JPH10268197A - 光制御部材を有する光学顕微鏡 - Google Patents
光制御部材を有する光学顕微鏡Info
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- JPH10268197A JPH10268197A JP8247778A JP24777896A JPH10268197A JP H10268197 A JPH10268197 A JP H10268197A JP 8247778 A JP8247778 A JP 8247778A JP 24777896 A JP24777896 A JP 24777896A JP H10268197 A JPH10268197 A JP H10268197A
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Abstract
トラスト観察法の立体感のある像を実現しながらも、位
相差観察法の検出感度の高さを持ち合わせた光学顕微鏡
を提供する。 【解決手段】 光制御部材14上には少なくとも4つの
領域を有する変調コントラスト顕微鏡において、この領
域は、透過率Taである第1の光吸収領域14aと、透
過率Tbである第2の光吸収領域14bと、透過率Tc
である第1の透過領域14cと、透過率Tdである第2
の透過領域14dとから成っていて、Tb<Ta<T
c、Ta<Td、Tc>0.5、Td>0.5 を満たし、光制御部材14上の少なくとも1つの領域が
位相変化作用を有し、第2の透過領域14dを、第2の
光吸収領域14bに対して第1の光吸収領域14aとほ
ぼ反対側に、第2の光吸収領域14bに接するように配
置されている。
Description
る光学顕微鏡に関する。
光学顕微鏡で観察する場合、通常の明視野観察によって
は、その構造を確認することができない。位相標本を可
視化する観察法としては様々な手法が知られている。代
表的な観察法としては、位相差観察法、変調コントラス
ト観察法、微分干渉観察法等が挙げられる。
位置にリングスリットを配置し、結像光学系の瞳上にリ
ングスリットと共役な形状の位相膜を配置するものであ
る。通常、位相構造からの回折光の位相は0次光に対し
てπ/2だけずれており、このままでは白黒のコントラ
ストのついた像を結ばないため、0次光と回折光との位
相差を打ち消すように0次光の通過する領域に位相膜が
設けられる。
大きいため、位相膜に適当な大きさの光吸収力を与えて
コントラストを高めている。この観察法の長所は、構造
間の屈折率差が小さい標本や、細胞内の顆粒状の微小構
造等においても、高い検出感度で鮮明なコントラストの
ついた観察像を得ることができる点である。一方、短所
としては、構造の端部等が白く光って見える、ハローと
呼ばれる現象により、構造の輪郭が確認しにくい点が挙
げられる。
51−128548号に開示されているように、顕微鏡
の照明光学系の瞳位置にスリットを配置し、結像光学系
の瞳上には透過率の異なる領域を複数配置するものであ
る。通常、スリットと共役な領域に適当な透過率をもつ
吸収膜を配置し、それに隣接した一方の側を透過領域、
もう一方の側を遮光領域とする。瞳上では標本内の構造
による屈折の大小により、光の通過する領域が異なり、
それに伴って透過率も変化するため像に白黒の影をつけ
て観察することができる。この観察法の長所は、安価な
構成により位相物体に陰影をつけて立体感のある観察像
を得ることができる点である。また、位相差観察法でみ
られるハローが無いため、構造の輪郭を観察しやすく細
胞等のマニピュレーションに適している。一方、短所と
しては、位相差観察法に比べ検出感度が劣り、微少構造
が確認しにくいことが挙げられる。また、対物レンズを
交換するたびにスリットと吸収膜の向きを合わせる煩雑
な操作が必要となる。
た直交する2偏光を標本面上に僅かにずらして照射し、
これらを干渉させることで標本の微少な構造を観察する
ものである。この観察法の長所は、非常に高いコントラ
ストで、位相標本に立体感をつけて観察することができ
る点である。一方、短所としては、複屈折結晶を使用す
るため装置が高価となることと、偏光を用いた観察であ
るため標本が偏光状態に影響を与えるような物質から成
る場合には正確な観察像が得られないことである。また
一般に、生体試料等の観察で使い捨て容器として頻繁に
用いられるプラスチックシャーレ等はプラスチックの複
屈折により偏光を乱すため、微分干渉観察法はプラスチ
ック容器に入った標本の観察には不適である。
標本を観察するための各手法には一長一短があるため、
それぞれの長所を持ち合わせ、欠点を排除した観察方法
が求められる。特に、生体試料等の検査やマニピュレー
ション等を顕微鏡下で行う場合には、透明な微小構造も
高感度で検出する必要がある。さらに微小物等の正確な
操作を行うため構造の輪郭も明瞭でなければならない。
また試料や容器の偏光特性にとらわれない柔軟な観察が
行えることも重要である。一方、顕微鏡観察では標本内
の目的の構造を探すため、対物レンズの変換が頻繁に行
われるが、それにともなう開口の交換作業などの煩雑な
光学系の調整操作を極力排除して、検査やマニピュレー
ションを容易に効率よく行えることが求められる。
察法を実現するためには、従来の変調コントラスト観察
法と位相差観察法とを組み合わせることが考えられる。
