JPH10266933A - エンジン用始動装置の防水構造 - Google Patents

エンジン用始動装置の防水構造

Info

Publication number
JPH10266933A
JPH10266933A JP9088962A JP8896297A JPH10266933A JP H10266933 A JPH10266933 A JP H10266933A JP 9088962 A JP9088962 A JP 9088962A JP 8896297 A JP8896297 A JP 8896297A JP H10266933 A JPH10266933 A JP H10266933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
motor casing
brush holder
engine
holder stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9088962A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nara
幸治 奈良
Masaaki Oya
正明 大屋
Yoshikazu Sato
善和 佐藤
Michio Okada
道夫 岡田
Shinichi Nagashima
愼一 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP9088962A priority Critical patent/JPH10266933A/ja
Priority to EP98301846A priority patent/EP0867613B1/en
Priority to DE69800175T priority patent/DE69800175T2/de
Priority to TW087104261A priority patent/TW364236B/zh
Priority to CN98105682A priority patent/CN1196443A/zh
Priority to KR1019980010148A priority patent/KR19980080607A/ko
Priority to TR1998/00533A priority patent/TR199800533A2/xx
Priority to CA002233087A priority patent/CA2233087A1/en
Priority to BR9800944-3A priority patent/BR9800944A/pt
Priority to US09/047,034 priority patent/US5877575A/en
Priority to IDP980421A priority patent/ID20064A/id
Publication of JPH10266933A publication Critical patent/JPH10266933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • F02N15/066Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter being of the coaxial type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2250/00Problems related to engine starting or engine's starting apparatus
    • F02N2250/08Lubrication of starters; Sealing means for starters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン用始動装置の防水を確実にかつ低廉
化する。 【解決手段】 モータケーシング44とピニオンハウジ
ング17との間に挟持されるように配設されたブラシホ
ルダステー33に、電源端子54を設けるべくモータケ
ーシングの半径方向外方に突出する突出部55が設けら
れ、その突出部55のモータケーシング側に開放された
開口部55aを閉塞するカバー45を、モータケーシン
グの軸線方向端縁44aにより軸線方向に押して開口部
55aに密着させる。カバー45を、自然状態では押す
方向に屈曲し、密着時では真直状態になる可撓材により
形成する。 【効果】 モータケーシングにより押して密着させた状
態では反り返りによる弾発復元力をもって密着するた
め、密着力が増大し、十分な防水性を確保することがで
き、カバーを低廉化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン用始動装
置の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン用始動装置にあっては、
モータと、モータに連結された例えば遊星歯車装置から
なる減速機を介して駆動される一方向クラッチと、一方
向クラッチに結合されたピニオンギアと、そのピニオン
ギアをエンジン始動スイッチ信号によりエンジンのリン
