JPH10267162A - パイロット式電磁弁 - Google Patents

パイロット式電磁弁

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Publication number
JPH10267162A
JPH10267162A JP7101397A JP7101397A JPH10267162A JP H10267162 A JPH10267162 A JP H10267162A JP 7101397 A JP7101397 A JP 7101397A JP 7101397 A JP7101397 A JP 7101397A JP H10267162 A JPH10267162 A JP H10267162A
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JP
Japan
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piston
solenoid valve
stopper
valve
pilot
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Pending
Application number
JP7101397A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Kaneko
喜英 金子
Shuzo Masuo
秀三 増尾
Naohiro Eguchi
尚宏 江口
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自己保持型の設定下で両方のソレノイド弁が誤
ってオンされても、自己復帰型へ切り換わることのなパ
イロット式電磁弁を提供すること。 【解決手段】電磁弁11はスプール弁12と、その両端
に対応した二つの加圧室20,21へのパイロット圧の
供給を切り換える二つのソレノイド弁14,15を備え
る。スプール弁12はその両端に二つのピストン27,
28を有する。両ピストン27,28は同じ大きさの受
圧面27a,28aを有する。一方のピストン28は小
ピストン30を内に含み、その受圧面30aは他の受圧
面27a,28aより小さい。手動ピン33は加圧室2
1へのパイロット圧の供給を、ピストン30だけにパイ
ロット圧を常時供給する第1の態様と、ピストン28に
パイロット圧を選択的に供給する第2の態様との間で切
り換える。ストッパ51は、第1の態様の設定時に第2
のピストン28の移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気体の流路を切
り換えるために使用される電磁弁に係る。特に詳しく
は、気体の流路を切り換えるためのスプール弁と、その
スプール弁を駆動するためのパイロット圧の供給を切り
換えるソレノイド弁とを備えたパイロット式電磁弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁は、スプール弁を
含む切換弁部と、そのスプール弁を空気圧(パイロット
圧)により間接的に動かすパイロット式のアクチュエー
タ部とを有する。この種のアクチュエータ部は電気的に
駆動されるソレノイド弁を含む。このソレノイド弁がオ
ン・オフされることにより、切換弁部に対するパイロッ
ト圧の供給が切り換えられ、スプール弁が駆動される。
【0003】パイロット式のアクチュエータ部として、
シングルソレノイド式とダブルソレノイド式とがある。
シングルソレノイド式は一つのソレノイド弁を有する。
ダブルソレノイド式は二つのソレノイド弁を有する。シ
ングルソレノイド式の電磁弁では、ソレノイド弁がオフ
されることにより、アクチュエータ部から切換弁部に対
するパイロット圧の供給が停止され、スプール弁が元の
位置に復帰する。つまり、このタイプの電磁弁は、ソレ
ノイド弁をオフすることに伴いスプール弁を元の位置に
復帰させることのできる自己復帰型の電磁弁である。一
方、ダブルソレノイド式の電磁弁では、各ソレノイド弁
をオフしても、スプール弁が元の位置に復帰することは
ない。この場合、スプール弁はソレノイド弁をオフした
ときの位置に保持される。つまり、このタイプの電磁弁
は、ソレノイド弁をオフすることに伴いスプール弁をあ
る位置に保持することのできる自己保持型の電磁弁であ
る。
【0004】シングルソレノイド式の電磁弁と、ダブル
ソレノイド式の電磁弁とでは、上記のように構造と機能
が本来異なる。このため、ある種の空気圧回路におい
て、初めは自己復帰型の機能を得るためにシングルソレ
ノイド式の電磁弁が使われていたとする。この場合、そ
の後に、電磁弁の機能を自己復帰型から自己保持型に切
り換えるためには、電磁弁そのものをシングルソレノイ
ド式のものからダブルソレノイド式のものに交換する必
要がある。この交換作業はかなりの手間と時間を要す
る。
【0005】そこで、この種の労力を省略するために、
自己復帰型と自己保持型の両方の機能を兼ね備え、それ
らを選択的に発揮させるようにした電磁弁が提案されて
いる。特開平7−198054号公報は、この種の兼用
型の電磁弁を開示する。
【0006】図22は上記公報の電磁弁と基本的な構成
を同じくする兼用型の電磁弁71を示す。この電磁弁7
1は、ダブルソレノイド式でパイロット式のアクチュエ
ータ部72と、スプール弁73を有する切換弁部74と
を備える。アクチュエータ部72は第1及び第2のソレ
ノイド75,76を有する。第1のソレノイド75は、
対応する第1の弁体77を駆動する。第2のソレノイド
76は、対応する第2の弁体78を駆動する。切換弁部
74はスプール弁73を往復動可能に収容する。切換弁
部74は給気ポート79、排気ポート80,81、第1
のポート82及び第2のポート83を有する。
【0007】スプール弁73が移動することにより、給
気ポート79に供給される空気の流路が、第1又は第2
のポート82,83へ切り換えられる。これと同時に、
第2又は第1のポート83,82に導入される排気の流
れが、排気ポート80,81へ切り換えられる。スプー
ル弁73はその両端に大径ピストン84及び小径ピスト
ン85をそれぞれ有する。大径ピストン84は対応する
大径室86に、小径ピストン85は対応する小径室87
にそれぞれ収容される。給気ポート79に連通する給気
通路88の二つの開口端は、第1及び第2の弁体77,
78により選択的に開閉される。各弁体77,78が選
択的に開閉されることにより、大径室86及び小径室8
7に対するパイロット圧の供給が制御される。これによ
り、スプール弁73が移動、或いは停止する。
【0008】切換弁部74に設けられた手動部材89
は、給気通路88と小径室87との間を選択的、かつ直
接的に開閉するために操作される。この手動部材89に
より、給気通路88と小径室87との間が閉じられるこ
とにより、電磁弁71が自己保持型に設定される。この
設定において、両弁体77,78の一方のみが選択的に
開かれることにより、大径室86又は小径室87にパイ
ロット圧が供給され、スプール弁73が移動する。両弁
体77,78が共に閉じられることにより、スプール弁
73が停止した位置に保持される。一方、手動部材89
により、給気通路88と小径室87との間が開かれるこ
とにより、この電磁弁71が自己復帰型に設定される。
