JPH0320549Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320549Y2 JPH0320549Y2 JP9224785U JP9224785U JPH0320549Y2 JP H0320549 Y2 JPH0320549 Y2 JP H0320549Y2 JP 9224785 U JP9224785 U JP 9224785U JP 9224785 U JP9224785 U JP 9224785U JP H0320549 Y2 JPH0320549 Y2 JP H0320549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pump
- cylinder block
- shaft
- valve plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、斜板式ピストンポンプ・モータに関
するもので、特にポンプ作用時における自吸性能
を向上する手段に係るものである。
するもので、特にポンプ作用時における自吸性能
を向上する手段に係るものである。
従来の技術
従来の斜板式ピストンポンプ・モータは第3図
に示すようになつていて、バルブプレートaを球
面状にすることによりポンプの自吸性の向上が図
られており、またピストンbの径及び本数を多く
してピストン全体による推力を大きくしてこのピ
ストン推力によるシリンダブロツクcの押付け力
を大きくすることによつてポート幅を大きくして
ポート部の流速を低下させ、キヤビテーシヨンの
発生を防止し、ポンプの自吸性の向上が図られて
いる。
に示すようになつていて、バルブプレートaを球
面状にすることによりポンプの自吸性の向上が図
られており、またピストンbの径及び本数を多く
してピストン全体による推力を大きくしてこのピ
ストン推力によるシリンダブロツクcの押付け力
を大きくすることによつてポート幅を大きくして
ポート部の流速を低下させ、キヤビテーシヨンの
発生を防止し、ポンプの自吸性の向上が図られて
いる。
考案が解決しようとする問題点
上記従来の構成ではそのシリンダブロツクのバ
ルブプレートaへの押付け力の増加に限界があ
り、この押付け力をあまり大きくとることができ
ず、おのずとポンプの自吸性の向上にも限界があ
つた。
ルブプレートaへの押付け力の増加に限界があ
り、この押付け力をあまり大きくとることができ
ず、おのずとポンプの自吸性の向上にも限界があ
つた。
問題点を解決するための手段及び作用
本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、シヤフトを支持する一方のキヤツプに、受圧
部に圧油が供給されることによりバルブプレート
側へ移動するピストンを嵌合し、このピストンを
シヤフトを介してシリンダブロツクの斜板側端部
に対向当接させ、また上記受圧部をポンプの吐出
回路に接続した構成となつており、ポンプの運転
中には、ポンプ吐出圧力に比例してシリンダブロ
ツクがピストンにてバルブプレート側へ押しつけ
られる。
で、シヤフトを支持する一方のキヤツプに、受圧
部に圧油が供給されることによりバルブプレート
側へ移動するピストンを嵌合し、このピストンを
シヤフトを介してシリンダブロツクの斜板側端部
に対向当接させ、また上記受圧部をポンプの吐出
回路に接続した構成となつており、ポンプの運転
中には、ポンプ吐出圧力に比例してシリンダブロ
ツクがピストンにてバルブプレート側へ押しつけ
られる。
実施例
本考案の実施例を第1図、第2図に基づいて説
明する。
明する。
図中1はシヤフト、2はこのシヤフト1にスプ
ライン部3を介して係合したシリンダブロツクで
あり、このシリンダブロツク2には円周方向に等
分配列されたピストン4が挿入されている。各ピ
ストン4の一端は球状になつていて、この球部4
aがシユウ5に回動自在に係合されている。シユ
ウ5の平面部は斜板6の斜面上をシリンダブロツ
ク2の回転に従つて摺動するようになつている。
7はリテーナである。斜板6は軸受けキヤツプ8
に固着したクレードル9に揺動自在に支持されて
おり、この斜板(ロツカーカム)6はサーボアク
チユエータ10の伸縮動により揺動作動されるよ
うになつている。
ライン部3を介して係合したシリンダブロツクで
あり、このシリンダブロツク2には円周方向に等
分配列されたピストン4が挿入されている。各ピ
ストン4の一端は球状になつていて、この球部4
aがシユウ5に回動自在に係合されている。シユ
ウ5の平面部は斜板6の斜面上をシリンダブロツ
ク2の回転に従つて摺動するようになつている。
7はリテーナである。斜板6は軸受けキヤツプ8
に固着したクレードル9に揺動自在に支持されて
おり、この斜板(ロツカーカム)6はサーボアク
チユエータ10の伸縮動により揺動作動されるよ
うになつている。
シリンダブロツク2の後端面には油の吸込み吐
出ポート11a,11bを有するバルブプレート
12が摺接されている。13はこのバルブプレー
ト12を支持するエンドキヤツプである。シリン
ダブロツク2とバルブプレート12との摺接面は
球面状となつている。
出ポート11a,11bを有するバルブプレート
12が摺接されている。13はこのバルブプレー
ト12を支持するエンドキヤツプである。シリン
ダブロツク2とバルブプレート12との摺接面は
球面状となつている。
シヤフト1は軸受キヤツプ8とエンドキヤツプ
13に軸受14,15を介して軸方向に移動可能
に支持されている。シヤフト1には軸受キヤツプ
8側に嵌合した第1の軸受14のインナレース1
4aの軸方向内側端面に当接するフランジ1aが
設けてある。そしてこのフランジ1aと上記シリ
ンダブロツク2の軸受キヤツプ8側端面との間に
カラー16が介装してある。
13に軸受14,15を介して軸方向に移動可能
に支持されている。シヤフト1には軸受キヤツプ
8側に嵌合した第1の軸受14のインナレース1
4aの軸方向内側端面に当接するフランジ1aが
設けてある。そしてこのフランジ1aと上記シリ
ンダブロツク2の軸受キヤツプ8側端面との間に
カラー16が介装してある。
上記第1の軸受14のインナレース14aの軸
方向外側端面にはリテーナ17が当接されてお
り、このリテーナ17にスラストベアリング18
を介してピストン19が当接してある。このピス
トン19は軸受キヤツプ8に設けたシリンダ8a
に嵌合されており、これの受圧室20に圧油を供
給することによりピストン19が第1の軸受14
側へ付勢されるようになつている。上記受圧室2