グギアに噛み合わせるように変位させるためのソレノイ
ド等により構成されている。
【0003】さらに、小型化のために上記各部品を同軸
的に配設した一軸式のエンジン用始動装置が、特願平7
−153818号等の明細書において同一出願人により
提示されているが、その装置では、モータケーシングと
ピニオンギアやシフト機構などを受容するシフト室ハウ
ジングとの間にソレノイドを配設しており、モータ用の
ブラシホルダステーに外部電源と接続するための端子を
設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記端子はモータケー
シングから外方に半径方向外向きに突出しており、ブラ
シホルダステーを樹脂成形品で形成すると、その突出部
に軸線方向に開放された開口が存在する場合があり、そ
の開口のシール構造として例えばゴム製カバーを用い、
ブラシホルダステーを挟持するようにシフト室ハウジン
グに組み付けるモータケーシングによりカバーをブラシ
ホルダステーに押し付けて、ブラシホルダステーの上記
開口とカバーとの水密状態を確保している。
【0005】しかしながら、カバーの外方に於ては、モ
ータケーシングの軸方向の力がカバー外方をブラシホル
ダステーに押し付ける力として作用しづらく、カバーを
ブラシホルダステーの突出した部分に確実に密着させる
ことが難しかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、防水を確実にしかつ低廉化し得るエンジン用始動装
置を実現するために、本発明に於いては、エンジンのリ
ングギアに噛み合わせるピニオンギアを受容するピニオ
ンハウジングとモータケーシングとの間にブラシホルダ
ステーが介装されると共に、前記ブラシホルダステーに
電気用外部端子を設けるべく前記モータケーシングの半
径方向外方に突出しかつ前記モータケーシング側に開放
された開口部を有する突出部が設けられ、前記開口部を
閉塞するカバーを前記モータケーシングの軸線方向端縁
により軸線方向に押して前記開口部に密着させるように
したエンジン用始動装置の防水構造であって、前記カバ
ーが、自然状態では前記押す方向に屈曲しており、かつ
前記密着時では真直状態になるように可撓材により形成
されているものとした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0008】図1は、本発明に基づき構成されたエンジ
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。このスタータ1は、エンジンの始動に必要な
回転力を発生するものであり、遊星歯車式減速機2を備
えた電動機3と、減速機2を介して電動機3に連結され
た出力軸4と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方
向ローラクラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対す
る電源供給路を開閉するスイッチユニット7と、スイッ
チユニット7の可動接点板8及びピニオン6を軸方向に
移動させるための電磁装置9とからなっている。
【0009】電動機3は、公知の整流子式直流電動機か
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢着され、図に於ける左(エンジ
ンのリングギア23側)端が、ロータ軸10と同軸配置
された出力軸4の右端の中心に枢着されている。
【0010】減速機2は、ロータ軸10の出力軸4に対
する支持部に隣接する位置に形成されたサンギア13
と、サンギア13に噛合した複数のプラネタリギア14
と、複数のプラネタリギア14が噛合する内歯リングギ
ア15とからなっている。本スタータ1にあっては、電
動機3のトッププレート12を減速機のリングギア部材
として用いるべく、その内周面に上記した内歯リングギ
ア15が形成されている。また、複数のプラネタリギア
14を支持した支持板16が、トッププレート12の中
心に枢支された出力軸4の右(電動機3側)端に結合さ
れている。
【0011】トッププレート12には、エンジンに対す
る固定ブラケットを兼ねるピニオンハウジング17が接
合されている。このピニオンハウジング17の左壁の内
面中心部に出力軸4の左端が枢着されており、ピニオン
ハウジング17の図における左側部分にピニオン6を覆
う部屋が形成されていると共に、ピニオンハウジング1
7の右側部分にシフト室ケーシングが形成されている。
【0012】出力軸4の中間部の外周面にはヘリカルス
プライン19が形成されており、一方向ローラクラッチ
5のクラッチインナ18のスリーブ状部分18aの軸線
方向端部がヘリカルスプライン19と結合している。こ
のクラッチインナ18は、そのスリーブ状部分18a
と、出力軸4の左端に抜け止め支持されたストッパプレ
ート20との間に縮設された第2リターンスプリング2
1により、常時右方(押し戻される方向)へ弾発付勢さ
れている。なお、第2リターンスプリング21は、クラ
ッチインナ18のスリーブ状部分18aの内周面と出力
軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装されてい
る。
【0013】筒状のクラッチインナ18には、一方向ロ
