JPH08177722A - レシプロ型圧縮機のコンロッド - Google Patents
レシプロ型圧縮機のコンロッドInfo
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- JPH08177722A JPH08177722A JP32492494A JP32492494A JPH08177722A JP H08177722 A JPH08177722 A JP H08177722A JP 32492494 A JP32492494 A JP 32492494A JP 32492494 A JP32492494 A JP 32492494A JP H08177722 A JPH08177722 A JP H08177722A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランクシャフトとの摺動面に供給された潤
滑油をピストンピンとの摺動面に送給することができる
とともに、重負荷時においてもクランクシャフトとの摺
動面の潤滑を良好に行うことができるコンロッドを提供
する。 【構成】 コンロッド30の滑り軸受34とクランクシ
ャフト40との摺動面に供給された潤滑油は、滑り軸受
34のコンロッド30の接続部33とは反対側の部分に
貫設されている開口34b、滑り軸受34と第2の端部
31との嵌合面31aに凹設されている凹溝36、コン
ロッドの接続部33に貫設されている貫通孔37を介し
て滑り軸受35とピストンピン14との摺動面に送給さ
れる。
滑油をピストンピンとの摺動面に送給することができる
とともに、重負荷時においてもクランクシャフトとの摺
動面の潤滑を良好に行うことができるコンロッドを提供
する。 【構成】 コンロッド30の滑り軸受34とクランクシ
ャフト40との摺動面に供給された潤滑油は、滑り軸受
34のコンロッド30の接続部33とは反対側の部分に
貫設されている開口34b、滑り軸受34と第2の端部
31との嵌合面31aに凹設されている凹溝36、コン
ロッドの接続部33に貫設されている貫通孔37を介し
て滑り軸受35とピストンピン14との摺動面に送給さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レシプロ型圧縮機のコ
ンロッドに係り、特にシリンダ内に嵌装されたピストン
と駆動回転されるクランクシャフトとを接続するコンロ
ッドの摺動する部分の潤滑を改良したレシプロ型圧縮機
のコンロッドに関する。
ンロッドに係り、特にシリンダ内に嵌装されたピストン
と駆動回転されるクランクシャフトとを接続するコンロ
ッドの摺動する部分の潤滑を改良したレシプロ型圧縮機
のコンロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば冷蔵庫においては冷媒を圧
縮するために種々の形式の冷媒圧縮機が用いられている
が、このような冷媒圧縮機のなかにはシリンダ内で往復
動するピストンを用いて冷媒を圧縮するレシプロ型の冷
媒圧縮機がある。このレシプロ型の冷媒圧縮機の構造の
一例を図7を用いて説明すると、この冷媒圧縮機100
は、ケース1内に、冷媒を圧縮する圧縮機10と、この
圧縮機10のクランクシャフト6を回転駆動するモータ
2とを備えている。前記モータ2のステータ3がロータ
4を回転方向に付勢することにより回転軸5が回転駆動
されると、回転軸5の図示の下端部に一体に接続されて
いるクランクシャフト6が回転する。また、シリンダ1
1内に嵌装されているピストン12は、コンロッド20
によりクランクシャフト6に接続されており、クランク
シャフト6が回転するとピストン12はシリンダ11内
を往復動するようにされている。これにより、吸い込み
管16を介して冷媒圧縮機10に帰還した冷媒は、シリ
ンダ11内で圧縮された後にサイレンサ17および吐出
管18を介して図示されないコンデンサに送られる。ま
た、前記ケース1内の下部に貯留されている潤滑油19
は、コンロッド6の回転に伴って図示されないポンプに
より汲み上げられ、コンロッド6に貫設されている潤滑
油供給孔を介して、コンロッド6および回転軸5を回転
支持するフレーム7の軸受け部分8・9に供給される。
縮するために種々の形式の冷媒圧縮機が用いられている
が、このような冷媒圧縮機のなかにはシリンダ内で往復
動するピストンを用いて冷媒を圧縮するレシプロ型の冷
媒圧縮機がある。このレシプロ型の冷媒圧縮機の構造の
一例を図7を用いて説明すると、この冷媒圧縮機100
は、ケース1内に、冷媒を圧縮する圧縮機10と、この
圧縮機10のクランクシャフト6を回転駆動するモータ
2とを備えている。前記モータ2のステータ3がロータ
4を回転方向に付勢することにより回転軸5が回転駆動
されると、回転軸5の図示の下端部に一体に接続されて
いるクランクシャフト6が回転する。また、シリンダ1
1内に嵌装されているピストン12は、コンロッド20
によりクランクシャフト6に接続されており、クランク
シャフト6が回転するとピストン12はシリンダ11内
を往復動するようにされている。これにより、吸い込み
管16を介して冷媒圧縮機10に帰還した冷媒は、シリ
ンダ11内で圧縮された後にサイレンサ17および吐出
管18を介して図示されないコンデンサに送られる。ま
た、前記ケース1内の下部に貯留されている潤滑油19
は、コンロッド6の回転に伴って図示されないポンプに
より汲み上げられ、コンロッド6に貫設されている潤滑
油供給孔を介して、コンロッド6および回転軸5を回転
支持するフレーム7の軸受け部分8・9に供給される。
【0003】前記コンロッド20は、図8に示したよう
に、クランクシャット6に嵌装された大径部21と、ピ
