JPH10268833A - 時分割信号処理方式及びそれを用いたマトリクスディスプレイ装置 - Google Patents

時分割信号処理方式及びそれを用いたマトリクスディスプレイ装置

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JPH10268833A
JPH10268833A JP9073872A JP7387297A JPH10268833A JP H10268833 A JPH10268833 A JP H10268833A JP 9073872 A JP9073872 A JP 9073872A JP 7387297 A JP7387297 A JP 7387297A JP H10268833 A JPH10268833 A JP H10268833A
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processing method
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JP9073872A
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Takeshi Kumakura
健 熊倉
Yuichiro Kimura
雄一郎 木村
Hiroshi Otaka
広 大高
Taiji Noguchi
泰司 野口
Akihiro Suzuki
章浩 鱸
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの動作速度を上げずに、ビットフレー
ムに分解して高解像化及び多階調化を実現する 【解決手段】 A/D変換器10で複数階調ビットのデ
ジタルデータに変換された画像データは、その各階調ビ
ットが、シフトマクリクス回路15により、フレームメ
モリ12に供給されるが、このフレームメモリ12は複
数のRAMからなり、このデジタルデータの階調ビット
が、その画面上の位置または時間に応じて、夫々のRA
Mに割り当てられて書き込まれる。この割り当て書込み
により、これらRAMから同時に読出しを行なうと、同
じ順位の階調ビットが同時に読み出され、シフトマトリ
クス回路16でこれら階調ビットが画面上での配列順に
並び変えられて、ラインメモリ17を介し、表示パネル
1のアドレス駆動回路5に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置された画素を選択発光させることによって画像表示を
行なうディスプレイ装置に係り、特に、プラズマディス
プレイなどの時分割駆動法による階調制御を行なうため
の時分割信号処理方式及びそれを用いたマトリクスディ
スプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、時分割駆動法によって階調制御を
行なうマトリクスディスプレイ装置としてプラズマディ
スプレイ装置を例に採り、従来技術を説明する。
【0003】図2はAC型のプラズマディスプレイ装置
の概略構成を示すブロック図であって、1は表示パネ
ル、2はアドレス電極、3は走査・維持電極、4は維持
電極、5はアドレス駆動回路、6は走査・維持パルス出
力回路、7は維持パルス出力回路、8は駆動制御回路、
9は信号処理回路である。
【0004】同図において、プラズマディスプレイ装置
は、アドレス電極2,走査・維持電極3及び維持電極4
を有する表示パネル1と、アドレス電極2を駆動するた
めのアドレス駆動回路5と、走査・維持電極3を駆動す
るための走査・維持パルス出力回路6と、維持電極4を
駆動するための維持パルス出力回路7と、これら出力回
路6,7を制御する駆動制御回路8と、入力信号の処理
を行なう信号処理回路9とを備えている。
【0005】ここで、表示パネル1は、2枚のガラス板
の間にアドレス電極2と走査・維持電極3と維持電極4
とが設けられ、また、これらガラス板に挟まれた空間が
隔壁によって仕切られ、仕切られた夫々の空間が放電セ
ルを構成している。
【0006】この放電セルには、例えば、He−Xeや
Ne−Xeのような希ガスが封入されており、走査・維
持電極3と維持電極4とに電圧を加えると、放電が起こ
って紫外線が発生する。また、夫々の放電セルには、
赤,緑,青のいずれかに発光する蛍光体が塗布されてお
り、上記のように発生した紫外線により、この蛍光体が
励起してこの蛍光体に応じた色光を発光する。この発光
を利用し、画像信号に応じて所望の色の放電セルを選択
することにより、カラー画像表示を行なうことができ
る。
【0007】次に、かかる発光原理を用いた時分割駆動
法(以下、サブフィールド法)について説明する。
【0008】サブフィールド法とは、1フレームを発光
回数の違いによって重み付けされた複数のサブフィール
ドに分割し、画素毎にそこでの信号の振幅に応じたサブ
フィールドを選択することにより、多階調化を実現する
方法である。
【0009】図3はその一例を示す図であって、このの
時分割駆動法による駆動シーケンスは、1フレームを4
つのサブフィールドSF1〜SF4に分割して16階調
を表示する場合の例である。各サブフィールドの走査期
間T1はこのサブフィールドでの発光する放電セル(以
下、発光セルという)を選択するための期間であり、維
持期間T2はこの選択された発光セルが発光している期
間である。
【0010】サブフィールドSF1〜SF4の放電維持
期間T2は選択された発光セルが発光する時間を表わ
し、夫々は8:4:2:1の比率で発光回数に重み付け
されている。映像信号レベルに応じてこれらのサブフィ
ールドSF1〜SF4のいずれかを任意に選択すること
により、24=16階調の表示が可能となる。階調数を
