JPH1122454A - 低騒音型二重管 - Google Patents

低騒音型二重管

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JPH1122454A
JPH1122454A JP18331797A JP18331797A JPH1122454A JP H1122454 A JPH1122454 A JP H1122454A JP 18331797 A JP18331797 A JP 18331797A JP 18331797 A JP18331797 A JP 18331797A JP H1122454 A JPH1122454 A JP H1122454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
flange
collar
double pipe
welded
Prior art date
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Pending
Application number
JP18331797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kosuge
浩 小菅
Shunichi Ide
俊一 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音低減効果の大きい低騒音型二重管の提
供。 【解決手段】 内管11と外管12とから二重管をフラ
ンジ13に溶接した低騒音型二重管において、内管11
と外管12との間に隙間を保持して内管11と外管12
を非接触状態とした低騒音型二重管10。上記におい
て、フランジ13をカラー付きフランジ13から構成
し、内管11をカラー付きフランジ13に差し込み溶接
した低騒音型二重管10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内管の中で流体に
脈動が発生するがそれによる外管からの放射音は低くさ
れた低騒音型二重管に関する。
【0002】
【従来の技術】内管の中で脈動が発生する二重管とし
て、たとえば内燃機関の二重管エキゾストマニホルドが
あり、たとえば特開平8−338240号公報に開示さ
れている。従来の二重管エキゾストマニホルドのシリン
ダヘッドへの連結側フランジ近傍の構造は、図3に示す
ように、内管1、外管2、およびフランジ3から構成さ
れている。外管2はフランジ3近傍で縮径されて内管1
に接触しており、内管1は端部でフランジ3の内面に溶
接され、外管2は端部でフランジ3の裏面3aに溶接さ
れるとともに、内管1の外面に溶接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構造には
つぎの問題があった。フランジ近傍で内管と外管が接触
しているので、内燃期間からの排気ガスが内管内を脈動
を伴って流れる時に、内管が高周波で振動し、それが内
管と外管との接触部で外管に伝わり、外管が振動して音
を放射し、騒音の問題を生じる。音の伝達を抑制するた
めに外管を縮径しないでストレートに延ばしてフランジ
裏面に溶接すると、内管が外管に支持されなくなる分、
内管の支持剛性がさがり、内管の振動振幅が大になっ
て、二重管にしたことによる騒音低減効果が減少されて
しまい、期待した程の騒音低減効果が得られない。本発
明の課題は、騒音低減効果が大きい低騒音型二重管を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 内管と外管とからなる二重管をフランジに溶接
した低騒音型二重管において、内管と外管との間に間隔
を保持して内管と外管を非接触状態としたことを特徴と
する低騒音型二重管。 (2) フランジをカラー付きフランジから構成し、内
管をカラー付きフランジに差し込み溶接し、外管をカラ
ーより半径方向外方でフランジ溶接した(1)記載の低
騒音型二重管。
【0005】上記(1)の低騒音型二重管では、内管と
外管を非接触としてフランジに溶接したので、内管と外
管の接触による内管から外管への振動の伝達はなく、内
管がその内部を流れる流体の脈動によって振動しても、
外管に伝わりにくい。内管の振動はフランジに伝達され
るが、フランジは半径方向に剛性が高く外管に振動を伝
達しにくい。その結果、外管からの放射音のレベルは減
少する。上記(2)の低騒音型二重管では、フランジを
カラー付きとし、内管をカラー付きフランジに差し込ん
でフランジに溶接したので、内管はカラー付きフランジ
のカラー部によって外側から支持され、内管の支持剛性
は高く、脈動による内管の振動自体が抑えらえる。これ
と、内管と外管の非接触構造による振動伝達抑制によっ
て、効果的に外管からの放射音レベルが抑えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明実施例の低騒音型二
重管の構造を示し、図2はこれを適用した内燃機関の二
重管エキゾストマニホルドを示している。図1におい
て、低騒音型二重管10は、内管11と外管12と、カ
ラー付きフランジ13と、を有する。低騒音型二重管1
0の材料は、金属であり、たとえばステンレスである。
【0007】内管11は、フランジ13側の端部近傍で
ストレートに延び、カラー付きフランジ13のフランジ
部13aの内面に溶接部14にて溶接されると共に、カ
ラー付きフランジ13のカラー部13bの、フランジ部
部13aと反対側の端部と、溶接部15にて溶接されて
いる。
【0008】外管12は、カラー付きフランジ13の近
傍でストレートに延び、外管端部でカラー付きフランジ
13のフランジ部13aの裏面13c(フランジシール
面と反対側の面)に溶接部16にて溶接されている。外
管12の内面と内管の外面との間には隙間が保持され、
これによって内管11と外管12は非接触となってい
る。内管11の壁と外管12の壁はフランジ13近傍で
平行であり、隙間分だけ離れている。
【0009】カラー付きフランジ13は、平板状のフラ