ーラクラッチ5のクラッチアウタ22が、相対的に軸方
向変位不能に且つ相対回転可能に係合している。このク
ラッチアウタ22に一方向ローラクラッチのくさび室の
テーパ面が形成されており、クラッチアウタ22のリン
グギア23側には端壁及びリングギア23側へ突出する
突部が形成されており、その突部の外周部には、エンジ
ンのリングギア23に噛合してエンジンを駆動するため
の前記したピニオン6が一体的に形成されている。この
ピニオン6を一体形成されたクラッチアウタ22は、回
転自在に且つ軸方向変位自在に出力軸4の左端部に嵌装
されている。
【0014】ピニオンハウジング17の中間部には、非
磁性材で形成された出力軸4を外囲する円筒状の励磁コ
イル24が固設されている。この励磁コイル24は、出
力軸4が貫通するカップ状のホルダ25及びリング状円
板26で構成されたヨークで囲まれている。そして励磁
コイル24の内周面と出力軸4の外周面との間の空隙に
は、磁性材で形成された第1プランジャとしてのアーマ
チュアアウタ27と第2プランジャとしてのアーマチュ
アインナ28とが、内外二重にテレスコピック状に相対
摺動自在に装着されている。これらアーマチュア27・
28の左端部(ピニオン6側に臨む端部)は、ホルダ2
5の内周側に両アーマチュア27・28に対するポール
として形成されたボス状部と対向している。
【0015】アーマチュアアウタ27の右端の外周面に
は環状円盤状の連結プレート29が嵌着されており、そ
の連結プレート29の外周部近傍に軸線方向に突設状態
に結合された連結ロッド30が電動機3のトッププレー
ト12を貫通しており、その連結ロッド30の突出端部
に、電動機3の整流子部31に隣接配置されたスイッチ
ユニット7の可動接点板8が連結されている。この可動
接点板8は、連結ロッド30に対して軸方向変位可能に
取り付けられると共に、コイルばね32にて浮動的に支
持されている。
【0016】整流子部31の周囲には本具体例では4個
のブラシホルダ33aが配設されているが、各ブラシホ
ルダ33aは、モータケーシング3とピニオンハウジン
グ17との間に挟持されて固定された合成樹脂製のブラ
シホルダステー33に一体成形されて設けられている。
また、ブラシホルダステー33にはスイッチユニット7
の固定接点板34が固設されており、その固定接点板3
4に対して接離移動可能に上記可動接点板8が設けられ
ている。
【0017】アーマチュアアウタ27は、連結プレート
29とピニオンハウジング17の内壁との間に縮設され
た第1リターンスプリング35によって右方へ常時弾発
付勢されており、通常は接点間を開いた状態(図の中心
線の上側の状態)で静止している。
【0018】アーマチュアインナ28は、アーマチュア
アウタ27の内周面であって電動機3側に装着された非
磁性材からなるばね受け部材48との間に介装されたば
ね手段としてのコイルばね36をもって、アーマチュア
アウタ27に対して図の左方であるリングギア23側へ
弾発付勢されている。またアーマチュアインナ28に
は、その左端がクラッチアウタ22の右端に当接する非
磁性材で形成されたシフタ部材37が結合している。な
お、コイルばね36のばね力は、ピニオン6の上記静止
状態にあってはクラッチインナ18に設けられた第2リ
ターンスプリング21の弾発力より弱いが、アーマチュ
アインナ28よりも先に移動するアーマチュアアウタ2
7による最大圧縮状態に至る途中で第2リターンスプリ
ング21の弾発力より強くなるように設定されている。
【0019】励磁コイル24は、スイッチユニット7に
設けられたコネクタを介し、図示されていないイグニッ
ションスイッチに電気的に接続されている。スイッチユ
ニット7の固定接点板34には、図示されていないバッ
テリの陽極が後述の電源端子54を介して電気的に接続
され、スイッチユニット7の可動接点板8には、一対の
陽極ブラシに連結された一対のピグテール40が固着さ
れている。また一対の陽極ブラシと線対称位置に、一対
の陰極ブラシ41が設けられている。この陰極ブラシ4
1のピグテールは、後述のセンタプレート43に接続さ
れ、かつピニオンハウジング17及び図示されていない
車体を介してバッテリの陰極に接続されている。なおス
イッチユニット7は、一対の陽極ブラシに挟まれた空間
に設けられている。
【0020】ブラシホルダステー33とトッププレート
12との間には、リング状の金属製センタープレート4
3が介設されており、減速機2と電動機3との間を隔絶
している。このセンタープレート43の中心部には、そ
の内周面がロータ軸10の外周面と微小間隙をおいて対
向する円筒部43aが、整流子部31側へ向けて突出形
成されている。この円筒部43aの遊端は、整流子部3
1の軸線方向端面に形成された凹部31aに入り込み、
減速機2のグリスが整流子部31側へ漏洩することを防
止している。
【0021】スイッチユニット7は、スタータ1の上方
に位置しており、ブラシホルダステー33に固設された
固定接点板34および可動接点板8などの接点部は、ヨ
ークとしてのモータケーシング44内に於いてブラシホ
ルダステー33とエラストマ製カバー45とで覆われて
いる。これにより、スイッチユニット7の接点部にブラ
シ粉が侵入することを防止している。
【0022】ピニオンハウジング17には、本スタータ
