添加元素
からなり、その添加量が(Mg+X)≦20at%、
0.3at%≦Xで、かつ0.01at%≦Mg≦10
at%であることが好ましい。ここで0.3at%≦X
としたのは、液体窒素温度における抵抗率を所定以上の
値とするためには、最低でもこの範囲の添加量を必要と
するためである。また、線材を強化するために必要なM
gの最適範囲は、その加工性を考慮して0.02〜2a
t%である。
【0019】さらに、本願請求項2および請求項7の発
明におけるAg−Y系の高強度銀基合金は、YがMg、
Ni、Cu、Mnから選択されたいずれか1種または2
種以上の添加元素からなり、その添加量Yが0.01〜
10at%であることが好ましく、特にその加工性を考
慮して0.02〜2at%の範囲が好適である。
明におけるAg−Y系の高強度銀基合金は、YがMg、
Ni、Cu、Mnから選択されたいずれか1種または2
種以上の添加元素からなり、その添加量Yが0.01〜
10at%であることが好ましく、特にその加工性を考
慮して0.02〜2at%の範囲が好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0021】まず、図1に示すように、共沈法により作
成した粉末を仮焼成して得られた原料粉末(酸化物超電
導前駆体粉末)を銀パイプ中に充填する。この原料粉末
は、例えば、Bi系(2223)相(Bi:Sr:C
a:Cu=2:2:2:3のモル比を示す。以下同
じ。)の場合、ほぼ(Bi+Pb):Sr:Ca:Cu
=2:2:2:3のモル組成比を有し、所定の粒度に調
整されたものである。
成した粉末を仮焼成して得られた原料粉末(酸化物超電
導前駆体粉末)を銀パイプ中に充填する。この原料粉末
は、例えば、Bi系(2223)相(Bi:Sr:C
a:Cu=2:2:2:3のモル比を示す。以下同
じ。)の場合、ほぼ(Bi+Pb):Sr:Ca:Cu
=2:2:2:3のモル組成比を有し、所定の粒度に調
整されたものである。
【0022】次いで、伸線加工を施して断面六角形状の
複合線(A)を製造する。
複合線(A)を製造する。
【0023】この複合線(A)の複数本を、Ag−Mg
−X系合金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容し
た後、同様に伸線加工を施して断面六角形状の複合線
(B)を製造する。
−X系合金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容し
た後、同様に伸線加工を施して断面六角形状の複合線
(B)を製造する。
【0024】この複合線(B)の複数本を、Ag−Mg
−X系合金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容し
た後、伸線加工を施して断面円形の複合線(C)を製造
するか、あるいは高抵抗率銀基合金パイプの代わりにA
g−Y系合金からなる高強度銀基合金パイプを用いて同
様の方法により複合線(D)を製造する。
−X系合金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容し
た後、伸線加工を施して断面円形の複合線(C)を製造
するか、あるいは高抵抗率銀基合金パイプの代わりにA
g−Y系合金からなる高強度銀基合金パイプを用いて同
様の方法により複合線(D)を製造する。
【0025】次に、この複合線(C)または複合線
(D)に伸線加工および圧延加工を施してテープ状線材
を製造した後、このテープ状線材に、一次熱処理、中間
圧延加工および二次熱処理を順次施す工程とにより交流
用酸化物超電導線を製造する。
(D)に伸線加工および圧延加工を施してテープ状線材
を製造した後、このテープ状線材に、一次熱処理、中間
圧延加工および二次熱処理を順次施す工程とにより交流
用酸化物超電導線を製造する。
【0026】上記の一次熱処理過程において、予め低温
領域でAg合金中のMgを酸化して安定な状態とし、M
gOを銀合金中に微細に分散するような熱処理を施すと
ともに、Bi系(2212)相(Bi:Sr:Ca:C
u=2:2:1:2のモル比を示す。)を経てBi系
(2223)相を生成する。一方、高抵抗率銀基合金中
の第3添加元素はAgに固溶しているので、銀と比較し
て抵抗率を大きくすることが可能となる。
領域でAg合金中のMgを酸化して安定な状態とし、M
gOを銀合金中に微細に分散するような熱処理を施すと
ともに、Bi系(2212)相(Bi:Sr:Ca:C
u=2:2:1:2のモル比を示す。)を経てBi系
(2223)相を生成する。一方、高抵抗率銀基合金中
の第3添加元素はAgに固溶しているので、銀と比較し