ンジ部13aとそれと直交方向に延びる直円筒状のカラ
ー部13bとからなる。カラー付きフランジ13は、た
とえばフランジ部13aに形成した丸穴にパイプ状のカ
ラー部13bを差し込んでフランジ部13aとカラー部
13bを一体に溶接して作製されるか、あるいは削り出
しで作製されてもよい。カラー部13bの長さは内管1
1の外面に接触して内管11を十分な剛性をもって支持
できる長さとされており、たとえば、従来の外管の縮径
部の長さとほぼ同じ長さであってもよい。カラー付きフ
ランジ13のカラー部13bは内管11と外管12との
間に位置し、カラー部13bの内面と内管11の外面は
カラー部13bの軸方向全長にわたって接触しており、
カラー部13bの外面と外管12の内面との間には隙間
がある。
【0010】上記低騒音二重管10は、図2に示すよう
に、内燃機関の二重管エキゾストマニホルド20の、各
枝管21の内燃機関のシリンダヘッド22への取付け側
端部に適用することができる。その場合は、カラー付き
フランジ13はシリンダヘッドへの装着フランジであ
り、カラー付きフランジ13とシリンダヘッド22との
間にはガスケットが装着される。上記低騒音二重管10
の適用対象は内燃機関の二重管エキゾストマニホルドに
限るものではなく、内部に脈動(圧力変動)をもって流
体(ガス、液体の何れでもよい)が流れるものであれば
適用でき、その低騒音化構造として利用できる。
【0011】つぎに、作用を説明する。たとえば、二重
管エキゾストマニホルドの場合、内燃機関からの高温
(たとえば、約800℃以上)の排気ガスが脈動をもっ
て内管11の中を流れる。その時、内管11は流体の脈
動により、とくにその高周波成分により振動する。しか
し、内管11がカラー付きフランジ13によって高剛性
で支持されているため、カラー無しフランジで支持され
た場合に比べて、内管11の振動は、抑制される。ま
た、内管11は、互いに軸方向に離れた溶接2箇所でカ
ラー付きフランジ13に固定されているため、内管が熱
膨張逃がしのために溶接なしでフランジやスペーサに支
持されている場合に比べると、内管の摺動は抑えられ
る。これらによって、内管11自体が従来に比べて振動
しにくくなる。
【0012】また、内管11が振動しても、内管11と
外管12とが非接触であるから、内管11から外管12
への直接の振動伝達がない。内管11と外管12はカラ
ー付きフランジ13のフランジ部13aを介してつなが
っているが、フランジ部13aは半径方向に極めて大き
な剛性を有するので、内管11が振動しても、その振動
はフランジ部13aで抑制され後外管12に伝わること
になるので、外管12への振動の伝達は抑制される。そ
の結果、外管12の振動は、従来に比べて大幅に抑制さ
れており、騒音上の問題を生じないレベルにまで抑制さ
れる。
【0013】また、内管11と外管12を非接触とした
ので、接触させた場合に生じていた内管11から外管1
2への熱伝導による外管12の過熱および周辺機器の過
熱の問題も抑制される。内管11と外管12との間には
運転時に熱膨張差が生じるが、エキゾストマニホルドの
枝管自体が曲がり管からなるので、その曲がり部の変形
などで容易に吸収される。
【0014】
【発明の効果】請求項1の低騒音型二重管によれば、内
管と外管とを非接触としたので、内管から外管への振動
の伝達を抑制でき、外管からの放射音を低減することが
できる。請求項2の低騒音型二重管によれば、内管をカ
ラー付きフランジに差し込み溶接したので、内管の支持
剛性を高くすることができ、内管自体の振動を抑制で
き、請求項1の効果に加えてさらに騒音を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明実施例の低騒音型二重管の一部分
の断面図である。
【図2】図2は図1の低騒音型二重管のを内燃機関の二
重管エキゾストマニホルドに適用した場合の正面図であ
る。
【図3】従来の二重管の一例としての二重管エキゾスト
マニホルドの断面図である。
【符号の説明】
10 低騒音型二重管(二重管エキゾストマニホルド) 11 内管 12 外管 13 カラー付きフランジ 13a フランジ部 13b カラー部 13c フランジ部裏面 14、15、16 溶接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管と外管とからなる二重管をフランジ
    に溶接した低騒音型二重管において、 内管と外管との間に間隔を保持して内管と外管を非接触
    状態としたことを特徴とする低騒音型二重管。
  2. 【請求項2】 フランジをカラー付きフランジから構成
    し、内管をカラー付きフランジに差し込み溶接し、外管
    をカラーより半径方向外方でフランジ溶接した請求項1
    記載の低騒音型二重管。
JP18331797A 1997-07-09 1997-07-09 低騒音型二重管 Pending JPH1122454A (ja)

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JP18331797A JPH1122454A (ja) 1997-07-09 1997-07-09 低騒音型二重管

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000077386A1 (fr) * 1999-06-16 2000-12-21 Aichi Kikai Kogyo Kabushiki Kaisha Collecteur d'admission pour un moteur a combustion interne
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KR101540326B1 (ko) * 2014-03-07 2015-07-30 삼성중공업 주식회사 부식방지기능을 갖춘 파이프 구조체 및 그 제조방법

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