この設定においては、小径室87に、常にパイロット圧
が供給されることから、両弁体77,78が共に閉じら
れた状態でも、スプール弁73は、図22に示す復帰位
置に配置されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
兼用型の電磁弁71では、自己保持型に設定された状態
で、誤って両方のソレノイド75,76が通電された場
合に、両方の弁体77,78により給気通路88の両方
の開口端が開かれることになる。これにより、大径室8
6及び小径室87の両方にパイロット圧が供給されるこ
とになる。この場合、大径ピストン84と小径ピストン
85との間の径の違いから、パイロット圧による大径ピ
ストン84の推力が小径ピストン85の推力に勝り、結
果的にスプール弁73が動いてしまうことになる。従っ
て、電磁弁71において、第1又は第2のポート82,
83の一方へ向けて保持されるべき空気の流路が、誤っ
て他方へ切り換わってしまい、電磁弁71が誤動作を起
こすことになる。
【0010】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、自己復帰型と自己保持型を
兼用するダブルソレノイド式の電磁弁であって、自己保
持型に設定された状態において、誤って両方のソレノイ
ドが通電されても自己保持型の状態が自己復帰型の状態
に切り替わることがなく、この種の誤動作を未然に防止
することを可能にしたパイロット式電磁弁を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、気体の流路を切り換
えるために移動可能なスプール弁を含む切換弁部と、切
換弁部はスプール弁の両端に対応して配置された第1の
加圧室及び第2の加圧室を有し、それら各加圧室にはス
プール弁を駆動するためにパイロット圧が供給されるこ
とと、第1のソレノイド弁及び第2のソレノイド弁を含
むアクチュエータ部と、第1のソレノイド弁は第1の加
圧室に対するパイロット圧の供給を切り換え、第2のソ
レノイド弁は第2の加圧室に対するパイロット圧の供給
を切り換えることとを備えたパイロット式電磁弁であっ
て、スプール弁はその両端に同スプール弁を押圧するた
めの第1のピストンと第2のピストンを有し、第1のピ
ストンは第1の加圧室に対応して配置され、第2のピス
トンは第2の加圧室に対応して配置され、第1のピスト
ンはパイロット圧を受けるための第1の受圧面を有し、
第2のピストンはパイロット圧を受けるための第2の受
圧面を有し、第1及び第2の受圧面は互いに同じ大きさ
を有することと、第2のピストンはその内部に移動可能
に組み付けられた第3のピストンを含み、第3のピスト
ンはスプール弁を押圧するためにパイロット圧を受ける
第3の受圧面を有し、第3の受圧面が第2の受圧面より
も小さく設定されることと、第2の加圧室に対するパイ
ロット圧の供給態様の設定を第1の態様と第2の態様と
の間で切り換えるためのスイッチング手段と、第1の態
様はスプール弁を第3のピストンにより押圧するために
第3の受圧面だけにパイロット圧を常時供給することで
あり、第2の態様はスプール弁を第2のピストンにより
押圧するために第2の受圧面に対して第2のソレノイド
弁によりパイロット圧を選択的に供給することであるこ
ととを備えたことを趣旨とする。
【0012】上記第1の発明の構成によれば、第1及び
第2のソレノイド弁により、第1及び第2の加圧室に対
するパイロット圧の供給が切り換えられる。これによ
り、スプール弁が移動することにより、切換弁部におけ
る気体の流路が切り換えられる。
【0013】即ち、第1のソレノイド弁が作動すること
により、第1の加圧室にパイロット圧が供給される。こ
れにより、第1のピストンがその第1の受圧面によりパ
イロット圧を受け、スプール弁が押圧される。第2のソ
レノイド弁が作動することにより、第2の加圧室にパイ
ロット圧が供給される。ここで、スイッチング手段によ
りパイロット圧の供給態様が第1の態様に設定されるこ
とにより、第2のソレノイド弁の作動に拘わりなく、第
3の受圧面だけにパイロット圧が常時供給されることに
なる。このため、スプール弁が第3のピストンにより、
第1のピストンによる押圧方向とは反対の方向へ押圧さ
れる。ここでは、第3の受圧面が第1の受圧面よりも小
さいことから、第1のピストンがスプール弁を押圧する
力(推力)は、第3のピストンがスプール弁を押圧する
推力よりも常に大きい。
【0014】従って、第1の態様の設定時に第1の加圧
室にパイロット圧が供給されることにより、スプール弁
は第1のピストンと第3のピストンとの推力差により押
圧され、移動することになる。第1の加圧室に対するパ
イロット圧の供給が遮断されることにより、スプール弁
は第3のピストンの推力により押圧され、上記推力差に
基づく方向とは反対方向へ移動することになる。このと
き、スプール弁はその移動の終端位置において停止する
ことになり、その停止位置がスプール弁の復帰位置とな
る。この場合の電磁弁は、第1のソレノイド弁が作動し
ないときに、スプール弁が常に復帰位置に配置される自
己復帰型に設定される。従って、第1の態様の設定時
に、第1及び第2のソレノイド弁が誤作動したとして
も、この自己復帰型の設定が解かれることはない。
【0015】一方、スイッチング手段により第2の態様
が設定されることにより、第2の受圧面にパイロット圧
が供給されることになる。このため、スプール弁が第2
のピストンにより押圧され、第1のピストンによる押圧
方向とは反対方向へ押圧される。ここでは、第2の受圧
面が第1の受圧面と同じ大きさであることから、第1の
ピストンがスプール弁を押圧する推力は、第2のピスト
ンがスプール弁を押圧する推力と等しい。
【0016】従って、第2の態様の設定時において、第
1の加圧室だけにパイロット圧が供給されることによ
り、スプール弁は第1のピストンの推力により押圧さ
れ、移動する。第2の加圧室だけにパイロット圧が供給
されることにより、スプール弁は第2のピストンの推力
により押圧され、第1のピストンによる押圧方向とは反
対方向へ移動することになる。第1及び第2の加圧室に
同時にパイロット圧が供給されることにより、スプール
弁は、互いに方向を反対とする同じ大きの二つの推力に
より押圧され、現状の位置で停止することになる。第1
及び第2の加圧室に同時にパイロット圧が供給されない
ときにも、スプール弁は、同様に現状の位置で停止する
ことになる。この停止がスプール弁の位置保持を意味す
ることになる。この場合の電磁弁は、第1及び第2のソ
レノイド弁が同時に作動・非作動したときにスプール弁
の位置が保持される自己保持型に設定される。従って、
第2の態様の設定時に、第1及び第2のソレノイド弁が
誤作動したとしても、この自己保持型の設定が解かれる
ことはない。
【0017】上記目的を達成するために請求項2に記載
の第2の発明は、第1の発明の構成において、切換弁部
は第2のピストンの移動を規制するためのストッパを更
に備え、ストッパは、第1の態様が設定されるときに
は、第2のピストンに係合して同ピストンの移動を規制
し、第2の受圧面にパイロット圧が供給されないように
し、第2の態様が設定されているときには、第2のピス
トンの移動を許容し、第2の受圧面にパイロット圧が供
給されるようにすることを趣旨とする。