これに関連する例を以下に挙げる。特開昭57−178
212号の実施例には、光軸外に直線状開口を配置し、
これと共役な結像光学系の瞳面上に光吸収効果のある位
相膜を設け、結像に寄与する回折光を0次光に対して片
側だけとする構成が記載されている。また、別の実施例
として、この位相膜に接する領域のうち、光軸外方向に
接している領域の透過率を低くして、やはり結像に寄与
する回折光を0次光に対して片側だけとする構成が記載
されている。一般に、0次光に対して片側の回折光を全
て遮断すると観察像のコントラストが低くなる。例え
ば、位相分布が周期1/pの正弦波状である薄い平面位
相物体を考える。この物体を通過した光の等位相面φ
(x)は次のように与えられる。
分布の振幅である。このとき、この位相物体上の複素振
幅分布E(x)は、 E(x)=exp{iφ(x)} で与えられる。位相変化が小さいとして、A《1とおけ
ば、 E(x)=1+iAcos(2πpx)=1+(A/
2)exp(iπ/2+2πipx)+(A/2)ex
p(iπ/2−2πipx) となる。上の第1項が0次光、第2項が1次光、第3項
が−1次光を表している。位相膜によって、0次光と±
1次光との位相差π/2を打ち消すと、上式は以下の
E’(x)と等価となる。
(x)、I”(x)は、 I’(x)=|E’(x)|2 ≒1+2Acos(2πpx)‥‥‥(3) I”(x)=|E”(x)|2 ≒1+Acos(2πpx)‥‥‥ (4) で与えられる。従って、±1次光のうち一方を遮光する
と(4)、遮光しない場合(3)に比べてコントラスト
がおよそ1/2に低下してしまう。よって、特開昭57
−178212に開示されている構成によっては、変調
コントラスト効果は得られるものの、位相差観察法本来
の高い検出感度は得られない。
学系の瞳上では標本からの光のうち、標本によって屈折
されない直接光に対して、一方の側に屈折された全ての
屈折光の透過率を低下させる、或いはほぼ遮光するよう
に吸収膜が配置される。これは、標本による屈折の方向
により明暗を付けることで位相物体の屈折率の変化して
いる部分のコントラストをつけるものである。特開昭5
1−128548においては、変調コントラスト法で用
いられる光制御部材上での光吸収領域の透過率分布の一
例が示されているが、光制御部材上の直接光が通過する
領域が中心に設けられ、この領域に接する片側領域全部
が透過率の低い領域となっている。このような構成の場
合、位相物体のコントラストはつくものの、瞳面を通過
する光束のほぼ半分を遮っているため、解像力が低下す
る。これに対処するため、一般には開口を光軸外に配置
し、透過率の低い領域を狭めて瞳面を通過する光束を広
げている。該特許では光制御部材上の各領域が位相変化
作用を有することが出来るとしているが、やはりこの場
合も、前述した特開昭57−178212と同じく、0
次光に対して片側の回折光を遮る構成となるため、この
構成で得られる位相差観察法の効果は低い。
上に構成される領域の配置が光軸に対して非対称となる
ため、対物レンズの交換毎に、開口と光制御部材の向き
を合わせる調整作業が必要となる。具体的には、対物レ
ンズ筒内の瞳面上に光制御部材を配置する場合、対物レ
ンズをレボルバーに取り付ける際に各対物レンズについ
て必ずしも光制御部材の向きが一定方向には揃わないた
め、各対物レンズについて、その都度開口の向きを光制
御部材の向きに一致させる作業が必要である。また、対
物レンズの倍率により開口が異なるので、対物レンズの
変換とともに開口も変換する必要がある。顕微鏡による
目視検査などでは、頻繁に観察倍率を切替えることがあ
り、そのたびに開口の変換作業を行なうことは非常に煩
雑である。
学系の瞳面上に位相変化領域と光吸収領域を独立に設
け、それぞれに対応する開口を適宜交換することによ
り、位相差観察と変調コントラスト観察を選択的に切替
える構成となっている。したがって、位相差効果と変調
コントラスト効果の両効果を同時には実現出来ない。該
特許の実施例には、位相差観察用と変調コントラスト観
察用の2つの開口を同一部材上に配置する構成も示され
ているが、この構成により両観察法の効果を同時に得る
ことは困難である。なぜならば、位相差観察用の開口か
らの0次光は位相変化を受けるが、変調コントラスト用
の開口からの0次光は位相変化を受けないため、0次光
と回折光との干渉効果が低くなるためである。たとえ、
変調コントラスト観察用の光吸収領域にも位相変化作用
を持たせたとしても、逆に回折光が位相変化を受ける領
域が広がるため、この場合にも0次光と回折光との干渉
効果は低くなる。
するために、瞳面上で位相膜とは別の領域に吸収膜を設
ける位相差顕微鏡が特開平8−94936に開示されて
いるが、該位相差顕微鏡では変調コントラストの効果が
得られることは示されておらず、また開口が輪帯状に限
定されているため、実際にその効果は得られない。ま
た、光制御部材上に配置される光吸収領域の幅や位置に
ついて具体的には明示されていないことからも、特開平
8−94936により位相差観察法と変調コントラスト
法の両手法の効果を同時に得ることはできない。
れている手法では、変調コントラスト観察法の立体感と
位相差観察法の高い検出感度を両立させることはできな
かった。対物レンズの変換に伴う開口の交換作業を軽減
している例として、ライカ社のデルタオプティックスで
採用されている位相差用のリングスリットが挙げられ
