JP2009168952A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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信吾 久保
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隼二 太田
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Abstract

【課題】モーションノイズを防止することができるプラズマディスプレイ装置を提供することを課題とする。
【解決手段】表示電極に対して交差するように複数のアドレス電極が配列されたプラズマディスプレイパネル(10)と、あるサブフレームにおいて順次スキャンパルスを前記表示電極に供給し、他のサブフレームにおいて同時スキャンパルスを前記表示電極に供給する表示電極駆動回路(20,30)と、表示データを誤差拡散処理する誤差拡散回路(120)と、前記誤差拡散処理の前又は後の表示データに対してディザパターンを挿入するディザ処理回路(130)と、前記誤差拡散処理及び前記ディザパターン挿入処理がされた表示データを基に、前記スキャンパルスに対応し、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するために前記アドレス電極にアドレスパルスを供給するアドレス駆動回路(40)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置に関する。
近年、ディスプレイ技術は更なる高精細化や大型化が進んできている。プラズマディスプレイではサブフレーム時分割法により表示している。サブフレーム時分割法とは、1枚の絵を表示する期間を1フレームとした場合に、その1フレーム内をさらに細かなサブフレームに分割している。サブフレームは、アドレス期間にアドレスが行われることによりサステイン期間に発光している。そして、そのサブフレームの点灯させる組み合わせをアドレス期間に選択することで階調を表現している。つまり、高精細化が進めば進むほど、アドレスするライン数も増えるため、1サブフレーム当たりのアドレス期間も長くなる。そのため、サブフレーム数やサステイン数を減らすことが必要になり、階調数が不足したり十分な輝度が得られないという問題点があった。
問題を解決する駆動方法として、下記の特許文献1には、インターレースとプログレッシブを組み合わせて表示することにより、アドレス時間が短縮できるため、サステイン期間を増やして輝度を高くしたり、サブフレーム数を増やすことにより、階調数を増やしてより高画質化にできる駆動方法が提案されている。また、インターレース駆動時には非点灯セルも同一データで同時に光らせることにより輝度をUPさせる駆動方法が提案されている。
特開2002−182606号公報
しかし、上記の方式で点灯させると現実的には、次のような問題点が挙げられる。入力される表示データが常に同一表示の場合、あるラインに着目すると、プログレッシブ駆動のサブフレームでは、誤差拡散処理は同じであるためフレーム間の表示において差は無いが、インターレース駆動のサブフレームでは、表示データが同じラインであっても奇数フレームと偶数フレームで誤差拡散処理されるデータが異なるため、フレーム間での表示が異なる。そのためインターレース駆動時におけるフレーム間の誤差拡散の差が30Hzのフリッカー(モーションノイズ)として見えてしまう。
本発明の目的は、アドレス期間を短縮しつつモーションノイズを防止することができるプラズマディスプレイ装置を提供することである。
本発明のプラズマディスプレイ装置は、1つの表示ラインを2本の表示電極からなる表示電極対で構成し、偶数表示ラインの前記表示電極対と奇数表示ラインの前記表示電極対とが交互に配列され、前記表示電極に対して交差するように複数のアドレス電極が配列されたプラズマディスプレイパネルと、1フレーム内で重み付けされた複数のサブフレームのうちのあるサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネルの各表示ラインに対してそれぞれの表示データを基に表示するための順次スキャンパルスを前記表示電極に供給し、他のサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネルの上下に隣接する1つの偶数表示ライン及び1つの奇数表示ラインを組みとして同一表示データを基に表示するための同時スキャンパルスを前記表示電極に供給する表示電極駆動回路と、表示データを誤差拡散処理する誤差拡散回路と、前記誤差拡散処理の前又は後の表示データに対してディザパターンを挿入するディザ処理回路と、前記誤差拡散処理及び前記ディザパターン挿入処理がされた表示データを基に、前記スキャンパルスに対応し、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するために前記アドレス電極にアドレスパルスを供給するアドレス駆動回路とを有することを特徴とする。
同時スキャンパルスを供給することによりアドレス期間を短縮することができるので、表示ライン数が多くても1フレームを所定期間内に収めることができる。また、ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理に基づくモーションノイズを防止することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の構成例を示すブロック図である。A/Dコンバータ110は、入力アナログ画像信号S1をデジタル画像信号S2に変換し、タイミング信号S3及びパリティ信号S4を出力する。誤差拡散回路120は、入力画像信号S2を限られたビット数の点灯パターンで表示するために、誤差拡散処理にて中間調を生成する。例えば、誤差拡散回路120は、整数部及び小数部を有する入力画像信号S2の小数部を誤差拡散処理し、ディザ処理回路130に出力する。誤差拡散回路120の詳細は、後に図9及び図10を参照しながら説明する。ディザ処理回路130は、誤差拡散回路120が出力する整数部及び小数部の画像信号にディザパターンを挿入し、その整数部をサブフレーム(SF)変換回路140に出力する。ディザ処理回路130の詳細は、後に図13(A)〜(F)を参照しながら説明する。サブフレーム変換回路140は、ディザ処理回路130から出力された画像信号を各サブフレームの点灯パターンに変換する。サブフレームについては、後に図2(A)〜(C)を参照しながら説明する。
駆動信号生成回路150は、タイミング信号S3を基に駆動信号を生成する。選択スイッチ160は、パリティ信号S4に応じて、同時スキャンするサブフレームに対して1ラインずらす処理を行い、Y電極ドライバ20に出力する。その詳細は、後に図4を参照しながら説明する。Y電極ドライバ20は、駆動信号生成回路150が生成する駆動信号に応じて、プラズマディスプレイパネル10のY電極に電圧を供給する。X電極ドライバ30は、駆動信号生成回路150が生成する駆動信号に応じて、プラズマディスプレイパネル10のX電極に電圧を供給する。アドレスドライバ40は、サブフレーム変換回路140が変換する点灯パターンに応じて、プラズマディスプレイパネル10のアドレス電極に電圧を供給する。プラズマディスプレイパネル10は、アドレス電極、X電極及びY電極の電圧に応じて放電及び発光する。
図5は、プラズマディスプレイパネル10、Y電極ドライバ20、X電極ドライバ30及びアドレスドライバ40の構成例を示す図である。制御回路50は、図1のプラズマディスプレイパネル10、Y電極ドライバ20、X電極ドライバ30及びアドレスドライバ40以外の回路に対応する。