て抵抗率を大きくすることが可能となる。
【0027】MgOの酸化処理は昇温過程で行い、大気
中で500〜700℃で1〜10時間程度保持した後、
酸化物超電導前駆体粉末の部分溶融温度以上で酸化物の
分解温度以下の温度領域で焼成処理を行う。
中で500〜700℃で1〜10時間程度保持した後、
酸化物超電導前駆体粉末の部分溶融温度以上で酸化物の
分解温度以下の温度領域で焼成処理を行う。
【0028】また、二次熱処理により酸化物超電導結晶
の粒界の性質を改善する。
の粒界の性質を改善する。
【0029】一次および二次熱処理の条件は、810〜
860℃で合計熱処理時間は90〜160時間で施すこ
とが好ましい。
860℃で合計熱処理時間は90〜160時間で施すこ
とが好ましい。
【0030】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。
【0031】銀パイプ中にBi:Pb:Sr:Ca:C
u=1.85:0.25:1.90:2.05:3.0
5のモル組成比で仮焼成された平均粒径3μm以下の酸
化物超電導前駆体粉末を充填し、これに伸線加工を施し
て断面六角形状の複合線(A)を製造した。
u=1.85:0.25:1.90:2.05:3.0
5のモル組成比で仮焼成された平均粒径3μm以下の酸
化物超電導前駆体粉末を充填し、これに伸線加工を施し
て断面六角形状の複合線(A)を製造した。
【0032】この複合線(A)の7本を、その側面を当
接してAg−0.05at%Mg−0.6at%Pd合
金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、伸
線加工を施して断面六角形状の複合線(B)を製造し
た。
接してAg−0.05at%Mg−0.6at%Pd合
金からなる高抵抗率銀基合金パイプ中に収容した後、伸
線加工を施して断面六角形状の複合線(B)を製造し
た。
【0033】この複合線(B)の7本を、上記と同様の
方法により、Ag−0.44at%Mg合金からなる高
強度銀基合金パイプ中に収容した後、伸線加工を施して
断面六角形状の複合線(D)を製造した。
方法により、Ag−0.44at%Mg合金からなる高
強度銀基合金パイプ中に収容した後、伸線加工を施して
断面六角形状の複合線(D)を製造した。
【0034】次に、この複合線(D)に伸線加工施して
最終線径φ2.0mmの丸線を製造した後、6.7mm
ピッチでツィスト加工を施し、次いで圧延加工を施して
厚さ0.25mmのテープ状線材を製造した。
最終線径φ2.0mmの丸線を製造した後、6.7mm
ピッチでツィスト加工を施し、次いで圧延加工を施して
厚さ0.25mmのテープ状線材を製造した。
【0035】このテープ状線材に、850℃で一次熱処
理を施した後、中間圧延加工を施して幅3mm,最終厚
さ0.2mmのテープ状線材を製造し、さらに850℃
で二次熱処理を施して交流用酸化物超電導線を製造し
た。一次および二次の熱処理時間は計150時間であっ
た。
理を施した後、中間圧延加工を施して幅3mm,最終厚
さ0.2mmのテープ状線材を製造し、さらに850℃
で二次熱処理を施して交流用酸化物超電導線を製造し
た。一次および二次の熱処理時間は計150時間であっ
た。
【0036】以上の方法で製造した交流用酸化物超電導
線の直流電流における臨界電流密度は、液体窒素温度
(77.3K)で10,000A/cm2であった。
線の直流電流における臨界電流密度は、液体窒素温度
(77.3K)で10,000A/cm2であった。
【0037】従来の銀シース法のマトリックス材に使用
される銀は前述のように、その抵抗率は室温で1.47
μΩcm程度であり、77Kまで冷却すると、0.34
μΩcm(850℃×10時間の熱処理後)まで低下す
る。AgにMgを0.44at%添加したAg−0.4
4at%Mg合金でも室温で.1.97μΩcm、77
Kにおいて0.58μΩcm(850℃×10時間の熱
処理後:この熱処理条件で酸化はほぼ完了するので、こ
れ以上の熱処理時間でもその抵抗率はほとんど変化しな
い。)に過ぎない。このAg−Mg合金に第3元素を添
加することにより熱処理後の抵抗率を大きくすることが
できる。Ag−Mg−X系合金からなる高抵抗率銀基合
金の上記と同様の熱処理後の抵抗率をAgおよびAg−
Mg合金と比較した結果を表1に示す。
される銀は前述のように、その抵抗率は室温で1.47
μΩcm程度であり、77Kまで冷却すると、0.34
μΩcm(850℃×10時間の熱処理後)まで低下す
る。AgにMgを0.44at%添加したAg−0.4
4at%Mg合金でも室温で.1.97μΩcm、77