る。このリングスリットは1種類で対物レンズ倍率10
倍〜40倍に対応しているため、それぞれの倍率の変換
時においては、リングスリットの交換の必要がない。た
だし、開口形状がリング状であるため、高倍率対物レン
ズの使用時には照明側の有効なNAが小さく解像力が低
下する。またハローが強くなり構造の輪郭が検出し難く
なる。
スリット径を大きくすると、低倍率対物レンズ観察時に
結像光学系の瞳面上で0次光が通過する領域が大きくな
るため、コントラストが低下する等の問題があった。本
発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その第1の目的は、透明な位相物
体等の観察において、変調コントラスト観察法の立体感
のある像を実現しながらも、位相差観察法の検出感度の
高さを持ち合わせた光学顕微鏡を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、上記の観察法等を行なう
際、その効果を損なうことなく、比較的広い範囲の倍率
の各対物レンズに対して、照明光学系側の開口の切替え
操作を不要として、観察者の手間を軽減することであ
る。
するため、本発明の光学顕微鏡は、光源と、標本を照明
するための照明光学系と、照明光学系の瞳位置またはそ
の近傍に配置した開口と、標本を拡大して観察するため
の、対物レンズを含む結像光学系と、結像光学系の瞳位
置またはその近傍に配置した光制御部材とを有し、該光
制御部材上には少なくとも4つの領域を有する変調コン
トラスト顕微鏡において、前記領域は、開口と共役な領
域の全部もしくは一部を包含し透過率Taである第1の
光吸収領域と、第1の光吸収領域に隣接して配置され透
過率Tbである第2の光吸収領域と、第1の光吸収領域
に隣接して配置され透過率Tcである第1の透過領域
と、透過率Tdである第2の透過領域とから成ってい
て、 Tb<Ta<Tc ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(5) Ta<Td ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(6) Tc>0.5 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(7) Td>0.5 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(8) を満たし、光制御部材上の少なくとも1つの領域が位相
変化作用を有し、第2の透過領域を、第2の光吸収領域
に対して第1の光吸収領域とほぼ反対側に、第2の光吸
収領域に接するように配置したことを特徴としている。
また、第2の目的を達成するための手段として、本発明
の光学顕微鏡は、光源と、標本を照明するための照明光
学系と、照明光学系の瞳位置またはその近傍に配置した
開口と、標本を拡大して観察するための、対物レンズを
含む結像光学系と、結像光学系の瞳位置またはその近傍
に光制御部材を有する光学顕微鏡において、前記開口
は、光軸を中心としたリングの一部を覆った形状であ
り、前記開口の最も内側を通る光線が標本面において取
り得る開口数をNAc、使用する複数の対物レンズの各
々の開口数のうち最小値をNAoとしたとき、 NAc>0.7NAo ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(9) が成立し、光制御部材上には、前記開口と共役な領域を
包含し光軸を中心としたリング形状の位相変化作用を有
する光吸収領域を配置し、使用する複数の異なる倍率の
対物レンズに対して、1つだけの開口を共通に使用して
偏斜照明観察を行なうことを特徴としている。
めの手段における作用について、図を用いて説明する。
図1は、本発明の光学顕微鏡の全体構成と主要な構成要
素についての説明図である。図1(a)は、本発明の光
学顕微鏡の全体構成を示したものであって、1は光源、
2は照明光学系、3は標本、4は結像光学系、5は標本
3の観察像、6は光軸、7はコレクタレンズ、8は照明
光学系2の瞳位置、9はコンデンサレンズ、10は対物
レンズ、11は結像光学系4の瞳位置、12は結像レン
ズ、13は開口部材、14は光制御部材である。本発明
の光学顕微鏡は、照明光学系2の瞳位置8あるいはその
近傍に配置した開口部材13と結像光学系4の瞳位置1
1あるいはその近傍に配置した光制御部材14との組合
わせによって、標本3の観察像5を得るものである。
ものであり、13aは光の通過する領域である開口を示
している。図9(c)は図1(b)の開口13aの形状
に対応した、従来の変調コントラスト観察法で一般に用
いられている光制御部材14の一例を示したものであ
る。領域14a’、14b’、14c’の透過率を順に
Ta’、Tb’、Tc’とすると、通常、 Tb’<Ta’<Tc’ が満たされている。
顕微鏡において、図1(b)の開口に対応した光制御部
材14の例を示したものである。この光制御部材14
は、第1の光吸収領域14a、第2の光吸収領域14
b、及び第1の透過領域14c、第2の透過領域14d
を有し、それぞれの透過率Ta,Tb,Tc,Tdは上
記した式(5)〜(8)を満たす。
は、図9に示すように開口13aからの光のうち、標本
3により屈折もしくは回折されなかった直接光は光制御
