JPH0740692Y2 - アキシャルピストン機械の斜板支持機構 - Google Patents
アキシャルピストン機械の斜板支持機構Info
- Publication number
- JPH0740692Y2 JPH0740692Y2 JP1990012225U JP1222590U JPH0740692Y2 JP H0740692 Y2 JPH0740692 Y2 JP H0740692Y2 JP 1990012225 U JP1990012225 U JP 1990012225U JP 1222590 U JP1222590 U JP 1222590U JP H0740692 Y2 JPH0740692 Y2 JP H0740692Y2
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- plate
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はアキシャルピストン機械、例えば油圧モータや
油圧ポンプの斜板を支持する機構に関する。
油圧ポンプの斜板を支持する機構に関する。
(ロ) 従来技術 複数のピストンを有するシリンダブロックを、ポンプケ
ース内で回転自在に軸支し、前記ピストンの頭部を、斜
板の傾斜面部に接当させて構成するアキシャルピストン
機械において、前記ピストンとポンプケースとの間にス
プリングを介して、該スプリングによりピストンを斜板
の傾斜面部方向に押圧しているのである。
ース内で回転自在に軸支し、前記ピストンの頭部を、斜
板の傾斜面部に接当させて構成するアキシャルピストン
機械において、前記ピストンとポンプケースとの間にス
プリングを介して、該スプリングによりピストンを斜板
の傾斜面部方向に押圧しているのである。
以上のようなピストンを、斜板により支持する構成にお
いては、従来は、実開昭61-162578号公報において示す
如く構成されていたのである。
いては、従来は、実開昭61-162578号公報において示す
如く構成されていたのである。
即ち、上記実開昭61-162578号公報においては、斜板基
体部とピストン頭部との間に、配置された一対の環状の
ベアリングガイドと、該一対のベアリングガイドの間に
介装されたボールによりボールベアリング機構を構成
し、該ボールベアリング機構によりピストンの押圧力を
支持していたのである。
体部とピストン頭部との間に、配置された一対の環状の
ベアリングガイドと、該一対のベアリングガイドの間に
介装されたボールによりボールベアリング機構を構成
し、該ボールベアリング機構によりピストンの押圧力を
支持していたのである。
また、ボールベアリングの耐久性が低いという不具合い
を解消する為に、実開昭60-116082号公報に記載されて
いる如く、斜板基体部からピストンに向かって、環状の
ベアリングガイドとスラストベアリングと、環状のスラ
ストプレートとを順次配置して構成し、上記ベアリング
ガイドとスラストプレートとの間にスラストベアリング
を介装すると共に、スラストプレートの周側面を上記斜
板基体部の周壁内面の部分に摺動回転可能に遊嵌させて
いたのである。
を解消する為に、実開昭60-116082号公報に記載されて
いる如く、斜板基体部からピストンに向かって、環状の
ベアリングガイドとスラストベアリングと、環状のスラ
ストプレートとを順次配置して構成し、上記ベアリング
ガイドとスラストプレートとの間にスラストベアリング
を介装すると共に、スラストプレートの周側面を上記斜
板基体部の周壁内面の部分に摺動回転可能に遊嵌させて
いたのである。
更に、斜板の周壁内面部分と受板7との間にラジアル軸
受とスラスト軸受を設ける技術は、実開平2-150464号公
報や、実開昭59-188988号公報に記載の如き技術が公知
とされていたのである。
受とスラスト軸受を設ける技術は、実開平2-150464号公
報や、実開昭59-188988号公報に記載の如き技術が公知
とされていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 以上の従来技術を比較すると、前者の実開昭61-162578
号公報に記載の技術においては、ボールベアリングで支
持しているのでベアリングの負荷容量が小さく、耐久性
と寿命の点で問題があり、また後者の引用例である実開
昭60-116082号公報においてはスラストベアリングを用
いているので耐久性は向上するが、スラストプレートの
外周側面と斜板基体部の周壁内面との間の摺動部におい