増やしたい場合には、サブフィールド数を増やせばよ
く、例えば、サブフィールド数を8とすると、28=2
56階調の表示が可能となる。各サブフィールドの輝度
レベルはパルスの数によって制御する。
【0011】図4はかかるサブフィールド法を用いて画
面表示を行なう場合の図2における信号処理回路9の一
例を具体的に記したブロック図であって、10はA/D
(アナログ/デジタル)変換器、11はデータ書込処理
回路、12はフレームメモリ、13はメモリ制御回路、
14はデータ読出処理回路であり、図2に対応する部分
には同一符号をつけている。
【0012】同図において、入力されたアナログ映像信
号Sは、A/D変換器10でサンプリングクロックφを
用いてデジタルデータに変換された後、データ書込処理
回路11で処理されてフレームメモリ12に書き込まれ
る。そして、フレーメモリ4から読み出されたこのデジ
タルデータは、データ読出処理回路14で処理されてア
ドレス駆動回路5に供給される。
【0013】A/D変換器10で各サンプル点(画素信
号)が複数階調ビット(bit)に変換されたデジタル
データは、その階調ビットが並列にフレームメモリ12
に同時に書き込まれる。そして、1フレーム分のデジタ
ルデータが書き込まれると、フレームメモリ12から
は、これら各デジタルデータの、例えば、同じ最上位の
階調ビットが順に読み出され、この階調ビットの読出し
が終わると、これらデジタルデータの次に上位の階調の
ビットが順に読み出され、以下、順に同じ順位の階調ビ
ットが読み出されて、いわゆるビットフレーム単位で処
理される。この場合、読み出された階調ビットが“1”
ビットか“0”ビットかに応じて、この階調ビットに対
応した放電セルを発光させるか否かを決定し、また、こ
の階調ビットが表わす階調に対応したサブフィールドが
割り当てられる。
【0014】これを図5及び図6を用いてさらに具体的
に説明する。いま、入力されるアナログビデオ信号Sの
画素信号を、図3に合わせて、16階調を表わす4階調
ビットのデジタルデータに変換するものとし、各デジタ
ルデータの各階調ビット(bit)をその最上位ビット
から順に0,1,2,3とする。A/D変換器10から
出力される各デジタルデータは、階調ビット0,1,
2,3の並列データである。
【0015】一方、フレームメモリ12は、図5に示す
ように、4個のRAM1,2,3,4からなり、RAM
1にデジタルデータの最上位の階調ビット0が、RAM
2に次に上位の階調ビット1が、RAM3にさらに次に
上位の階調ビット2が、RAM4に最下位の階調ビット
3が夫々書き込まれる。同じデジタルデータの4個の並
列に配列されて入力される各順位の階調ビット0,1,
2,3は、夫々のRAM1,2,3,4に同時に書き込
まれる。ここで、RAM1に最上位の階調ビット0が、
RAM2に次に上位の階調ビット1が、RAM3にさら
に次に上位の階調ビット2が、RAM4に最下位の階調
ビット3が夫々書き込まれる。
【0016】かかるフレームメモリ12からの読出し
は、図6に示すように行なわれる。なお、同図におい
て、Pmbitn(但し、m,n=0,1,2,3)は
ブロックPmの階調ビットnを表わしている。
【0017】図6において、まず、RAM1からデジタ
ルデータの最上位の階調ビット0が直列に読み出され
る。次に、RAM2から次に上位の階調ビット1が直列
に読み出され、次に、RAM3から次に上位の階調ビッ
ト2が直列に読み出され、最後に、RAM3から最下位
の階調ビット3が直列に読み出される。
【0018】いま、RAM1から1ライン分のデジタル
データの最上位の階調ビット0が読み出され、これら
が、図4において、アドレス駆動回路5に格納されたと
する。図2において、アドレス電極2は1ラインでの各
画素に対応しており、このため、アドレス駆動回路5に
格納された各階調ビット0は夫々、異なるアドレス電極
2と対応している。そして、いま、ある階調ビット0
が、例えば、“1”ビットであるとすると、この階調ビ
ット0に対応するアドレス電極2に連なる放電セルは発
光セルとして選択され、また、“0”ビットの階調ビッ
ト0に対応するアドレス電極2に連なる放電セルは非発
光セルとして選択される。
【0019】また、このとき、駆動制御回路8の制御の
もとに、走査・維持パルス出力回路6は、アドレス駆動
回路5に供給された階調ビット0がどのラインのもので
あるかに応じて対応する走査・維持電極3を選択して有
効とする。また、アドレス駆動回路5に供給された階調
ビットが最上位の階調ビット0であることから、駆動制
御回路8は図3における発光回数が最も多いサブフィー
ルドSF1での動作期間であるとし、走査・維持パルス
出力回路6と維持パルス出力回路7とを制御して、この
サブフィールドSF1に応じた維持パルスを選択して走
査・維持電極3と維持電極4とに供給する。これによ
り、この選択された走査・維持電極3での発光セルとし
て選択された放電セルでこのサブフィールドSF1で規
定される回数発光させる。
【0020】1フレームの全てのラインの階調ビット0
についてかかる動作が終わると、次に、図6に示すよう
に、同じフレームの各ラインについて、次に上位の階調
ビット1の読出しがRAM2から行なわれ、この場合、
サブフィールドSF2として同様の動作が行なわれる。
以下同様に、RAM3,4の階調ビット2,3につい
て、サブフィールドSF3,4として、同様の動作が行
なわれる。
【0021】以上のようにして、1フレームでの全ての
ラインのデジタルデータの全ての階調ビットが読み出さ
れて、サブフィールドSF1〜SF4での発光動作が行
なわれるが、この動作期間がビデオ信号の1フレーム期
間であり、この1フレーム期間で最大の階調を表わす画
