JPH10266845A - 二重管型排気マニホールド - Google Patents
二重管型排気マニホールドInfo
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- JPH10266845A JPH10266845A JP7119397A JP7119397A JPH10266845A JP H10266845 A JPH10266845 A JP H10266845A JP 7119397 A JP7119397 A JP 7119397A JP 7119397 A JP7119397 A JP 7119397A JP H10266845 A JPH10266845 A JP H10266845A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、外管と内管との二重構造を備えた
二重管型排気マニホールドに関し、簡易な手段で、内管
の熱膨張あるいは熱収縮による熱応力を緩和することの
できる二重管型排気マニホールドを提供することを目的
とする。 【解決手段】 外管21の側壁面に形成される外管接続
筒部21aの開口端に、シリンダヘッド取付用のフラン
ジ25を接続するとともに、外管21の内側に、断熱用
空間27を介して内管29を配置し、外管接続筒部21
aの内側に、断熱用空間27を介して内管接続筒部29
aを配置してなる二重管型排気マニホールドにおいて、
内管29の外周に、環状突出部29bを一体形成し、こ
の環状突出部29bの頂部29cを、外管21の内周に
密着してなることを特徴とする。
二重管型排気マニホールドに関し、簡易な手段で、内管
の熱膨張あるいは熱収縮による熱応力を緩和することの
できる二重管型排気マニホールドを提供することを目的
とする。 【解決手段】 外管21の側壁面に形成される外管接続
筒部21aの開口端に、シリンダヘッド取付用のフラン
ジ25を接続するとともに、外管21の内側に、断熱用
空間27を介して内管29を配置し、外管接続筒部21
aの内側に、断熱用空間27を介して内管接続筒部29
aを配置してなる二重管型排気マニホールドにおいて、
内管29の外周に、環状突出部29bを一体形成し、こ
の環状突出部29bの頂部29cを、外管21の内周に
密着してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
のシリンダヘッドに取り付けられる排気マニホールドに
係わり、特に、外管と内管との二重構造を備えた二重管
型排気マニホールドに関する。
のシリンダヘッドに取り付けられる排気マニホールドに
係わり、特に、外管と内管との二重構造を備えた二重管
型排気マニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、排ガス中の有害ガスを浄化する触
媒コンバータの触媒活性を、エンジンの始動直後にも低
下させないように、排ガス温度低下防止用の断熱用空間
を備えた二重管型排気マニホールドが開発されている。
図3は、このような従来の二重管型排気マニホールドの
一例を示しており、外管1の長尺方向の開口端には、触
媒コンバータ側への取付用のフランジ3が配置されてい
る。
媒コンバータの触媒活性を、エンジンの始動直後にも低
下させないように、排ガス温度低下防止用の断熱用空間
を備えた二重管型排気マニホールドが開発されている。
図3は、このような従来の二重管型排気マニホールドの
一例を示しており、外管1の長尺方向の開口端には、触
媒コンバータ側への取付用のフランジ3が配置されてい
る。
【0003】また、外管1の側壁面には、所定間隔を置
いて、先端先細り状の外管接続筒部1aが3箇所形成さ
れている。これらの外管接続筒部1aの開口端には、シ
リンダヘッド取付用のフランジ5が配置されている。ま
た、外管1の略中央の外周には、環状突出部1bが形成
され、この環状突出部1bの内側には、ステンレス鋼の
細線をメリヤス状に編み込んだ緩衝材7が配置されてい
る。
いて、先端先細り状の外管接続筒部1aが3箇所形成さ
れている。これらの外管接続筒部1aの開口端には、シ
リンダヘッド取付用のフランジ5が配置されている。ま
た、外管1の略中央の外周には、環状突出部1bが形成
され、この環状突出部1bの内側には、ステンレス鋼の
細線をメリヤス状に編み込んだ緩衝材7が配置されてい
る。
【0004】さらに、外管1および外管接続筒部1aの
内側には、断熱用空間9を介して、内管11および内管
接続筒部11aが配置されている。この内管11は、図
4に示すように、横断面方向に2分割され、外管1の環
状突出部1bの内側の位置で、一方の分割開口端11b
が、他方の分割開口端11cに挿入されている。
内側には、断熱用空間9を介して、内管11および内管
接続筒部11aが配置されている。この内管11は、図
4に示すように、横断面方向に2分割され、外管1の環
状突出部1bの内側の位置で、一方の分割開口端11b
が、他方の分割開口端11cに挿入されている。
【0005】そして、緩衝材7が、内管11の外周と、
外管1の環状突出部1bの内周とに密着されている。ま