Y電極ドライバ20は、表示電極のうちY電極(スキャン電極、走査電極)Y1、Y2、…を駆動する回路であり、スキャン回路(even)21、スキャン回路(odd)22、及びサステイン回路23を有する。以下、Y電極Y1、Y2、…の各々を又はそれらの総称をY電極Yiともいい、iは添え字を意味する。
スキャン回路21、22は、線順次走査して表示すべき行を選択するためのスキャンパルスを生成する回路からなり、サステイン回路23は、サステイン放電(維持放電)を繰り返すためのサステインパルス(維持放電パルス)を生成する回路からなる。スキャン回路21、22、及びサステイン回路23により複数のY電極Yiに所定の電圧が供給される。
スキャン回路(even)21は、表示ラインのうち偶数表示ラインに係る偶数番目のY電極Y2、Y4、…に対応して設けられ、Y電極Y2、Y4、…に駆動電圧を供給する。スキャン回路(even)21は、アドレス期間においてスキャンパルスをY電極Y2、Y4、…に順に印加し、サステイン期間においてサステイン回路23からのサステインパルスをY電極Y2、Y4、…に印加するよう動作する。
また、同様に、スキャン回路(odd)22は、奇数表示ラインに係る奇数番目のY電極Y1、Y3、Y5、…に対応して設けられ、Y電極Y1、Y3、Y5、…に駆動電圧を供給する。スキャン回路(odd)22は、アドレス期間においてスキャンパルスをY電極Y1、Y3、…に順に印加し、サステイン期間においてサステイン回路23からのサステインパルスをY電極Y1、Y3、…に印加するよう動作する。
また、スキャン回路(even)21とサステイン回路23とは接続され、スキャン回路(odd)22とサステイン回路23とは接続されている。
X電極ドライバ30は、表示電極のうちX電極(維持電極)X1、X2、…を駆動する回路であり、サステイン回路31を有する。以下、X電極X1、X2、…の各々を又はそれらの総称を、X電極Xiともいい、iは添え字を意味する。サステイン回路31は、サステイン放電(維持放電)を繰り返すためのサステインパルスを生成する回路からなり、X電極Xiに所定の電圧を供給する。X電極Xiは、一端がX電極ドライバ30に共通接続されている。
アドレスドライバ40は、表示すべき列を選択する回路からなり、複数のアドレス電極A1、A2、…に所定の電圧を供給する。以下、アドレス電極A1、A2、…の各々を又はそれらの総称を、アドレス電極Ajともいい、jは添え字を意味する。
制御回路50は、外部から入力される表示データ、クロック信号、水平同期信号、及び垂直同期信号等に基づいて制御信号を生成する。制御回路50は、生成した制御信号をY電極ドライバ20、X電極ドライバ30、及びアドレスドライバ40に供給し、これらドライバ20、30、40を制御する。
プラズマディスプレイパネル10では、表示電極対を構成するY電極Yi及びX電極Xiが水平方向に並列に延びる行を形成し、アドレス電極Ajが垂直方向に延びる列を形成する。Y電極Yi及びX電極Xiは、垂直方向にかつ互いに平行に所定の配置パターンで配置される。アドレス電極Ajは、Y電極Yi及びX電極Xiに略垂直な方向に配置される。Y電極Yi及びアドレス電極Ajは、i行j列の2次元行列を形成する。
ここで、本実施形態におけるプラズマディスプレイパネル10では、1つの表示ラインに対して2本の電極(1対のY電極YiとX電極Xi)からなる表示電極対を配置し、隣接する表示ラインで表示電極が共有されない。すなわち、pを自然数として、Y電極Y(2p−1)とX電極X(2p−1)との組で表示ラインにおける奇数表示ラインが構成され、Y電極Y(2p)とX電極X(2p)との組で偶数表示ラインが構成される。例えば、Y電極Y1とX電極X1との組で1番目の表示ラインが構成され、Y電極Y2とX電極X2との組で2番目の表示ラインが構成される。
表示セルCijは、Y電極Yi及びアドレス電極Ajの交点並びにそれに対応して隣接するX電極Xiにより形成される。この表示セルCijが、例えば赤色、緑色、青色のサブピクセルに対応し、これら3色のサブピクセルで1画素が構成される。パネル10は2次元配列された複数の画素の点灯により画像を表示する。Y電極ドライバ20内のスキャン回路21、22とアドレスドライバ40によってどこの表示セルを点灯させるかを決め、Y電極ドライバ20内のサステイン回路23とX電極ドライバ30内のサステイン回路31によって繰り返し放電を行うことにより表示動作が行われる。
図6は、本実施形態によるプラズマディスプレイパネル10の構成例を示す分解斜視図である。
前面ガラス基板11上に、バス電極(金属電極)12と透明電極13からなる表示電極(サステイン電極ともいう。)が形成されている。表示電極(12、13)は、図5に示したY電極Yi及びX電極Xiに対応する。表示電極(12、13)の上には、誘電体層14が設けられ、さらにその上には、MgO(酸化マグネシウム)保護膜15が設けられている。すなわち、前面ガラス基板11に配置された表示電極(12、13)は、誘電体層14に覆われており、さらにその表面がMgO保護膜15に覆われている。
前面ガラス基板11と対向して配置された背面ガラス基板16上に、表示電極(12、13)と直交する方向に(交差するように)アドレス電極17R、17G、17Bが形成されている。アドレス電極17R、17G、17Bは、図5に示したアドレス電極Ajに対応する。アドレス電極17R、17G、17Bの上には、誘電体層18が設けられる。
さらに誘電体層18上には、格子状に配置された、すなわち放電空間を表示セル毎に区画する閉鎖型の隔壁(リブ)19、及びカラー表示のための赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の可視光を発光する蛍光体層PR、PG、PBが形成されている。対をなす表示電極(12、13)間の面放電で生じる紫外線によって蛍光体層PR、PG、PBを励起して各色が発光する。
隔壁19は、アドレス電極17R、17G、17Bが延びる方向に形成された縦隔壁(縦リブ)と、表示電極(12、13)が延びる方向に形成された横隔壁(横リブ)とからなる。すなわち、本実施形態によるプラズマディスプレイパネル10は、閉鎖型隔壁構造を有する。
蛍光体層PR、PG、PBは、アドレス電極17Rの上方に赤色に発光する蛍光体層PRが形成され、アドレス電極17Gの上方に緑色に発光する蛍光体層PGが形成され、アドレス電極17Bの上方に青色に発光する蛍光体層PBが形成されている。言い換えれば、表示セル対応の隔壁19内面に塗布されている赤色、緑色、青色の蛍光体層PR、PG、PBに対応するようにしてアドレス電極17R、17G、17Bが配置されている。
プラズマディスプレイパネル10は、前面ガラス基板11と背面ガラス基板16を、保護膜15と隔壁19が接するように封着し、その内部(前面ガラス基板11と背面ガラス基板16との間の放電空間)にNe−Xe等の放電ガスを封入して構成される。
図2(A)〜(C)は、プラズマディスプレイパネル10の駆動方法の一例を説明するための図である。1つのフレーム(奇数フレーム若しくは偶数フレーム)は、例えば16.7msであり、複数のサブフレーム(SF)から構成される。図2(A)〜(C)では作画の都合上、1つのフレームが5個のサブフレームSF1、SF2、SF3、SF4、SF5からなる構成を図示しているが、実際は10個〜12個のサブフレームからなる。
各サブフレームSF1〜SF5は、リセット期間Tr、アドレス期間Ta、及びサステイン期間Tsで構成される。リセット期間Trにおいて、電極上の壁電荷状態を初期化し、アドレス期間Taにおいて表示データに基づいて壁電荷状態を調整して点灯させようとする表示セルを選択し、サステイン期間Tsで表示データに対応した表示セルを点灯させる(表示データに応じて選択された表示セルを放電発光させる)。どのサブフレームSF1〜SF5で点灯させるかを選択することにより、階調表現が実現される。