素の放電セルでは、サブフィールドSF1〜SF4の全
てで発光セルとして選択されるし、また、次に高い階調
を表わす画素の放電セルでは、サブフィールドSF1〜
SF3で発光セルとして選択される。このようにして、
16階調の表示が可能となる。
【0022】なお、1フレームでの同じ順位の階調ビッ
ト(例えば、階調ビット0)の集まりをビットフレーム
という。上記の例は、1フレームの画像データを4階調
のビットフレームに分解して表示のための処理するもの
である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、フレームメモリ12で4ビット並列デジタルデ
ータが書き込まれて直列データとして読み出されるか
ら、フレームメモリ12からの読出し時は、書込み時の
1/4倍のバス幅となり、その書込周波数に対して4倍
の読出周波数が必要になる。また、同じ順位の階調ビッ
トを複数ずつ並列に読み出すようにすれば、フレームメ
モリ12の読出周波数を低減することができるのである
が、各階調ビット毎に複数個ずつメモリを必要とする。
例えば、同じ順位の階調ビットをn個(但し、nは2以
上の整数)ずつ並列に読み出すとすると、夫々の階調ビ
ット毎にn個ずつ(例えば、RAM1がn個)必要とな
り、使用するRAMの個数がn倍となる。
【0024】本発明の目的は、かかる問題を解消し、メ
モリの動作速度を上げずに、ビットフレームに分解して
高解像化及び多階調化を実現することができるようにし
た時分割信号処理方式及びそれを用いたマトリクスディ
スプレイ装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、A/D変換器によってデジタル変換
された複数階調ビットのデジタルデータを夫々複数のメ
モリに書き込む際、この階調ビットを持つデジタルデー
タの画面位置または時間に応じて、各階調ビットを書き
込むメモリの割り当てを並び替える。その結果、複数の
メモリから同時に同一ビットのデータだけを読み出すこ
とが可能となる。つまり、複数のメモリから同時に読出
しを行なうことができるので、メモリの動作速度を上げ
ずにビットフレームに分解することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、プラズマディスプレイ装置
を例にして、本発明の実施形態を図面を用いて説明す
る。
【0027】図1は本発明による時分割多重信号処理方
式及びそれを用いたマトリクスディスプレイ装置の第1
の実施形態を示すブロック図であって、15,16はシ
フトマシリクス回路、17はラインメモリ、18はシフ
トマトリクス制御回路であり、図4に対応する部分には
同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0028】同図において、A/D変換器10から出力
される並列階調ビットのデジタルデータは、シフトマト
リクス回路15に供給される。このシフトマトリクス回
路15は、シフトマトリクス制御回路18の制御信号に
従って、各階調ビットをその画面位置に応じてフレーム
メモリ12を構成する複数のRAMのいずれかに割り当
て、メモリ制御回路13の制御信号に従って、フレーム
メモリ12の割り当てられたRAMに各階調ビットが書
き込まれる。
【0029】また、この書込みと並行して、この書込み
が行なわれていないフレームメモリ12のRAM領域か
ら、メモリ制御回路13の制御信号に従って、サブフィ
ールド毎に順次階調ビットの読出しが行なわれる。読み
出された階調ビットはシフトマトリクス回路16によっ
て再び並び替えられ、アドレス駆動回路5に適した形で
ラインメモリ17に書き込まれる。ラインメモリ17に
書き込まれた各階調ビットは、アドレス駆動回路5の駆
動タイミングに従って、読み出され、アドレス駆動回路
5に供給される。これ以降は、図4などで説明した従来
技術と同様である。
【0030】次に、この実施形態をさらに詳細に説明す
る。いま、図7に示すように、XGA(1024×76
8画素)のビデオ信号を例とし、画面を水平方向に4個
のブロックP0,P1,P2,P3に(即ち、1024
÷4=256画素毎に)分割するものとする。但し、
赤,緑,青の各デジタルデータは各色並列に同じ処理が
行なわれる。
【0031】シフトマトリクス制御回路18では、水平
同期信号HS,垂直同期信号VS及びA/D変換器10
に用いるサンプリングクロックφを用いて、水平方向の
デジタルデータ数(画素数)をカウントし、この画面分
割数に応じた制御信号を発生する。この場合、水平10
24画素を4分割しているので、水平期間内で256画
素分をカウントし、制御信号を発生する。即ち、水平同
期信号HSが入力されたタイミングからサンプリングク
ロックφをカウント開始するカウンタ回路を用い、その
カウント値が256となる(即ち、このサンプリングク
ロックφの周期の256倍の期間)毎に反転するタイミ
ング信号ST1と、カウント値が512となる(即ち、
このサンプリングクロックφの周期の512倍の期間)
毎に反転するタイミング信号ST2を発生する。シフト
マトリクス回路15は、これらタイミング信号ST1,
ST2に応じて、供給される階調ビットをフレームメモ
リ12の適宜のRAM領域に割り当てる。
【0032】図8は図1におけるシフトマトリクス回路
15とフレームメモリ12の一具体例を示す構成図であ
って、15a〜15dはセレクタであり、図1に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0033】同図において、この具体例では、フレーム
メモリ12が4個のRAM1〜4からなり、これに伴っ
て、シフトマトリクス回路15が4個のセレクタ15a
〜15dからなるものとしている。これらセレクタ15