Kにおいて0.58μΩcm(850℃×10時間の熱
処理後:この熱処理条件で酸化はほぼ完了するので、こ
れ以上の熱処理時間でもその抵抗率はほとんど変化しな
い。)に過ぎない。このAg−Mg合金に第3元素を添
加することにより熱処理後の抵抗率を大きくすることが
できる。Ag−Mg−X系合金からなる高抵抗率銀基合
金の上記と同様の熱処理後の抵抗率をAgおよびAg−
Mg合金と比較した結果を表1に示す。
【0038】また、Ag−Mg−Pd合金の上記と同様
の熱処理後の抵抗率および以上の方法で製造した交流用
酸化物超電導線の77Kにおける10A通電時(50H
z)の交流損失をAgと比較した結果を表2に示す。
の熱処理後の抵抗率および以上の方法で製造した交流用
酸化物超電導線の77Kにおける10A通電時(50H
z)の交流損失をAgと比較した結果を表2に示す。
【0039】
【表1】
【表2】
【0040】
【発明の効果】上記構成により、本発明の交流用酸化物
超電導線によれば、銀または銀基合金マトリックスが高
抵抗率を有する銀基合金により複数の領域に分割されて
いるため、酸化物超電導フィラメントが電磁気的に結合
することが低減され、その結果交流電流通電時の外部変
動磁場による磁束分布が平均化されることにより交流損
失を低減することができる。即ち、外部変動磁場によっ
て生ずる遮蔽電流の減衰が、高抵抗率合金層により遮蔽
電流の結合が遮断されるために、従来構造の酸化物超電
導線よりも容易となるので、交流損失が低減される。
超電導線によれば、銀または銀基合金マトリックスが高
抵抗率を有する銀基合金により複数の領域に分割されて
いるため、酸化物超電導フィラメントが電磁気的に結合
することが低減され、その結果交流電流通電時の外部変
動磁場による磁束分布が平均化されることにより交流損
失を低減することができる。即ち、外部変動磁場によっ
て生ずる遮蔽電流の減衰が、高抵抗率合金層により遮蔽
電流の結合が遮断されるために、従来構造の酸化物超電
導線よりも容易となるので、交流損失が低減される。
【0041】また、Mgの内部酸化により線材の強度が
向上するため、マグネット形成時の電磁力よるストレス
によりJcが不可逆的に低下することを更に防止するこ
とができる。
向上するため、マグネット形成時の電磁力よるストレス
によりJcが不可逆的に低下することを更に防止するこ
とができる。
【0042】以上の交流用酸化物超電導線は、本発明に
よる交流用酸化物超電導線の製造方法によって容易に製
造が可能である。
よる交流用酸化物超電導線の製造方法によって容易に製
造が可能である。
【図1】本発明の交流用酸化物超電導線の製造方法を示
す工程図である。
す工程図である。
Claims (7)
- 【請求項1】銀または銀基合金マトリックス中に複数本
の酸化物超電導フィラメントを配置してなる酸化物超電
導線において、前記マトリックスがAg−Mg−X系の
高抵抗率銀基合金(ここで、XはAu、Pt、Pd、M
n、Sbから選択されたいずれか1種または2種以上の
添加元素を示す。)により複数の領域に分割されている
ことを特徴とする交流用酸化物超電導線。 - 【請求項2】銀または銀基合金マトリックス中に複数本
の酸化物超電導フィラメントを配置してなる酸化物超電
導線において、前記マトリックスの外側にAg−Y系の
高強度銀基合金(ここで、YはMg、Ni、Cu、Mn
から選択されたいずれか1種または2種以上の添加元素
を示す。)を配置するとともに、前記マトリックスがA
g−Mg−X系の高抵抗率銀基合金(ここで、XはA
u、Pt、Pd、Mn、Sbから選択されたいずれか1
種または2種以上の添加元素を示す。)により複数の領
域に分割されていることを特徴とする交流用酸化物超電
導線。 - 【請求項3】高抵抗率銀基合金により分割されている複
数の領域の内部は、銀または銀基合金マトリックス中に
少なくとも1本以上の酸化物超電導フィラメントを配置
した構造を有することを特徴とする請求項1または2記
載の交流用酸化物超電導線。 - 【請求項4】高抵抗率銀基合金は、その添加量が、 (Mg+X)≦20at% 0.3at%≦X 0.01at%≦Mg≦10at% であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記
載の交流用酸化物超電導線。 - 【請求項5】高強度銀基合金は、その添加量Yが0.0
1〜10at%であることを特徴とする請求項2乃至4
いずれか1項記載の交流用酸化物超電導線。 - 【請求項6】(イ)銀または銀基合金パイプ中に、熱処
理により酸化物超電導体を構成する原料粉末を充填し、
断面六角形状に成形して複合線(A)を製造する工程