て、カジリが発生したり、焼付きが発生するという不具
合があったのである。
号公報に記載の技術においては、ボールベアリングで支
持しているのでベアリングの負荷容量が小さく、耐久性
と寿命の点で問題があり、また後者の引用例である実開
昭60-116082号公報においてはスラストベアリングを用
いているので耐久性は向上するが、スラストプレートの
外周側面と斜板基体部の周壁内面との間の摺動部におい
て、カジリが発生したり、焼付きが発生するという不具
合があったのである。
また、実開平2-150464号公報に記載の技術においては、
斜板の凹部内面の部分にリング部材が嵌装されている
が、該リング部材62とスラストプレートとを一体化して
いないのである。故にスラストプレートがピストン回転
に連れ回りする場合において、リング部材が共に回転し
ないので、スラストプレートとリング部材の間に摩擦摩
耗面ができるという不具合があったのである。
斜板の凹部内面の部分にリング部材が嵌装されている
が、該リング部材62とスラストプレートとを一体化して
いないのである。故にスラストプレートがピストン回転
に連れ回りする場合において、リング部材が共に回転し
ないので、スラストプレートとリング部材の間に摩擦摩
耗面ができるという不具合があったのである。
また、実開昭59-188983号公報に記載の技術において
は、スラストプレートの部分とリング部材とを一体化し
ているが、該リング部材の外周と凹部内面との間に、ラ
ジアル軸受を介装しているので、該ラジアル軸受の分だ
け斜板が大きくなるという不具合があったのである。
は、スラストプレートの部分とリング部材とを一体化し
ているが、該リング部材の外周と凹部内面との間に、ラ
ジアル軸受を介装しているので、該ラジアル軸受の分だ
け斜板が大きくなるという不具合があったのである。
本考案はこのような不具合を解消すべく、外周摺動部の
耐カジリ性の向上と、耐焼付性の向上と、斜板の大型化
を回避することを図ったものである。
耐カジリ性の向上と、耐焼付性の向上と、斜板の大型化
を回避することを図ったものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に課題
を解決する手段を説明する。
を解決する手段を説明する。
シリンダブロック7に複数のピストン8・・を往復動自
在に設けると共に、該ピストン8の頭部を、回動自在な
斜板1内に嵌装したスラストプレート9に接触させ、前
記斜板1の内部で、スラストプレート9のピストン8が
接当する面と逆の面にスラストベアリング4を嵌装し、
更にその奥にドーナツ状ベアリングガイド3を介装して
なるアキシャルピストン機械において、斜板1内のスラ
ストベアリング4とスラストプレート9の嵌装部分の環
状外側で、周壁内面1a部分に環状ベアリングガイド6を
遊嵌し、該環状ベアリングガイド6の周壁内面6aと、ス
ラストプレート9の外周側面9aとの間に環状軸受ブッシ
ュ5を介装し、該環状軸受ブッシュ5を外周側面9aに一
体的に装着したものである。
在に設けると共に、該ピストン8の頭部を、回動自在な
斜板1内に嵌装したスラストプレート9に接触させ、前
記斜板1の内部で、スラストプレート9のピストン8が
接当する面と逆の面にスラストベアリング4を嵌装し、
更にその奥にドーナツ状ベアリングガイド3を介装して
なるアキシャルピストン機械において、斜板1内のスラ
ストベアリング4とスラストプレート9の嵌装部分の環
状外側で、周壁内面1a部分に環状ベアリングガイド6を
遊嵌し、該環状ベアリングガイド6の周壁内面6aと、ス
ラストプレート9の外周側面9aとの間に環状軸受ブッシ
ュ5を介装し、該環状軸受ブッシュ5を外周側面9aに一
体的に装着したものである。
また、シリンダブロック7に複数のピストン8・・を往
復動自在に設けると共に、該ピストン8の頭部を、回動
自在な斜板1内に嵌装したスラストプレート9に接触さ
せ、前記斜板1の内部で、スラストプレート9のピスト
ン8が接当する面と逆の面にスラストベアリング4を嵌
装し、更にその奥にドーナツ状ベアリングガイド3を介
装してなるアキシャルピストン機械において、斜板1内
のスラストベアリング4とスラストプレート9の嵌装部
分の環状外側で、周壁内面1a部分に、ドライブッシュ20
の外周側面20aの部分を遊嵌し、該ドライブッシュ20を
スラストプレート9の外周側面9aに一体的に装着したも
のである。
復動自在に設けると共に、該ピストン8の頭部を、回動
自在な斜板1内に嵌装したスラストプレート9に接触さ
せ、前記斜板1の内部で、スラストプレート9のピスト