0はポンプの吐出回路に接続されている。
方向外側端面にはリテーナ17が当接されてお
り、このリテーナ17にスラストベアリング18
を介してピストン19が当接してある。このピス
トン19は軸受キヤツプ8に設けたシリンダ8a
に嵌合されており、これの受圧室20に圧油を供
給することによりピストン19が第1の軸受14
側へ付勢されるようになつている。上記受圧室2
0はポンプの吐出回路に接続されている。
上記構成において、シヤフト1が回転してポン
プ作動がなされると、これの吐出圧が受圧室20
に作用してこのピストン19が第1の軸受14側
へ付勢される。このピストン19の付勢力はシヤ
フト1のフランジ1a、カラー16を介してシリ
ンダブロツク2に作用し、このシリンダブロツク
2へ吐出圧に応じた押圧力が作用される。
プ作動がなされると、これの吐出圧が受圧室20
に作用してこのピストン19が第1の軸受14側
へ付勢される。このピストン19の付勢力はシヤ
フト1のフランジ1a、カラー16を介してシリ
ンダブロツク2に作用し、このシリンダブロツク
2へ吐出圧に応じた押圧力が作用される。
ところで、この種の圧油ポンプにおけるシリン
ダブロツク2とバルブプレート12との接触面の
ポート幅BPとシール幅BSの関係は概略下記の式
のようになる。
ダブロツク2とバルブプレート12との接触面の
ポート幅BPとシール幅BSの関係は概略下記の式
のようになる。
BP=Z×dP 2/4×DV−2×BS/m
ただし、DV:ポートのピツチ径
BS:内側、外側のシール幅
m:圧力バランス係数
Z:ピストン本数
dP:ピストン径
従つてポンプの構成上からDV,BS,mを一定
とすれば、Z×dP 2で示されるピストン推力に関
する項を大きくすることによつて、ポート幅BP
を大きくし、ポート部の流速を低下させ、キヤビ
テーシヨンの発生を防止してポンプの自吸性能の
向上が図られる。
とすれば、Z×dP 2で示されるピストン推力に関
する項を大きくすることによつて、ポート幅BP
を大きくし、ポート部の流速を低下させ、キヤビ
テーシヨンの発生を防止してポンプの自吸性能の
向上が図られる。
上記本考案の実施例によれば、ピストン推力
(Z×dP 2)のほかに、ポンプ吐出圧力に対応して
ピストン19の推力がシリンダブロツク2に負荷
され、実質的にピストン推力が大きくなつたと同
じ効果が得られる。
(Z×dP 2)のほかに、ポンプ吐出圧力に対応して
ピストン19の推力がシリンダブロツク2に負荷
され、実質的にピストン推力が大きくなつたと同
じ効果が得られる。
考案の効果
本考案によれば、シリンダブロツク2がバルブ
プレート12を押す力が従来より大幅に増加し、
しかもその増加はポンプ吐出圧に応じて増加され
るから、圧力バランスを害することなくポート幅
BPを大きくすることができ、ポート部の流速を
低下させ、キヤビテーシヨンの発生を防止し、ポ
ンプの自吸性能を向上させることができる。
プレート12を押す力が従来より大幅に増加し、
しかもその増加はポンプ吐出圧に応じて増加され
るから、圧力バランスを害することなくポート幅
BPを大きくすることができ、ポート部の流速を
低下させ、キヤビテーシヨンの発生を防止し、ポ
ンプの自吸性能を向上させることができる。
またポンプの自吸性能が向上することは、従来
自吸性能不足のために行なわれていたポンプ吸込
部のブーストや加圧が不要となつてポンプの大幅
なコストダウンが期待できると共に、ポンプの適
用範囲を拡大できる。
自吸性能不足のために行なわれていたポンプ吸込
部のブーストや加圧が不要となつてポンプの大幅
なコストダウンが期待できると共に、ポンプの適
用範囲を拡大できる。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は第1図の−線に沿う要部を示す部分断面
図、第3図は従来例を示す断面図である。 1はシヤフト、2はシリンダブロツク、6は斜
板、12はバルブプレート、19はピストン、2
0は受圧室。
は第1図の−線に沿う要部を示す部分断面
図、第3図は従来例を示す断面図である。 1はシヤフト、2はシリンダブロツク、6は斜
板、12はバルブプレート、19はピストン、2
0は受圧室。
Claims (1)
- シヤフト1を支持する一方のキヤツプに、受圧
部20に圧油が供給されることによりバルブプレ
ート12側へ移動するピストン19を嵌合し、こ
のピストン19をシヤフト1を介してシリンダブ
ロツク2の斜板6側端部に対向当接させ、また上
記受圧部20をポンプの吐出回路に接続したこと
を特徴とする斜板式ピストンポンプ・モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9224785U JPH0320549Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9224785U JPH0320549Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62778U JPS62778U (ja) | 1987-01-06 |
JPH0320549Y2 true JPH0320549Y2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=30648877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9224785U Expired JPH0320549Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320549Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528391Y2 (ja) * | 1988-07-30 | 1993-07-21 | ||
JP2540715B2 (ja) * | 1993-06-17 | 1996-10-09 | 株式会社御池鐵工所 | 廃棄物の選別機 |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP9224785U patent/JPH0320549Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62778U (ja) | 1987-01-06 |
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