まず、図2(A)のフレームを説明する。全サブフレームSF1〜SF5のアドレス期間Taでは、1ライン毎の順次スキャンを行う。その結果、アドレス期間Taは、比較的長くなり、1ライン毎に独立したデータを表示する。その詳細は、後に図3及び図7を参照しながら説明する。以下、このスキャン方法を順次スキャンという。この方法では、高精細化により表示ライン数が増えると、アドレス期間Taが長くなり、1フレームが16.7ms以内に収まらなくなってしまう。
次に、図2(C)のフレームを説明する。全サブフレームSF1〜SF5のアドレス期間Taでは、隣接する2ライン毎に同一データを同時スキャンする。その結果、アドレス期間Taは、比較的短くなり(図2(A)のアドレス期間Taの約半分になり)、隣接する2ラインは同じデータを表示する。その詳細は、後に図4及び図8を参照しながら説明する。以下、このスキャン方法を同時スキャンという。アドレス期間Taを半減させることにより、1フレームを16.7ms以内に収めることが可能になる。しかし、隣接する2ラインは同じデータで表示されるため、解像度が低下し、画質が劣化してしまう。
次に、本実施形態による図2(B)のフレームを説明する。サブフレームSF1〜SF3のアドレス期間Taでは同時スキャンを行い、アドレス期間Taを比較的短くする。サブフレームSF4及びSF5のアドレス期間Taでは順次スキャンを行い、アドレス期間Taを比較的長くする。これにより、高精細化により表示ライン数が多くなっても、1フレームを16.7ms以内に収めることが可能であり、画質の劣化を極力防止することができる。
この際、重みの小さい方の所定数のサブフレームSF1〜SF3を同時スキャンすることが好ましい。サブフレームの重みは、サブフレーム内のサステイン期間Tsの長さ(サステインパルス数)によって決まる。サブフレームSF1からサブフレームSF5に向かって、順次サステイン期間Tsが長くなり、重みが大きくなる。この重み付けされた各サブフレームを、アドレス期間Taで点灯するか否かを選択することにより、階調表現が可能になる。同時スキャンすると、静止画としての垂直解像度は低下してしまう。そのため、重みの小さい方の所定数のサブフレームSF1〜SF3を同時スキャンすることにより、その垂直解像度の低下を抑制することができる。
図3は、順次スキャンを行う奇数フレーム及び偶数フレームの例を示す図である。順次スキャンは、図2(A)のサブフレームSF1〜SF5及び図2(B)のサブフレームSF4,SF5で行われる。プラズマディスプレイパネル10は、入力画像信号に従い、奇数フレームではラインL1〜L10にそれぞれ表示データD1〜D10を表示し、偶数フレームではラインL1〜L10にそれぞれ表示データE1〜E10を表示する。すなわち、プラズマディスプレイパネル10は、プログレッシブ表示データを入力し、プログレッシブ表示を行う。
図4は、同時スキャンを行う奇数フレーム及び偶数フレームの例を示す図である。同時スキャンは、図2(B)のサブフレームSF1〜SF3及び図2(C)のサブフレームSF1〜SF5で行われる。プラズマディスプレイパネル10には、入力画像信号(図3のプログレッシブ表示データ)を基に、奇数フレームでは、ラインL1及びL2に同じ表示データD1を表示し、ラインL3及びL4に同じ表示データD3を表示し、ラインL5及びL6に同じ表示データD5を表示し、ラインL7及びL8に同じ表示データD7を表示し、ラインL9及びL10に同じ表示データD9を表示する。偶数フレームでは、ラインL1に表示データE1を表示し、ラインL2及びL3に同じ表示データE2を表示し、ラインL4及びL5に同じ表示データE4を表示し、ラインL6及びL7に同じ表示データE6を表示し、ラインL8及びL9に同じ表示データE8を表示し、ラインL10に表示データD10を表示する。
以上のように、各フレームでは、上下に隣接する2ラインを1組として同じ表示データを表示する。これにより、アドレス期間Taの長さを半減することができる。さらに、図1の選択スイッチ160は、奇数フレームの2ラインの組みと偶数フレームの2ラインの組みとは1ラインずらすための処理を行う。これにより、垂直解像度の劣化を防止することができる。
図7は、本実施形態によるプラズマディスプレイ装置の順次スキャンの駆動波形の一例を示す図である。順次スキャンは、図2(A)のサブフレームSF1〜SF5及び図2(B)のサブフレームSF4,SF5で行われる。図7には、1フレームを構成する複数のサブフレームのうちの1つのサブフレーム分において、X電極Xi、Y電極Yi、アドレス電極Ajに係る駆動波形の一例を示している。図7において、Aはアドレス電極Ajに印加される電圧波形、XはX電極Xiに印加される電圧波形、Yoは奇数表示ラインのY電極Yiに印加される電圧波形、Yeは偶数表示ラインのY電極Yiに印加される電圧波形を示している。
リセット期間Trでは、表示セルCijの初期化を行う。リセット期間Trにおいては、Y電極Yi(Yo及びYe)に正極性の鈍波を一斉に印加して壁電荷を形成し、続いて負極性の鈍波を一斉に印加して表示セルCijの壁電荷量を調整する。
アドレス期間Taでは、Y電極Yiに順次スキャンパルスを印加し、そのスキャンパルスに対応してアドレス電極Ajに表示データに従いアドレスパルスを印加することにより(アドレス指定により)、各表示セルCijの発光(点灯)又は非発光(消灯)を選択するスキャン動作を行う。順次スキャンのアドレス期間Taにおいては、図3に示したように、すべてのY電極Yiに対して順次スキャンパルスを供給し、各Y電極Yiの表示セルに異なるデータを書き込む。
サステイン期間Tsでは、X電極Xi及びY電極Yi(Yo及びYe)間に互いに逆相のサステインパルスを印加し、アドレス期間Taにおいて選択された表示セルのX電極Xi及びY電極Yi(Yo及びYe)間でサステイン放電を行い、発光を行う。なお、サステイン期間Tsにおいて、Y電極Yo及びY電極Yeに印加されるサステインパルスは同相である。
図8は、本実施形態によるプラズマディスプレイ装置の同時スキャンの駆動波形の一例を示す図である。同時スキャンは、図2(B)のサブフレームSF1〜SF3及び図2(C)のサブフレームSF1〜SF5で行われる。以下、図8が図7と異なる点を説明する。
アドレス期間Taでは、2本のY電極Yiを組みにして順次スキャンパルスを印加し、そのスキャンパルスに対応してアドレス電極Ajに表示データに従いアドレスパルスを印加することにより(アドレス指定により)、各表示セルCijの発光(点灯)又は非発光(消灯)を選択するスキャン動作を行う。具体的には、図4に示したように、アドレス期間Taにおいては、奇数フレームの場合には奇数表示ラインである(2n+1)番目のラインと偶数表示ラインである(2n+2)番目のラインとに対して同時にスキャン動作を行い、対応する表示セルに同一のデータを書き込む。また、偶数フレームの場合には偶数表示ラインである(2n+2)番目のラインと奇数表示ラインである(2n+3)番目のラインとに対して同時にスキャン動作を行い、対応する表示セルに同一のデータを書き込む。同時スキャンにより、1組みを構成する奇数表示ライン及び偶数表示ラインにおいて同一列の表示セルCijを選択することができる。
すなわち、本実施形態では、奇数表示ライン及び偶数表示ラインの隣接する各1ラインを1組としてスキャン動作を行い、2ラインの対応する表示セルに同じデータを書き込む。例えば、奇数フレームにおいては、図5に示した表示セルC11に書き込まれるデータが表示セルC21にも書き込まれ、表示セルC31に書き込まれるデータが表示セルC41にも書き込まれる。同様に、偶数フレームにおいては、図5に示した表示セルC21に書き込まれるデータが表示セルC31にも書き込まれ、表示セルC41に書き込まれるデータが表示セルC51にも書き込まれる。これにより、アドレス期間Taの長さを半減することができる。なお、奇数フレームの場合に(2n+1)番目のラインと(2n)番目のラインとに対して同時にスキャン動作を行い、偶数フレームの場合に(2n+2)番目のラインと(2n+1)番目のラインとに対して同時にスキャン動作を行うようにしても良い。
