JPH10266970A - 斜板式ピストンポンプ・モータのピストン - Google Patents
斜板式ピストンポンプ・モータのピストンInfo
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- JPH10266970A JPH10266970A JP9067704A JP6770497A JPH10266970A JP H10266970 A JPH10266970 A JP H10266970A JP 9067704 A JP9067704 A JP 9067704A JP 6770497 A JP6770497 A JP 6770497A JP H10266970 A JPH10266970 A JP H10266970A
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- JP
- Japan
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- piston
- shaft diameter
- cylinder hole
- swash plate
- axial direction
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
ドを小さくしてピストン摺動方向の摩擦ロスを低減す
る。 【解決手段】 シリンダブロック2のシリンダ孔3に嵌
挿したピストン4を、軸方向中間部の軸径が最大で基端
4b、先端4cに向けて順次小さいたる形状とし、シリ
ンダ孔3とピストン4との接触部のエッジロードを小さ
くする。
Description
ンプ・モータのピストンに関する。
は、例えば図1、図2に示すように、シャフト1ととも
に回転するシリンダブロック2のシリンダ孔3にピスト
ン4を嵌挿して室5を形成し、ピストン4に取付けたシ
ュー6を斜板(ロッカカム)7に沿って摺動自在とし、
ピストン4の往復動によって室5の容積を増減すること
で弁板8の高圧ポート9、低圧ポート10から流体を吸
込み、吐出するものが知られている。
と共にシリンダブロック2が回転して、シュー6は平面
Aを摺動する。この時ロッカカム7が円筒面Bに沿って
移動することにより、ロッカカム7の平面Aに垂直で揺
動回転中心を通る線Xとシリンダブロック2の軸方向に
対する傾きαが変化する。このαを斜板角という。
向に対して斜板角αを持った状態では、平面Aはシュー
6に対してカムの働きをする。これにより、ピストン4
はシリンダブロック2のシリンダ孔3内を摺動運動し、
シリンダブロック2の室5内の容積E,Fに差が生じ
て、この差F−Eだけ吸込み、吐出を行なう。
の容積Eが縮小するとその過程で油は吐出される。一方
室5の容積Fは拡大していき、その過程で油が吸込まれ
る。
力軸トルクになるメカニズムを図2に基づいて説明す
る。室5内の圧力がピストン4基端に作用し、1本当た
りのピストン4ではピストン球部4aへは軸方向へピス
トン外径面積×圧力の力Fが働く、これは斜板7に垂直
な方向の荷重(F1=F/cosα)とピストン4の軸
方向と直角な方向の荷重(F2=F×tanα)とな
る。このピストン4の軸方向と直角な方向の荷重F2に
より、油圧力がトルクに変換される。
うに、入力トルクがシャフト1に回転伝達されシャフト
1を経由してシリンダブロック2を回転させる。入力ト
ルクによりシリンダブロック2に挿入されたピストン4
はF2 (Ftanα)のトルク反力を受けると共に推力
Fを発生する(また、斜板A面への垂直反力F1 =F/
cosαも受ける)。推力Fを発生することによりピス
トン4の受圧径で除した値で圧力発生する(F(圧力)
=F/ピストン受圧径)。
・モータいずれもピストン4へはピストン4の軸方向と
直角な方向の力(F2 )が作用するため、ピストン4の
外周とシリンダブロック2のシリンダ3の内周ではコジ
リ力が発生する。このコジリ力を低減するため、シリン
ダ孔3とピストン4のすきま(クリアランス)を狭めた
り、摺動部に黄銅系合金を使用したり、摺動面の面粗さ
を良くすることが一般的に行なわれている。
形によりピストン4はシリンダ孔3に対し、図3に示す
ように傾いてしまう。傾いたままではピストン4基端4
b及びシリンダ孔3の口元3aでエッジロードとなり、
局部面圧が大となり摺動方向への摩擦ロスとなってしま
う(このロスがトルクロスになり、トルク効率が悪いだ
けでなく、さらに焼き付き、カジリを発生する)。前述
のすきま(クリアンランス)がゼロでは焼き付き防止の
観点から成立しない。
均等であれば、ピストン4の基端に作用する圧力はピス
トン基端からシュー6側(先端4c)に沿って円周状に
均等に圧力分布し、油圧によるシリンダ孔3の内面への
押しつけ荷重が作用しないが、図3に示すようにピスト
ン4はシリンダ孔3に対し傾いてしまった場合、ピスト
ン4外周の油圧分布は図4に示すように偏り、油圧によ
るシリンダ孔3内面への押しつけ荷重FAが増幅し、さ
らにこじり力が増幅される。
軸方向と直角な方向の荷重F2 が作用すること、ピスト
ン4とシリンダ孔3の内面との間にはすきまがあること
によって、ピストン4は図3に示すようにシリンダ孔3
に対して傾き、シリンダ孔3とピストン4の接触部がエ
ッジロードとなる。また、ピストン4は基端4bから先
端4cまでに亘って同一軸径であるし、ピストン孔3も
同一径であるから、図4に示すようにピストン4外周に
作用する室5内の圧力P1 は周方向に不均一となる。
1 によってピストン4は軸方向と直角方向の押付力が付
与され、ピストン基端4bがシリンダ孔3の内面に、ピ
ストン4外周面がシリンダ孔3の口元3aに大きな力で
押しつけられるし、ロードエッジとなって大きな局部面
圧が作用する。この大きな局部面圧で潤滑油が切れ局部
