JPH10266964A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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Publication number
JPH10266964A
JPH10266964A JP7382797A JP7382797A JPH10266964A JP H10266964 A JPH10266964 A JP H10266964A JP 7382797 A JP7382797 A JP 7382797A JP 7382797 A JP7382797 A JP 7382797A JP H10266964 A JPH10266964 A JP H10266964A
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JP
Japan
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cooling fan
cooling
aftercooler
fan
heat exchange
Prior art date
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Pending
Application number
JP7382797A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ishii
秀一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アフタークーラ7などの熱交換装置を追加配
設設計する場合に、極めてそのアフタークーラ7の掃除
が簡単となるなどの秀れた実用上の効果を発揮する画期
的な構成の空気圧縮機を提供すること。 【解決手段】 防音箱1内に油冷式の圧縮機本体2とこ
の圧縮機本体2を駆動するエンジン3を配置すると共
に、このエンジン3に設けた冷却ファン4の冷却風路中
に、前記エンジン用のラジエータ5や、前記圧縮機本体
用のオイルクーラ6や、前記圧縮機本体2から吐出され
る圧縮気体冷却用のアフタークーラ7などの熱交換装置
を配設した空気圧縮機において、前記熱交換装置の少な
くとも一つ若しくは一部を前記冷却ファン4の近傍で且
つ前記冷却ファン4の前流側に配設し、この冷却ファン
4の前流側に配設する熱交換装置を、冷却ファン4に前
流側に設けたファンガード8の配設位置若しくはその一
部位に配設した空気圧縮機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動型の
空気圧縮機に関するもので、防音箱内にエンジン及び圧
縮機本体と共に収納配設する空冷式の熱交換装置の冷却
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン駆動型の空気圧縮機は次のよう
な構成が一般的である。
【0003】以下、後述する本発明の実施例と同等の作
用効果を果たす構成部分に同一符号を付した図5,図6
を参照して説明する。
【0004】防音箱1内に冷却ファン4を装着した水冷
式のエンジン3と、このエンジン3により駆動される油
冷式の圧縮機本体2と、この圧縮機本体2から吐出され
る圧縮気体と混合した油分を分離貯溜するレシーバタン
ク11と、このレシーバタンク11内で油分が除去された圧
縮気体を消費側へ供給する圧縮気体供給弁12とを設けた
構成であり、また、前記水冷式のエンジンの冷却用のラ
ジエータ5と、前記油冷式の圧縮機本体のオイル冷却用
のオイルクーラ6などの熱交換装置を前記冷却ファン4
の後流側に配設してこの冷却ファン4によって風冷(空
冷)されるように構成している。
【0005】従って、エンジン3が始動して冷却ファン
4が回転し、前記熱交換装置の放熱部への送風が開始す
ると、この送風によって前記オイルクーラ6によって冷
却されたオイルにより圧縮機本体2が油冷されつつこの
圧縮機本体2から圧縮気体が吐出され、レシーバタンク
11を介して圧縮気体供給弁12から消費側に供給されるこ
ととなる。
【0006】また同時に、この冷却ファン4の送風によ
りラジエータ5が空冷され、エンジン3も冷却される。
【0007】この冷却ファン4による冷却風は、冷却フ
ァン4の回転によって防音箱1の外気導入口10より導入
された外気が、冷却ファン4の前流側やその両側部に設
けた導風板たるシュラウド9に導風されて後流側に配設
した前記ラジエータ5やオイルクーラ6へ送風され、熱
交換された後に排風口13より防音箱10外へ排風されるよ