ストン12に取り付けられたピストンピン14に嵌装さ
れた小径部22と、前記大径部21と前記小径部22と
を接続する接続部23とを備えている。そして、前記大
径部21にはクランクシャット6に対して相対回転自在
に摺動する滑り軸受24が嵌着されると共に前記小径部
22にはピストンピン14に対して相対回動自在に嵌合
する滑り軸受25がそれぞれ嵌着されている。
に、クランクシャット6に嵌装された大径部21と、ピ
ストン12に取り付けられたピストンピン14に嵌装さ
れた小径部22と、前記大径部21と前記小径部22と
を接続する接続部23とを備えている。そして、前記大
径部21にはクランクシャット6に対して相対回転自在
に摺動する滑り軸受24が嵌着されると共に前記小径部
22にはピストンピン14に対して相対回動自在に嵌合
する滑り軸受25がそれぞれ嵌着されている。
【0004】クランクシャフト6に貫設されている図示
を省略した潤滑油供給孔を介して前記滑り軸受24とク
ランクシャフト6との摺動面に供給された潤滑油は、滑
り軸受24の接続部23の側に貫設されている貫通孔2
4b、前記接続部23に貫設されている貫通孔27、前
記滑り軸受25の接続部23の側に貫設されている貫通
孔25bを介して、滑り軸受25とピストンピン14と
の摺動面に供給された後、滑り軸受25の接続部23と
は反対側の部分に貫設されている貫通孔25cおよび小
径部22に貫設されている貫通孔28を介して排出され
る。
を省略した潤滑油供給孔を介して前記滑り軸受24とク
ランクシャフト6との摺動面に供給された潤滑油は、滑
り軸受24の接続部23の側に貫設されている貫通孔2
4b、前記接続部23に貫設されている貫通孔27、前
記滑り軸受25の接続部23の側に貫設されている貫通
孔25bを介して、滑り軸受25とピストンピン14と
の摺動面に供給された後、滑り軸受25の接続部23と
は反対側の部分に貫設されている貫通孔25cおよび小
径部22に貫設されている貫通孔28を介して排出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クランクシ
ャフト6が回転軸5の中心線Cの回りに矢印Aで示す方
向に回転すると、ピストン12は矢印Bで示す方向に変
位し、シリンダ11内の図示されない冷媒ガスを圧縮す
る。この時、コンロッド20の接続部23には軸線方向
の圧縮力が作用するので、前記滑り軸受24のクランク
シャフト6との摺動面の内、接続部23の側の部分24
aにおける接触面圧が上昇する。しかしながら、従来の
コンロッド20においては、上述した様に潤滑油を小径
部22の滑り軸受25とピストンピン14との摺動面に
送給するために、滑り軸受け24の接続部23の側の部
分24aに貫通孔24bが貫設されている。これによ
り、滑り軸受24のクランクシャフト6との摺動面の
内、接続部23の側の部分24aにおいてクランクシャ
フト6との接触面積が減って接触面圧が増加するばかり
でなく、貫通孔24bが設けられていることから接続部
23の側の部分24aにおける潤滑油の油膜圧力が低下
してしまう。したがって、従来のコンロッド20におい
ては、滑り軸受24のクランクシャフト6との摺動面の
内、接続部23の側の部分24aにおいて潤滑不良が生
じて滑り軸受24の摺動面に面荒れや摩耗を発生し、最
悪の場合にはコンロッド20がクランクシャフト6に焼
き付く恐れがあった。
ャフト6が回転軸5の中心線Cの回りに矢印Aで示す方
向に回転すると、ピストン12は矢印Bで示す方向に変
位し、シリンダ11内の図示されない冷媒ガスを圧縮す
る。この時、コンロッド20の接続部23には軸線方向
の圧縮力が作用するので、前記滑り軸受24のクランク
シャフト6との摺動面の内、接続部23の側の部分24
aにおける接触面圧が上昇する。しかしながら、従来の
コンロッド20においては、上述した様に潤滑油を小径
部22の滑り軸受25とピストンピン14との摺動面に
送給するために、滑り軸受け24の接続部23の側の部
分24aに貫通孔24bが貫設されている。これによ
り、滑り軸受24のクランクシャフト6との摺動面の
内、接続部23の側の部分24aにおいてクランクシャ
フト6との接触面積が減って接触面圧が増加するばかり
でなく、貫通孔24bが設けられていることから接続部
23の側の部分24aにおける潤滑油の油膜圧力が低下
してしまう。したがって、従来のコンロッド20におい
ては、滑り軸受24のクランクシャフト6との摺動面の
内、接続部23の側の部分24aにおいて潤滑不良が生
じて滑り軸受24の摺動面に面荒れや摩耗を発生し、最
悪の場合にはコンロッド20がクランクシャフト6に焼
き付く恐れがあった。
【0006】したがって本発明の目的は、上記従来の技
術が有する問題を解消し、クランクシャフトとの摺動面
に供給された潤滑油をピストンピンとの摺動面に送給す
ることができるとともに、重負荷時においてもクランク
シャフトとの摺動面の潤滑を良好に行うことができるよ
うにしたコンロッドを提供することにある。
術が有する問題を解消し、クランクシャフトとの摺動面
に供給された潤滑油をピストンピンとの摺動面に送給す
ることができるとともに、重負荷時においてもクランク
シャフトとの摺動面の潤滑を良好に行うことができるよ
うにしたコンロッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機のシリンダ内に嵌装されたピスト
ンに取り付けられたピストンピンに相対回動自在に外嵌
される第1の端部と、クランクシャフトに相対回転自在
に外嵌される第2の端部と、前記第1の端部と前記第2
の端部とを接続する接続部とを備え、前記第2の端部と
前記クランクシャフトとの摺動面に供給された潤滑油を