【0018】上記第2の発明の構成によれば、第1の発
明の作用に加え、第1の態様の設定時にストッパを作動
させることにより、ストッパが第2のピストンに係合し
てその移動が規制され、第2の受圧面にパイロット圧が
供給されなくなる。従って、電磁弁が自己復帰型に設定
された状態で、スプール弁が第2のピストンにより押圧
されて移動することが確実に防止される。一方、第2の
態様の設定時にストッパを作動させないことにより、第
2のピストンの移動が許容され、第2の受圧面にパイロ
ット圧が供給されるようになる。従って、電磁弁が自己
保持型に設定された状態で、第2のピストンの押圧によ
るスプール弁の移動が確保される。
【0019】上記目的を達成するために請求項3に記載
の第3の発明は、第2の発明の構成において、スイッチ
ング手段は切換弁部の外部から操作可能な摘みを含むこ
とと、ストッパは切換弁部に対して着脱可能に設けら
れ、ストッパが切換弁部に装着されたときに、ストッパ
の一部が第2のピストンに係合すると共に、他の一部が
摘みに係合してパイロット圧の供給態様が第1の態様へ
切り換えられることとを備えたことを趣旨とする。
【0020】上記第3の発明の構成によれば、第2の発
明の作用に加え、摘みが操作されることにより、パイロ
ット圧の供給態様が第1の態様と第2の態様との間で切
り換えられる。ここで、ストッパを作動させるためにス
トッパが切換弁部に装着されることにより、ストッパの
一部が第2のピストンに係合し、他の一部が摘みに係合
してパイロット圧の供給態様が第1の態様へ切り換えら
れる。従って、ストッパが切換弁部に装着されることに
より、第2のピストンがストッパにより係止され、同時
にパイロット圧の供給態様が第1の態様に、即ち電磁弁
が自己復帰型に設定される。
【0021】上記目的を達成するために請求項4に記載
の第4の発明は、第2の発明の構成において、ストッパ
は切換弁部に対して着脱可能に設けられ、切換弁部にお
ける作用位置又は非作用位置に選択的に装着されるよう
になっており、ストッパが作用位置に装着されたときに
は、ストッパが第2のピストンに係合するように配置さ
れ、ストッパが非作用位置に装着されたときには、スト
ッパが第2のピストンから離間するように配置されるこ
とを趣旨とする。
【0022】上記第4の発明の構成によれば、第2の発
明の作用に加え、ストッパを作動させるためにストッパ
が作用位置に装着されることにより、ストッパが第2の
ピストンに係合し、同ピストンの移動が規制される。一
方、ストッパを作動させないためにストッパが非作用位
置に装着されることにより、ストッパが第2のピストン
から離間して配置され、同ピストンの移動が許容され
る。従って、ストッパは常に切換弁部に装着されること
になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の態様)以下、本発明に係るパイロット式
電磁弁を具体化した第1の実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。
【0024】図1,4はこの実施の形態のパイロット式
電磁弁11の全体構造を示す。この電磁弁11はスプー
ル弁12を含む切換弁部13と、その両側に配置された
第1及び第2のソレノイド弁14,15を含むアクチュ
エータ部16とを備える。即ち、この電磁弁11はダブ
ルソレノイド式の電磁弁であり、後述するように自己復
帰型としての機能と自己保持型としての機能を兼ね備え
た兼用型の電磁弁である。
【0025】切換弁部13はスプールハウジング17
と、その両端に配置された第1及び第2のピストンハウ
ジング18,19とを有する。スプールハウジング17
は、その内部にスプール弁12を往復動可能に収容す
る。スプール弁12はその軸線方向へ所定のストローク
をもって移動可能である。第1のピストンハウジング1
8はその内部に第1の加圧室20を含む。第2のピスト
ンハウジング19は、内部に第2の加圧室21を含む。
各加圧室20,21は、それぞれスプール弁12の両端
に対応して位置する。各加圧室20,21には、スプー
ル弁12を駆動するためのパイロット圧がそれぞれ供給
される。
【0026】スプール弁12はその軸上に、互いに離間
して配置された複数の弁部12aを有する。各弁部12
aの外径は軸のそれよりも大きい。切換弁部11は給気
ポート22、一対の排気ポート23,24、第1のポー
ト25及び第2のポート26を有する。スプール弁12
が軸方向へ移動することにより、給気ポート22に供給
される空気の流路が、第1のポート25と第2のポート
26との間で切り換えられる。これと同時に、第2又は
第1のポート26,25に導入される排気の流れが、排
気ポート23と排気ポート24との間で切り換えられ
る。
【0027】第1及び第2のソレノイド弁14,15
は、各々一つのソレノイド及び一つの弁体(共に図示し
ない)を含む。各ソレノイドは対応する弁体を駆動す
る。第1のソレノイド弁14は第1の加圧室20に対す
るパイロット圧の供給を切り換える。第2のソレノイド
弁15は第2の加圧室21に対するパイロット圧の供給
を切り換える。
【0028】スプール弁12はその両端に、同弁12を
押圧するための円柱状をなす第1のピストン27及び第
2のピストン28をそれぞれ有する。第1のピストン2
7はスプール弁12に一体的に設けられ、第1の加圧室
20に対応して配置される。第2のピストン28はスプ
ール弁12とは別体に設けられ、第2の加圧室21に対
応して配置される。第1のピストン27はパイロット圧
を受けるための第1の受圧面27aを有する。第2のピ
ストン28は、パイロット圧を受けるための第2の受圧
面28aを有する。両受圧面27a,28aは互いに同
じ大きさを有する。第2のピストン28は、有底円筒形
状をなし、その内部に収容空間29を有する。この空間
29はスプール弁12へ向かって開口する。このピスト
ン28はその底壁の中央に孔28bを有する。
【0029】第2のピストン28はその収容空間29に
移動可能に組み付けられた第3のピストン30を含む。
第3のピストン30は第2のピストン28と同一の軸線
に沿って移動可能である。第3のピストン30はスプー
ル弁12に一体に設けられる。第3のピストン30はス
プール弁12を押圧するためのパイロット圧を受ける第
3の受圧面30aを有する。この第3の受圧面30aは
第2のピストン28の第2の受圧面28aよりも小さく
設定される。
【0030】スプールハウジング17はその内部に、給
気ポート22に連通する給気通路31を有する。この給
気通路31はスプール弁12と平行に延びる。この給気
通路31は、その中央で給気ポート22へ向かって開口
し、その両端で各ピストンハウジング18,19に向か
って開口する。
【0031】各ピストンハウジング18,19には、本
発明のスイッチング手段としての手動ピン32,33が
それぞれ設けられる。即ち、各ハウジング18,19は
垂直方向に延び、上方へ開口するピン穴34,35をそ
れぞれ含む。各ピン穴34,35には手動ピン32,3
3がそれぞれ上下動可能、かつその軸線を中心に回動可
能に組み込まれる。各手動ピン32,33はその上端に
摘み32a,33bをそれぞれ有する。各ハウジング1
8,19に設けられた係合ピン36,37は対応する手
動ピン32,33に係合する。これにより、各係合ピン