うに構成している。
【0008】また、一方、オイルクーラ6を介して油冷
されてはいるが、常温より高い温度の圧縮気体をそのま
ま圧縮気体供給弁12から消費側へ供給する場合、この圧
縮気体が常温に冷却されると圧縮気体中の水分が結露し
て、管路内に腐食が生じたり消費側の空圧機器に悪影響
を及ぼす場合などもある。
【0009】そこで、圧縮気体を消費側へ供給する前に
一旦常温近くに冷却させて圧縮気体から水分を捕捉除去
するために、前記レシーバタンク11から吐出する圧縮気
体を通して空冷するアフタークーラ7とアフタークーラ
ー7で結露した水分を捕捉するドレータンク14を設けて
いる。
【0010】図5はこのアフタークーラ7をも設けた従
来構成例であるが、このアフタークーラ7は例えばこの
図5に示すように冷却ファン4の後流側に他の熱交換装
置5・6と並設させて、冷却ファン4により風冷される
ように配設している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
において、単に冷却ファン4の後流側に冷却風に対して
縦列状に熱交換装置を複数配設したのでは、図5,図6
に示すように冷却ファン4の前流側には手の巻き込みな
どの危険防止のために網目状のファンガード8があり、
冷却ファン4の側方には前記導風板たるシュラウド9が
設けられているから、前記熱交換装置の放熱部のフィン
目詰まり時にはファンガードやシュラウドを分解してか
らその掃除を行うため作業が困難である。
【0012】また、特に前述のように既存構成にアフタ
ークーラ7を追加配設する場合においては、単に冷却フ
ァン4の後流側に他の熱交換装置5・6と重並列させた
のでは前記問題が生じる上、熱交換装置を収容するケー
スを大型化する必要があり、製品寸法内に納まらなくな
るおそれがある。また、他の熱交換装置5,6の横に並
べたのも前述と同様である。
【0013】また、一方冷却ファン4の前流側には前述
のように一般的に必ずファンガードが必要とされてい
る。
【0014】そこで、本発明者は、このような問題点を
見い出すと共に前記着目点に基づいて発想の転換を図
り、熱交換装置の配置構造を改良することで、前記問題
点を解決し得る上に、更に極めて実用性に秀れた効果を
発揮する画期的な本発明を完成させたのである。
【0015】特に本発明は、アフタークーラなどの熱交
換装置を既存構成に追加配設する場合に、極めて実用性
に秀れた様々な効果を発揮する画期的な構成の空気圧縮
機を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0017】防音箱1内に油冷式の圧縮機本体2とこの
圧縮機本体2を駆動するエンジン3を配設すると共に、
このエンジン3に設けた冷却ファン4の冷却風路中に、
前記エンジン用のラジエータ5や、前記圧縮機本体用の
オイルクーラ6や、前記圧縮機本体2から吐出される圧
縮気体冷却用のアフタークーラ7などの熱交換装置を配
設した空気圧縮機において、前記熱交換装置の少なくと
も一つ若しくは一部を前記冷却ファン4の近傍で且つ前
記冷却ファン4の前流側に配設し、この冷却ファン4の
前流側に配設する熱交換装置を、冷却ファン4の前流側
に設けるファンガード8の配設位置若しくはその一部位
に配設したことを特徴とする空気圧縮機に係るものであ
る。
【0018】また、防音箱1内に油冷式の圧縮機本体2
とこの圧縮機本体2を駆動するエンジン3を配設すると
共に、このエンジン3に設けた冷却ファン4の冷却風路
中に、少なくとも前記エンジン用のラジエータ5と、前
記圧縮機本体用のオイルクーラ6と、前記圧縮機本体2
から吐出される圧縮気体冷却用のアフタークーラ7とを
配設した空気圧縮機において、少なくとも前記アフター
クーラ7を前記冷却ファン4の近傍で且つ前記冷却ファ
ン4の前流側に配設し、この冷却ファン4の前流側に配
設するアフタークーラ7を、冷却ファン4の前流側に設
けるファンガード8の配設位置若しくはその一部位に配
設したことを特徴とする空気圧縮機に係るものである。
【0019】また、前記冷却ファン4の前流側に配設す
る前記アフタークーラ7若しくはその他の前記熱交換装
置を、この冷却ファン4の冷却風路に対して変位自在に
構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項
に記載の空気圧縮機に係るものである。
【0020】また、前記冷却ファン4の前流側に配設す
る前記アフタークーラ7若しくはその他の前記熱交換装
置を、外側方へ回動自在若しくは引き出し自在に構成し
て取り外さずに前記冷却ファン4の冷却風路に対して変