部材14上の領域14a’内を通る。標本により屈折も
しくは回折された光は、領域14a’に隣接する領域1
4b’もしくは14c’を通過する。このうち、領域1
4b’は領域14a’よりも透過率が低いため、領域1
4b’を通る光の強度は弱められる。一方、領域14
c’は領域14a’よりも透過率が高いため、この領域
を通る光の大部分が透過する。したがって、標本の屈折
率分布などにコントラストがつく。すなわち、公知の変
調コントラスト観察が行える。このことは、本発明にお
いて用いられる図1(c)の光制御部材についても言え
る。すなわち、図1(c)において、標本からの直接光
は、領域14aを通り、14aの両側に配置された領域
14b,14cにより、本発明の光制御部材においても
変調コントラスト効果が得られる。
相変化作用を持たせることにより、上記の変調コントラ
スト観察像に、位相差観察の効果を加えることができ
る。このとき、従来の変調コントラスト法で用いられる
図9(c)の光制御部材の領域14a’に位相変化作用
を持たせた場合に比べ、本発明の図1(c)で領域14
aに位相変化作用を持たせた場合は、図9(c)に比べ
て新たに第2の透過領域14dが設けられているため位
相差効果が増す。これは、位相差観察法が、0次光と回
折光との干渉により位相物体にコントラストをつける手
法であり、図9(c)では0次光に対し片側の回折光し
か干渉に寄与しないのに対して、図1(c)では両側に
回折された光の各々について、瞳を通り得る最も外側の
光が0次光と干渉できるためである。つまり、本発明で
は第2の透過領域を設けることで、この透過領域を通過
する回折角の大きな光、すなわち標本のより微少な構造
の情報を持つ光も観察像面に達するため、高い検出感度
を得ることが出来る。したがって、本発明における図1
(c)の光制御部材14を使用したときの方が、図9
(c)の光制御部材を使用したときよりも検出感度の高
い位相差効果が得られる。
ントラストのための各光吸収領域が種々の位相変化作用
を持つことが出来るとしていることは先にも述べた。し
かし、本発明にあるような第2の透過領域を設け、さら
に前述したような位置に配置することについては触れら
れておらず、さらには、この領域を設けることで高い位
相差効果が得られることを示すには至っていない。した
がって、本発明のように、第2の光吸収領域14bに隣
接して第2の透過領域14dを設けることにより初め
て、本来の変調コントラスト観察法と位相差観察法の両
手法の効果を同時に実現することが出来る。すなわち、
位相標本構造の端部まで鮮明化され、構造に陰がついた
ように見える立体感のある像が得られ、低屈折率物体や
微小構造なども高い検出感度で観察することが出来る。
上記のように前記第1の光吸収領域に与えるのが望まし
い。0次光と回折光との位相差を打ち消すには前記第1
の光吸収領域には位相変化を与えず、その他の全領域に
位相変化作用を与えるという方法もあるが光制御部材の
製作上、コーティング工程が複雑となり効率が悪い。本
発明の以上の構成において、前記第2の光吸収領域を遮
光膜とし、前記第1の透過領域および前記第2の透過領
域の透過率が90%以上であることが望ましい。これに
より、さらにコントラストを高めることができるからで
ある。
光吸収領域が、光軸にほぼ垂直な方向に沿って配列され
ることが望ましい。これは、本発明によりコントラスト
が付くのは前記第1の光吸収領域と前記第2の光吸収領
域とが配列される方向であるが、この方向に回折される
回折光を最も多く取り得る方向が、光軸に垂直な方向で
あるからである。
1の光吸収領域の幅Waと前記第2の光吸収領域の幅W
bが、 Wa/2<Wb<2Wa ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(10) を満たすことが望ましい。この条件を満たすことで最適
な解像力とコントラストを得ることが出来る。Wbが2
Waを越える場合は、回折光の光量が低下するためコン
トラストが低下し、また、WbがWa/2を下回ると、
立体感が薄れ、変調コントラスト効果が低下する。
ングの一部を覆った形状であって、前記第1の光吸収領
域及び前記第2の光吸収領域が光軸を中心としたリング
形状であることが望ましい。これにより光制御部材上の
各領域の配置が光軸に対して回転対称となり、開口形状
に対して光制御部材の向きを調節する作業が不要とな
る。また、観察像のコントラストの付く方向を変えて観
察したい場合にも、開口のみを回転させるだけで、光制
御部材の向きを調節する必要がない。
の手段における作用について図を用いて説明する。図1
0は、従来の位相差観察法による照明光学系において使
用する複数の対物レンズのうち,最小の開口数を有する
(一般には最も低倍率の)対物レンズ使用時の全体構成
と構成要素を示している。 図10(a)は、使用する
複数の対物レンズのうち、最小の開口数を有する(一般
には最も低倍率の)対物レンズ10L使用時の、照明光
学系の瞳位置8から結像光学系の瞳位置11までを示し
たものである。照明光学系の瞳位置8では、対物レンズ
10LのNAに対応する径の光束16Lの通過する領域
が有効な領域となる。具体的には、低倍率対物レンズの
開口数は小さいため、照明光学系の瞳位置では光軸付近
の領域のみが有効となる。図ではこのときの光束16L
を点線で示している。
用時について、図10と同様の光学系を示したものであ