a〜15dがシフトマトリクス制御回路18からのタイ
ミング信号ST1,ST2によって制御される。
【0034】セレクタ15aの可動接点A,B,C,D
には夫々デジタルデータの階調ビット0,1,2,3が
供給され、セレクタ15bの可動接点A,B,C,Dに
は夫々デジタルデータの階調ビット1,2,3,0が供
給され、セレクタ15cの可動接点A,B,C,Dには
夫々デジタルデータの階調ビット2,3,0,1が供給
され、セレクタ15dの可動接点A,B,C,Dには夫
々デジタルデータの階調ビット3,0,1,2が供給さ
れる。また、これらセレクタ15a,15b,15c,
15dの固定接点は夫々、RAM1,2,3,4に接続
されている。
【0035】そこで、いま、図7に示すブロックP0に
おいて、セレクタ15a,15b,15c,15dが可
動接点A側に閉じているとすると、このブロックP0で
の256個のデジタルデータの階調ビット0がセレクタ
15aで選択されてRAM1に書き込まれ、また、この
256個のデジタルデータの階調ビット1はセレクタ1
5bで選択されてRAM2に、同じく階調ビット2はセ
レクタ15cで選択されてRAM3に、同じく階調ビッ
ト3はセレクタ15dで選択されてRAM4に夫々書き
込まれる。
【0036】次に、図7に示すブロックP1になると、
セレクタ15a,15b,15c,15dが可動接点B
側に切り換わり、このブロックP1での256個のデジ
タルデータの階調ビット1はセレクタ15aで選択され
てRAM1に書き込まれ、また、同じく階調ビット2は
セレクタ15bで選択されてRAM2に、同じく階調ビ
ット3はセレクタ15cで選択されてRAM3に、同じ
く階調ビット0はセレクタ15dで選択されてRAM4
に夫々書き込まれる。
【0037】以下、ブロックP2,P3となる毎にセレ
クタ15a,15b,15c,15dが可動接点c,d
の順に切り換わり、RAM1,2,3,4に割り当てら
れる順位の階調ビットをブロックP0〜P3毎にずられ
ていく。
【0038】これにより、図9に示すように、RAM1
には、ブロックP0,P1,P2,P3毎に256個の
デジタルデータずつの階調ビット0,1,2,3がその
順で書き込まれ、以下、同じローテーションとして、R
AM2には、階調ビット3,0,1,2の順で、RAM
3には、階調ビット2,3,0,1の順で、RAM4に
は、階調ビット1,2,3,0の順で夫々書き込まれ
る。そして、かかる動作が1ライン毎に繰り返される。
【0039】以上の書込みは、読み出したい順位の階調
ビットをこれらRAM1〜4から同時に読み出せるよう
にするものである。
【0040】図10は以上のように書込みが行なわれる
フレームメモリ12のアドレスマップを示す図である。
【0041】上記のように、画面を水平方向に分割した
ブロックP0〜P3毎に書込アドレスをローテーション
して、各RAM1〜4に書込みを行なう場合、1ライン
で1024画素、デジタルデータは4階調ビットである
から、各RAM1〜4での1ライン分の階調ビットを記
憶するに要する容量は、 1024×4÷4=1024ビット分 であるから、各RAM〜4での1ブロック分の階調ビッ
トを記憶するに要する容量は、1024÷4=256ビ
ット分である。
【0042】いま、図10において、垂直方向の1アド
レス分が1ライン分の全階調ビットを格納するものとす
ると、各RAM1〜4では、水平アドレス領域として
は、1024ビット分のアドレスであるから、000h
〜3FFh(但し、hは16進数であることを表わす)
であり、かかる領域の1/4ずつに各ブロックの階調ビ
ットが書き込まれることになる。
【0043】即ち、図9に示したように書込みがなされ
た場合、ブロックP0の256個のデジタルデータの階
調ビット0(P0b0)は、RAM1の水平アドレス0
00h〜0FFhに書き込まれ、ブロックP0の階調ビ
ット1(P0b1)は、RAM4の水平アドレス100
h〜1FFhに書き込まれ、ブロックP0の階調ビット
2(P0b2)は、RAM3の水平アドレス200h〜
2FFhに書き込まれ、ブロックP0の階調ビット3
(P0b3)は、RAM2の水平アドレス300h〜3
FFhに書き込まれる。このように、同じブロックの階
調ビットであっても、各RAM1〜4では、異なるアド
レス領域に書き込まれる。
【0044】次に、ブロックP1の256個のデジタル
データについては、階調ビット0(P1b0)は、RA
M2の水平アドレス000h〜0FFhに書き込まれ、
階調ビット1(P1b1)は、RAM0の水平アドレス
100h〜1FFhに書き込まれ、階調ビット2(P1
b2)は、RAM4の水平アドレス200h〜2FFh
に書き込まれ、階調ビット3(P1b3)は、RAM3
の水平アドレス300h〜3FFhに書き込まれる。
【0045】ブロックP2の256個のデジタルデータ
については、階調ビット0(P2b0)は、RAM3の
水平アドレス000h〜0FFhに書き込まれ、階調ビ
ット1(P2b1)は、RAM2の水平アドレス100
h〜1FFhに書き込まれ、階調ビット2(P2b2)
は、RAM1の水平アドレス200h〜2FFhに書き
込まれ、階調ビット3(P2b3)は、RAM4の水平
アドレス300h〜3FFhに書き込まれる。
【0046】ブロックP3の256個のデジタルデータ
については、階調ビット0(P3b0)は、RAM4の
水平アドレス000h〜0FFhに書き込まれ、階調ビ
ット1(P3b1)は、RAM3の水平アドレス100
h〜1FFhに書き込まれ、階調ビット2(P3b2)
は、RAM2の水平アドレス200h〜2FFhに書き
込まれ、階調ビット3(P3b3)は、RAM1の水平
アドレス300h〜3FFhに書き込まれる。