1のエンジンへの取り付け状態で下側になる位置に水抜
き孔46が設けられている。この水抜き孔46は、ピニ
オン6の制止位置側のストッパであってかつ防水用の合
成樹脂製のシール板47に近接した位置に設けられてい
る。スタータ停止時には第2リターンスプリング21に
よるピニオン6とシール板47との圧接により励磁装置
9側が遮蔽状態になっている。ピニオン6が移動してリ
ングギア23に噛み合っている状態ではピニオン6とシ
ール板47との間に空間が生じて、クラッチアウタ18
の外周面とピニオンハウジング17の内周面との間の隙
間を通って浸水する可能性がある。その浸水に対して
は、シール板47により阻止することができ、さらに、
そのシール板の47の手前に設けた水抜き孔46から好
適に排水することができる。
【0023】なお、本スタータ1にあっては、ピニオン
ハウジング17のシフト室ケーシングを形成する内部に
侵入した水を排出するために、ピニオンハウジング17
のモータ3側開口部の内周面であってかつスタータ取付
状態において最下部になる部分に、シフト室ケーシング
の軸線すなわち出力軸4に沿う排水溝51が形成されて
いる。また、モータケーシング44のスタータ取付状態
において最下部になる部分であってかつ排水溝51の近
傍位置には、合成樹脂材を成形して形成された排水キャ
ップ53が取り付けられている。なお、図1においてブ
ラシホルダ33aがモータケーシング44の最下部に位
置しているが、これは説明上、図のように示したのであ
って、実際には本スタータ1のエンジンへの取付状態で
は最下部より幾分上がった所にブラシホルダ33aが配
設されている。
【0024】図2は本発明に基づくカバー45の取付状
態を示す図1の矢印II線から見た部分矢視図であり、図
2にあってはブラシホルダステー33とカバー45とを
示している。図1及び図2に示されているように、ブラ
シホルダステー33の取付状態おける上側に本スタータ
1の電源端子54が半径方向外向きに突出して設けられ
ている。ブラシホルダステー33には、電源端子54の
基部を支持するべく半径方向外方に突出する突出部55
が一体成形されている。
【0025】ところで、接点部を覆いかつ電源端子54
を支持するために、突出部55は接点部および電源端子
54の基部を囲む壁を備え、本図示例のブラシホルダス
テー33にあっては、その取付け状態に於けるモータ3
側に開口している。そしてその突出部55の開口部55
aの開口端面を覆うように、カバー45が、突出部55
の開口部55aを形成する輪郭と略同一の輪郭に形成さ
れて取り付けられている。
【0026】カバー45は、図3に示されているように
カバー45をモータケーシング44により図の矢印Aの
方向である軸線方向に押してブラシホルダステー33に
密着させて組み付けられる。そのカバー45のモータケ
ーシング44により押される側の外側端面の中間部に
は、モータケーシング44の軸線方向端縁44aを嵌合
させるための円弧状溝45aが設けられている。
【0027】カバー45は、図3に示されるように、自
然状態にて上記モータケーシング44の押す方向に若干
屈曲するように形成されている。これにより、モータケ
ーシング44により図3の矢印Aに示されるようにカバ
ー45をブラシホルダステー33に押し付けると、カバ
ー45は、矢印Bのように反り返って真直状態になって
ブラシホルダステー33の突出部55の開口部55aの
平坦な端面に密着することになる。
【0028】上記したようにしてカバー45が取り付け
られることから、カバー45自身の弾発復元力をもって
ブラシホルダステー33にカバー45が密着するため、
密着力が大きくなる。したがって、カバー45の加工面
の精度が低くても、大きな密着力によりカバー45の十
分な水密性が確保される。なお、カバー45の屈曲状態
は、図では逆くの字状断面形状に折り曲げているが、円
弧状断面形状をなすようにしても良い。
【0029】また、本発明によれば、図3に示されるよ
うにカバー45の円弧状溝45aの底面と、カバー45
のブラシホルダステー33に対する半径方向外側の上面
とに、それぞれリップ部45b・45cを設けている。
円弧状溝45aのリップ部45bはモータケーシング4
4によるスラスト方向の力を受け、上面のリップ部45
cは、反り返る際のラジアル方向の力をもって、開口部
55aの対応する段部55bに当接する。このようにし
て、スラスト及びラジアルの両方向の力を作用させて開
口部55aに密着させて、防水性をより一層を増大させ
ることができる。
【0030】また、カバーの形状は上記図示例に限られ
ず、図4及び図5に示されるように形成しても良い。な
お、前記図示例と同様の部分については同一の符号を付
してその詳しい説明を省略する。
【0031】図4に示されるカバー56は、図5に併せ
て示されるように、ブラシホルダステー33の上記開口
部55aを覆う部分の形状は略同一であるが、内側に延
出する上下2枚の上側・下側延出片56d・56eが形
成されている。これら両延出片56d・56eによりス
イッチユニット7の接点部を外囲することになり、接点
部の防水性や防塵性をより一層確保することができる。
【0032】なお、本カバー56にも、第1の図示例の
円弧状溝45a及びリップ部45b・45cに対応する