た、図5に示すように、外管1の外管接続筒部1aの先
端が、内管接続筒部11aの外周に溶接13aされてい
る。そして、内管接続筒部11aの先端が、フランジ5
の開口穴5aの内周に溶接13bされ、外管1と内管1
1とが、フランジ5に固定されている。
外管1の環状突出部1bの内周とに密着されている。ま
た、図5に示すように、外管1の外管接続筒部1aの先
端が、内管接続筒部11aの外周に溶接13aされてい
る。そして、内管接続筒部11aの先端が、フランジ5
の開口穴5aの内周に溶接13bされ、外管1と内管1
1とが、フランジ5に固定されている。
【0006】上述した二重管型排気マニホールドでは、
緩衝材7により、内管11が外管1の内側の所定の位置
に規制される。そして、エンジンの始動,停止により、
内管11が長尺方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に
は、緩衝材7により所定の位置に規制されたまま、内管
11の分割開口端11b,11cが自在に移動し、内管
11に発生する局部的な熱応力が緩和される。
緩衝材7により、内管11が外管1の内側の所定の位置
に規制される。そして、エンジンの始動,停止により、
内管11が長尺方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に
は、緩衝材7により所定の位置に規制されたまま、内管
11の分割開口端11b,11cが自在に移動し、内管
11に発生する局部的な熱応力が緩和される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の二重管型排気マニホールドでは、外管1に環
状突出部1bを形成し、さらに、内管11を2分割して
分割開口端11b,11cを形成したため、外管1およ
び内管11の形状が複雑になるという問題があった。
うな従来の二重管型排気マニホールドでは、外管1に環
状突出部1bを形成し、さらに、内管11を2分割して
分割開口端11b,11cを形成したため、外管1およ
び内管11の形状が複雑になるという問題があった。
【0008】また、環状突出部1bと内管11の分割開
口端11b,11cとの間に配置される緩衝材7が高価
であるため、部品コストが増大するという問題があっ
た。本発明は、かかる従来の問題点を解決するためにな
されたもので、簡易な手段で、内管の熱膨張あるいは熱
収縮による熱応力を緩和することのできる二重管型排気
マニホールドを提供することを目的とする。
口端11b,11cとの間に配置される緩衝材7が高価
であるため、部品コストが増大するという問題があっ
た。本発明は、かかる従来の問題点を解決するためにな
されたもので、簡易な手段で、内管の熱膨張あるいは熱
収縮による熱応力を緩和することのできる二重管型排気
マニホールドを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の二重管型排気
マニホールドは、外管の側壁面に形成される外管接続筒
部の開口端に、シリンダヘッド取付用のフランジを接続
するとともに、前記外管の内側に、断熱用空間を介して
内管を配置し、前記外管接続筒部の内側に、断熱用空間
を介して内管接続筒部を配置してなる二重管型排気マニ
ホールドにおいて、前記内管の外周に、環状突出部を一
体形成し、この環状突出部の頂部を、前記外管の内周に
密着してなることを特徴とする。
マニホールドは、外管の側壁面に形成される外管接続筒
部の開口端に、シリンダヘッド取付用のフランジを接続
するとともに、前記外管の内側に、断熱用空間を介して
内管を配置し、前記外管接続筒部の内側に、断熱用空間
を介して内管接続筒部を配置してなる二重管型排気マニ
ホールドにおいて、前記内管の外周に、環状突出部を一
体形成し、この環状突出部の頂部を、前記外管の内周に
密着してなることを特徴とする。
【0010】請求項2の二重管型排気マニホールドは、
請求項1記載の二重管型排気マニホールドにおいて、前
記内管の前記内管接続筒部を、前記外管の前記外管接続
筒部より短く形成し、前記外管接続筒部の内側に、円筒
部材を配置し、この円筒部材の先端を、前記外管接続筒
部の開口端に溶接するとともに、前記円筒部材の後端
を、前記内管接続筒部の開口端に挿入してなることを特
徴とする。
請求項1記載の二重管型排気マニホールドにおいて、前
記内管の前記内管接続筒部を、前記外管の前記外管接続
筒部より短く形成し、前記外管接続筒部の内側に、円筒
部材を配置し、この円筒部材の先端を、前記外管接続筒
部の開口端に溶接するとともに、前記円筒部材の後端
を、前記内管接続筒部の開口端に挿入してなることを特
徴とする。
【0011】(作用)請求項1の二重管型排気マニホー
ルドでは、内管の外周に、環状突出部が一体形成され、
この環状突出部の頂部が、外管の内周に密着される。そ
して、内管が、外管の内側の所定の位置に規制される。
また、エンジンの始動,停止により、内管が熱膨張ある
いは熱収縮した際には、環状突出部が、頂部と外管の内
周との密着状態を維持しながら変形し、内管に発生する
局部的な熱応力が緩和される。
ルドでは、内管の外周に、環状突出部が一体形成され、