前記第1の端部と前記ピストンピンとの摺動面に送給す
る貫通孔が前記接続部に貫設されてなるコンロッドであ
って、前記第2の端部に嵌着されて前記クランクシャフ
トに対して相対回転自在に外嵌する環状の滑り軸受けと
前記第2の端部との嵌合面には、前記接続部側の部分と
前記接続部とは反対側の部分との間で円周方向に延びる
凹溝が、前記第2の端部と前記滑り軸受けの少なくとも
一方の側の表面に凹設されているとともに、前記滑り軸
受けの前記接続部とは反対側の部分には、前記クランク
シャフトを介して供給される潤滑油を受け入れる開口が
前記凹溝に連通するように貫設され、かつ前記接続部の
貫通孔が前記凹溝の前記接続部側の部分に連通している
ことを特徴とするレシプロ型圧縮機のコンロッドによっ
て達成することができる。
に、本発明は、圧縮機のシリンダ内に嵌装されたピスト
ンに取り付けられたピストンピンに相対回動自在に外嵌
される第1の端部と、クランクシャフトに相対回転自在
に外嵌される第2の端部と、前記第1の端部と前記第2
の端部とを接続する接続部とを備え、前記第2の端部と
前記クランクシャフトとの摺動面に供給された潤滑油を
前記第1の端部と前記ピストンピンとの摺動面に送給す
る貫通孔が前記接続部に貫設されてなるコンロッドであ
って、前記第2の端部に嵌着されて前記クランクシャフ
トに対して相対回転自在に外嵌する環状の滑り軸受けと
前記第2の端部との嵌合面には、前記接続部側の部分と
前記接続部とは反対側の部分との間で円周方向に延びる
凹溝が、前記第2の端部と前記滑り軸受けの少なくとも
一方の側の表面に凹設されているとともに、前記滑り軸
受けの前記接続部とは反対側の部分には、前記クランク
シャフトを介して供給される潤滑油を受け入れる開口が
前記凹溝に連通するように貫設され、かつ前記接続部の
貫通孔が前記凹溝の前記接続部側の部分に連通している
ことを特徴とするレシプロ型圧縮機のコンロッドによっ
て達成することができる。
【0008】
【作用】本発明のレシプロ型圧縮機のコンロッドにおい
ては、クランクシャフトとの摺動面に供給される潤滑油
は、第2の端部に嵌着された滑り軸受に貫設されている
開口と、滑り軸受と第2の端部との嵌合面に凹設されて
いる凹溝と、コンロッドの接続部に貫設されている貫通
孔とを介して第1の端部とピストンピンとの摺動部に送
給される。この時、滑り軸受に貫設されている前記開口
はコンロッドの接続部とは反対側の部分に貫設されてい
るので、滑り軸受とクランクシャフトとの摺動面の内の
前記接続部側の部分、すなわち圧縮行程においてコンロ
ッドに作用する圧縮力を受ける部分の接触面積が減少す
ることが無いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が低下す
ることも無い。したがって、滑り軸受とクランクシャフ
トとの摺動面の内、圧縮行程においてコンロッドに作用
する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持することが
でき、もって滑り軸受けに面荒れや摩耗が生じることが
無く、コンロッドとクランクシャフトとの焼き付きを防
止することができる。
ては、クランクシャフトとの摺動面に供給される潤滑油
は、第2の端部に嵌着された滑り軸受に貫設されている
開口と、滑り軸受と第2の端部との嵌合面に凹設されて
いる凹溝と、コンロッドの接続部に貫設されている貫通
孔とを介して第1の端部とピストンピンとの摺動部に送
給される。この時、滑り軸受に貫設されている前記開口
はコンロッドの接続部とは反対側の部分に貫設されてい
るので、滑り軸受とクランクシャフトとの摺動面の内の
前記接続部側の部分、すなわち圧縮行程においてコンロ
ッドに作用する圧縮力を受ける部分の接触面積が減少す
ることが無いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が低下す
ることも無い。したがって、滑り軸受とクランクシャフ
トとの摺動面の内、圧縮行程においてコンロッドに作用
する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持することが
でき、もって滑り軸受けに面荒れや摩耗が生じることが
無く、コンロッドとクランクシャフトとの焼き付きを防
止することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明によるレシプロ型圧縮機のコンロ
ッドの各実施例について、図1ないし図6を参照し説明
する。
ッドの各実施例について、図1ないし図6を参照し説明
する。
【0010】実施例1 図1および図2に示すように、本実施例1によるレシプ
ロ型圧縮機のコンロッド30は、クランクシャフト40
に嵌合する第2の端部としての環状の大径部31と、ピ
ストンピン14に嵌合する第1の端部としての環状の小
径部32と、前記大径部31と前記小径部32とを接続
する接続部33とを有している。そして、前記大径部3
1にはクランクシャフト40と相対回転自在に摺動する
円環状の滑り軸受34が嵌着されている。また、前記小
径部32にはピストンピン14と相対回動自在に摺動す
る滑り軸受35が嵌着されている。
ロ型圧縮機のコンロッド30は、クランクシャフト40
に嵌合する第2の端部としての環状の大径部31と、ピ
ストンピン14に嵌合する第1の端部としての環状の小
径部32と、前記大径部31と前記小径部32とを接続
する接続部33とを有している。そして、前記大径部3
1にはクランクシャフト40と相対回転自在に摺動する
円環状の滑り軸受34が嵌着されている。また、前記小
径部32にはピストンピン14と相対回動自在に摺動す
る滑り軸受35が嵌着されている。
【0011】前記大径部31の前記滑り軸受34との嵌