る。高倍率対物レンズの開口数は大きいため、照明光学
系の瞳位置では、低倍率対物レンズ使用時よりも太い光
束16Hの通過する領域が有効となる。図ではこのとき
の光束16Hを鎖線で示している。従来の位相差観察法
において、結像光学系の瞳位置に配置されたリング状位
相膜の径は、使用する対物レンズの瞳径に対して最適な
位相差効果が得られるように、各対物レンズに対して設
定されるため、この位相膜に対応するリングスリットの
径も対物レンズの開口数によって異なるのが一般的であ
る。図10(b),図11(b)は、低倍率対物レンズ
使用時、高倍率対物レンズ使用時のそれぞれについての
リングスリットを示していて、図10(c),図11
(c)は、対物レンズの瞳に配置される光制御部材(位
相板)14L,14Hを示している。したがって、対物
レンズを交換するたびに、リングスリットも交換しなけ
ればならない。倍率を頻繁に切替えて観察を行なうよう
な場合、リングスリットの交換は非常に煩雑なものとな
る。これは位相差観察法に限らず、変調コントラスト法
等、照明光学系の瞳位置に配置された開口と結像光学系
の瞳位置に配置された光制御部材との組合わせにより観
察を行なう手法に共通の問題点である。
を示している。図5(b)及び図6(b)は瞳位置8に
配置される開口を示したものであり、両者は全く同一で
ある。図5(d)は、使用する対物レンズのうち最も開
口数の小さいものを使用した場合に用いられる,結像光
学系の瞳位置11に配置された光制御部材14Lであ
り、図6(d)は、図5(b)又は図6(b)の開口を
用い、開口数の大きい,一般的には高倍率の対物レンズ
を使用する場合に用いられる光制御部材14Hである。
ここでは、図5(d)及び図6(d)ともに開口13a
に対応した径のリング形状の位相膜14eが配置されて
いるが、第1の目的を達成するための手段である図2
(b)の光制御部材を使用することもできる。また、図
5(b)或いは図6(b)の開口を低倍率対物レンズに
対しても、高倍率対物レンズに対しても共通に使用する
ことで、対物レンズの切替えに伴う開口の交換作業は全
く不要となる。
に対して共通に用いる場合、対物レンズが高倍率になる
ぼど、光制御部材上で0次光が通過する領域が狭くな
り、十分な光量を確保することができなくなる。このた
め、高倍率対物レンズに対しては開口面積をできるだけ
大きくしたいが、その場合、低倍率対物レンズに対して
は逆に光制御部材上の0次光の通過領域が大きくなり過
ぎる。そこで、できるだけ広範囲の倍率の対物レンズに
亘って1つの開口を共通に使用するために、図5(b)
又は図6(b)の開口13aは、16Lで囲まれた領域
のうち、できるだけ光軸から離れた位置に配置する。具
体的には式(9)を満足する。
位相差観察法と同様のリング形状とした場合には、低倍
率対物レンズ10Lの使用時には図10(c)と比べて
光制御部材14L上で0次光の領域が大きくなり、最適
な位相差効果を得るための0次光と回折光とのバランス
がとれなくなる。したがって、上記の構成における開口
13aの形状はリングの一部を覆った形状とし、これと
リング形状の領域からなる光制御部材との組み合わせに
よる偏斜照明観察の構成をとることとする。開口領域の
形状は光軸に対して非対称であっても、光制御部材上の
領域が光軸に対して回転対称であるので、開口と光制御
部材との向きの調整等の必要はない。
とにより偏斜照明となるため、低倍率用に最適化された
リングスリットを用いる場合よりも高倍率観察時、低倍
率観察時ともに解像力およびコントラストを高めること
ができる。また、式(9)を満たすことにより、各倍率
で高い解像力で観察を行なうことが出来、より高い倍率
の対物レンズを使用可能とすることができる。式(9)
が満たされない場合は、特に高倍率観察時に有効なNA
が小さくなり解像力が低下する。また、使用する複数の
対物レンズのうち開口数が最小である対物レンズの使用
時に限り、前記結像光学系の瞳上で、前記開口と共役な
領域が前記瞳の最周縁またはその近傍に位置し、前記光
制御部材上には、前記開口と共役な領域を包含し光軸を
中心としたリング形状の光吸収領域を配置する構成とす
ることができる。ここで前記光吸収領域に位相変化作用
を与えてもよい。この場合、開口数が最小の対物レンズ
に対しては、照明側の有効NAを最大限に設定したこと
になるので、使用する各対物レンズに対して最も解像力
が高い開口の配置となる。このときの開口を図7(b)
に示す。このとき開口数が最小の対物レンズにおいて
は、結像光学系の瞳面で、回折光のうち0次光に対して
瞳の内側を通過する回折光は透過率が高く、反対側に回
折された光は対物レンズに入射できない、つまり遮光さ
れたのと同じ状態となるので、観察像では変調コントラ
スト効果が得られる。
能であるように構成すれば、観察像のコントラストの付
く方向を変えて観察したい場合には開口を回転させるだ
けで、光制御部材を一切調整する必要がない。以上の手
段により、使用する複数の対物レンズに対して同一の開
口を使用することができるので、対物レンズ変換時にも
開口の交換作業が不要となる。さらに、第1の目的を達
成するための手段を合わせて用いることにより、以上の
作用に加え、高い感度の位相差効果と、鮮明な輪郭と立
体感を与える変調コントラスト効果の両者を兼ね備えた
観察像を得ることができる。