この環状突出部の頂部が、外管の内周に密着される。そ
して、内管が、外管の内側の所定の位置に規制される。
また、エンジンの始動,停止により、内管が熱膨張ある
いは熱収縮した際には、環状突出部が、頂部と外管の内
周との密着状態を維持しながら変形し、内管に発生する
局部的な熱応力が緩和される。
【0012】請求項2の二重管型排気マニホールドで
は、外管接続筒部の開口端に円筒部材の先端が溶接さ
れ、この円筒部材の後端が、内管接続筒部の開口端に挿
入される。また、エンジンの始動,停止により、内管接
続筒部が熱膨張あるいは熱収縮した際には、内管接続筒
部の開口端が、開口端の内周と円筒部材の外周との密着
状態を維持しながら移動し、内管に発生する局部的な熱
応力が緩和される。
は、外管接続筒部の開口端に円筒部材の先端が溶接さ
れ、この円筒部材の後端が、内管接続筒部の開口端に挿
入される。また、エンジンの始動,停止により、内管接
続筒部が熱膨張あるいは熱収縮した際には、内管接続筒
部の開口端が、開口端の内周と円筒部材の外周との密着
状態を維持しながら移動し、内管に発生する局部的な熱
応力が緩和される。
【0013】そして、内管接続筒部に発生する熱応力
が、環状突出部に伝わることなく緩和され、環状突出部
の頂部と、外管の内周との所望の密着性が維持される。
が、環状突出部に伝わることなく緩和され、環状突出部
の頂部と、外管の内周との所望の密着性が維持される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
用いて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の二重管型排気マニホール
ドの一実施形態(請求項1ないし請求項2に対応する)
を示しており、図1において、符号21は、例えば、肉
厚1.5mmのステンレス鋼等からなる長尺状の外管で
ある。この外管21の長尺方向の開口端には、触媒コン
バータ側への取付用のフランジ23が配置されている。
ドの一実施形態(請求項1ないし請求項2に対応する)
を示しており、図1において、符号21は、例えば、肉
厚1.5mmのステンレス鋼等からなる長尺状の外管で
ある。この外管21の長尺方向の開口端には、触媒コン
バータ側への取付用のフランジ23が配置されている。
【0016】また、外管21の側壁面には、所定間隔を
置いて、例えば、肉厚1.5mmのステンレス鋼等から
なる円筒状の外管接続筒部21aが3箇所形成されてい
る。この外管接続筒部21aの開口端側は、先細り状に
形成され、これらの開口端に、シリンダヘッド取付用の
フランジ25が配置されている。
置いて、例えば、肉厚1.5mmのステンレス鋼等から
なる円筒状の外管接続筒部21aが3箇所形成されてい
る。この外管接続筒部21aの開口端側は、先細り状に
形成され、これらの開口端に、シリンダヘッド取付用の
フランジ25が配置されている。
【0017】また、外管21および外管接続筒部21a
の内側には、断熱用空間27を介して、例えば、肉厚
0.5mmのステンレス鋼等からなる内管29および内
管接続筒部29aが配置されている。この内管29の略
中央の外周には、環状突出部29bが一体形成され、こ
の環状突出部29bの頂部29cが、外管21の内周に
密着されている。
の内側には、断熱用空間27を介して、例えば、肉厚
0.5mmのステンレス鋼等からなる内管29および内
管接続筒部29aが配置されている。この内管29の略
中央の外周には、環状突出部29bが一体形成され、こ
の環状突出部29bの頂部29cが、外管21の内周に
密着されている。
【0018】また、内管接続筒部29aは、外管接続筒
部21aより短く形成されている。さらに、外管接続筒
部21aの内側には、先端を外管接続筒部21aの開口
端に合わせて、例えば、肉厚0.5mmのステンレス鋼
等からなる円筒部材31が配置されている。この円筒部
材31の先端側には、外管接続筒部21aの開口端の内
径に合わせて大径部31aが形成され、後端側には、内
管接続筒部29aの開口端の内径に合わせて小径部31
bが形成されている。
部21aより短く形成されている。さらに、外管接続筒
部21aの内側には、先端を外管接続筒部21aの開口
端に合わせて、例えば、肉厚0.5mmのステンレス鋼
等からなる円筒部材31が配置されている。この円筒部
材31の先端側には、外管接続筒部21aの開口端の内
径に合わせて大径部31aが形成され、後端側には、内
管接続筒部29aの開口端の内径に合わせて小径部31
bが形成されている。
【0019】そして、図2に示すように、円筒部材31
の大径部31aと、外管接続筒部21aの開口端とが、
フランジ25の開口穴25aの内周に溶接33されてい
る。また、円筒部材31の小径部31bが、内管接続筒
部29aの開口端に挿入されている。上述した二重管型
排気マニホールドでは、内管29の環状突出部29bに
より、内管29が、外管21の内側の所定の位置に規制
される。
の大径部31aと、外管接続筒部21aの開口端とが、
フランジ25の開口穴25aの内周に溶接33されてい
る。また、円筒部材31の小径部31bが、内管接続筒