36,37は対応する手動ピン32,33の上下動と回
動をそれぞれ所定の範囲内に規制する。
【0032】各ハウジング18,19は対応するソレノ
イド弁14,15に連通する導入路38,39と、導出
路40,41とをそれぞれ有する。各導入路38,39
及び各導出路40,41は対応するピン穴34,35
と、ソレノイド弁14,15との間をそれぞれ連通させ
る。各ハウジング18,19は対応するピン穴34,3
5の中央部に連通する連通路42,43をそれぞれ有す
る。各連通路42,43は給気通路31にそれぞれ連通
する。各ハウジング18,19は対応する加圧室20,
21とピン穴34,35との間を連通させる孔44,4
5をそれぞれ有する。各手動ピン32,33はその軸上
にシール部32b,33b及び弁部32c,33cをそ
れぞれ有する。各シール部32b,33bは、対応する
ピン穴34,35から外部への空気の洩れを防止する。
各シール部32b,33bの下側に位置する弁部32
c,33cは、対応するピン穴34,35を介して、対
応する孔44,45と導出路40,41との間をそれぞ
れ開閉する。各ピン穴34,35の底部には、対応する
手動ピン32,33を上方へ付勢するバネ46が設けら
れる。更に、図1に示すように、各ハウジング18,1
9の上面には、対応する手動ピン32,33の摘み32
a,33aを覆うためのカバー47がそれぞれ設けられ
る。各カバー47は断面チャネル状をなし、その一側に
は、対応する摘み32a,33aを操作するための開口
部47aをそれぞれ有する。
【0033】図2,5は第2のピストンハウジング19
の平面図を示す。図3は同ハウジング19を示す図1の
3−3線に沿った断面図である。図6は同ハウジング1
9を示す図4の6−6線に沿った断面図である。図2,
3は共に図1に示すハウジング19に対応する。図5,
6は共に図4に示す同ハウジング19に対応する。更
に、図7は同ハウジング19の分解斜視図を示す。
【0034】ここで、例えば、図1〜3に示すように、
第2のピストンハウジング19につき、その手動ピン3
3が、バネ46の付勢力に抗してピン穴35の底部まで
押し下げられたとする。この第1の状態では、弁部33
cにより、孔45と導出路41との間が閉じられる。同
状態において、ピン穴35を介し、連通路43と孔45
との間が開かれる。この状態では、手動ピン33が係合
ピン37との係合により係止さ、その位置で軸方向への
移動と、軸周りの回動とが規制される。
【0035】一方、例えば、同ハウジング19につき、
手動ピン33が上記第1の状態から略90度だけ回動さ
れ、図4〜6に示すように、手動ピン33がバネ46の
付勢力に基づき上方へ押し上げられたとする。この第2
の状態では、弁部33cにより、孔45と導出路41と
の間が開かれる。併せて、同状態において、弁部33c
により、連通路43と孔45との間が閉じられる。
【0036】スプールハウジング17において、給気ポ
ート22は常に給気通路31に連通する。給気通路31
は両ピストンハウジング18,19の連通路42,43
及びピン穴34,35を介して対応するソレノイド弁1
4,15に連通する。従って、図4に示すように、手動
ピン32,33が上方へ押し上げられた第2の状態で
は、給気ポート22が給気通路31、連通路42,4
3、ピン穴34,35及び導入路38,39を介して各
ソレノイド弁14,15に連通する。各ピストンハウジ
ング18,19において、各導出路40,41は対応す
るピン穴34,35を介して孔44,45に連通する。
このため、給気ポート22から給気通路31に導入され
る空気圧は、パイロット圧として、各ソレノイド弁1
4,15を介して対応する加圧室20,21に導入され
る。この場合、各ソレノイド弁14,15が励磁(オ
ン)され、開かれることにより、対応する加圧室20,
21にパイロット圧が供給される。各ソレノイド弁1
4,15が消磁(オフ)され、閉じられることにより、
対応する加圧室20,21へのパイロット圧の供給が遮
断される。このように、各加圧室20,21に対するパ
イロット圧の供給が制御されることにより、スプール弁
12が移動、停止する。
【0037】一方、図1に第2のピストンハウジング1
9に示すように、手動ピン33が押し下げられた第1の
状態では、給気ポート22は給気通路31、連通路4
3、ピン穴35及び孔45を介して第2の加圧室21に
連通する。導出路41と孔45との間は、弁部33cに
より遮断される。従って、給気ポート22から給気通路
31に導入される空気圧は、パイロット圧として、第2
の加圧室21に直接導入される。この場合、ソレノイド
弁15のオン・オフに拘わらず、第2の加圧室21に
は、パイロット圧が常時供給される。ここで、第1の加
圧室20に対するパイロット圧の供給が制御されること
により、スプール弁12が移動、停止する。
【0038】第1のピストンハウジング18の手動ピン
32が押し下げられたときにも、上記と同様に、第1の
ソレノイド弁14のオン・オフに拘わらず、第1の加圧
室20には常時パイロット圧が供給される。
【0039】従って、各手動ピン32,33が操作され
ることにより、各加圧室20,21に対するパイロット
圧の供給態様につき、本発明の第1の態様と第2の態様
とが選択的に設定される。ここで、第1の態様とは、図
1に示すように、スプール弁12を第3のピストン30
により押圧するために第3の受圧面30aだけにパイロ
ット圧を常時供給することである。この場合、第2のピ
ストン28の移動を規制することにより、第2の加圧室
21に導入されるパイロット圧が、同ピストン28の孔
28bを通じて第3の受圧面30aだけに供給されるこ
とになる。この第1の態様の設定により、電磁弁11が
自己復帰型に設定される。この設定では、第2の加圧室
21に常にパイロット圧が供給されることから、両ソレ
ノイド弁14,15が共に閉じられたときでも、スプー
ル弁12は、図1に示す位置、即ち第1のピストン27
の受圧面27aが加圧室20の底壁に近接する位置に配
置される。
【0040】第2の態様とは、スプール弁12を第2の
ピストン28により押圧するために第2の受圧面28a
に対し、第2のソレノイド弁15によりパイロット圧を
選択的に供給することである。この場合、第2のピスト
ン28の移動を許容し、同ピストン28を第3のピスト
ン30と一体に移動させることにより、第2の加圧室2
1に導入されるパイロット圧が第2の受圧面28aに供
給される。この第2の態様により、電磁弁11が自己保
持型に設定される。この設定において、各ソレノイド弁
14,15の一方のみが選択的に開かれることにより、
各加圧室20,21に選択的にパイロット圧が供給さ
れ、スプール弁12が移動する。両ソレノイド弁14,
15が共に閉じられることにより、スプール弁12があ
る停止位置に保持される。
【0041】図1〜7に示すように、第2のピストンハ
ウジング19は、第2のピストン28の移動を規制する
ためのストッパ51を更に備える。ストッパ51は舌片
状をなす。ハウジング19は、そのストッパ51の形状
に対応した組み付孔52を有する。ストッパ51は組み
付孔52に着脱可能に組み付けられる。ストッパ51は
その下端に湾曲した凹部51aを有し、その上端に折曲
部51bを有する。ハウジング19は組み付孔52に隣
接するネジ穴53を有する。このネジ穴53にはネジ5
4が挿入される。ネジ穴53の途中には、ネジ54を締