サステイン期間Tsでは、X電極Xi及びY電極Yi(Yo及びYe)間に互いに逆相のサステインパルスを印加し、アドレス期間Taにおいて選択された表示セルのX電極Xi及びY電極Yi(Yo及びYe)間でサステイン放電を行い、発光を行う。
図7の順次スキャンの場合のサステイン期間Tsのサステインパルス数と図8の同時スキャンの場合のサステイン期間Tsのサステインパルス数は同じである。なお、完全に同一である必要はない。
同時スキャンでは、2ラインを1組として同時に表示動作を行わせる。ここで、組になる2ラインを1ラインとみなすと、図4に示したように、奇数フレームと偶数フレームでは表示ライン位置のずれた表示となっている。これにより、垂直解像度の劣化を防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、プログレッシブ表示のパネル10の1フレーム内の上下隣接2ラインを1組みとして、特定のサブフレームSF1〜SF3において同一データを同時スキャンする。
図9は図1の誤差拡散回路120の構成例を示す回路図であり、図10は誤差拡散対象画素PA及びその隣接画素PB,PC,PD,PEを示す図である。対象画素PAは、座標が(x,y)である。ここで、座標(X,Y)において、X軸が水平方向を示し、Y軸が垂直方向を示す。隣接画素PBは、対象画素PAの左の画素であり、座標が(x−1,y)である。隣接画素PCは、対象画素PAの左上の画素であり、座標が(x−1,y−1)である。隣接画素PDは、対象画素PAの上の画素であり、座標が(x,y−1)である。隣接画素PEは、対象画素PAの右上の画素であり、座標が(x+1,y−1)である。誤差拡散処理は、2次元画像の左上隅の画素から右水平方向に進み、続いて、その下の水平ラインの左端から右水平方向に進み、以下同様にして、2次元画像の右下隅の画素まで行う。
分離部401は、対象画素PAのデジタル画素データINを上位ビット画素データAB及び下位ビット画素データEaに分離する。画素データINはpビットであり、上位ビット画素データABはmビットの整数部であり、下位ビット画素データEaはnビットの小数部であり、p=m+nの関係を有する。例えば、pは16であり、m及びnは8である。下位ビット画素データEaは、対象画素PAの誤差データである。
1ラインディレイ回路403は、以前の伝達誤差データEfを1ライン分遅延させて、隣接画素PCの伝達誤差データEcを出力する。すなわち、1ラインディレイ回路403は、過去の1ライン分の伝達誤差データEfを記憶している。フリップフロップ404は、伝達誤差データEcを1画素分遅延させて、隣接画素PDの伝達誤差データEdを出力する。フリップフロップ405は、伝達誤差データEdを1画素分遅延させて、隣接画素PEの伝達誤差データEeを出力する。フリップフロップ406は、以前の伝達誤差データEfを1画素分遅延させて、隣接画素PBの伝達誤差データEbを出力する。
乗算回路407は、伝達誤差データEcに隣接画素重み付け係数として例えば3/16を乗算して重み付け伝達誤差データを出力する。乗算回路408は、伝達誤差データEdに隣接画素重み付け係数として例えば5/16を乗算して重み付け伝達誤差データを出力する。乗算回路409は、伝達誤差データEeに隣接画素重み付け係数として例えば1/16を乗算して重み付け伝達誤差データを出力する。乗算回路410は、伝達誤差データEbに隣接画素重み付け係数として例えば7/16を乗算して重み付け伝達誤差データを出力する。
加算回路411は、誤差データEa及び乗算回路407〜410の出力データを加算し、加算値Ef及び桁上がり値COを出力する。加算値Efは、対象画素PAの伝達誤差データとなり、他の画素の誤差拡散処理に用いられる。6個の誤差データEa〜Efは、すべてnビット(例えば8ビット)である。桁上がり値COは、1ビットであり、桁上がりがあれば1になり、桁上がりがなければ0になる。
加算回路402は、対象画素PAの上位ビット画素データAB及び桁上がり値COを加算し、対象画素PAの出力画素データOUTを出力する。出力画素データOUTは、mビット(例えば8ビット)であり、画素データABと同じ値又は画素データABに1を加算した値になる。誤差拡散回路120は、整数部の画素データOUT及び小数部の画素データEfをディザ処理回路130に出力する。
図11(A)〜(C)は、インターレース画像信号に対して同時スキャンしたときのフレームを示す図である。図11(A)は、入力インターレース画像信号を示す図である。奇数フレームにおいて、第1ラインの表示データはD1、第3ラインの表示データはD3である。偶数フレームにおいて、第2ラインの表示データはD2、第4ラインの表示データはD4である。奇数フレーム及び偶数フレームで1枚の画像になる。
図11(B)は、奇数フレームにおいてすべてのサブフレームSF1〜SF3において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図4と同様に、すべてのサブフレームSF1〜SF3において、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1になり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3になる。
図11(C)は、偶数フレームにおいてすべてのサブフレームSF1〜SF3において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図4と同様に、すべてのサブフレームSF1〜SF3において、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データD2になり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データD4になる。
ここで、図1の誤差拡散回路120における誤差拡散処理について説明する。奇数フレームの表示データD1の誤差拡散処理と偶数フレームの表示データD2の誤差拡散処理は連動しているため、誤差拡散処理によるノイズはほとんど発生しない。
図12(A)〜(E)は、ディザ処理を行わない図2(B)のフレームを示す図である。図2(B)ではサブフレームSF1〜SF3を同時スキャンする例を示したが、図12(A)〜(E)ではサブフレームSF1及びSF3を順次スキャンしてサブフレームSF2を同時スキャンする例を示す。
図12(A)は、入力プログレッシブ画像信号を示す図である。図3に示したように、奇数フレームにおいて、第1ラインの表示データはD1、第2ラインの表示データはD2、第3ラインの表示データはD3、第4ラインの表示データはD4である。偶数フレームにおいて、第1ラインの表示データはE1、第2ラインの表示データはE2、第3ラインの表示データはE3、第4ラインの表示データはE4である。
図12(B)は、奇数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図3と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データD1になり、第2ラインは第2ライン表示データD2になり、第3ラインは第3ライン表示データD3になり、第4ラインは第4ライン表示データD4になる。また、図4と同様に、サブフレームSF2において、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1になり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3になる。