部29aの開口端に挿入されている。上述した二重管型
排気マニホールドでは、内管29の環状突出部29bに
より、内管29が、外管21の内側の所定の位置に規制
される。
【0020】そして、エンジンの始動,停止により、内
管29が長尺方向に熱膨張あるいは熱収縮した際には、
環状突出部29bが、頂部29cと外管21の内周との
密着状態を維持しながら変形し、内管29に発生する局
部的な熱応力が緩和される。さらに、内管接続筒部29
aが軸長方向に熱膨張あるいは熱収縮した際には、内管
接続筒部29aの開口端が、開口端の内周と、円筒部材
31の小径部31bの外周との密着状態を維持しながら
移動し、内管29に発生する局部的な熱応力が緩和され
る。
管29が長尺方向に熱膨張あるいは熱収縮した際には、
環状突出部29bが、頂部29cと外管21の内周との
密着状態を維持しながら変形し、内管29に発生する局
部的な熱応力が緩和される。さらに、内管接続筒部29
aが軸長方向に熱膨張あるいは熱収縮した際には、内管
接続筒部29aの開口端が、開口端の内周と、円筒部材
31の小径部31bの外周との密着状態を維持しながら
移動し、内管29に発生する局部的な熱応力が緩和され
る。
【0021】そして、内管接続筒部29aに発生する熱
応力が、環状突出部29bに伝わることなく緩和され、
環状突出部29bの頂部29cと、外管21の内周との
所望の密着性が維持される。以上のように構成された二
重管型排気マニホールドでは、内管29の外周に、環状
突出部29bを一体形成し、この環状突出部29bの頂
部29cを、外管21の内周に密着させたので、エンジ
ンの始動,停止により発生する内管29の長尺方向への
熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、環状突出部29b
が、頂部29cと外管21の内周との密着状態を維持し
ながら変形することができ、簡易な手段で、内管29の
熱膨張あるいは熱収縮により発生する長尺方向の熱応力
を緩和することができる。
応力が、環状突出部29bに伝わることなく緩和され、
環状突出部29bの頂部29cと、外管21の内周との
所望の密着性が維持される。以上のように構成された二
重管型排気マニホールドでは、内管29の外周に、環状
突出部29bを一体形成し、この環状突出部29bの頂
部29cを、外管21の内周に密着させたので、エンジ
ンの始動,停止により発生する内管29の長尺方向への
熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、環状突出部29b
が、頂部29cと外管21の内周との密着状態を維持し
ながら変形することができ、簡易な手段で、内管29の
熱膨張あるいは熱収縮により発生する長尺方向の熱応力
を緩和することができる。
【0022】また、外管接続筒部21aの開口端に円筒
部材31の先端を溶接33し、この円筒部材31の小径
部31bを、内管接続筒部29aの開口端に挿入したの
で、内管接続筒部29aの軸長方向への熱膨張あるいは
熱収縮に合わせて、内管接続筒部29aの開口端が、開
口端の内周と円筒部材31の小径部31bの外周との密
着状態を維持しながら移動することができ、内管29の
熱膨張あるいは熱収縮により発生する内管接続筒部29
aの軸長方向の熱応力を緩和することができる。
部材31の先端を溶接33し、この円筒部材31の小径
部31bを、内管接続筒部29aの開口端に挿入したの
で、内管接続筒部29aの軸長方向への熱膨張あるいは
熱収縮に合わせて、内管接続筒部29aの開口端が、開
口端の内周と円筒部材31の小径部31bの外周との密
着状態を維持しながら移動することができ、内管29の
熱膨張あるいは熱収縮により発生する内管接続筒部29
aの軸長方向の熱応力を緩和することができる。
【0023】このため、内管接続筒部29aに発生する
熱応力による環状突出部29bの横断面方向への変形を
防止することができ、環状突出部29bの頂部29c
と、外管21の内周との所望の密着性を維持することが
できる。なお、上述した実施形態では、内管29の環状
突出部29bを1箇所形成した例について述べたが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、環状突出部29bを、内管29の長尺方向に間隔を
置いて複数形成しても良く、あるいは、蛇腹状に複数隣
接して形成しても良い。
熱応力による環状突出部29bの横断面方向への変形を
防止することができ、環状突出部29bの頂部29c
と、外管21の内周との所望の密着性を維持することが
できる。なお、上述した実施形態では、内管29の環状
突出部29bを1箇所形成した例について述べたが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、環状突出部29bを、内管29の長尺方向に間隔を
置いて複数形成しても良く、あるいは、蛇腹状に複数隣
接して形成しても良い。
【0024】また、上述した実施形態では、内管29の
環状突出部29bを一体形成した例について述べたが、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例