合面31aには、円周方向の全周にわたって凹溝36が
凹設されている。さらに、滑り軸受34の前記接続部3
3とは反対側の部分には、円形断面の開口34bが前記
凹溝36と連通するように貫設されている。また、コン
ロッド30の接続部33には、一方の端部が前記凹溝3
6の接続部33側の部分に連通するとともに、他方の端
部が前記小径部32に嵌着されている滑り軸受35に貫
設された開口35bに連通する貫通孔37が、コンロッ
ド30の軸線方向に延びるように貫設されている。
合面31aには、円周方向の全周にわたって凹溝36が
凹設されている。さらに、滑り軸受34の前記接続部3
3とは反対側の部分には、円形断面の開口34bが前記
凹溝36と連通するように貫設されている。また、コン
ロッド30の接続部33には、一方の端部が前記凹溝3
6の接続部33側の部分に連通するとともに、他方の端
部が前記小径部32に嵌着されている滑り軸受35に貫
設された開口35bに連通する貫通孔37が、コンロッ
ド30の軸線方向に延びるように貫設されている。
【0012】したがって、クランクシャフト40に貫設
された潤滑油供給孔41・42を介して供給される潤滑
油は、クランクシャフト40の表面に凹設されている凹
溝43、滑り軸受34の開口34b、凹溝36、接続部
33の貫通孔37、滑り軸受35の開口35bを介し
て、ピストンピン14と滑り軸受35との摺動面に送給
される。この時、本実施例1においては、クランクシャ
フト40の表面にクランクシャフト40の軸線に対して
垂直方向に延びる凹溝43を凹設しているので、圧縮行
程の全域において、すなわち滑り軸受34とクランクシ
ャフト40との相対回転の位相角度の値が変化しても、
滑り軸受34の開口34bが前記凹溝43を介してクラ
ンクシャフト40から潤滑油を受け入れることができ
る。
された潤滑油供給孔41・42を介して供給される潤滑
油は、クランクシャフト40の表面に凹設されている凹
溝43、滑り軸受34の開口34b、凹溝36、接続部
33の貫通孔37、滑り軸受35の開口35bを介し
て、ピストンピン14と滑り軸受35との摺動面に送給
される。この時、本実施例1においては、クランクシャ
フト40の表面にクランクシャフト40の軸線に対して
垂直方向に延びる凹溝43を凹設しているので、圧縮行
程の全域において、すなわち滑り軸受34とクランクシ
ャフト40との相対回転の位相角度の値が変化しても、
滑り軸受34の開口34bが前記凹溝43を介してクラ
ンクシャフト40から潤滑油を受け入れることができ
る。
【0013】すなわち、本実施例1のコンロッド30に
おいては、滑り軸受34のクランクシャフト40との摺
動面の内、接続部33の側の部分には、図8に示す従来
のコンロッド20の様に潤滑油を供給するための開口が
貫設されていない。これにより、滑り軸受34とクラン
クシャフト40との摺動面の内の前記接続部33の側の
部分、すなわち圧縮行程においてコンロッド30に作用
する圧縮力を受ける部分の接触面積が減少することが無
いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が低下することも無
い。したがって、滑り軸受34とクランクシャフト40
との摺動面の内、圧縮行程においてコンロッド30に作
用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持すること
ができ、もって滑り軸受34とコンロッド40との摺動
面に面荒れや摩耗が生じることが無く、コンロッド30
とクランクシャフト40との焼き付きを防止することが
できる。
おいては、滑り軸受34のクランクシャフト40との摺
動面の内、接続部33の側の部分には、図8に示す従来
のコンロッド20の様に潤滑油を供給するための開口が
貫設されていない。これにより、滑り軸受34とクラン
クシャフト40との摺動面の内の前記接続部33の側の
部分、すなわち圧縮行程においてコンロッド30に作用
する圧縮力を受ける部分の接触面積が減少することが無
いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が低下することも無
い。したがって、滑り軸受34とクランクシャフト40
との摺動面の内、圧縮行程においてコンロッド30に作
用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持すること
ができ、もって滑り軸受34とコンロッド40との摺動
面に面荒れや摩耗が生じることが無く、コンロッド30
とクランクシャフト40との焼き付きを防止することが
できる。
【0014】なお、本実施例1のコンロッド30におい
ては、上述したように大径部31に嵌着されている滑り
軸受34の接続部33とは反対側の部分に開口34bが
貫設されている。これにより、滑り軸受34とクランク
シャフト40との摺動面の内の接続部33とは反対側の
部分、すなわち吸い込み行程においてコンロッド30に
作用する引張り力を受ける部分の接触面積が減少すると
ともに、潤滑油の油膜圧力も低下することとなる。しか
しながら、吸い込み行程においてコンロッド30に作用
する引張り力は、圧縮行程においてコンロッド30に作
用する圧縮力に比較して充分に小さいから、接触面積が
減少しかつ潤滑油の油膜圧力が低下することとなって
も、滑り軸受34とコンロッド40との摺動面に面荒れ
や摩耗が生じることが無く、コンロッド30とクランク
シャフト40との焼き付くことは無い。
ては、上述したように大径部31に嵌着されている滑り
軸受34の接続部33とは反対側の部分に開口34bが
貫設されている。これにより、滑り軸受34とクランク
シャフト40との摺動面の内の接続部33とは反対側の