め付けるためのナット55が組み付けられる。ハウジン
グ19の上面には、ストッパ51の折曲部51bを押さ
えるための押さえ板56が配置される。
【0042】図1に示すように、ストッパ51は、第2
のピストン28が第2の加圧室21の底壁に近接して配
置されたときにハウジング19に装着される。このと
き、ストッパ51が組み付孔52に挿入されることによ
り、その折曲部51bがハウジング19の上面に当た
る。この状態で、折曲部51bを押さえ板56により押
さえる。更に、ネジ54をその板56に貫通させてネジ
穴53に挿入し、ナット55に締め付ける。これによ
り、折曲部51bがハウジング19の上面に押さえ付け
られてストッパ51がハウジング19に固定される。こ
の状態では、図1,3に示すように、ストッパ51その
凹部51aが第2のピストン28の先端に係合するよう
に配置される。このとき、凹部51aが湾曲しているこ
とから、その湾曲面が第3のピストン30と干渉するこ
とはない。これにより、第2の加圧室21における第2
のピストン28の移動が許容される。
【0043】図4に示すように、ストッパ51をハウジ
ング19から取り外すことにより、第2の加圧室21に
おける第2のピストン28の移動が許容される。つま
り、ストッパ51は、電磁弁11が第1の態様(自己復
帰型)が設定されるときには、第2のピストン28に係
合して同ピストン28の移動を規制し、第2の受圧面2
8aにパイロット圧が供給されないようにする。一方、
ストッパ51は、電磁弁11が第2の態様(自己保持
型)に設定されているときには、第2のピストン28の
移動を許容し、第2の受圧面28aにパイロット圧が供
給されるようにする。
【0044】以上説明したように、この実施の形態の構
成によれば、第1及び第2のソレノイド弁14,15に
より、切換弁部13の第1及び第2の加圧室20,21
に対するパイロット圧の供給が切り換えられる。これに
より、スプール弁12が移動し、切換弁部13における
気体の流路、即ち各ポート22〜26の間の空気の流れ
が切り換えられる。
【0045】図1に示すように、第1のピストンハウジ
ング18において、手動ピン32が押し上げられた状態
で第1のソレノイド弁14がオンされると、第1の加圧
室20にパイロット圧が供給される。これにより、第1
のピストン27がその受圧面27aにパイロット圧を受
け、同ピストン27によりスプール弁12が押圧され
る。第1のソレノイド弁14がオフされると、第1の加
圧室20へのパイロット圧の供給が遮断される。これに
より、スプール弁12は第1のピストン27により押圧
されなくなる。
【0046】ここで、図1に示すように、第2のピスト
ンハウジング19において、手動ピン33が押し下げら
れ、パイロット圧の供給が第1の態様に設定され、電磁
弁11が自己復帰型に設定されたとする。この状態で
は、第2のソレノイド弁15のオン・オフに拘わらず、
第2の加圧室21にはパイロット圧が常時供給されるこ
とになる。このとき、図1に示すように、ハウジング1
9にストッパ51を装着すると、ストッパ51が第2の
ピストン28に係合し、その移動が規制される。そし
て、第2の加圧室21に供給されるパイロット圧は、第
2の受圧面28aに供給されることなく、孔28bを通
じて空間29に導入され、第3のピストン30の受圧面
30aに供給されることになる。従って、電磁弁11が
自己復帰型に設定された状態において、スプール弁12
が第2のピストン28により押圧されて移動することが
確実に防止される。
【0047】このとき、ハウジング19では、第2のソ
レノイド弁15のオン・オフに拘わりなく、第3の受圧
面30aだけにパイロット圧が常時供給されることにな
る。このため、スプール弁12は第3のピストン30に
より、第1のピストン27による押圧方向と反対方向へ
押圧される。ここで、第3の受圧面30aが第1の受圧
面27aよりも小さいことから、第1のピストン27の
スプール弁12を押圧する推力は、第3のピストン30
のそれよりも常に大きい。
【0048】従って、電磁弁11が自己復帰型に設定さ
れている状態で、第1の加圧室20にパイロット圧が供
給されると、スプール弁12は第1のピストン27と第
3のピストン30との推力差により押圧されて移動す
る。第1の加圧室20に対するパイロット圧の供給が遮
断されると、スプール弁12は第3のピストン30の推
力により押圧され、上記推力差に基づく押圧方向とは反
対方向へ移動する。このとき、スプール弁12はその移
動の終端位置、即ち図1に示す位置に停止する。この停
止位置がスプール弁12の復帰位置となる。つまり、こ
の電磁弁11では、第1のソレノイド弁14がオフされ
たときに、スプール弁12が常に復帰位置に配置され
る。
【0049】このため、第1のピストンハウジング18
で手動ピン32が押し上げられ、第2のピストンハウジ
ング19で手動ピン33が押し下げられた状態におい
て、第1及び第2のソレノイド弁14,15が誤作動し
ても、この電磁弁11の自己復帰型の設定が解かれるこ
とはない。
【0050】一方、図1とは異なり、図4に示すように
両ピストンハウジング18,19において両手動ピン3
2,33が共に押し上げられ、パイロット圧の供給が第
2の態様に設定され、電磁弁11が自己保持型に設定さ
れたとする。この状態では、第2の受圧面28aにパイ
ロット圧が供給され、スプール弁12が第2のピストン
28により、第1のピストン27による押圧方向とは反
対の方向へ押圧される。ここで、第2の受圧面28aの
大きさは第1の受圧面27aのそれと同じである。この
ため、第1のピストン27がスプール弁12を押圧する
推力は、第2のピストン28のそれと等しくなる。
【0051】この状態で、第1の加圧室20だけにパイ
ロット圧が供給されると、スプール弁12は第1のピス
トン27の推力により押圧され、その押圧方向へ移動す
る。第2の加圧室21だけにパイロット圧が供給される
と、スプール弁12は第2のピストン28の推力により
押圧され、第1のピストン27による押圧方向と反対方
向へ移動することになる。両方の加圧室20,21に同
時にパイロット圧が供給されると、スプール弁12は、
互いに方向を反対とする同じ大きさの二つの推力により
押圧され、その押圧時の位置に停止する。両方の加圧室
20,21に同時にパイロット圧が供給されないときに
も、スプール弁12は、同様にその押圧時の位置に停止
することになる。つまり、この停止がスプール弁12の
位置保持を意味する。この電磁弁11では、両方のソレ
ノイド弁14,15が同時にオン・オフされたとき、ス
プール弁12の位置が保持され、電磁弁11が自己保持
型に設定される。従って、電磁弁11が自己保持型に設
定された状態で、各ソレノイド弁14,15が誤作動し
ても、自己保持型の設定が解かれることはない。
【0052】この実施の形態の構成によれば、電磁弁1
1が自己保持型に設定された状態で、誤って両方のソレ
ノイド14,15がオンされても、その自己保持型の状
態が自己復帰型の状態に切り替わることを防止すること
ができ、この種の誤動作の発生を未然に防止することが
できる。
【0053】この実施の形態の構成では、電磁弁11が
自己復帰型に設定されるときに、図1〜3に示すよう
に、ストッパ51を第2のピストンハウジング19に装
着する。これにより、ストッパ51が第2のピストン2