ン8が接当する面と逆の面にスラストベアリング4を嵌
装し、更にその奥にドーナツ状ベアリングガイド3を介
装してなるアキシャルピストン機械において、斜板1内
のスラストベアリング4とスラストプレート9の嵌装部
分の環状外側で、周壁内面1a部分に、ドライブッシュ20
の外周側面20aの部分を遊嵌し、該ドライブッシュ20を
スラストプレート9の外周側面9aに一体的に装着したも
のである。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び、解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本考案のアキシャルピストン機械の斜板支持機
構を具備した油圧ポンプの拡大断面図、第2図はアキシ
ャルピストン機械の斜板支持機構の請求項(2)の構成
を示す断面図、第3図は従来のアキシャルピストン機械
の斜板支持機構を示す図面である。
構を具備した油圧ポンプの拡大断面図、第2図はアキシ
ャルピストン機械の斜板支持機構の請求項(2)の構成
を示す断面図、第3図は従来のアキシャルピストン機械
の斜板支持機構を示す図面である。
第1図において本考案の構成を説明する。
油路体22の上面にピストン15により衝動支持メタル14を
固定し、該摺動支持メタル14の面にポンプケース7を回
転可能に接当している。
固定し、該摺動支持メタル14の面にポンプケース7を回
転可能に接当している。
該ポンプケース7は内径のスプライン部においてもポン
プ軸10と係合しており、ポンプ軸10の回転と共にポンプ
ケース7が回転する。
プ軸10と係合しており、ポンプ軸10の回転と共にポンプ
ケース7が回転する。
該ポンプケース7に穿設したシリンダ孔内壁にピストン
8とピストンバネ19が嵌入されている。そして該ピスト
ンバネ19によりピストン8を斜板機構に向けて押圧して
いる。
8とピストンバネ19が嵌入されている。そして該ピスト
ンバネ19によりピストン8を斜板機構に向けて押圧して
いる。
該ピストンバネ19により押し出される際に作動油を吸引
し、傾斜した斜板により押し出される際において、該ピ
ストン8の内部の作動油が押圧され、圧油として油圧モ
ータM側の回路に吐出されるのである。
し、傾斜した斜板により押し出される際において、該ピ
ストン8の内部の作動油が押圧され、圧油として油圧モ
ータM側の回路に吐出されるのである。
付勢バネ11はポンプケース7を付勢押圧するバネであ
る。
る。
前記ピストン8が接当する斜板機構は次の如く構成され
ている。
ている。
斜板1は外側に設けられた変速レバーにより回動され
て、該斜板1の回動角により、ピストン8のストローク
が決定されて、ポンプの吐出量が変更される。
て、該斜板1の回動角により、ピストン8のストローク
が決定されて、ポンプの吐出量が変更される。
従来は、第3図に示す如く、該斜板1の内部にドーナツ
状ベアリングガイド3を設け、該ドーナツ状ベアリング
ガイド3の次にスラストベアリング4を嵌装し、その外
側にドーナツ状スラストプレート9を配置し、該スラス
トプレート9にピストン8の頭部を接当していたのであ
る。
状ベアリングガイド3を設け、該ドーナツ状ベアリング
ガイド3の次にスラストベアリング4を嵌装し、その外
側にドーナツ状スラストプレート9を配置し、該スラス
トプレート9にピストン8の頭部を接当していたのであ
る。
故に、ポンプケース7の回転に伴いピストン8が回転し
ながらスラストプレート9に当接すると、スラストプレ
ート9もピストン8に連れられて連れまい回転するの
で、斜板1の周壁内面1aと、スラストプレート9の外周
側面9aとの間において摺動状態が発生するのである。
ながらスラストプレート9に当接すると、スラストプレ
ート9もピストン8に連れられて連れまい回転するの
で、斜板1の周壁内面1aと、スラストプレート9の外周
側面9aとの間において摺動状態が発生するのである。
そして、該スラストプレート9はピストン8を押し込む
為の押圧力を受けるので、外周側面9aとの部分は周壁内
面1aの内周で回転しながら、スラストプレート9の撓み
により周壁内面1aを押圧するという状態が発生するので
ある。
為の押圧力を受けるので、外周側面9aとの部分は周壁内
面1aの内周で回転しながら、スラストプレート9の撓み
により周壁内面1aを押圧するという状態が発生するので
ある。
故に、両者の間で摩擦力が発生すると、摺動面にカジリ
状態や、焼付き状態が発生するという不具合があったの
である。
状態や、焼付き状態が発生するという不具合があったの