位自在に構成したことを特徴とする請求項3記載の空気
圧縮機に係るものである。
【0021】また、前記冷却ファン4の前流側に配設す
る前記アフタークーラ7若しくはその他の前記熱交換装
置を、この冷却ファン4の冷却風路に対する横方向へ突
出する位置に移動自在に構成したことを特徴とする請求
項3,4のいずれか1項に記載の空気圧縮機に係るもの
である。
【0022】また、前記冷却ファン4の前流側に配設す
る前記アフタークーラ7若しくはその他の前記熱交換装
置を、外側方へ回動自在若しくは引き出し自在に構成し
て取り外さずに前記冷却ファン4の冷却風路に対して横
方向へ突出する位置に移動自在に構成し、この熱交換装
置を回動移動若しくは引き出し移動させた位置に保持さ
せることで、この熱交換装置は前記冷却ファン4の側方
へ突出状態に位置し、且つ前記冷却ファン4の前流側に
設けるファンガード8の全部若しくは一部が開口状態と
なるように構成したことを特徴とする請求項5記載の空
気圧縮機に係るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0024】冷却ファン4の送風によって冷却ファン4
の後流側に配設した熱交換装置は従来通り冷却され、且
つ冷却ファン4の前流側に設けた熱交換装置も導風によ
る送風を受け冷却される。
【0025】従って、例えば冷却ファン4により空冷す
べき熱交換装置を冷却ファン4の後流側にすべて設ける
場合よりも配置スペースをとらずに配し得るから装置の
コンパクト化も可能となり、また冷却ファン4の前流側
に設けた熱交換装置は、冷却ファン4の後流側に他の熱
交換装置と並列させる場合に比べて、フィンの目詰まり
時の掃除が極めて容易となる。
【0026】しかも、この前流側の熱交換装置がファン
ガードとして機能するため、ファンガード8の全部若し
くは一部を省き得ることになり、結果的に例えば部品点
数の消滅や、或いはファンガード8の代わりに配設する
故に占有スペースが増大せず、装置の大型化を伴わない
ように設計が可能で安価に製作できることとなる。
【0027】また、特に請求項2記載の発明の如く、冷
却ファン4の前流側に設ける熱交換装置をアフタークー
ラ7とすれば、既存のラジエータ5やオイルクーラ6に
更に追加配設すべく設計する場合に、前述のような利点
をもって設計可能であり、また、これらラジエータ5や
オイルクーラ6に比して比熱の小さい圧縮気体を空冷す
るためのアフタークーラ7をラジエータ5やオイルクー
ラ6に対して風上側に配置すれば、冷却バランスが良く
冷却性能も秀れることとなる。
【0028】また、請求項3〜6記載の発明において
は、更にこの冷却ファン4の掃除が一層簡単に行える。
【0029】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0030】本実施例は、油冷式の圧縮機本体2にこの
圧縮機本体2を駆動する水冷式のエンジン3を設け、こ
のエンジン3に装着した冷却ファン4の冷却風路中に、
前記水冷式のエンジン3の冷却用のラジエータ5と、前
記油冷式の圧縮機本体4のオイル冷却用のオイルクーラ
6と、前記圧縮機本体2から吐出される圧縮空気冷却用
のアフタークーラ7とを配設するが、従来通り前記ラジ
エータ5と前記オイルクーラ6とを夫々前記冷却ファン
4の後流側に配設したままとし、前記アフタークーラ7
を前記冷却ファン4の近傍であって、前記冷却ファン4
の前流側に配設している。しかも、この冷却ファン4の
前流側に配設するアフタークーラ7は、このアフターク
ーラ7自体が既存のファンガード8として機能し得るよ
うにファンガード8の一部位に設けている。
【0031】従って、冷却ファン4の送風によって冷却
ファン4の後流側に配設した熱交換装置5・6は従来通
り冷却され、且つ冷却ファン4の前流側に設けた熱交換
装置(本実施例ではアフタークーラ7)も導風による送
風を受け冷却される。
【0032】そのため、例えば冷却ファン4により空冷
すべき熱交換装置を冷却ファン4の後流側にすべて設け
る場合よりも送風抵抗が大きくならず、しかもスペース
をとらずに配し得るから装置のコンパクト化が可能とな
り、また冷却ファン4の前流側に設けたアフタークーラ
7は、冷却ファン4の後流側に他の熱交換装置5・6と
並列させる場合に比べて放熱部のフィンの目詰まり時、
ファンガードやファンシュラウドを分解する必要がな
く、また、冷却ファンが邪魔にならず掃除が極めて容易
となる。
【0033】しかも、この前流側のアフタークーラ7自
体がファンガードとして機能するから、ファンガードの
全部若しくは一部を省け、結果的に例えば部品点数の消