えば、内管29と別に製作した環状突出部材を、分割し
た内管29の開口端に挿入しても良い。
環状突出部29bを一体形成した例について述べたが、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例
えば、内管29と別に製作した環状突出部材を、分割し
た内管29の開口端に挿入しても良い。
【0025】そして、上述した実施形態では、外管21
の肉厚を1.5mmにした例について述べたが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、
1.2mmにしても良い。また、上述した実施形態で
は、内管29および円筒部材31の肉厚を0.5mmに
した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、例えば、0.4mmにしても良
い。
の肉厚を1.5mmにした例について述べたが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、
1.2mmにしても良い。また、上述した実施形態で
は、内管29および円筒部材31の肉厚を0.5mmに
した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、例えば、0.4mmにしても良
い。
【0026】さらに、上述した実施形態では、外管21
をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、
鋳鉄あるいはアルミニウム合金等で形成しても良い。そ
して、上述した実施形態では、内管29および円筒部材
31をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、アルミニウム合金等で形成しても良い。
をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、
鋳鉄あるいはアルミニウム合金等で形成しても良い。そ
して、上述した実施形態では、内管29および円筒部材
31をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、アルミニウム合金等で形成しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の二重管
型排気マニホールドでは、内管の外周に、環状突出部を
一体形成し、この環状突出部の頂部を、外管の内周に密
着させたので、エンジンの始動,停止により発生する内
管の熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、環状突出部が、
頂部と外管の内周との密着状態を維持しながら変形する
ことができ、簡易な手段で、内管の熱膨張あるいは熱収
縮により発生する熱応力を緩和することができる。
型排気マニホールドでは、内管の外周に、環状突出部を
一体形成し、この環状突出部の頂部を、外管の内周に密
着させたので、エンジンの始動,停止により発生する内
管の熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、環状突出部が、
頂部と外管の内周との密着状態を維持しながら変形する
ことができ、簡易な手段で、内管の熱膨張あるいは熱収
縮により発生する熱応力を緩和することができる。
【0028】請求項2の二重管型排気マニホールドで
は、外管接続筒部の開口端に円筒部材の先端を溶接し、
この円筒部材の後端を、内管接続筒部の開口端に挿入し
たので、エンジンの始動,停止により発生する内管接続
筒部の熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、内管接続筒部
の開口端が、開口端の内周と円筒部材の外周との密着状
態を維持しながら移動することができ、内管の熱膨張あ
るいは熱収縮により発生する熱応力を緩和することがで
きる。
は、外管接続筒部の開口端に円筒部材の先端を溶接し、
この円筒部材の後端を、内管接続筒部の開口端に挿入し
たので、エンジンの始動,停止により発生する内管接続
筒部の熱膨張あるいは熱収縮に合わせて、内管接続筒部
の開口端が、開口端の内周と円筒部材の外周との密着状
態を維持しながら移動することができ、内管の熱膨張あ
るいは熱収縮により発生する熱応力を緩和することがで
きる。
【0029】このため、内管接続筒部に発生する熱応力
による環状突出部の横断面方向への変形を防止すること
ができ、環状突出部の頂部と、外管の内周との所望の密
着性を維持することができる。
による環状突出部の横断面方向への変形を防止すること
ができ、環状突出部の頂部と、外管の内周との所望の密
着性を維持することができる。
【図1】本発明の二重管型排気マニホールドの一実施形
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図2】図1の円筒部材の接続状態の詳細を示す断面図
である。
である。
【図3】従来の二重管型排気マニホールドを示す側面図
である。