8に係合し、同ピストン28の移動が規制される。この
とき、第2の加圧室21に供給されるパイロット圧は、
第2のピストン28の受圧面28aに供給されることな
く、その孔28bを通じて空間29に導入され、第3の
ピストン30の受圧面30aに供給される。
【0054】従って、自己復帰型の設定状態で、スプー
ル弁12が第2のピストン28により押圧されて移動す
ることが確実に防止され、その代わりに第3のピストン
30だけにより押圧されることになる。この意味で、電
磁弁11が自己復帰型に設定されているときに、第2の
ピストン28が誤って動いて自己復帰型の設定が解かれ
ることがなく、この種の原因による電磁弁11の誤動作
の発生をより確実に防止することができる。つまり、電
磁弁11としての動作をより確実なものにすることがで
きる。
【0055】一方、この実施の形態の構成によれば、電
磁弁11が自己保持型に設定されるときに、図4〜6に
示すように、ストッパ51を第2のピストンハウジング
21から取り外す。これにより、第2のピストン28の
移動が許容される。このとき、第2の加圧室21に供給
されるパイロット圧は、第2の受圧面28aに供給さ
れ、第2のピストン28が第3のピストン30と一体に
移動することになる。
【0056】従って、自己保持型の設定状態で、第2の
ピストン28の推力によるスプール弁12の移動が確保
される。この意味で、電磁弁11につき、自己保持型の
設定を確実に保つことができ、自己保持型から自己復帰
型への不意な切り替わりによる誤動作の発生を防止する
ことができる。
【0057】この実施の形態の構成によれば、各ハウジ
ング18,19で各手動ピン32,33の摘み32a,
33aがそれぞれカバー47により覆われる。このた
め、各手動ピン32,33が誤って操作されることを防
止することができる。上記のように、第1のピストンハ
ウジング18においては、第1の加圧室20にパイロッ
ト圧を強制的に供給するために、手動ピン32が必要に
応じて押圧操作される。第2のピストンハウジング19
においては、電磁弁11を自己復帰型の設定と自己保持
型の設定との間で切り換えるために手動ピン33が操作
される。従って、各カバー47があることから、各手動
ピン32,33の誤操作に基づく電磁弁11の誤動作の
発生を防止することができる。
【0058】(第2の実施の態様)この発明に係るパイ
ロット式電磁弁を具体化した第2の実施の形態を図面に
従って説明する。尚、この実施の形態を含む以下の各実
施の形態において、前記第1の実施の形態と同一の構成
部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
従って、以下には主に第1の実施の形態と異なる点を中
心に説明する。
【0059】図8は第2のピストンハウジング19の平
面図を示し、前述した図2の平面図に準ずる。図9は同
ハウジング19の側断面図を示し、前述した図1,4の
ハウジング19の断面図に準ずる。
【0060】この実施の形態では、第2のピストンハウ
ジング19が予め分割された二つのブロック19a,1
9bにより構成される。その第1のブロック19aは前
述したストッパ51等を含む。他の第2のブロック19
bは手動ピン33等を含み、第1のピストンハウジング
18と同一の形状をなす。この実施の形態は、これらの
点で前記第1の実施の形態と構成が異なる。
【0061】従って、この実施の形態の構成によれば、
第1のピストンハウジング18と、第2のブロック19
bとの間で部品の共通化を図ることができる。このた
め、第2のピストンハウジング19を専用に設ける必要
がなくなり、この意味で電磁弁11の大量生産を容易に
することが可能になる。
【0062】この実施の形態におけるその他の作用及び
効果については、前記第1の実施の形態のそれと基本的
に同じである。
【0063】(第3の実施の態様)この発明に係るパイ
ロット式電磁弁を具体化した第3の実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0064】図10は第2のピストンハウジング19の
平面図を示し、前述した図2の平面図に準ずる。図11
は同ハウジング19の側断面図を示し、前述した図1,
4のハウジング19の断面図に準ずる。図12は図11
の12−12線断面図を示し、前述した図3,6に準ず
る。
【0065】この実施の形態では、前述したストッパ5
1と同様、ストッパ57が凹部57a及び折曲部57b
を有する。このストッパ57は、折曲部57bから側方
へ延びる張出部57cを更に有する。この実施の形態で
は、ストッパ57がハウジング19の組み付孔52に装
着されるときに、その先端部が第2のピストン28の先
端部に係合すると共に、張出部57cが摘み33aを覆
いながらその頂部に係合して手動ピン33がピン穴35
の中で押し下げられる。この状態で、折曲部57bはネ
ジ54によりハウジング19に直接締め付けられる。こ
の実施の形態は、これらの点で前記第1の実施の形態と
構成が異なる。
【0066】従って、ストッパ57を作動させるために
ストッパ57がハウジング19に装着されると、第2の
ピストン28がストッパ57により係止され、その移動
が規制される。これと同時に、手動ピン33の操作が行
われて電磁弁11が自己保持型の設定から自己復帰型の
設定へ変更される。このため、ストッパ57をハウジン
グ19に装着する一回の動作により手動ピン33の操作
も行われ、その意味で電磁弁11の操作性を向上させる
ことができる。
【0067】更に、電磁弁11が自己復帰型に設定され
た状態で、摘み33aが張出部57cに覆われることか
ら、摘み33aが誤って操作されることがない。このた
め、自己復帰型の設定が自己保持型の設定へ誤って切り
換えられることがない。
【0068】この実施の形態におけるその他の作用及び
効果については、前記第1の実施の形態のそれと基本的
に同じである。
【0069】(第4の実施の態様)この発明に係るパイ
ロット式電磁弁を具体化した第4の実施の形態を図面に
従って説明する。
【0070】図13は第2のピストンハウジング19の
平面図を示し、前述した図2の平面図に準ずる。図14
は同ハウジング19の側断面図を示し、前述した図1,
4のハウジング19の断面図に準ずる。図15は図14
の15−15線断面図を示し、前述した図3,6に準ず
る。
【0071】この実施の形態では、前述した舌片状のス
トッパ51、57とは異なり、ストッパ58がネジによ
り構成される。このストッパ58がネジ穴53に装着さ
れることにより、その先端が第2のピストン28の先端
部に係合する。この実施の形態は、これらの点で前記各
実施の形態と構成が異なる。
【0072】この実施の態様の構成によれば、ストッパ
58をネジにより構成したので、前記各実施の形態のス
トッパ51,57とは異なり、ストッパ58の構成が簡
単になり、ストッパ58の製造を容易にすることが可能
になり、電磁弁11の製造を容易にすることができる。
【0073】この実施の形態におけるその他の作用及び
効果については、前記第1の実施の形態のそれと基本的
に同じである。
【0074】(第5の実施の態様)この発明に係るパイ
ロット式電磁弁を具体化した第5の実施の形態を図面に
従って説明する。
【0075】図16,19は第2のピストンハウジング