である。
本考案においてはこの不具合を解消する為に、第1図,
第2図の如く構成したものである。
第2図の如く構成したものである。
即ち、斜板1の嵌合孔内壁に、ドーナツ状ベアリングガ
イド3とスラストベアリング4とスラストプレート9が
順に嵌装されて、該スラストプレート9の外側面にピス
トン8が接当される点は同じであるが、前記斜板1の周
壁内面1aの部分のカジリや焼付きを無くす為に、外周側
面9aと周壁内面1aの直接の接当部分を無くしたものであ
る。
イド3とスラストベアリング4とスラストプレート9が
順に嵌装されて、該スラストプレート9の外側面にピス
トン8が接当される点は同じであるが、前記斜板1の周
壁内面1aの部分のカジリや焼付きを無くす為に、外周側
面9aと周壁内面1aの直接の接当部分を無くしたものであ
る。
即ち周壁内面1aの内側に、二重状態に環状ベアリングガ
イド6と、環状軸受ブッシュ5を嵌装し、該環状ベアリ
ングガイド6は周壁内面1a側に固着させて、環状軸受ブ
ッシュ5はスラストプレート9の外周側面9aとの部分と
の間で係合ピン2により固定している。
イド6と、環状軸受ブッシュ5を嵌装し、該環状ベアリ
ングガイド6は周壁内面1a側に固着させて、環状軸受ブ
ッシュ5はスラストプレート9の外周側面9aとの部分と
の間で係合ピン2により固定している。
以上の如く、第1図の実施例の如く構成したことによ
り、従来は外周側面9aが、スラストプレート9の撓みに
より直接に周壁内面1aの一部を押圧していたのである
が、本考案の場合には、スラストプレート9の撓みによ
る押圧力が、環状軸受ブッシュ5の外周側面いっぱいに
分散され、かつ該環状軸受ブッシュ5の外周側面5aの回
転に際して、環状ベアリングガイド6の周壁内面6aが前
面にわたり、環状軸受ブッシュ5からの押圧力を受ける
ので、環状軸受ブッシュ5と環状ベアリングガイド6の
間においても、カジリや焼付きが発生することが無くな
ったのである。
り、従来は外周側面9aが、スラストプレート9の撓みに
より直接に周壁内面1aの一部を押圧していたのである
が、本考案の場合には、スラストプレート9の撓みによ
る押圧力が、環状軸受ブッシュ5の外周側面いっぱいに
分散され、かつ該環状軸受ブッシュ5の外周側面5aの回
転に際して、環状ベアリングガイド6の周壁内面6aが前
面にわたり、環状軸受ブッシュ5からの押圧力を受ける
ので、環状軸受ブッシュ5と環状ベアリングガイド6の
間においても、カジリや焼付きが発生することが無くな
ったのである。
次に第2図において、請求項(2)の構成を説明する。
該実施例は、簡易的な斜板支持機構の構成を示してお
り、第1図の斜板支持機構から、環状ベアリングガイド
6が無くなって、環状軸受ブッシュが大きくなった形状
とされている。
り、第1図の斜板支持機構から、環状ベアリングガイド
6が無くなって、環状軸受ブッシュが大きくなった形状
とされている。
そして該環状軸受ブッシュをドライブッシュ20に構成
し、潤滑油が無くとも軸受が可能な軸受メタル材質によ
りドライブッシュ20を構成している。
し、潤滑油が無くとも軸受が可能な軸受メタル材質によ
りドライブッシュ20を構成している。
そしてスラストプレート9の周側面に該ドライブッシュ
20と係合ピン2により一体的に装着し、この外周と、周
壁内面1aとの間を軸受摺動面としているのである。
20と係合ピン2により一体的に装着し、この外周と、周
壁内面1aとの間を軸受摺動面としているのである。
更に該斜板1の周壁内面1aの部分に焼入れをして、硬度
を大にし軸受面を兼務させても良いものである。
を大にし軸受面を兼務させても良いものである。
なお、第1図,第2図で示した係合ピン2の他に、かち
込み圧入や一体成形によって、ブッシュ5やドライブブ
ッシュ20をスラストプレートの周側面に一体的に装着す
ることも可能である。
込み圧入や一体成形によって、ブッシュ5やドライブブ
ッシュ20をスラストプレートの周側面に一体的に装着す
ることも可能である。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
するものである。
請求抗(1)の如く、環状ベアリングガイド6の周壁内
面6aとスラストプレート9の周側面との間に、環状軸受
ブッシュ5を介装し、該環状軸受ブッシュ5をスラスト
プレート9の周側面に一体的に装着したことにより、環
状軸受ブッシュ5とスラストプレート9は必ず一体的に
回転するので、環状軸受ブッシュ5の外周側面5aと、環
状ベアリングガイド6の周壁内面6aの間で摺動するの