に、本発明の第1の目的を実現するための実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る光制御部材を有する光
学顕微鏡の全体構成、開口部材の開口、及び光制御部材
を示したものであり、図2は本発明に係る光制御部材を
有する光学顕微鏡における開口部材の開口及び光制御部
材のその他の例を示した図である。図1(b)は開口部
材13の一例を示したものであり、光の通過する領域
(開口)を13aで示している。 一方、図1(c)は
本発明における光学顕微鏡において、図1(b)の開口
に対応した光制御部材の例を示したものである。この光
制御部材は、第1の光吸収領域14a、第2の光吸収領
域14b、第1の透過領域14c、第2の透過領域14
dを有し、それぞれの透過率を順にTa,Tb,Tc,
Tdとすると、
域には、他の領域に対してπ/2の位相変化作用を与え
ている。なお、第1の透過領域14c及び第2の透過領
域14dは、図1(c)のように独立に存在していなく
ても、図2(f)のようにそれぞれ繋がって1つの透過
領域を構成するように配置されても良い。つまり、本発
明の効果を得るためには、第1の光吸収領域14aに隣
接した領域と、第2の光吸収領域14bに対して第1の
光吸収領域14aとほぼ反対側であって、第2の光吸収
領域14bに隣接した領域が、それぞれ透過領域となっ
ていればよい。
(c)のような、光軸に対して非対称な形状の光制御部
材を用いる場合、対物レンズ10の交換に伴い、開口1
3aと光制御部材上の領域14aが平行となるように光
制御部材を回転させてその向きを調整する作業が必要と
なる。また、観察像のコントラストのつく方向を変えて
観察したい場合、開口を回転させると共に光制御部材も
回転させる必要があり、観察者は非常に面倒な作業を強
いられる。そこで、図2(a)のように開口を光軸を中
心とするリングの一部を覆った形状とし、光制御部材上
の各領域を図2(b)のように光軸を中心としたリング
形状とすることにより、上記の光制御部材の回転調整作
業が不要となり、観察者の手間を省くことが出来る。
光吸収領域の幅Waと第2の光吸収領域の幅Wbが式
(10)を満たすべきであることを既に述べた。これに
ついて図2(a)の開口13aと図2(b)の光制御部
材14を使用した場合について具体例を挙げる。なお、
図2(c)は図2(b)の点線で囲まれた範囲を示して
いる。図2(a)の開口13aからの光束がNA0.2
4〜0.28の範囲にあるとする。コンデンサレンズ9
及び対物レンズ10の焦点距離をそれぞれfc,foと
し、図2(a)の開口13aの内径をri,外径をr
o,図2(c)の第1の光吸収領域の内径をra,外径
をrb,第2の光吸収領域の外径をrcとする。このと
きri,roは、
うように第1の光吸収領域を設けるため、上の値に比べ
てraはriよりやや小さくrbはroよりやや大きく
設定するのが普通である。そこで、 ra=0.23fo rb=0.29fo とする。ここで式(9)中のWa,Wbは以下のように
与えられる。 Wa=rb−ra=0.06fo Wb=rc−rb=rc−0.29fo
る。 0.03fo<Wb<0.12fo あるいは、 0.32fo<rc<0.41fo つまり、上の条件を満たすように第2の光吸収領域の幅
を設定することで、最適な効果が得られる。図2(b)
の場合、第2の光吸収領域14bが配置される位置は、
第1の光吸収領域14aの外側に示されているが、図2
(d)のように内側にあっても良い。ただし、それぞれ
において同一の開口、例えば図2(a)の開口を用いる
場合、コントラストの付く方向は両者で逆となる。ま
た、標本を照明する光量を増やすために図2(g)のよ
うに開口13aを複数とし、それぞれの開口領域に合わ
せてコントラストの付き方が等しくなるように光吸収領
域を配置することもできる。図2(h)にその一例を示
す。図1では、本発明の光学顕微鏡の光学系が透過型の
場合を示したが、図3のように落射型の場合についても
透過型と同様な構成を用いることが出来る。
系の瞳位置11をリレーして、光制御部材を瞳リレー位
置11’に配置することもできる。さらには、光制御部
材上の領域の一部を瞳リレー位置11’に分割して配置
したりすることも出来る。図4(b)および図4(c)
は、図2(b)に示した光制御部材上の第1の光吸収領
域と第2の光吸収領域を、対物レンズ10の瞳位置11
とリレーされた瞳位置11’とに分割して配置した例を
示したものである。
の実施例について説明する。例として、使用する対物レ
ンズが以下の4つである場合について説明する。 [1]倍率10倍、NA0.25 [2]倍率20倍、NA0.4 [3]倍率40倍、NA0.6 [4]倍率60倍、NA0.9 図5及び図6は、本発明に係る照明光学系を示してい
て、図5(b)又は図6(b)は照明光学系の瞳位置8
に配置される開口を示したものである。点線16Lは、
使用する対物レンズのうち、開口数が最小である対物レ
ンズ使用時の、対物レンズに入射可能な光束の範囲を示
している。つまり、本実施例の[1]の対物レンズを使
用したときの有効な光束を示している。また、鎖線16
Hは、高倍率対物レンズ使用時の光束の範囲を示してい
る。ここでは[4]の対物レンズに対して有効な光束を
示しているとする。ここで、図5(b)又は図6(b)
の開口の一例として、開口13aがNA0.18〜0.