円弧状溝56a及びリップ部56c(円弧状溝56a内
のリップ部は図示せず)が同様に設けられており、本科
バー56による作用・効果も上記図示例と同様である。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によれば、エンジン用
始動装置におけるブラシホルダステーに端子を設けるべ
く半径方向外向きに突出する突出部の開口部を閉塞する
カバーを自然状態で屈曲している形状にしたことから、
モータケーシングにより押して密着させた状態では反り
返りによる弾発復元力をもって密着するため、密着力が
増大し、十分な防水性を確保することができ、カバーを
低廉化し得る。また、モータケーシングによるスラスト
方向力に加えて、反り返りによるラジアル方向力も得ら
れ、スラスト方向に加えてラジアル方向にも密着させ
て、より一層密着力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成されたエンジン用始動装置
としての減速機付スタータの全体図。
【図2】図1の矢印II線から見たブラシホルダ及びカバ
ーの端面図。
【図3】カバーの組み付け要領を示す分解側断面図。
【図4】カバーの第2の具体例を示す要部側断面図。
【図5】第2の具体例のカバーの斜視図。
【符号の説明】
1 スタータ 2 減速機 3 電動機 4 出力軸 5 一方向ローラクラッチ 6 ピニオン 7 スイッチユニット 8 可動接点板 9 電磁装置 10 ロータ軸 11 ボトムプレート 12 トッププレート 13 サンギア 14 プラネタリギア 15 内歯リングギア 16 支持板 17 ピニオンハウジング 18 クラッチアウタ 19 ヘリカルスプライン 20 ストッパプレート 21 第2リターンスプリング 22 クラッチインナ 23 リングギヤ 24 励磁コイル 25 ホルダ 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 連結ロッド 31 整流子部、31a 凹部 32 コイルばね 33 ブラシホルダステー、33a ブラシホルダ 34 固定接点板 35 第1リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 38 コネクタ 39 陽極ブラシ 40 ピグテール 41 陰極ブラシ 42 ピグテール 43 センタプレート、43a 円筒部 44 モータケーシング、44a 軸線方向端縁 45 カバー、45a 円弧状溝、45b・45c リ
ップ部 46 水抜き孔 47 シール板 48 ばね受け部材 51 排水溝 52 突状壁 53 排水キャップ 54 電源端子 55 突出部、55a 開口部、55b 段部 56 カバー、56a 円弧状溝、56cリップ部 56d・56e 上側・下側延出片
フロントページの続き (72)発明者 岡田 道夫 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 長島 愼一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのリングギアに噛み合わせるピ
    ニオンギアを受容するピニオンハウジングとモータケー
    シングとの間にブラシホルダステーが介装されると共
    に、前記ブラシホルダステーに電気用外部端子を設ける
    べく前記モータケーシングの半径方向外方に突出しかつ
    前記モータケーシング側に開放された開口部を有する突
    出部が設けられ、前記開口部を閉塞するカバーを前記モ
    ータケーシングの軸線方向端縁により軸線方向に押して
    前記開口部に密着させるようにしたエンジン用始動装置
    の防水構造であって、 前記カバーが、自然状態では前記押す方向に屈曲してお
    り、かつ前記密着時では真直状態になるように可撓材に
    より形成されていることを特徴とするエンジン用始動装
    置の防水構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーに、前記モータケーシングの
    軸線方向端縁により押される部分に対向して突出するス
    ラスト方向リップ部を設けると共に、前記ブラシホルダ
    ステーに半径方向外向きに当接する部分を設けかつ当該
    部分に半径方向外向きに突出するラジアル方向リップ部
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン用
    始動装置の防水構造。
JP9088962A 1997-03-24 1997-03-24 エンジン用始動装置の防水構造 Pending JPH10266933A (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088962A JPH10266933A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 エンジン用始動装置の防水構造
EP98301846A EP0867613B1 (en) 1997-03-24 1998-03-12 A starter for an internal combustion engine