19の平面図を示し、前述した図2の平面図に準ずる。
図17,20は同ハウジング19の側断面図を示し、前
述した図1,4のハウジング19の断面図に準ずる。図
18,21はそれぞれ図17,20の18−18線断面
図、21−21線断面図を示し、前述した図3,6に準
ずる。
【0076】この実施の形態では、前述した各ストッパ
51,57,58とは異なり、ストッパ59が金属製の
線材により略U字状に形成される。このストッパ59は
ハウジング19に着脱可能に設けられる。しかも、この
ストッパ59は、ハウジング19において、図16〜1
8に示す作用位置、又は、図19〜21に示す非作用位
置に選択的に装着される。ここで、図16〜18に示す
ように、ストッパ59が作用位置に装着されるときに
は、そのストッパ59は組み付孔60に挿入され、第2
のピストン28の先端に係合するよう配置される。図1
9〜21に示すように、ストッパ59が非作用位置に装
着されるときには、ストッパ59は別の組み付孔61に
挿入され、第2のピストン28に係合することなく同ピ
ストン28から離間するように配置される。ストッパ5
9は作用位置又は非作用位置に配置されたとき、押さえ
板62により押さえられ、ネジ54によりハウジング1
9に締め付けられる。この実施の形態は、これらの点で
前記各実施の形態と構成が異なる。
【0077】この実施の形態の構成によれば、ストッパ
59を作動させるためにストッパ59が、図16〜18
に示すように、ハウジング19の作用位置に装着される
と、ストッパ59が第2のピストン28の先端部に係合
し、同ピストン28の移動が規制される。これにより、
電磁弁11が自己復帰型に設定される。一方、ストッパ
59を作動させないために、ストッパ59が、図19〜
21に示すようにハウジング19の非作用位置に装着さ
れると、ストッパ59が第2のピストン28から常に離
間して配置され、同ピストン28の移動が許容される。
これにより、電磁弁11が自己保持型に設定される。
【0078】従って、この実施の形態で、ストッパ59
の作動又は非作動により電磁弁11が自己復帰型又は自
己保持型に設定されることは前記各実施の形態と同様で
ある。しかしながら、この実施の形態では、ストッパ5
9の作動時又は非作動時に拘わらず、ストッパが常にハ
ウジング19に装着されることになる。このため、ハウ
ジング19においてストッパ59を非作動とするとき
に、そのストッパ59が紛失することを防止することが
できる。
【0079】この実施の形態におけるその他の作用及び
効果については、前記第1の実施の形態のそれと基本的
に同じである。
【0080】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て以下のように実施することもできる。
【0081】前記各実施の形態では、切換弁部13の両
端に第1のソレノイド弁14と第2のソレノイド弁15
とを互いに離間して配置した。これに対し、切換弁部の
片側に第1及び第2のソレノイド弁を隣接して配置して
もよい。
【0082】
【発明の効果】請求項1に記載の第1の発明の構成によ
れば、自己復帰型と自己保持型を兼用するダブルソレノ
イド式のパイロット式電磁弁において、スプール弁の両
端に互いに大きさの等しい受圧面を有する第1のピスト
ンと第2のピストンをそれぞれ設け、第2のピストンに
他のピストンよりも受圧面の小さい第3のピストンを設
ける。そして、第2及び第3のピストンに対するパイロ
ット圧の供給態様を、第3のピストンによりスプール弁
を押圧するために第3の受圧面だけにパイロット圧を常
時供給する第1の態様(自己復帰型の設定)と、第2の
ピストンによりスプール弁を押圧するために第2の受圧
面にパイロット圧を選択的に供給する第2の態様(自己
保持型の設定)とをスイッチング手段により切り換える
ようにしている。従って、第2の態様が設定された状態
で二つのソレノイド弁が誤作動しても、この自己保持型
の設定が解かれることはない。このため、電磁弁につ
き、自己保持型の状態が自己復帰型の状態に切り替わる
ような誤動作の発生を防止することができるという効果
を発揮する。
【0083】請求項2に記載の第2の発明の構成によれ
ば、第1の発明の構成において、第1の態様(自己復帰
型)の設定時には第2のピストンに係合して同ピストン
の移動を規制し、第2の受圧面にパイロット圧が供給さ
れないようにし、第2の態様(自己保持型)の設定時に
は第2のピストンの移動を許容して第2の受圧面にパイ
ロット圧が供給されるようにするストッパを設けてい
る。従って、第1の発明の作用に加え、電磁弁が自己復
帰型に設定された状態では、第2のピストンの押圧によ
るスプール弁の移動が確実に防止され、電磁弁が自己保
持型に設定された状態では、第2のピストンの押圧によ
るスプール弁の移動が確保される。この意味で、第1の
発明の効果に加え、第2のピストンが誤って動いて自己
復帰型の設定が解かれるという誤動作をより確実に防止
することができ、電磁弁としての動作をより確実なもの
にすることができるという効果を発揮する。
【0084】請求項3に記載の第3の発明の構成によれ
ば、第2の発明の構成において、ストッパが切換弁部に
装着されたときに、ストッパの一部が第2のピストンに
係合し、他の一部がスイッチング手段の摘みに係合して
パイロット圧の供給態様が第1の態様(自己復帰型)へ
切り換えられるようにしている。従って、第2の発明の
作用に加え、ストッパを装着する一回の動作により、第
2のピストンの係止と、第1の態様(自己復帰型)の設
定とが同時に行われる。このため、第2の発明の効果に
加え、電磁弁の操作性を向上させることができるという
効果を発揮する。
【0085】請求項4に記載の第4の発明の構成によれ
ば、第2の発明の構成において、ストッパは切換弁部に
対して着脱可能に設けられ、切換弁部における作用位置
又は非作用位置に選択的に装着されるようになってお
り、ストッパを第2のピストンに係合させる作用位置
と、ストッパを第2のピストンから離間する非作用位置
とに切換弁部に対して選択的に配置可能としている。従
って、第2の発明の作用に加え、ストッパが常に切換弁
部に装着されることになる。このため、第2の発明の効
果に加え、ストッパを非作動とするときのストッパの紛
失を防止することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した第1
の実施の形態に係り、電磁弁の全体構造を示す断面図で
ある。
【図2】第1の実施の形態に係り、第2のピストンハウ
ジングを示す平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係り、図1のA−A線に沿
った断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係り、電磁弁の全体構造を
示す断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係り、第2のピストンハウ
ジングを示す平面図である。
【図6】第1の実施の形態に係り、図4のB−B線に沿
った断面図である。
【図7】第1の実施の形態に係り、第2のピストンハウ
ジングを示す分解斜視図である。
【図8】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した第2