2の範囲にあるとする。このとき、NAc=0.2、N
Ao=0.25であるから式(9)を満たしている。こ
のとき光制御部材上の、開口と共役な領域を包含するリ
ング形状の領域が覆うべき開口数の範囲を、各対物レン
ズの開口数に対する比率で表すと、
に、開口と共役な領域を包含するリング状位相膜を配置
し、偏斜位相差観察を行う場合の模式図を、対物レンズ
[1]、[4]の場合についてそれぞれ示している。し
たがって、図5(b)或いは図6(b)の開口を用い、
この開口を[1]〜[4]の対物レンズに共通して使用
することで、倍率を頻繁に切り換えて観察を行なう場合
でも開口の交換作業をする必要がない。この実施例の場
合は倍率10倍から60倍まで(開口数で0.25〜
0.9)の範囲で1つの開口を共通に使用して観察でき
る。また、光制御部材上の領域がリング形状であるた
め、開口が光軸に対して回転して配置されても光制御部
材の位置を調整するような作業が不要である。よって、
観察者の手間を大きく軽減して効率よく観察を行なうこ
とができる。
状であるので、低倍率対物レンズ使用時も高コントラス
トの位相差効果が得られる。また、上記の開口を用い、
光制御部材として図2(b)に示したものを用いること
で、前述した、位相差効果と変調コントラスト効果を兼
ね備えた観察を行なうことが出来る。つまり、開口の交
換や調整等の作業が不要な上に、透明標本の構造を感度
良く、鮮明な輪郭と立体感をもって観察することが出来
る。このとき、対物レンズ[1]、[4]に対応する光
制御部材を図5(e)及び図6(e)に夫々示す。ま
た、いうまでもなく、使用する各倍率の対物レンズに対
して用いられる光制御部材上の各領域の種類・形状・相
対的位置を等しくすることで、コントラストの付き方等
が、標本像の見え方を各倍率において共通とすることが
できる。図5(c)及び図6(c)は、図5(b)及び
図6(b)の開口13aを夫々拡大して示した図である
が、図中のθの設定により、偏斜効果の大きさが変わ
る。θの範囲としては60°〜120°程度が最も適当
であると考えられる。θが60%未満では、偏斜の効果
が僅かに高くなるものの光量が不足する。とくに高倍率
対物レンズでは低倍率対物レンズよりも0次光領域の瞳
に占める割合が小さくなるため、光量不足は顕著とな
る。一方、θが120°以上であると、偏斜の効果が薄
れ、像のコントラストが低下する。
したように高倍率観察時には観察像が暗くなりがちで、
また0次光が光制御部材上で光軸に非常に近い領域を通
過するため、解像力が得られ難く光制御部材による効果
も低い。そこで図7(b)のように開口13aを結像光
学系の瞳の最外周縁、つまり光束16Lの最も外側かそ
の近傍に配置すると、図5(b)或いは図6(b)の開
口を使用したときよりも高倍率対物レンズに対して光制
御部材上の0次光通過領域が光軸から遠くなるので、偏
斜効果が上がり解像力が増して、光制御部材による効果
も高くなる。例として、先に挙げた[1]〜[4]の対
物レンズに対して、開口の一例としてNAが0.22〜
0.25の範囲にある図7(b)の形状の開口を用い
る。このとき各対物レンズの位相膜あるいは図2(b)
に示す光制御部材上の第1の光吸収領域が覆うべき開口
数の範囲を、各対物レンズの開口数に対する比率で表す
と、
(b)の光制御部材を使用したときの模式図を図8
(c)に示す。以上のように、[4’]では0次光の通
過領域が結像光学系の(対物レンズの)瞳の中心に偏っ
ているが、[4”]では0次光の通過領域が光軸からよ
り遠い場所に位置するため、光制御部材による効果が得
られやすい。
は、低倍率観察時において、図2(b)に示したような
光制御部材を使用することはできない。それは、図2
(b)においては、光制御部材上の開口に対応する領域
の更に外側に光吸収領域、透過領域を設ける構成を取っ
ているためである。そこで、開口を図7(b)のように
配置し、開口数が最小である対物レンズを使用する場合
(ここでは対物レンズ[1]使用時)にのみ、図7
(c)のような光制御部材を用い、それ以外の対物レン
ズに対しては図2(b)に示した光制御部材を使用する
という構成にすることが出来る。図7(c)の14fは
リング形状の光吸収領域であり、この領域に位相変化作
用を与えても良い。開口からの直接光はこの領域14f
を通過する。この領域の外側の領域14foは対物レン
ズの瞳の外であり、光が通過することが出来ない一方、
14fの内側の領域14fiの透過率を高く設定する
と、これらの領域は通常の変調コントラストと同様の構
成となるため、変調コントラスト効果を得ることが出来
る。したがって、図7(b)の開口により、高倍率対物
レンズ使用時も観察手法の効果を損なうことなく、低倍
率対物レンズから高倍率対物レンズまで1つの開口を共
通に使用でき、最小の開口数を有する対物レンズの使用
時には変調コントラスト効果が、それ以外の対物レンズ
に対しては位相差効果と変調コントラスト効果の両者を
同時に得ることが出来る。
部材を有する光学顕微鏡は、特許請求の範囲に記載され
た特徴の他に、下記の特徴を有する。 (1) 前記第1の光吸収領域が、位相変化作用を有す
ることを特徴とする、請求項1に記載の光学顕微鏡。
し、前記第1の透過領域および前記第2の透過領域の透
過率が90%以上であることを特徴とする、請求項1ま
たは上記(1)に記載の光学顕微鏡。
の光吸収領域が、光軸にほぼ垂直な方向に沿って配列さ
れることを特徴とする、請求項1、上記(1)及び上記
(2)の何れかに記載の光学顕微鏡。
収領域の幅Waと前記第2の光吸収領域の幅Wbが、 Wa/2<Wb<2Wa を満たすことを特徴とする、上記(3)に記載の光学顕
微鏡。
ングの一部を覆った形状であり、前記第1の光吸収領域