DE69800175T DE69800175T2 (de) 1997-03-24 1998-03-12 Anlasser für Verbrennungsmotor
TW087104261A TW364236B (en) 1997-03-24 1998-03-21 A starter for an internal combustion engine
CN98105682A CN1196443A (zh) 1997-03-24 1998-03-23 内燃机用起动机
KR1019980010148A KR19980080607A (ko) 1997-03-24 1998-03-24 내연 기관용 시동기
TR1998/00533A TR199800533A2 (xx) 1997-03-24 1998-03-24 İçten yanmalı bir motor için bir marş dinamosu.
CA002233087A CA2233087A1 (en) 1997-03-24 1998-03-24 A starter for an internal combustion engine
BR9800944-3A BR9800944A (pt) 1997-03-24 1998-03-24 Motor de arranque para um motor de combustão interna
US09/047,034 US5877575A (en) 1997-03-24 1998-03-24 Starter for an internal combustion engine
IDP980421A ID20064A (id) 1997-03-24 1998-03-24 Starter untuk mesin pembakaran dalam

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088962A JPH10266933A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 エンジン用始動装置の防水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10266933A true JPH10266933A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13957465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9088962A Pending JPH10266933A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 エンジン用始動装置の防水構造

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5877575A (ja)
EP (1) EP0867613B1 (ja)
JP (1) JPH10266933A (ja)
KR (1) KR19980080607A (ja)
CN (1) CN1196443A (ja)
BR (1) BR9800944A (ja)
CA (1) CA2233087A1 (ja)
DE (1) DE69800175T2 (ja)
ID (1) ID20064A (ja)
TR (1) TR199800533A2 (ja)
TW (1) TW364236B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2794176A1 (fr) * 1999-05-27 2000-12-01 Mitsubishi Electric Corp Demarreur
WO2019244371A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 株式会社ミツバ スタータ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19858233A1 (de) * 1998-12-17 2000-06-29 Bosch Gmbh Robert Elektrischer Getriebemotor für Fahrzeugaggregate
JP2001099038A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Mitsubishi Electric Corp スタータ
FR2843427B1 (fr) 2002-07-03 2006-08-04 Valeo Equip Electr Moteur Demarreur a contacteur deporte sur le palier arriere du moteur electrique
FR2841941B1 (fr) 2002-07-03 2004-09-24 Valeo Equip Electr Moteur Demarreur a lanceur perfectionne pour un moteur a combustion interne
US6720669B1 (en) * 2002-11-04 2004-04-13 Eugene Chiappe Starter for aircraft piston engines