の実施の形態に係り、第2のピストンハウジングを示す
平面図である。
【図9】第2の実施の形態に係り、第2のピストンハウ
ジングを示す側断面図である。
【図10】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した第
3の実施の形態に係り、第2のピストンハウジングを示
す平面図である。
【図11】第3の実施の形態に係り、第2のピストンハ
ウジングを示す側断面図である。
【図12】第3の実施の形態に係り、図11のC−C線
に沿った断面図である。
【図13】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した第
4の実施の形態に係り、第2のピストンハウジングを示
す平面図である。
【図14】第4の実施の形態に係り、第2のピストンハ
ウジングを示す側断面図である。
【図15】第4の実施の形態に係り、図14のD−D線
に沿った断面図である。
【図16】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した第
5の実施の形態に係り、第2のピストンハウジングを示
す平面図である。
【図17】第5の実施の形態に係り、第2のピストンハ
ウジングを示す側断面図である。
【図18】第5の実施の形態に係り、図17のE−E線
に沿った断面図である。
【図19】第5の実施の形態に係り、第2のピストンハ
ウジングを示す平面図である。
【図20】第5の実施の形態に係り、第2のピストンハ
ウジングを示す側断面図である。
【図21】第5の実施の形態に係り、図20のF−F線
に沿った断面図である。
【図22】従来のパイロット式電磁弁を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11…電磁弁 12…スプール弁 13…切換弁部 14…第1のソレノイド弁 15…第2のソレノイド弁 16…アクチュエータ部 17…スプールハウジング 18…第1のピストンハウジング 19…第2のピストンハウジング 20…第1の加圧室 21…第2の加圧室 22…給気ポート 23,24…排気ポート 25…第1のポート 26…第2のポート(22〜26は気体の流路を構成す
る。) 27…第1のピストン 27a…第1の受圧面 28…第2のピストン 28a…第2の受圧面 30…第3のピストン 30a…第3の受圧面 32,33…手動ピン(スイッチング手段を構成す
る。) 32a,33a…摘み 51,57〜59…ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の流路を切り換えるために移動可能
    なスプール弁を含む切換弁部と、前記切換弁部は前記ス
    プール弁の両端に対応して配置された第1の加圧室及び
    第2の加圧室を有し、それら各加圧室には前記スプール
    弁を駆動するためにパイロット圧が供給されることと、 第1のソレノイド弁及び第2のソレノイド弁を含むアク
    チュエータ部と、前記第1のソレノイド弁は前記第1の
    加圧室に対する前記パイロット圧の供給を切り換え、前
    記第2のソレノイド弁は前記第2の加圧室に対する前記
    パイロット圧の供給を切り換えることとを備えたパイロ
    ット式電磁弁であって、 前記スプール弁はその両端に同スプール弁を押圧するた
    めの第1のピストンと第2のピストンを有し、前記第1
    のピストンは前記第1の加圧室に対応して配置され、前
    記第2のピストンは前記第2の加圧室に対応して配置さ
    れ、前記第1のピストンは前記パイロット圧を受けるた
    めの第1の受圧面を有し、前記第2のピストンは前記パ
    イロット圧を受けるための第2の受圧面を有し、前記第
    1及び第2の受圧面は互いに同じ大きさを有すること
    と、 前記第2のピストンはその内部に移動可能に組み付けら
    れた第3のピストンを含み、前記第3のピストンは前記
    スプール弁を押圧するために前記パイロット圧を受ける
    第3の受圧面を有し、前記第3の受圧面が前記第2の受
    圧面よりも小さく設定されることと、 前記第2の加圧室に対する前記パイロット圧の供給態様
    の設定を第1の態様と第2の態様との間で切り換えるた
    めのスイッチング手段と、前記第1の態様は前記スプー
    ル弁を前記第3のピストンにより押圧するために前記第
    3の受圧面だけに前記パイロット圧を常時供給すること
    であり、前記第2の態様は前記スプール弁を前記第2の
    ピストンにより押圧するために前記第2の受圧面に対し
    て前記第2のソレノイド弁により前記パイロット圧を選
    択的に供給することであることとを備えたことを特徴と
    するパイロット式電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパイロット式電磁弁に
    おいて、前記切換弁部は前記第2のピストンの移動を規
    制するためのストッパを更に備え、前記ストッパは、前
    記第1の態様が設定されるときには、前記第2のピスト
    ンに係合して同ピストンの移動を規制し、前記第2の受
    圧面に前記パイロット圧が供給されないようにし、前記
    第2の態様が設定されているときには、前記第2のピス
    トンの移動を許容し、前記第2の受圧面に前記パイロッ
    ト圧が供給されるようにすることを特徴とするパイロッ
    ト式電磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパイロット式電磁弁に
    おいて、 前記スイッチング手段は前記切換弁部の外部から操作可
    能な摘みを含むことと、 前記ストッパは前記切換弁部に対して着脱可能に設けら
    れ、前記ストッパが前記切換弁部に装着されたときに、
    前記ストッパの一部が前記第2のピストンに係合すると
    共に、他の一部が前記摘みに係合して前記パイロット圧
    の供給態様が前記第1の態様へ切り換えられることとを
    備えたことを特徴とするパイロット式電磁弁。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のパイロット式電磁弁に
    おいて、 前記ストッパは前記切換弁部に対して着脱可能に設けら
    れ、前記切換弁部における作用位置又は非作用位置に選
    択的に装着されるようになっており、前記ストッパが前
    記作用位置に装着されたときには、前記ストッパが前記
    第2のピストンに係合するように配置され、前記ストッ
    パが前記非作用位置に装着されたときには、前記ストッ
    パが前記第2のピストンから離間するように配置される
    ことを特徴とするパイロット式電磁弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100354559C (zh) * 2004-10-25 2007-12-12 Smc株式会社 电磁先导式转换阀
WO2023193594A1 (zh) * 2022-04-07 2023-10-12 丹佛斯动力系统(上海)有限公司 比例阀

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