焼付き、摩耗係数大、高面圧により塑性変形(削る)で
摩擦係数大となる。したがって、ピストン4の摺動方向
の摩擦ロスが大となり、ポンプ及びモータ作動の時のト
ルクロスとなるし、焼付き、カジリを発生する。
ようにした斜板式ピストンポンプ・モータのピストンを
提供することを目的とする。
明は、シリンダブロック2のシリンダ孔3内に摺動自在
に嵌挿したピストン4を、その軸径が軸方向に沿って変
化し、最大軸径が軸方向中間部で最小軸径が軸方向両端
部である形状とした斜板式ピストンポンプ・モータのピ
ストンである。
ダ孔3との接触部のエッジロードが小さくなるし、局部
面圧も小さくなるので、ピストン4の摺動方向の摩擦ロ
スが減少してモータ作動の時のトルクロスが低減して機
械効率が向上するし、焼付き、カジリの発生を防止でき
る。
ンダ孔3を、内径が軸方向に沿って変化し、最小内径が
軸方向中間部で最大内径が軸方向両端部である形状と
し、このシリンダ孔3内に嵌挿したピストン4を軸径が
軸方向に亘って同一径とした斜板式ピストンポンプ・モ
ータのピストンである。
ダ孔3との接触部のエッジロードが小さくなるし、局部
面圧も小さくなるので、ピストン4の摺動方向の摩擦ロ
スが減少してモータ作動の時のトルクロスが低減して機
械効率が向上するし、焼付き、カジリの発生を防止でき
る。
軸径は軸方向ほぼ中央部が最大で、基端4b、先端4c
に向けて軸径が順次小さくなっており、ピストン4の外
周面形状は、たる形状となっている。
径である基端4bよりも中間寄り部分4dがシリンダ孔
3の内面に接し、ピストン4の最小軸径である先端4c
よりも中間寄り部分4eがシリンダ孔3の口元3aより
もピストン4中間側の点3bに接するので、局部面圧過
大が発生せずに局部面圧が小さい。
用する室5内の圧力P1 でピストン軸方向と直角に対し
て全周にわたりピストン軸心に向う力がピストン4に作
用する。
も中間寄り部分4dをシリンダ孔3の内面に押しつける
力が小さくなり、エッジロードが低減する。
から、局部焼付き、塑性変形による摩擦係数大となるこ
とが低減し、ピストン4の摺動方向の摩擦ロスが減少す
るので、その分だけモータ作動時のトルクロスを低減す
るし、焼付き、カジリの発生が防止される。
寄りとしても良い。
向に亘って同一軸径とすると共に、シリンダ孔3の内径
を軸方向中央が最小で、両端部に向けて順次大きくして
シリンダ孔3をほぼつづみ形状としても良い。
リンダ孔の断面図である。
リンダ孔の断面図である。
リンダ孔の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダブロック2のシリンダ孔3内に
摺動自在に嵌挿したピストン4を、その軸径が軸方向に
沿って変化し、最大軸径が軸方向中間部で最小軸径が軸
方向両端部である形状とした斜板式ピストンポンプ・モ
ータのピストン。 - 【請求項2】 シリンダブロック2のシリンダ孔3を、
内径が軸方向に沿って変化し、最小内径が軸方向中間部
で最大内径が軸方向両端部である形状とし、このシリン
ダ孔3内に嵌挿したピストン4を軸径が軸方向に亘って
同一径とした斜板式ピストンポンプ・モータのピスト
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067704A JPH10266970A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 斜板式ピストンポンプ・モータのピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067704A JPH10266970A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 斜板式ピストンポンプ・モータのピストン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266970A true JPH10266970A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13352624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9067704A Pending JPH10266970A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 斜板式ピストンポンプ・モータのピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266970A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-03-21 JP JP9067704A patent/JPH10266970A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050610 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050615 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050815 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060607 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060731 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060919 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20061201 |