部分、すなわち吸い込み行程においてコンロッド30に
作用する引張り力を受ける部分の接触面積が減少すると
ともに、潤滑油の油膜圧力も低下することとなる。しか
しながら、吸い込み行程においてコンロッド30に作用
する引張り力は、圧縮行程においてコンロッド30に作
用する圧縮力に比較して充分に小さいから、接触面積が
減少しかつ潤滑油の油膜圧力が低下することとなって
も、滑り軸受34とコンロッド40との摺動面に面荒れ
や摩耗が生じることが無く、コンロッド30とクランク
シャフト40との焼き付くことは無い。
【0015】実施例2 次に図3を参照して本実施例2によるレシプロ型圧縮機
のコンロッド50について説明すると、本実施例2のコ
ンロッド50は、クランクシャフトに嵌合する第2の端
部としての環状の大径部51と、ピストンピンに嵌合す
る第1の端部としての環状の小径部52と、前記大径部
51と前記小径部52とを接続する接続部53とを有し
ている。そして、前記大径部51にはクランクシャフト
と相対回転自在に摺動する円環状の滑り軸受54が嵌着
されている。また、前記小径部52にはピストンピンと
相対回動自在に摺動する円環状の滑り軸受け55が嵌着
されている。
のコンロッド50について説明すると、本実施例2のコ
ンロッド50は、クランクシャフトに嵌合する第2の端
部としての環状の大径部51と、ピストンピンに嵌合す
る第1の端部としての環状の小径部52と、前記大径部
51と前記小径部52とを接続する接続部53とを有し
ている。そして、前記大径部51にはクランクシャフト
と相対回転自在に摺動する円環状の滑り軸受54が嵌着
されている。また、前記小径部52にはピストンピンと
相対回動自在に摺動する円環状の滑り軸受け55が嵌着
されている。
【0016】そして、図3に示すように、本実施例2の
コンロッド50においては、円環状の滑り軸受54の外
周面に、全周にわたって凹溝54cが凹設されている。
そして、滑り軸受54の前記接続部53とは反対側の部
分に、円形断面を有する開口54bが前記凹溝54cに
連通するように貫設されている。これにより、図示され
ないクランクシャフトから供給される潤滑油は、前記開
口54b、前記凹溝54c、前記接続部53に貫設され
ている貫通孔57、前記滑り軸受55の開口55bを介
して、図示されないピストンピンと滑り軸受55との摺
動面に送給される。
コンロッド50においては、円環状の滑り軸受54の外
周面に、全周にわたって凹溝54cが凹設されている。
そして、滑り軸受54の前記接続部53とは反対側の部
分に、円形断面を有する開口54bが前記凹溝54cに
連通するように貫設されている。これにより、図示され
ないクランクシャフトから供給される潤滑油は、前記開
口54b、前記凹溝54c、前記接続部53に貫設され
ている貫通孔57、前記滑り軸受55の開口55bを介
して、図示されないピストンピンと滑り軸受55との摺
動面に送給される。
【0017】すなわち、本実施例2のコンロッド50に
おいては、滑り軸受54に凹溝54cが凹設されている
ので、コンロッド50の大径部51に凹溝を加工する必
要が無い。また、滑り軸受54は、例えば平坦な帯板に
プレス成形により凹溝54cおよび開口54bを加工し
た後、前記帯板を湾曲させて円環状に成形することがで
きる。したがって、本実施例2のコンロッド50におい
ては、その製造コストを低減させることができるという
効果を得ることができる。
おいては、滑り軸受54に凹溝54cが凹設されている
ので、コンロッド50の大径部51に凹溝を加工する必
要が無い。また、滑り軸受54は、例えば平坦な帯板に
プレス成形により凹溝54cおよび開口54bを加工し
た後、前記帯板を湾曲させて円環状に成形することがで
きる。したがって、本実施例2のコンロッド50におい
ては、その製造コストを低減させることができるという
効果を得ることができる。
【0018】なお、上述した実施例1および本実施例2
から、コンロッドの大径部と滑り軸受との嵌合面に設け
られる凹溝は、コンロッド若しくは滑り軸受けのいずれ
か一方の側の表面にだけ凹設しても良いし、両方の表面
に凹設することとしても良いことが明らかである。
から、コンロッドの大径部と滑り軸受との嵌合面に設け
られる凹溝は、コンロッド若しくは滑り軸受けのいずれ
か一方の側の表面にだけ凹設しても良いし、両方の表面
に凹設することとしても良いことが明らかである。
【0019】実施例3 次に図4を参照して本実施例3によるレシプロ型圧縮機
のコンロッド60について説明すると、本実施例3のコ
ンロッド60は、前述した実施例1のコンロッド30と
ほぼ同様の構成を有しているが、その大径部61に嵌着
されている円環状の滑り軸受64の形状が異なってい
る。すなわち、図4に示すように、前記滑り軸受64に
貫設されている開口64bの形状が、円周方向に長く延
びる長孔とされている。
のコンロッド60について説明すると、本実施例3のコ
ンロッド60は、前述した実施例1のコンロッド30と
ほぼ同様の構成を有しているが、その大径部61に嵌着
されている円環状の滑り軸受64の形状が異なってい
る。すなわち、図4に示すように、前記滑り軸受64に
貫設されている開口64bの形状が、円周方向に長く延
びる長孔とされている。
【0020】これにより、図4中に2点鎖線で示すよう
に、圧縮行程の全域においてクランクシャフト70に貫
設されている潤滑油供給孔72が前記開口64bに臨む
こととなって、圧縮行程の全域において、すなわち滑り
軸受け64とクランクシャフト70との相対回転の位相
角度の値が変化しても、滑り軸受64の開口64bがク
ランクシャフト70の潤滑油供給孔72から潤滑油を受
け入れることができ、クランクシャフト70と滑り軸受