で、接触部の面積が増加し、両者間の面圧を低下させる
ことが出来るので、摺接部のカジリや焼付きに対する耐
久性を向上することが出来たものである。
面6aとスラストプレート9の周側面との間に、環状軸受
ブッシュ5を介装し、該環状軸受ブッシュ5をスラスト
プレート9の周側面に一体的に装着したことにより、環
状軸受ブッシュ5とスラストプレート9は必ず一体的に
回転するので、環状軸受ブッシュ5の外周側面5aと、環
状ベアリングガイド6の周壁内面6aの間で摺動するの
で、接触部の面積が増加し、両者間の面圧を低下させる
ことが出来るので、摺接部のカジリや焼付きに対する耐
久性を向上することが出来たものである。
実開平2-150464号公報に記載の技術の如く、環状ベアリ
ングガイドとスラストプレートとが別体に構成されてい
る場合には、該スラストプレートと環状ベアリングガイ
ドとの間で、摩擦摩耗が発生するのである。この不具合
を解消することが出来たのである。
ングガイドとスラストプレートとが別体に構成されてい
る場合には、該スラストプレートと環状ベアリングガイ
ドとの間で、摩擦摩耗が発生するのである。この不具合
を解消することが出来たのである。
また、実開昭59-188983号公報に記載の技術の如く、環
状ベアリングガイドの部分をラジアル軸受により構成し
た場合には、斜板が大型化するが、本考案は環状ベアリ
ングガイド6により構成することにより、斜板1を小型
化することが出来たのである。
状ベアリングガイドの部分をラジアル軸受により構成し
た場合には、斜板が大型化するが、本考案は環状ベアリ
ングガイド6により構成することにより、斜板1を小型
化することが出来たのである。
請求項(2)の如く、スラストプレートの周側面にドラ
イブッシュ20を一体的に装着したので、斜板1の周壁内
面1aを、直接にドライブッシュ20の外周側面20aに摺接
させる軸受面とすることが出来るので、両者の間の面圧
の低下を図りながら、部品点数を減少し、低コストと
し、組立性を向上することが出来たものである。
イブッシュ20を一体的に装着したので、斜板1の周壁内
面1aを、直接にドライブッシュ20の外周側面20aに摺接
させる軸受面とすることが出来るので、両者の間の面圧
の低下を図りながら、部品点数を減少し、低コストと
し、組立性を向上することが出来たものである。
同様に、実開平2-150464号公報に記載の技術の如く、環
状ベアリングガイドとスラストプレートとが別体に構成
されている場合には、該スラストプレートと環状ベアリ
ングガイドとの間で、摩擦摩耗が発生するのである。
状ベアリングガイドとスラストプレートとが別体に構成
されている場合には、該スラストプレートと環状ベアリ
ングガイドとの間で、摩擦摩耗が発生するのである。
また、実開昭59-188983号公報に記載の技術の如く、環
状ベアリングガイドの部分をラジアル軸受により構成し
た場合には、斜板が大型化するが、本考案は環状ベアリ
ングガイド6により構成することにより、斜板1を小型
化することが出来たのである。
状ベアリングガイドの部分をラジアル軸受により構成し
た場合には、斜板が大型化するが、本考案は環状ベアリ
ングガイド6により構成することにより、斜板1を小型
化することが出来たのである。
第1図は本考案のアキシャルピストン機械の斜板支持機
構を具備した油圧ポンプの拡大断面図、第2図はアキシ
ャルピストン機械の斜板支持機構の請求項(2)の構成
を示す断面図、第3図は従来のアキシャルピストン機械
の斜板支持機構を示す図面である。 1……斜板 1a……周壁内面 2……係合ピン 3……ドーナツ状ベアリングガイド 4……スラストベアリング 5……環状軸受ブッシュ 6……環状ベアリングガイド 6a……周壁内面 7……ポンプケース 8……ピストン 9……スラストプレート 9a……外周側面
構を具備した油圧ポンプの拡大断面図、第2図はアキシ
ャルピストン機械の斜板支持機構の請求項(2)の構成
を示す断面図、第3図は従来のアキシャルピストン機械
の斜板支持機構を示す図面である。 1……斜板 1a……周壁内面 2……係合ピン 3……ドーナツ状ベアリングガイド 4……スラストベアリング 5……環状軸受ブッシュ 6……環状ベアリングガイド 6a……周壁内面 7……ポンプケース 8……ピストン 9……スラストプレート 9a……外周側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−150464(JP,U) 実開 昭59−188983(JP,U) 実開 昭60−89454(JP,U) 実開 平2−22459(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】シリンダブロック7に複数のピストン8・