と、 (ロ)この複合線(A)の1本または複数本を、添加量
が(Mg+X)≦20at%、0.3at%≦Xで、か
つ0.01at%≦Mg≦10at%のAg−Mg−X
系合金からなる高抵抗率銀基合金(ここで、XはAu、
Pt、Pd、Mn、Sbから選択されたいずれか1種ま
たは2種以上の添加元素を示す。)パイプ中に収容した
後、断面六角形状に成形して複合線(B)を製造する工
程と、 (ハ)この複合線(B)の複数本を、前記高抵抗率銀基
合金からなるパイプ中に収容し、断面円形に成形して複
合線(C)を製造する工程と、 (ニ)この複合線(C)に断面減少加工および圧延加工
を施してテープ状線材を製造する工程と、 (ホ)このテープ状線材に、一次熱処理、圧延加工およ
び二次熱処理を順次施す工程と、 からなることを特徴とする交流用酸化物超電導線の製造
方法。 - 【請求項7】(イ)銀または銀基合金パイプ中に、熱処
理により酸化物超電導体を構成する原料粉末を充填し、
断面六角形状に成形して複合線(A)を製造する工程
と、 (ロ)この複合線(A)の1本または複数本を、添加量
が(Mg+X)≦20at%、0.3at%≦Xで、か
つ0.01at%≦Mg≦10at%のAg−Mg−X
系合金からなる高抵抗率銀基合金(ここで、XはAu、
Pt、Pd、Mn、Sbから選択されたいずれか1種ま
たは2種以上の添加元素を示す。)パイプ中に収容した
後、断面六角形状に成形して複合線(B)を製造する工
程と、 (ハ)この複合線(B)の複数本を、添加量Yが0.0
1〜10at%のAg−Y系合金からなる高強度銀基合
金(ここで、YはMg、Ni、Cu、Mnから選択され
たいずれか1種以上の添加元素を示す。)パイプ中に収
容した後、断面円形に成形して複合線(D)を製造する
工程と、 (ニ)この複合線(D)に断面減少加工および圧延加工
を施してテープ状線材を製造する工程と、 (ホ)このテープ状線材に、一次熱処理、圧延加工およ
び二次熱処理を順次施す工程と、 からなることを特徴とする交流用酸化物超電導線の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9071103A JPH10269867A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 交流用酸化物超電導線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9071103A JPH10269867A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 交流用酸化物超電導線およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10269867A true JPH10269867A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13450891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9071103A Pending JPH10269867A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 交流用酸化物超電導線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10269867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004081953A1 (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-23 | Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. | 高温超電導線材の製造方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP9071103A patent/JPH10269867A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004081953A1 (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-23 | Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. | 高温超電導線材の製造方法 |
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