け64との摺動面に供給される潤滑油の量を増加させる
ことができる。また、クランクシャフト70には貫通孔
71・72を貫設するだけで良いから、クランクシャフ
トの製造を容易に行うことができる。そして、滑り軸受
64は前述の実施例2で説明した様に成形することがで
きるから、滑り軸受64に長孔64bを容易に成形する
ことができる。したがって、本実施例3のコンロッド6
0によれば、コンロッド60を安価に製造することがで
きるばかりでなく、クランクシャフトをも安価に製造す
ることができるという優れた効果を得ることができる。
に、圧縮行程の全域においてクランクシャフト70に貫
設されている潤滑油供給孔72が前記開口64bに臨む
こととなって、圧縮行程の全域において、すなわち滑り
軸受け64とクランクシャフト70との相対回転の位相
角度の値が変化しても、滑り軸受64の開口64bがク
ランクシャフト70の潤滑油供給孔72から潤滑油を受
け入れることができ、クランクシャフト70と滑り軸受
け64との摺動面に供給される潤滑油の量を増加させる
ことができる。また、クランクシャフト70には貫通孔
71・72を貫設するだけで良いから、クランクシャフ
トの製造を容易に行うことができる。そして、滑り軸受
64は前述の実施例2で説明した様に成形することがで
きるから、滑り軸受64に長孔64bを容易に成形する
ことができる。したがって、本実施例3のコンロッド6
0によれば、コンロッド60を安価に製造することがで
きるばかりでなく、クランクシャフトをも安価に製造す
ることができるという優れた効果を得ることができる。
【0021】実施例4 前述した実施例1から実施例3においては、コンロッド
の大径部に嵌着されている滑り軸受とクランクシャフト
との摺動面の潤滑を良好に保つことができるコンロッド
について説明したが、本実施例4のコンロッドは、コン
ロッドの小径部に嵌着されている滑り軸受とピストンピ
ンとのとの摺動面の潤滑をも良好に保つことができるコ
ンロッドについて説明する。
の大径部に嵌着されている滑り軸受とクランクシャフト
との摺動面の潤滑を良好に保つことができるコンロッド
について説明したが、本実施例4のコンロッドは、コン
ロッドの小径部に嵌着されている滑り軸受とピストンピ
ンとのとの摺動面の潤滑をも良好に保つことができるコ
ンロッドについて説明する。
【0022】本実施例4のコンロッド80は、図5およ
び図6に示すように、その大径部81部分の構造は前述
した実施例1のコンロッド30と同一とされているが、
その小径部82部分の構造が異なっている。すなわち、
本実施例4のコンロッド80の接続部83に貫設されて
いる貫通孔87を介して小径部82側に送給される潤滑
油は、図示されないピストンピンと相対回動自在に嵌合
する滑り軸受85と小径部82との嵌合面には、その全
周にわたって円周方向に延びる凹溝89が凹設されてい
る。そして、前記滑り軸受85には、コンロッド80の
接続部83とは反対側の部分において前記凹溝89と連
通する円形断面を有する開口85cが貫設されている。
び図6に示すように、その大径部81部分の構造は前述
した実施例1のコンロッド30と同一とされているが、
その小径部82部分の構造が異なっている。すなわち、
本実施例4のコンロッド80の接続部83に貫設されて
いる貫通孔87を介して小径部82側に送給される潤滑
油は、図示されないピストンピンと相対回動自在に嵌合
する滑り軸受85と小径部82との嵌合面には、その全
周にわたって円周方向に延びる凹溝89が凹設されてい
る。そして、前記滑り軸受85には、コンロッド80の
接続部83とは反対側の部分において前記凹溝89と連
通する円形断面を有する開口85cが貫設されている。
【0023】すなわち、本実施例4のコンロッド80に
おいては、滑り軸55の内周面の内の接続部83側の部
分には、図8に示す従来のコンロッド20の様に潤滑油
を供給するための開口が貫設されていない。これによ
り、滑り軸受85とピストンピンとの摺動面の内の前記
接続部83の側の部分、すなわち圧縮行程においてコン
ロッド80に作用する圧縮力を受ける部分の接触面積が
減少することが無いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が
低下することも無い。したがって、滑り軸受85とピス
トンピンとの摺動面の内、圧縮行程においてコンロッド
80に作用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持
することができ、もって滑り軸受け85とピストンピン
との摺動面に面荒れや摩耗が生じることが無く、コンロ
ッド80とピストンピンとの焼き付きを防止することが
できる。
おいては、滑り軸55の内周面の内の接続部83側の部
分には、図8に示す従来のコンロッド20の様に潤滑油
を供給するための開口が貫設されていない。これによ
り、滑り軸受85とピストンピンとの摺動面の内の前記
接続部83の側の部分、すなわち圧縮行程においてコン
ロッド80に作用する圧縮力を受ける部分の接触面積が
減少することが無いばかりでなく、潤滑油の油膜圧力が
低下することも無い。したがって、滑り軸受85とピス
トンピンとの摺動面の内、圧縮行程においてコンロッド
80に作用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に維持
することができ、もって滑り軸受け85とピストンピン
との摺動面に面荒れや摩耗が生じることが無く、コンロ
ッド80とピストンピンとの焼き付きを防止することが
できる。
【0024】なお、本実施例4のコンロッド80におい
ては、コンロッド80の小径部82の滑り軸受85との