図12(C)は、偶数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図3と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データE1になり、第2ラインは第2ライン表示データE2になり、第3ラインは第3ライン表示データE3になり、第4ラインは第4ライン表示データE4になる。また、図4と同様に、サブフレームSF2において、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2になり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4になる。
図12(D)及び(E)は、奇数フレーム及び偶数フレームのサブフレームSF2の各表示セルCijの表示データを示す図であり、図1のディザ処理回路130がないときの表示データを示す。表示セルCijは、水平方向に赤(R)、緑(G)及び青(B)の表示セルが繰り返し配置される。1個の表示セルCijがサブピクセルに対応し、3個の色の表示セルCijが1画素を構成する。図1の画像信号S2は、赤、緑及び青の色毎の信号に分離されており、色毎の異なる表示データを有する。
図12(D)は、図12(B)の奇数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す。第1ライン及び第2ラインの各表示セルは第1ライン表示データD1になり、第3ライン及び第4ラインの各表示セルは第3ライン表示データD3になる。ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとする。その場合、図1の誤差拡散回路120により誤差拡散処理され、例えば、ハッチで示す表示セルCijはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、ハッチがない表示セルCijはアドレス期間Taで選択されて点灯する。
図12(E)は、図12(C)の偶数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す。第2ライン及び第3ラインの各表示セルは第2ライン表示データE2になり、第4ライン及び第5ラインの各表示セルは第4ライン表示データE4になる。ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとする。その場合、図1の誤差拡散回路120により誤差拡散処理され、例えば、ハッチで示す表示セルCijはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、ハッチがない表示セルCijはアドレス期間Taで選択されて点灯する。
図12(B)の奇数フレームの誤差拡散処理と図12(C)の偶数フレームの誤差拡散処理とは独立しているため、図12(D)の奇数フレームにおける点灯表示セルと図12(E)の偶数フレームにおける点灯表示セルとは関連性がない。誤差拡散処理により、上記のように、奇数フレームと偶数フレームとで点灯表示セルがランダムに決まってしまう。これにより、フレーム間の誤差拡散の差が30Hzのフリッカー(モーションノイズ)として見えてしまう。本実施形態は、このモーションノイズを図1のディザ処理回路130により防止する。
図13(A)〜(F)は、本実施形態によるディザ処理回路130の処理を説明するための図である。図13(B)〜(D)は、図2(B)のフレームを示す図である。図2(B)ではサブフレームSF1〜SF3を同時スキャンする例を示したが、図13(B)〜(D)ではサブフレームSF1及びSF3を順次スキャンしてサブフレームSF2を同時スキャンする例を示す。
図13(A)は、ディザ処理回路130が入力画像信号に挿入するディザパターンを示す図である。ディザパターンは、2行2列(2×2)表示セルのディザパターンとして表示データに加算される。2×2のディザパターンを1ブロックとして、2次元表示セルを複数ブロックに分割し、各ブロックにディザパターンを挿入する。例えば、2×2のディザパターンにおいて、左上の表示セル及び右下の表示セルの表示データには「+A」を加算し、右上の表示セル及び左下の表示セルの表示データには「−A」を加算する。隣接する階調値の差が1であるときには「A」は例えば0.5であり、隣接する階調値の差が2であるときには「A」は例えば1.5である。
図13(B)は、ディザパターン挿入後のプログレッシブ画像信号を示す図であり、奇数フレームの第1列の表示セル及び偶数フレームの第1列の表示セルの表示データを示す。ディザ処理回路130は、図12(A)の画像信号に図13(A)のディザパターンを挿入することにより、図13(B)の画像信号を出力する。ディザ処理回路130は、図13(A)に示すように、第1列では、奇数ラインに「+A」を加算し、偶数ラインに「−A」を加算する。その結果、奇数フレームの第1列では、第1ラインの表示データはD1+A、第2ラインの表示データはD2−A、第3ラインの表示データはD3+A、第4ラインの表示データはD4−Aである。偶数フレームでは、第1ラインの表示データはE1+A、第2ラインの表示データはE2−A、第3ラインの表示データはE3+A、第4ラインの表示データはE4−Aである。
図13(C)は、奇数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図13(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データD2−Aになり、第3ラインは第3ライン表示データD3+Aになり、第4ラインは第4ライン表示データD4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3+Aになる。
図13(D)は、偶数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図13(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データE1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第3ラインは第3ライン表示データE3+Aになり、第4ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
図13(E)及び(F)は、奇数フレーム及び偶数フレームのサブフレームSF2の各表示セルCijの表示データを示す図である。表示セルCijは、水平方向に赤(R)、緑(G)及び青(B)の表示セルが繰り返し配置される。1個の表示セルCijがサブピクセルに対応し、3個の色の表示セルCijが1画素を構成する。図1の画像信号S2は、赤、緑及び青の色毎の信号に分離されており、色毎の異なる表示データを有する。
図13(E)は、図13(C)の奇数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第3列の奇数列の表示セルでは、図13(C)と同様に、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3+Aになる。
これに対し、第2列及び第4列の偶数列の表示セルでは、図13(A)に示すように、奇数ラインでは「−A」が加算され、偶数ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図13(E)に示すように、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1−Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3−Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