【0047】このように、各ブロック毎にローテーショ
ンを行ないながら、各階調ビットの書込みを行ない、各
ラインについては、垂直アドレスをインクリメントしな
がら、同様に書込みを行なう。
【0048】この結果、図10から明らかなように、各
RAM1〜4の同じ垂直アドレスにおいて、水平アドレ
ス000h〜0FFhの領域には夫々、同じラインの各
ブロックP0〜P3の階調ビット0が書き込まれ、次の
水平アドレス100h〜1FFhには夫々、同じライン
の各ブロックP0〜P3の階調ビット1が書き込まれ、
次の水平アドレス200h〜2FFhには夫々、同じラ
インの各ブロックP0〜P3の階調ビット2が書き込ま
れ、次の水平アドレス300h〜3FFhには夫々、同
じラインの各ブロックP0〜P3の階調ビット3が書き
込まれることになり、このようにして、各RAM1〜4
の同じアドレスに各ブロックP0〜P3の同じ階調ビッ
トが書き込まれることになる。
【0049】そこで、かかるRAM1〜4に同一の読出
アドレス(同じ水平,垂直アドレス)を与えると、これ
らから異なるブロックP0〜P3での同じ順位の階調ビ
ットが同時に読み出される。即ち、図11に示すよう
に、各RAM1〜4から、異なるブロックP0〜P3の
同じ順位の階調ビットが並列に読み出されることにな
る。そこで、図3で説明したようなサブフィールドSF
1〜SF4について、サブフィールドSF1に対しては
階調ビット0を読み出すようにし、サブフィールドSF
2に対しては階調ビット1を読み出すようにし、サブフ
ィールドSF3に対しては階調ビット2を読み出すよう
にし、サブフィールドSF4に対しては階調ビット3を
読み出すようにする。
【0050】但し、図11から明らかなように、各サブ
フィールドの読出し毎に、RAM1〜4から読み出され
る階調ビットのブロックが異なる。即ち、RAM1につ
いてみると、サブフィールドSF1に対する読出しに際
しては、ブロックP0の階調ビット0が読み出されるの
であるが、次のサブフィールドSF2に対する読出しに
際しては、ブロックP0ではなく、ブロックP1の階調
ビット1が読み出される。このように、ブロックの配列
順序が変わるため、そのままではアドレス駆動回路5に
供給することができない。
【0051】シフトマトリクス回路16は、このブロッ
クの配列を変換して常に同じ順序でブロックP0〜P3
を配列されるようにするためのものであり、このように
配列が変換された階調ビットは、アドレス駆動回路5に
合わせた形で、ラインメモリ17に書き込まれる。赤、
緑、青の各デジタルデータは、かかる処理が並行して行
なわれるが、各色毎の入出力を持たないアドレス駆動回
路5の場合には、赤,緑,青の各デジタルデータの混合
が必要になる。ラインメモリ17に書き込まれた階調ビ
ットはメモリ制御回路13の制御のもとに読み出され、
アドレス駆動回路5に供給される。以下は、上記従来技
術と同様に、アドレス駆動回路5に供給された階調ビッ
トに応じて発光セルが選択され、この発光セルがこの階
調ビットに応じた回数発光する。
【0052】このようにして、フレームメモリ12での
RAM数を、従来と同様の4個として、同じ順位の階調
ビットを4個ずつ並列にフレームメモリ12から読み出
すことができ、従って、フレームメモリ12でのRAM
の使用個数を増大化させることなく、読出しの動作速度
を低減することができて、ビットフレームに容易に分解
して処理することができる。
【0053】以上の説明から明らかなように、フレーム
メモリ12を構成するRAMの個数はフレームメモリ1
2から読み出される並列階調ビット数を決めるものであ
り、画面分割数はこのRAMの個数に等しく設定され
る。A/D変換器10からのデジタルデータの階調ビッ
ト数が一定であれば、画面分割数が大きいほど、フレー
ムメモリ12の読出し動作速度が低くなる。
【0054】次に、本発明の時分割信号処理方式及びそ
れを用いたマトリクスディスプレイ装置の第2の実施形
態について説明する。
【0055】この第2の実施形態は、その回路構成が図
1に示すのと同様であるが、ここでは、VGA(640
×480画素)の入力ビデオ信号SをA/D変換器10
で6階調ビット0〜5のデジタルデータ(但し、この場
合も、階調ビット0が最上位ビットとする)に変換し、
また、図12に示すように、画面を水平方向に8個のブ
ロックP0〜P7に分割するものとする。従って、フレ
ームメモリ12を構成するRAMの個数も、この画面分
割数に等しく8個とする。即ち、先の第1の実施形態で
は、A/D変換によるデジタルデータの階調ビット数と
画面分割数とフレームメモリ12を構成するRAMの個
数とを等しくしたが、この第2の実施形態では、デジタ
ルデータの階調ビット数を画面分割数よりも、従って、
フレームメモリ12を構成するRAMの個数よりも小さ
くするものである。
【0056】図1において、シフトマトリクス制御回路
18は、上記と同様にして、この画面の分割数に応じた
タイミング信号を発生する。この場合、1ブロックは6
40÷8=80画素であるから、このタイミング信号
は、サンプリングクロックφを夫々80,160,32
0カウントする毎に反転する3種類の信号である。
【0057】かかるタイミング信号により、シフトマト
リクス回路15は、図13に示すように、A/D変換器
10からのデジタルデータの各階調ビット0〜5をフレ
ームメモリ12の各RAMに割り当てる。フレームメモ
リ12は、上記のように、8個のRAM1〜8からな
り、ブロックP0では、各デジタルデータの階調ビット
0をRAM1に、階調ビット1をRAM8に、階調ビッ
ト2をRAM7に、階調ビット3をRAM6に、階調ビ
ット4をRAM5に、階調ビット5をRAM4に夫々割
り当て、RAM2,3には何も割り当てない。次のブロ