滅や、或いはファンガードの代わりに配設する故に占有
スペースが増大せず、装置の大型化を伴わないように設
計が可能となる。
【0034】また、特に本実施例では、冷却ファン4の
前流側に設ける熱交換装置をアフタークーラ7としたか
ら、既存のラジエータ5やオイルクーラ6に更に追加配
設すべく設計することが多いアフタークーラ7の追加設
計において、前述のような利点をもって設計可能であ
り、また、既存の構成たる前記ラジエータ5やオイルク
ーラ6などに配置構成に設計変更を加えることなく、移
動配置設計が比較的容易なアフタークーラを容易に効率
良く配置設計できる。
【0035】また、この場合に既存部品を一部変更する
最小限の変更で追加配設すべきアフタークーラ7の追加
が容易且つ安価にでき、部品の共通化も高まる。
【0036】また、アフタークーラ7はこれらラジエー
タ5やオイルクーラ6に比して比熱の小さい圧縮気体を
空冷するためのアフタークーラ7をラジエータ5やオイ
ルクーラ6に対して風上側に配置すれば、冷却バランス
が良く冷却性能も秀れることとなる。
【0037】即ち、外気から導入される冷却風は、先ず
最も低い温度の圧縮気体を空冷するためのアフタークー
ラ7に当たることになり、このアフタークーラ7に当た
って多少温度上昇した冷却風がそれよりも高い温度の媒
体に当たって冷却することになるため、熱交換性能が良
好となる。
【0038】従って、単にアフタークーラ7を前述した
ように配置することにより、安価で装置の大型化を伴わ
ないばかりか、前述のようにファンガードとしての機能
も発揮し、部品点数の消滅やスペースの有効利用が図
れ、しかも、このように熱交換性能も自動的に向上す
る。
【0039】尚、本実施例では、このようにラジエータ
5,オイルクーラ6を冷却ファン4の後流側に配した既
存の冷却構造において、熱交換装置を追加配設或いは既
存の冷却構造をふまえて増設すべく全体設計するにおい
て、追加・増設対象となることの多いアフタークーラ7
を冷却ファン4の前流側に配設した実施例であるが、こ
れに限らず、例えばターボチャージャー付のエンジン用
のインタークーラを冷却ファン4の前流側に配しても良
いし、追加・増設とは無関係に既存のラジエータ5やオ
イルクーラ6或いはその一部を冷却ファン4の前流側に
配した構造としても、同様の作用・効果を奏する。
【0040】また、本実施例では、一般的にアフターク
ーラ7の前面面積は小さくて済むため、ファンガード8
をすべて取り除かず、アフタークーラ7を配する部分だ
けを除き、この除いた部分にアフタークーラ7がファン
ガードとして機能するように配設している。
【0041】従って、熱交換装置を例えばアフタークー
ラ7をファンガード8をすべて除いて、複数のアフター
クーラ7をファンガードして機能するように配設しても
良いし、アフタークーラ7を配した横に他の熱交換装置
(或いはその一部)を配しても良いし、アフタークーラ
7をファンガードとして多少ガードできない空間が生じ
ても支障なしとしてファンガード8を一切除いても良
い。
【0042】これらは、適宜設計し得るものである。
【0043】また、前述のように構成しても、冷却ファ
ン4の前流側に配したアフタークーラ7の目詰まり時の
掃除は後流側に重並列する場合に比べて容易となるが、
本実施例では更にこの掃除が容易となるように、このア
フタークーラ7を側方へ寄せた位置に配設し、更にこの
アフタークーラ7を冷却ファン4の冷却風路に対して変
位自在に構成している。
【0044】具体的には、このアフタークーラ7を外側
方へ回動自在若しくは引き出し自在に構成して取り外さ
ずに前記冷却ファン4の冷却風路に対する横方向に突出
する位置へ移動自在に構成している。
【0045】従って、掃除したいときには、一々取り外
さなくても、側方へ突出状態にアフタークーラ7を移動
させることができ、この引き出し移動させる位置に防音
箱1の開閉部を設ければ、非常に掃除が簡単となる。
【0046】図3に示す本実施例(第一実施例)は、一
側に寄せて配設したアフタークーラ7の外側端部とシュ
ラウド9の端部とを蝶番或いは軸着構造などによって外
開き回動自在に枢着し、アフタークーラ7を外側へ回動
することにより側方へ突出移動自在に構成している。図
面では、蝶番18による外開き回動構造を採用し図示して
いるが、この場合取付構造が非常に簡単となり、コスト
もかからず、極めて実用的である。
【0047】また、図4に示す第二実施例は、シェラウ
ド9にスライドガイド15を設け、アフタークーラ7をこ
のスライドガイド15に沿わせて配設し、アフタークーラ
7側方に設けてある取手16を引いて外側方へスライド移