及び前記第2の光吸収領域が光軸を中心としたリング形
状であることを特徴とする、請求項1、上記(1)乃至
(4)の何れかに記載の光学顕微鏡。
対して前記第1の光吸収領域の外側に配置され、前記開
口の最も内側を通る光線が標本面において取り得る開口
数をNAc、使用する複数の対物レンズの各々の開口数
のうち最小値をNAoとしたとき、 NAc>0.7NAo が成立し、使用する複数の異なる倍率の対物レンズに対
して、1つだけの前記開口を共通に使用することを特徴
とする、上記(5)に記載の光学顕微鏡。
開口数が最小である対物レンズの使用時に限り、前記結
像光学系の瞳上で、前記開口と共役な領域が前記瞳の最
周縁またはその近傍に位置し、前記光制御部材上には、
前記開口と共役な領域を包含し光軸を中心としたリング
形状の光吸収領域を配置したことを特徴とする、上記
(6)または請求項2に記載の光学顕微鏡。
有することを特徴とする、上記(7)に記載の光学顕微
鏡。
転可能であることを特徴とする、請求項2、上記(5)
乃至(8)の何れかに記載の光学顕微鏡。
れば、光制御部材上の開口と共役な領域を第1の光吸収
領域とし、これに位相変化作用をもたせ、この領域に隣
接してさらに透過率の低い第2の光吸収領域を配置し、
第2の光吸収領域に対して第1の光吸収領域とほぼ反対
側に第2の光吸収領域と接するように透過領域を設ける
ことで、変調コントラスト観察法で得られる像の立体感
や標本構造の端部の鮮明化の効果に加え、位相差観察法
の高感度観察という、両手法のもつそれぞれの効果を兼
ね備えた顕微鏡観察を行うことが出来る。また、使用す
る複数の対物レンズのうち最小の開口数を有する対物レ
ンズに対応して開口を設定し、この開口を、使用する各
対物レンズに対して共通に用いることで、従来の位相差
観察法や変調コントラスト法で対物レンズの交換時に必
要であった開口の交換・調整作業を不要とし、倍率を頻
繁に変換して観察する場合の観察者の手間を大きく省く
ことが出来る。
光学系を示す説明図であって、(a)は全体構成、
(b)は開口部材、(c)は光制御部材を示す。
おける開口部材の開口、及びそれに対応する光制御部材
を示す説明図であって、(a)(e)(g)は様々な形
状の開口、(b)(f)(h)は夫々対応する光制御部
材、(d)は(a)の開口に対応した光制御部材の他の
例、(c)は(b)の点線部を示す。
図である。
場合を示す説明図であって、(a)は全体構成、(b)
は光制御部材、(c)は分割された光制御部材を示す。
物レンズを使用した場合の光学系を示す説明図であっ
て、(a)は全体構成、(b)は開口部材、(c)は開
口の詳細、(d)は光制御部材、(e)は(d)に図2
(b)を応用した例を示す。
物レンズを使用した場合の光学系を示す説明図であっ
て、(a)は全体構成、(b)は開口部材、(c)は開
口の詳細、(d)は光制御部材、(e)は(d)に図2
(b)を応用した例を示す。
物レンズを使用した場合の光学系で、開口に他の例を用
いた場合を示す説明図であって、(a)は全体構成、
(b)は開口部材、(c)は光制御部材を示す。
物レンズを使用した場合の光学系の開口に他の例を用い
た場合を示す説明図であって、(a)は全体構成、
(b)は開口部材、(c)は光制御部材を示す。
学系であって、(a)は全体構成、(b)は開口部材、
(c)は光制御部材を示す。
って、(a)は全体構成、(b)はリング状開口を有す
る開口部材、(c)は光制御部材を示す。
って、(a)は全体構成、(b)はリング状開口を有す
る開口部材、(c)は光制御部材を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 光源と、標本を照明するための照明光学
系と、前記照明光学系の瞳位置またはその近傍に配置し
た開口と、標本を拡大して観察するための、対物レンズ
を含む結像光学系と、前記結像光学系の瞳位置またはそ
の近傍に配置した光制御部材とを有し、該光制御部材上
には少なくとも4つの領域を有する変調コントラスト顕
微鏡において、 前記領域は、 前記開口と共役な領域の全部もしくは一部を包含し透過
率Taである第1の光吸収領域と、 前記第1の光吸収領域に隣接して配置され透過率Tbで
ある第2の光吸収領域と、 前記第1の光吸収領域に隣接して配置され透過率Tcで
ある第1の透過領域と、 透過率Tdである第2の透過領域とから成っていて、 Tb<Ta<Tc Ta<Td Tc>0.5 Td>0.5 を満たし、 前記光制御部材上の少なくとも1つの領域が位相変化作
用を有し、 前記第2の透過領域を、前記第2の光吸収領域に対して
前記第1の光吸収領域とほぼ反対側に、前記第2の光吸
収領域に接するように配置したことを特徴とする光学顕
微鏡。 - 【請求項2】 光源と、標本を照明するための照明光学
系と、前記照明光学系の瞳位置またはその近傍に配置し
た開口と、標本を拡大して観察するための、対物レンズ
を含む結像光学系と、前記結像光学系の瞳位置またはそ
の近傍に光制御部材を有する光学顕微鏡において、 前記開口は、光軸を中心としたリングの一部を覆った形
状であり、 前記開口の最も内側を通る光線が標本面において取り得
る開口数をNAc、使用する複数の対物レンズの各々の
開口数のうち最小値をNAoとしたとき、 NAc>0.7NAo が成立し、 前記光制御部材上には、前記開口と共役な領域を包含し
光軸を中心としたリング形状の位相変化作用を有する光
吸収領域を配置し、 使用する複数の異なる倍率の対物レンズに対して、1つ
だけの前記開口を共通に使用して偏斜照明観察を行なう
ようにしたことを特徴とする光学顕微鏡。
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