ックP1では、各デジタルデータの階調ビット0をRA
M2に、階調ビット1をRAM1に、階調ビット2をR
AM8に、階調ビット3をRAM7に、階調ビット4を
RAM6に、階調ビット5をRAM5に夫々割り当て、
RAM3,4には何も割り当てない。このようにして、
以下、ブロックP2,P3,……毎に各階調ビットをロ
ーテーションして各RAM1〜8に割り当てる。
【0058】この場合も、かかる階調ビットの書込み
は、それの読出しを行なう場合に、各RAM1〜8に同
一アドレス与えることによって同一順位の階調ビットが
読み出されるように、書込アドレスをローテーションし
て行なわれる。以下、この点について説明する。
【0059】いま、説明の便宜上、各RAM1〜8の夫
々の記憶領域が前から順に領域1,2,3,……,6と
6分割されているとすると、図13において、RAM1
では、この領域1,2,3,……,6の順に、ブロック
P0での階調ビット0が領域1に、ブロックP1での階
調ビット1が領域2に、ブロックP2での階調ビット2
が領域3に、……、ブロックP5での階調ビット5が領
域6に夫々書き込まれるが、RAM2では、ブロックP
0での書込みが行なわれず、次のブロックP1での階調
ビット0が領域1に、ブロックP2での階調ビット1が
領域2に、……、ブロックP6の階調ビット5が領域6
に夫々書き込まれる。同様にして、RAM3では、領域
1にブロックP2の階調ビット0が書き込まれ、以下順
に、ブロックP3,P4,……の階調ビット1,2,…
…が領域2,3,……に書き込まれる。
【0060】そして、RAM4では、まず、ブロックP
0の階調ビット5の書込みが行なわれるが、これは最後
の領域6に書き込まれ、ブロックP1,2を経過した
後、ブロックP3の階調ビット0から領域1,2,3,
……の順に書き込まれる。RAM5では、まず、ブロッ
クP0の階調ビット4とブロックP1の階調ビット5と
が夫々領域5,6に書き込まれ、ブロックP2,P3を
経過した後、ブロックP4での階調ビット0から領域
1,2,3,……の順に書き込まれる。RAM6,7,
8についても、同様にして、図13に示すように書込み
が行なわれる。
【0061】かかるメモリ割り当てによる書込みが行な
われることにより、RAM1,2,3,……,8におい
ては、その領域1に夫々異なるブロックの階調ビット0
が書き込まれ、領域2に階調ビット1が、領域3に階調
ビット2が、……、領域6に階調ビット5が夫々書き込
まれることになる。即ち、各RAM1,2,3,……,
8の同じアドレスに同じ順位の階調ビットが書き込まれ
ていることになる。
【0062】図14はかかる書込みが行なわれたフレー
ムメモリ12のアドレスマップを示すものであって、各
RAM1〜8の上記領域1は水平アドレス000h〜0
4Fhの領域であり、領域2は水平アドレス050h〜
09Fhの領域であり、領域3は水平アドレス0A0h
〜0EFhの領域であり、……、領域6は水平アドレス
190h〜1DFhの領域である。垂直方向1アドレス
の平面に1ライン分のデジタルデータが書き込まれてお
り、この平面の1領域中に80個のデジタルデータの同
じ順位の階調ビットが書き込まれている。
【0063】図14から明らかなように、各RAM1〜
8の同じ領域(例えば、アドレス000h〜04Fhの
領域1)には、各ブロックP0〜P7の同じ順位の階調
ビット(例えば、この領域1の場合、階調ビット0)が
記憶されている。そこで、アドレス000hから全ての
RAM1〜8で同じアドレス(即ち、同じ水平,垂直ア
ドレス)を指定して読出しを行なうと、図15に示すよ
うに、先に第1の実施形態について図11に示したのと
同様、各ブロックP0〜P7の同じ順位の階調ビットが
同時に読み出される。この場合も、読み出される階調ビ
ットの順位が変わる毎に、各ブロックP0〜P7の配列
が変化するから、図1において、シフトマトリクス回路
16で各ブロックP0〜P7が図12に示す画像での配
列順となるように、同時に読み出された階調ビットの配
列関係が変換され、ラインメモリ17に書き込まれる。
このラインメモリ17に書き込まれた階調ビットはメモ
リ制御回路13に従って読み出され、アドレス駆動回路
5に供給される。
【0064】このようにして、この第2の実施形態にお
いては、フレームメモリ12を構成するメモリ(RA
M)数を増やすことにより、並列読出しのバス幅を広げ
ることができて、読出しの動作速度をより低減すること
ができ、従って、動作速度を上げずにビットフレームに
分解することが可能となる。
【0065】この第2の実施形態のように、フレームメ
モリ12に供給されるデジタルデータの階調ビット数が
画面分割数よりも小さい場合には、フレームメモリ12
の並列読出し階調ビット数がこのデジタルデータの階調
ビット数よりも大きいから、先の第1の実施形態のよう
にこのデジタルデータの階調ビット数が画面分割数に等
しい場合に比べ、フレームメモリ12の読出し動作速度
を低減することができる。
【0066】図16は本発明による時分割信号処理方式
及びそれを用いたマトリクスディスプレイ装置の第3の
実施形態におけるフレームメモリでのデータ書込みを示
す図である。
【0067】この第3の実施形態も、その回路構成は図
1に示すものと同様であるが、A/D変換器10で得ら
れるデジタルデータは並列8階調ビットのデータとす
る。この場合のフレームメモリ12を構成するRAMは
4個としており、また、画面の水平方向の分割数を、図
7と同様に、4個としており、かかるRAM1〜4への
階調ビットを図16が示している。即ち、この第3の実
施形態では、デジタルデータの階調ビット数とフレーム
メモリ12を構成するRAM数との比率を2:1とした
ものである。