JP4337930B2 (ja) * 2004-08-09 2009-09-30 トヨタ自動車株式会社 始動装置
DE102006011644A1 (de) * 2006-03-06 2007-09-13 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung mit einem ersten Getriebeteil zum Einspuren in ein zweites Getriebeteil, insbesondere Startvorrichtung mit einem Ritzel zum Einspuren in einen Zahnkranz einer Brennkraftmaschine sowie Verfahren zum Betrieb einer derartigen Vorrichtung
CN100372216C (zh) * 2006-03-31 2008-02-27 周浩斌 一种设置直流电机刷架的方法及其组件
DE102008000828A1 (de) * 2008-03-26 2009-10-01 Robert Bosch Gmbh Elektrowerkzeugmaschine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0122703Y1 (ko) * 1994-09-16 1998-10-01 김광호 모터
JP3274316B2 (ja) * 1995-05-29 2002-04-15 株式会社ミツバ エンジン始動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2794176A1 (fr) * 1999-05-27 2000-12-01 Mitsubishi Electric Corp Demarreur
US6225718B1 (en) 1999-05-27 2001-05-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Starter
WO2019244371A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 株式会社ミツバ スタータ

Also Published As

Publication number Publication date
TW364236B (en) 1999-07-11
DE69800175D1 (de) 2000-07-20
TR199800533A3 (tr) 1999-10-21
EP0867613B1 (en) 2000-06-14
CA2233087A1 (en) 1998-09-24
EP0867613A1 (en) 1998-09-30
CN1196443A (zh) 1998-10-21
KR19980080607A (ko) 1998-11-25
ID20064A (id) 1998-09-24
DE69800175T2 (de) 2001-02-15
TR199800533A2 (xx) 1999-10-21
US5877575A (en) 1999-03-02
BR9800944A (pt) 1999-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10252621A (ja) エンジン用始動装置の水抜き構造
JPH10266933A (ja) エンジン用始動装置の防水構造
KR0143961B1 (ko) 엔진 시동을 위한 스타터
JP2004076650A (ja) スタータ用電磁スイッチ
US5937696A (en) Starter for an internal combustion engine
EP0375442B1 (en) Coaxial starter with a core and contact terminal assembly
US5494010A (en) Magnet switch and a starter using same
KR0147753B1 (ko) 엔진 시동을 위한 스타터
CA2237115C (en) A starter for an internal combustion engine
JP3223119B2 (ja) 電磁装置
JP3274316B2 (ja) エンジン始動装置
JPH09163662A (ja) モータ
JP2020519803A (ja) シール装置を含むスターターコンタクタ、及びかかるコンタクタを含むスターター
JPH11146599A (ja) 小型モータ
US6225718B1 (en) Starter
JP4323283B2 (ja) タイムスイッチ
JP2001112212A (ja) 小型モータ
US5065038A (en) Coaxial engine starter
KR930003122B1 (ko) 동축형 스타터
JPH0783574B2 (ja) 車両用交流発電機
JPH08319924A (ja) エンジン始動装置
JPH11146594A (ja) 小型モータ
JPH02169867A (ja) 同軸形スタータ
JPH08319925A (ja) エンジン始動装置
JPH02185670A (ja) 同軸形スタータ