嵌合面に凹溝89を凹設しているが、これにとらわれる
必要はなく、例えば実施例2において前述したように、
滑り軸受85の外周面に凹溝を凹設しても良いことは言
うまでも無い。
ては、コンロッド80の小径部82の滑り軸受85との
嵌合面に凹溝89を凹設しているが、これにとらわれる
必要はなく、例えば実施例2において前述したように、
滑り軸受85の外周面に凹溝を凹設しても良いことは言
うまでも無い。
【0025】なお、本発明のレシプロ型圧縮機のコンロ
ッドは、上述した実施例によって限定されるものではな
く、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、上述した実施例1ないし
実施例4においては、コンロッドの大径部および小径部
に、別に製作した滑り軸受を嵌着させることとしている
が、これにとらわれる必要はなく、滑り軸受をコンロッ
ドに一体に鋳込む場合であっても同様の構成を取ること
ができる。
ッドは、上述した実施例によって限定されるものではな
く、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、上述した実施例1ないし
実施例4においては、コンロッドの大径部および小径部
に、別に製作した滑り軸受を嵌着させることとしている
が、これにとらわれる必要はなく、滑り軸受をコンロッ
ドに一体に鋳込む場合であっても同様の構成を取ること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレシプロ型圧縮機のコンロッドにおいては、クランク
シャフトとの摺動面に供給される潤滑油は、滑り軸受け
に貫設されている開口と、滑り軸受と第2の端部との嵌
合面に凹設されている凹溝と、コンロッドの接続部に貫
設されている貫通孔とを介して第1の端部とピストンピ
ンとの摺動部に送給される。この時、滑り軸受けに貫設
されている開口はコンロッドの接続部とは反対側の部分
に貫設されているので、滑り軸受とクランクシャフトと
の摺動面の内の前記接続部側の部分、すなわち圧縮行程
においてコンロッドに作用する圧縮力を受ける部分の接
触面積が減少することが無いばかりでなく、潤滑油の油
膜圧力が低下することも無い。したがって、滑り軸受と
クランクシャフトとの摺動面の内、圧縮行程においてコ
ンロッドに作用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に
維持することができ、もって滑り軸受けに面荒れや摩耗
が生じることが無く、コンロッドとクランクシャフトと
の焼き付きを防止することができる。
のレシプロ型圧縮機のコンロッドにおいては、クランク
シャフトとの摺動面に供給される潤滑油は、滑り軸受け
に貫設されている開口と、滑り軸受と第2の端部との嵌
合面に凹設されている凹溝と、コンロッドの接続部に貫
設されている貫通孔とを介して第1の端部とピストンピ
ンとの摺動部に送給される。この時、滑り軸受けに貫設
されている開口はコンロッドの接続部とは反対側の部分
に貫設されているので、滑り軸受とクランクシャフトと
の摺動面の内の前記接続部側の部分、すなわち圧縮行程
においてコンロッドに作用する圧縮力を受ける部分の接
触面積が減少することが無いばかりでなく、潤滑油の油
膜圧力が低下することも無い。したがって、滑り軸受と
クランクシャフトとの摺動面の内、圧縮行程においてコ
ンロッドに作用する圧縮力を受ける部分の潤滑を良好に
維持することができ、もって滑り軸受けに面荒れや摩耗
が生じることが無く、コンロッドとクランクシャフトと
の焼き付きを防止することができる。
【図1】本発明による実施例1のレシプロ型圧縮機のコ
ンロッドをクランクシャフトに対して垂直な平面で切断
した状態を示す断面図。
ンロッドをクランクシャフトに対して垂直な平面で切断
した状態を示す断面図。
【図2】図1中に示すII−II矢視線に沿った断面図。
【図3】本発明による実施例2のレシプロ型圧縮機のコ
ンロッドの断面図。
ンロッドの断面図。
【図4】本発明による実施例3のレシプロ型圧縮機のコ
ンロッドの断面図。
ンロッドの断面図。
【図5】本発明による実施例4のレシプロ型圧縮機のコ
ンロッドをクランクシャフトに対して垂直な平面で切断
した状態を示す断面図。
ンロッドをクランクシャフトに対して垂直な平面で切断
した状態を示す断面図。
【図6】図5中に示すVI−VI矢視線に沿った断面図。
【図7】冷蔵庫に用いられる冷媒圧縮装置の1例の構造
を説明する断面図。
を説明する断面図。
【図8】図7中に示されるコンロッドを拡大して示す断
面図。
面図。
1 ケース 10 冷媒圧縮機 20 従来のコンロッド 30 実施例1のコンロッド 31 大径部 32 小径部 33 接続部 34、35 滑り軸受 36 凹溝 37 貫通孔 40 クランクシャフト 41、42 潤滑油供給孔 43 凹溝 50 実施例2のコンロッド 60 実施例3のコンロッド 70 クランクシャフト 80 実施例4のコンロッド
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮機のピストンに取り付けられたピスト
ンピンに相対回動自在に外嵌される第1の端部と、クラ
ンクシャフトに嵌装される第2の端部と、前記第1の端
部と前記第2の端部とを接続する接続部とを備え、この
接続部内には貫通孔が貫設されてなるコンロッドにおい
て、前記第2の端部には、環状の滑り軸受が嵌着され、
この環状の滑り軸受と前記第2の端部との嵌合面には、
前記接続部側の部分と前記接続部とは反対側の部分との
間を接続する円周方向に凹溝が形成され、前記滑り軸受
の前記接続部とは反対側の部分には、前記クランクシャ
フトを介して供給される潤滑油を受け入れる開口が前記