図13(F)は、図13(D)の偶数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第3列の奇数列の表示セルでは、図13(D)と同様に、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
これに対し、第2列及び第4列の偶数列の表示セルでは、図13(A)に示すように、奇数ラインでは「−A」が加算され、偶数ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図13(F)に示すように、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2+Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4+Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
以上のように、奇数フレーム及び偶数フレームにおいて、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンをランダムではなく、固定させることにより、モーションノイズを防止することができる。
図1において、ディザ処理回路130は、誤差拡散回路120が出力する図9の整数部画像信号OUT及び小数部画像信号Efに対して図13(A)のディザパターンを挿入する。アドレスドライバ40は、アドレス期間Taにおいて、画像信号に応じて、順次スキャンのサブフレームではすべてのラインのアドレスパルスを順次選択的に出力する。また、アドレスドライバ40は、アドレス期間Taにおいて、画像信号に応じて、同時スキャンのサブフレームでは、奇数フレームでは奇数ラインのアドレスパルスのみを順次選択的に出力し、偶数フレームでは偶数ラインのアドレスパルスのみを順次選択的に出力する。これにより、同時スキャン時は、順次スキャン時に比べ、アドレス期間Taを約1/2にすることができる。
(第2の実施形態)
図14(A)〜(F)は、本発明の第2の実施形態によるディザ処理回路130の処理を説明するための図である。本実施形態は、図14(A)のディザパターンが第1の実施形態の図13(A)のディザパターンと異なる。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。図14(B)〜(D)は、図2(B)のフレームを示す図である。図14(B)〜(D)ではサブフレームSF1及びSF3を順次スキャンしてサブフレームSF2を同時スキャンする例を示す。
図14(A)は、ディザ処理回路130が入力画像信号に挿入するディザパターンを示す図である。4行2列(4×2)表示セルのディザパターンにおいて、1行1列、2行1列、3行2列及び4行2列の表示セルの表示データには「+A」を加算し、1行2列、2行2列、3行1列及び4行1列の表示セルの表示データには「−A」を加算する。行は、ラインを示す。
図14(B)は、ディザパターン挿入後のプログレッシブ画像信号を示す図であり、奇数フレームの第1列の表示セル及び偶数フレームの第1列の表示セルの表示データを示す。ディザ処理回路130は、図12(A)の画像信号に図14(A)のディザパターンを挿入することにより、図14(B)の画像信号を出力する。ディザ処理回路130は、図14(A)に示すように、第1列では、第1ライン及び第2ラインに「+A」を加算し、第3ライン及び第4ラインに「−A」を加算する。その結果、奇数フレームの第1列では、第1ラインの表示データはD1+A、第2ラインの表示データはD2+A、第3ラインの表示データはD3−A、第4ラインの表示データはD4−Aである。偶数フレームでは、第1ラインの表示データはE1+A、第2ラインの表示データはE2+A、第3ラインの表示データはE3−A、第4ラインの表示データはE4−Aである。
図14(C)は、奇数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図14(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データD2+Aになり、第3ラインは第3ライン表示データD3−Aになり、第4ラインは第4ライン表示データD4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3−Aになる。
図14(D)は、偶数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図14(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データE1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データE2+Aになり、第3ラインは第3ライン表示データE3−Aになり、第4ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2+Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
図14(E)及び(F)は、奇数フレーム及び偶数フレームのサブフレームSF2の各表示セルCijの表示データを示す図である。表示セルCijは、水平方向に赤(R)、緑(G)及び青(B)の表示セルが繰り返し配置される。
図14(E)は、図14(C)の奇数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第3列の奇数列の表示セルでは、図13(C)と同様に、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3−Aになる。
これに対し、第2列及び第4列の偶数列の表示セルでは、図14(A)に示すように、第1ライン及び第2ラインでは「−A」が加算され、第3ライン及び第4ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図14(E)に示すように、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1−Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3+Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
図14(F)は、図14(D)の偶数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第3列の奇数列の表示セルでは、図14(D)と同様に、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2+Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
これに対し、第2列及び第4列の偶数列の表示セルでは、図14(A)に示すように、第1ライン及び第2ラインでは「−A」が加算され、第3ライン及び第4ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図14(F)に示すように、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4+Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
以上のように、奇数フレーム及び偶数フレームにおいて、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンをランダムではなく、固定させることにより、モーションノイズを防止することができる。
(第3の実施形態)