・を往復動自在に設けると共に、該ピストン8の頭部
を、回動自在な斜板1内に嵌装したスラストプレート9
に接触させ、前記斜板1の内部で、スラストプレート9
のピストン8が接当する面と逆の面にスラストベアリン
グ4を嵌装し、更にその奥にドーナツ状ベアリングガイ
ド3を介装してなるアキシャルピストン機械において、
斜板1内のスラストベアリング4とスラストプレート9
の嵌装部分の環状外側で、周壁内面1a部分に環状ベアリ
ングガイド6を遊嵌し、該環状ベアリングガイド6の周
壁内面6aと、スラストプレート9の外周側面9aとの間に
環状軸受ブッシュ5を介装し、該環状軸受ブッシュ5を
外周側面9aに一体的に装着したことを特徴とするアキシ
ャルピストン機械の斜板支持機構。 - 【請求項2】シリンダブロック7に複数のピストン8・
・を往復動自在に設けると共に、該ピストン8の頭部
を、回動自在な斜板1内に嵌装したスラストプレート9
に接触させ、前記斜板1の内部で、スラストプレート9
のピストン8が接当する面と逆の面にスラストベアリン
グ4を嵌装し、更にその奥にドーナツ状ベアリングガイ
ド3を介装してなるアキシャルピストン機械において、
斜板1内のスラストベアリング4とスラストプレート9
の嵌装部分の環状外側で、周壁内面1a部分に、ドライブ
ッシュ20の外周側面20aの部分を遊嵌し、該ドライブッ
シュ20をスラストプレート9の外周側面9aに一体的に装
着したことを特徴とするアキシャルピストン機械の斜板
支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012225U JPH0740692Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | アキシャルピストン機械の斜板支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012225U JPH0740692Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | アキシャルピストン機械の斜板支持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104182U JPH03104182U (ja) | 1991-10-29 |
JPH0740692Y2 true JPH0740692Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31515713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990012225U Expired - Fee Related JPH0740692Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | アキシャルピストン機械の斜板支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740692Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20100009338A (ko) * | 2008-07-18 | 2010-01-27 | 김초랑 | 담배필터용 기능성 주입장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59188983U (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-14 | 株式会社荏原製作所 | 斜板型油圧モ−タ |
JPH02150464U (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-26 |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP1990012225U patent/JPH0740692Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104182U (ja) | 1991-10-29 |
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