凹溝に連通するように貫設され、かつ前記接続部の貫通
孔が前記凹溝の前記接続部側の部分に連通していること
を特徴とするレシプロ型圧縮機のコンロッド。 - 【請求項2】前記開口は、円周方向に長く延びる長孔に
よって形成されていることを特徴とする請求項1記載の
レシプロ型圧縮機のコンロッド。 - 【請求項3】前記凹溝は円環状の滑り軸受の外周面に形
成されていることを特徴とする請求項1記載のレシプロ
型圧縮機のコンロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32492494A JPH08177722A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | レシプロ型圧縮機のコンロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32492494A JPH08177722A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | レシプロ型圧縮機のコンロッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177722A true JPH08177722A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18171136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32492494A Pending JPH08177722A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | レシプロ型圧縮機のコンロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08177722A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1100945C (zh) * | 1996-12-06 | 2003-02-05 | Lg电子株式会社 | 密封式压缩机的连杆 |
CN102418681A (zh) * | 2011-12-09 | 2012-04-18 | 四机赛瓦石油钻采设备有限公司 | 一种含十字头中心块的往复柱塞泵 |
CN102449310A (zh) * | 2009-05-28 | 2012-05-09 | 开利公司 | 往复式压缩机肘销轴承和润滑通道 |
CN102966507A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-03-13 | 无锡惠山泵业有限公司 | 气压水泵 |
CN103256202A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-08-21 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 制冷压缩机用连杆 |
CN107387354A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-24 | 德帕姆(杭州)泵业科技有限公司 | 对置双连式往复泵 |
CN115492708A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-20 | 重庆红江机械有限责任公司 | 一种连杆驱动组合式高压油泵 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32492494A patent/JPH08177722A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1100945C (zh) * | 1996-12-06 | 2003-02-05 | Lg电子株式会社 | 密封式压缩机的连杆 |
CN102449310A (zh) * | 2009-05-28 | 2012-05-09 | 开利公司 | 往复式压缩机肘销轴承和润滑通道 |
EP2435703A4 (en) * | 2009-05-28 | 2015-07-29 | Carrier Corp | ALTERNATIVE COMPRESSOR PISTON PIN PAD AND PASSAGE LUBRICANT |
CN102418681A (zh) * | 2011-12-09 | 2012-04-18 | 四机赛瓦石油钻采设备有限公司 | 一种含十字头中心块的往复柱塞泵 |
CN102966507A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-03-13 | 无锡惠山泵业有限公司 | 气压水泵 |
CN103256202A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-08-21 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 制冷压缩机用连杆 |
CN107387354A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-24 | 德帕姆(杭州)泵业科技有限公司 | 对置双连式往复泵 |
CN115492708A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-20 | 重庆红江机械有限责任公司 | 一种连杆驱动组合式高压油泵 |
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