図15(A)〜(F)は、本発明の第3の実施形態によるディザ処理回路130の処理を説明するための図である。本実施形態は、図15(A)のディザパターンが第1の実施形態の図13(A)のディザパターンと異なる。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。図15(B)〜(D)は、図2(B)のフレームを示す図である。図15(B)〜(D)ではサブフレームSF1及びSF3を順次スキャンしてサブフレームSF2を同時スキャンする例を示す。
図15(A)は、ディザ処理回路130が入力画像信号に挿入するディザパターンを示す図である。2行4列(2×4)表示セルのディザパターンにおいて、1行1列、1行2列、2行3列及び2行4列の表示セルの表示データには「+A」を加算し、1行3列、1行4列、2行1列及び2行2列の表示セルの表示データには「−A」を加算する。
図15(B)は、ディザパターン挿入後のプログレッシブ画像信号を示す図であり、奇数フレームの第1列の表示セル及び偶数フレームの第1列の表示セルの表示データを示す。ディザ処理回路130は、図12(A)の画像信号に図15(A)のディザパターンを挿入することにより、図15(B)の画像信号を出力する。ディザ処理回路130は、図15(A)に示すように、第1列では、第1ラインに「+A」を加算し、第2ラインに「−A」を加算する。その結果、奇数フレームの第1列では、第1ラインの表示データはD1+A、第2ラインの表示データはD2−A、第3ラインの表示データはD3+A、第4ラインの表示データはD4−Aである。偶数フレームでは、第1ラインの表示データはE1+A、第2ラインの表示データはE2−A、第3ラインの表示データはE3+A、第4ラインの表示データはE4−Aである。
図15(C)は、奇数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図15(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データD2−Aになり、第3ラインは第3ライン表示データD3+Aになり、第4ラインは第4ライン表示データD4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3+Aになる。
図15(D)は、偶数フレームにおいてサブフレームSF1及びSF3において順次スキャンしてサブフレームSF2において同時スキャンしたときの表示データを示す図である。図15(B)と同様に、サブフレームSF1及びSF3において、第1ラインは第1ライン表示データE1+Aになり、第2ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第3ラインは第3ライン表示データE3+Aになり、第4ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。また、サブフレームSF2において、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
図15(E)及び(F)は、奇数フレーム及び偶数フレームのサブフレームSF2の各表示セルCijの表示データを示す図である。表示セルCijは、水平方向に赤(R)、緑(G)及び青(B)の表示セルが繰り返し配置される。
図15(E)は、図15(C)の奇数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第2列の表示セルでは、図15(C)と同様に、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1+Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3+Aになる。
これに対し、第3列及び第4列の表示セルでは、図15(A)に示すように、第1ラインでは「−A」が加算され、第2ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図15(E)に示すように、第1ライン及び第2ラインは第1ライン表示データD1−Aになり、第3ライン及び第4ラインは第3ライン表示データD3−Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
図15(F)は、図15(D)の偶数フレームにおけるサブフレームSF2の各表示セルの表示データを示す図である。第1列及び第2列の表示セルでは、図15(D)と同様に、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2−Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4−Aになる。
これに対し、第3列及び第4列の表示セルでは、図15(A)に示すように、第1ラインでは「−A」が加算され、第2ラインでは「+A」が加算される。その結果、同時スキャンにより、図15(F)に示すように、第2ライン及び第3ラインは第2ライン表示データE2+Aになり、第4ライン及び第5ラインは第4ライン表示データE4+Aになる。
ここで、すべての表示セルCijの入力画像信号S2が同じ表示データであり、その表示データが隣接する階調値の間の値であるとした場合、「−A」が加算されたハッチで示される表示セルはアドレス期間Taで選択されずに消灯し、「+A」が加算されたハッチがない表示セルはアドレス期間Taで選択されて点灯する。ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンを固定させることができる。
以上のように、奇数フレーム及び偶数フレームにおいて、誤差拡散処理により点灯する表示セルのパターンをランダムではなく、固定させることにより、モーションノイズを防止することができる。
(第4の実施形態)
図16は、本発明の第4の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態に対して、誤差拡散回路120及びディザ処理回路130を入れ替えた点が異なる。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。ディザ処理回路130は、A/Dコンバータ110が出力する画像信号S2に対して図13(A)のディザパターンを挿入し、誤差拡散回路120に出力する。誤差拡散回路120は、ディザ処理回路130が出力する画像信号に対して誤差拡散処理を行い、サブフレーム変換回路140に出力する。本実施形態では、ディザ処理回路130によりディザパターンを挿入した後に、誤差拡散回路120により誤差拡散処理を行う。本実施形態は、第1の実施形態と同様に、誤差拡散処理により生ずるモーションノイズを防止することができる。
以上のように、第1〜第4の実施形態によれば、同時スキャンによりアドレス期間Taを短縮することにより、高精細のライン数が多いプラズマディスプレイ装置でも、1フレームを所定期間内に収めることができる。また、画像信号にディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理により発生するモーションノイズを防止し、画質の劣化を防止することができる。