【0068】図16において、ブロックP0では、RA
M1に階調ビット0,1が、RAM4に階調ビット2,
3が、RAM3に階調ビット4,5が、RAM2に階調
ビット6,7が夫々書き込まれる。また、次のブロック
P1では、RAM2に階調ビット0,1が、RAM1に
階調ビット2,3が、RAM4に階調ビット4,5が、
RAM3に階調ビット6,7が夫々書き込まれる。以下
同様にして、ブロックP2,P3の各階調ビットがRA
M1〜4に図示するように書き込まれる。
【0069】この場合のフレームメモリ12のアドレス
マップは、図10に示したものと同様であるが、各RA
M1〜4の水平方向の容量が2倍となり、図示するよう
に区分された各領域には、例えば、図10において、R
AM1でのP0b0がP0b0,1というように、2種
類の異なる順位の階調ビットが書き込まれる。これを図
17に示す。
【0070】図17において、各RAM1〜4の水平ア
ドレス000h〜1FFhの領域の前半には、夫々のブ
ロックの256個のデジタルデータの階調ビット0が、
それに続いて後半に、同じく階調ビット1が書き込まれ
ている。これらRAM1〜4の他の水平アドレスの領域
についても同様である。
【0071】かかる書込みがなされたフレームメモリ1
2からの読出しも、先の各実施形態と同様に、各RAM
1〜4に同じアドレスを与えることによって行なわれ、
この結果、階調ビット0,1,2,……の順に同じ順位
の階調ビットが4個ずつ並列に読み出されることにな
る。但し、この場合には、図10に示したフレームメモ
リにアドレスマップに比べ、記憶される階調ビット数が
2倍となっているので、読出し動作速度は先の第1の実
施形態の場合の2倍となる。しかし、これでも、同じ条
件で先の従来技術の場合に比べ、読出し動作速度を低減
することができる。従って、この第3の実施形態では、
量子化ビット数が増えても、メモリの使用数を増やすこ
となく、ビットフレームに分解して処理することが可能
となる。
【0072】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明では、一般に、フレームメモリ12をN個(但し、
Nは2以上の整数)のRAMで構成した場合、このフレ
ームメモリに画像のデジタルデータの階調ビットを書き
込むに際し、各階調ビットのRAMへの書込み割り当て
をそのデジタルデータの画面上での表示位置または時間
に応じて行なうことにより、このフレームメモリ12か
ら同じ順位の階調データをN個ずつ並列に読み出すこと
ができ、この個数Nが大きいほどフレームメモリの読出
し動作速度を遅くすることができる。また、デジタルデ
ータの階調ビット数Mが大きくなるほど、フレームメモ
リ12からの読出し動作速度も速くなるが、上記従来技
術の場合に比べ、この読出し動作速度を遅く、さらに遅
くするためには、フレームメモリ12を構成するRAM
の個数Nを増加させればよい。
【0073】なお、以上説明した実施形態では、複数の
RAMに同時に書き込む階調ビットの書込アドレスをこ
れらRAM毎に異ならせたが、同じ書込アドレスとして
もよい。但し、この場合には、各ブロックP1,P2,
……の同じ順位の階調ビットの書込みアドレスがRAM
毎に異なるから、各ブロックP1,P2,……の同じ順
位の階調ビットを同時に並列に読み出すために、各RA
Mに同時に読出し指定するアドレスはRAM毎に異なる
ことになる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画面を
水平方向に複数のブロックに分割し、分割したブロック
毎に各階調ビットの並び替えを行なってフレームメモリ
に書き込むので、かかるフレームメモリから同じ順位の
階調ビットを複数個ずつ読み出しを平行して行なうこと
ができる。そのため、メモリの使用個数を増やすことな
しに読み出しの動作速度を低減することが可能であり、
容易に映像データを各階調ビットフレームに分解するこ
とができる。また、ローテーションして書き込みを行な
うので、読み出し制御が簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時分割信号処理方式及びそれを用
いたマトリクスディスプレイ装置の第1の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】従来のAC型プラズマディスプレイ装置の一例
を示すブロック図である。
【図3】図2に示した従来例の駆動シーケンスの一例を
示す図である。
【図4】図2に示した従来例の信号処理回路を具体的に
示したブロック図である。
【図5】図4におけるフレームメモリでのデータのメモ
リ割り当てを示す図である。
【図6】図4におけるフレームメモリからのデータ読出
しを示す図である。
【図7】図1に示した第1の実施例に対する画面分割の
一具体例を示す図である。
【図8】図1におけるフレームメモリのデータ書込のた
めのシフトマトリクス回路の一具体例を示す回路図であ
る。
【図9】図1におけるフレームメモリでのデータのメモ
リ割り当てを示す図である。
【図10】図1におけるフレームメモリのアドレスマッ
プの一具体例を示す図である。
【図11】図1におけるフレームメモリからのデータ読
出しを示す図である。
【図12】本発明による時分割信号処理方式及びそれを
用いたマトリクスディスプレイ装置の第2の実施形態に
対する画面分割の一具体例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態でのデータのフレー
ムメモリへの割り当てを示す図である。
【図14】図13に示した割り当てによるフレームメモ
リのアドレスマップの一具体例を示す図である。
【図15】図14に示したフレームメモリからのデータ