動自在に構成している。このスライド構造は、例えばア
フタークーラ7にガイド片を設けて、このガイド片がス
ライド自在に係止するように構成しても良く、スライド
構造は適宜設計し得るものである。
【0048】尚、このスライド方式は、前記第一実施例
の回動方式に比べて取付構造が若干複雑となるが、回動
スペースなどは必要としないため、装置全体のコンパク
ト化が図れたり、追加取り付けが一層し易い。
【0049】以上、本実施例ではこのように構成するこ
とで、例えばアフタークーラ7を掃除するときには、熱
交換装置5・6を囲むケース17やシェラウド9などに対
して簡単にアフタークーラ7を側方へ突出した位置に移
動できる。
【0050】従って、一層アフタークーラ7の放熱部の
ファンの目詰まりなどの掃除が容易となると共に、突出
位置に取り出せるから、表裏から簡単に掃除ができる。
【0051】また、アフタークーラ7を取り外さずに回
動或いは引き出し移動できるから、一人の作業者でも簡
単に掃除できることとなる。
【0052】また、アフタークーラ7がシュラウド9に
位置決めされた位置からスライド移動させるから、外側
方へスライドさせた位置から元に押し戻せば自動的に正
しい位置に位置決め再セットできることになり、非常に
作業性に秀れる。
【0053】しかも、本実施例では、このアフタークー
ラ7を回動移動或いは、引き出し移動させた位置に保持
させることで、ファンガード8の一部が開口状態となる
ため、この開口部から冷却ファン4並びにその後流側に
ある他の熱交換装置5・6を目視できると共に、この開
口部から、掃除用のバキュームノズルなどを差し入れて
掃除も可能となり、この点でも非常に秀れた装置構造と
なる。
【0054】尚、アフタークーラ7を外側方へ回動自在
とする構成や、外側方へ引き出し自在とする具体的構成
などは適宜設計し得るものであり、アフタークーラ7が
シュラウド9位置決めセットした位置を保持ロックする
構成や、側方へ突出移動させた状態を保持ロックする構
成などを付加しても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、例
えば単に複数の熱交換装置をすべて冷却ファンの後流側
に並設する場合よりも設計によっては送風抵抗を小さく
良好に冷却でき、しかも熱交換装置の配置スペースをと
らずに配し得るから装置のコンパクト化も可能となり、
また冷却ファンの前流側に設けた熱交換装置のフィンの
目詰まり時の掃除が極めて容易となる。そして、更にこ
の前流側の熱交換装置はファンガードとして機能するた
め、ファンガードの全部若しくは一部を省き得ることに
なり、結果的に例えば部品点数の削減や、ファンガード
の代わりに配設する故に占有スペースが増大せず、装置
の大型化を伴わないように設計が可能となるなど極めて
実用性に秀れた効果を発揮し得る空気圧縮機となる。
【0056】また、特に請求項2記載の発明において
は、冷却ファンの前流側に設ける熱交換装置をアフター
クーラとするため、例えば既存のラジエータやオイルク
ーラに更に追加配設すべく設計する場合に、前述のよう
な利点をもって設計可能であり、また、アフタークーラ
はこれらラジエータやオイルクーラに比して比熱の小さ
い圧縮気体を空冷するためアフタークーラをラジエータ
やオイルクーラに対して風上側に配置すれば、冷却効率
も秀れることとなる極めて画期的な空気圧縮機となる。
【0057】特に、アフタークーラは、既存の冷却構造
に対して追加配設するように設計を求められることが多
く、前記効果は極めて実用性に秀れる。
【0058】また、請求項3記載の発明においては、更
に前流側に配設したアフタークーラなどの熱交換装置の
配置位置を変位できるため、前記アフタークーラを変位
させることにより掃除が良好に行える極めて実用性に秀
れた空気圧縮機となる。
【0059】また、請求項4記載の発明においては、更
に簡単に変位移動ができることとなり、更に請求項5記
載の発明においては、移動させたい方向へ引動させるこ
とで、前流側に配設したアフタークーラなどの熱交換装
置を側方へ突出した位置に移動できるから、アフターク
ーラをシュラウドから取り外さなくても簡単に掃除し易
い位置に移動取り出しでき、一層掃除が簡単に行える秀
れた画期的な空気圧縮機となる。
【0060】また、請求項6記載の発明においては、更
に前流側に配設したアフタークーラなどの熱交換装置を
側方へ突出移動させた状態で、ファンガードの一部が開
口するため、冷却ファンの後流側の熱交換装置も掃除が
し易くなる画期的な空気圧縮機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成説明図である。