である。
【図4】図3の緩衝材の密着状態を示す断面図である。
【図5】図3の外管および内管と、フランジとの接続状
態の詳細を示す断面図である。
態の詳細を示す断面図である。
21 外管 21a 外管接続筒部 25 フランジ 27 断熱用空間 29 内管 29a 内管接続筒部 29b 環状突出部 29c 頂部 31 円筒部材 31a 大径部(先端) 31b 小径部(後端) 33 溶接
Claims (2)
- 【請求項1】 外管(21)の側壁面に形成される外管
接続筒部(21a)の開口端に、シリンダヘッド取付用
のフランジ(25)を接続するとともに、前記外管(2
1)の内側に、断熱用空間(27)を介して内管(2
9)を配置し、前記外管接続筒部(21a)の内側に、
断熱用空間(27)を介して内管接続筒部(29a)を
配置してなる二重管型排気マニホールドにおいて、 前記内管(29)の外周に、環状突出部(29b)を一
体形成し、この環状突出部(29b)の頂部(29c)
を、前記外管(21)の内周に密着してなることを特徴
とする二重管型排気マニホールド。 - 【請求項2】 請求項1記載の二重管型排気マニホール
ドにおいて、 前記内管(29)の前記内管接続筒部(29a)を、前
記外管(21)の前記外管接続筒部(21a)より短く
形成し、前記外管接続筒部(21a)の内側に、円筒部
材(31)を配置し、この円筒部材(31)の先端(3
1a)を、前記外管接続筒部(21a)の開口端に溶接
(33)するとともに、前記円筒部材(31)の後端
(31b)を、前記内管接続筒部(29a)の開口端に
挿入してなることを特徴とする二重管型排気マニホール
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7119397A JPH10266845A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 二重管型排気マニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7119397A JPH10266845A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 二重管型排気マニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266845A true JPH10266845A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13453597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7119397A Pending JPH10266845A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 二重管型排気マニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6874317B2 (en) | 2001-06-18 | 2005-04-05 | Calsonic Kansei Corporation | Double pipe exhaust manifold |
JP2010518317A (ja) * | 2007-02-16 | 2010-05-27 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 複数の燃焼室を備えた内燃機関 |
DE102014114002A1 (de) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Abgaskrümmer |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7119397A patent/JPH10266845A/ja active Pending
Cited By (6)
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US8291880B2 (en) | 2007-02-16 | 2012-10-23 | Daimler Ag | Internal combustion engine comprising several combustion chambers |
DE102014114002A1 (de) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Abgaskrümmer |
CN105587391A (zh) * | 2014-09-26 | 2016-05-18 | 本特勒尔汽车技术有限公司 | 排气弯管 |
US9689302B2 (en) | 2014-09-26 | 2017-06-27 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Exhaust manifold |
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