読出しを示す図である。
【図16】本発明による時分割信号処理方式及びそれを
用いたマトリクスディスプレイ装置の第3の実施形態で
のデータのフレームメモリへの割り当てを示す図であ
る。
【図17】図16に示した割り当てによるフレームメモ
リのアドレスマップの一具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示パネル 5 アドレス駆動回路 6 走査・維持パルス出力回路 7 維持パルス出力回路 8 駆動制御回路 10 A/D変換器 12 フレームメモリ 13 メモリ制御回路 15,16 シフトマトリクス回路 17 ラインメモリ 18 シフトマトリクス制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大高 広 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 野口 泰司 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 鱸 章浩 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されたアナログビデオ信号
    の1フレーム期間のデータを発光回数の違いによって重
    み付けした複数のビットフレームに分解し、信号に応じ
    てマトリクス状に配列された各画素毎にビットフレーム
    を選択するようにした画像表示のための時分割信号処理
    方式において、 順次入力される該アナログビデオ信号を複数階調ビット
    の並列デジタル信号に変換し、各階調ビットを複数のメ
    モリブロックに分割して書き込むとともに、画面位置ま
    たは時間毎に各ビットと書き込むメモリブロックの割り
    当てを並び替え、該複数の各メモリブロックから画面位
    置または時間の異なる同一階調ビットのデータを読み出
    すことにより、ビットフレームに分解することを特徴と
    する時分割信号処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の時分割信号処理方式にお
    いて、 前記並列デジタル信号の階調ビット数,画面分割数,並
    び替えに対応するメモリブロック数を1:1:1に対応
    させることを特徴とする時分割信号処理方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の時分割信号処理方式にお
    いて、 前記並列デジタル信号の階調ビット数が、画面分割数及
    び並び替えに対応するメモリブロック数よりも少ないこ
    とを特徴とする時分割信号処理方式。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の時分割信号
    処理方式において、 前記並列デジタル信号の各階調ビットを夫々、並び替え
    に対応する各メモリブロックに1:1で書き込むことを
    特徴とする時分割信号処理方式。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載の時分割信号
    処理方式において、 前記並列デジタル信号の各階調ビットを夫々、並び替え
    に対応する各メモリブロックに2:1で書き込むことを
    特徴とする時分割信号処理方式。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の時
    分割信号処理方式において、 前記各メモリブロックの書込アドレスが同一で、かつ読
    出アドレスが異なることを特徴とする時分割信号処理方
    式。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4または5記載の時
    分割信号処理方式において、 前記各メモリブロックの書込アドレスが異なり、かつ読
    出アドレスが同一であることを特徴とする時分割信号処
    理方式。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つに記載の時
    分割信号処理方式を用い、前記アナログビデオ信号を発
    光回数の違いによって重み付けしたビットフレームに分
    解し、信号に応じてマトリクス状に配列された各画素毎
    にビットフレームを選択することにより、画像表示を行
    なうことを特徴とするマトリクスディスプレイ装置。
JP9073872A 1997-03-26 1997-03-26 時分割信号処理方式及びそれを用いたマトリクスディスプレイ装置 Pending JPH10268833A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073739A1 (en) * 2000-02-12 2001-10-04 Gouvea Nereu Changes introduced on matrix analog system for the reproduction of images
JP2002014645A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレーム内時分割階調表示方式への画像データ変換装置
US7180521B2 (en) 2002-11-15 2007-02-20 Pioneer Corporation Method and device for accessing frame memory within display panel driver

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