【図2】本実施例の要部の説明平面図である。
【図3】本実施例の要部の斜視図である。
【図4】第二実施例の要部の斜視図である。
【図5】従来例の概略構成説明図である。
【図6】従来例の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 防音箱 2 圧縮機本体 3 エンジン 4 冷却ファン 5 ラジエータ(熱交換装置) 6 オイルクーラ(熱交換装置) 7 アフタークーラ 8 ファンガード 9 ファンシュラウド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音箱内に油冷式の圧縮機本体とこの圧
    縮機本体を駆動するエンジンを配設すると共に、このエ
    ンジンに設けた冷却ファンの冷却風路中に、前記エンジ
    ン用のラジエータや、前記圧縮機本体用のオイルクーラ
    や、前記圧縮機本体から吐出される圧縮気体冷却用のア
    フタークーラなどの熱交換装置を配設した空気圧縮機に
    おいて、前記熱交換装置の少なくとも一つ若しくは一部
    を前記冷却ファンの近傍で且つ前記冷却ファンの前流側
    に配設し、この冷却ファンの前流側に配設する熱交換装
    置を、冷却ファンの前流側に設けるファンガードの配設
    位置若しくはその一部位に配設したことを特徴とする空
    気圧縮機。
  2. 【請求項2】 防音箱内に油冷式の圧縮機本体とこの圧
    縮機本体を駆動するエンジンを配設すると共に、このエ
    ンジンに設けた冷却ファンの冷却風路中に、少なくとも
    前記エンジン用のラジエータと、前記圧縮機本体用のオ
    イルクーラと、前記圧縮機本体から吐出される圧縮気体
    冷却用のアフタークーラとを配設した空気圧縮機におい
    て、少なくとも前記アフタークーラを前記冷却ファンの
    近傍で且つ前記冷却ファンの前流側に配設し、この冷却
    ファンの前流側に配設するアフタークーラを、冷却ファ
    ンの前流側に設けるファンガードの配設位置若しくはそ
    の一部位に配設したことを特徴とする空気圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記冷却ファンの前流側に配設する前記
    アフタークーラ若しくはその他の前記熱交換装置を、こ
    の冷却ファンの冷却風路に対して変位自在に構成したこ
    とを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の空
    気圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記冷却ファンの前流側に配設する前記
    アフタークーラ若しくはその他の前記熱交換装置を、外
    側方へ回動自在若しくは引き出し自在に構成して取り外
    さずに前記冷却ファンの冷却風路に対して変位自在に構
    成したことを特徴とする請求項3記載の空気圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記冷却ファンの前流側に配設する前記
    アフタークーラ若しくはその他の前記熱交換装置を、こ
    の冷却ファンの冷却風路に対する横方向へ突出する位置
    に移動自在に構成したことを特徴とする請求項3,4の
    いずれか1項に記載の空気圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記冷却ファンの前流側に配設する前記
    アフタークーラ若しくはその他の前記熱交換装置を、外
    側方へ回動自在若しくは引き出し自在に構成して取り外
    さずに前記冷却ファンの冷却風路に対して横方向へ突出
    する位置に移動自在に構成し、この熱交換装置を回動移
    動若しくは引き出し移動させた位置に保持させること
    で、この熱交換装置は前記冷却ファンの側方へ突出状態
    に位置し、且つ前記冷却ファンの前流側に設けるファン
    ガードの全部若しくは一部が開口状態となるように構成
    したことを特徴とする請求項5記載の空気圧縮機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128078A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械の冷却装置の清掃用構造
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