図5に示すように、プラズマディスプレイパネル10は、1つの表示ラインを2本の表示電極Xi及びYiからなる表示電極対で構成し、偶数表示ラインの前記表示電極対と奇数表示ラインの前記表示電極対とが交互に配列され、前記表示電極に対して交差するように複数のアドレス電極Ajが配列される。表示電極駆動回路は、X電極ドライバ30及びY電極ドライバ20を有し、1フレーム内で重み付けされた複数のサブフレームSFのうちのあるサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネル10の各表示ラインに対してそれぞれの表示データを基に表示するための順次スキャンパルスを前記表示電極に供給し、他のサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネル10の上下に隣接する1つの偶数表示ライン及び1つの奇数表示ラインを組みとして同一表示データを基に表示するための同時スキャンパルスを前記表示電極に供給する。誤差拡散回路120は、表示データを誤差拡散処理する。ディザ処理回路130は、前記誤差拡散処理の前又は後の表示データに対してディザパターンを挿入する。アドレス駆動回路(アドレスドライバ)40は、前記誤差拡散処理及び前記ディザパターン挿入処理がされた表示データを基に、前記スキャンパルスに対応し、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するために前記アドレス電極にアドレスパルスを供給する。
図1に示すように、前記ディザ処理回路130は、前記誤差拡散回路120により誤差拡散処理された表示データに対してディザパターンを挿入する。
また、図16に示すように、前記誤差拡散回路120は、前記ディザ処理回路130によりディザパターンが挿入された表示データに対して誤差拡散処理する。
また、図13(A)〜(F)に示すように、前記ディザ処理回路130は、2行2列表示セルのディザパターンを挿入する。
また、図14(A)〜(F)に示すように、前記ディザ処理回路130は、4行2列表示セルのディザパターンを挿入する。
また、図15(A)〜(F)に示すように、前記ディザ処理回路130は、2行4列表示セルのディザパターンを挿入する。
また、図4に示すように、前記1つの偶数表示ライン及び前記1つの奇数表示ラインを構成する組みは、奇数フレーム及び偶数フレームとで組み合わせが異なる。
また、図2(B)に示すように、前記同時スキャンパルスを供給するアドレス期間Taは、前記順次スキャンパルスを供給するアドレス期間Taより短い。
また、図8に示すように、前記表示電極駆動回路は、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するアドレス期間において、前記同時スキャンパルスを供給することにより、前記1組みを構成する偶数表示ライン及び奇数表示ラインにおいて同一列の表示セルを選択する。
同時スキャンパルスを供給することによりアドレス期間を短縮することができるので、表示ライン数が多くても1フレームを所定期間内に収めることができる。また、ディザパターンを挿入することにより、誤差拡散処理に基づくモーションノイズを防止することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の構成例を示すブロック図である。 図2(A)〜(C)はプラズマディスプレイパネルの駆動方法の一例を説明するための図である。 順次スキャンを行う奇数フレーム及び偶数フレームの例を示す図である。 同時スキャンを行う奇数フレーム及び偶数フレームの例を示す図である。 プラズマディスプレイパネル、Y電極ドライバ、X電極ドライバ及びアドレスドライバの構成例を示す図である。 プラズマディスプレイパネルの構成例を示す分解斜視図である。 プラズマディスプレイ装置の順次スキャンの駆動波形の一例を示す図である。 プラズマディスプレイ装置の同時スキャンの駆動波形の一例を示す図である。 図1の誤差拡散回路の構成例を示す回路図である。 誤差拡散対象画素及びその隣接画素を示す図である。 図11(A)〜(C)はインターレース画像信号に対して同時スキャンしたときのフレームを示す図である。 図12(A)〜(E)はディザ処理を行わない図2(B)のフレームを示す図である。 図13(A)〜(F)は第1の実施形態によるディザ処理回路の処理を説明するための図である。 図14(A)〜(F)は本発明の第2の実施形態によるディザ処理回路の処理を説明するための図である。 図15(A)〜(F)は本発明の第3の実施形態によるディザ処理回路の処理を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 プラズマディスプレイパネル
20 Y電極ドライバ
30 X電極ドライバ
40 アドレスドライバ
110 A/Dコンバータ
120 誤差拡散回路
130 ディザ処理
140 サブフレーム変換回路
150 駆動信号生成回路
160 選択スイッチ

Claims (9)

  1. 1つの表示ラインを2本の表示電極からなる表示電極対で構成し、偶数表示ラインの前記表示電極対と奇数表示ラインの前記表示電極対とが交互に配列され、前記表示電極に対して交差するように複数のアドレス電極が配列されたプラズマディスプレイパネルと、
    1フレーム内で重み付けされた複数のサブフレームのうちのあるサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネルの各表示ラインに対してそれぞれの表示データを基に表示するための順次スキャンパルスを前記表示電極に供給し、他のサブフレームにおいて、前記プラズマディスプレイパネルの上下に隣接する1つの偶数表示ライン及び1つの奇数表示ラインを組みとして同一表示データを基に表示するための同時スキャンパルスを前記表示電極に供給する表示電極駆動回路と、
    表示データを誤差拡散処理する誤差拡散回路と、
    前記誤差拡散処理の前又は後の表示データに対してディザパターンを挿入するディザ処理回路と、
    前記誤差拡散処理及び前記ディザパターン挿入処理がされた表示データを基に、前記スキャンパルスに対応し、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するために前記アドレス電極にアドレスパルスを供給するアドレス駆動回路と
    を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記ディザ処理回路は、前記誤差拡散回路により誤差拡散処理された表示データに対してディザパターンを挿入することを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記誤差拡散回路は、前記ディザ処理回路によりディザパターンが挿入された表示データに対して誤差拡散処理することを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記ディザ処理回路は、2行2列表示セルのディザパターンを挿入することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記ディザ処理回路は、4行2列表示セルのディザパターンを挿入することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記ディザ処理回路は、2行4列表示セルのディザパターンを挿入することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記1つの偶数表示ライン及び前記1つの奇数表示ラインを構成する組みは、奇数フレーム及び偶数フレームとで組み合わせが異なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記同時スキャンパルスを供給するアドレス期間は、前記順次スキャンパルスを供給するアドレス期間より短いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 前記表示電極駆動回路は、前記表示ラインを構成する複数の表示セルのうちで点灯させる表示セルを選択するアドレス期間において、前記同時スキャンパルスを供給することにより、前記1組みを構成する偶数表示ライン及び奇数表示ラインにおいて同一列の表示セルを選択することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
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